JP2559222Y2 - カム研削用ワークドライバ - Google Patents

カム研削用ワークドライバ

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JP2559222Y2
JP2559222Y2 JP1992038324U JP3832492U JP2559222Y2 JP 2559222 Y2 JP2559222 Y2 JP 2559222Y2 JP 1992038324 U JP1992038324 U JP 1992038324U JP 3832492 U JP3832492 U JP 3832492U JP 2559222 Y2 JP2559222 Y2 JP 2559222Y2
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JP
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drive pin
work
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arm
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文敏 寺崎
定巳 近藤
志芳 勝又
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Okuma Corp
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Okuma Corp
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は主軸の回転角(C軸)と
砥石台のX軸の関係を正確に保つ必要のある非円形状ワ
ーク研削用に用いられるワークドライブピンに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】円筒研削盤において、両センタ間に円筒
形状ワークWBを支持して研削加工を行う場合、図6,
図7に示すように主軸台101の駆動円板102の側面
にドライブピン103を植設し、ワークWBに切欠き溝
104aを有するU字形の回し金104を取付け、この
回し金の切欠き溝104a内にドライブピンを隙間を有
して挿通してワークWBの回転を行っていた。このよう
に円筒形状ワークのような一般的な研削加工において
は、ドライブピンと溝との間に隙間があっても支障がな
いが、図8に示すような非円形状ワークWAの場合、砥
石台のX軸往復運動とワークのC軸回転運動とを同期さ
せねばならず、ドライブピンと回し金の間に隙間があっ
ては不都合が生じる。このため従来は、切欠き溝105
aを有するU字形の回し金105にボルト106を設け
て、ドライブピン103を押さえ込んで固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたボ
ルトでドライブピンを固定する方法は、例えば図9に示
すようにドライブピン103の取付け精度が悪いと、ワ
ークWAを矢印の方向に曲げようとする力が働く。また
図10に示すように切欠き溝104aが傾いていると、
ワークWAを矢印の方向に曲げようとする力が働いて、
ともに研削加工精度を悪くするという問題点を有してい
る。本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みなされたものであり、その目的とするところはワーク
取付時にワークを歪ませる力が働かず、自動開閉可能な
ワークドライバを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案におけるカム研削用ワークドライバは、両セン
タ間に非円形状ワークを支持して研削を行う円筒研削盤
において、前記ワークに着脱可能に取付けられワーク回
転中心に対し直角に突出した円柱状のアームを有する回
し金と、主軸台に回転可能に設けられた駆動円板の前端
面に突設され前記アームの円柱面と直交する蒲鉾形の固
定側ドライブピンと、前記駆動円板の前端面に前記固定
側ドライブピンの外方に突設されたピンに枢支され前記
蒲鉾形の固定側ドライブピンと平行でその円弧面と対向
する円弧面を形成する蒲鉾形の把持側ドライブピンを先
端に有する把持レバーと、前記把持側ドライブピンを固
定側ドライブピン側に常時付勢するばねとを含んでな
り、アームの円柱面と固定側ドライブピンの円弧面及び
把持側ドライブピンの円弧面とを点接触としその接触点
がワーク中心に対しほぼ同一円周上に位置するように構
成したものである。また、主軸台に設けられ前記把持レ
バーの外端に当接して前記ばねの力に抗して前記把持側
ドライブピンを開ける流体圧駆動手段を設けたなるもの
である。
【0005】
【作用】非円形状ワークに円柱状のアームを有する回し
金を取付けて、非円形状ワークを両センタ間で支持す
る。次いで開閉手段によりドライブピンが閉じアームの
円柱面の両側を固定側ドライブピンの円弧面と把持側ド
ライブピンの円弧面との点接触によってアームを挟持し
て、研削加工が行われる。研削加工が終わるとC軸制御
により駆動円板が予め求めてある開閉位置まで回転し、
ドライブピン部材が流体圧駆動手段に対する所定位置に
停止し、流体圧駆動で把持側ドライブピンが開く。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図5を参照して説明す
る。図2の円筒研削盤において、ベッド1上前側に設け
られたZ軸方向の案内上にテーブル2が移動位置決め可
能に載置されており、テーブル2上に主軸台3と心押台
4が対向して取付けられている。更にベッド1上後側に
設けられたX軸方向の案内上に、砥石台5が移動位置決
め可能に載置されており、砥石台5に砥石軸6が回転可
能に支持され、砥石軸6の先端に砥石7が着脱可能に取
付けられている。主軸台3には主軸が固着されており、
主軸先端のテーパ穴にセンタ8が着脱可能に嵌挿されて
いる。また心押台4には心押軸が軸方向移動可能に嵌挿
されており、心押軸先端のテーパ穴にセンタ9が着脱可
能に嵌挿されている。
【0007】更に主軸台3には主軸のまわりを回転する
駆動円板11が回転可能に設けられており、駆動円板1
1はC軸モータ12により回転される。駆動円板11の
前端面には蒲鉾形の固定側ドライブピン13が直角に植
設されており、蒲鉾形の把持側ドライブピン14aを一
体に有する把持レバー14は、把持側ドライブピン14
aが固定側ドライブピン13に対して平行で互いの蒲鉾
形の円弧面がワーク回転中心に対し同一円上においてほ
ぼ対向するように駆動円板の前端面に枢設けたピン15
により旋回可能に枢支されている。ピン15は固定側ド
ライブピン13より外方で且つ後述の回し金の中心及び
そのアームの中心軸と一線となりうる位置に設けられて
いる。そして把持レバー14は駆動円板11に一端が固
着されているばね16により常時把持側ドライブピン1
4aが固定側ドライブピン13側に閉じ勝手に付勢され
ており、固定側ドライブピン13及び把持側ドライブピ
ン14aの対向面13a,14bはそれぞれ円弧断面形
状に形成されている。
【0008】更に主軸台3上には流体圧シリンダ17が
X軸方向後向きに固着されており、流体圧シリンダ17
のピストン18と一体のピストンロッド19の先端で、
ばね16の力に抗して把持レバー14を旋回して把持側
ドライブピン14を開閉するようになっている。一方、
両センタ8,9間に回転可能に支持される非円形状ワー
クWAには、回し金21がボルト22により着脱可能に
取付けられており、回し金21は円柱状のアーム21a
がその中心軸を回し金中心を通る位置に一体に有してい
る。そしてこの円柱状のアーム21aはドライブピン1
3,14aの円弧面で直角に挟持されて回転中心に対し
ほぼ同一円周上で点接触となっている。
【0009】続いて本実施例の作用を図5のフローチャ
ートに従って説明する。ステップS1において、流体圧
シリンダ17の後室に圧力流体が供給されてピストン1
8が把持側ドライブピン14aを開けた状態において
し金21が取付けられた未加工ワークWAが両センタ
8,9間に取付けられ、ステップS2において、流体圧
シリンダ17の前室に圧力流体が供給されてピストン1
8が後退し、ステップS3において、ピストンロッド1
9の先端が把持レバー14から離れて、ばね16により
ドライブピンが閉じ、回し金21のアーム21aを挟持
する。次いでステップS4において、研削加工が開始さ
れ、ステップS5において、研削加工が終わると、ステ
ップS6において、NCのC軸制御で駆動円板11が所
定位置に停止される。次いでステップS7において、シ
リンダ17のピストン18が前進し、ステップS8にお
いてばね16の力に抗して把持アーム14を旋回してド
ライブピンが開き、ステップS9において、加工済ワー
クが取外される。
【0010】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。非円形状ワークに取付け
た回し金の円柱状のアームを、当接面が円弧断面形状
なす蒲鉾形の二本のドライブピンにより直角に挟持して
同一円周上の点接触でドライブするようにしたので、両
センタ間に支持したワークに歪みを発生させる力が働か
ず、加工精度が向上する。また把持側ドライブピンを流
体圧駆動により自動開閉するようにしたので、ワークの
自動着脱ができるようになり、無人化運転が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカム研削用ワークドライバの正面図
である。
【図2】円筒研削盤の正面図である。
【図3】非円形状ワークに取付けた回し金の正面図であ
る。
【図4】ワークドライバの上視図である。
【図5】本実施例の作用説明用フローチャート図であ
る。
【図6】従来の一般ワーク用ドライバの側面図である。
【図7】図6の回し金の正面図である。
【図8】従来の非円形ワークに用いる回し金の正面図で
ある。
【図9】従来のドライブピン取付不良によるワークへの
影響を表す説明図である。
【図10】従来の非円形ワーク用回し金の切欠き溝の工
作不良によるワークへの影響を表す説明図である。
【符号の説明】
3 主軸台 8,9 センタ 11 駆動円板 13 固定側ド
ライブピン 14 把持レバー 14a 把持側
ドライブピン 16 ばね 17 流体圧シ
リンダ 21 回し金 21a アーム WA 非円形状ワーク

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両センタ間に非円形状ワークを支持して
    研削を行う円筒研削盤において、前記ワークに着脱可能
    に取付けられワーク回転中心に対し直角に突出した円柱
    状のアームを有する回し金と、主軸台に回転可能に設け
    られた駆動円板の前端面に突設され前記アームの円柱面
    と直交する蒲鉾形の固定側ドライブピンと、前記駆動円
    板の前端面に前記固定側ドライブピンの外方に突設され
    たピンに枢支され前記蒲鉾形の固定側ドライブピンと平
    行でその円弧面と対向する円弧面を形成する蒲鉾形の把
    持側ドライブピンを先端に有する把持レバーと、前記把
    持側ドライブピンを固定側ドライブピン側に常時付勢す
    るばねとを含んでなり、アームの円柱面と固定側ドライ
    ブピンの円弧面及び把持側ドライブピンの円弧面とを点
    接触としその接触点がワーク中心に対しほぼ同一円周上
    に位置するように構成したことを特徴とするカム研削用
    ワークドライバ。
  2. 【請求項2】 主軸台に設けられ前記把持レバーの外端
    に当接して前記ばねの力に抗して前記把持側ドライブピ
    ンを開ける流体圧駆動手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のカム研削用ワークドライバ。
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JPH0715718Y2 (ja) * 1990-05-07 1995-04-12 日本製紙株式会社 ロール研磨機のロール吃回り防止装置

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