JP2559323Y2 - グレーチング材を用いた床装置 - Google Patents

グレーチング材を用いた床装置

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JP2559323Y2
JP2559323Y2 JP1990110123U JP11012390U JP2559323Y2 JP 2559323 Y2 JP2559323 Y2 JP 2559323Y2 JP 1990110123 U JP1990110123 U JP 1990110123U JP 11012390 U JP11012390 U JP 11012390U JP 2559323 Y2 JP2559323 Y2 JP 2559323Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として建物内の広い空間内に設置され
るステージ型の床装置に関するものである。
従来の技術 一般に、上記のように建物内の広い空間内にステージ
型の床を浮いた状態に取り付けて、デザイン上のアクセ
ントを持たせることが考えられている。この場合、鉄骨
構造建築物のこの種の床は、鉄骨の床フレームにコンク
リート製床板などの床材を取り付けたものが用いられて
いる。
考案が解決しようとする課題 このように、建物内の広い空間にアクセントを持たせ
るための床としては、あまり重厚なものはかえってアク
セントとしての意味を失い、床が目立ち過ぎるといった
欠点がある。このような理由から、上記従来のように鉄
骨の床フレームにコンクリート板等の床板を取り付けた
ものは、非常に重々しい床となって、好ましくない結果
を生ずる。また、この種の床装置においては、通常は、
水平耐力を持たせるため、床フレーム内にX方向のブレ
ースを取付けることが行われているが、上記のように浮
き床としたものでは、その裏面側にブレースが露出し、
下から見上げたときの外観が悪いという欠点がある。
この考案は、これら従来の欠点を解消して、アクセン
トとしての意味を失うような重々しさがなく、かつ、下
から見上げたときの外観を損なうことのない床を提供
し、併せて、この目的を達成するためグレーチング材を
用いた場合に、そのグレーチング材の簡単な取付構造を
提供することを目的としてなされたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案は、複数のH型
鋼をそのフランジが上下平行となるようにして接合して
床フレームを構成し、この床フレームの下側のフランジ
上に多数の桟材からなる金属製のグレーチング材を取付
け、このグレーチング材上に天板を介してその上に木根
太を固定するとともに、更にその木根太の上に下地板を
介して床板を敷設し、前記グレーチング材から床板まで
の床構成部材を前記床フレームから突出しないようにそ
の床フレームの厚さの範囲内に納めたことを特徴とす
る。
作用 上記この考案の構成によれば、まず、床フレームの下
側のフランジ上に多数の桟材からなるグレーチング材を
取付け、このグレーチング材の上面に各種の床構成部材
を順次取付けて床フレームの厚さの範囲内に納めている
から、下から見たとき隙間の多いグレーチング材が軽量
な感じを与えて重々しい感じがなく、しかも床構成部材
が床フレームから上方に突出して露出することがないの
で、外観が良好になる。またこのグレーチング材がブレ
ースとしての機能を果たす。他方、そのグレーチング材
の取付は、予め床フレームに取り付けたボルトとそのボ
ルトに外嵌した押さえ金具で締め付け固定される。
実施例 以下、この考案の実施例をその床の取付構造とともに
説明する。
第6図は、床フレームの取付構造を示したもので、
1、1は、そのフランジ2、2が上下平行となるように
して配置されたH型鋼からなる建物の構造梁を示してい
る。3、3…は、同じくH型鋼からなり、そのフランジ
4、4が左右平行となるようにして設置された建物の構
造柱で、そのウエブ5の中央に、帯状のリブ板26、26が
フランジ4、4と平行にそのウエブ5表裏両面に予め溶
接されている。この図では示されていないが、梁1は、
柱3の上端に渡して取付けられる。6は床フレームで、
4本のH型鋼を方形枠状に接合したもので、H型鋼のフ
ランジ7、7が上下平行となるようにして互いに溶接さ
れている。この図において、図の左手前が床前部側であ
って、まず、後部側において、その上方を梁1のウエブ
8側面に溶接したスチフナープレート9へ吊り柱10上端
の垂直プレート11を固定し、この吊り柱10下端の水平プ
レート12を床フレーム6の上面へ固定して支持してい
る。他方、前部側においても、その上端を上方の梁1の
側面に固定したパイプ状の吊り柱13を下方に垂下させ
て、その下端で床フレーム6を支持している。
第7図、第8図は、上記前部側を支持する吊り柱13の
詳細な取付構造を示しており、吊り柱13の上端には、そ
の端面からある長さにわたってスリット14が形成され、
このスリット14に垂直な取付プレート15が差し込まれて
溶接されるている。他方、梁1のウエブ8側面にはスチ
フナープレート16が予め溶接されており、このスチフナ
ープレート16と取付プレート15とを互いに重ねるととも
に、それらに合致して形成したボルト穴に差し込んだボ
ルト17で、取付プレート15を梁1へ固定している。他
方、吊り柱13の下端においては、第9図及び第10図のよ
うに、その上端と同様に、下端面からある長さにわたっ
てスリット18が形成され、このスリット18に垂直な下部
取付プレート19の中間が挿入して溶接されている。この
取付プレート19の一端が、床フレーム6のウエブ20側面
に形成したスチフナープレート21へ重ねて、それらに貫
通して差し込んだボルト22で床フレーム6をこの取付プ
レート19へ固定している。同じく取付プレート19の他端
には、平面からみてU字型に屈曲した支持金具23が、そ
の屈曲部の外側において溶接されており、この支持金具
23の左右の支持片間の隙間24に、前記構造柱3のリブ板
26が挿入され、同じく支持片の外側からこの支持片に各
々ねじ込んだボルト25、25の先端が、リブ板26に当接さ
れてこのリブ板26を挾持し、これによって、床フレーム
6の前部側の横揺れを防止している。
第11図及び第12図は、床フレーム6の後部側の横揺れ
防止構造を示している。図において、28、29は左右一対
の支持プレートで、その一方の支持プレート28の基端30
が垂直に側方に折曲され、他方の支持プレート29の基端
はストレート状となっている。そのストレートな基端面
が床フレーム6のウエブ20側面に溶接したスチフナープ
レート21の一側面に、垂直に折曲された基端30の先端面
が他方の側面に当接されている。これら両支持プレート
28、29と床フレーム6のウエブ20側面に固着したスチフ
ナープレート21とには、互いに一致するようにしてボル
ト穴31、32が形成され、それらのボルト穴31、32に貫通
して差し込んだボルト33とナット34で、支持プレート2
8、29をスチフナープレート21に取付けるとともに、両
支持プレート28、29の先端側で床フレーム6側方の構造
柱3における垂直方向のフランジ4を挾持し、これによ
って、左右方向の横揺れを防止するようにしている。
第13図は、横揺れ防止装置の別の例であって、一対の
両支持プレート28、29の基端を共にストレート状とし
て、第12図と同じく床フレーム6のスチフナープレート
21にボルト33で取付け、一方の支持プレート28の先端側
を相手方フランジ4フレームの位置に合わせてZ形に折
曲36して、その面をフランジ4の側面に当接している。
他方の支持プレート29の先端側はコの字形に折曲35され
て、その先端がフランジ4の他方の側面に当接されて、
この折曲部35の外側から支持片29にねじ込んだボルト37
の先端をフランジ4に当接させて、これらによってフラ
ンジ4を挾持している。
上記のようにして取付けられた床フレーム6内には、
第1図〜第3図のように、多数の帯状の桟材40、40…を
平行に配置するとともに、それらの桟材40、40…を直角
方向の捻り連結棒41で連結したグレーチング材42が、そ
の床フレーム6内の空間全面を塞ぐようにして取付けら
れる。グレーチング材42は、その桟材40の両端が床フレ
ーム6の下側のフランジ7上面に載置されて設置されて
いる。そのフランジ7の上面には、複数本のボルト44が
予め立設した状態で溶接されており、このボルト44が桟
材40、40間の隙間内に突出するように配置されている。
45は、側面から見て概略倒立Ω形状に折曲された押さえ
金具で、その左右両片が互いに隣接する桟材40の上面に
跨って載置されると共に、中央部に形成したボルト穴に
前記のボルト44先端を挿入して押さえ金具45をボルト44
に外嵌し、更にその先端に螺合したナット46を締め付け
て、この押さえ金具45でグレーチング材42を押圧固定し
ている。第5図は、床フレーム6を下方から見た図で、
このようにグレーチング材42が床裏面の模様を構成して
いる。
次に、上記グレーチング材42の上面には、下から順に
カラー合板等からなる天板48、複数本の木根太49、パー
チクルボード等からなる下地板50、多数のフローリング
材からなる床板51が取付けられる。まず、第3図のよう
に、グレーチング材42の前記互いに平行な一対の桟材4
0、40の上面に跨って、薄肉金属板からなる支持プレー
ト52が、予め溶接して取付けられている。そして、この
支持プレート52の上面に天板48が載置され、同じく支持
プレート52の中央に形成したネジ穴53へ、下側からビス
54を挿入してその先端をこの天板48へねじ込んで固定す
るようにしている。この天板48の上面に設置される木根
太49は、その天板48の下側からねじ込むビス55によって
固定される。更に、この根太49の上面に下地板50が敷設
されるとともに、その上に前記の床板51が設置される。
これらの床板51の端面には、その一方に突条56が、他方
に溝57が形成され、これらを互いに嵌合させている。そ
の際、最端部に配置される床板51の突条56が、床フレー
ム6の上部フランジ7の下面にはめ込まれて、上方への
浮き上がりを防止している。また、このような構成によ
り、グレーチング材42から床板51までの床構造部材が、
床フレーム6から突出しないようその床フレーム6の厚
さの範囲内に納められている。
考案の効果 以上のように、この考案では、床フレームの下側のフ
ランジ上にグレーチング材を取り付けて、そのグレーチ
ング材の上部にその他の床構成部材を設置するようにし
ているから、建物内の広い空間内にアクセント状に張り
出して設置した場合でも、グレーチング材が下側から見
上げた際の外観を構成するので、重々しい感じがなく、
そのようなアクセントとしての意味を損なうことがな
い。この場合、グレーチング材自身がブレースを兼ねる
ので、従来のようにX型のブレースを用いる必要がな
く、この点からも外観を損なうことがない。更に、この
考案では、グレーチング材の上に単に天板を設置するの
みでなく、その上に木根太を取り付けて、更にその上に
下地板を介して床板を敷設しているから、グレーチング
材という簡易な部材を使用したものでありながら見た目
の品質感に優れ、歩行時の騒音も低減されるので、住宅
にも使用できる程の質感の高いものが得られる。しか
も、グレーチング材から床板までの床構成部材を床フレ
ームから突出しないようにその床フレームの厚さの範囲
内に納めているから、木根太等の端部が露出して外観を
損なうといった不具合が生じず、床フレームの上側フラ
ンジに他部材を取付けるときに床構成部材が邪魔になら
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す床フレーム部分の要
部縦断面図、第2図は、グレーチング材の取付部の要部
斜視図、第3図は、グレーチング材を縦断して示す要部
縦断面図、第4図は、床構成部材を取り付けた床装置の
要部の縦断面図、第5図は、床フレームを裏面からみた
底面図、第6図は、床フレームの取付構造を示す要部の
斜視図、第7図は、吊り柱上端の取付構造を示す側面
図、第8図は、同じく平面図、第9図は、吊り柱下端の
取付構造を示す側面図、第10図は、同じく平面図、第11
図は、床フレームの後部側の横揺れ防止構造を示す平面
図、第12図は、同じく分解斜視図、第13図は、横揺れ防
止構造の他の実施例を示す平面図である。 6…床フレーム、7…フランジ、40…桟材、42…グレー
チング材、44…ボルト、45…押さえ金具、48…天板、49
…根太、50…下地板、51…床板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のH型鋼をそのフランジが上下平行と
    なるようにして接合して床フレームを構成し、この床フ
    レームの下側のフランジ上に多数の桟材からなる金属製
    のグレーチング材を取付け、このグレーチング材上に天
    板を介してその上に木根太を固定するとともに、更にそ
    の木根太の上に下地板を介して床板を敷設し、前記グレ
    ーチング材から床板までの床構成部材を前記床フレーム
    から突出しないようにその床フレームの厚さの範囲内に
    納めたことを特徴とするグレーチング材を用いた床装
    置。
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JPH0348349Y2 (ja) * 1985-09-12 1991-10-16
JPH0615129Y2 (ja) * 1988-07-22 1994-04-20 日立プラント建設株式会社 グレーチング止め金具

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