JP2558068Y2 - Cfm分散表示機能付超音波ドプラ診断装置 - Google Patents

Cfm分散表示機能付超音波ドプラ診断装置

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JP2558068Y2
JP2558068Y2 JP5467592U JP5467592U JP2558068Y2 JP 2558068 Y2 JP2558068 Y2 JP 2558068Y2 JP 5467592 U JP5467592 U JP 5467592U JP 5467592 U JP5467592 U JP 5467592U JP 2558068 Y2 JP2558068 Y2 JP 2558068Y2
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JP
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probe
blood flow
signal
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cfm
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慎一 雨宮
寿美男 西井
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はCFM(Color Flow Mapp
ing)モードにより血流分散を表示する機能を有する超音
波ドプラ診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波ドプラ診断装置は被検体内の血管
を流れる血液の流速、流れる方向等、運動物体の運動の
状況を観察して診断する装置である。
【0003】この超音波ドプラ診断装置において、例え
ば、血管中に静脈瘤若しくは動脈瘤等があるため、又は
心臓の弁疾患のために血流が乱れてその指向方向が多方
向になるような血流の乱流を発生する場合、その血流の
乱流度と、送受信帯域幅との畳み込みされた結果の分散
を求め、血流方向を青と赤の色で表示し、その速度を輝
度で表し、乱流度を分散として例えば黄色で表示するC
FM分散表示機能を付した超音波ドプラ診断装置が用い
られている。
【0004】従来のCFM分散表示機能付超音波ドプラ
診断装置のブロック図を図2に示す。図において、1は
超音波を送受波するプローブで、用途によって用いるプ
ローブ1は異なり、その送信受信周波数及び周波数特性
はそれぞれ異なっている。2はプローブ1を超音波診断
装置に接続するためのプローブ接続器で、接続されたプ
ローブの種類を示すデータを出力する。
【0005】3は音線を形成する超音波の受信信号を整
相加算する受波ビームフォーマ、4は正弦波の局部発振
信号により受信信号を検波して同相信号(i信号)を出
力するミキサA、5は余弦波の局部発振信号により受信
信号を検波して直交信号(q信号)を出力するミキサB
である。
【0006】6,7はミキサAおよびミキサB5からの
i,q信号が入力され、不要な高周波信号をそれぞれ取
り除くLPF(Low Pass Filter)A及びLPFBであ
る。受波ビームフォーマ3からLPFB7までの回路を
受信回路8とする。この受信回路8の周波数特性はSN
比を良くするためにプローブ1や目標の深さ等によって
変えられている。
【0007】9,10はそれぞれi信号,q信号をディ
ジタル信号に変換するAD変換器A及びAD変換器Bで
ある。この出力信号は、MTIフィルタA11及びMT
IフィルタB12において固定目標からの反射信号によ
る受信信号が消去されて、移動目標からの反射信号のみ
となる。この出力は自己相関器13に入力されて自己相
関関数が算出され、分散演算器14において自己相関関
数から各周波数の分散が演算される。AD変換器A9か
ら分散演算器14までを血流速度分散分析器15とす
る。
【0008】分散演算器14の出力の分散信号はDSC
16でデータを補間された後、カラー処理回路17でカ
ラー情報に変換され、表示器18にカラー表示される。
通常、赤は近づく流れを、青は遠ざかる流れを表し、分
散の大きさは黄色の色彩の輝度によって表している。
【0009】このようにカラー表示する機能をCFM機
能と称している。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
CFM分散表示機能付の超音波ドプラ診断装置には次の
ような問題がある。図3はこの装置の周波数特性と、血
流による反射信号との関係を示す説明図である。(イ)
図は血流の一例を示す図で、横軸に血流速度、縦軸にそ
の血流の強さを表している。プローブに向う方向の血流
の血流速度を“+”にしている。
【0011】(ロ)図はプローブ1と受信回路8を含む
系の周波数特性と、血流からのドプラシフトを受けた反
射信号の周波数分布を示した図である。受信回路8は一
般にSN比を向上させるために、目標反射物の深さ及び
プローブ1の送受信周波数によりその送受信回路の周波
数特性を変化させていた。この変化によって以下に示す
ように分散の表示に変化が生じていた。この状態を示す
のが(ロ)図である。図において、実線の曲線はプロー
ブ1と受信回路8の周波数特性がAの場合の特性A曲線
21の図、一点鎖線の曲線は周波数特性がBである特性
B曲線22の図である。23は血流によりドプラシフト
を受けた血流信号の図である。この図では特性A曲線2
1と特性B曲線22の中心周波数はfo 、血流信号23
の中心周波数はfd となっている。
【0012】(ロ)図のような周波数特性の回路を通過
した血流信号を(ハ)図に示す。図において、24は特
性A曲線21の回路を通過した信号Aの曲線、25は特
性B曲線22の回路を通過した信号Bの曲線である。図
4はこの曲線を拡大した図で、図3(ハ)図と同一の信
号を示している。図に明らかなように、血流信号23の
周波数分布は信号A曲線や信号B曲線による周波数分布
とは異なっており、これらから求めた分布の分散は実際
の血流による血流信号23と異なってしまう。
【0013】本考案は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、異なるプローブや深さの異なる目標に
対してSNを良くするために用いる周波数特性の異なる
回路においても、正しい周波数の分散を求めることによ
り、血管や心臓の異状による乱流の状態を正確に把握で
きるCFM分散表示機能付超音波ドプラ診断装置を実現
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めの本考案は、プローブで受信され、受信回路で整相加
算,検波等の信号処理を受けたドプラ信号に基づき血流
速度分散分析器で血流速度及び血流の乱流度を求め、カ
ラーフロー表示をするCFM分散表示機能付超音波ドプ
ラ診断装置において、プローブが接続され、該プローブ
の種類を示すデータを出力するプローブ接続器からのデ
ータと、前記受信回路の周波数特性をもとに、プローブ
から受信回路までの周波数特性を演算して出力するCP
Uと、該CPUから入力された送受信回路の周波数特性
に基づき、前記血流速度分散分析器からの分散データを
補正する数表を保有する補正用テーブルを具備すること
を特徴とするものである。
【0015】
【作用】プローブや受信回路の周波数特性データはCP
Uに入力される。CPUはこの周波数特性データを補正
用テーブルに入力する。受波信号は受信回路で信号の処
理を受け血流速度分散分析器で分散が求められる。この
データは補正用テーブルにおいて回路の周波数特性に基
づく誤差が補正される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細
に説明する。図1は本考案の一実施例の装置のブロック
図である。図において、図2と同等の部分には同一の符
号を付してある。但し、受信回路8及び血流速度分散分
析器15の細部の回路は省略してある。図中、31はプ
ローブ接続器2から現在接続されているプローブ1の種
類を示すデータが送られ、又、予め受信回路8の周波数
特性が測定されてそのデータにより現在のプローブ1か
ら受信回路8までを含めた受信回路の周波数特性を出力
するCPUである。
【0017】32はCPU31から現在の回路の周波数
特性が入力されて、このデータに基づき受信信号入力
と、出力する信号との入出力特性を数表として格納する
補正用テーブルである。
【0018】次に上記のように構成された実施例の動作
を説明する。プローブ接続器2はプローブ1が接続され
て、そのプローブ番号等の情報により得たプローブ1の
周波数特性のデータをCPU31に送る。又、受信回路
8に広帯域信号を入力して、その時の各周波数における
出力データがCPU31に入力され、受信回路8の周波
数特性をCPU31は認識する。CPU31はこのプロ
ーブ1と受信回路8の周波数特性データを補正用テーブ
ル32に送る。
【0019】補正用テーブル32はCPU31から入力
されたデータに基づき、血流速度分散分析器15から入
力される血流によるドプラシフト信号を、本来の正しい
ドプラシフト信号に変換する補正用数表を作成して格納
している。
【0020】プローブ1から送波され、被検体内の血流
から反射されたドプラシフト信号はプローブ接続器2を
経て受信回路8に入力され、整相加算,検波等の処理を
受けた後血流速度分散分析器15で血流速度の分散が演
算されて出力される。
【0021】血流速度分散分析器15の出力信号は、補
正用テーブル32でプローブ1と受信回路8の周波数特
性による誤差を補正されて補正された分散値を出力し、
DSC16で表示器17に表示可能な方式のアナログ信
号に変換され、表示器17で表示される。
【0022】以上説明したように本実施例によれば、プ
ローブ1を交換したり、表示の深さが変化しても、常に
同じ分散表示を得ることが可能になる。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、如
何なる表示の深さや如何なるプローブを用いても、同様
な分散表示のデータを得ることができるようになり、実
用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】従来のCFM表示機能付超音波ドプラ診断装置
のブロック図である。
【図3】受信系の回路の周波数特性と血流信号との関係
を示す図である。
【図4】図3の(ハ)図の波形を拡大した拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 プローブ 8 受信回路 15 血流速度分散分析器 31 CPU 32 補正用テーブル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ(1)で受信され、受信回路
    (8)で整相加算,検波等の信号処理を受けたドプラ信
    号に基づき血流速度分散分析器(15)で血流速度及び
    血流の乱流度を求め、カラーフロー表示をするCFM分
    散表示機能付超音波ドプラ診断装置において、 プローブ(1)が接続され、該プローブ(1)の種類を
    示すデータを出力するプローブ接続器(2)からのデー
    タと、前記受信回路(8)の周波数特性データが入力さ
    れて、送受信回路の周波数特性を演算して出力するCP
    U(31)と、 該CPU(31)から入力された送受信回路の周波数特
    性に基づき、前記血流速度分散分析器(15)からの分
    散データを補正する数表を保有する補正用テーブル(1
    2)を具備することを特徴とするCFM分散表示機能付
    超音波ドプラ診断装置。
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