JPH0749162Y2 - 電磁弁の手動操作装置 - Google Patents

電磁弁の手動操作装置

Info

Publication number
JPH0749162Y2
JPH0749162Y2 JP1990067089U JP6708990U JPH0749162Y2 JP H0749162 Y2 JPH0749162 Y2 JP H0749162Y2 JP 1990067089 U JP1990067089 U JP 1990067089U JP 6708990 U JP6708990 U JP 6708990U JP H0749162 Y2 JPH0749162 Y2 JP H0749162Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
plunger
manual
opening
valve body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990067089U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0425081U (ja
Inventor
智彦 日比野
教典 生路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP1990067089U priority Critical patent/JPH0749162Y2/ja
Publication of JPH0425081U publication Critical patent/JPH0425081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0749162Y2 publication Critical patent/JPH0749162Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電磁弁において、弁体を手動開放又は手動閉
鎖するための装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の電磁弁においては、第6,7図に示すよ
うに、先端のカム斜面41aにおいてプランジャ42と係合
して同プランジャ42に取付けられた弁体43を手動開放す
るための手動開放部材41を備えている。そして、従来の
手動開放部材41は、プランジャ42の中心を中心とした放
射線上に配置されるとともに、断面円形をなしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、手動開放部材41のストロークAを大きくとる
と、その手動開放部材41と弁座44とが干渉するため、ス
トロークAを大きくとることができない。このため、手
動開放部材41先端のカム斜面41aの傾斜角度(当り角
度)を大きくして、短いストロークAでも弁体43を開放
できるようにしてある。しかしながら、このように構成
した場合には、当然プランジャ42に付与されるカム作用
が不安定になって、こじれやプランジャ42の傾きが生じ
たりして、スムースな開放を行い得ない。
又、手動開放部材41がプランジャ42の中心を中心とした
放射線上にあるため、プランジャ42に対する手動開放部
材41の位置関係を自在に設定できず、例えば複数のプラ
ンジャ42に対してそれぞれ手動開放部材41を対応させる
場合、それらの手動開放部材41を平行に配置することが
不可能で、電磁弁全体のコンパクト化や操作性の点で問
題が生じる。
この考案は上記問題点を解消するためになされたもので
あり、その目的は弁体をスムースに開放できるととも
に、操作性に優れ、更には電磁弁全体のコンパクト化を
図り得る電磁弁の手動操作装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためにこの考案では、弁体がソレ
ノイドコイル又は押圧バネの一方により閉鎖方向に付勢
され、他方により開放方向に付勢される電磁弁に対し、
前記弁体の開閉方向とほぼ直交する面内に弁体又はそれ
を支持するプランジャに対して接離可能な手動操作部材
を配置するとともに、その手動操作部材を弁体又はそれ
を支持するプランジャから離間する方向へ付勢するスプ
リングを設け、手動操作部材の先端には弁体又はそれを
支持するプランジャとの係合により弁体又はそれを支持
するプランジャを開放方向又は閉鎖方向へ付勢するカム
斜面を設けた電磁弁の手動操作装置において、手動操作
部材を、前記弁体の開閉方向とほぼ直交する面内にて弁
体又はそれを支持するプランジャの開閉方向の軸線を通
らない線上で往復動可能としたものである。
〔作用〕
従って、この考案によれば手動操作部材をスプリングの
付勢力に抗して押圧すると、同手動操作部材先端のカム
斜面が弁体又はそれを支持するプランジャと係合してそ
れを開放方向又は閉鎖方向に付勢する。又、手動操作部
材は、前記弁体の開閉方向とほぼ直交する面内にて弁体
又はそれを支持するプランジャの開閉方向の軸線を通ら
ない線上で往復動するように配設されているので、例え
ば複数の弁体を並設したものにおいては複数の手動操作
部材を平行に配置することができるとともに、ストロー
クを大きくとることができ、よってカム斜面の傾斜角度
を小さくすることが可能となる。
〔実施例〕 以下、この考案の手動操作装置を、弁体を手動開放する
手動開放装置に具体化した一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図に示すように、ボディブロック1a及び2個のキャ
ップ1b,1cからなるバルブハウジング1内にはスプール
2が左右両側の位置の2位置に切換配置可能に収容され
ている。ボディブロック1aの両端部と各キャップ1b,1c
端面との間には、スプール2の収容部の両端と対応する
位置に室R1,R2が形成されている。室R1,R2内にはその室
R1,R2内をパイロット圧が供給される側とスプール2側
とに区画するとともにパイロット圧により前記スプール
2を作動させるピストン3,4が収容され、そのピストン
3,4はスプール2の両端に取付けられている。ボディブ
ロック1aにはスプール2収容部の中央と対応する位置に
入力ポート5が形成され、その入力ポート5を挟んで両
側に一対の出力ポート6a,6b及び排気ポート7a,7bがそれ
ぞれ形成されている。
前記バルブハウジング1の一端には補助ハウジング8が
接合固定され、その補助ハウジング8にはソレノイドハ
ウジング9が接合固定されている。ソレノイドハウジン
グ9内には一対のソレノイドコイル10,11が収容され、
ソレノイドコイル10,11の励磁によりプランジャ12,15が
押圧バネ13,16に抗してコア14,17に吸着されるようにな
っている。各プランジャ12,15の先端には移動体18,19が
押圧バネ18a,19aの作用により一体移動可能に連結され
ており、各プランジャ12,15及び各移動体18,19には補助
ハウジング8内に形成された各一対の弁座20a,20b,21a,
21bと当接可能な弁体22a,22b,23a,23bが取付けられてい
る。
弁座20a,21aには入力ポート5に連通する弁孔26a,27aが
形成され、弁座20b,21bには外部に連通する放圧孔26b,2
7bが形成されている。一方の移動体18が収容された室28
は通路30を介して前記一方の室R2に連通され、他方の移
動体19が収容された室29は通路31を介して前記他方の室
R1に連通されている。
第1〜3図に示すように、前記補助ハウジング8の上面
には孔8a,8bが形成され、その孔8a,8bには本考案の手動
操作部材を構成する断面楕円形状の手動開放部材32,33
が移動可能に挿入されている。各手動開放部材32,33
は、第3図に示すように、補助ハウジング8の各弁座20
a,21a近傍まで延びており、弁座20a,21aの中心、すなわ
ちプランジャ12,15の中心を通らない線上に平行に配設
されている。そして、各手動開放部材32,33先端の弁座2
0a,21a側は斜状に削り取られてカム斜面32a,33aが形成
され、各カム斜面32a,33aは手動開放部材32,33の移動に
基づいて前記プランジャ12,15の先端に接離可能となっ
ている。そして、各カム斜面32a,33aはプランジャ12,15
先端との係合によりプランジャ12,15をコア14,17に向か
って付勢するようになっている。又、各手動開放部材3
2,33先端の孔34,35にはスプリング36,37が挿入支持さ
れ、各手動開放部材32,33をプランジャ12,15から離れる
方向に付勢している。そして、補助ハウジング8上面に
は操作ボタン38,39のみを露出させて他の部分を覆うカ
バー40が取付けられ、各操作ボタン38,39をスプリング3
6,37の付勢力に抗して押圧することにより、各手動開放
部材32,33をプランジャ12,15に向かって移動させること
ができる。
次に、上記のように構成された電磁弁の手動開放装置の
作用を説明する。
さて、両ソレノイドコイル10,11の消磁時には第1図に
示すように、両プランジャ12,15がコア14,17から離れた
位置に保持され、弁体22a,23aが弁孔26a,27aを閉鎖する
とともに、弁体22b,23bが放圧孔26b,27bを開放する位置
に配置される。この状態では両室28,29が放圧孔26b,27b
を介して外部と連通され、ピストン3,4の背面にはそれ
ぞれ外部の圧力と等しい圧力が作用し、スプール2は左
側位置に保持されている。
この状態から一方の操作ボタン39を押圧して手動開放部
材33をプランジャ15に向かって移動させると、第4図に
鎖線で示すように、手動開放部材33先端のカム斜面33a
がプランジャ15先端に係合してプランジャ15が第1図の
左側に移動されるとともに、移動体19が押圧バネ19aの
作用によりプランジャ15と一体的に移動され、弁体23a
が弁孔27aを開放するとともに弁体23bが放圧孔27bを閉
鎖する状態となる。これにより入力ポート5から圧力流
体が弁孔27a、室29、通路31を介して室R1に供給され、
ピストン3がスプール2を第1図の右側に移動させる。
そして、入力ポート5と一方の出力ポート6aとが連通さ
れるとともに他方の出力ポート6bと一方の排気ポート7b
とが連通され、圧力流体が入力ポート5から一方の出力
ポート6aへ流れるとともに他方の出力ポート6bから一方
の排気ポート7bへ流れる状態となる。
この状態から操作ボタン39の押圧を解除すると、前記手
動開放部材33はスプリング37の作用によりプランジャ15
から離れる方向に移動され、これによってプランジャ15
は押圧バネ16の作用により第1図の右側に移動される。
そして、弁体23aにより弁孔27aが閉鎖されるとともに弁
体23bによる放圧孔27bの閉鎖が解除されて室29内の圧力
流体が外部に放出される。又、この状態から他方の操作
ボタン38を押圧すると、前記とは逆に圧力流体が弁孔26
a、室28、通路30を介して室R2に供給されてスプール2
が左側位置に移動される。この状態では入力ポート5と
出力ポート6bとが連通されるとともに出力ポート6aと排
気ポート7aとが連通され、圧力液体が入力ポート5から
出力ポート6bへ流れるとともに出力ポート6aから排気ポ
ート7aへ流れる状態となる。
これらの手動開放部材32,33はプランジャ12,15の中心を
通らない線上に配置されているので、弁座20a,21aと干
渉するおそれがないとともに、2本の手動開放部材32,3
3を平行に並べて配置することが出来る。従って、第4,5
図に示すようにプランジャ12,15を押上げるためのスト
ロークBを大きくしてカム斜面32a,33aの傾斜角度を小
さくすることにより、弁体22a,23aをスムースに開放す
ることができるとともに、それらの手動開放部材32,33
を操作する操作ボタン38,39を一箇所にまとめることが
できるため、操作性が非常に良く、しかも電磁弁全体の
コンパクト化が可能である。又、操作ボタン38,39を押
圧して手動開放部材32,33を移動させる際、これらの手
動開放部材32,33は断面楕円形状に形成されているので
プランジャ12,15の押上げによる応力を受けても回転す
るおそれがなく、安定した操作が可能である。
上記の作用説明では手動開放部材32,33による弁体22a,2
3aの開放操作を説明したが、ソレノイドコイル10,11を
励磁させることによりプランジャ12,15をコア14,17に吸
引させて第1図の左側に移動させれば、弁体22a,23aが
開放される。
尚、前記実施例では手動開放部材32,33を断面楕円形状
に形成したが、断面円形以外であれば上記実施例と同様
に手動開放部材の回転防止の効果を得ることができる。
又、前記実施例では手動開放部材32,33をプランジャ12,
15と係合させることにより弁体22a,23aを開放方向に付
勢するようにしたが、手動開放部材32,33を弁体22a,23a
と係合するように構成したり、手動開放部材32,33との
係合により弁体22a,23aを閉鎖方向に付勢するようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、十分なストローク
を確保できるので弁体をスムースに開放又は閉鎖するこ
とができるという優れた効果を発揮する。
又、本考案を弁体が複数並設された電磁弁に適用すれ
ば、手動操作部材を平行に並べて配置することができる
ので全体のコンパクト化が可能となるとともに、手動操
作部材を操作するためのスイッチボタンを一箇所にまと
めることができるので操作性が向上するという優れた効
果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電磁弁全体を示す側断面図、第2図は
補助ハウジングの分解斜視図、第3図は補助ハウジング
の正面図、第4図及び第5図は手動開放装置の作用説明
図、第6図及び第7図は従来の手動開放装置の作用説明
図である。 ソレノイドコイル10,11、プランジャ12,15、押圧バネ1
3,16、弁体22a,23a、手動操作部材としての手動開放部
材32,33、カム斜面32a,33a、スプリング36,37。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体(22a,23a)がソレノイドコイル(10,
    11)又は押圧ばね(13,16)の一方により閉鎖方向に付
    勢され、他方により開放方向に付勢される電磁弁に対
    し、前記弁体(22a,23a)の開閉方向とほぼ直交する面
    内に弁体(22a,23a)又はそれを支持するプランジャ(1
    2,15)に対して接離可能な手動操作部材(32,33)を配
    置するとともに、その手動操作部材(32,33)を弁体(2
    2a,23a)又はそれを支持するプランジャ(12,15)から
    離間する方向へ付勢するスプリング(36,37)を設け、
    手動操作部材(32,33)の先端には弁体(22a,23a)又は
    それを支持するプランジャ(12,15)との係合により弁
    体(22a,23a)又はそれを支持するプランジャ(12,15)
    を開放方向又は閉鎖方向へ付勢するカム斜面(32a,33
    a)を設けた電磁弁の手動操作装置において、 手動操作部材(32,33)を、前記弁体(22a,23a)の開閉
    方向とほぼ直交する面内にて弁体(22a,23a)又はそれ
    を支持するプランジャ(12,15)の開閉方向の軸線を通
    らない線上で往復動可能としたことを特徴とする電磁弁
    の手動操作装置。
JP1990067089U 1990-06-25 1990-06-25 電磁弁の手動操作装置 Expired - Lifetime JPH0749162Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067089U JPH0749162Y2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 電磁弁の手動操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990067089U JPH0749162Y2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 電磁弁の手動操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0425081U JPH0425081U (ja) 1992-02-28
JPH0749162Y2 true JPH0749162Y2 (ja) 1995-11-13

Family

ID=31600358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990067089U Expired - Lifetime JPH0749162Y2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 電磁弁の手動操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749162Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4309695A1 (de) 1993-03-25 1994-09-29 Festo Kg Steuereinrichtung für ein Mehrwegeventil
EP0655575B2 (en) * 1993-11-30 2007-03-28 Smc Corporation Electromagnetic pilot type selector valve
DE29509980U1 (de) * 1995-06-20 1995-09-07 Festo Kg Steuereinrichtung für ein Mehrwegeventil

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011337Y2 (ja) * 1982-11-02 1985-04-15 ミツワ瓦斯機器株式会社 ガスコツク
JPS6049370U (ja) * 1983-09-12 1985-04-06 シ−ケ−ディ株式会社 電磁弁の手動装置
JPH067242Y2 (ja) * 1987-05-02 1994-02-23 矢崎総業株式会社 遮断弁内蔵ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0425081U (ja) 1992-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7523763B2 (en) Three-port electromagnetic valve
JP4362853B2 (ja) 2ポート電磁弁
US8752584B2 (en) Rocker valve mechanism and rocker valve
US4165762A (en) Latching valve
JP4092625B2 (ja) 電磁弁の手動操作装置
KR20080059079A (ko) 전자 밸브
EP1284381A2 (en) Solenoid for electromagnetic valve
JPH0749162Y2 (ja) 電磁弁の手動操作装置
EP0450083B1 (en) High speed solenoid valve device
KR20030015139A (ko) 전자밸브용 솔레노이드
JP3853700B2 (ja) 電磁弁
CN109154401B (zh) 电磁阀
JP2001146974A (ja) 電磁弁
JPH0926039A (ja) 制御弁
TWI668388B (zh) The electromagnetic valve
JP2656185B2 (ja) 電磁弁
JPH0721980Y2 (ja) 3位置切換電磁弁
JP2889358B2 (ja) 3方弁のハウジング構造
JPH071571Y2 (ja) 手動切換装置付自己保持形電磁弁
JPS594213Y2 (ja) 電磁切換弁
JP2000230660A (ja) 流体圧力制御用電磁弁
JP2559000Y2 (ja) 電磁弁手動装置
JPH06700Y2 (ja) 電磁弁
JPH0632863U (ja) 電磁弁
JPH04327071A (ja) 切換バルブ