JP2557364B2 - パツク工法 - Google Patents
パツク工法Info
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- JP2557364B2 JP2557364B2 JP62017203A JP1720387A JP2557364B2 JP 2557364 B2 JP2557364 B2 JP 2557364B2 JP 62017203 A JP62017203 A JP 62017203A JP 1720387 A JP1720387 A JP 1720387A JP 2557364 B2 JP2557364 B2 JP 2557364B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電所等の放射性物質を扱う施設にお
ける建屋,配管,機器,その他の構造物の塵ばい,汚
物,および放射性物質による汚染防止,発錆防止,表面
保護ならびにそれらの除染を容易に行ない得るようにし
たパック工法に関するものである。
ける建屋,配管,機器,その他の構造物の塵ばい,汚
物,および放射性物質による汚染防止,発錆防止,表面
保護ならびにそれらの除染を容易に行ない得るようにし
たパック工法に関するものである。
(従来の技術) 近年、例えば原子力発電所等の放射性物質を扱う施設
においては、その建設中に発生する塵埃等の除去が不十
分な状態のままで施設の運転に入ると、運転中に発生す
る放射線により塵埃が放射化されて施設員の被曝を増大
させることになることから、施設の運転開始前に清掃作
業を行なって塵埃等を除去するようにしている。しかし
この清掃作業は、原子力発電所施設における建屋,配
管,機器,その他の構造物に対して、最初はモップやほ
うき等による清掃から,最後はウェス等による拭き取り
作業という、数ケ月間を要する大がかりな清掃となって
いる。また、施設の建設期間中においては、数年にも及
ぶ施設建設期間での発錆防止のために,大量のビニルシ
ート等によって必要機器を覆う等の養生を行なっている
が、養生撤去時にビニルシートに付着・堆積した塵埃の
再拡散等が発生し、清掃作業の増大を招いている。さら
に、施設が一旦運転状態に入った後は、例えば定期点検
作業終了後等の清掃においては、機器あるいは床表面等
の放射能測定を行ない、それが一定レベル以下となるま
で人海戦術で何回も清掃を行なっていることから、長時
間にわたって多量の人員が費やされている。
においては、その建設中に発生する塵埃等の除去が不十
分な状態のままで施設の運転に入ると、運転中に発生す
る放射線により塵埃が放射化されて施設員の被曝を増大
させることになることから、施設の運転開始前に清掃作
業を行なって塵埃等を除去するようにしている。しかし
この清掃作業は、原子力発電所施設における建屋,配
管,機器,その他の構造物に対して、最初はモップやほ
うき等による清掃から,最後はウェス等による拭き取り
作業という、数ケ月間を要する大がかりな清掃となって
いる。また、施設の建設期間中においては、数年にも及
ぶ施設建設期間での発錆防止のために,大量のビニルシ
ート等によって必要機器を覆う等の養生を行なっている
が、養生撤去時にビニルシートに付着・堆積した塵埃の
再拡散等が発生し、清掃作業の増大を招いている。さら
に、施設が一旦運転状態に入った後は、例えば定期点検
作業終了後等の清掃においては、機器あるいは床表面等
の放射能測定を行ない、それが一定レベル以下となるま
で人海戦術で何回も清掃を行なっていることから、長時
間にわたって多量の人員が費やされている。
以上のような状況から、特に施設の定期点検時等にお
いては機器の分解・点検を行ない,汚染の可能性が高く
なることから、従来ではこのような問題を解消すべく清
掃作業の簡素化を目的として、汚染が予想される部所の
機器や建屋床等の構造物を,分解・点検作業を行なう前
にコーティング剤により塗装し、工事終了後にフィルム
状に形成されたコーティング剤を剥離して廃棄するよう
にしている。しかしながら、従来から市販されているコ
ーティング剤としては、塩化ビニル系,アクリルウレタ
ン系(ポリビニール系),ゴム系(スチレンブタジエン
系),ポリブチラール系等のコーティング剤であり、こ
れらのものは溶剤を含んでいるために,前述のような目
的に使用すると建屋床や機器等構造物の塗装を侵してし
まい、また市販製品では不揮発値が低いために,塗布膜
の厚さを厚くすることができず(通常100μ以下しか得
られない)剥離性が悪く、広範囲にわたるコーティング
を行なうには実用的でない。さらに、原子力発電所等の
施設で使用される配管,機器等は、SSC対策(応力腐蝕
割れ)の面から塩素含有の塗料,溶剤の使用を禁止して
おり、最も多量に市販されている塩化ビニル系には塩素
が含有されているために,これを使用することができな
いという問題がある。
いては機器の分解・点検を行ない,汚染の可能性が高く
なることから、従来ではこのような問題を解消すべく清
掃作業の簡素化を目的として、汚染が予想される部所の
機器や建屋床等の構造物を,分解・点検作業を行なう前
にコーティング剤により塗装し、工事終了後にフィルム
状に形成されたコーティング剤を剥離して廃棄するよう
にしている。しかしながら、従来から市販されているコ
ーティング剤としては、塩化ビニル系,アクリルウレタ
ン系(ポリビニール系),ゴム系(スチレンブタジエン
系),ポリブチラール系等のコーティング剤であり、こ
れらのものは溶剤を含んでいるために,前述のような目
的に使用すると建屋床や機器等構造物の塗装を侵してし
まい、また市販製品では不揮発値が低いために,塗布膜
の厚さを厚くすることができず(通常100μ以下しか得
られない)剥離性が悪く、広範囲にわたるコーティング
を行なうには実用的でない。さらに、原子力発電所等の
施設で使用される配管,機器等は、SSC対策(応力腐蝕
割れ)の面から塩素含有の塗料,溶剤の使用を禁止して
おり、最も多量に市販されている塩化ビニル系には塩素
が含有されているために,これを使用することができな
いという問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 以上のように、従来のコーティング剤を用いた清掃方
法においては、原子力発電所等の施設の建屋床や機器等
構造物の塗膜を侵してしまい、また不揮発値が低いため
に剥離性が悪く,広範囲にわたるコーティングを行なう
ことができず、さらにSSC対策の面から使用するコーテ
ィング剤が制限されてしまうという問題があった。
法においては、原子力発電所等の施設の建屋床や機器等
構造物の塗膜を侵してしまい、また不揮発値が低いため
に剥離性が悪く,広範囲にわたるコーティングを行なう
ことができず、さらにSSC対策の面から使用するコーテ
ィング剤が制限されてしまうという問題があった。
本発明は上述のような問題を解決するために成された
もので、その目的は溶剤および塩素を含有しない剥離性
の良好なコーティング剤を用いることにより、塵埃の拡
散を防止し簡単かつ速やかに除染して施設員の被曝の低
減を図り、また施設における機器等の構造物の汚染防
止,発錆防止,表面保護を容易に行なって清掃作業を軽
減し、もって施設建設の品質向上および工期の短縮を図
ることが可能なパック工法を提供することにある。
もので、その目的は溶剤および塩素を含有しない剥離性
の良好なコーティング剤を用いることにより、塵埃の拡
散を防止し簡単かつ速やかに除染して施設員の被曝の低
減を図り、また施設における機器等の構造物の汚染防
止,発錆防止,表面保護を容易に行なって清掃作業を軽
減し、もって施設建設の品質向上および工期の短縮を図
ることが可能なパック工法を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために本発明では、アクリル共
重合樹脂含有量が86.5〜97.75重量%,添加剤・安定剤
・着色剤の含有量が2.25〜13.5重量%の成分を有する水
性エマルジョンで,不揮発値を45〜50重量%まで高めた
コーティング剤を、原子力発電所等の放射性物質を扱う
施設の建設時,運転時,定期点検時等の所要時に,汚染
が予想される機器等の構造物の表面に予め塗布してフィ
ルム状膜を形成し、放射化された物質が構造物に付着・
堆積した場合にフィルム状膜を剥離するようにしたこと
を特徴とする。
重合樹脂含有量が86.5〜97.75重量%,添加剤・安定剤
・着色剤の含有量が2.25〜13.5重量%の成分を有する水
性エマルジョンで,不揮発値を45〜50重量%まで高めた
コーティング剤を、原子力発電所等の放射性物質を扱う
施設の建設時,運転時,定期点検時等の所要時に,汚染
が予想される機器等の構造物の表面に予め塗布してフィ
ルム状膜を形成し、放射化された物質が構造物に付着・
堆積した場合にフィルム状膜を剥離するようにしたこと
を特徴とする。
(作用) 上述のパック工法においては、施設の建設時,運転
時,定期点検時等に,汚染が予想される機器等の構造物
の表面に溶剤および塩素を含有しない剥離性の良好なコ
ーティング剤を予め塗布してフィルム状膜を形成するこ
とにより、構造物の汚染防止,発錆防止,表面保護が行
なわれると共に、放射化された物質が構造物に付着・堆
積した場合にフィルム状膜を剥離することにより、塵埃
の拡散を防止して除染が行なわれることになる。
時,定期点検時等に,汚染が予想される機器等の構造物
の表面に溶剤および塩素を含有しない剥離性の良好なコ
ーティング剤を予め塗布してフィルム状膜を形成するこ
とにより、構造物の汚染防止,発錆防止,表面保護が行
なわれると共に、放射化された物質が構造物に付着・堆
積した場合にフィルム状膜を剥離することにより、塵埃
の拡散を防止して除染が行なわれることになる。
(実施例) 本発明では、原子力発電所等の施設における機器等構
造物の塗膜を侵す溶剤を使用しないこと,および塩素を
含有しない塗料であること,という条件を満足するため
に無溶剤型の水性エマルジョンを使用し、またエマルジ
ョン状態で膜厚を厚く塗布でき,しかも乾燥膜状態で適
当な引張強度を有する塗料であるという条件を満足する
ために、不揮発値を限界近くまで高めたアクリル共重合
樹脂を使用するようにしたものである。
造物の塗膜を侵す溶剤を使用しないこと,および塩素を
含有しない塗料であること,という条件を満足するため
に無溶剤型の水性エマルジョンを使用し、またエマルジ
ョン状態で膜厚を厚く塗布でき,しかも乾燥膜状態で適
当な引張強度を有する塗料であるという条件を満足する
ために、不揮発値を限界近くまで高めたアクリル共重合
樹脂を使用するようにしたものである。
以下、上述のような考え方に基づいた本発明の一実施
例について説明する。
例について説明する。
すなわち本発明は、アクリル共重合樹脂含有量が86.5
〜97.75重量%,添加剤・安定剤・着色剤の含有量が2.2
5〜13.5重量%の成分を有する水性エマルジョンで,不
揮発値を45〜50重量%まで高めたコーティング剤を用い
て、原子力発電所等の放射性物質を扱う施設の建設時,
運転時,定期点検時等の所要時に,汚染が予想される機
器等の構造物の表面に予め塗布してフィルム状膜を形成
し、放射化された物質が構造物に付着・堆積した場合に
フィルム状膜を剥離するようにしたものである。
〜97.75重量%,添加剤・安定剤・着色剤の含有量が2.2
5〜13.5重量%の成分を有する水性エマルジョンで,不
揮発値を45〜50重量%まで高めたコーティング剤を用い
て、原子力発電所等の放射性物質を扱う施設の建設時,
運転時,定期点検時等の所要時に,汚染が予想される機
器等の構造物の表面に予め塗布してフィルム状膜を形成
し、放射化された物質が構造物に付着・堆積した場合に
フィルム状膜を剥離するようにしたものである。
この場合、本実施例によるコーティング剤としては以
下のような組成を有するものを用いる。
下のような組成を有するものを用いる。
(a)成分 *アクリル共重合樹脂エマルジョン……86.5〜97.75重
量% (例)アクリル酸エチル−アクリル酸ブチル共重合樹脂 アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合樹脂 *青色顔料……0.5〜1.0重量% (例)シアニンブルーPRPD サンヨウシアニンブルーBS *防腐防カビ剤……0.05〜0.5重量% (例)含窒素硫黄系化合物 デルトップ100 含窒素環状化合物 スラオフS *剥離性調整消泡剤……0.5〜1.0重量% (例)シリコーン KM763 シリコーン TSA730 *凍結防止剤……3.5〜5.0重量% (例)エチレングリコール ジエチレングリコール (b)性状 *外観……水性エマルジョン *固形分(重量%)……50 *比重(20℃)……1.02〜1.03 *粘度(20℃)……5000cps *PH……7.0〜8.0 *低温造膜温度……0℃以上 (c)フィルム膜物性 *抗張力……68.7kgt/cm2 *伸張度……400% *試験時の膜厚……150μ なお試験方法は、JIS Z1708(塗装形可とう性プラス
チック)5,7の引張り強さおよび伸びによるものであ
る。
量% (例)アクリル酸エチル−アクリル酸ブチル共重合樹脂 アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合樹脂 *青色顔料……0.5〜1.0重量% (例)シアニンブルーPRPD サンヨウシアニンブルーBS *防腐防カビ剤……0.05〜0.5重量% (例)含窒素硫黄系化合物 デルトップ100 含窒素環状化合物 スラオフS *剥離性調整消泡剤……0.5〜1.0重量% (例)シリコーン KM763 シリコーン TSA730 *凍結防止剤……3.5〜5.0重量% (例)エチレングリコール ジエチレングリコール (b)性状 *外観……水性エマルジョン *固形分(重量%)……50 *比重(20℃)……1.02〜1.03 *粘度(20℃)……5000cps *PH……7.0〜8.0 *低温造膜温度……0℃以上 (c)フィルム膜物性 *抗張力……68.7kgt/cm2 *伸張度……400% *試験時の膜厚……150μ なお試験方法は、JIS Z1708(塗装形可とう性プラス
チック)5,7の引張り強さおよび伸びによるものであ
る。
上述した本実施例によるコーティング剤では、次のよ
うな効果が得られるものである。
うな効果が得られるものである。
(a)水性であることから、貯蔵,塗装時に火災等の危
険がなく、また有機溶剤中毒の危険性がない。
険がなく、また有機溶剤中毒の危険性がない。
(b)金属面,塗装面,プラスチック面,ガラス面等、
被塗装物の範囲が極めて広い。
被塗装物の範囲が極めて広い。
(c)塗膜は強靭で剥離性に優れており、汚染防止,表
面保護等に極めて有効的である。
面保護等に極めて有効的である。
(d)防錆効果が極めて大きい。
(e)不揮発値を45〜50重量%に設定したことにより、
塗布厚を厚くでき、乾燥状態で適当な引張り強度を有す
るので、良好な剥離性を得ることができる。
塗布厚を厚くでき、乾燥状態で適当な引張り強度を有す
るので、良好な剥離性を得ることができる。
以上から明らかなように、本実施例によるコーティン
グ剤としては,溶剤および塩素を含有しない剥離性の良
好な塗料が得られるものである。従って、原子力発電所
等の放射性物質を扱う施設の運転時,定期点検時等にお
いて、汚染が予想される機器等の構造物の表面に予め上
述のコーティング剤を塗布してフィルム状膜を形成し、
放射化された物質が構造物に付着・堆積した場合に被塗
装物よりフィルム状膜を剥離すると同時に、このフィル
ム状膜で放射性物質を包含して廃棄することにより、塵
埃の拡散を防止し簡単にかつ速やかに除染して,施設員
の被曝の低減を図ることが可能となる。また、施設の建
設期間中においては、上述のコーティング剤を機器等の
構造物表面に塗装しておくことにより、軽微な外力によ
る構造物表面の塗膜の保護,汚染防止,発錆防止等が可
能となって塗装の補修,清掃作業等が軽減され、もって
施設建設工事の品質向上および工期の短縮を図ることが
可能となるものである。
グ剤としては,溶剤および塩素を含有しない剥離性の良
好な塗料が得られるものである。従って、原子力発電所
等の放射性物質を扱う施設の運転時,定期点検時等にお
いて、汚染が予想される機器等の構造物の表面に予め上
述のコーティング剤を塗布してフィルム状膜を形成し、
放射化された物質が構造物に付着・堆積した場合に被塗
装物よりフィルム状膜を剥離すると同時に、このフィル
ム状膜で放射性物質を包含して廃棄することにより、塵
埃の拡散を防止し簡単にかつ速やかに除染して,施設員
の被曝の低減を図ることが可能となる。また、施設の建
設期間中においては、上述のコーティング剤を機器等の
構造物表面に塗装しておくことにより、軽微な外力によ
る構造物表面の塗膜の保護,汚染防止,発錆防止等が可
能となって塗装の補修,清掃作業等が軽減され、もって
施設建設工事の品質向上および工期の短縮を図ることが
可能となるものである。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲で、種々に変形して実施
することができるものである。
く、その要旨を変更しない範囲で、種々に変形して実施
することができるものである。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、アクリル共重合
体樹脂含有量が86.5〜97.75重量%,添加剤・安定剤・
着色剤の含有量が2.25〜13.5重量%の成分を有する水性
エマルジョンで,不揮発値を45〜50重量%まで高めたコ
ーティング剤を、原子力発電所等の放射性物質を扱う施
設の建設時,運転時,定期点検時等の所要時に,汚染が
予想される機器等の構造物の表面に予め塗布してフィル
ム状膜を形成し、放射化された物質が構造物に付着・堆
積した場合にフィルム状膜を剥離するようにしたので、
塵埃の拡散を防止し簡単かつ速やかに除染して施設員の
被曝の低減を図り、また施設における機器等の構造物の
汚染防止,発錆防止,表面保護を容易に行なって清掃作
業を軽減し、もって施設建設の品質向上および工期の短
縮を図ることが可能なパック工法が提供できる。
体樹脂含有量が86.5〜97.75重量%,添加剤・安定剤・
着色剤の含有量が2.25〜13.5重量%の成分を有する水性
エマルジョンで,不揮発値を45〜50重量%まで高めたコ
ーティング剤を、原子力発電所等の放射性物質を扱う施
設の建設時,運転時,定期点検時等の所要時に,汚染が
予想される機器等の構造物の表面に予め塗布してフィル
ム状膜を形成し、放射化された物質が構造物に付着・堆
積した場合にフィルム状膜を剥離するようにしたので、
塵埃の拡散を防止し簡単かつ速やかに除染して施設員の
被曝の低減を図り、また施設における機器等の構造物の
汚染防止,発錆防止,表面保護を容易に行なって清掃作
業を軽減し、もって施設建設の品質向上および工期の短
縮を図ることが可能なパック工法が提供できる。
また特に、不揮発値を45〜50重量%に設定したことに
より、塗布厚を厚くでき、乾燥状態で適当な引張り強度
を有するので、良好な剥離性を得ることができる。
より、塗布厚を厚くでき、乾燥状態で適当な引張り強度
を有するので、良好な剥離性を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 幸一 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (72)発明者 大音 建次 東京都港区西新橋1丁目18番17号 東芝 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 立澤 保光 横浜市鶴見区鶴見中央2丁目8番28号 横浜塗装工業株式会社内 (72)発明者 宮原 貞泰 東京都中央区銀座1丁目6番5号 シン ロイヒ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−269095(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】アクリル共重合樹脂含有量が86.5〜97.75
重量%,添加剤・安定剤・着色剤の含有量が2.25〜13.5
重量%の成分を有する水性エマルジョンで,不揮発値を
45〜50重量%まで高めたコーティング剤を、原子力発電
所等の放射性物質を扱う施設の建設時,運転時,定期点
検時等の所要時に,汚染が予想される機器等の構造物の
表面に予め塗布してフィルム状膜を形成し、放射化され
た物質が前記構造物に付着・堆積した場合に前記フィル
ム状膜を剥離するようにしたことを特徴とするパック工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62017203A JP2557364B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | パツク工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62017203A JP2557364B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | パツク工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63186192A JPS63186192A (ja) | 1988-08-01 |
JP2557364B2 true JP2557364B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=11937377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62017203A Expired - Lifetime JP2557364B2 (ja) | 1987-01-29 | 1987-01-29 | パツク工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557364B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02228600A (ja) * | 1989-03-02 | 1990-09-11 | Kimura Chem Plants Co Ltd | 除染方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61269095A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-11-28 | 日本合成化学工業株式会社 | 放射性物質の処理方法 |
-
1987
- 1987-01-29 JP JP62017203A patent/JP2557364B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63186192A (ja) | 1988-08-01 |
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Legal Events
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