JP2557825Y2 - 台秤の零点調節装置 - Google Patents

台秤の零点調節装置

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JP2557825Y2
JP2557825Y2 JP1992084487U JP8448792U JP2557825Y2 JP 2557825 Y2 JP2557825 Y2 JP 2557825Y2 JP 1992084487 U JP1992084487 U JP 1992084487U JP 8448792 U JP8448792 U JP 8448792U JP 2557825 Y2 JP2557825 Y2 JP 2557825Y2
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Inventor
久則 下牧
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株式会社ミサキ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は台秤の零点調節装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、ベース1と踏板2と
で囲まれた内部に秤機構部3を内蔵した台秤は次のよう
に構成されている。ベース1の四隅には支点刃4が固定
されており、支点刃4には第1の槓杆5aの一端または
第2の槓杆5bの一端が係合している。第1の槓杆5a
の他端の相互は連結板6に固定されている。連結板6に
固着されたハンガー7は、その先端がメインスプリング
8を介して固定枠9に吊り下げられている。第2の槓杆
5bの他端は中間リング10を介して第1の槓杆5aの中
間部に係合している。踏板2の裏面の四隅には、重点刃
11が固定されており、中間エッジ12を介して各重点刃11
が第1,第2の槓杆5a,5bに係合している。なお、
このようにして組み立てられたベース1と踏板2は、相
互間に介装された引っ張りばね13によって拘束されてい
る。14は零点調節ダイヤル,15は目盛板である。
【0003】零点調節装置は図4に示すように構成され
ている。ばね吊り棒16は、固定枠9の天板17に穿設され
た孔18に挿通されている。ばね吊り棒16の下端部には金
具19が取り付けられており、金具19にメインスプリング
8が係合している。ばね吊り棒16の上端部には零点調節
ダイヤル14が螺合するねじ部20が形成されており、零点
調節ダイヤル14がばね吊り棒16から脱落しないように、
ねじ部20には図5にも示すようにEリング21が装着され
ている。
【0004】また、このようなEリング21の装着による
零点調節ダイヤル14の脱落防止処理が煩わしいため、ば
ね吊り棒16の先端を図6に示すように治具22で挟んで押
圧して扁平に加工した構成が実開平4−19701号公
報に開示されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】実開平4−19701
号公報に見られる構成では、Eリング21の装着が必要で
ないけれども、組み立て調整の工程でメインスプリング
8の不具合が確認されて交換が必要になった場合には、
固定枠9の天板17の裏面近傍位置でばね吊り棒16を切断
して、零点調節ダイヤル14を取り外してこの取り外した
零点調節ダイヤル14とメインスプリング8などを廃棄
し、別に用意されたメインスプリング8と零点調節ダイ
ヤル14およびばね吊り棒16を使用して組み直す作業が必
要である。
【0006】本考案はEリング21の装着加工が不要で、
しかも、組み立て調整の工程でメインスプリング8の不
具合が確認されて交換が必要になった場合に、その際の
組み立てに使用されていたばね吊り棒16と零点調節ダイ
ヤル14を廃棄せずに再利用することができる零点調節装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の零点調節装置
は、踏板に作用した荷重に応じて揺動する槓杆の端部を
支持するメインスプリングが下端部に取り付けられ上端
部には零点調節ダイヤルが螺合するねじ部が形成された
ばね吊り棒を有する零点調節装置において、ばね吊り棒
の前記ねじ部の中間部に押圧加工で形成され先端が前記
ねじ部のねじ山よりも突出した凸部を設けたことを特徴
とする。
【0008】
【作用】この構成によると、ばね吊り棒のねじ部の中間
部に形成された凸部がねじ部のねじ溝を切断する。した
がって、零点調節ダイヤルがこの凸部を通過することが
できない。
【0009】また、再生の際には、ばね吊り棒のねじ部
にねじ切りを実施して零点調節ダイヤルとメインスプリ
ングを取り外し、組み立て後にねじ部の中間部に再び凸
部を押圧加工で形成することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1と図2に基づい
て説明する。なお、従来例を示す図3,図4と同様の作
用をなすものには、同一の符号を付けて説明する。
【0011】図1と図2は本考案の零点調節装置を示
す。ここではばね吊り棒16のねじ部20の中間部には、ね
じ部20を側方から治具23で摘んで押圧加工して凸部24が
形成されている。詳しくは、従来ではEリングの装着に
使用されていた溝25に凸部24が形成されている。
【0012】このように構成したため、溝25よりも下側
のねじ溝20aに螺合していた零点調節ダイヤル14は、こ
の凸部24によってねじ溝20aから溝25よりも上側のねじ
溝20bに移動することが妨げられており、零点調節ダイ
ヤル14の脱落防止を達成できる。
【0013】組み立て調整の工程でメインスプリング8
の不具合が確認されて交換が必要になった場合には、ば
ね吊り棒16のねじ部20の先端に、このねじ部20と同じピ
ッチのダイス〔図示せず〕を螺合させて凸部24にねじ切
りを実施して零点調節ダイヤル14とメインスプリング8
を取り外し、適切なメインスプリング8を装着して零点
調節ダイヤル14を螺合させた後にねじ部20の中間部に再
び凸部24を押圧加工で形成して、ばね吊り棒16からの零
点調節ダイヤル14の脱落を防止する。
【0014】これによって、不具合が発生したメインス
プリング8を使用していた零点調整装置に使用していた
ばね吊り棒16と零点調節ダイヤル14を再使用できる。上
記の実施例では従来ではEリングの装着に使用されてい
た溝25に凸部24を形成したが、ねじ部20のねじ溝が溝25
で分断されていない連続したねじ溝である場合も同様で
あって、この連続したねじ溝の中間部に凸部24を押圧加
工で形成して、凸部24がねじ部20のねじ溝を切断して零
点調節ダイヤル14の脱落防止を達成できる。メインスプ
リング8の交換の際の加工も同様である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によると、踏板に作
用した荷重に応じて揺動する槓杆の端部を支持するメイ
ンスプリングが下端部に取り付けられ上端部には零点調
節ダイヤルが螺合するねじ部が形成されたばね吊り棒を
有する零点調節装置において、ばね吊り棒の前記ねじ部
の中間部に押圧加工で形成され先端が前記ねじ部のねじ
山よりも突出した凸部を設けたため、通常の使用状態で
の零点調節ダイヤルは、前記凸部を通過することができ
ず、従来のようなEリングを使用すること無しに零点調
節ダイヤルの脱落を防止できる。 また、ばね吊り棒の前
記ねじ部の頂部を潰して零点調節ダイヤルの脱落を防止
した従来技術と本考案の構成とを比較するに、本考案で
はねじ部の中間部に凸部を設けているため、この凸部よ
りも頂部よりのねじ部をガイドにして、同ピッチのダイ
スをこのガイドに螺合させて再度のねじ切りを実施する
ことによって、凸部よりも下側のねじ部に続くねじ切り
を実施することができ、従来技術では困難であったばね
吊り棒の再使用を実現できるものである。
【0016】また、再生の際には、ばね吊り棒のねじ部
にねじ切りを実施して零点調節ダイヤルとメインスプリ
ングを取り外し、組み立て後にねじ部の中間部に再び凸
部を押圧加工で形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の零点調節装置のばね吊り棒に凸部を形
成した様子を示す斜視図である。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】台秤の縦断面図である。
【図4】従来の零点調節装置の縦断面図である。
【図5】同従来例のばね吊り棒の斜視図である。
【図6】別の従来例のばね吊り棒の先端を加工した直後
の斜視図である。
【符号の説明】
2 踏板 8 メインスプリング 14 零点調節ダイヤル 16 ばね吊り棒 20 ねじ部 24 凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏板(2)に作用した荷重に応じて揺動
    する槓杆の端部を支持するメインスプリング(8)が下
    端部に取り付けられ上端部には零点調節ダイヤル(14)
    が螺合するねじ部(20)が形成されたばね吊り棒(16)
    を有する零点調節装置において、ばね吊り棒(16)の前
    記ねじ部(20)の中間部に押圧加工で形成され先端が前
    記ねじ部(20)のねじ山よりも突出した凸部(24)を設
    け、ばね吊り棒(16)からの零点調節ダイヤル(14)の
    脱落を防止した台秤の零点調節装置。
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JPH0669764U JPH0669764U (ja) 1994-09-30
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