JP2559000B2 - 逆光検出装置と自動レベル制御装置 - Google Patents

逆光検出装置と自動レベル制御装置

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JP2559000B2
JP2559000B2 JP4236777A JP23677792A JP2559000B2 JP 2559000 B2 JP2559000 B2 JP 2559000B2 JP 4236777 A JP4236777 A JP 4236777A JP 23677792 A JP23677792 A JP 23677792A JP 2559000 B2 JP2559000 B2 JP 2559000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラなどにお
ける美しい画像を再現させるための逆光検出装置、特定
色レベル判定装置、自動レベル制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの普及にともなっ
て、美しい色を得るために撮影条件に追従する手段がま
すます重要になってきている。そのなかにあって、被写
体の明るさに応じたビデオカメラの絞りの制御も自然な
画像を得るために重要である。
【0003】以下に絞りの制御に重要な役割を担う逆光
検出装置の従来例について説明する。図90は従来の逆
光検出装置の構成を示すブロック図で、特開昭63−2
96474に開示してある。図90において300はコ
ンパレータで、輝度信号のうち基準電圧Vd以下となる
ものを検出するものである。301は積分回路で、30
0のコンパレータからの出力信号を一定の時定数で積分
するものである。302はコンパレータで、積分回路3
01の出力信号が基準電圧Vdref以上になったこと
を検出するものである。
【0004】以上のように構成された逆光検出装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、コンパレ
ータ300は画像輝度信号と基準電圧とを比較し、輝度
信号のうち基準電圧Vdよりも低い電圧の期間だけ信号
を出力する。すなわち、基準電圧Vdを画像輝度信号の
最も低いレベルに設定しておけば、コンパレータ300
は画面において黒く沈んだ部分に相当する信号の部分に
対応して出力信号を発生させる。
【0005】コンパレータ300の出力信号は積分回路
301に入力され、一定の時定数で積分される。よって
積分回路301はコンパレータ300の出力信号の平均
電圧を出力する。この平均電圧は画面全体のうち基準電
圧Vd以下の暗い部分の面積の比率を表すことになる。
コンパレータ302は積分回路301からの出力と基準
電圧Vdrefとを比較し、基準電圧Vdrefよりも
高い入力電圧のときに出力信号を発生する。
【0006】以上の一連の動作により、コンパレータ3
02は画面全体のうち、ある一定値より低い輝度を持つ
部分の占める面積の比率がある一定値より大きくなった
ときに出力信号を出力することにより、被写体が逆光条
件であるということを検出する。
【0007】その他、上述の従来例の以外に、映像信号
において100%を越えるホワイトピーク部にも注目し
ているものもある。図91はホワイトピーク部にも注目
した逆光検出装置で、特開昭63ー306776に開示
してある。図91において303は入力端子で、映像信
号が入力される。304、305はスイッチで、スイッ
チ304のオン、オフは306のピーク検出回路からの
信号で制御されていて、スイッチ305のオン、オフは
308の黒レベル検出回路からの信号で制御されてい
る。307はホワイトピーク積分回路で、スイッチ30
4を介して映像信号を積分し、その結果を出力する。3
09は黒レベル積分回路で、スイッチ305を介して映
像信号を積分し、その結果を出力する。313、314
は比較器で、比較器313はホワイトピーク積分回路3
07からの出力と基準電圧Vr1とを比較し、その結果
を出力し、比較器314は黒レベル積分回路309から
の出力と基準電圧Vr2とを比較し、その結果を出力す
る。312はマイクロコンピュータで、比較器313、
314の出力を受けて、逆光状態の判断を出力する。
【0008】以上のように構成された逆光検出回路につ
いて、以下にその動作について説明する。まず、ピーク
検出回路306で、映像信号に100%を越えるホワイ
トピーク部がある場合、その期間中、ピーク検出信号を
出力しつづけることによってスイッチ304をオンとす
る。ホワイトピーク積分回路307は、スイッチ304
がオンとされる期間、映像信号を積分し、その積分値を
出力する。比較器313は、ホワイトピーク積分回路3
07からの出力と基準電圧Vr1とを比較し、ホワイト
ピーク積分回路307からの出力が基準電圧Vr1より
大きい場合、検出信号を出力する。黒レベル検出回路3
08は、入力される映像信号があらかじめ設定されてい
るレベルより低い期間中、黒レベル検出信号を出力しつ
づけることにより、スイッチ305をオンにする。黒レ
ベル積分回路309は、スイッチ305を介して入力さ
れる映像信号を積分し、その積分値を出力する。比較器
314は、黒レベル積分回路309からの出力信号と基
準電圧Vr2を比較し、黒レベル積分器309からの出
力信号が基準電圧Vr2より低い場合は検出信号を出力
する。マイクロコンピュータ312は、比較器313、
314からの入力があった場合、逆光検出信号を出力す
る。
【0009】その他、逆光状態の判断する方法の従来例
として、画像電子学会研究会予稿91ー04ー06内の
ニューラルネットワークを用いたムービーのアイリス制
御法という論文内では、逆光用と順光用のニューラルネ
ットワークを用意しておき、その切り替えを画像の中心
部と周辺部の輝度差によって行う構成にしたと報告され
ている。
【0010】上述から理解した逆光、順光の判定方法を
示す概念図を図92に示す。図92のように、1画面を
内部とその周辺部の2つのブロックに分けてそれぞれの
ブロックの平均輝度を求め、画面中心部の平均輝度と周
辺部の平均輝度とを比較し、周辺部の平均輝度と中心部
の平均輝度の差が基準値より大きければ逆光状態である
と判断し、基準値以下ならば順光状態と判断する。つま
り、いま画面内部の平均輝度をYin、外部の平均輝度
をYout、基準値をYsとしたときに、 Yout−Yin>Ys ならば逆光状態と判断し、それ以外の場合は順光である
と判断する。この逆光判定法により撮りたい被写体が画
面中心部に位置していて、逆光状態にある場合には正し
く判定することができると考えられる。また、その他の
従来例として逆光補正を可能にする手法が、特開平2−
268080号公報に開示されている。
【0011】図93は従来の自動レベル設定装置の構成
を示すブロック図である。図93において、52は一画
面分の画像信号を記憶するフレームメモリであり、51
は一画面分の画像信号をフレームメモリ52に書き込
み、フレームメモリの記憶する画像信号を5つの領域に
分割して出力する画面分割回路であり、53は加算器各
領域ごとに領域分割された画像信号から領域ごとの加算
平均輝度を計算する加算器であり、55は53から送ら
れてくる領域ごとに平均された輝度を記憶するフレーム
メモリであり、54は加算器53から領域ごとに平均さ
れた輝度をフレームメモリに書き込み、設定されたプロ
グラムにしたがって必要に応じて領域ごとに平均された
輝度を読みだし設定輝度を計算する測光値演算回路であ
る。
【0012】以上のように構成された自動レベル設定装
置について、以下その動作について説明する。まず、画
面分割回路51は画像信号をフレームメモリに書き込
む。次に画面分割回路51は、フレームメモリから設定
された領域ごとに画像信号を読みだし加算器53に送
る。加算器53は画面分割回路51から領域ごとに送ら
れてくる画像信号から領域ごとの加算平均輝度を計算す
る。測光値演算回路54は加算器53から送られてくる
領域ごとに加算平均された輝度をフレームメモリ55に
書き込む。さらに測光値演算回路54は、フレームメモ
リ55から領域ごとに加算平均された輝度を読みだし、
あらかじめ設定されたプログラムに従って、設定輝度値
を計算する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の画
面の輝度が低い部分の面積比率から絞り調整をする従来
の構成では、画面上の低輝度部分をすべて足し合わせた
結果で判断しているので、例えば自動車レースの出発、
ゴールの合図に振るチェッカーフラグをアップで撮影し
た場合、黒色の合計面積の画面全体に占める割合によっ
ては、逆光と判断されてしまうという課題を有してい
た。この課題は、ホワイトピークの画面全体に占める割
合から逆光検出を行う従来例にも当てはまる。また、従
来の自動レベル制御装置は、輝度情報だけで絞り制御を
行っているために、草木の緑など輝度の低い被写体に関
しては、必要以上に絞りが開き不自然な画像となってし
まう課題があった。
【0014】一方、画面中心部の輝度と周辺部の輝度の
差から逆光かどうかの判断をする従来の方法では、撮り
たい被写体が画面中心部に位置している場合は正しく検
出されるが、例えば、撮像装置をパーンさせていって撮
りたい被写体が画面中心部に位置しなくなった場合は逆
光と判断される保証はないという課題を有していた。
【0015】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、輝度サンプリング法を工夫し、色情報と輝度情報を
統合して絞りの制御を行うことによって、優れた自動レ
ベル制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の自動レベル制御装置は、固体撮像素子などか
ら得られる画像信号を幾つかのブロックに分割して、そ
れぞれのブロックについての平均データを求めるブロッ
ク平均データ生成回路とブロック平均輝度から低輝度ブ
ロックを検出する低輝度ブロック検出回路と逆光どうか
を判定する逆光検出回路から構成する逆光判定装置を有
するものである。
【0017】さらに別に、特定色レベル判定装置につい
て、固体撮像素子などから得られる画像信号をレベル調
整に用いるに適した形式でサンプリングし、サンプリン
グ画像信号を出力するサンプリング回路と、画面から特
定色を切り出し特定色輝度信号を出力する特定色切り出
し回路と、特定色切り出し回路からの特定色輝度信号に
基づいて特定色の輝度の明暗を判定する特定色輝度判定
回路とから構成することができる。
【0018】
【作用】この構成によって、従来例のように白と黒が細
かく入り交じったものを撮った場合においても、ブロッ
ク平均データ生成回路によって画面を複数のブロックに
分割しそれぞれのブロックの平均輝度を求め、そのブロ
ックごとの輝度分布を把握することによって逆光を検出
しているので、誤って逆光と判定されることはなく、ま
た画面を中心部と周辺部に分割してその平均輝度差から
逆光状態を検出している訳ではないので、被写体の画面
内の位置によらず正しく逆光を検出することができる。
また、通常の被写体に比べて暗い草木の緑などが画面の
多くの部分を占めるような場合においても、特定色切り
出し回路によって特定色が切り出され、その特定色の輝
度に対して特定色判定回路により草木の緑に対する輝度
が適正であるかどうかの判定が可能となり、従来の自動
レベル制御装置では草木の緑が画面のかなりの部分を占
めたために画面が明るくなりすぎるような場合において
も、適正な明るさの画面を提供できる。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下本発明の一実施例の逆光検
出装置について図面を参照しながら説明する。図1は本
実施例の逆光検出装置の構成を示すブロック図である。
図1において、9は光量を調整する絞りであり、10は
光学的な像を電気信号に変換する固体撮像素子であり、
11は、固体撮像素子からの信号を色分離する色分離回
路であり、12は画像信号を読み込み、複数のブロック
に分割し、それぞれのブロックの平均データを出力する
ブロック平均データ生成回路であり、13はブロック平
均データ生成回路12から出力されたブロック平均輝度
信号YBから低輝度ブロックを検出する低輝度ブロック
検出回路であり、14は低輝度ブロック検出回路13か
ら出力された低輝度ブロック検出信号Slowを受け
て、逆光状態の判定をする逆光判定回路である。
【0020】以上のように構成された逆光検出装置につ
いて、その動作を説明する。まず、図2は本実施例の逆
光検出装置の動作を説明するフローチャートである。ま
ず、画像信号をブロック平均データ生成回路12に読み
込み、画面をいくつかのブロックに分割し、それぞれの
ブロックについて平均輝度YB及びブロック平均色度S
r,Sbを求める。次に低輝度ブロック検出回路13
は、ブロック平均データ生成回路12から出力されたブ
ロック平均輝度信号YBを受けて低輝度ブロックを検出
するが、その詳しい動作を説明するためのフローチャー
トを図3に示す。図3のとおり、低輝度ブロック検出回
路13はブロック平均輝度YBと標準輝度Ysetとを
比較し、標準輝度Yset以下のブロックは低輝度ブロ
ックであると判定し、低輝度ブロック検出信号Slow
を出力する。ここで、標準輝度Ysetはしきい値で、
各ブロックが低輝度か否かの判断に用いる。次に逆光判
定回路14では、画面中の低輝度ブロックの個数を求
め、その個数が標準低輝度ブロック数Nsetより大き
い場合、逆光と判断する。
【0021】図4はブロック平均データ生成回路12の
好ましい一例の詳しい構成を示すブロック図である。1
21は画面分割手段で、その分割方法を示す概念図を図
5に示す。122は各ブロックからデータをサンプリン
グするサンプリング手段で、そのサンプリング方法の好
ましい一例を図6に図示している。123は信号変換手
段で、サンプリングされた画像信号をサンプリング輝度
信号Yとサンプリング色度信号((B−Y)/Y、(R
−Y)/Y)に変換する。124は平均値計算手段で、
サンプリング輝度信号Yとサンプリング色度信号より、
ブロック平均輝度YB及び、ブロック平均色度Sr,S
bを求める。
【0022】図7は逆光判定回路14の好ましい一例の
詳しい構成を示すブロック図である。141は低輝度ブ
ロック数を数えるカウンタで、142は逆光状態の判定
をする逆光判定手段である。逆光判定回路の詳しい動作
を図8の流れ図に示す。図8から分かるように、カウン
タ141は低輝度ブロック検出信号Slowが入力され
る度にカウントを一つ増加させることによって低輝度ブ
ロック数を求め、低輝度ブロック数信号Nlowを出力
している。逆光判定手段142は、低輝度ブロック数信
号Nlowと内部に保持している標準低輝度ブロック数
Nsetとを比較し、 Nlow > Nset の場合は逆光状態と判断して検出信号Sを出力する。こ
こで、標準低輝度ブロック数Nsetはしきい値で、画
面が逆光状態かどうかの判断に用いる。
【0023】以上のように本実施例は、従来例のように
画面上で輝度の低い部分が占める割合で逆光を検出して
いるわけではなく、画面を複数のブロックに分割してそ
れぞれのブロックの平均輝度の分布を把握することによ
って逆光を検出しているので、白と黒が細かく入り交じ
ったものを撮っても、ブロックの平均輝度を求めた段階
で、標準輝度Yset以上の値に落ちつくので、逆光と
判断されることはない。 また別の従来例の方法のよう
に平均輝度の比較を画面上の中心部と周辺部と固定して
いるわけではなく、低輝度ブロックの個数で逆光かどう
かの判断をしているので、逆光状態となっている撮りた
い被写体が画面内のどの位置にいても正しく検出するこ
とができる。なお、ブロック平均データ生成回路内の信
号変換手段で色度計算をするかわりに色差計算を行って
も同様の効果を得る。これは以下の実施例についても言
えることなので繰り返さない。
【0024】(実施例2)以下本発明の第2の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
9は本実施例の構成を示すブロック図である。図9にお
いて、12はブロック平均データ生成回路で、これは実
施例1のブロック平均データ生成回路12と同じ構成
で、同様な動作をする。13の低輝度ブロック検出回路
が実施例1の低輝度ブロック回路13と異なる点は、出
力において、低輝度ブロック検出信号Slowを出力す
ると同時にブロック平均輝度信号YBも出力する点であ
る。また、14の逆光検出回路が実施例1の逆光判定回
路14と異なる点は入力として低輝度ブロック検出信号
Slowとブロック平均輝度信号YBの両信号を同時に
受けて、内部で低輝度ブロックだけの平均輝度をYlo
waveを求め、その結果と逆光判定回路14が内部に
保持している標準輝度Ylowsetとを比較し、 Ylowset > Ylowave ならば、その画面は逆光状態であると判定される。ここ
で、標準輝度Ylowsetはしきい値で、画面が逆光
状態かどうかの判断に用いる。
【0025】したがって、実施例2が実施例1と異なる
点は、逆光判定を実施例1は低輝度ブロック数で判定し
ていたのに対して、実施例2は低輝度ブロックの平均輝
度で判定している点にある。ブロック平均輝度で判定を
行っているので実施例1の低輝度ブロック数のような大
きな離散値で判断するよりもきめ細かい判定、制御を行
うことができる。
【0026】(実施例3)以下本発明の第3の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
10は本実施例の構成を示すブロック図である。図10
において、12はブロック平均データ生成回路、13は
低輝度ブロック検出回路で、これらはそれぞれ実施例1
のブロック平均データ生成回路12、低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例1の逆光検出回路14と異なる点は
入力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に低輝
度ブロック検出回路13で低輝度と判定されたブロック
のブロック平均色度信号Sr,Sbを受けている所で、
実施例1では標準低輝度ブロック数Nsetは固定値で
あったが、本実施例ではブロック平均色度信号から低輝
度と判定されたブロック全体の平均色度Srave、S
baveを求め、これによって、標準低輝度ブロック数
Nsetを変動させることができるようになる。つま
り、逆光判定回路内に Nset=f(Srave,Sbave) という関数fを保持している。
【0027】以上より、色を考慮した逆光判定を行うこ
とができるので、例えば本来輝度の低い草木の緑を撮っ
た場合は標準低輝度ブロック数Nsetを高めに設定す
ることによって、絞りが開きすぎることが防げるように
なる。
【0028】(実施例4)以下本発明の第4の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
11は本実施例の構成を示すブロック図である。図11
において12はブロック平均データ生成回路で、これは
実施例1のブロック平均データ生成回路12と同じ構成
で、同様な動作をする。13は、低輝度ブロック検出回
路で、これは実施例1の低輝度ブロック検出回路13と
同じ構成で、同様な動作をする。14の逆光検出回路が
実施例1の逆光検出回路14と異なる点は入力として低
輝度ブロック検出信号Slowの他に絞り信号Fを受け
ている点で、本実施例では標準低輝度ブロック数Nse
tを絞り信号Fで変動させることができるようになる。
つまり、逆光判定回路内に、 Nset=f(F) という関数fを保持している。
【0029】以上より、絞りを考慮した逆光判定を行う
ことができるようになり、例えば、絞り信号Fの大きさ
から屋内、屋外の判定をすることができるようになり、
本来輝度が高い屋外であったらNsetを低めに設定
し、本来輝度が低い屋内であったらNsetを高めに設
定することにより、きめ細かい逆光判定を行うことがで
きるようになる。
【0030】(実施例5)以下本発明の第5の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
12は本実施例の構成を示すブロック図である。図12
において、12はブロック平均データ生成回路で、これ
は実施例1のブロック平均データ生成回路12と同じ構
成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロック検出回
路で、これは実施例1の低輝度ブロック検出回路13と
同じ構成で、同様な動作をする。14の逆光検出回路が
実施例1の逆光検出回路14と異なる点は入力として低
輝度ブロック検出信号Slowの他に低輝度ブロック検
出回路で低輝度と判定されたブロックのブロック平均色
度信号Sr,Sbと絞り信号Fを受けている所で、実施
例1では標準低輝度ブロック数Nsetは固定値であっ
たが、本実施例ではブロック平均色度信号から低輝度と
判定されたブロック全体の平均色度Srave、Sba
veを求め、これと絞り信号Fによって、Nsetを変
動させることができるようになる。つまり、逆光判定回
路内に Nset=f(Srave,Sbave,F) という関数fを保持している。
【0031】以上より、色及び絞りを考慮した逆光判定
を行うことができるようになり、より人間の感性に近い
逆光判定を行うことができる。
【0032】(実施例6)以下本発明の第6の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
13は本実施例の構成を示すブロック図である。図13
において、12はブロック平均データ生成回路で、これ
は実施例1のブロック平均データ生成回路12と同じ構
成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロック検出回
路で、これは実施例2の低輝度ブロック検出回路13と
同じ構成で、同様な動作をする。14の逆光検出回路が
実施例2の逆光判定回路14と異なる点は入力として低
輝度ブロック検出信号Slowとブロック平均輝度信号
YBの他に、低輝度ブロック検出回路13で低輝度ブロ
ックと判定されたブロックのブロック平均色度信号S
r,Sbも受ける点で、低輝度ブロック全体の平均色度
Srave、Sbaveを求め、逆光判定回路内部で
は、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(Srave,Sbave) というように決定する関数fを保持している。実施例6
が実施例3と異なる点は、逆光判定を実施例3は低輝度
ブロック数で判定していたのに対して、実施例6は低輝
度ブロックの平均輝度で判定している点にある。ブロッ
ク平均輝度で判定を行っているので実施例3の低輝度ブ
ロック数のような大きな離散値で判断するよりもきめ細
かい判定、制御を行うことができる。
【0033】(実施例7)以下本発明の第7の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
14は本実施例の構成を示すブロック図である。図14
において、12はブロック平均データ生成回路で、これ
は実施例1のブロック平均データ生成回路12と同じ構
成で同様な動作をする。13は低輝度ブロック検出回路
で、これは実施例2の低輝度ブロック検出回路13と同
じ構成で、同様な動作をする。14の逆光検出回路が実
施例2の逆光判定回路14と異なる点は入力として低輝
度ブロック検出信号Slowとブロック平均輝度信号Y
Bの他に、絞り信号Fも受ける点で、逆光判定回路内部
では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(F) というように決定する関数fを保持している。実施例7
が実施例4と異なる点は、逆光判定を実施例4は低輝度
ブロック数で判定していたのに対して、実施例7は低輝
度ブロックの平均輝度で判定している点にある。ブロッ
ク平均輝度で判定を行っているので実施例4の低輝度ブ
ロック数のような大きな離散値で判断するよりもきめ細
かい判定、制御を行うことができる。
【0034】(実施例8)以下本発明の第8の実施例の
逆光検出装置について図面を参照しながら説明する。図
15は本実施例の構成を示すブロック図である。図15
において、12はブロック平均データ生成回路で、これ
は実施例2のブロック平均データ生成回路12と同じ構
成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロック検出回
路で、これは実施例2の低輝度ブロック検出回路16と
同じである。14の逆光検出回路が実施例2の逆光判定
回路14と異なる点は入力として低輝度ブロック検出信
号Slowとブロック平均輝度信号YBの他に、低輝度
ブロック検出回路で低輝度ブロックと判定されたブロッ
クのブロック平均色度信号Sr,Sbと絞り信号Fも受
ける点で、低輝度ブロック全体の平均色度Srave、
Sbaveを求め、逆光判定回路内部では、標準輝度Y
lowsetを Ylowset=f(Srave,Sbave,F) というように決定する関数fを保持している。実施例8
が実施例5と異なる点は、逆光判定を実施例5は低輝度
ブロック数で判定していたのに対して、実施例8は低輝
度ブロックの平均輝度で判定している点にある。ブロッ
ク平均輝度で判定を行っているので実施例5の低輝度ブ
ロック数のような大きな離散値で判断するよりもきめ細
かい判定、制御を行うことができる。
【0035】(実施例9)以下本発明の第9の実施例の
逆光検出装置について、図面を参照しながら説明する。
図16は本実施例の構成を示すブロック図である。図1
6において、9は光量を調整する絞りであり、10は光
学的な像を電気信号に変換する固体撮像素子であり、1
1は固体撮像素子からの信号を色分離する色分離回路で
あり、12は画像信号を読み込み、画面を複数のブロッ
クに分割し、それぞれのブロックの平均輝度および平均
色度を求め、ブロック平均輝度信号YBとブロック平均
色度信号Sr,Sbを出力するブロック平均データ生成
回路であり、13はブロック平均データ生成回路12か
ら出力されたブロック平均色度信号Sr,Sbとブロッ
ク平均輝度信号YBから低輝度ブロックを検出する低輝
度ブロック検出回路であり、14は低輝度ブロック検出
回路13から出力された低輝度ブロック検出信号をSl
ow入力として、逆光状態の判定をする逆光判定回路で
ある。
【0036】以上のように構成された逆光検出装置につ
いて、図17を用いてその動作を説明する。まず、ブロ
ック平均データ生成回路12は入力された画像信号を複
数のブロックに分割してそれぞれのブロックについて平
均輝度YBおよび平均色度Sr,Sbを求める。次に、
低輝度ブロック検出回路13は、ブロックごとの平均色
度信号Sr,Sbからブロックごとの標準輝度Yset
を求め、低輝度ブロックを検出する。次に 逆光判定回
路14では、画面内の低輝度ブロックの合計数Nlow
を求め、標準低輝度ブロック数Nsetと比較し、 Nlow > Nset の場合、逆光と判断する。ブロック平均データ生成回路
12の構成及び動作については実施例1と同様なので、
省略する。
【0037】図18は低輝度ブロック検出回路13の好
ましい一例の詳しい構成を示すブロック図で、151は
標準設定手段で、内部には色度平面に輝度軸が垂直に交
わっている3次元空間に、標準輝度値を設定するための
平面 Yset=f(Sr,Sb) を保持している。152は低輝度検出手段である。低輝
度ブロック検出回路13の詳しい動作を説明するための
フローチャートを図19に示す。この図から分かるよう
に、各ブロックごとの平均色度信号Sr,Sbからブロ
ックごとの標準輝度値Ysetを設定する。この標準輝
度値Ysetと入力されたブロック平均輝度YBとを比
較して、 Yset > YB の場合は、低輝度ブロック検出信号Slowを出力す
る。ここで、標準輝度Ysetはしきい値で、そのブロ
ックが逆光状態かどうかの判断に用いる。逆光判定回路
14の構成及び動作については実施例1と同様なので省
略する。
【0038】以上のように本実施例は、標準輝度値Ys
etを色情報も考慮して設定しているので、指定した色
ごとに標準輝度Ysetを設定することができるように
なり、より自然な映像を実現することができる。
【0039】(実施例10)以下本発明の第10の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図20の構成図において、12はブロック平均デー
タ生成回路で、これは実施例1のブロック平均データ生
成回路12と同じ構成である。13の低輝度ブロック検
出回路が実施例9の低輝度ブロック検出回路13と異な
る点は、出力において、低輝度ブロック検出信号Slo
wを出力すると同時にブロック平均輝度信号YBも出力
する点である。14は逆光検出回路で、実施例2の逆光
判定回路14と同じ構成で、同様な動作をする。実施例
10が実施例9と異なる点は、逆光判定を実施例9は低
輝度ブロック数で判定していたのに対して、実施例10
は低輝度ブロックの平均輝度で判定している点にある。
ブロック平均輝度で判定を行っているので、実施例9の
低輝度ブロック数のような大きな離散値で判定するより
もきめ細かい判定、制御を行うことができる。
【0040】(実施例11)以下本発明の第11の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図21において12はブロック平均データ生成回路
で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路12
と同じ構成で、同様な動作をする。13は、低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例9の低輝度ブロック検出
回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆光
検出回路が実施例9の逆光検出回路14と異なる点は入
力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に絞り信
号Fを受けている点で、本実施例では標準低輝度ブロッ
ク数Nsetを絞り信号Fで変動させることができる。
つまり、逆光判定回路内に、 Nset=f(F) という関数fを保持している。
【0041】以上より、絞りを考慮した逆光判定を行う
ことができるので、例えば、絞り信号Fの大きさから屋
内、屋外の判定をすることができるようになり、本来輝
度が高い屋外であったらNsetを低めに設定し、本来
輝度が低い屋内であったらNsetを高めに設定するこ
とができ、きめ細かい逆光判定を行うことができるよう
になる。
【0042】(実施例12)以下本発明の第12の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図22において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は、低輝度ブ
ロック検出回路で、これは実施例9の低輝度ブロック検
出回路14と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例9の逆光検出回路14と異なる点は
入力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に低輝
度ブロック検出回路で低輝度と判定されたブロックのブ
ロック平均色度信号Sr,Sbを受けている所で、実施
例9では標準低輝度ブロック数Nsetは固定値であっ
たが、本実施例ではブロック平均色度信号Sr,Sbか
ら低輝度と判定されたブロック全体の平均色度Srav
e、Sbaveを求め、これによって、Nsetを変動
させることができる。つまり、逆光判定回路内に Nset=f(Srave,Sbave) という関数fを保持している。
【0043】(実施例13)以下本発明の第13の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図23において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例9の低輝度ブロック検出
回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆光
検出回路が実施例9の逆光検出回路14と異なる点は入
力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に低輝度
ブロック検出回路で、低輝度と判定されたブロックのブ
ロック平均色度信号Sr,Sbと絞り信号Fを受けてい
る所で、実施例9では標準低輝度ブロック数Nsetは
固定値であったが、本実施例ではブロック平均色度信号
Sr,Sbから低輝度と判定されたブロック全体の平均
色度Srave、Sbaveを求め、これと絞り信号F
によって、Nsetを変動させることができる。つま
り、逆光判定回路内に Nset=f(Srave,Sbave,F) という関数fを保持している。
【0044】以上より、色及び絞りを考慮した逆光判定
を行うことができるので、より人間の感性に近い逆光判
定を行うことができる。
【0045】(実施例14)以下本発明の第14の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図24において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例10の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例10の逆光判定回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロッ
ク平均輝度信号YBの他に、絞り信号Fも受ける点で、
逆光判定回路内部では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(F) というように決定する関数fを保持している。実施例1
4が実施例11と異なる点は、逆光判定を実施例11は
低輝度ブロック数で判定していたのに対して、実施例1
4は低輝度ブロックの平均輝度で判定している点にあ
る。ブロック平均輝度で判定を行っているので実施例1
1の低輝度ブロック数のような大きな離散値で判断する
よりもきめ細かい判定、制御を行うことができる。
【0046】(実施例15)以下本発明の第15の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図25において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例10の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例10の逆光判定回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロッ
ク平均輝度信号YBの他に、低輝度ブロックと判定され
たブロックのブロック平均色度信号Sr,Sbも受ける
点で、低輝度ブロック全体の平均色度Srave、Sb
aveを求め、逆光判定回路内部では、標準輝度Ylo
wsetを Ylowset=f(Srave,Sbave) というように決定する関数fを保持している。
【0047】実施例15が実施例12と異なる点は、逆
光判定を実施例12は低輝度ブロック数で判定していた
のに対して、実施例15は低輝度ブロックの平均輝度で
判定している点にある。ブロック平均輝度で判定を行っ
ているので実施例12の低輝度ブロック数のような大き
な離散値で判断するよりもきめ細かい判定、制御を行う
ことができる。
【0048】(実施例16)以下本発明の第16の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図26において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例10の低輝度ブロック検
出回路13と同じで、同様な動作をする。14の逆光検
出回路が実施例10の逆光判定回路14と異なる点は、
入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロック
平均輝度信号YBの他に、低輝度ブロック検出回路で低
輝度ブロックと判定されたブロックのブロック平均色度
信号Sr,Sbと絞り信号Fも受ける点で、低輝度ブロ
ック全体の平均色度Srave、Sbaveを求め、逆
光判定回路内部では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(Srave,Sbave,F) というように決定する関数fを保持している。実施例1
6が実施例13と異なる点は、逆光判定を実施例13は
低輝度ブロック数で判定していたのに対して、実施例1
6は低輝度ブロックの平均輝度で判定している点にあ
る。ブロック平均輝度で判定を行っているので実施例1
3の低輝度ブロック数のような大きな離散値で判断する
よりもきめ細かい判定、制御を行うことができる。
【0049】(実施例17)以下本発明の第17の実施
例の逆光検出装置について、図面を参照しながら説明す
る。図27において、9は光量を調整する絞りであり、
10は光学的な像を電気信号に変換する固体撮像素子で
あり、11は固体撮像素子からの信号を色分離する色分
離回路であり、12は画像信号を読み込み、画面を複数
のブロックに分割し、それぞれのブロックの平均輝度Y
Bおよび平均色度Sr,Sbを求めるブロック平均デー
タ生成回路であり、13はブロック平均データ生成回路
12から出力されたブロック平均輝度信号YB及びブロ
ック平均色度信号Sr,Sbと17の絞りセンサーから
出力された絞り信号Fから低輝度ブロックを検出する低
輝度ブロック検出回路であり、14は低輝度ブロック検
出回路13から出力された低輝度ブロック検出信号Sl
owを入力として、逆光検出を行う逆光判定回路であ
る。
【0050】以上のように構成された逆光検出装置につ
いて、図28のフローチャートを用いてその動作を説明
する。まず、ブロック平均データ生成回路12は入力さ
れた画像信号を複数のブロックに分割してそれぞれのブ
ロックについて平均輝度YBおよび平均色度Sr,Sb
を求める。次に低輝度ブロック検出回路13は、ブロッ
クごとの平均色度信号Sr,Sbと絞り信号Fからブロ
ックごとの標準輝度Ysetを求め、低輝度ブロックを
検出する。逆光判定回路14では低輝度ブロックの合計
数から逆光の検出をする。ブロック平均データ生成回路
12の構成及び動作は実施例1と同様なので省略する。
【0051】図29は低輝度ブロック検出回路13の好
ましい一例の詳しい構成を示すブロック図で、151は
標準設定手段で、内部に色度、輝度、絞りの4次元空間
で、標準輝度値を設定するための平面 Yset=f(F,Sr,Sb) を保持している。152は低輝度検出手段である。図3
0は低輝度ブロック検出回路13の好ましい詳しい動作
を説明するためのフローチャートである。この図から分
かるように、ブロックごとの平均色度信号Sr,Sb及
び、絞り信号Fからブロックごとの標準輝度値Yset
を設定する。この標準輝度値Ysetと入力されたブロ
ック平均輝度YBとを比較して、 Yset > YB の場合は、低輝度ブロック検出信号Slowを出力す
る。
【0052】逆光判定回路14の構成及び動作は実施例
1と同様であるので省略する。以上のように本実施例
は、標準輝度値を色情報及び絞り情報も考慮して設定し
ているので、例えば絞り値より屋外、屋内の判断をし
て、色情報より指定した色について標準輝度を設定する
ことができる。このようにきめ細かい標準輝度を設定す
ることができるので、より人間の感性に近い逆光判定を
行うことができるようになる。
【0053】(実施例18)以下本発明の第18の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図31において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13の低輝度ブロ
ック検出回路が実施例17の低輝度ブロック検出回路1
3と異なる点は、出力において、低輝度ブロック検出信
号Slowを出力すると同時にブロック平均輝度信号Y
Bも出力する点である。14の逆光検出回路の構成及び
動作については実施例2の逆光検出回路14と同様なの
で、説明は省略する。実施例18が実施例17と異なる
点は、逆光判定を実施例17は低輝度ブロック数で判定
していたのに対して、実施例18は低輝度ブロックの平
均輝度で判定している点にある。ブロック平均輝度で判
定を行っているので、実施例17の低輝度ブロック数の
ような大きな離散値で判定するよりもきめ細かい判定、
制御を行うことができる。
【0054】(実施例19)以下本発明の第19の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図32において12はブロック平均データ生成回路
で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路12
と同じ構成で、同様な動作をする。13は、低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例17の低輝度ブロック検
出回路13と同じものである。14の逆光検出回路が実
施例17の逆光検出回路14と異なる点は入力として低
輝度ブロック検出信号Slowの他に絞り信号Fを受け
ている所で、本実施例では標準低輝度ブロック数Nse
tを絞り信号Fで変動させることができる。つまり、逆
光判定回路内に、 Nset=f(F) という関数fを保持している。
【0055】(実施例20)以下本発明の第20の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図33において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は、低輝度ブ
ロック検出回路で、これは実施例17の低輝度ブロック
検出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の
逆光検出回路が実施例17の逆光検出回路14と異なる
点は入力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に
低輝度ブロック検出回路で低輝度と判定されたブロック
のブロック平均色度信号Sr,Sbを受けている点で、
実施例17では標準低輝度ブロック数Nsetは固定値
であったが、本実施例ではブロック平均色度信号から低
輝度と判定されたブロック全体の平均色度Srave、
Sbaveを求め、これによって、Nsetを変動させ
ることができる。つまり、逆光判定回路内に Nset=f(Srave,Sbave) という関数fを保持している。
【0056】(実施例21)以下本発明の第21の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図34において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例17の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例17の逆光検出回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowの他に低
輝度ブロック検出回路で低輝度と判定されたブロックの
ブロック平均色度信号Sr,Sbと絞り信号Fを受けて
いる所で、実施例17では標準低輝度ブロック数Nse
tは固定値であったが、本実施例ではブロック平均色度
信号Sr,Sbから低輝度と判定されたブロック全体の
平均色度Srave、Sbaveを求め、これと絞り信
号Fによって、Nsetを変動させることができる。つ
まり、逆光判定回路内に Nset=f(Srave,Sbave,F) という関数fを保持している。
【0057】(実施例22)以下本発明の第22の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図35において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例18の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例18の逆光判定回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロッ
ク平均輝度信号YBの他に、絞り信号Fも受ける点で、
逆光判定回路内部では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(F) というように決定する関数fを保持している。実施例2
2が実施例19と異なる点は、逆光判定を実施例19は
低輝度ブロック数で判定していたのに対して、実施例2
2は低輝度ブロックの平均輝度で判定している点にあ
る。ブロック平均輝度で判定を行っているので実施例1
9の低輝度ブロック数のような大きな離散値で逆光判定
するよりもきめ細かい判定、制御を行うことができる。
【0058】(実施例23)以下本発明の第23の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図36において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例18の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例18の逆光判定回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロッ
ク平均輝度信号YBの他に、低輝度ブロック検出回路
で、低輝度ブロックと判定されたブロックのブロック平
均色度信号Sr,Sbも受ける点で、低輝度ブロック全
体の平均色度Srave、Sbaveを求め、逆光判定
回路内部では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(Srave,Sbave) というように決定する関数fを保持している。
【0059】実施例23が実施例20と異なる点は、逆
光判定を実施例20は低輝度ブロック数で判定していた
のに対して、実施例23は低輝度ブロックの平均輝度で
判定している点にある。ブロック平均輝度で判定を行っ
ているので実施例20の低輝度ブロック数のような大き
な離散値で判断するよりもきめ細かい判定、制御を行う
ことができる。
【0060】(実施例24)以下本発明の第24の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図37において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。13は低輝度ブロ
ック検出回路で、これは実施例18の低輝度ブロック検
出回路13と同じ構成で、同様な動作をする。14の逆
光検出回路が実施例18の逆光判定回路14と異なる点
は入力として低輝度ブロック検出信号Slowとブロッ
ク平均輝度信号YBの他に、低輝度ブロック検出回路で
低輝度ブロックと判定されたブロックのブロック平均色
度信号Sr,Sbと絞り信号Fも受ける所で、低輝度ブ
ロック全体の平均色度Srave、Sbaveを求め、
逆光判定回路内部では、標準輝度Ylowsetを Ylowset=f(Srave,Sbave,F) というように決定する関数fを保持している。
【0061】実施例24が実施例21と異なる点は、逆
光判定を実施例21は低輝度ブロック数で判定していた
のに対して、実施例24は低輝度ブロックの平均輝度で
判定している点にある。ブロック平均輝度で判定を行っ
ているので実施例21の低輝度ブロック数のような大き
な離散値で判断するよりもきめ細かい判定、制御を行う
ことができる。
【0062】(実施例25)以下本発明の第25の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図38において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。15は分散計算回
路で、ブロック平均データ生成回路12から出力された
ブロック平均輝度信号YBの分散を計算し、輝度分散信
号YDを出力する。14は逆光判定回路で、分散計算回
路15から出力された輝度分散信号YDと内部に保持し
ているしきい値YDset(以降、標準輝度分散値と呼
ぶ)とを比較し、 YD > YDset ならば逆光状態と判定する。この実施例では、一般に逆
光状態といわれるシーンは輝度分散が大きいという事実
にもとづいている。
【0063】(実施例26)以下本発明の第26の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図39において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。15は分散計算回
路で、これは実施例25の分散計算回路15と同様な動
作をする。14の逆光判定回路が実施例25の逆光判定
回路14と異なる点は輝度分散信号YDの他に、絞り信
号Fを入力としている点である。逆光判定回路14の内
部には YDset=f(F) という関数fを保持していて、絞り値によって標準輝度
分散値YDsetを変動させることができる。これによ
ってよりきめ細かい逆光判定を行うことができる。
【0064】(実施例27)以下本発明の第27の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図40において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。15は分散計算回
路15で、実施例25の分散計算回路15と同様の動作
をする。
【0065】14は逆光判定手段で、好ましい一例の詳
しい構成図を図41に示す。また図42は逆光判定手段
14の動作を説明するフローチャートである。143は
指定色識別手段で、ブロック平均データ生成回路12か
ら出力されたブロック平均色度信号Sr,Sbを入力と
して受けて、色度平面上の指定された領域内にあるか否
かの判断をする。もし、指定された色度領域にあるブロ
ックがあれば、そのブロックのブロック平均色度信号S
r,Sbを出力する。この指定色は草木の緑などが好ま
しい。144は標準輝度分散値設定手段で、指定色識別
手段143から出力されたブロック平均色度信号Sr,
Sbを受けて、内部の指定色ブロックカウント数Nを1
つ増加させる。全てのブロックについて上記の動作を行
ったのち、指定色ブロックのみの平均色度Srave、
Sbaveを求める。標準輝度分散値設定手段144
は、内部に標準輝度分散値YDsetを設定する関数f
を保持している。指定色を草木の緑としたとき、この緑
は特異的に暗いからそのブロックが複数あると輝度分散
は大きくなる。これを補正するのが主旨である。指定色
ブロックのみの平均色度Srave、Sbaveと指定
色ブロックカウント数Nから YDset=f(Srave,Sbave,N) のように標準輝度分散信号YDsetを出力する。14
2は逆光判定手段で、分散計算回路15から出力された
輝度分散信号YDと標準輝度分散値設定手段144から
出力された標準輝度分散信号YDsetとを比較し、 YD > YDset ならば、逆光検出信号を出力する。
【0066】標準輝度分散値YDsetを色情報を用い
て変動させているので、指定した色ごとに標準輝度分散
値YDsetを設定することができるようになり、より
きめ細かい逆光判定が可能になる。
【0067】(実施例28)以下本発明の第28の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図43において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。15は分散計算回
路15で、実施例25の分散計算回路15と同様の動作
をする。14は逆光判定回路で、実施例27の逆光判定
回路14と異なる点は、入力に輝度分散信号YD、ブロ
ック平均色度信号Sr,Sbの他に、絞り信号Fを入力
として受ける点で、標準輝度分散値YDsetは、 YDset=f(Srave,Sbave,N,F) のように設定される。その他の動作及び構成は実施例2
7と同様であるので、省略する。
【0068】標準輝度分散値YDsetを色情報の他に
絞り情報も考慮して逆光判定を行っているので、絞り信
号から屋内、屋外の判断が可能であり、きめ細かい逆光
判定が可能となる。
【0069】(実施例29)以下本発明の第29の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図44において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。
【0070】15は分散計算回路で、好ましい一例の詳
しい構成を図45示す。また、図46は分散計算回路1
5の動作を説明するフローチャートである。143は指
定色識別手段で、ブロック平均データ生成回路12から
出力されたブロック平均色度信号Sr,Sbを受け取
り、色度平面上の指定した領域内にあるか否かの判断を
する。もし、指定した領域にあれば、ブロック平均色度
信号Sr,Sbを出力する。153は変動ブロック平均
輝度設定手段で、入力として、ブロック平均データ生成
回路12から出力されたブロック平均輝度信号YBと指
定色識別手段143からブロック平均色度信号Sr,S
bが出力された場合はそれも入力として受け取る。も
し、ブロック平均色度信号が指定色識別手段143から
出力されていない場合は入力されたブロック平均輝度信
号YBがそのまま出力される。ブロック平均色度信号S
r,Sbが出力されている場合は、以下のように内部に
保持している関数fにより適当な重みwを求める。
【0071】w = f(Sr,Sb) この重みwを入力されたブロック平均輝度信号YBに掛
けて、出力する。この関数fは他の被写体と比べて暗い
草木の緑等を補正するものである。
【0072】YB ← YB * w 154は分散計算手段で、変動ブロック平均輝度設定手
段151から出力されたブロック平均輝度信号YBを受
けてブロック平均輝度の分散を計算し、輝度分散信号Y
Dを出力する。
【0073】14は逆光判定回路で、実施例25の逆光
判定回路14と同様な動作をする。以上より、指定色ブ
ロックの平均輝度に適当な重みを掛けてやることによっ
て、草木の緑などの色にも考慮したより精度の良い逆光
判定が可能となる。なお、14の逆光判定回路について
は、実施例26、27、28で用いた逆光判定回路のい
ずれかを用いた自動レベル制御装置でも同様な効果を持
つ。
【0074】(実施例30)以下本発明の第30の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図47において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。15は分散計算回
路で、好ましい一例の詳しい構成は図48に示す。14
3は指定色識別手段で、実施例29の指定色識別手段と
同様な動作をする。153は変動ブロック平均輝度設定
手段で、実施例29の変動ブロック平均輝度設定手段と
異なる点は入力として、ブロック平均輝度信号YB、ブ
ロック平均色度信号Sr,Sbの他に、絞り信号Fも入
力されている点である。これにより、重みwを以下のよ
うに求める。
【0075】w = f(Sr,Sb,F) この後の動作は実施例29と同様なので、説明は省略す
る。14は逆光判定回路で、実施例25の逆光判定回路
14と同様な動作をする。
【0076】以上より、指定色のブロックの平均輝度に
適当な重みを掛けてやることによって、色にも考慮した
より精度の良い逆光判定が可能となる。なお、14の逆
光判定回路については、実施例26、27、28で用い
た逆光判定回路のいずれかを用いた自動レベル制御装置
も同様な効果を持つ。
【0077】(実施例31)以下本発明の第31の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図49において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、好ましい一例の詳しい構成図を
図50に示す。また、平均値周辺ブロック数計算回路1
6の動作を説明するフローチャートを図51に示す。1
61は平均値計算手段で、ブロック平均データ生成回路
12から出力されたブロック平均輝度信号YBから画面
全体の平均輝度を求め、画面平均輝度信号YBaveを
出力する。162は平均値周辺ブロックカウント手段
で、平均値計算手段161から出力された画面平均輝度
信号YBaveとブロック平均輝度信号YBを入力とし
て受け、YBが YBave−△YB≦YB≦YBave+△YB の範囲に入っていればカウントを1つ増加させる。以上
の動作を全てのブロックについて行い、その結果を平均
値周辺ブロック数信号Nbaveとして出力する。
【0078】14は逆光判定回路で、平均値周辺ブロッ
ク数計算回路16から出力された平均値周辺ブロック数
信号Nbaveを入力として受け、内部に保持している
標準平均値周辺ブロック数Nbavesetと比較し、 Nbave > Nbaveset ならば、逆光検出信号Sを出力する。
【0079】(実施例32)以下本発明の第32の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図52において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、実施例31の平均値周辺ブロッ
ク数計算回路16と同じ構成で、同様な動作をする。1
4は逆光判定回路で、実施例31と異なる点は入力とし
て、平均値周辺ブロック数信号Nbaveの他に絞り信
号Fを入力として受けている点で、動作は、実施例26
の逆光判定回路14と類似しており、標準平均値周辺ブ
ロック数Nbavesetを Nbaveset=f(F) のように内部に保持している関数fによって変動させる
ことによってきめ細かい判定を下すことができる。
【0080】(実施例33)以下本発明の第33の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図53において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、実施例31の平均値周辺ブロッ
ク数計算回路16と同じ構成で、同様な動作をする。1
4は逆光判定回路で、実施例31と異なる点は入力とし
て、平均値周辺ブロック数信号Nbaveの他にブロッ
ク平均色度信号Sr,Sbを受ける点である。逆光判定
回路14の動作は実施例27の逆光判定回路14と類似
しており、指定色ブロックのみの平均色度Srave,
Sbaveと指定色ブロック数Nから標準平均値周辺ブ
ロック数Nbavesetを Nbaveset=f(Srave,Sbave,N) のように設定し、色を考慮したきめ細かい判定を下すこ
とができる。
【0081】(実施例34)以下本発明の第34の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図54において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、実施例31の平均値周辺ブロッ
ク数計算回路16と同じ構成で、同様な動作をする。1
4は逆光判定回路で、実施例31と異なる点は入力とし
て、平均値周辺ブロック数信号Nbaveの他にブロッ
ク平均色度信号Sr,Sb及び、絞り信号Fを受ける点
である。逆光判定回路14の動作は実施例28の逆光判
定回路14と類似しており、指定色ブロックのみの平均
色度Srave,Sbaveと指定色ブロック数Nと絞
り信号Fとから標準平均値周辺ブロック数Nbaves
etを Nbaveset=f(Srave,Sbave,N,
F) のように設定する。色情報の他に絞り情報も考慮して逆
光判定を行っているのでよりきめ細かい判定を下すこと
ができる。
【0082】(実施例35)以下本発明の第35の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図55において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、実施例29の分散計算回路と類
似した動作を行う。平均値周辺ブロック数計算回路16
は、内部に指定した色を判別する手段を保持しており、
指定色ブロックと判別された場合は内部に保持している
関数fにより適当な重みwを求める。
【0083】w = f(Sr,Sb) この重みwを入力されたブロック平均輝度信号YBに掛
けて、 YB ← YB * w のように指定した色を考慮した新しいブロック平均デー
タYBを生成する。この新しいブロック平均データを用
いて、実施例31の平均値周辺ブロック数計算回路16
と同様な動作を行い、平均値周辺ブロック数信号Nba
veを出力する。14は逆光判定回路で、実施例31の
逆光判定回路14と同様な動作を行う。
【0084】以上より、指定色ブロックの平均輝度に適
当な重みを掛けてやることによって、指定した色にも考
慮したより精度の良い逆光判定が可能となる。なお、1
4の逆光判定回路については、実施例32、33、34
で用いた逆光判定回路のいずれかを用いた自動レベル制
御装置でも同様な効果を持つ。
【0085】(実施例36)以下本発明の第36の実施
例の逆光検出装置について図面を参照しながら説明す
る。図56において、12はブロック平均データ生成回
路で、これは実施例1のブロック平均データ生成回路1
2と同じ構成で、同様な動作をする。16は平均値周辺
ブロック数計算回路で、実施例30の分散計算回路の重
みwを求めるまでの動作と同様である。その後の平均値
周辺ブロック数計算回路の動作は実施例31の平均値周
辺ブロック数計算回路の動作と同様である。14は逆光
判定回路で、実施例31の逆光検出装置14と同様な動
作を行う。以上より、指定色ブロックの平均輝度に適当
な重みを掛けてやることによって、指定した色にも考慮
したより精度の良い逆光判定が可能となる。なお、14
の逆光判定回路については、実施例32、33、34で
用いた逆光判定回路のいずれかを用いた自動レベル制御
装置も同様な効果を持つ。
【0086】(実施例37) 本実施例は、ある種の被写体と、その色および輝度との
間には密接な関係があるという事実の利用にある。その
もっとも典型的な例は、草木と緑であり、人の肌と肌色
であり、空と青色である。これらの色からは被写体を推
定することが可能である。これら被写体を推定すること
が可能な色をここでは特定色と呼ぶ。このように特定色
と被写体とを関係づけることができるという事実は、画
像信号の中の特定色を切り出し、特定色の輝度信号を用
いて適正な露出を決定することができること示してい
る。また、色と被写体との対応付けから少し離れて、色
と輝度の間にも、黄色いものは一般に明るい、緑のもの
は一般に暗いなどいくらかの関係をみることができる。
本発明は、このように色と輝度との関係に注目し、撮像
装置の輝度レベルの調整に色の情報を積極的に用いよう
というものである。
【0087】以下本発明の特定色レベル判定装置の一実
施例について、図面を参照しながら説明する。図57は
本実施例の特定色レベル判定装置の構成を示すブロック
図である。図57において、1は固体撮像素子などから
得られる画像信号をレベル調整に用いるに適した形式で
サンプリングしサンプリング画像信号を出力するサンプ
リング回路であり、2はサンプリング回路1から出力さ
れるサンプリング画像信号を用いて特定色を切り出し特
定色輝度信号を出力する特定色切り出し回路であり、3
は特定色切り出し回路2からの特定色輝度信号を用いて
特定色の輝度の明暗を判定する特定色輝度判定回路であ
る。
【0088】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図5
8は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、CCD等か
らの画像信号Iを受けて、予め設定された手続きにした
がって画像信号Iをサンプリングしサンプリング画像信
号SIを計算し出力する。サンプリング回路1の好まし
い画像信号サンプリング法の一つは、図59に示したよ
うに画像をいくつかのブロックに分割し、各ブロックご
とに輝度信号Y、色差信号( Cb,Cr)について平
均をとるというものである。こうして得られたサンプリ
ング輝度信号SYとサンプリング色差信号(SCb,S
Cr)からなるサンプリング画像信号SIがサンプリン
グ回路1から出力される。特定色切り出し回路2は、サ
ンプリング回路1からのサンプリング画像信号SIを受
けて、特定の色差を持つサンプリング画像信号に対して
はサンプリング輝度信号SY、その他の場合はNOとな
特定色輝度信号CYを生成し出力する。特定色輝度判
定回路3は特定色輝度信号CYを受けて、特定色の輝度
の明暗を判定する。
【0089】図60は特定色切り出し回路2のさらに詳
しい構成を示したブロック図である。図60において、
21は特定色輝度切り出し手段であり、22は色差特定
色切り出し手段である。また、図61は特定色輝度判定
回路3のさらに詳しい構成を示したブロック図である。
【0090】図61において、31は内部に保持された
パラメータによって特定色切り出し回路2からの特定色
輝度信号CYの輝度の明暗を判定する特定色輝度分離手
段であり、32は特定色輝度分離手段から送られてくる
高輝度ブロック判定信号をカウントする高輝度カウンタ
であり、33は特定色輝度分離手段から送られてくる低
輝度ブロック判定信号をカウントする低輝度カウンタで
あり、34は高輝度カウンタ32からの高輝度ブロック
数信号と低輝度カウンタ33からの低輝度ブロック数信
号とから特定色輝度の明暗を判定する特定色輝度判定手
段である。
【0091】この構成における特定色切り出し回路2お
よび特定色輝度判定回路3の動作について図62を参照
しながら説明する。色差特定色切り出し手段22は、サ
ンプリング回路1からのサンプリング色差信号(SC
b,SCr)を受けて、予め設定された手続きに従って
サンプリング色差信号が特定色であるか否かを判定し色
差特定色判定信号SCJを出力する。色差特定色切り出
し手段22の特定色判定手続きの好ましい例について、
図63を参照しながら説明する。
【0092】図63は、色差を表す2次元平面である。
この平面の一点は一つの色味と対応しており、草木の緑
などはこの平面の特定の領域に集まる。したがって、こ
の色差平面上の草木の緑がよく分布する領域を、草木の
緑領域とすれば、サンプリング色差信号(SCb,SC
r)がその領域に入るか否かによってサンプリング色差
信号が特定色(草木の緑)であるかを判定することがで
きる。この特定色領域の作成にさいして、通常の正規分
布など仮定するベイズ判定など統計的な手法とともに、
多層パーセプトロン、学習ベクトル量子化、RCEなど
さまざまなモデルの知られているニューラルネットワー
クを用いる手法を利用するとよい。これは以下の実施例
においても同様にいえることなどで繰り返さない。
【0093】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号と特定色切り出
し手段22からの色差特定色判定信号SCJを受けて、
各ブロックごとに、 SCJj=特定色ならば、CYj=Yj SCJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号を生成し、出力する。
【0094】このようにして、特定色切り出し回路2に
おいては、各ブロックごとにサンプリング画像信号SI
が特定色であるか否かを判定し、特定色輝度信号CYが
生成、出力される。
【0095】次に、特定色輝度判定回路3の高輝度カウ
ンタ32と低輝度カウンタ33のカウンタ値は0にリセ
ットされる。そして、特定色輝度分離手段31は、特定
色切り出し回路2からの特定色輝度信号CYを受けて、
各ブロックごとに内部に保持した標準特定色輝度NCY
と特定色輝度信号CYを比較して、高輝度ブロック判定
信号HCと低輝度ブロック判定信号LCを CYj>NCYならば、HC=1、LC=0 CYj=NCYならば、HC=0、LC=0 CYj<NCYならば、HC=0、LC=1 として出力する。高輝度カウンタ32は特定輝度分離手
段からの高輝度ブロック判定信号HCを一画面分にわた
って積算し、高輝度ブロック数信号NHCを出力する。
低輝度カウンタ33は特定輝度分離手段からの低輝度ブ
ロック判定信号LCを一画面分にわたって積算し、低輝
度ブロック数信号NLCを出力する。特定色輝度判定手
段34は、高輝度カウンタ32から高輝度ブロック数信
号NHCと低輝度カウンタ33から低輝度ブロック数信
号NLCとを受けて、内部に保持した特定色ブロック数
閾値NNCと特定色ブロック数偏差閾値DNCとを用い
て、特定色輝度判定信号JCYを NHC+NLC≦NNCならば、JCY=適正輝度 NHC+NLC>NNCならば、|NHC−NLC|と
DNCを比較 |NHC−NLC|<DNCならば、JCY=適正輝度 |NHC−NLC|≧DNCならば、NHCとNLCを
比較 NHC>NLC ならば、JCY=明るすぎる NHC>NCL でないならば、JCY=暗すぎる という規則で生成し、出力する。
【0096】以上のように本実施例によれば、通常の被
写体に比べて暗い草木の緑などが画面の多くの部分を占
めるような場合においても、特定色判定回路より草木の
緑に対する輝度が適正であるかどうかの判定が可能とな
る。したがって、従来の自動レベル制御装置では草木の
緑が画面のかなりの部分を占めたために画面が明るくな
りすぎるような場合においても、適正な明るさの画面を
提供できる。もちろん草木の緑の領域が小さい場合に
は、自動的に適正輝度と判定される構成になっており、
特定色の占める面積が小さい場合には、従来の自動レベ
ル調整と同じ結果が得られる。
【0097】なお、ここでは、特定色として草木の緑を
例にあげて説明をしたが、これは人の肌色、空の青な
ど、被写体を推定できる色であれば、どんなものであっ
てもかまわない。また、本実施例の最初に述べたよう
に、特定色として特定の被写体と関係づけられないもの
であっても、一応の効果を期待できる。さらに、この特
定色自動レベル調整装置をいくつか並列に並べることに
より、高性能化を図ることは容易である。加えて、判定
を、明るすぎる、適正輝度、暗すぎるだけでなくさらに
非常に明るすぎるなどを加えて、判定の諧調を増やすこ
ともできる。これらの事柄は、以下の実施例でも同様に
いえることであるので、特に強調したい場合を除いて繰
り返さない。
【0098】(実施例38) 以下本発明の第38の実施例の特定色レベル判定装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。図64は特定色
レベル判定装置の構成を示すブロック図である。図64
において、1は固体撮像素子などから得られる画像信号
をレベル調整に用いるに適した形式でサンプリングしサ
ンプリング画像信号を出力するサンプリング回路であ
り、2はサンプリング回路1から出力されるサンプリン
グ画像信号を用いて特定色を切り出し特定色輝度信号を
出力する特定色切り出し回路であり、30は特定色切り
出し回路2からの特定色輝度信号と色差信号を用いて
定色の輝度の明暗を判定する特定色輝度判定回路であ
る。
【0099】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図6
5は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、実施例37
に記載したものと同じものであり、サンプリング輝度信
号SYとサンプリング色差信号(SCb,SCr)から
なるサンプリング画像信号SIがサンプリング回路1か
ら出力される。特定色切り出し回路2は、サンプリング
回路1からのサンプリング画像信号SIを受けて、特定
の色差を持つサンプリング画像信号に対しては、サンプ
リング輝度信号SY、その他の場合にはNOとなる特定
色輝度信号CYを生成し出力する。特定色輝度判定回路
30は特定色輝度信号CYとサンプリング色差信号(S
Cb,SCr)を受けて、特定色の輝度の明暗を判定す
る。
【0100】また、図66は特定色輝度判定回路30の
さらに詳しい構成を示したブロック図である。図66に
おいて、35はサンプリング色差信号から補正標準特定
色輝度MNCYを計算して出力する標準特定色輝度計算
手段であり、311は標準特定色輝度計算手段から補正
標準特定色輝度MNCYによって特定色切り出し回路2
からの特定色輝度信号CYの輝度の明暗を判定する可変
特定色輝度分離手段であり、32は可変特定色輝度分離
手段から送られてくる高輝度ブロック判定信号をカウン
トする高輝度カウンタであり、33は可変特定色輝度分
離手段から送られてくる低輝度ブロック判定信号をカウ
ントする低輝度カウンタであり、34は高輝度カウンタ
32からの高輝度ブロック数信号と低輝度カウンタ33
からの低輝度ブロック数信号とから特定色輝度の明暗を
判定する特定色判定手段である。
【0101】この構成における特定色判定回路30の動
作について説明する。まず、特定色輝度判定回路30の
高輝度カウンタ32と低輝度カウンタ33のカウンタ値
は0にリセットされる。一方、標準特定色輝度計算手段
35は各ブロックごとに、サンプリング画像信号SIを
受けて、補正標準特定色輝度MNCYjを計算する。こ
の補正標準特定色輝度MNCYjの計算は、サンプリン
グ時に発生する混色の影響を排除するように行われるこ
とが望ましい。その一例として、隣接する非特定色ブロ
ックの平均輝度YNとして、 MNCYj=NCYdef+α・(YN−NCYdef)・di
stance(Cj,Cdef) という計算式を考えることができる。ここで、distance
( Cj,Cdef )はサンプリング色差信号Cjと標準特定色
色差Cdefとの距離であり、NCYdefは標準特定色輝度
であり、αは適切に定められた正の定数である。一般
に、特定色の被写体と混色を起こしている被写体の輝度
と色差は隣のブロックに強く反映されているはずであ
る。この考えをもとに(YN−NCYdef)の項が取り
入れられている。さらに、混色の影響が大きいほど、す
なわち特定色と判定される領域ないではあるが標準特定
色色差から離れた色ほど補正の度合いが大きくなる。こ
うして標準特定色輝度計算手段35を設けることによ
り、サンプリングによる混色の影響の低減が図れる。以
下の動作は、実施例1と同様であるので、説明を省略す
る。
【0102】(実施例39)図67は特定色切り出し回
路2のもう一つの実施例の詳しい構成を示したブロック
図である。図67において、21は特定色輝度輝度切り
出し手段であり、23は輝度色差特定色切り出し手段で
ある。
【0103】この構成における特定色切り出し回路2の
動作について説明する。輝度色差特定色切り出し手段2
3は、サンプリング回路1からのサンプリング輝度信号
Yとサンプリング色差信号(SCb,SCr)、まとめ
てサンプリング画像信号(SCb,SCr,Y)を受け
て、予め設定された手続きに従ってサンプリング色差信
号が特定色であるか否かを判定し色差特定色判定信号S
CJを出力する。輝度色差特定色切り出し手段23の特
定色判定手続きの好ましい例について、図68を参照し
ながら説明する。図68は、輝度色差を表す3次元空間
である。この空間の一点は一つの色と対応しており、草
木の緑などはこの平面の特定の領域に集まる。したがっ
て、この色差平面上の草木の緑がよく分布する領域を、
草木の緑領域とすれば、サンプリング画像信号(SC
b,SCr,Y)がその領域に入るか否かによってサン
プリング色差信号が特定色(草木の緑)であるかを判定
することができる。
【0104】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号と特定色切り出
し手段23からの色差特定色判定信号SCJを受けて、
各ブロックごとに、 SCJj=特定色ならば、CYj=Yj SCJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号を生成し、出力する。このよう
にして、特定色切り出し回路2においては、各ブロック
ごとにサンプリング画像信号SIが特定色であるか否か
を判定し、特定色輝度信号CYが生成、出力される。
【0105】なお、特定色判定については、実施例3
7、38のいずれを用いても良く、その説明は繰り返し
になるので省略する。以上のように本実施例によれば、
特定色の切り出しを3次元の色空間で行うことができる
ので、さらにきめの細かい特定色切り出しができる。
【0106】(実施例40) 以下本発明の自動レベル制御装置の一実施例について図
面を参照しながら説明する。図69は本実施例の自動レ
ベル制御装置の構成を示すブロック図である。図69に
おいて、100は光量を調整する絞りであり、101は
レンズ等光学系であり、102は光的な画像を電気信号
に変換する固体撮像素子であり、103は固体撮像素子
102からの信号を色分離する色分離回路であり、10
4は色分離回路103からの色分離された画像輝度信号
を用いて画面の明暗を判定する輝度レベル判定部であ
り、105は色分離回路103からの色分離された画像
信号を用いて特定色について明暗を判定する特定色レベ
ル判定部であり、106は輝度レベル判定部104と特
定色レベル判定部105から輝度レベル判定信号と特定
色レベル判定信号を受けて総合的に画面の明暗を判定す
る総合レベル判定部であり、107は総合レベル判定信
号を受けて絞りを制御する絞りドライバである。
【0107】以上のように構成された自動レベル制御装
置について、その動作を説明する。まず、光学系101
は被写体からの反射光が固体撮像素子102上に像を結
ぶように調整し、絞り100は光量を制御する。固体撮
像素子102はその表面に結ばれた光学的画像を電気信
号に変換する。色分離回路103は固体撮像素子102
からの電気信号を処理して色分離された画像信号Iに変
換して出力する。
【0108】色分離の方法は、赤緑青(R,G,B)の
光の三原色とする場合と輝度色差(Cb,Cr,Y)と
する場合が考えられる。この2つの表現は、線形変換で
結ばれており、基本的に等価なものである。したがっ
て、以下では説明の容易な輝度色差に色分離された場合
について説明を行う。
【0109】輝度レベル判定部104は色分離回路10
3から画像輝度信号Yを受けて、例えば画像輝度信号Y
の平均値で与えられる画面平均輝度<Y>が設定値Yse
tと比較して、輝度レベル判定信号JTYを |<Y>−Yset|≦DYaveならば、JTY=適正輝度 |<Y>−Yset|>DYaveかつ <Y> > Ysetならば、JTY=明るすぎる |<Y>−Yset|>DYaveかつ <Y> < Ysetならば、JTY=暗すぎる として出力する。特定色レベル判定部105は色分離回
路103から画像信号Iを受けて、上記実施例または後
の実施例で記載するように動作し特定色について明暗を
判定し、特定色レベル判定信号JCYを出力する。
【0110】総合レベル判定部106は、輝度レベル判
定部104から輝度レベル判定信号JTYを、特定色レ
ベル判定部105から特定色レベル判定信号JCYを受
けて、例えば、(表1)に掲げるような規則に従って、
総合レベル判定信号JYを出力する。
【0111】
【表1】
【0112】絞りドライバ107は、総合判定部106
から総合レベル判定信号JYを受けて、JY=明るすぎ
るの場合には絞り100を絞るなど、JYが適正輝度と
なるように絞りを制御する。
【0113】本実施例による自動レベル制御装置の特性
は、表1に掲げたように、従来の自動レベル制御装置で
は、草木の緑が画面のかなりの部分を占めたために画面
が明るくなりすぎるような場合においても、特定色レベ
ル判定部の働きにより適正な明るさの画面を提供でき
る。
【0114】なお、表1の判定テーブルは特定色として
何を用いるか、設計思想によって、修正してかまわな
い。また、特定色を複数用いる場合においても、同様の
判定テーブルを作成することによって、総合判定は可能
である。さらに、判定の階調を上げることによって、よ
りきめの細かい制御が可能となる。加えて、上記のテー
ブル作成について、人が美しいと感じる感性を反映させ
るために、ニューラルネットワークの適当なモデルを用
いて作成することは非常に有効である。
【0115】(実施例41) 以下本発明の特定色レベル判定装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図70は特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図である。図70にお
いて、1は固体撮像素子などから得られる画像信号をレ
ベル調整に用いるに適した形式でサンプリングしサンプ
リング輝度信号SYとサンプリング色差信号SCからな
るサンプリング画像信号SIを出力するサンプリング回
路であり、4はサンプリング画像信号SIからサンプリ
ング色度信号SSを計算する色度計算回路であり、2は
サンプリング回路1から出力されるサンプリング輝度信
号SYと色度計算回路4から出力されるサンプリング色
度信号SSとを用いて特定色を切り出し特定色輝度信号
CYを出力する特定色切り出し回路であり、3は特定色
切り出し回路2からの特定色輝度信号CYと特定色輝度
信号NCYを比較し、後述の方法で特定色の輝度の明暗
を判定する特定色輝度判定回路である。
【0116】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図7
1は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、固体撮像素
子等からの画像信号Iを受けて、予め設定された手続き
にしたがって画像信号Iをサンプリングしサンプリング
画像信号SIを計算し出力する。サンプリング回路1の
好ましい画像信号サンプリング法の一つは、図59に示
したように画像をいくつかのブロックに分割し、各ブロ
ックごとに輝度信号Y、色差信号(Cb,Cr)につい
て平均をとるというものである。こうして得られたサン
プリング輝度信号SYとサンプリング色差信号(SC
b,SCr)からなるサンプリング画像信号SIがサン
プリング回路1から出力される。色度計算回路4は、サ
ンプリング画像信号SIを受けて、サンプリング色度信
号SSを計算して出力する。特定色切り出し回路2は、
サンプリング回路1からのサンプリング輝度信号SYと
色度計算回路4からのサンプリング色度信号SSとを受
けて、特定の色度を持つサンプリング画像信号に対して
はCY=SY、その他の場合にはCY=NOである特定
色輝度信号CYを生成し出力する。特定色輝度判定回路
3は特定色輝度信号CYを受けて、特定色の輝度の明暗
を判定する。
【0117】図72は特定色切り出し回路2のさらに詳
しい構成を示したブロック図である。図72において、
21は特定色輝度輝度切り出し手段であり、24は色度
特定色切り出し手段である。また、特定色輝度判定回路
3のさらに詳しい構成は実施例37で示したものと同様
である。この構成における特定色切り出し回路2および
特定色輝度判定回路3の動作について図73を参照しな
がら説明する。色度特定色切り出し手段24は、色度計
算回路4からのサンプリング色度信号(SSb,SS
r)を受けて、予め設定された手続きに従ってサンプリ
ング色度信号が特定色であるか否かを判定し色度特定色
判定信号SSJを出力する。
【0118】特定色切り出し手段24の色度特定色切り
出し手段の好ましい例について、図74を参照しながら
説明する。図74は、色度を表す2次元平面である。こ
の平面の一点は一つの色味と対応しており、草木の緑な
どはこの平面の特定の領域に集まる。したがって、この
色度平面上の草木の緑がよく分布する領域を、草木の緑
領域とすれば、サンプリング色度信号(SSb,SS
r)がその領域に入るか否かによってサンプリング色度
信号が特定色(草木の緑)であるかを判定することがで
きる。
【0119】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号SYと色度特定
色切り出し手段24からの色度特定色判定信号SSJを
受けて、各ブロックごとに、 SSJj=特定色ならば、CYj=SYj SSJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号を生成し、出力する。このよう
にして、特定色切り出し回路2においては、各ブロック
ごとにその色が特定色であるか否かを判定し、特定色輝
度信号CYが生成、出力される。
【0120】次に、特定色輝度判定回路3の高輝度カウ
ンタ32と低輝度カウンタ33のカウンタ値は0にリセ
ットされる。そして、特定色輝度分離手段31は、特定
色切り出し回路2からの特定色輝度信号CYを受けて、
各ブロックごとに特定色輝度信号がNOであるか否かを
判定し、 CYj=NOならば、HC=0、LC=0 その他の場合には、内部に保持した標準特定色輝度NC
Yと特定色輝度信号CYを比較して、高輝度ブロック判
定信号HCと低輝度ブロック判定信号LCを CYj>NCYならば、HC=1、LC=0 CYj=NCYならば、HC=0、LC=0 CYj<NCYならば、HC=0、LC=1 として出力する。高輝度カウンタ32は特定輝度分離手
段からの高輝度ブロック判定信号HCを一画面分にわた
って積算し、高輝度ブロック数信号NHCを出力する。
【0121】低輝度カウンタ33は特定輝度分離手段か
らの低輝度ブロック判定信号LCを一画面分にわたって
積算し、低輝度ブロック数信号NLCを出力する。特定
色輝度判定手段34は、高輝度カウンタ32から高輝度
ブロック数信号NHCと低輝度カウンタ33から低輝度
ブロック数信号NLCとを受けて、内部に保持した特定
色ブロック数閾値NNCと特定色ブロック数偏差閾値と
用いて、特定色輝度判定信号JCYを NHC+NLC≦NNCならば、JCY=適正輝度 NHC+NLC>NNCならば、|NHC−NLC|と
DNCを比較 |NHC−NLC|<DNCならば、JCY=適正輝度 |NHC−NLC|≧DNCならば、NHCとNLCを
比較 NHC>NLC ならば、JCY=明るすぎる NHC>NCL でないならば、JCY=暗すぎる という規則で生成し、出力する。
【0122】以上のように本実施例によれば、通常の被
写体に比べて暗い草木の緑などが画面の多くの部分を占
めるような場合においても、特定色判定回路より草木の
緑に対する輝度が適正であるかどうかの判定が可能とな
る。したがって、従来の自動レベル制御装置では草木の
緑が画面のかなりの部分を占めたために画面が明るくな
りすぎるような場合においても、適正な明るさの画面を
提供できる。もちろん草木の緑の領域が小さい場合に
は、自動的に適正輝度と判定される構成になっており、
特定色の占める面積が小さい場合には、従来の自動レベ
ル調整と同じ結果が得られる。
【0123】(実施例42) 以下本発明の特定色レベル判定装置の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図75は特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図である。図75にお
いて、1は固体撮像素子などから得られる画像信号をレ
ベル調整に用いるに適した形式でサンプリングしサンプ
リング画像信号を出力するサンプリング回路であり、4
はサンプリング回路1からサンプリング画像信号SIを
受けサンプリング色度信号SSを出力する色度計算回路
であり、2はサンプリング回路1から出力されるサンプ
リング輝度信号と色度計算回路4から出力されるサンプ
リング色度信号SSを用いて特定色を切り出し特定色輝
度信号を出力する特定色切り出し回路であり、30は特
定色切り出し回路2からの特定色輝度信号と色度信号
用いて特定色の輝度の明暗を判定する特定色輝度判定回
路である。
【0124】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図7
6は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、実施例37
に記載したものと同じものであり、サンプリング輝度信
号SYとサンプリング色差信号(SCb,SCr)から
なるサンプリング画像信号SIがサンプリング回路1か
ら出力される。色度計算回路4はサンプリング画像信号
SIを受けてサンプリング色度信号SSを計算して出力
する。特定色切り出し回路2は、サンプリング回路1か
らのサンプリング輝度信号SYと色度計算手段4からの
サンプリング色度信号SSとを受けて、特定の色度を持
つサンプリング画像信号SIに対してはCY=SY、そ
の他の場合にはCY=NOとなる特定色輝度信号CYを
生成し出力する。特定色輝度判定回路30は特定色輝度
信号CYとサンプリング色度信号SSを受けて、特定色
の輝度の明暗を判定する。
【0125】また、図66は特定色輝度判定回路30の
さらに詳しい構成を示したブロック図である。図66に
おいて、35はサンプリング色度信号から補正標準特定
色輝度MNCYを計算して出力する標準特定色輝度計算
手段であり、311は標準特定色輝度計算手段から補正
標準特定色輝度MNCYによって特定色切り出し回路2
からの特定色輝度信号CYの輝度の明暗を判定する可変
特定色輝度分離手段であり、32は可変特定色輝度分離
手段から送られてくる高輝度ブロック判定信号をカウン
トする高輝度カウンタであり、33は可変特定色輝度分
離手段から送られてくる低輝度ブロック判定信号をカウ
ントする低輝度カウンタであり、34は高輝度カウンタ
32からの高輝度ブロック数信号と低輝度カウンタ33
からの低輝度ブロック数信号とから特定色輝度の明暗を
判定する特定色判定手段である。
【0126】この構成における特定色輝度判定回路30
の動作について説明する。まず、特定色輝度判定回路3
0の高輝度カウンタ32と低輝度カウンタ33のカウン
タ値は0にリセットされる。一方、標準特定色輝度計算
手段35は各ブロックごとに、サンプリング画像信号S
Iを受けて、補正標準特定色輝度MNCYjを計算す
る。この補正標準特定色輝度MNCYjの計算は、サン
プリング時に発生する混色の影響を排除するように行わ
れることが望ましい。その一例として、隣接する非特定
色ブロックの平均輝度YNとして、 MNCYj=NCYdef+α・(YN−NCYdef)・dist
ance(SSj,SSdef) という計算式を考えることができる。ここで、distance
( SSj,SSdef )はサンプリング色度信号SSjと標
準特定色色度SSdefとの距離であり、NCYdefは標準
特定色輝度であり、αは適切に定められた正の定数であ
る。一般に、特定色の被写体と混色を起こしている被写
体の輝度と色度は隣のブロックに強く反映されているは
ずである。この考えをもとに(YN−NCYdef)の項
が取り入れられている。さらに、混色の影響が大きいほ
ど、すなわち特定色と判定される領域ないではあるが標
準特定色色差から離れた色ほど補正の度合いが大きくな
る。こうして標準特定色輝度計算手段35を設けること
により、サンプリングによる混色の影響の低減が図れ
る。
【0127】以下の動作は、実施例41と同様であるの
で、説明を省略する。なお、図75に示したような構成
をとることにより、補正標準特定色輝度MNCYの計算
をサンプリング色差信号を用いて計算することも可能で
ある。
【0128】(実施例43)図77は特定色切り出し回
路2のもう一つの実施例の詳しい構成を示したブロック
図である。図77において、21は特定色輝度切り出し
手段であり、24は輝度色度特定色判定手段である。
【0129】この構成における特定色切り出し回路2の
動作について説明する。輝度色度特定色判定手段24
は、サンプリング回路1からのサンプリング輝度信号S
Yとサンプリング色度信号(SSb,SSr)、まとめ
てサンプリング色度輝度信号(SSb,SSr,SY)
を受けて、予め設定された手続きに従ってサンプリング
色度輝度信号が特定色であるか否かを判定し色度特定色
判定信号SSJを出力する。輝度色度特定色判定手段2
4の特定色判定手続きの好ましい例について、図78を
参照しながら説明する。図78は、輝度色度によって張
られる色を表す3次元空間である。この空間の一点は一
つの色と対応しており、草木の緑などはこの平面の特定
の領域に集まる。したがって、この色度平面上の草木の
緑がよく分布する領域を、草木の緑領域とすれば、サン
プリング色度輝度信号(SSb,SSr,SY)がその
領域に入るか否かによってサンプリング色度輝度信号が
特定色(草木の緑)であるかを判定することができる。
【0130】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号と輝度色度特定
色判定手段24からの色度特定色判定信号SSJを受け
て、各ブロックごとに、 SSJj=特定色ならば、CYj=SYj SSJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号を生成し、出力する。
【0131】このようにして、特定色切り出し回路2に
おいては、各ブロックごとにサンプリング画像信号SI
が特定色であるか否かを判定し、特定色輝度信号CYが
生成、出力される。
【0132】なお、特定色判定については、実施例4
1、42のいずれを用いても良く、その説明は繰り返し
になるので省略する。以上のように本実施例によれば、
特定色の切り出しを3次元の色空間で行うことができる
ので、さらにきめの細かい特定色切り出しができる。
【0133】(実施例44) 以下特定色レベル判定装置の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。図79は特定色レベル判定部の
構成を示すブロック図である。図79において、1は固
体撮像素子などから得られる画像信号をレベル調整に用
いるに適した形式でサンプリングしサンプリング輝度信
号SYとサンプリング色度信号SCからなるサンプリン
グ画像信号SIを出力するサンプリング回路であり、5
はサンプリング回路1からのサンプリング輝度信号SY
と絞り信号Fとを受けて被写体輝度信号HSYを計算し
出力する被写体輝度計算回路であり、2はサンプリング
回路1から出力されるサンプリング画像信号SIと被写
体輝度計算回路5から出力される被写体輝度信号HSY
とを用いて特定色を切り出し特定色輝度信号CYを出力
する特定色切り出し回路であり、3は特定色切り出し回
路2からの特定色輝度信号CYを用いて標準特定色輝度
との明暗を比較して特定色の輝度の明暗を判定する特定
色輝度判定回路である。
【0134】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図8
0は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、固体撮像素
子等からの画像信号Iを受けて、予め設定された手続き
にしたがって画像信号Iをサンプリングしサンプリング
画像信号SIを計算し出力する。サンプリング回路1の
好ましい画像信号サンプリング法の一つは、図59に示
したように画像をいくつかのブロックに分割し、各ブロ
ックごとに輝度信号Y、色差信号(Cb,Cr)につい
て平均をとるというものである。こうして得られたサン
プリング輝度信号SYとサンプリング色差信号(SC
b,SCr)からなるサンプリング画像信号SIがサン
プリング回路1から出力される。被写体輝度計算回路5
はサンプリング回路1からのサンプリング輝度信号SY
と絞りセンサ(図示せず)からの絞り信号Fとを受け
て、被写体輝度信号HSYを計算し出力する。特定色切
り出し回路2は、サンプリング回路1からのサンプリン
グ画像信号SIと被写体輝度計算回路5からの被写体輝
度信号HSYとを受けて、サンプリング画像信号SIが
特定の色度を持つ場合にはCYj=SYj、その他の場合
にはCYj=NOである特定色輝度信号CYを生成し出
力する。特定色輝度判定回路3は特定色輝度信号CYを
受けて、特定色の輝度の明暗を判定する。
【0135】図81は特定色切り出し回路2のさらに詳
しい構成を示したブロック図である。図81において、
21は特定色輝度輝度切り出し手段であり、25は被写
体輝度色差特定色切り出し手段である。また、特定色輝
度判定回路3のさらに詳しい構成は実施例37で示した
ものと同様である。
【0136】この構成における特定色切り出し回路2お
よび特定色輝度判定回路3の動作について図82を参照
しながら説明する。被写体輝度色差特定色切り出し手段
25は、被写体輝度計算回路5からの被写体輝度信号H
SYとサンプリング回路1からのサンプリング色差信号
(SCb,SCr)とを受けて、予め設定された手続き
に従って当該信号が特定色であるか否かを判定し色度特
定色判定信号SSJを出力する。特定色輝度切り出し手
段21の特定色判定手続きの好ましい例について、図8
3を参照しながら説明する。
【0137】図83は、色を表す3次元空間である。こ
の空間の一点は一つの色と対応しており、草木の緑など
はこの空間の特定の領域に集まる。したがって、この色
空間の草木の緑がよく分布する領域を、草木の緑領域と
すれば、サンプリング色差信号(SCb,SCr)と被
写体輝度信号HSYで指定される点がその領域に入るか
否かによってその色が特定色(草木の緑)であるかを判
定することができる。
【0138】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号SYと被写体輝
度色差特定色切り出し手段25からの色差特定色判定信
号SSJを受けて、各ブロックごとに、 SSJj=特定色ならば、CYj=SYj SSJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号CYを生成し、出力する。
【0139】このようにして、特定色切り出し回路2に
おいては、各ブロックごとにサンプリング画像信号SI
が特定色であるか否かを判定し、特定色輝度信号CYが
生成、出力される。特定色輝度判定回路3の動作は実施
例41と同様なので省略する。
【0140】以上のように本実施例によれば、通常の被
写体に比べて暗い草木の緑などが画面の多くの部分を占
めるような場合においても、特定色判定回路より草木の
緑に対する輝度が適正であるかどうかの判定が可能とな
る。したがって、従来の自動レベル制御装置では草木の
緑が画面のかなりの部分を占めたために画面が明るくな
りすぎるような場合においても、適正な明るさの画面を
提供できる。もちろん草木の緑の領域が小さい場合に
は、自動的に適正輝度と判定される構成になっており、
特定色の占める面積が小さい場合には、従来の自動レベ
ル調整と同じ結果が得られる。
【0141】(実施例45)以下本発明の第45の実施
例の特定色レベル判定装置について、図面を参照しなが
ら説明する。図84は特定色レベル判定部の構成を示す
ブロック図である。
【0142】図84において、1は固体撮像素子などか
ら得られる画像信号をレベル調整に用いるに適した形式
でサンプリングしサンプリング画像信号を出力するサン
プリング回路であり、4はサンプリング回路1からサン
プリング画像信号SIを受けサンプリング色度信号SS
を出力する色度計算回路であり、5はサンプリング回路
1からのサンプリング輝度信号SYと絞り信号Fを受け
て被写体輝度信号を計算する被写体輝度計算回路であ
り、2はサンプリング回路1から出力されるサンプリン
グ輝度信号SYと被写体輝度計算回路5からの被写体輝
度信号HSYと色度計算回路4からのサンプリング色度
信号SSとを受けて特定色を切り出し特定色輝度信号を
出力する特定色切り出し回路であり、30は特定色切り
出し回路20からの特定色輝度信号と色度信号を用いて
特定色の輝度の明暗を判定する色度特定色輝度判定回路
である。
【0143】以上のように構成された特定色レベル判定
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図8
5は特定色レベル判定装置の動作を説明するフローチャ
ートである。まず、サンプリング回路1は、実施例37
に記載したものと同じものであり、サンプリング輝度信
号SYとサンプリング色差信号(SCb,SCr)から
なるサンプリング画像信号SIがサンプリング回路1か
ら出力される。被写体輝度計算回路5はサンプリング回
路1からのサンプリング輝度信号と絞りセンサ(図示せ
ず)からの絞り信号とを受けて、被写体輝度信号HSY
を計算し出力する。
【0144】特定色切り出し回路2は、サンプリング回
路1からのサンプリング輝度信号SYと被写体輝度計算
回路5から被写体輝度信号HSYと色度計算回路4から
サンプリング色度信号SSとを受けて、特定色であるか
否かの判定結果を用いて特定色輝度信号CYを生成し出
力する。特定色輝度判定回路30は特定色輝度信号CY
とサンプリング色度信号(SSb,SSr)を受けて、
特定色の輝度の明暗を判定する。
【0145】図86は特定色切り出し回路2の好ましい
構成を示したブロック図である。図86において、21
は特定色輝度輝度切り出し手段であり、26は被写体輝
度色度特定色切り出し手段である。この構成における特
定色切り出し回路2の動作について説明する。
【0146】被写体輝度色度特定色切り出し手段26
は、被写体輝度計算回路5からの被写体輝度信号HSY
とサンプリング色度信号(SSb,SSr)とをまとめ
たサンプリング色度被写体輝度信号(SSb,SSr,
HSY)を受けて、予め設定された手続きに従ってサン
プリング色度被写体輝度信号が特定色であるか否かを判
定し被写体輝度色度特定色判定信号SSJを出力する。
被写体輝度色度特定色切り出し手段26の特定色判定手
続きの好ましい例について、図87を参照しながら説明
する。図87は、被写体輝度色度を表す3次元空間であ
る。この空間の一点は一つの色と対応しており、草木の
緑などはこの空間の特定の領域に集まる。したがって、
この空間内の草木の緑がよく分布する領域を、草木の緑
領域とすれば、サンプリング色度被写体輝度信号(SS
b,SSr,HSY)がその領域に入るか否かによって
当該信号が特定色(草木の緑)であるかを判定すること
ができる。
【0147】特定色輝度切り出し手段21では、サンプ
リング回路1からサンプリング輝度信号と被写体輝度色
度特定色切り出し手段26からの被写体輝度色度特定色
判定信号SSJを受けて、各ブロックごとに、 SSJj=特定色ならば、CYj=SYj SSJj≠特定色ばらば、CYj=NO として、特定色輝度信号を生成し、出力する。このよう
にして、特定色切り出し回路2においては、各ブロック
ごとにサンプリング画像信号SIが特定色であるか否か
を判定し、特定色輝度信号CYが生成、出力される。
【0148】また、図66は特定色輝度判定回路30の
さらに詳しい構成を示したブロック図である。
【0149】図66において、35はサンプリング色度
信号から補正標準特定色輝度MNCYを計算して出力す
る標準特定色輝度計算手段であり、311は標準特定色
輝度計算手段から補正標準特定色輝度MNCYによって
特定色切り出し回路2からの特定色輝度信号CYの輝度
の明暗を判定する可変特定色輝度分離手段であり、32
は特定色輝度分離手段から送られてくる高輝度ブロック
判定信号をカウントする高輝度カウンタであり、33は
特定色輝度分離手段から送られてくる低輝度ブロック判
定信号をカウントする低輝度カウンタであり、34は高
輝度カウンタ32からの高輝度ブロック数信号と低輝度
カウンタ33からの低輝度ブロック数信号とから特定色
輝度の明暗を判定する特定色判定手段である。
【0150】この構成における特定色判定回路30の動
作については実施例42と同様であるので省略する。以
下の動作は、実施例37と同様であるので、説明を省略
する。
【0151】(実施例46) 以下本発明の自動レベル制御装置の一実施例について、
図面を参照しながら説明する。図88は本実施例の自動
レベル制御装置の構成を示すブロック図である。図88
において、100は光量を調整する絞りであり、101
はレンズ等光学系であり、102は光的な画像を電気信
号に変換する固体撮像素子であり、103は固体撮像素
子102からの信号を色分離する色分離回路であり、1
04は色分離回路103からの色分離された画像輝度信
を用いて画面の明暗を判定する輝度レベル判定部であ
り、105は色分離回路103からの色分離された画像
信号を用いて特定色について明暗を判定する特定色レベ
ル判定部であり、106は輝度レベル判定部104と特
定色レベル判定部105から輝度レベル判定信号と特定
色レベル判定信号を受けて総合的に画面の明暗を判定す
る総合レベル判定部であり、107は総合レベル判定信
号を受けて絞りを制御する絞りドライバであり、108
は絞りの開き具合を検知する絞りセンサである。
【0152】以上のように構成された自動レベル制御装
置について、その動作を説明する。まず、光学系101
は被写体からの反射光が固体撮像素子102上に像を結
ぶように調整し、絞り100は光量を制御する。固体撮
像素子102はその表面に結ばれた光学的画像を電気信
号に変換する。色分離回路103は固体撮像素子102
からの電気信号を処理して色分離された画像信号Iに変
換して出力する。色分離の方法は、赤緑青(R,G,
B)の光の三原色とする場合と輝度色差(Cb,Cr,
Y)とする場合が考えられる。この2つの表現は、線形
変換で結ばれており、基本的に等価なものである。した
がって、以下では説明の容易な輝度色差に色分離された
場合について説明を行う。
【0153】輝度レベル判定部104は色分離回路10
3から画像輝度信号Yを受けて、例えば画像輝度信号Y
の平均値で与えられる画面平均輝度<Y>が設定値Yse
tと比較して、輝度レベル判定信号JTYを |<Y>−Yset|≦DYaveならば、JTY=適正輝度 |<Y>−Yset|>DYaveかつ <Y> > Ysetならば、JTY=明るすぎる |<Y>−Yset|>DYaveかつ <Y> < Ysetならば、JTY=暗すぎる として出力する。特定色レベル判定部105は色分離回
路103から画像信号Iと絞りセンサ108から絞り信
号Fを受けて、上記実施例に記載したように動作し特定
色について明暗を判定し、特定色レベル判定信号JCY
を出力する。
【0154】総合レベル判定部106の動作について
は、実施例40と同様であるので省略する。
【0155】(実施例47)以下本発明の自動レベル制
御装置の一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。図89は本実施例の自動レベル制御装置の構成を示
すブロック図である。
【0156】図89において、100は光量を調整する
絞りであり、101はレンズ等光学系であり、102は
光的な画像を電気信号に変換する固体撮像素子であり、
103は固体撮像素子102からの信号を色分離する色
分離回路であり、109は色分離回路103から色分離
された画像信号から逆光判定する逆光検出部で、実施例
1から36に示した逆光検出部のいずれかを用いる。1
05は色分離回路103からの色分離された画像信号
用いて特定色について明暗を判定する特定色レベル判定
部で、実施例37から39または実施例41から45に
示した特定色レベル判定部のいずれかを用いる。106
は逆光検出部109と特定色レベル判定部105から逆
光検出信号と特定色レベル判定信号を受けて総合的に画
面の明暗を判定する総合レベル判定部であり、107は
総合レベル判定信号を受けて絞りを制御する絞りドライ
バであり、108は絞りの開き具合を検知する絞りセン
サである。
【0157】以上のように構成された自動レベル制御装
置について、その動作を説明する。まず、光学系101
は被写体からの反射光が固体撮像素子102上に像を結
ぶように調整し、絞り100は光量を制御する。固体撮
像素子102はその表面に結ばれた光学的画像を電気信
号に変換する。色分離回路103は固体撮像素子102
からの電気信号を処理して色分離された画像信号Iに変
換して出力する。
【0158】逆光検出部109は色分離回路103から
画像信号Iと絞りセンサ108から絞り信号Fを受け
て、上記実施例1から36に記載したように動作して逆
光判定を行い、逆光検出信号Sを S = 適正輝度 S = 逆光状態 の2種類の判定信号を出力する。
【0159】特定色レベル判定部105は色分離回路1
03から画像信号Iと絞りセンサ108から絞り信号F
を受けて、上記実施例37から39または41から45
に記載したように動作し特定色について明暗を判定し、
特定色レベル判定信号JCYを JCY = 明るすぎる JCY = 適正輝度 JCY = 暗すぎる のように判定信号を出力する。
【0160】総合レベル判定部106は、逆光検出部1
09から逆光検出信号Sを、特定色レベル判定部105
から特定色レベル判定信号JCYを受けて、例えば、
(表2)に掲げるような規則に従って、総合レベル判定
信号JYを出力する。
【0161】
【表2】
【0162】絞りドライバ107は、総合判定部106
から総合レベル判定信号JYを受けて、JY=明るすぎ
るの場合には絞り100を絞るなど、JYが適正輝度と
なるように絞りを制御する。
【0163】本実施例による自動レベル制御装置の特性
は、表2に掲げたように、逆光検出部からの判定と特定
色レベル判定部からの判定を総合レベル判定部で受け
て、総合的に判定して画面の明るさを適正に保つので、
通常の逆光補整をしつつ、特定色の被写体が画面の大部
分をしめる場合においても適正な明るさに調整した画面
を提供できる。
【0164】なお、(表2)の判定テーブルは特定色と
して何を用いるか、設計思想によって、修正してかまわ
ない。また、判定テーブルを複数用意しておき、総合レ
ベル判定部の入力として判定信号に加えて絞り信号及
び、画像信号を受けて、絞り信号及び、画像信号の値に
よって判定テーブルを切り替えて判定することも可能で
ある。また、特定色を複数用いる場合においても、同様
の判定テーブルを作成することによって、総合判定は可
能である。さらに、判定の階調を上げることによって、
よりきめの細かい制御が可能となる。加えて、上記のテ
ーブル作成について、人が美しいと感じる感性を反映さ
せるために、ニューラルネットワークの適当なモデルを
用いて作成することは非常に有効である。
【0165】
【発明の効果】以上のように本発明は、画面を複数のブ
ロックに分割し、ブロックごとの平均輝度を求めるブロ
ック平均データ生成回路を設けたことによって、輝度の
高い白と輝度の低い黒が細かく入り交じったものを撮っ
た場合でも誤動作せずに正しく逆光検出を行うことがで
きるようになる。また、従来例のように画面中心部と周
辺部との輝度差から逆光検出するというように画面上で
比較する部分を固定している場合、例えば撮像装置をパ
ーンしていって撮りたい被写体が画面中央に位置しなく
なったとき、正しく逆光検出が行われる保証はなかった
が、本発明の逆光検出装置では、画面内の複数あるブロ
ック平均輝度の分布から逆光を検出しているので、撮り
たい被写体が画面内のどの位置にいても正しく逆光検出
ができるという効果がある。また、通常の被写体に比べ
て暗い草木の緑などが画面の多くの部分を占めるような
場合においても、特定色判定回路より草木の緑に対する
輝度が適正であるかどうかの判定が可能となり、従来の
自動レベル制御装置では草木の緑が画面のかなりの部分
を占めたために画面が明るくなりすぎるような場合にお
いても、適正な明るさの画面を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における逆光検出装置の
構成を示すブロック図
【図2】同実施例における逆光検出装置の動作を示すフ
ローチャート
【図3】同実施例における低輝度ブロック検出手段の動
作を説明するためのフローチャート
【図4】同実施例におけるブロック平均データ生成回路
の構成を示すブロック図
【図5】同実施例におけるブロック生成回路内の画面分
割手段の動作を説明するための概念図
【図6】同実施例におけるブロック生成回路内のサンプ
リング手段の動作を説明するための概念図
【図7】同実施例における逆光判定回路の構成を示すブ
ロック図
【図8】同実施例における逆光判定回路の動作を説明す
るためのフローチャート
【図9】本発明の第2の実施例における逆光検出装置の
構成を示すブロック図
【図10】本発明の第3の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図11】本発明の第4の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図12】本発明の第5の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図13】本発明の第6の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図14】本発明の第7の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図15】本発明の第8の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第9の実施例における逆光検出装置
の構成を示すブロック図
【図17】同実施例における逆光検出装置の動作を示す
フローチャート
【図18】同実施例における低輝度ブロック検出回路の
構成を示すブロック図
【図19】同実施例における低輝度ブロック検出回路の
動作を説明するためのフローチャート
【図20】本発明の第10の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図21】本発明の第11の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図22】本発明の第12の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図23】本発明の第13の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図24】本発明の第14の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図25】本発明の第15の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図26】本発明の第16の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図27】本発明の第17の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図28】同実施例における逆光検出装置の動作を示す
フローチャート
【図29】同実施例における低輝度ブロック検出回路の
構成を示すブロック図
【図30】同実施例における低輝度ブロック検出回路の
動作を説明するためのフローチャート
【図31】本発明の第18の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図32】本発明の第19の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図33】本発明の第20の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図34】本発明の第21の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図35】本発明の第22の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図36】本発明の第23の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図37】本発明の第24の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図38】本発明の第25の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図39】本発明の第26の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図40】本発明の第27の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図41】同実施例における逆光判定回路の構成を示す
ブロック図
【図42】同実施例における逆光判定回路の動作を示す
フローチャート
【図43】本発明の第28の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図44】本発明の第29の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図45】同実施例における分散計算回路の構成を示す
ブロック図
【図46】同実施例における分散計算回路の動作を示す
フローチャート
【図47】本発明の第30の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図48】同実施例における分散計算回路の構成を示す
ブロック図
【図49】本発明の第31の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図50】同実施例における平均値周辺ブロック数計算
回路の構成を示すブロック図
【図51】同実施例における平均値周辺ブロック数計算
回路の動作を示すフローチャート
【図52】本発明の第32の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図53】本発明の第33の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図54】本発明の第34の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図55】本発明の第35の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図56】本発明の第36の実施例における逆光検出装
置の構成を示すブロック図
【図57】本発明の第37の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図58】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図59】同実施例におけるサンプリング回路のサンプ
リング方法を説明するための概念図
【図60】同実施例における特定色切り出し回路の構成
を示すブロック図
【図61】同実施例における特定色判定回路の構成を示
すブロック図
【図62】同実施例における特定色判定手段の動作説明
のためのフローチャート
【図63】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図64】本発明の第38の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図65】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図66】同実施例における特定色判定回路の構成を示
すブロック図
【図67】本発明の第39の実施例における特定色切り
出し回路の構成を示すブロック図
【図68】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図69】本発明の第40の実施例における自動レベル
制御装置の構成を示すブロック図
【図70】本発明の第41の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図71】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図72】同実施例における特定色切り出し回路の構成
を示すブロック図
【図73】同実施例における特定色判定手段の動作説明
のためのフローチャート
【図74】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図75】本発明の第42の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図76】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図77】本発明の第43の実施例における特定色切り
出し回路の構成を示すブロック図
【図78】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図79】本発明の第44の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図80】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図81】同実施例における特定色切り出し回路の構成
を示すブロック図
【図82】同実施例における特定色判定手段の動作説明
のためのフローチャート
【図83】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図84】本発明の第45の実施例における特定色レベ
ル判定装置の構成を示すブロック図
【図85】同実施例における特定色レベル判定装置の動
作説明のためのフローチャート
【図86】同実施例における特定色切り出し回路の構成
を示すブロック図
【図87】同実施例における特定色切り出し手段の動作
を説明するための概念図
【図88】本発明の第46の実施例における自動レベル
制御装置の構成を示すブロック図
【図89】本発明の第47の実施例における自動レベル
制御装置の構成を示すブロック図
【図90】第1の従来例の逆光検出装置の構成を示すブ
ロック図
【図91】第2の従来例の逆光検出装置の構成を示すブ
ロック図
【図92】第3の従来例の逆光、順光の判定方法を示す
概念図
【図93】従来の自動レベル制御装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
1 サンプリング回路 2 特定色切り出し回路 3 特定色輝度判定回路 4 色度計算回路 5 被写体輝度計算回路 9 絞り 10 固体撮像素子 11 色分離回路 12 ブロック平均データ生成回路 13 低輝度ブロック検出回路 14 逆光判定回路 15 分散計算回路 16 平均値周辺ブロック数計算回路 21 特定色輝度切り出し手段 22 色差特定色切り出し手段 23 輝度色差特定色切り出し手段 24 輝度色度特定色切り出し手段 25 被写体輝度色差特定色切り出し手段 26 被写体輝度色度特定色切り出し手段 30 特定色輝度判定回路 31 特定色輝度分離手段 32 高輝度カウンタ 33 低輝度カウンタ 34 特定色輝度判定手段 35 標準特定色輝度計算手段 51 画面分割回路 52 フレームメモリ 53 加算器 54 測光値計算回路 55 フレームメモリ 100 絞り 101 光学系 102 固体撮像素子 103 色分離回路 104 輝度レベル判定部 105 特定色レベル判定部 106 総合レベル判定部 107 絞りドライバ 108 絞りセンサ 109 逆光検出部 121 画面分割手段 122 サンプリング手段 123 信号変換手段 124 平均値計算手段 141 カウンタ 142 逆光判定手段 143 指定色識別手段 144 標準輝度分散値設定手段 151 変動ブロック平均輝度設定手段 152 分散計算手段 161 平均値計算手段 162 平均値周辺ブロックカウント手段 300 コンパレータ 301 積分回路 302 コンパレータ 303 入力端子 304 スイッチ 305 スイッチ 306 ピーク検出回路 307 ホワイトピーク積分回路 308 黒レベル検出回路 309 黒レベル積分回路 311 可変特定色輝度分離手段 312 マイクロコンピュータ 313 比較器 314 比較器

Claims (34)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像輝度信号を複数のブロックに分割
    し、各ブロックの平均データを求めるブロック平均デー
    タ生成回路と、ブロック平均輝度データと標準輝度値と
    を比較することによって低輝度ブロックを検出する低輝
    度ブロック検出回路と、低輝度ブロック数と標準低輝度
    ブロック数とを比較することによって逆光検出を行う逆
    光判定回路を備えた逆光検出装置。
  2. 【請求項2】 画像輝度信号を複数のブロックに分割
    し、各ブロックの平均データを求めるブロック平均デー
    タ生成回路と、ブロック平均輝度データと標準輝度値と
    を比較することによって低輝度ブロックを検出する低輝
    度ブロック検出回路と、低輝度ブロック平均輝度値と低
    輝度ブロック標準輝度値とを比較することによって逆光
    検出を行う逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  3. 【請求項3】 標準低輝度ブロック数を色信号によって
    変化させることを特徴とする請求項1記載の逆光検出装
    置。
  4. 【請求項4】 標準低輝度ブロック数を絞り情報によっ
    て変化させることを特徴とする請求項1記載の逆光検出
    装置。
  5. 【請求項5】 標準低輝度ブロック数を絞り情報と色信
    号によって変化させることを特徴とする請求項1記載の
    逆光検出装置。
  6. 【請求項6】 低輝度ブロック標準輝度値を色信号によ
    って変化させることを特徴とする請求項2記載の逆光検
    出装置。
  7. 【請求項7】 低輝度ブロック標準輝度値を絞り情報に
    よって変化させることを特徴とする請求項2記載の逆光
    検出装置。
  8. 【請求項8】 低輝度ブロック標準輝度値を絞り情報と
    色信号によって変化させることを特徴とする請求項2記
    載の逆光検出装置。
  9. 【請求項9】 標準輝度をブロック平均データの色信号
    によって変化させることを特徴とする請求項1ないし請
    求項8のいずれか記載の逆光検出装置。
  10. 【請求項10】 標準輝度を絞り情報とブロック平均デ
    ータの色信号によって変化させることを特徴とする請求
    項1ないし請求項8のいずれか記載の逆光検出装置。
  11. 【請求項11】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの分散を求
    める分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散
    絞り情報によって変化する標準輝度分散値とを比較する
    ことにより逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検
    出装置。
  12. 【請求項12】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの分散を求
    める分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    ブロック平均データの色信号によって変化する標準輝度
    分散値とを比較することにより逆光を判定する逆光判定
    回路を備えた逆光検出装置。
  13. 【請求項13】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの分散を求
    める分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    絞り情報及びブロック平均データの色信号によって変化
    する標準輝度分散値とを比較することにより逆光を判定
    する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  14. 【請求項14】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して輝度分散を計算
    する分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    標準輝度分散値とを比較することにより逆光を判定する
    逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  15. 【請求項15】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して輝度分散を計算
    する分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    絞り情報によって変化する標準輝度分散値とを比較する
    ことにより逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検
    出装置。
  16. 【請求項16】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して輝度分散を計算
    する分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    ブロック平均データの色信号によって変化する標準輝度
    分散値とを比較することにより逆光判定回路を備えた逆
    光検出装置。
  17. 【請求項17】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して輝度分散を計算
    する分散計算回路と、ブロック平均データの輝度分散と
    絞り情報及びブロック平均データの色信号によって変化
    する標準輝度分散値とを比較することにより逆光を判定
    する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  18. 【請求項18】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して輝
    度分散を計算する分散計算回路と、ブロック平均データ
    輝度分散と標準輝度分散値とを比較することにより
    光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  19. 【請求項19】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して輝
    度分散を計算する分散計算回路と、ブロック平均データ
    輝度分散と絞り情報によって変化する標準輝度分散値
    とを比較することにより逆光を判定する逆光判定回路を
    備えた逆光検出装置。
  20. 【請求項20】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して輝
    度分散を計算する分散計算回路と、ブロック平均データ
    輝度分散とブロック平均データの色信号によって変化
    する標準輝度分散値とを比較することにより逆光を判定
    する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  21. 【請求項21】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して輝
    度分散を計算する分散計算回路と、ブロック平均データ
    輝度分散と絞り情報及びブロック平均データの色信号
    によって変化する標準輝度分散値とを比較することによ
    逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  22. 【請求項22】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数を求める平均値周辺ブロック数計算回路と、画面の
    平均データ周辺のブロック数と標準平均値周辺ブロック
    数とを比較することにより逆光を判定する逆光判定回路
    を備えた逆光検出装置。
  23. 【請求項23】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数を求める平均値周辺ブロック数計算回路と、画面の
    平均データ周辺のブロック数と絞り情報によって変化す
    る標準平均値周辺ブロック数とを比較することにより
    光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  24. 【請求項24】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数を求める平均値周辺ブロック数計算回路と、画面の
    平均データ周辺のブロック数とブロック平均データの色
    信号によって変化する標準平均値周辺ブロック数とを比
    較することにより逆光を判定する逆光判定回路を備えた
    逆光検出装置。
  25. 【請求項25】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数を求める平均値周辺ブロック数計算回路と、画面の
    平均データ周辺のブロック数と絞り情報及びブロック平
    均データの色信号によって変化する標準平均値周辺ブロ
    ック数とを比較することにより逆光を判定する逆光判定
    回路を備えた逆光検出装置。
  26. 【請求項26】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して画面の平均デー
    タ周辺のブロック数を計算する平均値周辺ブロック数計
    算回路と、画面の平均データ周辺のブロック数と標準平
    均値周辺ブロック数とを比較することにより逆光を判定
    する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  27. 【請求項27】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して画面の平均デー
    タ周辺のブロック数を計算する平均値周辺ブロック数計
    算回路と、画面の平均データ周辺のブロック数と絞り情
    報によって変化する標準平均値周辺ブロック数とを比較
    することにより逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆
    光検出装置。
  28. 【請求項28】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して画面の平均デー
    タ周辺のブロック数を計算する平均値周辺ブロック数計
    算回路と、画面の平均データ周辺のブロック数とブロッ
    ク平均データの色信号によって変化する標準平均値周辺
    ブロック数とを比較することにより逆光を判定する逆光
    判定回路を備えた逆光検出装置。
  29. 【請求項29】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号によって補正して画面の平均デー
    タ周辺のブロック数を計算する平均値周辺ブロック数計
    算回路と、画面の平均データ周辺のブロック数と絞り情
    報及びブロック平均データの色信号によって変化する標
    準平均値周辺ブロック数とを比較することにより逆光を
    判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  30. 【請求項30】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して画
    面の平均データ周辺のブロック数を計算する平均値周辺
    ブロック数計算回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数と標準平均値周辺ブロック数とを比較することによ
    逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  31. 【請求項31】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して画
    面の平均データ周辺のブロック数を計算する平均値周辺
    ブロック数計算回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数と絞り情報によって変化する標準平均値周辺ブロッ
    ク数とを比較することにより逆光を判定する逆光判定回
    路を備えた逆光検出装置。
  32. 【請求項32】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して画
    面の平均データ周辺のブロック数を計算する平均値周辺
    ブロック数計算回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数とブロック平均データの色信号によって変化する標
    準平均値周辺ブロック数とを比較することにより逆光を
    判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装置。
  33. 【請求項33】 画像輝度信号を読み込み複数のブロッ
    クに分割し、各ブロックの平均データを求めるブロック
    平均データ生成回路と、ブロック平均データの輝度信号
    を同ブロックの色信号及び絞り情報によって補正して画
    面の平均データ周辺のブロック数を計算する平均値周辺
    ブロック数計算回路と、画面の平均データ周辺のブロッ
    ク数と絞り情報及びブロック平均データの色信号によっ
    て変化する標準平均値周辺ブロック数とを比較すること
    により逆光を判定する逆光判定回路を備えた逆光検出装
    置。
  34. 【請求項34】 請求項1ないし請求項33のいずれか
    記載の逆光検出装置を有する自動レベル制御装置。
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