JPH0347966Y2 - - Google Patents

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JPH0347966Y2
JPH0347966Y2 JP3437486U JP3437486U JPH0347966Y2 JP H0347966 Y2 JPH0347966 Y2 JP H0347966Y2 JP 3437486 U JP3437486 U JP 3437486U JP 3437486 U JP3437486 U JP 3437486U JP H0347966 Y2 JPH0347966 Y2 JP H0347966Y2
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JP
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pulley
outer box
attached
chain
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、箱形運搬車に物品を積み下ろしする
際に、一定の位置でこの作業ができるよにした物
品積載運搬車に関するものである。
(従来の技術) 従来、生産工場や組立工場などでは、物品を多
数個運搬するために箱形運搬車を使用することが
多いが、この運搬車に物品を多層に積み際には、
下段より積み上げていく。
しかし、この下段の位置に積む作業では、腰を
深く曲げる必要があり、また下ろす場合も同様で
ある。特にわれ物、かつ重量物の作業では、作業
者の腰に負担がかかり、このため肉体疲労あるい
は苦痛を訴えるケースが多い。このようなことか
ら、この作業は敬遠されがちであり、また作業能
率が低下するのが通例である。
そこで、運搬車の積載台を外箱内にスプリング
で吊り下げておき、その上に物品を積み上げるこ
とにより、物品の累積重量で積載台が徐々に下が
り、物品の上部面は常に一定の高さにあるように
した機構が考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、上記の機構のみでは次のような不都合が
生じる。すなわち、物品を運搬車に多層に積み下
ろしする際に、その物品の累積重量と吊り下げて
いるスプリングの張力とのつり合つた位置で積載
台は停止するが、不安定な上つり合つた位置以外
で手を放すと上下振動を生ずること、さらに片方
に物品を偏せて載せた場合、積載台の傾斜が生ず
ることである。
本考案の目的は、作業者の肉体的疲労あるいは
苦痛を軽減するため、運搬車への物品の積み下ろ
しが、腰をかがめずに、常に運搬車の上部面で可
能であり、かつ積み下ろし時の上下振動がなく、
しかも偏つた載せ方をしても積載台は常に水平に
保たれる物品積載運搬車を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、運搬車の
外箱両側面の数箇所に夫々取り付けたプーリーに
巻回した数本のコイルスプリングによつて、外箱
内に昇降自在に設けた積載台を吊下し、更にこの
積載台の両側部の数箇所に夫々チエーンを取り付
けてこの各チエーンを前記各プーリー又はこの各
プーリーと一体化された別の各プーリーに巻回
し、各チエーンの取り付けられた積載台の数箇所
の上下移動量が等量になるように各チエーンを連
動機構を介して相互に接続したものである。
(作用) 積載台はコイルスプリングの引張り作用によ
り、物品積載前は外箱上部に位置し、物品を積み
上げて行くとその累積荷重によつて徐々に下降し
て行く。従つて、物品上部面は常に外箱上部にほ
ぼ位置することになり、常に外箱上部位置で積み
上げ・下ろし作業が可能となる。この作業の際、
積載台が上下振動しようとすると、チエーンは振
動振幅に応じた距離だけプーリーを回転させよう
とするが、コイルスプリングは伸縮により振動を
吸収するためにプーリーをあまり回転させない。
その結果、チエーンとプーリーとの間に摩擦が生
じその摩擦力により上下振動は抑制される。ま
た、物品を偏せて積載した場合、積載台の一部分
のみが下降しようとすると、その下降量はチエー
ンから連動機構を介して他のチエーンにも伝えら
れ、その結果積載台は傾くことなく均等に下降す
ることになる。また、積載台が上昇して行く場合
も同様である。
(実施例) 以下、図面に示す実施例により本考案を説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であ
る。外箱1は立方体形で、その底面にはキヤスタ
11が取り付けられ、側面には金網12が張ら
れ、上面は物品の出し入れのために開口されてい
る。
この外箱1内には積載台2が昇降自在に設けら
れている。つまり、この積載台2の両側部の夫々
対向する各2箇所には吊り下げ金具3が取り付け
られている。この吊り下げ金具3は外箱1外に突
出しており、この吊り下げ金具3を昇降可能とす
るため、金網12はスリツト13が設けられこの
スリツト13に沿つてガイドレール10が設けら
れている。
各ガイドレール10の上部にはプーリー5が取
り付けられ、また下部にはスプリング固定金具6
が取り付けられている。このスプリング固定金具
6は必要に応じて取り付け高さを変更できるよう
になつている。そして、4本の同長のコイルスプ
リング4が、その一端を各スプリング固定金具6
に固定されて各プーリー5に夫々巻回された後そ
の他端を各吊り下げ金具3に固定されて、積載台
2を水平に吊下している。
また、各吊り下げ金具3にはチエーン7Aが
夫々取り付けられており、このチエーン7Aもプ
ーリー5に巻回されている。このプーリー5への
コイルスプリング4及びチエーン7Aの巻回状況
は第2図に示す通りである。つまり、コイルスプ
リング4はプーリー5の外周に、またチエーン7
Aは内周にそれぞれ巻回されている。
外箱1の底面には、プーリー5の取付位置と対
応した位置にプーリー5の回転軸と平行に2本の
シヤフト9が夫々回転可能に取り付けられ、各シ
ヤフト9の両側には各プーリー5の直下に位置す
るようにスプロケツト8が固定されている。ま
た、両シヤフト9の中程には更に別のスプロケツ
ト(図示せず)が取り付けられており、このスプ
ロケツト間に無端状チエーン7B等の連動機構が
架渡され、両シヤフト9は連動して同方向に回転
するようになつている。そして、各プーリー5に
巻回された各チエーン7Aは、夫々そのプーリー
5直下のスプロケツト9に架渡され、相互に連動
して同方向へ等量ずつ移動するようになつてい
る。
次に、このように構成された本実施例の作用を
説明する。
物品積載台2は、コイルスプリング5の引張り
作用によつて、物品積載前は外箱1の上部に水平
に位置し、物品を積み上げて行くとその累積荷重
に応じて徐々に下降して行き、また物品を下ろし
て行けば徐々に上昇して行く。この積載台2の移
動量と物品の重量との関係は、物品の上部面が常
にほぼ一定高さになるように、予めスプリング固
定金具6の取付位置により調製されているため、
常に外箱上部の高さで作業を行うことができる。
積載台2が上下移動する際、チエーン7Aは移
動量と同じ量だけプーリー5を回転させようと
し、一方コイルスプリング4はその伸縮によつて
移動量を吸収するためにチエーン7A程はプーリ
ー5を回転させようとしない。本実施例の場合、
外周側に掛かつているコイルスプリング4の方が
内周側のチエーン7Aよりも大きなモーメントで
プーリー5に作用するため、プーリー5はあまり
回転せず、その結果プーリー5とチエーン7Aと
の間に摩擦が生じこの摩擦力を超える力が作用し
なければ積載台2は上下動しない。このため、積
載台2に物品を載せた時あるいは降ろした時に生
じる上下振動は上記摩擦力によつて抑止される。
物品を偏かせて積載した場合、例えば第1図の
向かつて手前左側にのみ積載した場合、積載台2
は手前左側へ傾斜しようとする。このため、手前
左側チエーン7A1が矢印A方向へ移動して左側
シヤフト91を回転させる。これによりシヤフト
間チエーン7Bが矢印B方向へ移動して右側シヤ
フト92を回転させ手前右側チエーン7A2を矢印
C方向へ移動させる。また、シヤフト9を通して
外箱1の反対側面に設けられた左右両チエーンも
同様に移動せられる。その結果、積載台2の吊り
下げ金具3が取り付けられた4箇所は均等に下降
せられ、積載台2は常に水平に保持される。ま
た、上昇の時も同様である。
尚、本実施例ではコイルスプリング4とチエー
ン7とを同一のプーリ5に巻回しているが、コイ
ルスプリング用とチエーン用と別々のプーリを設
け両者が一体的に回転するようにしてもよい。ま
た、本実施例ではプーリ5のコイルスプリング4
側の径を大きくチエーン7側の径を小さくしてい
るが、プーリーとチエーンとの間に上下振動を抑
制しうる程度の摩擦力が生じるならば、両径を同
一としても逆にチエーン7側を大きくしてもかま
わない。
また、本考案は、ほぼ一定の高さでしかも振動
や傾斜に気を使うことなく積み込みができるた
め、自動機器や無人運搬車などに応用すること
で、効率良く一度の大量の運搬が可能となる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、積載台
をコイルスプリングで吊下しているので、作業者
が腰を大きく曲げることなく常に運搬車の上部面
で作業できることを可能にし、作業者の負担を大
幅に軽減すると共に、積載台の各所に取り付けた
チエーンとプーリとの間に摩擦を生じさせている
ので、物品上げ下ろしの際の上下振動を抑制で
き、かつ各チエーンを連動させているので、積載
台を常に水平に保つことができ、積載作業を容易
に能率良く行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は
本実施例の振動防止機構を示す図である。 1……外箱、2……積載台、3……吊り下げ金
具、4……コイルスプリング、5……プーリ、6
……スプリング固定金具、7A,7B……チエー
ン、8……スプロケツト、9……シヤフト、10
……ガイドレール、11……キヤスタ、12……
金網、13……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外箱と、 この外箱内に昇降自在に設けられた積載台と、
    前記外箱の両側面上部の数箇所に夫々取り付けら
    れたプーリーと、 前記外箱の両側面下部に一端が固定されて前記
    各プーリーに夫々巻回され、他端が前記積載台に
    夫々取り付けられて前記積載台を吊下している数
    本のコイルスプリングと、前記積載台の両側部の
    数箇所に夫々取り付けられ、前記各プーリー又は
    この各プーリーと一体化された別の各プーリーに
    それぞれ巻回された数本のチエーンと、 前記積載台の前記各チエーンが取り付けられた
    箇所の各上下移動量が均等になるように、前記各
    チエーンを相互に連動可能に接続する連動機構と
    を備えた物品積載運搬車。
JP3437486U 1986-03-10 1986-03-10 Expired JPH0347966Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3437486U JPH0347966Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3437486U JPH0347966Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62145876U JPS62145876U (ja) 1987-09-14
JPH0347966Y2 true JPH0347966Y2 (ja) 1991-10-14

Family

ID=30842860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3437486U Expired JPH0347966Y2 (ja) 1986-03-10 1986-03-10

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0712823B2 (ja) * 1988-07-29 1995-02-15 豊彰繊維工業株式会社 物品積載運搬車
JPH0653494B2 (ja) * 1990-01-26 1994-07-20 豊彰繊維工業株式会社 物品積載運搬車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62145876U (ja) 1987-09-14

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