JP2559000Y2 - 電磁弁手動装置 - Google Patents

電磁弁手動装置

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JP2559000Y2
JP2559000Y2 JP1991094059U JP9405991U JP2559000Y2 JP 2559000 Y2 JP2559000 Y2 JP 2559000Y2 JP 1991094059 U JP1991094059 U JP 1991094059U JP 9405991 U JP9405991 U JP 9405991U JP 2559000 Y2 JP2559000 Y2 JP 2559000Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電磁駆動される一対の弁
体を備えた電磁弁において、弁体を手動開放するための
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁弁には、弁体を開放
する位置に各プランジャを切換ロックするために一対の
操作レバーが配設されており、これらの操作レバーの切
換配置によって各プランジャは互いに独立してロック位
置と非ロック位置とに切換配置される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の電磁弁では一対
の操作レバーのうちの一方をロック位置に切換操作する
場合には、予め他方の操作レバーのロック解除を行って
おかねばならないが、解除忘れ等の虞れがある。解除忘
れにより両操作レバーを共にロック位置に切換配置して
しまうと、両方のプランジャがロックがされてしまい、
電磁弁手動装置の本来の機能が阻害される。更に、狭い
スペースに2つの操作レバーが集中配置した従来構成で
は各レバーの相互の操作位置が狭くなり、電磁弁手動装
置に好適な操作性を確保することができない。
【0004】本考案は上記の事情に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、優れた操作性を備えると共に、ロ
ック解除忘れ等を確実に回避することができ、切換軸や
カム体に損傷が起こりにくく、しかも各部品の製作に際
しての高精度加工が不要な電磁弁手動装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の考案では、電磁駆動される一対
の弁体を備えた電磁弁における手動装置において、前記
一対の弁体に連結する一対のプランジャを弁体の開放位
置にロックする位置と非ロック位置とに切換配置するた
めの一対の切換軸をその軸線方向に沿って移動可能にか
つ前記プランジャに対して直交する方向から直かに係合
可能に設けると共に、隆起したカム部がカム部形成面の
所定領域に形成されているカム体を有しかつそのカム部
のカム作用によって両切換軸をその軸線方向に移動させ
て切換操作するための共通の回動切換操作体を、両切換
軸とは別個に設け、両切換軸の一端に前記カム体の前記
カム部形成面を当接させるとともに、両切換軸の軸線上
に両切換軸の軸線方向に加わる圧接力を吸収する弾性体
を配置し、両プランジャを共に非ロック位置に切り換え
る中立位置と、第1のプランジャのみをロック位置に切
り換える第1の切換位置と、第2のプランジャのみをロ
ック位置に切り換える第2の切換位置とに切換配置する
カム作用関係を前記両切換軸と回動切換操作体との間に
設定している。請求項2に記載の考案では、請求項1に
おいて、前記カム体は収容体の収容空間内に収容され、
前記弾性体は前記カム体の前記カム部形成面の反対側面
と前記収容体の内壁との間に介在され、前記両切換軸の
他端には前記両切換軸を前記カム体の方向へ付勢する付
勢手段が配置されているとしている。 請求項3に記載の
考案では、請求項1または2において、前記カム体及び
前記弾性体はともにリング状であり、前記カム体の中心
孔には切換つまみの軸部が一体回動可能に嵌合され、前
記カム体の周縁には一対の直線部が形成され、前記収容
体の内壁には前記各直線部が当接するストッパ面が形成
されているとしている。
【0006】
【作用】請求項1〜3に記載の考案の構成では回動切換
操作体の共通化が図られており、両切換軸と回動切換操
作体との間に設定されたカム作用関係に基づき、両切換
軸は共通化された1つの回動切換操作体の切換操作によ
って、3つの位置に切換配置される。従って、一方の切
換軸をロックすれば他方の切換軸が非ロック状態にな
り、解除忘れ等が確実に回避される。また、回動切換操
作体を共通化することによって、回動切換操作体をより
操作し易いものとすることが可能である。また、上記の
構成によると、切換軸が軸線方向に移動する場合、その
軸線上に配置された弾性体により軸線方向への圧接力が
吸収される結果、切換軸やカム体に損傷が起こりにくく
なる。しかも、かかる構成にすると組付け公差の許容程
度に余裕ができることから、各部品の製作に際しての高
精度加工が不要となる。 請求項2に記載の考案による
と、両切換軸が付勢手段によってカム体の方向に常時付
勢されているので、収容体及びカム体のそれぞれに対し
て弾性体を隙間なくかつ確実に当接させることができ
る。ゆえに、カム体を回動操作したときでも弾性体に位
置ずれ等が生じることがなく、カム部による所望のカム
作用を確実に得ることができる。また、かかる構成であ
ると、切換軸のガタつき等が確実に防止されることに加
え、組付け公差の許容程度にさらに余裕ができる。さら
に、切換軸が非貫通かつ袋状の孔に挿入されている場合
には、付勢手段の存在によって切換軸の孔内への埋まり
こみが防止されるため、切換軸が移動不能となるような
ことがない。 請求項3に記載の考案によると、切換つま
みの操作によりカム体を回動操作したときでも、ストッ
パ面にいずれかの直線部が当接する結果、カム体のそれ
以上の回動が規制される。ゆえに、カム体が過度に回動
してしまうことがなく、切換軸やカム体の損傷がよりい
っそう起こりにくくなる。また、弾性体がリング状であ
るため、カム体がどの回動位置にあるときでも、切換軸
の軸線方向への圧接力が均等にかつ確実に吸収される。
【0007】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例について
図1〜図8に基づき詳しく説明する。
【0008】図1に示すように、ボディブロック1a及
び2個のキャップ1b,1cからなるバルブハウジング
1内にはスプール2が左右両側の位置の2位置に切換配
置可能に収容されている。ボディブロック1aの両端部
と各キャップ1b,1c端面との間には室R1 ,R2
形成されており、各室R1 ,R2 内にはピストン3,4
が収容されている。各ピストン3,4はスプール2の両
端に固定されている。室R1 ,R2 は前記各ピストン
3,4によりそれぞれパイロット圧が供給される側とス
プール2側とに区画されており、パイロット圧の供給に
よってスプール2が作動される。ボディブロック1aに
は入力ポート5、一対の出力ポート6a,6b及び排気
ポート7a,7bがそれぞれ形成されている。
【0009】バルブハウジング1の一端には補助ハウジ
ング8が接合固定されて、その補助ハウジング8にはソ
レノイドハウジング9が接合固定されている。ソレノイ
ドハウジング9内には一対のソレノイドコイル10,1
1が収容されており、各ソレノイドコイル10,11の
励磁によりプランジャ12,15が押圧バネ13,16
に抗してコア14,17に吸着されるようになってい
る。各プランジャ12,15の先端には移動体18,1
9が配置され、移動体18,19は押圧バネ18a,1
9aのバネ作用により前記プランジャ12,15と一体
移動可能に連結されている。各プランジャ12,15及
び各移動体18,19には弁体22a,22b,23
a,23bが取付けられており、各弁体22a,22
b,23a,23bは補助ハウジング8内に形成された
各一対の弁座20a,20b,21a,21bに接離可
能になっている。
【0010】弁座20a,21aには入力ポート5に連
通する弁孔26a,27aが形成され、弁座20b,2
1bには外部に連通する放圧孔26b,27bが形成さ
れている。一方の移動体18が収容された室28は通路
30を介して室R2 のパイロット圧供給側に連通され、
他方の移動体19が収容された室29は通路31を介し
て室R1 のパイロット圧供給側に連通されている。
【0011】図1及び図2に示すように補助ハウジング
8の上面には楕円形状の孔8a,8bが並設されてい
る。一方の孔8aには断面楕円形状の第2の切換軸32
が移動可能に挿入されており、他方の孔8bには断面楕
円形状でありかつ前記切換軸32より長い第1の切換軸
33が移動可能に挿入されている。図4(a)に示すよ
うに各切換軸32,33は各弁座20a,21aの近傍
まで延出すると共に、プランジャ12,15の中心を通
らない線上に平行に配設されている。図4等に示される
ように、これらの切換軸32,33はプランジャ12,
15と直交する位置関係にある。各切換軸32,33先
端の弁座20a,21a側は斜状に削り取られており、
その部分にはカム斜面32a,33aが形成されてい
る。各カム斜面32a,33aは、切換軸32,33の
移動に基づいてプランジャ12,15の先端周縁に接離
可能となっている。各カム斜面32a,33aは、プラ
ンジャ12,15の先端周縁に対して直交する方向から
直かに係合することにより、プランジャ12,15をコ
ア14,17の方向に付勢するようになっている。図3
に示されるように、各切換軸32,33先端の孔34,
35には、付勢手段としてのスプリング36,37が挿
入支持されている。各スプリング36,37は、各切換
軸32,33を後述するカム体39の方向(即ち図3の
上側方向)へ常時付勢している。各スプリング36,3
7は各切換軸32,33をプランジャ12,15から離
間させる方向に付勢していると捉えることもできる。
【0012】図3〜図6に示すように補助ハウジング8
の上面にはカバー38が接合固定されている。収容体で
ある補助ハウジング8とカバー38とが形成する収容空
間内には、リング状のカム体39が収容されている。前
記切換軸32,33のほぼ軸線上においてカム体39と
カバー38との間には、両切換軸32,33に加わる軸
線方向への圧接力を吸収する弾性体としてのリング状の
ゴム板40が介在されている。図4(a),図5
(a),図6(a)に示されるように、ゴム板40の下
面は、カム体39のカム部形成面(即ち下端面)の反対
側面(即ち上端面)に全体的に当接している。また、ゴ
ム板40の上面は、カバー38の内壁に全体的に当接し
ている。
【0013】カム体39の周縁には一対の直線部39
b,39cが設けられており、カム体39の下端面の所
定領域には円弧帯状に隆起したカム部39aが形成され
ている。カム体39の中心孔には切換つまみ41の軸部
41aが嵌合され、その切換つまみ41の上部はカバー
38外部に露出されている。
【0014】切換つまみ41を回動すればカム体39が
軸部41aを中心に一体的に回動し、カム部39aと切
換軸32,33の上端とが摺接する。前記補助ハウジン
グ8内壁にはストッパ面8cが形成されており、カム体
39の回動によって各直線部39bがストッパ面8cに
当接する。また、図2に示すように切換つまみ41には
回動位置を指示するための突起41bが設けられてお
り、カバー38の表面上にはカム体39の3つの回動切
換位置PN ,P1 , P2 を表示した目盛り42が設けら
れている。
【0015】次に、上記のように構成された電磁弁手動
装置の作用を詳しく説明する。図1、図4(a)及び図
4(b)に示すように両ソレノイドコイル10,11の
消磁時でかつ切換つまみ41がP1 とP2 との中間の位
置PN にある場合、カム部39aは何れの切換軸32,
33の上端部にも係合することなく、両切換軸32,3
3は共に上方位置に保持される。従って、両プランジャ
12,15は共にコア14,17から離間した位置、即
ち非ロック位置に保持される。この中立状態では弁体2
2a,23aは弁孔26a,27aを閉鎖する位置に配
置され、弁体22b,23bは放圧孔26b,27bを
開放する位置に配置される。両室28,29は各放圧孔
26b,27bを介して外部と連通され、ピストン3,
4の背面にはそれぞれ大気圧が作用する。
【0016】図5(a)及び図5(b)に示すように切
換つまみ41を中立位置PN から時計回り方向へ回動し
て突起41bを第2の切換位置P2 に合わせると、カム
部39aが第2の切換軸32の上端部に係合し、切換軸
32が下方に押圧される。すると、第2の切換軸32先
端のカム斜面32aが第2のプランジャ12の先端周縁
に係合してプランジャ12のみがコア14に近接する方
向、即ち図5(b)に示すロック位置に移動される。従
って、この第2の切換状態では弁体22aが弁孔26a
を開放すると共に、弁体22bが放圧孔26bを閉鎖す
る状態となる。これにより入力ポート5から圧力流体が
弁孔26a,室28及び通路30を経由して室R2 のパ
イロット圧供給側に供給され、ピストン4がスプール2
を図1の左側に移動させる。そして、この状態では入力
ポート5と一方の出力ポート6bとが連通されると共
に、他方の出力ポート6aと一方の排気ポート7aとが
連通される。
【0017】図6(a)及び図6(b)に示すように切
換つまみ41を中立位置PN から反時計回り方向へ回動
して突起41bを第1の切換位置P1 に合わせると、カ
ム部39aが第1の切換軸33の上端部に係合し、切換
軸33が下方に押圧される。すると、第1の切換軸33
先端のカム斜面33aが第1のプランジャ15の先端周
縁に係合してプランジャ15のみがコア17に近接する
方向、即ち図6(b)に示すロック位置に移動される。
従って、この第1の切換状態では弁体23aが弁孔27
aを開放すると共に、弁体23bが放圧孔27bを閉鎖
する状態となる。これにより入力ポート5から圧力流体
が弁孔27a,室29及び通路31を経由して室R1
供給され、ピストン3がスプール2を図1の右側に移動
させる。そして、この状態では入力ポート5と一方の出
力ポート6aとが連通されると共に他方の出力ポート6
bと一方の排気ポート7bとが連通される。
【0018】本考案の電磁弁では一対の切換軸32,3
3のうちの一方をロック位置に切換操作する場合、従来
装置とは異なり予め他方の切換軸のロック解除を行う必
要がなく、一方の切換軸をロックすれば他方の切換軸が
非ロック状態に切り換えられる。また、中立位置PN
第1及び第2の切換位置P1 ,P2 の中間に設定されて
いることや、カバー38上に目盛り42が設けられてい
ることから、目視による切換位置の確認を従来装置に比
べて極めて容易に行うことができる。その結果、切換操
作のミスが未然に回避できかつ電磁弁が本来の機能を損
なうような事態も確実に防止できる。
【0019】また、本考案では両切換軸32,33とカ
ム体39との間に設定されたカム作用関係に基づき、両
切換軸32,33を共通化された1つの切換つまみ41
の切換操作によって3つの位置PN ,P1 ,P2 に切換
配置することができる。従って、狭いスペースに2つの
切換レバーを集中配置した従来装置とは異なり、操作位
置を広く確保でき、電磁弁手動装置の操作性も向上す
る。
【0020】プランジャ12,15とコア14,17と
が過剰に強圧接すると、カム体39あるいはカム斜面3
2a,33aの損傷が避けられない。しかしながら、本
考案ではカム体39とカバー38との間にゴム板40を
介在したため、プランジャ12,15とコア14,17
との強圧接により両切換軸32,33等の軸線方向に加
わる圧接力は、弾性体であるゴム板40が弾性変形する
ことによって吸収される。従って、カム部39あるいは
カム斜面32a,33aの損傷の虞れがなくなる。しか
も、弾性変形するゴム板40を用いていることから、両
切換軸32,33の上端に対してカム体39のカム部3
9aを確実に摺接させることができ、組付け公差の許容
程度に余裕ができて各部品の製作に際しての高精度加工
は不要となる。また、切換軸32,33が挿入されてい
る孔8a,8bが例えば非貫通かつ袋状である場合に
は、前記ゴム板40を配設することで次のような利点が
得られる。即ち、切換つまみ41の回動操作によりカム
体39が切換軸32,33に圧接したとしても、ゴム板
40により圧接力が吸収されるため、切換軸32,33
が孔8a,8b内に埋まりこんで移動不能となるような
ことがない。 また、両切換軸32,33は、付勢手段で
あるスプリング36,37によってカム体39の方向に
常時付勢されている。このため、カバー38及びカム体
39のそれぞれに対して、弾性体であるゴム板40を隙
間なくかつ確実に当接させることができる。ゆえに、カ
ム体39を切換つまみ41により回動操作したときでも
ゴム板40に位置ずれ等が生じることがなく、カム部3
9aによる所望のカム作用を確実に得ることができる。
また、かかる構成であると、切換軸32,33のガタつ
き等が確実に防止されることに加え、組付け公差の許容
程度にさらに余裕ができる。さらに、スプリング36,
37の存在によって、切換軸32,33の孔8a,8b
内への埋まりこみが防止されるため、切換軸32,33
が移動不能となるようなことがない。 さらに、切換つま
み41の操作によりカム体39を回動操作したときに
は、図5(b),図6(b)に示されるように、ストッ
パ面8cにいずれかの直線部39b,39cが当接す
る。その結果、カム体39のそれ以上の回動が規制され
る。ゆえに、カム体39が過度に回動してしまうことが
なく、切換軸32,33や カム体39の損傷がよりいっ
そう起こりにくくなる。また、弾性体であるゴム板40
がリング状であるため、カム体39がどの回動位置にあ
るときでも、切換軸32,33の軸線方向への圧接力が
均等にかつ確実に吸収される。
【0021】各切換軸32,33は各プランジャ12,
15の中心を通らない線上に配置されているため切換軸
32,33と弁座20a,21aとが干渉する虞れがな
い。また、2本の切換軸32,33を平行に並べて配置
することができる。従って、図7及び図8に示すように
プランジャ12,15を押し上げるためのストロークB
を大きくしてカム斜面32a,33aの傾斜角度を小さ
くすることにより、弁体22a,23aを円滑に開放す
ることできる。また、切換軸32,33を1箇所にまと
めることができるため、操作性の向上及び全体の小型化
が達成できる。
【0022】更に、本考案では切換軸32,33は断面
楕円形状に形成されているため、プランジャ12,15
の押し上げによる応力を受けた場合でも回転することが
なく、安定した操作が可能である。
【0023】尚、前記実施例では切換軸32,33を断
面楕円形状に形成したが、断面円形以外の回転不能な形
状であればどんな形状であっても良い。
【0024】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載した考案の電磁弁手動装置によれば、優れた操作性が
確保されると共に、解除忘れを確実に回避することがで
きるという優れた効果を奏する。また、請求項1〜3に
記載の考案の電磁弁手動装置によれば、切換軸やカム体
に損傷が起こりにくくなり、しかも各部品の製作に際し
ての高精度加工が不要になるという優れた効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の手動装置を備えた電磁弁を示す部分側
断面図である。
【図2】図1の電磁弁の平面図である。
【図3】補助ハウジング及びカム体を示す分解斜視図で
ある。
【図4】(a)は中立位置を示す状態説明図であり、
(b)は(a)のA−A線における部分断面図である。
【図5】(a)は第2の切換位置を示す状態説明図であ
り、(b)は(a)のB−B線における部分断面図であ
る。
【図6】(a)は第1の切換位置を示す状態説明図であ
り、(b)は(a)のC−C線における部分断面図であ
る。
【図7】本考案の手動装置の作用説明図である。
【図8】本考案の手動装置の作用説明図である。
【符号の説明】8c ストッパ面、 12 (第2の)プランジャ、15
(第1の)プランジャ、22a,23a 弁体、32
(第2)切換軸、33 (第1の)切換軸、36,3
7 付勢手段としてのスプリング、39 回動切換操作
体を構成するカム体、39a カム部、39a,39b
直線部、40 弾性体としてのゴム板、41 回動
換操作体を構成する切換つまみ、41a 軸部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁駆動される一対の弁体(22a,23
    a)を備えた電磁弁における手動装置において、前記一
    対の弁体(22a,23a)に連結する一対のプランジ
    ャ(12,15)を弁体(22a,23a)の開放位置
    にロックする位置と非ロック位置とに切換配置するため
    一対の切換軸(32,33)をその軸線方向に沿って
    移動可能にかつ前記プランジャ(12,15)に対して
    直交する方向から直かに係合可能に設けると共に、隆起
    したカム部(39a)がカム部形成面の所定領域に形成
    されているカム体(39)を有しかつそのカム部(39
    a)のカム作用によって両切換軸(32,33)をその
    軸線方向に移動させて切換操作するための共通の回動切
    換操作体(39,41)を、両切換軸(32,33)と
    は別個に設け、両切換軸(32,33)の一端に前記カ
    ム体(39)の前記カム部形成面を当接させるととも
    に、両切換軸(32,33)の軸線上に両切換軸(3
    2,33)の軸線方向に加わる圧接力を吸収する弾性体
    (40)を配置し、両プランジャ(12,15)を共に
    非ロック位置に切り換える中立位置(PN )と、第1の
    プランジャ(15)のみをロック位置に切り換える第1
    の切換位置(P1 )と、第2のプランジャ(12)のみ
    をロック位置に切り換える第2の切換位置(P2)とに
    切換配置するカム作用関係を前記両切換軸(32,3
    3)と回動切換操作体(39,41)との間に設定した
    ことを特徴とする電磁弁手動装置。
  2. 【請求項2】 前記カム体(39)は収容体(8,38)
    の収容空間内に収容され、前記弾性体(40)は前記カ
    ム体(39)の前記カム部形成面の反対側面と前記収容
    体(8)の内壁との間に介在され、前記両切換軸(3
    2,33)の他端には前記両切換軸(32,33)を前
    記カム体(39)の方向へ付勢する付勢手段(36,3
    7)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の電磁弁手動装置。
  3. 【請求項3】 前記カム体(39)及び前記弾性体(4
    0)はともにリング状であり、前記カム体(39)の中
    心孔には切換つまみ(41)の軸部(41a)が一体回
    動可能に嵌合され、前記カム体(39)の周縁には一対
    の直線部(39a,39b)が 形成され、前記収容体
    (38)の内壁には前記各直線部(39a,39b)が
    当接するストッパ面(8c)が形成されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の電磁弁手動装置。
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