JP2557607B2 - プラットホームのステップ構造及びこれに用いるステップ材 - Google Patents

プラットホームのステップ構造及びこれに用いるステップ材

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孝雄 宮坂
博明 小林
勲 大久保
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は駅等のプラットホームで
使用するステップ構造及びこれに用いるステップ材に関
する。
【0002】
【従来の技術】図1は列車等の乗降用プラットホームに
おけるステップ部分を示す。図のように従来のプラット
ホームはホームの端縁に縁石(笠石ともいう)を列状に
配置して固定している。これら縁石はホーム端から若干
外側に延出して固定され、乗降の際のステップとなる。
したがって、縁石は列車走行の際の風圧や雨、雪に耐え
られるよう一定の耐久性が必要であり、従来は石材が使
用されていた。石材はある程度の硬度と重量があるから
このような縁石として好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように乗降用ホームのステップ部を石材によって形成し
た場合には次のような問題点があった。すなわち、乗り
降りの際にはそのつどステップ部にのることになるが、
ステップ部が材質的に硬くクッション性がないため衝撃
を与えやすい。また、石材によっては砂岩のように風雨
に弱い材質のものもあり、数年で崩壊してしまう場合が
ある。
【0004】また、積雪地域ではプラットホームに雪が
積もった場合、ホームの上、とくに乗降部分を除雪する
が、ステップ部が石材の場合は縁石上に雪が固着してし
まい完全に除雪することができない。これは縁石に雪が
氷状に固まって付着してしまうためで、外気温が低くな
ると氷状に固着しやすくなる。プラットホームの乗降部
分は人が頻繁に乗り降りするから、雪あるいは氷が付着
していると非常に危険である。したがって、積雪地域の
駅等ではプラットホームの除雪にとくに注意を払ってい
る。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、列車の乗降用プラットホーム等に適用して安全
かつ好適に利用することができ、取り扱いも容易なプラ
ットホームのステップ構造及びこれに用いるステップ材
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、プラットホーム
の縁石部分に設けるステップ構造であって、前記縁石と
同形状のブロック体状に形成され、底面に縁石の前縁と
平行に複数の溝が設けられてゴム材により一体成形され
たステップ材が、該ステップ材を載置する載置面上に縁
石の前縁と平行に前記溝に嵌合する突縁が設けられたプ
ラットホームの基盤上に、前記溝に前記突縁を嵌合させ
て固定設置されたことを特徴とする。また、前記ステッ
プ材の底面に設けた溝部に熱媒体を通流させる流路管を
配設し、該流路管内に加温した熱媒体を通流可能とした
ことを特徴とする。また、前記プラットホームのステッ
プ構造で使用するステップ材であって、ゴム材を用い
て、底面に縁石の前縁と平行に複数の溝が設けられると
ともに前記プラットホームの縁石部分に設ける縁石と同
形状のブロック体状に一体成形されてなることを特徴と
する。また、前記ステップ材が所定色の着色ゴムによっ
て形成された外層部と緩衝ゴムによって形成された内層
部により一体成形されてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明に係るプラットホームのステップ構造で
は、縁石部分にゴム材によって作製したステップ材を設
置することによって、ステップ部分でのスリップを防止
して安全に使用することを可能にする。また、積雪時に
おける除雪を容易にすることによって使いやすいステッ
プ構造とすることができる。ステップ材は基盤に設けた
突縁と嵌合して設置するから取り付け後の位置ずれを防
止することができる。ステップ材に着色ゴムを用いるこ
とによって乗降位置等の表示にも好適に利用できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。図1は駅の乗降用プラットホー
ムを示す説明図で、乗降用ホームにゴム材を用いて製作
したステップ材10a、10bを取り付けた状態を示
す。ステップ材10a、10bは従来の縁石と同形のブ
ロック体状に形成し、従来使用している縁石12と組み
合わせて設置する。実施例では列車の乗降位置に合わせ
てステップ材10a、10bを配置したが、ホームの縁
石部分の全長にわたって設置してもよい。
【0009】図2にステップ材10a、10bの構成を
示す。上記のようにステップ材10a、10bはゴム材
を用いて一体成形して形成するが、成形時にステップ材
10a、10bの上面、すなわちステップ面にすべり止
めのため凹凸模様と乗降位置を示す「乗降」の文字を形
成する。実施例では一か所の乗降位置にステップ材10
a、10bを対にして組み合わせて用いたが、確実に組
み合わせできるようにステップ材10a、10bの端面
を凹凸嵌合するようにした。このため、一方のステップ
材10aの組み合わせ面には嵌合溝14aを設け、他方
のステップ材10bの組み合わせ面に嵌合溝14aに嵌
合する突起14bを設けた。
【0010】また、ステップ材10a、10bの底面に
複数本の溝16を設けた。これらの溝16はコンクリー
ト等で形成したホームの基盤上にステップ材10a、1
0bを位置ずれさせずに設置するために設けたものであ
る。図3にステップ材を基盤18に取り付けた様子の断
面図を示す。基盤18にはステップ材10a、10bの
底面に設ける溝16に嵌入する突縁18aを設け、ステ
ップ材10a、10bを基盤18上に設置する際に溝1
6と突縁18aを嵌合させて固定するようにする。実際
にステップ材10a、10bを設置する際には接着剤を
入れて基盤18とステップ材10a、10bを接着して
固定した。これによってステップ材10a、10bは半
永久的に固着することができた。
【0011】なお、ステップ材10a、10bの底面に
設ける溝16はステップ材10a、10bの前縁に平行
に設け、基盤18に設ける突縁18aもホームの端縁方
向に平行に設ける。上記の溝16と突縁18aはステッ
プ材10a、10bを載置した際に突縁18aが溝16
内にくさび状にはいり込むことによって基盤18とのく
い付きが確実になり、基盤18にしっかりとステップ材
10a、10bを固定するように作用すると同時に、ス
テップ材10a、10bが前後方向に位置ずれすること
を防止するという作用を有する。
【0012】なお、ステップ材10a、10bを長手方
向に固定する場合はステップ材10a、10bの端面を
突き合わせて嵌合溝14aに突起14bを嵌入させるよ
うにするが、さらに確実に固定するには、たとえばステ
ップ材10a、10bの底面の溝16に連結ボルトを長
手方向に通してステップ材10a、10bを両側から締
めつけるようにすればよい。
【0013】ステップ材10a、10bはゴム材を用い
て上記溝16等を一体成形で形成するが、乗降用位置を
明示するため、緑、青、黄、赤等に着色することによっ
てさらに有効に使用できる。図3はステップ材10a、
10bの外層部に着色ゴム20を使用し内層部に緩衝ゴ
ム22を設けて成形した例を示す。着色ゴム20の色は
任意の色を選択することができるが、現在の着色ゴムは
耐歪性にやや劣るから、表面部分について着色ゴムを使
用し内部についてはクッション性が良好で耐歪性のある
緩衝ゴム22を使用するのがよい。もちろん、成形時に
は着色ゴム20と緩衝ゴム22とは一体にして成形す
る。
【0014】上記のようにステップ材10a、10bを
ゴム材を用いて作製した場合は、着色ゴムを使用するこ
とで任意の色表示ができるから、乗降位置を表示すると
いった場合にきわめて有効である。また、ペイント等で
表示した場合のように色が剥げ落ちるといった心配がな
く、取り付け後のメンテナンスが容易になるといった利
点もある。また、耐久性のあるゴム材を使用することに
よって従来の石材を使用した以上の耐久性を得ることが
可能になる。また、ステップ材10a、10bは一定の
クッション性を有するから、乗降の際に人体に加わる衝
撃を抑えることができ、やわらかな感じが得られて使い
やすくなる。また、ゴム製であることから、ステップし
た際にスリップしにくく、乗降が安全になるという利点
がある。
【0015】とくに、冬期間で積雪した場合には有効で
ある。これはステップ材10a、10bがゴム材で熱の
不良導体であることから氷雪が付着しにくいことと、い
ったん付着した氷雪も簡単に剥離することができるから
である。氷雪が付着した場合は、ステップ部分を何回か
叩くだけでゴム材の弾力によって簡単に剥離することが
できる。そして、氷雪を剥離してステップ材の表面を露
出させるようにすれば、ゴム材がスリップを防止するか
ら安全に乗降することができる。
【0016】なお、冬期間の除雪をさらに容易にする方
法としてはステップ材10a、10bの底面に設けた溝
16部分に高圧ゴムホースあるいは金属パイプ等の流路
管を通し、これら流路管に加温した熱媒体を通流させる
ようにして、積極的に融雪を図るように構成することも
可能である。ステップ材10a、10bは熱の不良導体
であるからこの部分からは熱は徐々にしか放散せず、ス
テップ材10a、10bを徐々に暖めることによって好
適な融雪作用を行わせることができる。
【0017】また、ステップ材10a、10bが電気的
絶縁体であることを利用する他の用途として、ステップ
材10a、10bの内部に電子装置を内蔵させることも
考えられる。たとえば、警報装置を内蔵させて乗降客に
列車が接近していることを知らせるといった利用法であ
る。これには列車が接近した際の振動等のデータをレー
ルからステップ材10a、10bに内蔵した警報装置に
送り、警報装置を作動させるといった方法が考えられ
る。
【0018】上記実施例は列車のプラットホームの縁石
部分にステップ材を取り付けた例であるが、上記構成の
ステップ材は必ずしも列車の乗降用プラットホームにの
み使用が限定されるものではない。たとえば、列車貨物
のヤード等にも利用できるし、トラック等の積荷の積み
降ろしに使用するプラットホーム等にも適用することが
できる。また、ステップ材の形状や大きさ等も適宜設定
できるものであり、上記実施例では2つのステップ材を
連結した構造としたが3つ以上連結して1セットとする
こともできるし、複数列に並べて設置することも可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】本発明に係るプラットホームのステップ
構造によれば、上述したように、ステップ部でのスリッ
プを防止する等によって安全で使いやすいステップ構造
を提供することができる。また、ゴム材によって製作し
たステップ材を用いることによりクッション性を得るこ
とができ、また、着色することによって好適な表示をな
し得る等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗降用ホームにステップ材を設置した状態を示
す説明図である。
【図2】ステップ材の構成を示す説明図である。
【図3】ステップ材を基盤に取り付けた状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
10a、10b ステップ材 12 縁石 14a 嵌合溝 14b 突起 16 溝 18 基盤 18a 突縁 20 着色ゴム 22 緩衝ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神戸 一 長野県茅野市豊平5350番地 宮坂ゴム株 式会社内

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラットホームの縁石部分に設けるステ
    ップ構造であって、 前記縁石と同形状のブロック体状に形成され、底面に縁
    石の前縁と平行に複数の溝が設けられてゴム材により一
    体成形されたステップ材が、 該ステップ材を載置する載置面上に縁石の前縁と平行に
    前記溝に嵌合する突縁が設けられたプラットホームの基
    盤上に、前記溝に前記突縁を嵌合させて固定設置された
    ことを特徴とするプラットホームのステップ構造。
  2. 【請求項2】 前記ステップ材の底面に設けた溝部に熱
    媒体を通流させる流路管を配設し、該流路管内に加温し
    た熱媒体を通流可能としたことを特徴とする請求項1記
    載のプラットホームのステップ構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のプラットホーム
    のステップ構造で使用するステップ材であって、 ゴム材を用いて、底面に縁石の前縁と平行に複数の溝が
    設けられるとともに前記プラットホームの縁石部分に設
    ける縁石と同形状のブロック体状に一体成形されてなる
    ことを特徴とするステップ材。
  4. 【請求項4】 所定色の着色ゴムによって形成された外
    層部と緩衝ゴムによって形成された内層部により一体成
    形されてなることを特徴とする請求項3記載のステップ
    材。
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