JP2558257B2 - 糸とじ製本機械および折丁の糸とじの方法 - Google Patents
糸とじ製本機械および折丁の糸とじの方法Info
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- B42B2/02—Machines for stitching with thread
- B42B2/04—Machines for stitching with thread with straight needles
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- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、製本用の折丁の糸とじのための糸とじ製本
機械と、その糸とじの方法に関する。
機械と、その糸とじの方法に関する。
個々の折丁で形成された製本用の糸とじの公知の方法
においては、縫込みニードルが個々の折丁の折目を通じ
てとじ糸を貫通させること、この糸が、縫込みニードル
からある距離だけ離れたところで折目を通して貫通させ
られているフックニードルに移され、それから、このフ
ックニードルがその糸をループの形で折丁から引出し、
最終的にその糸を先行した折丁にあるループにリンクさ
せる。この方法を実行するための糸とじ製本機械は、実
質的に縫込みヘッドと、個々の折丁を縫込みヘッドへ供
給するために往復運動する縫込みサドルと、縫付けられ
た折丁を糸とじ製本機械から排出するための排出テーブ
ルとよりなっている。
においては、縫込みニードルが個々の折丁の折目を通じ
てとじ糸を貫通させること、この糸が、縫込みニードル
からある距離だけ離れたところで折目を通して貫通させ
られているフックニードルに移され、それから、このフ
ックニードルがその糸をループの形で折丁から引出し、
最終的にその糸を先行した折丁にあるループにリンクさ
せる。この方法を実行するための糸とじ製本機械は、実
質的に縫込みヘッドと、個々の折丁を縫込みヘッドへ供
給するために往復運動する縫込みサドルと、縫付けられ
た折丁を糸とじ製本機械から排出するための排出テーブ
ルとよりなっている。
本発明の目的は、動作速度がかなり大幅に上げられる
ような糸とじ製本機械および糸とじの方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、糸とじ製本機械の製作
費を低減させ、また、機能上の信頼性を高めることであ
る。
ような糸とじ製本機械および糸とじの方法を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、糸とじ製本機械の製作
費を低減させ、また、機能上の信頼性を高めることであ
る。
これらの目的を達成するために、本発明の糸とじ製本
機械は、循環駆動されるエンドレスのコンベアと共働す
る縫込みヘッドを有し、コンベヤには複数の縫込みサド
ルが間隔をおいて配置されており、それら縫込みサドル
は、一連の折丁を互いに結合させるために、個々の折丁
を受取る位置から縫込むヘッドが作用する領域の中の1
つの滞留段階まで、走行するコンベヤによって制御可能
で、縫込みの作用が終った後には個々の折丁から抜け出
てもとの位置に復帰することが可能なことを特徴とす
る。
機械は、循環駆動されるエンドレスのコンベアと共働す
る縫込みヘッドを有し、コンベヤには複数の縫込みサド
ルが間隔をおいて配置されており、それら縫込みサドル
は、一連の折丁を互いに結合させるために、個々の折丁
を受取る位置から縫込むヘッドが作用する領域の中の1
つの滞留段階まで、走行するコンベヤによって制御可能
で、縫込みの作用が終った後には個々の折丁から抜け出
てもとの位置に復帰することが可能なことを特徴とす
る。
また、本発明の糸とじの方法は、縫込みニードルが個
々の折丁の折目を通して一たんとじ糸を貫通させたなら
ば、その糸が直接にフックニードルに渡されるという特
徴を有している。
々の折丁の折目を通して一たんとじ糸を貫通させたなら
ば、その糸が直接にフックニードルに渡されるという特
徴を有している。
本発明の有利な実施態様や方法の工程については特許
請求の範囲の従属項に記載されている。
請求の範囲の従属項に記載されている。
本発明の糸とじ製本機械での決定的な利点は、縫込み
工程のための停滞時間が、公知の糸とじ製本機械で従来
見られるように上部チェンホイール(7b)の1回転あた
りほぼ132゜ではなく、ほぼ270゜転角度に相当するの
で、ニードルの速度を上げる必要なしに処理速度を倍増
させうる点にある。
工程のための停滞時間が、公知の糸とじ製本機械で従来
見られるように上部チェンホイール(7b)の1回転あた
りほぼ132゜ではなく、ほぼ270゜転角度に相当するの
で、ニードルの速度を上げる必要なしに処理速度を倍増
させうる点にある。
縫込みサドルの往復運動、供給ローラの揺動を伴う運
動、折目に圧力をかけること、そしてまた予貫通ニード
ルの運動といった極めて多くの個々の機能がなくなり、
また糸プッシャーや折丁保持具がなくなることの結果と
して、本発明による糸とじ製本機械は実質的に少ない費
用で製作することできる。さらにまた、この機械の機能
の信頼性が向上する。予貫通ニードルも糸ブッシャーも
不要となるので、本発明による糸とじ方法はまた、公知
の方法よりは少ない数の個々の機能をもって実施される
ので、基本的に工程を簡略化し、したがって効率を向上
せしめるものである。
動、折目に圧力をかけること、そしてまた予貫通ニード
ルの運動といった極めて多くの個々の機能がなくなり、
また糸プッシャーや折丁保持具がなくなることの結果と
して、本発明による糸とじ製本機械は実質的に少ない費
用で製作することできる。さらにまた、この機械の機能
の信頼性が向上する。予貫通ニードルも糸ブッシャーも
不要となるので、本発明による糸とじ方法はまた、公知
の方法よりは少ない数の個々の機能をもって実施される
ので、基本的に工程を簡略化し、したがって効率を向上
せしめるものである。
以降においては1つの実施例を取上げ、その概略図を
用いて本発明をさらに詳しく説明する。
用いて本発明をさらに詳しく説明する。
1つのブックブロックを形成する個々の折丁1は、公
知の折丁開き装置8によって真中で開かれて、それか
ら、運搬ベルト2およびそれに続く中継ベルト3によっ
て糸とじ製本機械に供給され、そこで、縫込みニードル
13が個々の折丁1の折目を通してとじ糸を貫通させるこ
と、この糸は、縫込みニードル13からある距離だけ離れ
たところで折目を通して貫通させられているフックニー
ドル14に移され、このフックニードル14はとじ糸をルー
プの形で折丁から引出し、最終的に先行した折丁にある
ループに結合させる。
知の折丁開き装置8によって真中で開かれて、それか
ら、運搬ベルト2およびそれに続く中継ベルト3によっ
て糸とじ製本機械に供給され、そこで、縫込みニードル
13が個々の折丁1の折目を通してとじ糸を貫通させるこ
と、この糸は、縫込みニードル13からある距離だけ離れ
たところで折目を通して貫通させられているフックニー
ドル14に移され、このフックニードル14はとじ糸をルー
プの形で折丁から引出し、最終的に先行した折丁にある
ループに結合させる。
本発明による糸とじ製本機械は実質的に、縫込みヘッ
ド4と、チェンホイール7a,7b,7cの周りを循環運動する
被駆動のエンドレスコンベア5とよりなり、そのコンベ
ヤ5には、蝶番のような機構によって複数の縫込みサド
ル5aが互いに間隔をおいて吊下げられており、それらの
縫込みサドル5aは、一連の折丁1を互いに結合させるた
めに、個々の折丁1を受取る位置から縫込みヘッド4が
作用する領域の中の1つの停滞位置まで次々に動いて行
き、縫込みの工程が終った後には個々の折丁1から抜け
出てもとの位置に復帰する。糸とじ製本機械のこのよう
な構造においては、エンドレスのコンベヤ5は実質的に
垂直な面内に配列されており、その結果として、縫込み
サドル5aは上側の反転部において縫込みヘッド4の下方
へと動き、折丁1が先行の折丁1に結合される作用が終
ってから、個々の折丁1から再び出て垂直方向に動いて
行く。この構造においては、縫込みサドル5aは、縫込み
位置でチェンホイール7bにその1回転あたり270゜の停
滞位相が生じるように、蝶番のような機構によってコン
ベヤ5に、内方に張出す形で取付けられている。この停
滞時間の中では、縫込みサドル5aはニードルレール6に
押しつけられ、したがって折丁1が縫込みされる間その
折丁1はそこで挟持される。縫込みサドル5aは、それが
垂直方向下方へ戻る間に、既にとじによって結合されて
排出テーブル19の上に載っている折丁1を側方に支える
役目をする。
ド4と、チェンホイール7a,7b,7cの周りを循環運動する
被駆動のエンドレスコンベア5とよりなり、そのコンベ
ヤ5には、蝶番のような機構によって複数の縫込みサド
ル5aが互いに間隔をおいて吊下げられており、それらの
縫込みサドル5aは、一連の折丁1を互いに結合させるた
めに、個々の折丁1を受取る位置から縫込みヘッド4が
作用する領域の中の1つの停滞位置まで次々に動いて行
き、縫込みの工程が終った後には個々の折丁1から抜け
出てもとの位置に復帰する。糸とじ製本機械のこのよう
な構造においては、エンドレスのコンベヤ5は実質的に
垂直な面内に配列されており、その結果として、縫込み
サドル5aは上側の反転部において縫込みヘッド4の下方
へと動き、折丁1が先行の折丁1に結合される作用が終
ってから、個々の折丁1から再び出て垂直方向に動いて
行く。この構造においては、縫込みサドル5aは、縫込み
位置でチェンホイール7bにその1回転あたり270゜の停
滞位相が生じるように、蝶番のような機構によってコン
ベヤ5に、内方に張出す形で取付けられている。この停
滞時間の中では、縫込みサドル5aはニードルレール6に
押しつけられ、したがって折丁1が縫込みされる間その
折丁1はそこで挟持される。縫込みサドル5aは、それが
垂直方向下方へ戻る間に、既にとじによって結合されて
排出テーブル19の上に載っている折丁1を側方に支える
役目をする。
エンドレスコンベヤ5の下方部分において縫込みサド
ル5aは大きいチェンホイール7cによって反射させられ
る、短い中継ベルト3で送り込まれる折丁1は定置のサ
ドル8によって開いた形に保たれて、縫込みサドル5aが
定置のサドル8のそばを通過するや否や、その縫込みサ
ドル5a上へと導入される。各折丁1が縫込みサドル5aの
領域の中に送り込まれる間にその折丁1は、短い中継ベ
ルト3で狭持されるので、転落することがなく、折丁1
のフォーマットで決まるその全長にわたって縫込みサド
ル5aの領域に入ってしまったときには、垂直上方向へと
動きつつある縫込みサドル5aの上端エッジが、折丁の背
の送り込まれる高さ“H"に達しているので、折丁1は完
全に縫込みサドル5aの上に落ち着くことになる。折丁1
は、以後、運搬されるその経路上において、フォーマッ
トに合わせて調整されうるストッパ片9に当たって位置
揃えされる。縫込みサドル5aはその上方での停滞位置
で、心合わせ片10によって固定される。この際、折丁1
が揃えられる位置は、ステッチパターンがフォーマット
の中で対称位置にくるように調整されうる。
ル5aは大きいチェンホイール7cによって反射させられ
る、短い中継ベルト3で送り込まれる折丁1は定置のサ
ドル8によって開いた形に保たれて、縫込みサドル5aが
定置のサドル8のそばを通過するや否や、その縫込みサ
ドル5a上へと導入される。各折丁1が縫込みサドル5aの
領域の中に送り込まれる間にその折丁1は、短い中継ベ
ルト3で狭持されるので、転落することがなく、折丁1
のフォーマットで決まるその全長にわたって縫込みサド
ル5aの領域に入ってしまったときには、垂直上方向へと
動きつつある縫込みサドル5aの上端エッジが、折丁の背
の送り込まれる高さ“H"に達しているので、折丁1は完
全に縫込みサドル5aの上に落ち着くことになる。折丁1
は、以後、運搬されるその経路上において、フォーマッ
トに合わせて調整されうるストッパ片9に当たって位置
揃えされる。縫込みサドル5aはその上方での停滞位置
で、心合わせ片10によって固定される。この際、折丁1
が揃えられる位置は、ステッチパターンがフォーマット
の中で対称位置にくるように調整されうる。
本発明による糸とじ方法を公知の方法と区別する本質
的な差異は、本発明では予貫通ニードルも糸のプッシャ
ーも用いられていないことにある。それらの手段が用い
られる場合、それらは動く縫込みサドル5aの中に置かれ
るので特に費用のかかる駆動機構を必要とし、このこと
は高い故障の可能性に結びつくものである。
的な差異は、本発明では予貫通ニードルも糸のプッシャ
ーも用いられていないことにある。それらの手段が用い
られる場合、それらは動く縫込みサドル5aの中に置かれ
るので特に費用のかかる駆動機構を必要とし、このこと
は高い故障の可能性に結びつくものである。
縫込みサドル5aには、インサート12を含んで長さ方向
に延びた幅の狭いスロット5bが設けられており、インサ
ート12は先端が鋭いエッジになっていて、折丁1の背の
心位置決めの役目をする。縫込みニードル13とフックニ
ードル14の間には1つのプランジャ15が位置していて、
このプランジャ15は、ニードルが折丁1の背をその中心
線上で確実に貫通できるように、ニードルの近傍で折丁
1の背を押える。
に延びた幅の狭いスロット5bが設けられており、インサ
ート12は先端が鋭いエッジになっていて、折丁1の背の
心位置決めの役目をする。縫込みニードル13とフックニ
ードル14の間には1つのプランジャ15が位置していて、
このプランジャ15は、ニードルが折丁1の背をその中心
線上で確実に貫通できるように、ニードルの近傍で折丁
1の背を押える。
フックニードル14は、公知のものと同様に往復と回転
の運動をする。
の運動をする。
本実施例によれば、縫込みニードル13は、その工程の
中で揺動運動を伴い、公知の糸プッシャーなしで直接に
糸をフックニードル14に渡す。この場合、縫込みニード
ル13の揺動運動は、そのニードル13が折丁1の背を貫通
する位置16が工程の間においてずれないように、カムに
よって制御されている。糸の供給機構は、従来の糸とじ
製本機械で用いられているものと同様の構造になってお
り、糸切りも、定置の糸切りニードルによって公知の方
法でブランクステッチのところで行われる。
中で揺動運動を伴い、公知の糸プッシャーなしで直接に
糸をフックニードル14に渡す。この場合、縫込みニード
ル13の揺動運動は、そのニードル13が折丁1の背を貫通
する位置16が工程の間においてずれないように、カムに
よって制御されている。糸の供給機構は、従来の糸とじ
製本機械で用いられているものと同様の構造になってお
り、糸切りも、定置の糸切りニードルによって公知の方
法でブランクステッチのところで行われる。
ブックブロックの前側と後側の折丁ののり付けは、運
搬経路の中での停滞位置の直前の経路の部分において、
回転して後方にあるローラ18からのりを取出すのり付け
板17によって行われる。
搬経路の中での停滞位置の直前の経路の部分において、
回転して後方にあるローラ18からのりを取出すのり付け
板17によって行われる。
糸とじされたブックブロックは排出テーブル19を経て
公知の方法で糸とじ製本機械から排出される。
公知の方法で糸とじ製本機械から排出される。
第1図は本発明による糸とじ製本機械の正面図、第2図
はその平面図、第3図はその側面図、第4図は糸とじ製
本機械に付属するニードルおよびプランジャの配置状況
を拡大した尺度で示す図、第5図は第4図の線A−Bに
沿う断面を拡大尺度で示す図、第6図は第4図の線C−
Dに沿う断面を拡大尺度で示す図、第7図は縫込みヘッ
ドの各要素の動きを時間(回転角度)に対して示すタイ
ムチャートである。 1……折丁 2……運搬ベルト 3……中継ベルト 5……コンベヤ 5a……縫込みサドル 5b……スロット 6……ニードルスロット 6a……開口 8……サドル(定置の) 9……ストッパ片 10……心合わせ要素 12……インサート 13……縫込みニードル 14……フックニードル 15……プランジャ 16……ニードル挿入口。
はその平面図、第3図はその側面図、第4図は糸とじ製
本機械に付属するニードルおよびプランジャの配置状況
を拡大した尺度で示す図、第5図は第4図の線A−Bに
沿う断面を拡大尺度で示す図、第6図は第4図の線C−
Dに沿う断面を拡大尺度で示す図、第7図は縫込みヘッ
ドの各要素の動きを時間(回転角度)に対して示すタイ
ムチャートである。 1……折丁 2……運搬ベルト 3……中継ベルト 5……コンベヤ 5a……縫込みサドル 5b……スロット 6……ニードルスロット 6a……開口 8……サドル(定置の) 9……ストッパ片 10……心合わせ要素 12……インサート 13……縫込みニードル 14……フックニードル 15……プランジャ 16……ニードル挿入口。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−33198(JP,A) 特開 昭54−130234(JP,A) 特公 昭52−22565(JP,B2) 実公 昭45−2802(JP,Y1)
Claims (13)
- 【請求項1】縫込みヘッドと、個々の折丁を縫込みヘッ
ドへ供給する縫込みサドルを備え、さらに、縫付けられ
たブックブロックを排出するための排出テーブルを有
し、縫込みニードルが個々の折丁の1つづつの折目を通
してとじ糸を貫通させると、このとじ糸が、縫込みニー
ドルからある距離だけ離れたところで折目を通して貫通
させられているフックニードルに移され、次いでフック
ニードルがとじ糸をループの形で折丁から引出し、最終
的にとじ糸を先行した折丁にあるループに連結させ、個
々の折丁で形成されたブックブロックの糸とじを行う糸
とじ製本機械において、循環駆動されるエンドレスコン
ベア(5)と、それに噛合する同径(r)の半径を有す
るチェーンホイール(7a)、(7b)と、前記コンベア
(5)と協働する縫込みヘッド(4)を有し、前記コン
ベア(5)には複数の縫込みサドル(5a)が間隔をおい
て配置されており、該縫込みサドル(5a)はコンベア
(5)に対し常に垂直に設けられたチェーンホイール
(7a)(7b)の半径(r)に等しい長さのアームの先端
に吊下げられており、該サドル(5a)は、前記アームが
折丁を運搬ベルト(2)および定位置のサドル(8)よ
り供給を受ける間縫込みヘッド(4)に対しチェーンホ
イール(7a)の中心位置において、滞留可能に設けら
れ、さらに該サドル(5a)は、縫込みヘッド(4)に対
しやや斜めに上昇可能に設けられ前記アームがチェーン
ホイール7bの中心位置において、折丁の折り目部分に糸
とじ動作なされる間、再び滞留可能に設けられ、糸とじ
動作終了後チェーンホイール7cまで下降可能に設けられ
ていることを特徴とする糸とじ製本機械。 - 【請求項2】エンドレスのコンベヤ(5)が実質的に垂
直な面内で運動するように設置されていて、縫込みサド
ル(5a)は、コンベヤの上側の反転部分の中で、縫込み
ヘッド(4)の下方へと動いて行くことができ、折丁
(1)が先行の折丁(1)に結合される作用が終ってか
らは、既にとじによって結合された折丁(1)による側
方から支えの下で、その折丁(1)から抜け出して垂直
方向に動いて行くことが可能な、特許請求の範囲第1項
に記載の糸とじ製本機械。 - 【請求項3】折丁開き装置とエンドレスコンベヤ(5)
との間に運搬装置が設置されていて、その運搬装置が、
折丁(1)をその折目の領域において両側から挟持しそ
れら折丁(1)を運ぶ運搬ベルト(2と3)と、ベルト
(2,3)より下方にあって、折丁(1)を縫込みサドル
(5a)に渡すために、開けられている折丁(1)を互い
に離れた状態に保つためのサドル(8)とよりなる、特
許請求の範囲第1項ないし第2項のいずれか1項に記載
の糸とじ製本機械。 - 【請求項4】エンドレスコンベヤ(5)の運動経路の面
が、縫込みサドル(5a)を含む面と直交しており、縫込
みサドル(5a)がエンドレスコンベヤ(5)の運動経路
の面の外に延びている、特許請求の範囲第1項ないし第
3項のいずれか1項に記載の糸とじ製本機械。 - 【請求項5】縫込みサドル(5a)が上側反転部の中で縫
込みヘッド(4)の下方の1点に、心合わせ要素(10)
によって機械的に位置決めされる、特許請求の範囲第1
項ないし第4項のいずれか1項に記載の糸とじ製本機
械。 - 【請求項6】縫込みサドル(5a)の上に、折丁(1)の
位置揃えのために、折丁(1)のフォーマットに応じて
調整可能なストッパ片(9)が設けられている、特許請
求の範囲第1項なしい第5項のいずれか1項に記載の糸
とじ製本機械。 - 【請求項7】縫込みニードル(13)が、ニードル侵入開
口(16)の中においてフックニードル(14)の方へと揺
れ動くように、駆動装置によって動かされうる、特許請
求の範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の糸
とじ製本機械。 - 【請求項8】縫込みニードル(13)とフックニードル
(14)を何等の障害なしに通過せしめる一方、縫込みサ
ドル(5a)に乗ってきた折丁(1)が上側反転部の中で
縫込みが行われうる形で押し当たる相手となるための、
開口(6a)ついたニードルレール(6)を含んでいる、
特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項に記
載の糸とじ製本機械。 - 【請求項9】縫込みサドル(5a)には、ニードルレール
(6)の方を向いて長さ方向に延びたスロット(5b)が
あって、また、先端が鋭いエッジになっている折丁
(1)の背の心位置決めの役目をするインサート(12)
が、縫付けニードル(13)およびフックニードル(14)
が何等の障害なしに通過できるように、互いに間隔をお
いて取り付けられている、特許請求の範囲第1項ないし
第8項いずれか1項に記載の糸とじ製本機械。 - 【請求項10】ニードル(13,14)の間に、下降してき
て折丁(1)の背に押し当たるような押圧プランジャ
(15)が設置されている、特許請求の範囲第1項ないし
第9項のいずれか1項に記載の糸とじ製本機械。 - 【請求項11】縫込みヘッドと、個々の折丁を縫込みヘ
ッドへ供給する縫込みサドルを備え、さらに、縫付けら
れた折丁を排出するための排出テーブルを有し、縫込み
ニードルが個々の折丁の1つづつの折り目を通してとじ
糸を貫通させると、このとじ糸が、縫込みニードルから
ある距離だけ離れたところで折目を通して貫通させられ
ているフックニードルに移され、次いでフックニードル
がとじ糸をループの形で折丁から引出し、最終的にとじ
糸を先行した折丁にあるループに連結させ、折丁の糸と
じを行う方法において、エンドレスコンベア(5)に対
し常に垂直でチェーンホイール(7a)及び(7b)の半径
に等しい長さを持つアームの先端に回動自在に吊下げら
れた縫い込みサドルがチェーンホイール(7a)の中心位
置に於て滞留を生じ、該アームは、この滞留時間に於て
運搬ベルト(2)及び定位置のサドル(8)より折丁の
供給を受け、やや斜めに上昇してチェーンホイール(7
b)に至りこのチェーンホイール(7b)の中心位置に於
て再び滞留を生じ、この滞留時間に於てニードルレール
(6)に接触し折丁の折り目部分に糸綴じ動作がなさ
れ、糸綴じ動作終了後に下降してチェーンホイール(7
c)に至り、縫込みニードル(13)が個々の折丁(1)
の折目を通して一たんとじ糸を貫通させたならば、その
糸が直接にフックニードル(14)に渡されることを特徴
とする折丁の糸とじの方法。 - 【請求項12】縫込みニードル(13)が折丁(1)の折
目を一たん貫通した後は、ニードル挿入口(16)の中に
おいて揺れ動き、その運動方向はとじ糸をフックニード
ル(14)に渡すためにフックニードル(14)の方向であ
る特許請求の範囲第11項に記載方法。 - 【請求項13】折丁(1)の背が、そこを縫込みニード
ル(13)やフックニードル(14)が貫通するよりも前に
押え込まれる特許請求の範囲第11項または第12項に記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19853525185 DE3525185A1 (de) | 1985-07-15 | 1985-07-15 | Fadenheftmaschine und verfahren zum fadenheften von buchblocks |
DE3525185.9 | 1985-07-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6216196A JPS6216196A (ja) | 1987-01-24 |
JP2558257B2 true JP2558257B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=6275784
Family Applications (1)
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