JP2557859Y2 - 油圧式ジャッキ - Google Patents
油圧式ジャッキInfo
- Publication number
- JP2557859Y2 JP2557859Y2 JP6776292U JP6776292U JP2557859Y2 JP 2557859 Y2 JP2557859 Y2 JP 2557859Y2 JP 6776292 U JP6776292 U JP 6776292U JP 6776292 U JP6776292 U JP 6776292U JP 2557859 Y2 JP2557859 Y2 JP 2557859Y2
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- Japan
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- cylinder
- ram
- oil
- hydraulic jack
- oil pump
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、油圧式ジャッキ、特
に、シリンダーと、このシリンダー内で滑動自在なラム
と、このラムを上昇および下降させるためのオイルポン
プおよびオイル回路とからなる油圧式ジャッキに関する
ものである。
に、シリンダーと、このシリンダー内で滑動自在なラム
と、このラムを上昇および下降させるためのオイルポン
プおよびオイル回路とからなる油圧式ジャッキに関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の油圧式ジャッキにおいて
は、オイルポンプによりシリンダー内にオイルを送り、
ラムを必要な高さに上昇させることにより重量物を押し
上げ、所定の高さにおいてその重量物を支持している。
なお、必要に応じて、ねじを有する錠止部材などによ
り、ラムの降下を防止している。
は、オイルポンプによりシリンダー内にオイルを送り、
ラムを必要な高さに上昇させることにより重量物を押し
上げ、所定の高さにおいてその重量物を支持している。
なお、必要に応じて、ねじを有する錠止部材などによ
り、ラムの降下を防止している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、オイル
ポンプによりシリンダー内にオイルを送るには、相当の
操作時間とエネルギーとを要し、重量物に対して有効に
作用する位置まで急速にラムを上昇できる油圧式ジャッ
キが望まれていた。
ポンプによりシリンダー内にオイルを送るには、相当の
操作時間とエネルギーとを要し、重量物に対して有効に
作用する位置まで急速にラムを上昇できる油圧式ジャッ
キが望まれていた。
【０００４】例えば、フェリー等の輸送船にトレーラー
を積み込む場合、トレーラーを持ち上げて固定して置く
ために、この種の油圧式ジャッキが使用されるが、油圧
式ジャッキのラムをトレーラーに対する作用位置まで上
昇させるには、オイルポンプのハンドルを操作して相当
の時間とエネルギーを要してシリンダー内にオイルを送
らなければならず、トレーラーの積み込みに時間を要す
るという問題点があった。
を積み込む場合、トレーラーを持ち上げて固定して置く
ために、この種の油圧式ジャッキが使用されるが、油圧
式ジャッキのラムをトレーラーに対する作用位置まで上
昇させるには、オイルポンプのハンドルを操作して相当
の時間とエネルギーを要してシリンダー内にオイルを送
らなければならず、トレーラーの積み込みに時間を要す
るという問題点があった。
【０００５】この考案は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、簡単な操作で、ラムを所定位置
まで急速に上昇させることのできる油圧式ジャッキを提
供することを目的としている。
ためになされたもので、簡単な操作で、ラムを所定位置
まで急速に上昇させることのできる油圧式ジャッキを提
供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この考案は、シリンダーと、このシリンダー内で滑
動自在なラムと、このラムを上昇および下降させるため
のオイルポンプおよびオイル回路とからなる油圧式ジャ
ッキにおいて、前記シリンダーに通じるオイル回路に吸
込み弁を有するバイパス路を設けるとともに、ラムの押
上げ手段を設けたものである。
に、この考案は、シリンダーと、このシリンダー内で滑
動自在なラムと、このラムを上昇および下降させるため
のオイルポンプおよびオイル回路とからなる油圧式ジャ
ッキにおいて、前記シリンダーに通じるオイル回路に吸
込み弁を有するバイパス路を設けるとともに、ラムの押
上げ手段を設けたものである。
【０００７】
【作用】シリンダーに通じるオイル回路に吸込み弁を有
するバイパス路を設けるとともに、ラムの押上げ手段を
設けたので、通常のオイルポンプによるシリンダー内へ
のオイルの送り込みによるラムの上昇の場合には影響が
なく、迅速にラムを所定位置まで上昇させたい場合に
は、ラムの押上げ手段によりラムを所定位置まで押上げ
（オイルは吸込み弁より吸い込まれる。）、その位置か
らオイルポンプによるシリンダー内へのオイルの送り込
みによるラムの上昇を行うことができる。
するバイパス路を設けるとともに、ラムの押上げ手段を
設けたので、通常のオイルポンプによるシリンダー内へ
のオイルの送り込みによるラムの上昇の場合には影響が
なく、迅速にラムを所定位置まで上昇させたい場合に
は、ラムの押上げ手段によりラムを所定位置まで押上げ
（オイルは吸込み弁より吸い込まれる。）、その位置か
らオイルポンプによるシリンダー内へのオイルの送り込
みによるラムの上昇を行うことができる。
【０００８】
【実施例】以下、この考案の実施例を図に示された油圧
式ジャッキについて説明する。
式ジャッキについて説明する。
【０００９】先ず、図１において、１は油圧式ジャッキ
のシリンダーであり、その中にはラム２が滑動自在に収
納されている。ラム２の上端には支持台３が設けられ、
その下端にはピストン４が形成されている。
のシリンダーであり、その中にはラム２が滑動自在に収
納されている。ラム２の上端には支持台３が設けられ、
その下端にはピストン４が形成されている。
【００１０】シリンダー１の外周には押上筒５が嵌合
し、この押上筒５はその上端においてラム２に固着され
ている。一方、押上筒５の外周下端の両側には（図２に
は片側のみが示されている）ピン５ａ，５ａが溶接さ
れ、このピン５ａ、５ａには、２股レバー６の先端６ａ
が枢着されている。さらに、この２股レバー６にはピン
６ｂが設けられ、このピン６ｂにリンク７の一端が枢着
され、このリンク７の他端は、フレーム１０に固着され
た短円筒８に固着されているブラケット９のピン９ａに
枢着されている。
し、この押上筒５はその上端においてラム２に固着され
ている。一方、押上筒５の外周下端の両側には（図２に
は片側のみが示されている）ピン５ａ，５ａが溶接さ
れ、このピン５ａ、５ａには、２股レバー６の先端６ａ
が枢着されている。さらに、この２股レバー６にはピン
６ｂが設けられ、このピン６ｂにリンク７の一端が枢着
され、このリンク７の他端は、フレーム１０に固着され
た短円筒８に固着されているブラケット９のピン９ａに
枢着されている。
【００１１】２股レバー６にはハンドル装着部６ｃが設
けられ、必要に応じてハンドル１１が装着される。図２
に示されるように、ハンドル２を２点鎖線の方向に押し
下げることによって、２股レバー６はピン６ｂを支点と
して押上筒５’を点線位置に押上げ、同時に支持台３’
を点線位置に押上げる。すなわち、この実施例において
は、押上筒５、２股レバー６、リンク７、短円筒８、ブ
ラケット９およびハンドル１１がラム２の押上げ手段を
構成している。
けられ、必要に応じてハンドル１１が装着される。図２
に示されるように、ハンドル２を２点鎖線の方向に押し
下げることによって、２股レバー６はピン６ｂを支点と
して押上筒５’を点線位置に押上げ、同時に支持台３’
を点線位置に押上げる。すなわち、この実施例において
は、押上筒５、２股レバー６、リンク７、短円筒８、ブ
ラケット９およびハンドル１１がラム２の押上げ手段を
構成している。
【００１２】オイル回路１２には、オイルポンプ１３が
設けられ、オイルタンク１４から吸込み弁１５を介して
オイルを汲み、吐出弁１６からシリンダー１２内へオイ
ルを送り込む。オイル回路１７は逃し弁１８を介してオ
イルタンク１４に通じている。さらに、バイパス路１９
は吸込み弁２０を介してオイルタンク１４に通じてい
る。
設けられ、オイルタンク１４から吸込み弁１５を介して
オイルを汲み、吐出弁１６からシリンダー１２内へオイ
ルを送り込む。オイル回路１７は逃し弁１８を介してオ
イルタンク１４に通じている。さらに、バイパス路１９
は吸込み弁２０を介してオイルタンク１４に通じてい
る。
【００１３】したがって、ハンドル１１を操作して２股
レバー６により押上筒５および支持台３を押上げると、
オイルタンク１４のオイルはバイパス路１８を通って、
シリンダー１内に流れ込み、支持台３をその上昇位置に
維持することとなる。この位置でオイルポンプ１３を操
作すれば、このオイルポンプ１３によりオイルタンク１
４より汲まれたオイルがシリンダー１内に送られ、ピス
トン４、ラム２を介して支持台３を上昇させることとな
り、支持台３によりトレーラーなどの重量物を支持する
ことができる。なお、逃し弁１８を開放することによっ
て、シリンダー１内のオイルはオイルタンク１４に戻
り、したがって、ラム２も元の位置に戻る。
レバー６により押上筒５および支持台３を押上げると、
オイルタンク１４のオイルはバイパス路１８を通って、
シリンダー１内に流れ込み、支持台３をその上昇位置に
維持することとなる。この位置でオイルポンプ１３を操
作すれば、このオイルポンプ１３によりオイルタンク１
４より汲まれたオイルがシリンダー１内に送られ、ピス
トン４、ラム２を介して支持台３を上昇させることとな
り、支持台３によりトレーラーなどの重量物を支持する
ことができる。なお、逃し弁１８を開放することによっ
て、シリンダー１内のオイルはオイルタンク１４に戻
り、したがって、ラム２も元の位置に戻る。
【００１４】この実施例によれば、ハンドル１１を操作
することにより、急速に支持台３を上方に押し上げるこ
とができ、その位置から重量物を押上げあるいは支持す
ることができるので、従来の油圧ジャッキが最初からオ
イルポンプ１３のみにより支持台３を押し上げるのに比
して、その操作時間を著しく短縮することができる。
することにより、急速に支持台３を上方に押し上げるこ
とができ、その位置から重量物を押上げあるいは支持す
ることができるので、従来の油圧ジャッキが最初からオ
イルポンプ１３のみにより支持台３を押し上げるのに比
して、その操作時間を著しく短縮することができる。
【００１５】したがって、フェリー等の輸送船にトレー
ラーなどを積み込み固定する場合のように、操作時間の
少ない場合に、極めて有用なものである。
ラーなどを積み込み固定する場合のように、操作時間の
少ない場合に、極めて有用なものである。
【００１６】
【考案の効果】この考案によれば、油圧ジャッキのラム
とその支持台とを簡単な操作で急速にその作用位置に持
って来ることができるので、重量物の支持固定作業を迅
速、確実に行うことができ、重量物の輸送に要する時間
を大幅に短縮することができる。
とその支持台とを簡単な操作で急速にその作用位置に持
って来ることができるので、重量物の支持固定作業を迅
速、確実に行うことができ、重量物の輸送に要する時間
を大幅に短縮することができる。
【図１】図１はこの考案の実施例を示す油圧ジャッキの
概略説明図である。
概略説明図である。
【図２】図２は図１の油圧ジャッキの側面図である。
１ シリンダー ２ ラム ３ 支持台 ４ ピストン ５ 押上筒 ５ａ ピン ６ ２股レバー ６ａ 先端 ６ｂ ピン ６ｃ ハンドル装着部 ７ リンク ８ 短円筒 ９ ブラケット ９ａ ピン １０ フレーム １１ ハンドル １２，１７，１９ オイル回路 １３ オイルポンプ １４ オイルタンク １５，２０ 吸込み弁 １６ 吐出弁 １８ 逃し弁
Claims (1)
- 【請求項１】 シリンダーと、このシリンダー内で滑動
自在なラムと、このラムを上昇および下降させるための
オイルポンプおよびオイル回路とからなる油圧式ジャッ
キにおいて、前記シリンダーに通じるオイル回路に吸込
み弁を有するバイパス路を設けるとともに、ラムの押上
げ手段を設けたことを特徴とする油圧式ジャッキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6776292U JP2557859Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧式ジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6776292U JP2557859Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧式ジャッキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632481U JPH0632481U (ja) | 1994-04-28 |
| JP2557859Y2 true JP2557859Y2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=13354277
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6776292U Expired - Fee Related JP2557859Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 油圧式ジャッキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557859Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5400315B2 (ja) * | 2008-04-02 | 2014-01-29 | 株式会社 タイコー | 昇降装置およびその使用方法 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP6776292U patent/JP2557859Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0632481U (ja) | 1994-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |