JP2557320B2 - 物品積載運搬車 - Google Patents

物品積載運搬車

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JP2557320B2
JP2557320B2 JP6132588A JP13258894A JP2557320B2 JP 2557320 B2 JP2557320 B2 JP 2557320B2 JP 6132588 A JP6132588 A JP 6132588A JP 13258894 A JP13258894 A JP 13258894A JP 2557320 B2 JP2557320 B2 JP 2557320B2
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達雄 塚本
時太郎 島田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱型の物品積載運搬車
において、特に、載せられる物品の荷重に応じて積載台
が上下に移動するようにした物品積載運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生産工場や組立工場などでは、
物品を多数個運搬するために箱型の物品積載運搬車を使
用することが多いが、この運搬車から物品を降ろす作業
において、積載台上に積まれた荷物、特に下部に積まれ
たものは腰を深く曲げて取り出す必要があり、さらに荷
物がわれ物かつ重量物であるときにはその作業に際して
作業者の腰に大きな負担をかけることになり、肉体疲労
あるいは苦痛の原因となるものであった。
【0003】したがって、従来、これらの運搬車の積載
台をコイルスプリングを用いて吊り下げることにより積
載台を上下方向に移動できるようにして、載せられる物
品の累積荷重に応じて積載台を上方または下方に移動さ
せ、最上部に載せられた物品の上面が常に一定の高さと
なるように、例えば外箱の上部に位置するようにしたも
のがある(例えば、実開昭62−145876号公報、
実公昭45−26170号公報)。
【0004】これらの物品積載運搬車は、載せられる物
品に対して積載台が移動する割合、すなわちコイルスプ
リングの力の強弱を物品の種類に応じて適宜変更し、物
品の最大積載時に積載台が最下点に位置するように調整
する必要があり、実開昭62−145876号公報に記
載の運搬車では、スプリング固定金具の取付位置を変更
することにより行っており、また、実公昭45−261
70号公報に記載の運搬車では、ハンドルを廻して弾発
力を調整できるように適数のコイル発条を用いるように
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
62−145876号公報に記載の運搬車は、コイルス
プリングの力の変更をスプリング固定金具を一旦取り外
して再度他の位置に取り付けるといった手順が必要とな
り、作業者にとってその作業が面倒で取り扱い上不便な
ものとなるといった問題点を有している。また、実公昭
45−26170号公報に記載の運搬車は、ハンドルを
廻して弾発力を調整するとの記載のみで、具体的にどの
よう手順(例えばコイル発条の数の変更など)によって
弾発力を調整しているか明記されていない。
【0006】そこで、本発明では、積載台に作用するコ
イルスプリングの力の強弱を簡単な手順で変更できるよ
うにして、作業者にとってその取り扱いを容易なものと
した物品積載運搬車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の物品積載運搬車
は、外箱の一部に移動可能な状態で取り付けられたコイ
ルスプリングおよびこのコイルスプリングの移動部側に
接続された複数のワイヤなどの線状体を介して外箱の中
に吊り下げられている積載台が、そこに載せた物品の荷
重と、この積載時のコイルスプリングの力とに基づいて
決まる位置まで下降して停止するようにしたものにおい
て、コイルスプリングの被係止部に対して接離する方向
に移動自在で、かつ、接する方向へ移動したときには被
係止部を係止してコイルスプリングの実効部分をこの被
係止部から移動部側とすることにより、コイルスプリン
グの力をそれまでよりも強いものとするための切換スト
ッパを設け、積載台に載せる物品が小荷重のときには切
換ストッパを被係止部から離し、また、積載台に載せる
物品が大荷重のときには切換ストッパで被係止部を係止
するようにしたものである。
【0008】
【作用】この物品積載運搬車の積載台は、コイルスプリ
ングの作用によって積載荷重が0kg時には最上部に位
置し、この状態から物品を載せるにしたがってこの物品
の累積荷重によって順次下方に移動する。これにより、
積み上げられた物品の最上部は外箱上部に位置すること
になる。
【0009】そして、各物品が重く累積荷重が大きいと
きには、切換ストッパをコイルスプリングに接する方向
へ移動させた「閉モード」にすれば、このコイルスプリ
ングの実効部分は当該切換ストッパによって被係止部か
ら先の部分のみとなり、その実効長は短くなることによ
り、コイルスプリングの力がそれまでよりも強いものと
なり、積載台が最下部に達するための総荷重が大きくな
って大荷重用の物品積載運搬車として使用することがで
きる。
【0010】なお、切換ストッパを「閉モード」に設定
していないときにはコイルスプリングの実効長はもとの
ままであり、すなわちコイルスプリングの力はもとの状
態に戻るため小荷重用の物品積載運搬車として使用され
ることになる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図5を参照して
説明する。図において、1は外箱、2はキャスター、3
は底板、4はフレーム、5は積載台、6は吊り下げ金
具、7は側板、8,8aはワイヤープーリー、9はワイ
ヤー、10,11はコイルスプリング、10a,11aは固定側
端部、10b,11bは移動部側端部、12はスプリングプー
リー、13はフック、14は切換ストッパ、15は被係止部、
16,17は可動片、18,19はワイヤープーリー、20はコイ
ルスプリングをそれぞれ示している。
【0012】ここで、外箱1は全体を立方体状に形成さ
れたものであり、その底面の外側四箇所には移動用のキ
ャスター2が取り付けられるとともに、底面の内部には
底板3を設けている。さらに、外箱1の側面は、底面か
ら所定の間隔で起立するフレーム4で囲まれるととも
に、このフレーム4間の間隔を外箱1の内側または外側
から帆布や不織物等で張着し、このフレーム4間の間隔
より小さい物品の落下を防ぐようにしており、また、外
箱1の上面は物品の出し入れのために開口している。
【0013】そして、外箱1内には、内周側面に沿って
上下方向に移動可能な状態で積載台5が設けられてお
り、この積載台5の対向する両側部分のそれぞれ各二箇
所には吊り下げ金具6が取り付けられている。また、こ
の吊り下げ金具6に対応するフレーム4間には側板7を
設けるとともに、側板7の内側上下のそれぞれにワイヤ
ープーリー8,8aを取り付けている。
【0014】次に、図2に示すように、ワイヤー9を下
方の各ワイヤープーリー8aから上方のワイヤープーリ
ー8に巻回するとともに、各ワイヤー9の端部を積載台
5の対応する吊り下げ金具6にそれぞれ固着することに
より、積載台5はワイヤー9によって吊り下げられた状
態となる。
【0015】また、外箱1の底板3には、図3、図4お
よび図5に示すように、二つのコイルスプリング10,11
を左右対称となるように配置している。このコイルスプ
リング10,11は、その実効部分の長さが、後記の切換ス
トッパ14の当該コイルスプリングへの接離動作によって
変わる程度のものであればよい。
【0016】そして、コイルスプリング10,11は、固定
側端部10a,11aを底板3に固着するとともに、その一
部を底板3に軸着されたスプリングプーリー12に巻回し
てその向きを反転させ、移動部側端部10b,11b双方を
単一のフック13に掛けた状態でセットされる。このフッ
ク13には、ワイヤープーリー8,8aおよびワイヤープ
ーリー18,19で案内された四本のワイヤー9が、ワイヤ
ー取付金具9aを介して一つにまとめられた状態で連結
するようにしている。
【0017】これにより、積載台5が移動するときに
は、その移動位置がワイヤー9を介してコイルスプリン
グ10,11に伝えられ、特に積載台5が下方に移動すると
きにはコイルスプリング10,11の弾性力に抗するかたち
となる。なお、ワイヤープーリー18には上下二段のワイ
ヤー溝を備えており、他のワイヤープーリー8,8a,
19は一段のワイヤー溝を備えたものである。
【0018】底板3には、各コイルスプリング10,11の
被係止部15に対して、対向状態で接離する方向に移動可
能な可動片16,17を備えた切換ストッパ14を設けてお
り、可動片16,17がこの被接離部15に接した状態、すな
わち切換ストッパ14の「閉モード」では、このコイルス
プリング10,11の実効部分は、切換ストッパ14によって
係止される被係止部15から移動部側端部10b,11bまで
のみとなる。
【0019】したがって、コイルスプリング10,11の力
はそれまでよりも強くなった状態となり、積載台5が下
方に移動するためには大きな荷重を必要とし、その結
果、積載する総荷重が大きい大荷重用として使用するこ
ととなる。
【0020】また、可動片16,17が被接離部15から離れ
た状態、すなわち切換ストッパ14を「閉モード」に設定
していないときにはコイルスプリング10,11の実効部分
はもとの状態にもどるため弱い力となり、積載台5は下
方に移動するのに小さな荷重でよく、その結果、小荷重
用の物品積載運搬車として使用することになる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、このように物品積載運搬車の
積載台を支持するコイルスプリングの所定部分を係止し
てその力をそれまでよりも強いものとするための切換ス
トッパを用いているため、積載台に載せる物品が大荷重
のとき、切換ストッパを動作させると同一荷重に対する
当該積載台の下降長がそれまでよりも小さくなり、作業
者は、この大荷重の物品の積み下ろしを物品積載運搬車
の略上部で腰をかがめずに行うことが可能となり、作業
負担の軽減化や積載作業の効率化を図ることができる。
【0024】また、切換ストッパでコイルスプリングの
被係止部を係止することにより当該コイルスプリングの
力を切り換えるようにしているため、この被係止部に接
する方向への切換ストッパの移動といった単純操作のみ
でコイルスプリングの力を瞬時に変更することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】物品積載運搬車の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】物品積載運搬車の底板部分(その1)を示す説
明図である。
【図4】物品積載運搬車の底板部分(その2)を示す説
明図である。
【図5】コイルスプリングの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・外箱 2・・・キャスター 3・・・底板 4・・・フレーム 5・・・積載台 6・・・吊り下げ金具 7・・・側板 8,8a,18,19・・・ワイヤープーリー 9・・・ワイヤー 10,11・・・コイルスプリング 10a,11a・・・固定側端部 10b,11b・・・移動部側端部 12・・・スプリングプーリー 13・・・フック 14・・・切換ストッパ 15・・・被係止部 16,17・・・可動片 18, 19・・・ワイヤープーリー 20・・・コイルスプリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱(1) の一部に移動可能な状態で取り
    付けられたコイルスプリング(10), (11)および当該コイ
    ルスプリングの移動部側に接続された複数のワイヤ(9)
    などの線状体を介して当該外箱(1) の中に吊り下げられ
    ている積載台(5) が、そこに載せた物品の荷重と、この
    積載時の前記コイルスプリング(10),(11) の力とに基づ
    いて決まる位置まで下降して停止するようにした物品積
    載運搬車において、 前記コイルスプリング(10),(11) の被係止部(15)に対し
    て接離する方向に移動自在で、かつ、接する方向へ移動
    したときには当該被係止部(15)を係止して前記コイルス
    プリング(10), (11)の実効部分をこの被係止部(15)から
    前記移動部側とすることにより、当該コイルスプリング
    (10),(11) の力をそれまでよりも強いものとするための
    切換ストッパ(14)を設け、 前記積載台(5) に載せる物品が小荷重のときには前記切
    換ストッパ(14)を前記被係止部(15)から離し、また、前
    記積載台(5) に載せる物品が大荷重のときには前記切換
    ストッパ(14)で前記被係止部(15)を係止するようにした
    ことを特徴とする物品積載運搬車。
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