JP2559434Y2 - 電磁駆動バルブ - Google Patents

電磁駆動バルブ

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JP2559434Y2
JP2559434Y2 JP5717491U JP5717491U JP2559434Y2 JP 2559434 Y2 JP2559434 Y2 JP 2559434Y2 JP 5717491 U JP5717491 U JP 5717491U JP 5717491 U JP5717491 U JP 5717491U JP 2559434 Y2 JP2559434 Y2 JP 2559434Y2
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寺内勝実
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はソレノイドコイルに通電
してバルブを駆動するバルブ駆動装置において、これに
通電した時の立上り特性を改善しようとする電磁駆動バ
ルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンの吸排気バルブは、ク
ランク軸の回転に対応して作動するリンクやカムなどに
より駆動される吸排気バルブが使用されているが、バル
ブの開閉タイミングの変更や、バルブの駆動力を適切に
制御するため、電磁力によるバルブ駆動装置が本出願人
により特開平2−181006号に示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の特許公開公報に
示された提案では、バルブのステム部に永久磁石を取付
け、その上方に電磁石を配置し、電磁石のコイルに電力
を供給して生ずる電磁力により永久磁石を駆動しバルブ
の開閉を行っているが、コイルには自己インダクタンス
や内部抵抗により定まる固有の時定数を有しており、こ
のため、磁束を生じさせる電力を印加しても、この時定
数により電流が遅れて磁力の立ち上りが遅れて磁力の立
ち上りに時間を要し制御性や応答性が悪化するという問
題がある。
【0004】本考案はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は電磁石に巻回した、コイルの見
かけ上のインダクタンスを減少させて、通電時の応答性
を向上させようとする電磁駆動バルブを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の考案の目的を達成
するために、本考案は、ソレノイド状に巻回されたコイ
ルに通電して電磁力により吸排気用のバルブを開閉駆動
せしめる電磁駆動バルブにおいて、前記のバルブを駆動
するメインコイルと、該メインコイルに対して自己の発
生する磁束を鎖交せしめる位置に巻回配置されたサブコ
イルと、メインコイルの動作時に発生する磁束の方向と
同方向にメインコイル内に磁束を発生させる励磁電流を
サブコイルに供給するサブコイルへの電流供給手段と、
前記サブコイルへの電流供給手段からサブコイルへの電
流供給を遮断するタイミングを検知する電流遮断時検知
手段と、電流遮断時検知手段がサブコイルへの電流供給
を遮断したことを検知したとき、サブコイルへの電流遮
断時にメインコイルに発生した逆起電力と同方向にメイ
ンコイルに電圧を印加せしめるメインコイルへの電流供
給手段と、を具備することを特徴とする電磁駆動バルブ
を提供する。
【0006】
【実施例】つぎに、本考案の実施例について図面を用い
て詳細に説明する。
【0007】図1は本考案にかかる電磁駆動バルブの一
実施例を示す構成ブロック図、図2は本実施例における
通電制御手段となるコントロール部のブロック図、図3
は電流波形のタイミングチャートを示す図面である。
【0008】これらの図面において、1は電磁バルブ
で、例えばエンジンの吸気流路に設けられてその開閉に
より、シリンダへの吸気を制御するものであり、強磁性
体からなるステム11はシリンダヘッド2のバルブガイ
ド21により保持され、電磁バルブ1の上昇時は下方の
弁部12はバルブシート22に密接するように形成され
ている。
【0009】3はソレノイド状に巻回されたメインコイ
ルで、通電により発生する磁力により、電磁バルブ1の
ステム11を吸引して吸気流路を閉鎖するもので、その
外周部分にはサブコイル4が巻回されており、該サブコ
イル4の巻回方向はメインコイル3と同方向に巻かれ、
その通電による磁束はメインコイル3にて生ずる磁場と
鎖交するように構成されている。
【0010】図1に示す通電制御手段となるコントロー
ル部は電子回路からなり、電磁バルブ1の駆動時には図
2に示すように、パルス発生回路により、メインコイル
の動作時に発生する磁束の方向と同方向にメインコイル
内に磁束を発生させる励磁電流をサブコイルに供給する
サブコイル駆動部(サブコイルへの電流供給手段)から
励磁電流をサブコイル4に通じて磁束を発生させ、つい
でその立下りとなる負エッジを検出(電流遮断時検知手
段)し、該検出と同時にメインコイル3へのパルスを発
生させてメインコイル駆動部を介してメインコイル3に
通電(メインコイルへの電流供給手段)し、ステム11
を吸引して電磁バルブ1を駆動するように構成されてい
る。
【0011】このように構成された本実施例の作動につ
いて説明すると、電磁バルブ1の駆動に際しては、コン
トロール部が図3に示すように、まずサブコイル4に励
磁信号を送って磁束を発生させ、通電のないメインコイ
ル3には、サブコイル4による磁束が鎖交することにな
る。
【0012】ついで、コントロール部はサブコイル4へ
の通電を断とするが、このときサブコイル4による磁束
が消滅されるとともにメインコイル3には該磁束の消滅
を妨げる、いわゆる逆起電力が生ずる。そしてコントロ
ール部はサブコイル4へ励磁信号のオフ時の立下りを検
出して同時にメインコイル3への通電を開始するため、
上述の逆起電力(電源の断に逆らう方向のため、通電時
の電流と同方向)と相俟ってメインコイル3に立上りの
早い磁束が得られ、この磁気力によって急速に電磁バル
ブ1が駆動されることになる。
【0013】以上、本考案を上述の実施例によって説明
したが、本考案の主旨の範囲内で種々の変形が可能であ
り、これらの変形を本考案の範囲から排除するものでは
ない。
【0014】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案は、
ソレノイド状に巻回されたコイルに通電して電磁力によ
り吸排気用のバルブを開閉駆動せしめる電磁駆動バルブ
において、前記のバルブを駆動するメインコイルと、該
メインコイルに対して自己の発生する磁束を鎖交せしめ
る位置に巻回配置されたサブコイルと、メインコイルの
動作時に発生する磁束の方向と同方向にメインコイル内
に磁束を発生させる励磁電流をサブコイルに供給するサ
ブコイルへの電流供給手段と、前記サブコイルへの電流
供給手段からサブコイルへの電流供給を遮断するタイミ
ングを検知する電流遮断時検知手段と、電流遮断時検知
手段がサブコイルへの電流供給を遮断したことを検知し
たとき、サブコイルへの電流遮断時にメインコイルに発
生した逆起電力と同方向にメインコイルに電圧を印加せ
しめるメインコイルへの電流供給手段と、を具備してい
るので、メインコイルへ励磁電流を供給しようとすると
きには、すでにメインコイル内には順向きの電圧が発生
しているので、磁束の立ち上がりが早くなり、バルブ駆
動装置の応答速度が改善されるばかりか、電源部に与え
る負担も従来例に比べて軽くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】本実施例におけるコントロール部のブロック図
である。
【図3】本実施例における電流波形のタイミング図であ
る。
【符号の説明】
1…電磁バルブ 3…メインコイル 4…サブコイル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソレノイド状に巻回されたコイルに通電し
    て電磁力により吸排気用のバルブを開閉駆動せしめる電
    磁駆動バルブにおいて、 前記のバルブを駆動するメインコイルと、 該メインコイルに対して自己の発生する磁束を鎖交せし
    める位置に巻回配置されたサブコイルと、 メインコイルの動作時に発生する磁束の方向と同方向に
    メインコイル内に磁束を発生させる励磁電流をサブコイ
    ルに供給するサブコイルへの電流供給手段と、 前記サブコイルへの電流供給手段からサブコイルへの電
    流供給を遮断するタイミングを検知する電流遮断時検知
    手段と、 電流遮断時検知手段がサブコイルへの電流供給を遮断し
    たことを検知したとき、サブコイルへの電流遮断時にメ
    インコイルに発生した逆起電力と同方向にメインコイル
    に電圧を印加せしめるメインコイルへの電流供給手段
    と、を具備することを特徴とする電磁駆動バルブ。
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