JP2557669Y2 - 野菜移植機の機体構造 - Google Patents
野菜移植機の機体構造Info
- Publication number
- JP2557669Y2 JP2557669Y2 JP4606292U JP4606292U JP2557669Y2 JP 2557669 Y2 JP2557669 Y2 JP 2557669Y2 JP 4606292 U JP4606292 U JP 4606292U JP 4606292 U JP4606292 U JP 4606292U JP 2557669 Y2 JP2557669 Y2 JP 2557669Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- transmission case
- seedling
- wheels
- planting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、苗トレイから苗取出爪
により１株分のポット苗を取出して植付爪により圃場に
植付けることができる野菜移植機の機体構造に関する。
により１株分のポット苗を取出して植付爪により圃場に
植付けることができる野菜移植機の機体構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、両前輪および両後輪を具備する
機体の後部には上下動自在のホッパ形植付爪を装備する
とともに、機体の後部では苗取出爪により苗トレイから
植付爪に１株分のポット苗を供給可能にして構成した野
菜移植機において、エンジンと油圧ポンプの下方に車高
調節用の油圧シリンダ等を設けるとともに、その前方に
鎮圧輪を装備するような構造になっていた。
機体の後部には上下動自在のホッパ形植付爪を装備する
とともに、機体の後部では苗取出爪により苗トレイから
植付爪に１株分のポット苗を供給可能にして構成した野
菜移植機において、エンジンと油圧ポンプの下方に車高
調節用の油圧シリンダ等を設けるとともに、その前方に
鎮圧輪を装備するような構造になっていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな構造のため、機体の重心位置が高くなって、とく
に、傾斜地での作業時には、機体がふらついたり、転倒
することになる、といった不具合を呈していた。
うな構造のため、機体の重心位置が高くなって、とく
に、傾斜地での作業時には、機体がふらついたり、転倒
することになる、といった不具合を呈していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、そのような不
具合を解決し、作業時の安定性を一段と向上させること
ができるよう工夫したものであり、そのため、両前輪の
上方部位となる機体前部には油圧ポンプ、エンジン及び
ミッションケースを前後に接近させてそれぞれ装備する
とともに、該ミッションケースの上方には車高調節用油
圧シリンダ等を有するシリンダフレームを連設し、機体
前部のエンジン台の下方には下方に弾圧付勢する鎮圧輪
を装備して構成したものである。
具合を解決し、作業時の安定性を一段と向上させること
ができるよう工夫したものであり、そのため、両前輪の
上方部位となる機体前部には油圧ポンプ、エンジン及び
ミッションケースを前後に接近させてそれぞれ装備する
とともに、該ミッションケースの上方には車高調節用油
圧シリンダ等を有するシリンダフレームを連設し、機体
前部のエンジン台の下方には下方に弾圧付勢する鎮圧輪
を装備して構成したものである。
【０００５】
【作用】したがって、両前輪の上方部位となる機体前部
の油圧ポンプ、エンジンに接近させたミッションケース
の上方にシリンダフレームを連設するとともに、エンジ
ン台の下方には下方に弾圧付勢する鎮圧輪を装備したの
で、機体の重心位置を低くした機体構造にすることがで
きることになり、傾斜地では従来のように機体がふらつ
いたり転倒することなく、作業安定性を一段と向上させ
ることができる。
の油圧ポンプ、エンジンに接近させたミッションケース
の上方にシリンダフレームを連設するとともに、エンジ
ン台の下方には下方に弾圧付勢する鎮圧輪を装備したの
で、機体の重心位置を低くした機体構造にすることがで
きることになり、傾斜地では従来のように機体がふらつ
いたり転倒することなく、作業安定性を一段と向上させ
ることができる。
【０００６】
【実施例】図２は野菜移植機の側面図を示し、機体の下
部にはそれぞれ昇降調節ができる両前輪１および両後輪
２を配備し、該両後輪２間の後方で上下動するホッパ形
植付爪３の後方には両培土輪１２を軸架し、機体後部に
延出するハンドル１３の前部上方には、ポット苗１４を
有する苗トレイ５を供給することができる苗供給装置１
５を装備するとともに、前記植付爪３の上方位には、前
記苗トレイ５から１株分のポット苗１４を取出して上方
位の植付爪３に供給することができる苗取出爪４を配備
し、両後輪２の上方には予備の苗トレイ５を載置できる
予備苗載台１６をそれぞれ配備して従来形構造同様に構
成する。
部にはそれぞれ昇降調節ができる両前輪１および両後輪
２を配備し、該両後輪２間の後方で上下動するホッパ形
植付爪３の後方には両培土輪１２を軸架し、機体後部に
延出するハンドル１３の前部上方には、ポット苗１４を
有する苗トレイ５を供給することができる苗供給装置１
５を装備するとともに、前記植付爪３の上方位には、前
記苗トレイ５から１株分のポット苗１４を取出して上方
位の植付爪３に供給することができる苗取出爪４を配備
し、両後輪２の上方には予備の苗トレイ５を載置できる
予備苗載台１６をそれぞれ配備して従来形構造同様に構
成する。
【０００７】前記両前輪１間の上方部位となる機体前部
に架設したエンジン台１１の上方には油圧ポンプ６およ
びエンジン７を前後に接近させてそれぞれ載置し、前記
エンジン台１１の後部にはミッションケース８の前部を
前記エンジン７に接近するようにして連設し、前記ミッ
ションケース８の上方に架設したシリンダフレーム１０
の後部に横架する支点軸１７には、シリンダフレーム１
０内の車高調節用油圧シリンダ９およびシリンダフレー
ム１０外側方の機体の左右方向傾斜角度を修正する水平
制御用油圧ローリングシリンダ１８をそれぞれ連動連繋
し、前記ミッションケース８の両側方から後方へ延出し
て前記後輪２をそれぞれ駆動する両スイングケース１９
と前記支点軸１７の両端部を両連動リンク２０を介して
それぞれ連動連結するとともに、前記両前輪１を軸架す
る両スイングアーム２１と前記両スイングケース１９を
両連動リンク２２を介してそれぞれ連動連結し、また、
前記ミッションケース８の後部側方から後方へ植付伝動
ケース２３を延設し、前記苗取出爪４のロータリケース
２４に伝動装置２５を介して伝動できる植付クラッチケ
ース２６を前記シリンダフレーム１０の上方に装備する
とともに、前記ミッションケース８から前記植付クラッ
チケース２６へはベルト式の無段変速伝動装置２７を介
し伝動できるようにして構成する。
に架設したエンジン台１１の上方には油圧ポンプ６およ
びエンジン７を前後に接近させてそれぞれ載置し、前記
エンジン台１１の後部にはミッションケース８の前部を
前記エンジン７に接近するようにして連設し、前記ミッ
ションケース８の上方に架設したシリンダフレーム１０
の後部に横架する支点軸１７には、シリンダフレーム１
０内の車高調節用油圧シリンダ９およびシリンダフレー
ム１０外側方の機体の左右方向傾斜角度を修正する水平
制御用油圧ローリングシリンダ１８をそれぞれ連動連繋
し、前記ミッションケース８の両側方から後方へ延出し
て前記後輪２をそれぞれ駆動する両スイングケース１９
と前記支点軸１７の両端部を両連動リンク２０を介して
それぞれ連動連結するとともに、前記両前輪１を軸架す
る両スイングアーム２１と前記両スイングケース１９を
両連動リンク２２を介してそれぞれ連動連結し、また、
前記ミッションケース８の後部側方から後方へ植付伝動
ケース２３を延設し、前記苗取出爪４のロータリケース
２４に伝動装置２５を介して伝動できる植付クラッチケ
ース２６を前記シリンダフレーム１０の上方に装備する
とともに、前記ミッションケース８から前記植付クラッ
チケース２６へはベルト式の無段変速伝動装置２７を介
し伝動できるようにして構成する。
【０００８】また、機体前部となる前記エンジン台１１
の前部下方には、図５に示すように前記エンジン台１１
より幅狭にした鎮圧輪１２を下方へ弾圧するようにして
軸架するが、前記鎮圧輪１２を軸支する両側の両スイン
グアーム２８の端部を、エンジン台１１の前部下方に横
架した支点軸２９にそれぞれ軸架し、前記エンジン台１
１の側面上部の支点軸３０に上部を軸架して垂設した調
圧レバー３１を係合板３２の各凹部３２ａに係合できる
ようにして、前記スイングアーム２８の基部側から延設
した突片３３と前記調圧レバー３１との間には、前記鎮
圧輪１２を下方に弾圧付勢する引張りばね３４を介装し
て構成する。
の前部下方には、図５に示すように前記エンジン台１１
より幅狭にした鎮圧輪１２を下方へ弾圧するようにして
軸架するが、前記鎮圧輪１２を軸支する両側の両スイン
グアーム２８の端部を、エンジン台１１の前部下方に横
架した支点軸２９にそれぞれ軸架し、前記エンジン台１
１の側面上部の支点軸３０に上部を軸架して垂設した調
圧レバー３１を係合板３２の各凹部３２ａに係合できる
ようにして、前記スイングアーム２８の基部側から延設
した突片３３と前記調圧レバー３１との間には、前記鎮
圧輪１２を下方に弾圧付勢する引張りばね３４を介装し
て構成する。
【０００９】従って、両前輪１の上方部位となる機体前
部の油圧ポンプ６、エンジン７に接近させたミッション
ケース８の上方にシリンダフレーム１０を連設するとと
もに、エンジン台１１の下方には下方に弾圧付勢する鎮
圧輪１２を装備したので、機体の重心位置を低くした機
体構造にすることができることなって、傾斜地では従来
のように機体がぶらついたり転倒することなく、作業安
定性を一段と向上させることができることになり、ま
た、図６に仮想線で示すように、調圧レバー３１を係合
板３２の他の凹部３２ａに掛け変えると、引張りばね３
４の張力を調節できることになり、圃場に適した鎮圧を
安定して一定に加えることができることになる。
部の油圧ポンプ６、エンジン７に接近させたミッション
ケース８の上方にシリンダフレーム１０を連設するとと
もに、エンジン台１１の下方には下方に弾圧付勢する鎮
圧輪１２を装備したので、機体の重心位置を低くした機
体構造にすることができることなって、傾斜地では従来
のように機体がぶらついたり転倒することなく、作業安
定性を一段と向上させることができることになり、ま
た、図６に仮想線で示すように、調圧レバー３１を係合
板３２の他の凹部３２ａに掛け変えると、引張りばね３
４の張力を調節できることになり、圃場に適した鎮圧を
安定して一定に加えることができることになる。
【００１０】
【考案の効果】このように本考案は、両前輪１の上方部
位となる機体前部の油圧ポンプ６、エンジン７に接近さ
せたミッションケース８の上方にシリンダフレーム１０
を連設するとともに、エンジン台１１の下方には下方に
弾圧付勢する鎮圧輪１２を装備したので、機体の重心位
置を低くした機体構造にすることができることになっ
て、傾斜地では従来のように機体がぶらついたり転倒す
ることなく、作業安定性を一段と向上させることができ
ることになり、簡単な構造にして好適に実施できる特長
を有する。
位となる機体前部の油圧ポンプ６、エンジン７に接近さ
せたミッションケース８の上方にシリンダフレーム１０
を連設するとともに、エンジン台１１の下方には下方に
弾圧付勢する鎮圧輪１２を装備したので、機体の重心位
置を低くした機体構造にすることができることになっ
て、傾斜地では従来のように機体がぶらついたり転倒す
ることなく、作業安定性を一段と向上させることができ
ることになり、簡単な構造にして好適に実施できる特長
を有する。
【図１】本考案実施例の要部を示した側断面図である。
【図２】野菜移植機全体を示した側面図である。
【図３】図２の一部を示した平面図である。
【図４】図２の一部を示した側面図である。
【図５】図１の一部を断面にして示した平面図である。
【図６】図１の一部を拡大して示した側面図である。
【図７】係合板を示した平面図である。
１ 前輪 ２ 後輪 ３ 植付爪 ４ 苗取出爪 ５ 苗トレイ ６ 油圧ポンプ ７ エンジン ８ ミッションケース ９ 油圧シリンダ １０ シリンダフレーム １１ エンジン台 １２ 鎮圧輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 和田 俊郎 大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)考案者 中島 英夫 大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)考案者 日朝 正俊 大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)考案者 兼崎 雅弘 大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (72)考案者 蔵屋 芳明 大阪市北区茶屋町１番32号 ヤンマー農 機株式会社内 審査官 郡山 順
Claims (1)
- 【請求項１】 両前輪１及び両後輪２を具備する機体の
後部には上下動自在の植付爪３を装備するとともに、機
体の後部では苗取出爪４により苗トレイ５から植付爪３
に１株分のポット苗を供給可能にして構成した野菜移植
機において、両前輪１の上方部位となる機体前部には油
圧ポンプ６、エンジン７及びミッションケース８を前後
に接近させてそれぞれ装備するとともに、該ミッション
ケース８の上方には車高調節用油圧シリンダ９等を有す
るシリンダフレーム１０を連設し、機体前部のエンジン
台１１の下方には下方に弾圧付勢する鎮圧輪１２を装備
して構成したことを特徴とする機体構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4606292U JP2557669Y2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 野菜移植機の機体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4606292U JP2557669Y2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 野菜移植機の機体構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617U JPH0617U (ja) | 1994-01-11 |
| JP2557669Y2 true JP2557669Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=12736529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4606292U Expired - Lifetime JP2557669Y2 (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 野菜移植機の機体構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557669Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6277945B2 (ja) * | 2014-11-21 | 2018-02-14 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP4606292U patent/JP2557669Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
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