JP2558882B2 - プレス金型の製造方法 - Google Patents

プレス金型の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプレス金型の製造方法に係り、特にポンチプ
レートのポンチとダイレートの雌穴とのクリアランスが
均一なプレス金型を容易にかつ安価に製造することを可
能としたプレス金型の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ポンチが形成されたポンチプレートおよび前
記ポンチに対応する雌型が形成されたダイプレート等の
プレス金型を用い、被加工材に前記ポンチおよび雌型に
対応した所望の加工を行なうプレス加工が多く行なわれ
ている。
従来、このようなプレス加工に用いるプレス金型を製
造する場合は、所望の形状のポンチを研削加工あるいは
ワイヤカット加工等の手段により形成するとともに、ポ
ンチプレートに前記ポンチを取付けるための取付穴を形
成した後、このポンチプレートの取付穴に前記ポンチを
固着する。一方、ダイプレートの前記ポンチに対応する
位置に、前記ポンチの外形よりも被加工材のクリアラン
ス分だけ大きい内径寸法を有する雌穴を研削加工等によ
り形成するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来のプレス金型の製造方法において
は、前記ポンチの加工精度あるいはダイプレートの雌穴
の加工精度によって、前記ポンチと雌穴とのクリアラン
スを適正に、かつ、均一に形成することが極めて困難で
あり、例えば、前記クリアランスが大きすぎると、被加
工材に大きなばりが発生したり被加工材の破断面が大き
くなってしまい、前記クリアランスが小さいと、ポンチ
と雌穴との間で焼付けを生じやすくポンチ先端部の寿命
が短くなってしまうという問題を有している。また、前
記クリアランスを精度よく均一に形成するためには、極
めて高価な工作機械をを用いる必要があることから、製
造コストが高くなってしまい、しかも、精密な加工作業
が要求されるので、プレス金型の製造作業に時間がかか
ってしまうという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたもので、容易
に、かつ、安価にクリアランスが均一な高精度のプレス
金型を製造することのできるプレス金型の製造方法を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本発明に係るプレス金型の製
造方法は、ポンチプレートに固着されるポンチの表面
に、被加工材のクリアランスと同等の厚さ寸法を有する
メッキ層を形成するとともに、前記ポンチプレートに対
応するダイプレートの前記ポンチに対応する位置に前記
ポンチの外形より大きい予備穴を形成し、前記ポンチを
前記ダイプレートの前記予備穴に挿入した後、前記ポン
チのメッキ層と前記ダイプレートの予備穴の内周面との
間に低融点合金を充填し、前記低融点合金が固化した
後、前記ポンチを抜取りダイプレートの雌穴を形成する
とともに、前記ポンチのメッキ層を除去したことをその
特徴とするものである。
〔作 用〕
本発明によれば、ポンチのメッキ層と予備穴との間に
低融点合金を充填することにより、前記ポンチに対して
適正なクリアランスを有するダイプレートの雌穴を形成
するようにしているので、高価な工作機械を用いたり、
精密な加工作業を行なうことなく、容易に、かつ、安価
に前記ポンチとダイプレートの雌穴とのクリアランスが
均一なプレス金型を製造することができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図から第4図を参照して
説明する。
第1図から第4図は本発明に係るプレス金型の製造方
法の一実施例を示したもので、まず、第1図に示すよう
に、ポンチ1を切削加工あるいはワイヤカット加工等の
手段により、所望の形状に加工し、このポンチ1の表面
に、被加工材のクリアランスに対応する厚さ寸法のメッ
キ層2を形成する。このメッキ層2は、前記被加工材の
クリアランス1〜5μの場合はNi無電界メッキにより形
成され、前記クリアランスが6〜20μの場合は亜鉛メッ
キあるいは硬質Crメッキにより形成されるものである。
そして、ポンチプレート3の所定位置に、前記ポンチ1
を固着するための図示しない取付穴をあらかじめ形成し
ておき、前記ポンチ1をポンチプレート3の前記取付穴
に固着する。
一方、ダイプレート4の前記ポンチ1に対応する位置
に、前記ポンチ1の外形よりも大きい開口面積を有する
予備穴5を形成しておく。
次に、前記ダイプレート4の前記予備穴5の下面側
に、外径が前記予備穴5の径より大きく内径が前記ポン
チ1の外形より小さく形成された筒状の突出し用スリー
ブ6を配置し、この突出し用スリーブ6の内側には、突
出し用ピン7が前記突出し用スリーブ6の軸方向に摺動
自在に挿入されている。
その後、前記ポンチプレート3を下降させ、前記ポン
チ1を前記ダイプレート4の予備穴5に前記ポンチ1の
下面が前記突出し用スリーブ6の上面に当接するまで挿
入させる。
そして、第3図に示すように、前記ポンチ1のメッキ
層2と前記ダイプレート4の予備穴5の内周面との間
に、融点が47℃から227℃程度の低融点合金8を充填
し、固化させる。このとき、前記突出し用スリーブ6に
より前記低融点合金8の下方からの漏れを防ぐようにな
っている。
前記低融点合金8が固化した後、前記突出し用ピン7
を上昇させてポンチ1を抜取り、これにより、第4図に
示すように、前記ダイプレート4の予備穴5部分に雌穴
9が形成され、その後、前記ポンチ1のメッキ層2を除
去する。
本実施例においては、前記低融点合金8は、凝固時の
収縮が少なく、特に、融点が150℃以下の合金において
は、前記凝固時の収縮がほとんどないことから、前記凝
固した後に、前記ポンチ1の外周と前記雌穴9の内周と
の間に余分な間隙が生じることがなく、適正なクリアラ
ンスを有する雌穴9を形成することができる。
したがって、本実施例においては、高価な工作機械を
用いる必要がなく、しかも、精密な加工作業が要求され
ないので、容易に、かつ、安価に前記ポンチ1とダイプ
レート4の雌穴9とのクリアランスが均一なプレス金型
を製造することができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて種々変更することができるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明に係るプレス金型の製造方法
は、ポンチのメッキ層と予備穴との間に低融点合金を充
填することにより、ダイプレートの雌穴を形成するよう
にしているので、高価な工作機械を用いたり、精密な加
工作業を行なうことなく、容易に、かつ、安価に均一な
クリアランスを有するプレス金型を製造することができ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本発明に係るプレス金型の製造方法
の一実施例を示したもので、第1図はメッキ層が形成さ
れたポンチをポンチプレートに取付けた状態を示す縦断
面図、第2図はポンチを予備穴に挿入した状態を示す縦
断面図、第3図は低融点合金を充填した状態を示す縦断
面図、第4図はプレス金型が完成された状態を示す縦断
面図である。 1……ポンチ、2……メッキ層、3……ポンチプレー
ト、4……ダイプレート、5……予備穴、6……突出し
用スリーブ、7……突出し用ピン、8……低融点合金、
9……雌穴。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンチプレートに固着されるポンチの表面
    に、被加工材のクリアランスと同等の厚さ寸法を有する
    メッキ層を形成するとともに、前記ポンチプレートに対
    応するダイプレートの前記ポンチに対応する位置に前記
    ポンチの外形より大きい予備穴を形成し、前記ポンチを
    前記ダイプレートの前記予備穴に挿入した後、前記ポン
    チのメッキ層と前記ダイプレートの予備穴の内周面との
    間に低融点合金を充填し、前記低融点合金が固化した
    後、前記ポンチを抜取りダイプレートの雌穴を形成する
    とともに、前記ポンチのメッキ層を除去したことを特徴
    とするプレス金型の製造方法。
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