JP2558847Y2 - 自動二輪車のステアリングダンパー - Google Patents
自動二輪車のステアリングダンパーInfo
- Publication number
- JP2558847Y2 JP2558847Y2 JP1991085950U JP8595091U JP2558847Y2 JP 2558847 Y2 JP2558847 Y2 JP 2558847Y2 JP 1991085950 U JP1991085950 U JP 1991085950U JP 8595091 U JP8595091 U JP 8595091U JP 2558847 Y2 JP2558847 Y2 JP 2558847Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- damper shaft
- head pipe
- wall
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動二輪車のステア
リングダンパーに関する。
リングダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車は、前ホークにステアリング
ダンパーを取付け、ハンドリング時に所定の抵抗を加え
て、前ホークの振れを押えるようにすることがある。
ダンパーを取付け、ハンドリング時に所定の抵抗を加え
て、前ホークの振れを押えるようにすることがある。
【0003】ステアリングダンパーは、一般には図3に
示すように、前ホークAの一側にダンパー筒Bを軸着
し、ダンパー筒Bに所定の抵抗があって摺動できるよう
にダンパー軸Cを挿入し、ダンパー軸Cの後端を、前端
から両側に広がって後側に伸びるフレームの左右の上チ
ューブD部分の片側の外側面に枢着し、ハンドルで前ホ
ークAを左右に回動させて操舵するときに、ダンパー軸
Cがダンパー筒Bを摺動して所定の抵抗があってダンピ
ングできるようにして、振れ止めできるようにしてい
る。
示すように、前ホークAの一側にダンパー筒Bを軸着
し、ダンパー筒Bに所定の抵抗があって摺動できるよう
にダンパー軸Cを挿入し、ダンパー軸Cの後端を、前端
から両側に広がって後側に伸びるフレームの左右の上チ
ューブD部分の片側の外側面に枢着し、ハンドルで前ホ
ークAを左右に回動させて操舵するときに、ダンパー軸
Cがダンパー筒Bを摺動して所定の抵抗があってダンピ
ングできるようにして、振れ止めできるようにしてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ダンパー軸Cの後端
が、フレームの上チューブDの外側に突出しているの
で、ハンドル位置が低いスポーツモデルなどの自動二輪
車では邪魔になることがある。又、ダンパー軸Cの後端
が外側に突出することから、ダンパー軸Cの配置が、車
体中心線に対して傾き、前ホークAを左右に回動させて
ハンドルを切ったとき、ダンパー軸Cの先端の左右の振
れが大きくなり、ヘッドランプなどの取付けが不便にな
ることがある。
が、フレームの上チューブDの外側に突出しているの
で、ハンドル位置が低いスポーツモデルなどの自動二輪
車では邪魔になることがある。又、ダンパー軸Cの後端
が外側に突出することから、ダンパー軸Cの配置が、車
体中心線に対して傾き、前ホークAを左右に回動させて
ハンドルを切ったとき、ダンパー軸Cの先端の左右の振
れが大きくなり、ヘッドランプなどの取付けが不便にな
ることがある。
【0005】かかる点に鑑み、この考案は、ステアリン
グダンパーを車体中心線とほぼ平行に配置できて、ダン
パー軸先端の振れが少く、フレームから側方に突出する
ことがなくてハンドル操作の邪魔になることも防止でき
る自動二輪車のステアリングダンパーを得ることを目的
とする。
グダンパーを車体中心線とほぼ平行に配置できて、ダン
パー軸先端の振れが少く、フレームから側方に突出する
ことがなくてハンドル操作の邪魔になることも防止でき
る自動二輪車のステアリングダンパーを得ることを目的
とする。
【0006】上記目的を達成するために、この考案の自
動二輪車のステアリングダンパーは、車体フレームの前
端を構成するヘッドパイプにステアリングステムを回動
自在に支持させると共に、前記ヘッドパイプから斜め下
方に向けて略直線的に後方へと延出する左右一対の上チ
ューブを設け、前記一対の上チューブを、縦長の縦断面
形状に形成すると共に、ヘッドパイプの近傍を左右両側
方へ向けて拡開させ、その対向間隔を前記左右一対のフ
ロントフォークの対向間隔以上に設定してなる自動二輪
車において、前記左右両フロントフォークの一方のフロ
ントフォークパイプの車幅方向外側に軸着したダンパー
筒と、このダンパー筒に摺動可能に挿入されると共に、
前記上チューブの外側壁及び内側壁を貫通し、後端部が
前記内側壁に軸着されるダンパー軸と、を備え、前記ダ
ンパー軸の軸芯を、車体の進行方向における中心線と略
平行するよう配置したものである。
動二輪車のステアリングダンパーは、車体フレームの前
端を構成するヘッドパイプにステアリングステムを回動
自在に支持させると共に、前記ヘッドパイプから斜め下
方に向けて略直線的に後方へと延出する左右一対の上チ
ューブを設け、前記一対の上チューブを、縦長の縦断面
形状に形成すると共に、ヘッドパイプの近傍を左右両側
方へ向けて拡開させ、その対向間隔を前記左右一対のフ
ロントフォークの対向間隔以上に設定してなる自動二輪
車において、前記左右両フロントフォークの一方のフロ
ントフォークパイプの車幅方向外側に軸着したダンパー
筒と、このダンパー筒に摺動可能に挿入されると共に、
前記上チューブの外側壁及び内側壁を貫通し、後端部が
前記内側壁に軸着されるダンパー軸と、を備え、前記ダ
ンパー軸の軸芯を、車体の進行方向における中心線と略
平行するよう配置したものである。
【0007】
【作用】ダンパー軸の後端をフレームの片側の内側面に
枢着したことによって、ダンパー軸後端の邪魔にならな
いようにできる。そして、ダンパー軸の後端の取付け装
置が内側になることによって、ダンパー筒及びダンパー
軸を車体の中心線とほぼ平行に配置できるようになっ
て、ハンドルで前ホークを左右に回動させてハンドルを
切ったとき、ダンパー軸の先端の左右の振れ幅を小さく
できて、前側に取付けるヘッドランプなどの取付けの自
由度を大きくできる。
枢着したことによって、ダンパー軸後端の邪魔にならな
いようにできる。そして、ダンパー軸の後端の取付け装
置が内側になることによって、ダンパー筒及びダンパー
軸を車体の中心線とほぼ平行に配置できるようになっ
て、ハンドルで前ホークを左右に回動させてハンドルを
切ったとき、ダンパー軸の先端の左右の振れ幅を小さく
できて、前側に取付けるヘッドランプなどの取付けの自
由度を大きくできる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2によっ
て説明する。前ホーク1の中央に設けたステアリングシ
ャフト2は、フレーム3の前端に、左右に回動できるよ
うに軸着してあり、前ホーク1に左右に突出させてハン
ドル4を取付ける。ダンパー筒5は、内側に突設したボ
ス6を前ホーク1に軸着して、前後方向に向けて配置
し、ダンパー筒5に、ダンパー軸7を所定の抵抗があっ
て摺動できるように挿通する。フレーム3の上チューブ
8は、フレーム3の前端から左右に広がって後側に伸し
てあり、片側の上チューブ8の内側面に、ダンパー軸7
の後端を枢着する。又、ダンパー軸7は、片側の上チュ
ーブ8に設けた貫孔9を通して配置してある。
て説明する。前ホーク1の中央に設けたステアリングシ
ャフト2は、フレーム3の前端に、左右に回動できるよ
うに軸着してあり、前ホーク1に左右に突出させてハン
ドル4を取付ける。ダンパー筒5は、内側に突設したボ
ス6を前ホーク1に軸着して、前後方向に向けて配置
し、ダンパー筒5に、ダンパー軸7を所定の抵抗があっ
て摺動できるように挿通する。フレーム3の上チューブ
8は、フレーム3の前端から左右に広がって後側に伸し
てあり、片側の上チューブ8の内側面に、ダンパー軸7
の後端を枢着する。又、ダンパー軸7は、片側の上チュ
ーブ8に設けた貫孔9を通して配置してある。
【0009】ダンパー軸7の後端は、片側の上チューブ
8の内側面に枢着してあって、上チューブ8の外側に突
出しないので、ハンドリングの邪魔になることがない。
又、ダンパー軸7の後端の取付け位置が内側になること
によって、ダンパー筒5とダンパー軸7を車体中心線と
ほぼ平行に配置でき、前ホーク1を左右に回動させてハ
ンドルを切ったとき、ダンパー軸7の前端の左右方向の
移動量を少くできる。
8の内側面に枢着してあって、上チューブ8の外側に突
出しないので、ハンドリングの邪魔になることがない。
又、ダンパー軸7の後端の取付け位置が内側になること
によって、ダンパー筒5とダンパー軸7を車体中心線と
ほぼ平行に配置でき、前ホーク1を左右に回動させてハ
ンドルを切ったとき、ダンパー軸7の前端の左右方向の
移動量を少くできる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は上述の
ように構成したので、ダンパー軸がフレームの上チュー
ブの外側に突出することがなく、ハンドリング操作の邪
魔にならないようにできる。又、ダンパー軸の後端取付
け位置が内側になることによって、ダンパー筒及びダン
パー軸を車体中心線とほぼ平行に配置でき、前ホークを
回動させてハンドル操作をしたときのダンパー軸先端の
左右の移動量を少くできて、前側に取付けるヘッドラン
プなどの自由度を大きくできる。
ように構成したので、ダンパー軸がフレームの上チュー
ブの外側に突出することがなく、ハンドリング操作の邪
魔にならないようにできる。又、ダンパー軸の後端取付
け位置が内側になることによって、ダンパー筒及びダン
パー軸を車体中心線とほぼ平行に配置でき、前ホークを
回動させてハンドル操作をしたときのダンパー軸先端の
左右の移動量を少くできて、前側に取付けるヘッドラン
プなどの自由度を大きくできる。
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】本考案の実施例を示す側面図である。
【図3】従来例を示す平面図である。
1 前ホーク 3 フレーム 5 ダンパー筒 7 ダンパー軸 8 上チューブ
Claims (1)
- 【請求項1】 車体フレームの前端を構成するヘッドパ
イプにステアリングステムを回動自在に支持させると共
に、 前記ヘッドパイプから斜め下方に向けて略直線的に後方
へと延出する左右一対の上チューブを設け、 前記一対の上チューブを、縦長の縦断面形状に形成する
と共に、ヘッドパイプの近傍を左右両側方へ向けて拡開
させ、その対向間隔を前記左右一対のフロントフォーク
の対向間隔以上に設定してなる自動二輪車において、 前記左右両フロントフォークの一方のフロントフォーク
パイプの車幅方向外側に軸着したダンパー筒と、 このダンパー筒に摺動可能に挿入されると共に、前記上
チューブの外側壁及び内側壁を貫通し、後端部が前記内
側壁に軸着されるダンパー軸と、を備え、 前記ダンパー軸の軸芯を、車体の進行方向における中心
線と略平行するよう配置したことを特徴とする自動二輪
車のステアリングダンパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991085950U JP2558847Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 自動二輪車のステアリングダンパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991085950U JP2558847Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 自動二輪車のステアリングダンパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0526779U JPH0526779U (ja) | 1993-04-06 |
JP2558847Y2 true JP2558847Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=13873043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991085950U Expired - Lifetime JP2558847Y2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 自動二輪車のステアリングダンパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558847Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5396292B2 (ja) * | 2010-01-21 | 2014-01-22 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56116289U (ja) * | 1980-02-07 | 1981-09-05 | ||
JPH01125791U (ja) * | 1988-02-23 | 1989-08-28 | ||
JP3129591U (ja) * | 2006-12-05 | 2007-03-01 | 株式会社リンクス | 自立可能な箱形スタンド状広告媒体 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP1991085950U patent/JP2558847Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526779U (ja) | 1993-04-06 |
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