JP2559424B2 - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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JP2559424B2 JP62228408A JP22840887A JP2559424B2 JP 2559424 B2 JP2559424 B2 JP 2559424B2 JP 62228408 A JP62228408 A JP 62228408A JP 22840887 A JP22840887 A JP 22840887A JP 2559424 B2 JP2559424 B2 JP 2559424B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベーターの制御装置に係り、特に人間が
持ち歩く記憶媒体の信号を使つてエレベーター制御を行
うのに好適なシステムに関する。
〔従来の技術〕
従来のエレベーター制御はビル内の大きな人の流れ、
すなわち交通流を処理するように制御されている。事務
所ビルを例に取るとビル内の交通流は出勤時,午前平常
時,昼食時前半,昼食時後半,午後平常時,退勤時のよ
うに大きく分けられる。このような大きな流れとは別に
個々の人の移動を考えてみるとその人の属するセクシヨ
ンによつて移動する階は限定されることが多い。言い換
えればあるセクシヨンに属する人がエレベーターを利用
するときはそのセクシヨンの配置された階を中心にして
目的階もおおむね決まつている。
このような交通流に対し従来の制御方法は特開昭59−
82279号公報に開示されているように各々の時間帯の交
通流の特徴を、例えば1階で乗る人が多く5階で降りる
人が多いというマクロ的な情報として学習し、この情報
から1階で乗つた人は5階へ行く確率が高い事を予測
し、この交通流に最適になるような制御が行われてい
る。エレベーターを制御する上では人の移動の予測制度
が高いほどきめ細かな制御が行えるので、乗り場に到着
した個々の人がどの階に行く確率が高いかが分かれば運
転効率を向上することができる。しかし、従来は乗場に
到着した人の行き先階を検出する適当な方法が無かつ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般に人の流れを調査するには実際調査をする必要が
ある。この実態調査方法は、各階毎に乗り階階床名を記
入してある用紙を乗り場で乗客に手渡し、エレベーター
から降りた階で回収するという作業であるため予め利用
者に説明が必要であり利用客に負担をかけ、調査員も多
く必要であつた。そして、車椅子利用者やVIPには異な
つた色の用紙を渡す等の区別を行う必要もあつた。
本発明の目的は、乗り場に到着した一人一人の目的
階、特殊運転の必要性等を精度高く予測し、きめ細かな
制御が出来るようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記した実態調査方法と同等なことを人手
を介さずに行い、それをエレベーターを利用した人の個
人情報として記録することによつて達成される。具体的
には個人を特定できる携帯用記憶媒体を乗客に身につけ
てもらい、エレベーター乗り場とかご内に上記携帯用記
憶媒体と通信を行う通信装置を設置し、乗客の乗り階,
降り階,特殊運転記録,待時間等のエレベーター利用情
報を個人別に記録することで達成できる。この携帯用記
憶媒体は例えば社員証や名札に組み込まれるようなもの
である。
〔作用〕
上記した構成を取ることによりエレベーターを利用す
る毎に乗り階と降り階が個人情報として記憶され、さら
にエレベーターを利用した時刻や時間帯の信号も同時に
記憶しておけば次回以降エレベーターを利用するときは
その人が乗り場に接近したときにその人の目的階が予測
される。この予測目的階によりエレベーター制御装置
は、 (1)乗り場呼び,かご呼びを自動登録する。
(2)目的階をサービスできるエレベーターを割り当て
る。
(3)各階の到着時間を予測する。
(4)各階到着時のかご内人員を予測する。
等の制御ができる。
さらに、上記構成を取ることによつて次のようなこと
もできる。
(5)VIP運転,車椅子運転を行つた利用者を記憶さ
せ、上記利用者の乗り場への接近を検出し上記運転用の
制御を実施する。
(6)利用者の待時間を記録し、上記利用者の乗り場へ
の接近を検出し前回利用時の待時間が所定時間より長い
ときには待時間の短いエレベーターを割り当てる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第11図により説
明する。
第1図は本発明の全体構成図である。エレベーター制
御装置1は群管理制御装置2と各号機制御装置20,30,40
とデータバンク3から構成されており、群管理制御装置
と各号機制御装置はエレベーター制御に必要な信号を含
め種々の信号通信を行つている(この群管理制御装置,
各号機制御装置は公知のマイコン制御方式であるので群
細説明は省略する。)。データバンク3は群管理制御装
置2と各号機制御装置20,30,40のどれからでもアクセス
可能になつている。このデータバンク3は群管理制御装
置に組み込まれていて各号機制御装置と通信によりデー
タのアクセスを行う方式や、全く別のビルシステムに組
み込まれている構成が考えられるが本実施例ではエレベ
ーター制御装置1の中に設置されているものとする。各
階乗り場1F〜16Fの乗り場呼び釦11〜13の信号は乗り場
呼びLAN14により群管理制御装置に入力される。エレベ
ーターかご21,31,41(以下各号機で同じ物は図示上で1
の位の数字を同じにしてあるので10の位が2の物で代表
して説明する。)にはかご呼び釦22がありこの信号は通
信線23により号機制御装置20に入力される。かご内には
通信装置24が設置され、各階乗り場1F〜16Fのエレベー
ターの幕板部にもかご内に設置した通信装置と同じ通信
装置25〜27が設置されており通信装置LAN28により号機
制御装置20と信号伝送を行つている。この通信装置は号
機制御装置によつて制御された第2図で示すエレベータ
ー利用者が所持している名札に組み込まれた携帯用記憶
媒体と通信を行う。尚、この通信装置の通信可能範囲は
エレベーターかご内および乗り場の各エレベーター戸の
付近だけで送受信可能なものである。
第2図(a),(b)は携帯用記憶媒体の外形図と構
成図である。外形(a)は名札50になつており各人の所
属と名前が記入されている。裏面にはフツク51が付いて
いて胸ポケツトに止められるようになつている。この名
札の中の構成を(b)に示す。電源部52は以下に説明す
る各部への電源を供給する部分であり例えば薄型の電池
である。全体は主演算装置であるMPU53、通信用デバイ
ス54、他の名札との区別をするための情報受信情報を記
憶,保持するメモリー部55(例えば電気的書き込み消去
可能メモリーであるEEPROM)、このメモリーに書き込み
制御するメモリーライト部56、及び呼び出し音や表示を
制御する報知機制御部57から構成されている。通信用デ
バイス54は複数枚製作される名札毎に異なる周波数又は
コード等の他の名札と識別するための信号を使い、先に
説明した通信装置24〜27とデータの送受信をおこなう。
第2図(c)はデータバンク3の個人情報のデータテ
ーブルCTの構成を示す。個人情報は個人の名札No.毎に
複数組用意されている。各人のエレベーター利用情報デ
ータの一組は時間帯,乗り階,降り階,長待ちフラグ,
車椅子利用フラグ,VIP利用フラグ,その他情報から構成
されていて複数組の記録が出来るようになつている。時
間帯は出勤時,午前平常時,昼食時等を表わすコード番
号で示され、乗り階,降り階は階床名で示され、長待ち
フラグ,車椅子利用フラグ,VIP利用フラグは“1",“0"
のON/OFF情報で表わされている。
第3図はデータバンク3のエレベーター制御用テーブ
ル構成であり、ワークテーブルDB1と登録テーブルDB2の
2つのテーブルがある。ワークテーブルDB1は利用者の
付けている名札から受信した名札NO.によりその名札NO.
の人の情報を一時的に記録するテーブルであり、各階別
にテーブルが出来ていて各テーブルには複数組(複数
人)のデータが記憶出来るようになつている。ワークテ
ーブルDB1に記録されるデータは名札NO.,時間帯,乗り
階,降り階,長待ちフラグ,車椅子利用記録フラグ,VIP
利用フラグ,到着時刻から構成されている。名札NO.は
各名札に与えられた通信周波数又はコードNO.であり、
到着時刻はエレベーター制御装置が管理している時刻で
ある。その他のデータは第2図(c)で説明したデータ
と同じである。登録テーブルDB2は利用者毎の利用記録
を記憶するテーブルであり処理した順に記録される一連
のデータである。又、このデータは利用者の個人情報デ
ータテーブルCTを更新するためのデータでもある。登録
テーブルDB2に記録されるデータの構成はワークテーブ
ルDB1のデータ構成に乗り時刻と待時間と乗車時間のデ
ータが追加されたものである。
第4図〜第6図はエレベーター号機制御装置の概略ソ
フトウエアフローチヤートである。
第4図は全体処理フローチヤートである。号機制御装
置は電源が投入されるとまずステツプSF10でイニシヤル
処理を行う。この処理はメモリーのイニシヤライズや各
種入出力装置の初期設定を行う。次にステツプSF20でエ
レベーターの起動停止,かご呼び処理,ドアの開閉処理
等のエレベーター運転制御を行う。そしてステツプSF30
で各名札から発信される信号を基に乗り場利用者検出処
理を行い、ステツプSF40でエレベーター利用情報を個人
情報記録テーブルCTに記録させる処理を行う。そして電
源が遮断されるまでステツプSF20からステツプSF40まで
を繰り返す。
第5図は第4図ステツプSF30の乗り場利用者検出処理
の詳細処理フローチヤートである。ここでは検出した利
用者の情報を個人情報のデータテーブルCTからワークテ
ーブルDB1に記録する処理を行う。まずステップSG10で
処理階を一つ設定しステツプSG130で全階床の処理が終
了したかどうかを判定し、ステツプSG120で処理階床を
更新する。これで全階についてループ処理することを示
している。ステツプSG20では処理中の階の乗り場通信装
置が名札からの信号を受信したかどうかを判定し、受信
していなければステツプSG130へ飛び次の階の処理に移
る。受信していればステツプSG30で受信した名札No.が
既にワークテーブルに登録されているかどうか判定す
る。登録されていればステツプSG110へ飛び他の名札の
処理に移る。登録されていなければその名札の所持者が
新たに乗り場に到着したものであるからステツプSG40〜
ステツプSG100でワークテーブルにその人のデータの登
録処理を行う。登録内容は名札No.、乗り場への到着時
刻、現在と同時間帯のエレベーターの利用記録(乗り
階,降り階)、長待ち記録、車椅子呼び、VIP呼びの利
用記録である。1つの名札の登録処理が終了するとステ
ツプSG105で処理を行つた名札の信号発行停止処理を行
う。これは通信周波数を各名札に割り当てて名札の区別
をする場合には不用であるが、コード番号を割り当てて
名札の区別をする場合には処理時間の低減のためにやつ
ておく必要がある。名札はこの信号発行停止処理によつ
て信号発行(送信)を停止するが、乗り場から離れて乗
り場通信装置からの停止信号が無くなつたり他のかご内
通信装置からの受信があつた場合には再度信号発行(送
信)を行う。
第6図は第4図ステツプSF40のエレベーター利用情報
を登録テーブルDB2と個人情報データテーブルCTに記録
させる処理の詳細処理フローチヤートである。まずステ
ツプSH10でエレベーターが戸開中かどうかを判定し、ス
テツプSH20かご内通信装置が名札からの信号を受信して
いるかどうかの判定を行う。この判定で戸開中かつかご
内に人が居るときはステツプSH30へ進み、それ以外のと
きは処理を終了する。ステツプSH30では受信した名札N
o.が既に登録テーブルに記録されているかどうかを判定
し、記録されていなければその階で乗つた人と判定し、
ステツプSH40〜SH120利用記録登録処理、行き先階かご
呼び登録処理、ワークテーブルの消去処理を実行する。
記録されていれば他階から乗つた人と判定し、ステツプ
SH150〜SH160の降り階更新処理をする。ステツプSH40〜
SH90の利用記録登録処理は、名札No.、乗り階、現在の
時刻と乗り場到着時刻の差で求めた待時間、この求めた
待時間が長待ちであるかどうかの判定結果、車椅子運
転、VIP運転の記録を登録テーブルに記録する。次にス
テツプSH100〜SH110でワークテーブルのその人の記録に
降り階データが記録されていれば降り階のかご呼びを登
録し、ステツプSH120でその人のワークテーブルデータ
の消去を行う。一方、他階から乗つた人のデータはステ
ツプSH150とSH160で降り階データをエレベーター停止階
床名を更新し乗車時間を更新する。登録テーブルの処理
が終了すると次にステツプSH130で利用者の個人情報デ
ータテーブルCTへの記録処理を行う。この書き込みデー
タは第3図(b)で説明した登録テーブルのデータを第
2図(c)で説明したフオーマツトに変換して書き込み
指示を出す。この書き込み処理では、最新データのフラ
グを立てたり、既登録済データの同じ内容の利用記録で
あつた場合の重複利用回数を付加する処理が行われる。
そして、ステツプSH140で他の名札からの信号を受信し
たかどうかを判定し、受信していればステツプSH30へ飛
びその処理をする。ここでもコード番号を割り当てて名
札の区別をする場合には特定の名札と通信をするための
信号発行停止処理が行われていて、各階に停止するたび
に再度信号発信を許可するようになつている。又、ここ
では各階で戸開する毎に降り階と乗車時間のデータ更新
を行つたが、別方法として人の降りを検出したときに一
回だけデータ更新をしても同じ作用である。
第7図〜第11図はエレベーター群管理制御装置の概略
ソフトウエアフローチヤートである。
第7図は全体処理フローチヤートである。群管理制御
装置は電源が投入されるとまずステツプSK10でイニシヤ
ル処理を行う。この処理はメモリーのイニシヤライズや
各種入出力装置の初期設定を行う。次にステツプSK20で
ワークテーブルに登録された情報を使つて呼び登録処理
と呼び割り当て処理を行う。ステツプSK30ではワークテ
ーブルに登録された情報を使つて各階の到着時間、各階
到着時のかご内重量の予測制御を行う。ステツプSK40で
はワークデータDB1のリフレツシユ処理を行う。これ
は、エレベーター乗り場を通路として使用した人のデー
タがワークテーブルに残つてしまうのでこれをクリアす
る処理である。以上の処理が終わつた後、ステツプSK50
で乗り場呼びによる呼び登録や呼び割り当てや交通需要
の判定処理等の通常のエレベーター群管理制御を行う。
ステツプSK60は登録テーブルのデータ集計処理である。
そして電源が遮断されるまでステツプSK20からステツプ
SK60までを繰り返す。
第8図はワークテーブルDB1のデータを使つた呼び登
録処理と呼び割り当て処理の詳細処理フローチヤートで
ある。まずステツプSL10で処理階を一つ設定しステツプ
SL100で全階床の処理が終了したかどうかを判定し、ス
テツプSL110で処理階床を更新する。これで全階につい
てループ処理することを示している。ステツプSL20では
該当する処理階のワークテーブルにデータが登録されて
いるかどうかを判定する。登録されていなければステツ
プSL100へ飛び次の階の処理に移る。登録されていれば
ステツプSL30〜SL95でその階のデータ処理を行う。ま
ず、ステツプSL30で降り階データの有無を判定しなけれ
ばステツプSL60へ飛ぶ。降り階データがあればステツプ
SL40〜SL50でその登録されている複数の降り階に対応し
た上下または降り階床行きの乗り場呼びを登録して応答
灯を点灯させ、階床不揃い階や不停止階のチエツクを行
い降り階がサービスできる号機を選択する。次にステツ
プSL60〜ステツプSL70で車椅子運転利用記録、VIP運転
利用記録の有無を判定し、あればその運転用の呼び登録
処理を行う。ステツプSL80〜SL90では長待ちフラグを判
定し長待ちが記録されていれば優先呼び割り当て要求を
発生させる。以上の処理で判定した呼び割り当ての条件
に従つてステツプSL95で呼び割り当て処理を行い割り当
て号機を決定してステツプSL100へ進む。
第9図は第7図のステツプSK30の予測制御の詳細フロ
ーチヤートである。まずステツプSM10で処理号機を一つ
設定しステツプSM60で全号機の処理が終了したかどうか
を判定し、ステツプSM80で処理号機を更新する。これで
全号機についてループ処理することを示している。各号
機についてはSM20で現在のエレベーターの位置を処理階
に設定しステツプSM50で全階床の処理が終了したかどう
かを判定し、ステツプSM70で処理階床を更新する。これ
で全階床についてループ処理することを示している。ス
テツプSM30〜SM40では第8図で説明した割り当て呼びと
降り階情報と既に各号機毎に決定している停止情報と乗
降人数情報を使つて各階到着時の予測かご内人数、予測
到着時間を求める。この予測かご内人数演算方法は現在
のかご内人数に対し各階での乗り人数を加算し降り人数
を減算する公知の方法であり、予測到着時間演算方法も
各階の走行時間と停止階での停止時間を加算する公知の
方法である。
第10図はワークテーブルDB1のリフレツシユ処理の詳
細フローチヤートである。ここでは乗り場に来た後エレ
ベーターの利用を中止した人やエレベーターホールを通
路として利用した人によつて登録されたデータのリフレ
ツシユを行う。まずステツプSN10で処理階を一つ設定し
ステツプSN50で全階床の処理が終了したかどうかを判定
し、ステツプSN60で処理階床を更新する。これで全階に
ついてループ処理することを示している。ステツプSN20
では処理階のワークテーブルにデータが記録されている
かどうかを判定し、記録されていなければステツプSN50
へ飛ぶ。記録されていればステツプSN30〜SN40で各デー
タの到着時刻と現在時刻から待時間を求め、所定値以上
かどうかを判定し、所定値以上であれば当該データをク
リアする。この所定値は5分程度の大きさでありエレベ
ーター利用が行われなかつたことを判定するための時間
である。従つて、この判定は複数台エレベーターが停止
したにもかかわらずデータが残つていることで判定して
も良い。このデータクリア回数を各階毎、時間帯毎に記
録しておくことによつてデータクリア回数が多い階や時
間帯については第8図で説明した呼びの自動登録処理を
止めることもできる。
第11図は登録テーブルDB2のデータ集計処理の詳細フ
ローチヤートである。ステツプSP10で時間帯が変化した
かどうか判定し、変化していなければ処理を終了する。
変化していれば以下の処理を行う。各階毎の乗降人数、
待時間、長待ち確率等の統計処理を行つた後、前回まで
の利用情報と今回の利用内容を比較して利用者別,階床
別,時間帯別の情報の確信度を更新する。次に時系列に
なつている利用情報を入力としてその時間帯の最適呼び
割り当て評価式や最適制御パラメータを求めるためのシ
ミユレーシヨンを実行する。ここでシミユレーシヨンに
処理時間がかかるのであれば、ソフトウエアをマルチタ
スク構成として下位タスクで実行させたり、別のマイコ
ンに処理させる構成とすれば良い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、持ち運び可能な
複数の記憶媒体と、上記記憶媒体の一つを選択して通信
を行う通信装置をかご内または乗り場に設け、この記憶
媒体を所持した人のエレベーター利用情報を記憶し、前
回のエレベーター利用時までに記憶されているエレベタ
ー利用情報を受信して複数のエレベーターを制御するよ
うにしたので乗り場に到着した一人一人の目的階,特殊
運転の必要性等を精度高く予測でき、きめ細かなサービ
スが出来るという効果がある。
尚、本実施例では携帯記憶媒体と通信を行う通信装置
をかご内と乗り場幕板部に設けたが、設置場所を追加し
て乗り場釦付近にも設置して乗り場釦が操作されたとき
に通信を行うようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成図、第2図は携帯
用記憶媒体の外形図と構成図、第3図はデータバンク3
のテーブル構成図、第4図〜第6図はエレベーター号機
制御装置の概略ソフトウエアフローチヤート、第7図〜
第11図はエレベーター群管理制御装置の概略ソフトウエ
アフローチヤートである。 1……エベレーター制御装置、2……群管理制御装置、 3……データバンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B66B 1/20 B66B 1/20 S 3/00 3/00 K N

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の階床をサービスする複数のエレベー
    ターとこれを制御するエレベーター制御装置を備えたも
    のにおいて、持ち運び可能な複数の通信機能を備えた記
    憶媒体と、上記複数の記憶媒体の一つを選択して通信を
    行う通信装置をかご内と乗り場に設け、上記エレベータ
    ー制御装置は少なくとも上記記憶媒体を所持した人のエ
    レベータ利用情報を記憶し、上記記憶媒体を所持した人
    の乗場への接近を検出して、前回エレベーター利用時ま
    でに記憶されているエレベーター利用情報に基づいて上
    記複数のエレベーターを制御するようにしたことを特徴
    とするエレベーターの制御装置。
JP62228408A 1987-09-14 1987-09-14 エレベーターの制御装置 Expired - Lifetime JP2559424B2 (ja)

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