JP2557277Y2 - キー装置 - Google Patents

キー装置

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JP2557277Y2
JP2557277Y2 JP8485792U JP8485792U JP2557277Y2 JP 2557277 Y2 JP2557277 Y2 JP 2557277Y2 JP 8485792 U JP8485792 U JP 8485792U JP 8485792 U JP8485792 U JP 8485792U JP 2557277 Y2 JP2557277 Y2 JP 2557277Y2
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hole
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和夫 山本
裕 長坂
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アイワ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、装置本体に配された
蓋のキー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメインフレームコンピュータで行
われていた業務の一部が、コンピュータのダウンサイジ
ング化によってワークステーションやパーソナルコンピ
ュータのネットワークで行われるようになっている。そ
して、この場合でも、コンピュータのデータストレージ
装置に対しては、スピードと大容量が要求されると共
に、扱うデータの重要度が増加するにしたがってデータ
の高信頼性とメンテナンスの容易さも要求される。従っ
て、メインフレームコンピュータ用に開発され利用され
ている耐故障性(フォルトトレランス)の技術がパーソ
ナルコンピュータ等でも必須となる。
【0003】従来より使用されているメインフレームコ
ンピュータのデータフォルトトレランス・データストレ
ージとしては、2台のドライブを使用して同じデータを
並行して書き込む方法がある。しかし、この方法では、
必要な容量の2倍のディスク容量を用意する必要がある
と共に、故障したディスクを交換する場合に、システム
を停止させる必要もある。さらに、その処理スピード
は、単体のドライブのスピードより速くすることができ
ない。
【0004】そこで、ホストコンピュータとやりとりす
るデータを専用のディスクコントローラで分解・再編成
して複数のディスクドライブに並列に読み書きする装置
(ディスクアレイ)が提案されている。これによって、
データ処理の高速化、パリティ情報の書き込みによるデ
ータの信頼性の向上、記憶容量の効率的な増大等が図ら
れる。
【0005】また、メインフレームの技術をワークステ
ーションやネットワークファイルサーバーの領域まで拡
大したインテリジェントアレイ・サブシステム(IA
S)と略同様の機能、性能を有し、5.25インチのド
ライブベースに装着できるサイズにまで小型化したもの
(マイクロアレイ)が提案されている。
【0006】このマイクロアレイには、例えば5台のド
ライブ(ディスク装置)が配され、このドライブにデー
タとエラー訂正のためのパリティ情報をストアし、1台
のドライブが故障してもデータを再構築できるように構
成されている。つまり、マイクロアレイは、ホストから
送られたデータを一定の長さに分解すると共に、パリテ
ィを生成し、これらの情報を各ドライブに記録するよう
に構成されている。なお、マイクロアレイは、ドライブ
が故障した場合、例えばステイタスランプの発光色を変
えることによって表示すると共に、警告音を発するよう
に構成されている。
【0007】また、マイクロアレイは、そのドライブの
エッジコネクタ部パターンが配された延長ボードを、こ
のドライブを抜き差し自在で電気的に接続される中継ボ
ード(ドライブバックプレーン)のソケット部にスロッ
トインすることによって装着できるように構成されてい
る。なお、マイクロアレイは、蓋が着脱可能に配されて
おり、ドライブが故障した場合には蓋を取外した後にド
ライブが引出せるように構成されている。
【0008】従って、ドライブおよびマイクロアレイは
スロット・イン構造に構成されているので、ドライブが
故障してドライブを修理等する場合、ホストの交信の最
中でも容易に故障したドライブを取り外して修理等する
ことができる。そして、修理等したドライブを装着して
例えばリセットの操作をすると、マイクロアレイは修理
等する前のドライブに記憶されたデータの再構築を開始
する。そして、修理等したドライブに再構築されたデー
タが記憶される。この場合のプロセスは、ホストには関
係なくバックグラウンドで行われるので、ユーザは引き
続きデータへのアクセスを継続できる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、マイ
クロアレイは、そのドライブが引出せるように蓋が着脱
可能に配されている。この場合、蓋の着脱毎にキーをキ
ー孔に差し込んだり、引き出したりしている。そのた
め、キーの差し込み、引き出しに手間を要し煩雑さを感
じる場合がある。また、キーを保管する場合には、キー
の保管場所を忘れたり、キーをなくすこともあるので、
キーを常時蓋のキー孔に差し込んだ状態に保持すること
を希望することがある。一方、キーを常時蓋のキー孔に
差し込んだ状態に保持していると、不必要にキーを操作
等して事故が発生することがあり、キーの使用時以外は
キーを取外すことを希望する場合もある。
【0010】そこで、この考案は、キーの使い勝手を良
くすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の考案においては、
装置本体に配された蓋にキー孔を形成すると共にこのキ
ー孔と係合するキーにストッパを形成し、キーがキー孔
に常時取付けられる第1のモードとキー孔より取外され
た第2のモードとを有し、キーのストッパがキー孔と係
合する第1のモードより第2のモードに変更するとき
は、蓋を開けてストッパとキー孔との係合を解除するよ
うにしたものである。
【0012】第2の考案においては、装置本体に配され
た蓋に第1のキー孔を形成すると共にこの第1のキー孔
に係合する係止部材にストッパと第2のキー孔とを形成
し、係止部材の第2のキー孔に保持されるキーが第1の
キー孔に常時取付けられる第1のモードと第1のキー孔
より取外された第2のモードとを有し、係止部材のスト
ッパが第1のキー孔と係合する第1のモードより第2の
モードに変更するときは、蓋を開けてストッパと第1の
キー孔との係合を解除するようにしたものである。
【0013】
【作用】第1の考案は、キー90,97をキー孔87に
差し込んでストッパ91,98をキー孔87と係合させ
て第1のモードとする。第2のモードにするには、キー
90,97のストッパ91,98とキー孔87との係合
を解除する。蓋4,70の開けた状態で第1のモードか
ら第2のモードに変更できる。そして、キー90,97
をキー孔87に常時取付けられる第1のモードを選択し
た場合は、キー90,97の差し込み、引き出しの手間
が不要となり、また、キー90,97の保管を不要と
し、キー90,97の紛失が防止される。一方、キー9
0,97をキー孔87より取外された第2のモードを選
択した場合は、不必要にキー90,97を操作等するこ
とがなく、事故の発生を防止できる。これによって、キ
ーの使い勝手が良くなる。
【0014】第2の考案は、係止部材83を蓋70の第
1のキー孔87に差し込んでストッパ84を第1のキー
孔87に係合させて第1のモードとする。第2のモード
にするには、係止部材83のストッパ84と第1のキー
孔87との係合を解除する。蓋70の開けた状態で第1
のモードから第2のモードに変更できる。そして、係止
部材83を第1のキー孔87に常時取付けられる第1の
モードを選択した場合は、キー85の差し込み、引き出
しの手間が不要となり、また、キー85の保管と不要と
し、キー85の紛失が防止される。一方、係止部材83
を第1のキー孔87より取外された第2のモードを選択
した場合は、不必要にキー85を操作等することがな
く、事故の発生を防止できる。これによって、キーの使
い勝手が良くなる。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図12を参照しながら、この考
案の一実施例について説明する。図1はディスクアレイ
Sの全体構成を示す斜視図、図2はマイクロアレイ1の
蓋4を取り外した状態を示す図である。なお、本例のデ
ィスクアレイSはマイクロアレイ1を上下2段に配する
例である。
【0016】図2において、1はマイクロアレイであ
り、このマイクロアレイ1にはドライブであるディスク
装置2が左右方向に5個並列して配されている。ディス
ク装置2には、その表側の表示部3にディスク装置2の
順序を識別するための表示(識別数字)「1」〜「5」
がそれぞれ対応して付されている。識別数字は、左側か
ら右側に向かって順に大きくなっている。
【0017】また、ディスク装置2には、図4Aに示す
ように、その表示部3にアクセスランプR1、ステイタ
スランプR2やリセット釦R3が配されている。なお、
例えば、アクセスランプR1はオレンジ色で点灯し、ス
テイタスランプR2は緑色と赤色で点灯する。
【0018】図1において、4は蓋であり、この蓋4に
はディスク装置2の表示部3に対応する部位に透し窓5
が配されている。従って、この透し窓5よりディスク装
置2の表示部3、つまり識別数字やランプを見ることが
できる。
【0019】蓋4には、図6に示すように、その内部に
解除部材9A,9Bが左右対称に配されている。解除部
材9A,9Bには、その一端面側に係合ピン11が突設
されている。そして、この係合ピン11が後述するキャ
ビネット6の支持部45の孔46に嵌合することによっ
て蓋4がキャビネット6に固定される。なお、解除部材
9A,9Bには、その回転を規制する図示しない規制手
段が配されている。そして、この規制手段によって、解
除部材9A,9Bの位置が保持される。
【0020】また、解除部材9A,9Bには、図6に示
すように、孔12が形成されている。この孔12に後述
する裏板4aより突設された図示しない支軸が嵌め込ま
れる。そして、解除部材9A,9Bは、この支軸(孔1
2)を支点として回転する。
【0021】解除部材9Aには係合部13が、解除部材
9Bには係止部14がそれぞれ対応する部位に形成され
ている。そして、係合部13と係止部14とが係合して
おり、解除部材9Aの回転に連動して解除部材9Bが回
転するように構成されている。
【0022】15はつるまきコイルバネであり、このバ
ネ15は蓋4の軸4d(図6の2点鎖線参照)に固定さ
れている。また、バネ15の両端が解除部材9A,9B
と係合している。そして、バネ15は、常に解除部材9
Aを時計方向に付勢し、解除部材9Bを反時計方向に付
勢している。なお、上述したように図示しない規制手段
によって、解除部材9A,9Bの回転が規制される。
【0023】解除部材9Aは、図6の破線に示すよう
に、後述する裏板4aより延設されたピン18と連設し
ている。このピン18と後述するキー81のスリット8
2とが係合してキー81を操作する。ピン18は、後述
する蓋4のキー孔87および解除部材9Aの孔16に対
応するように配されている。なお、蓋4には、後述する
キー81をピン18に差し込む際に、キー81を案内す
る図示しない案内板が形成されている。
【0024】また、解除部材9Aには、図6に示すよう
に、ピン18に対応する部位に孔16と係合面17が形
成されている。そして、キー81をピン18を支点とし
て回転させて係合面17と当接することによって解除部
材9Aを回転させる。
【0025】蓋4には、図7Aに示すようなステンレス
製の裏板4aが固定されている。また、裏板4aには、
解除部材9A,9Bの孔12に対応する部位に、図示し
ない支軸が延設されている。また、裏板4aには、図6
の2点鎖線に示すようなピン18が延設されている。さ
らに、ピン18には、後述するキー81のスリット82
に対応する図示しない溝が形成されている。
【0026】さらに、裏板4aには、図7Aに示すよう
に、その一端の両側に後述するキャビネット6の支持部
43と当接して係合するバネ片7が一体形成されてい
る。このバネ片7には、図10に示すように、後述する
キャビネット6の支持部43の係合面43bに対応する
部位に係合部7aが形成されている。この係合部7aが
支持部43の係合面43bと係合した状態で蓋4を回転
する。つまり、係合部7aと係合面43bとが係合する
部位が蓋4を回転させる支点となる。
【0027】なお、バネ片7は、図7に示すように、そ
の先端に折曲部7bが形成されている。そして、その折
曲部7bは、図11Aに示すように、蓋4をキャビネッ
ト6に装着する際に、後述する支持部43の係合部43
aに引掛けるように構成されている。
【0028】また、バネ片7は、蓋4がキャビネット6
に装着された場合に後述するキャビネット6の支持部4
3の係合部43aと当接して係合することによって蓋4
を上方に付勢させる付勢力が発生するように設定されて
いる。なお、12は位置出し用の突片であり、この突片
12は蓋4をキャビネット6に装着する際にその左右方
向の位置決めを行うものである。
【0029】また、蓋4には、図7Aに示すように、そ
の他端の長手方向に後述するキャビネット6の端面6a
と当接するツバ8が突設されている。このツバ8は、蓋
4をキャビネット6に装着した場合、後述する上パネル
44の端面6aと当接して蓋4の上下位置を決めるもの
である。つまり、ツバ8は、蓋4の上下位置のガイドと
しての機能を果たすものである。
【0030】11は係合ピンであり、この係合ピン11
は後述するキャビネット6の支持部45に嵌め込まれて
蓋4をキャビネット6に固定するものである。
【0031】また、蓋4には、図1および図8に示すよ
うに、冷却用の長孔(キー孔)87が形成されている。
このキー孔87は、後述するキー81を挿入して解除部
材9Aのピン18と係合できるように構成されている。
【0032】81はキーであり、このキー81には図7
Bに示すようなスリット82が形成されている。そし
て、図6の破線に示すように、キー81をピン18と係
合させて回転することによって解除部材9Aを回転させ
る。
【0033】図3において、6は装置本体であるキャビ
ネットであり、このキャビネット6にディスク装置2が
装着される。そして、ディスク装置2は、図2に示すよ
うに、引き抜き可能に配されている。つまり、ディスク
装置2には、図4に示すように、後述するキャビネット
6のレール40に対応する部位にガイド部20が形成さ
れている。
【0034】また、ディスク装置2には、図3および図
4に示すように、その表側の表示部3の下側に把持部2
1が配されている。そして、この把持部21を把持する
ことによってディスク装置2をキャビネット6より引き
抜く。
【0035】さらに、ディスク装置2には、図3および
図4に示すように、その下側にストッパ22が配されて
いる。このストッパ22は、図4Bに示すように、釦2
3と係止片24とで構成される。
【0036】釦23は、ディスク装置2に対する移動方
向(上下方向)が規制されている。係止片24は、板バ
ネで折曲形成されている。そして、係止片24は、その
一端が釦23に固定されている。また、係止片24は、
図4Bに示すように、その他端がディスク装置2の下面
に固定されている。そして、釦23が上方に位置する場
合には、釦23が係止片24のバネ力によって下方に付
勢するように構成されている。
【0037】なお、ディスク装置2には、その片側にド
ライブ基板(図示しない)に接続されたコネクタ基板3
0が配されている(図4A参照)。このコネクタ基板3
0には、エッジコネクタ部パターン(図示せず)が配さ
れた延長ボード31が形成されている。そして、この延
長ボード31を後述する中継ボード(ドライブバックプ
レーン)50のソケット部51にスロット・インできる
ように構成されている。
【0038】キャビネット6には、図5に示すように、
各ディスク装置2のガイド部20にそれぞれ対応する部
位にレール40が5本並列して配されている。そして、
レール40には、その前側にディスク装置2のストッパ
22の係止片24と係合する係合孔41が形成されてい
る。なお、係合孔41は、ディスク装置2がキャビネッ
ト6に収納された状態において、係止片24の両端がレ
ール40と衝突しないように設定されている。
【0039】図5において、50はドライブバックプレ
ーンであり、このドライブバックプレーン50のソケッ
ト部51がディスク装置2の延長ボード31に対応する
ように配されている。そして、ドライブバックプレーン
50とCPUボード52とメモリボード53とは、SC
SIボード54にそれぞれ接続されている。
【0040】また、キャビネット6には、図5に示すよ
うに、レール40の後側にディスク装置2の挿入位置を
位置決めするストッパ42が形成されている。また、キ
ャビネット6には、その前側の左右下側に蓋4を装着す
るための支持部43が配されている。この支持部43
は、図5および図10に示すように、キャビネット6よ
り切り起こされて断面コ字状に一体形成されている。支
持部43には、図10に示すように、蓋4のバネ片7と
当接する係合部43aとバネ片7の係合部7aと係合す
る係合面43bが形成されている。
【0041】さらに、キャビネット6には、その上方に
装置本体を構成する上パネル44が装着されている。こ
の上パネル44には、図11Cに示すように、蓋4のツ
バ8に対応する部位に端面6aが形成されている。そし
て、蓋4をキャビネット6に装着した場合、端面6aに
ツバ8が当接する。
【0042】上パネル44には、図3に示すように、そ
の挿入口側に蓋4の係合ピン11(図6参照)を嵌合す
るための孔46が形成された支持部45が配されてい
る。そして、蓋4の係合ピン11とバネ片7がキャビネ
ット6と上パネル44の支持部43,45と係合するこ
とによって蓋4がキャビネット6に固定される。なお、
上パネル44は、その他端にドライブバックプレーン5
0を固定している。
【0043】なお、マイクロアレイ1は、ディスクアレ
イSの電源をオンして立ち上げると、表示部3のステイ
タスランプR2のみが赤色に点灯する。そして、ディス
クアレイSが立ち上がって定常状態になると、ステイタ
スランプR2が赤色から緑色に変わる。ホストコンピュ
ータとディスクアレイとの交信状態では、ステイタスラ
ンプR2が緑色に点灯した状態でアクセスランプR1が
オレンジ色に点灯する。
【0044】また、ディスク装置2が故障した場合に
は、アクセスランプR1が消灯し、ステイタスランプR
2が緑色から赤色に変わる。この場合には、ディスクア
レイSは例えば警告音も発する。そして、ユーザは、ス
テイタスランプR2の色が赤色に変わったディスク装置
2が故障したことを認識し、ディスク装置2を修理或い
は交換する。
【0045】故障したディスク装置2をキャビネット6
より取り外すには、蓋4を取外した後、例えば、リセッ
ト釦R3を押圧した状態で行う。これによって、ディス
クアレイSにディスク装置2を取り外すことを伝達す
る。そして、故障したディスク装置2をキャビネット6
より取り外して修理等を行う。
【0046】修理等したディスク装置2を取り外した部
位に差し込む。その後に、差し込んだディスク装置2の
リセット釦R3を押圧すると、上述の電源をオンした時
のようにステイタスランプR2のみが赤色に点灯する。
その後は、上述と同様の動作に対応してアクセスランプ
R1およびステイタスランプR2が点灯する。
【0047】ディスク装置2をキャビネット6のレール
40に装着するには、ディスク装置2のガイド部20を
レール40に沿って挿入する。すると、係止片24とレ
ール40の係合孔41の前側とが対向する状態で保持さ
れる。そのため、係止片24と係合孔41との係合を解
除しない限り、ディスク装置2をキャビネット6より取
り外すことができない。また、この状態では、ディスク
装置2の延長ボード31とドライブバックブレーン50
のソケット部51とが接続する。
【0048】ディスク装置2をキャビネット6に装着し
た後に、蓋4をキャビネット6に取付けるには、まず、
図8に示すように、キー81を蓋4のキー孔87に挿入
(図6の実線から図6の2点鎖線の状態に)する。する
と、図6の2点鎖線に示すように、キー81のスリット
82がピン18と係合する。そして、キー81を右側に
押して回転させる。つまり、キー81をピン18を支点
として回転させて係合面17と当接させる。さらに、キ
ー81を回転させて係合面17を押圧すると、解除部材
9Aがバネ15の付勢力に抗して蓋4の図示しない支軸
(解除部材9Aの孔12)を支点に反時計方向に回転す
る。
【0049】解除部材9Aが反時計方向に回転すると、
図9に示すように、解除部材9Aの係合部13が下方に
移動するので、解除部材9Aの規制を受けて解除部材9
Bの係止部14が下方に移動する。すると、解除部材9
Bがバネ15の付勢力に抗して蓋4の図示しない支軸
(解除部材9Bの孔12)を支点に時計方向に回転す
る。これによって、図9に示すように、解除部材9A,
9Bの係合ピン11が蓋4の内側に移動する。
【0050】図9に示す状態で、図11Aに示すよう
に、バネ片7の折曲部7bをキャビネット6の支持部4
3の係合部43bに引掛ける。次に、図11Bに示すよ
うに、蓋4を回転させる。引続き、蓋4のバネ片7の係
合部7a(図10参照)をキャビネット6の支持部43
の係合面43bに当接した状態で蓋4を支持部43の係
合面43bを支点にして回転させる。すると、図11C
の2点鎖線に示すように、蓋4のツバ8が上パネル44
の端面6aと当接する。
【0051】さらに、蓋4を回転させると、図11Cの
実線に示すように、バネ7が支持部43の規制を受けて
蓋4をキャビネット6の端面6a側に付勢する。この場
合、バネ片7の角度が広くなりバネ片7に付勢力が発生
するので、蓋4を押上げる。そして、ツバ8が端面6a
と当接するので、蓋4とキャビネット6とに隙間ができ
ることはない。
【0052】これによって、蓋4がキャビネット6に嵌
め込まれる。その後に、この状態でキー81と解除部材
9Aの係合面17との係合を解除すると、バネ15の付
勢力によって解除部材9Aは時計方向に回転し、解除部
材9Bは反時計方向に回転する。これによって、解除部
材9A,9Bの係合ピン11が図3に示す支持部45の
孔46に嵌め込まれて蓋4がキャビネット6に装着(固
定)される。
【0053】また、蓋4をキャビネット6より取外す場
合には、上記と逆動作によって行なう。つまり、キー8
1で解除部材9A,9Bを回転させて係合ピン11を蓋
4の内側に移動させた状態で蓋4を取外す。
【0054】なお、図12は実施例のマイクロアレイ1
に関するブロック図である。同図において、190はマ
イクロアレイ1のSCSIコントローラである。そし
て、このSCSIコントローラ190をSCSIバス1
91を介してホストシステム192のSCSIアダプタ
192Aに接続すると、ホストシステム192の情報が
SCSIボード54を経てメモリボード53、CPUボ
ード52、ドライブバックプレーン50を介してディス
ク装置(ドライブ)2のディスクに記憶される。
【0055】図13はキーの他の実施例を示す図であ
る。本例のキー90は上述した解除部材9Aを操作する
ものであり、スライド式のものである。キー90は、そ
の平面が略T字状をなし、その一端に操作部90aが、
他端にピン18および解除部材9Aの係合面17と当接
する挿入部90bがそれぞれ形成されている。操作部9
0aには、図13Aに示すように、その一端側の長手方
向に操作時の滑り防止用のギザギザが形成されている。
なお、操作部90aは、図13Bに示すように、挿入部
90bよりも厚くなるように設定されている。
【0056】挿入部90bには、図13および14に示
すように、係合部89が形成されている。そして、この
係合部89の一面にピン18(図13では2点鎖線、図
14では実線で示す)が、他面に解除部材9Aの係合面
17(図14参照)と当接する。
【0057】また、挿入部90bには、図13に示すよ
うに、その略中央より係合部89側つまり蓋4のキー孔
87(図13B参照)と略対応する部位の上下面にスト
ッパ91が形成されている。このストッパ91は、蓋4
のキー孔87に係合できるように設定されている。つま
り、ストッパ91は、指等で押さえることによって弾性
変形して挿入部90bの厚みになるように形成されてい
る。また、ストッパ91は、図13Aの状態において
は、キー孔87よりキー90が引き抜けないように形成
されている。なお、キー孔87は、図13Bに示すよう
に、操作部90aと挿入部90bとの厚みに略対応する
ように設定されている。
【0058】図13の例においては、キー90を図13
Bに示すように蓋4のキー孔87に差し込む。この差し
込む途中でストッパ91が弾性変形して挿入部90bの
厚みになった後にストッパ91が再び突出する。これに
よって、キー90の引き抜きが規制される。なお、キー
孔87が操作部90aと挿入部90bとの厚みに略対応
するように設定されているので、キー90の差し込みが
一定の位置で規制される。
【0059】そして、このキー90の差し込んだ状態で
は、図14Aに示すように、係合部89の一面とピン1
8とが当接する。この当接した状態でキー90を右側に
スライドさせると、図14Bに示すように、解除部材9
Aの係合面17と当接した後に解除部材9Aを右側にス
ライドする。これによって、上述の実施例の蓋4の取付
機構で説明したように解除部材9A,9Bが回転して係
合ピン11とキャビネット6の支持部45の孔46との
係合が解除されるので、蓋4をキャビネット6より取外
すことができる。
【0060】本例によれば、蓋4の取外した状態で上述
したキー90をキー孔87に差し込んでストッパ91を
キー孔87と係合した第1のモードからこの係合を解除
する第2のモードにできる。そして、本例によれば、キ
ー90をキー孔87に常時取付けられる第1のモード、
つまりキー90を差し込んだ状態(図13Bに示す状
態)を選択した場合、キー90の差し込み、引き出しの
手間を不要とでき、また、キー90の保管を不要とし、
キー90の紛失を防止できる。
【0061】また、本例によれば、キー90をキー孔8
7より取外された第2のモード、つまりストッパ91を
指等で押してキー90を引き抜いた状態(図13Aに示
す状態)を選択した場合、キー90が蓋4のキー孔87
に保持していないので、不必要にキー90を操作等する
ことがなく、事故の発生を防止できる。従って、本例に
よればキー90の使い勝手を良くできる。なお、その他
の作用効果は上述した例と同様である。
【0062】図15はキーの他の実施例である。この実
施例は、詳細な説明は省略するが、キー97を回転させ
て蓋70を着脱できるように構成した場合の例である。
【0063】キー97には、その一端に円形のつまみ部
97Aが、このつまみ部97Aの反対側にストッパ98
がそれぞれ形成されている。ストッパ98は、蓋70の
キー孔87に対して係合できるように設定されている。
【0064】なお、ストッパ98は、部分的に形成され
ている。また、蓋70のキー孔87は、キー97のつま
み部97Aと同様に円形をしている。本例の作用効果
は、回転式を除いて図14の例と同様である。
【0065】図16は図15の例と同様のキーの他の実
施例である。本例は、キー85を蓋70に係止するため
の係止部材83を蓋70のキー孔87に装着するもので
ある。円形の係止部材83には、図16Aに示すような
キー孔86が形成されている。そして、キー85および
係止部材83は、キー85をキー孔86に差し込み、保
持できるように設定されている。なお、キー孔86はキ
ー85の挿入部85aの厚みに略対応させている。
【0066】また、係止部材83には、図16Bに示す
ように、キー孔87と係合するストッパ84が部分的に
形成されている。そして、係止部材83のキー孔86に
キー85を差し込むことによって、キー85が係止部材
83に保持される。なお、蓋70のキー孔87は、係止
部材83と同様に円形をしている。
【0067】図16の例においては、係止部材83を図
16Bに示すように蓋70のキー孔87に差し込む。こ
の差し込み時には、係止部材83のストッパ84がキー
孔87に係止するので、係止部材83の引き抜きが規制
される。そして、係止部材83のキー孔86にキー85
を差し込んだ後に、キー85(係止部材83)を回転さ
せることによって蓋70を開く。また、係止部材83
は、ストッパ84を内側に押すことによって、ストッパ
84とキー孔87との係止を解除でき、係止部材83を
引き抜くことができる。
【0068】本例によれば、蓋70の取外した状態で上
述した係止部材83をキー孔87に差し込んでストッパ
84をキー孔87と係合した第1のモードからこの係合
を解除する第2のモードにできる。そして、本例によれ
ば、第1のモードを選択した場合、キー85の差し込
み、引き出しの手間を不要とでき、また、キー85の保
管を不要とし、キー85の紛失を防止できる。
【0069】また、本例によれば、第2のモードを選択
した場合、不必要にキー85を操作等することがなく、
事故の発生を防止できる。従って、本例によれば、キー
85の使い勝手を良くできる。
【0070】なお、キー90,97、係止部材83およ
びストッパ91,98,84の形状は上述した各実施例
に示したものに限定されない。
【0071】なお、上述各実施例においては、蓋4、7
0を着脱する構成を示したが、蓋を開閉する場合にも同
様に適用できる。また、上述実施例においては、ディス
ク装置に適用した例を示したが、この考案はテープ等を
記録媒体とする記録再生装置等にも同様に適用できる。
【0072】
【考案の効果】第1の考案および第2の考案によれば、
蓋を開けた状態でキーまたはキーを保持する係止部材が
蓋のキー孔に常時取付けられる第1のモードとキー孔よ
り取外された第2のモードとに変更できるので、第1の
モードを選択した場合にはキーの差し込み、引き出しの
手間やキーの保管を不要にでき、第2のモードを選択し
た場合には、不必要にキーを操作しなくなり、事故の発
生を防止できる。従って、この考案によれば、キーの使
い勝手を良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のディスクアレイの全体構造を示す斜視
図である。
【図2】実施例のディスクアレイの蓋を開放した状態を
示す図である。
【図3】実施例のマイクロアレイの全体構成を示す斜視
図である。
【図4】実施例のディスク装置の斜視図である。
【図5】実施例のキャビネットの全体構成を示す斜視図
である。
【図6】実施例の蓋の取付機構を示す図である。
【図7】Aは実施例の蓋の斜視図、Bは実施例のキーの
斜視図である。
【図8】実施例のキーの使用状態を示す図である。
【図9】実施例の蓋の取付機構の動作を説明する図であ
る。
【図10】実施例の蓋とキャビネットとの取付状態を示
す図である。
【図11】実施例の蓋の取付状態を示す図である。
【図12】実施例のブロック図である。
【図13】他の実施例のキーの取付機構を示す図であ
る。
【図14】他の実施例のキーの使用状態を示す図であ
る。
【図15】他の実施例のキーの取付機構を示す図であ
る。
【図16】他の実施例のキーの取付機構を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロアレイ 2 ディスク装置 4,70 蓋 6 キャビネット 9A,9B 解除部材 11 係合ピン 12,16,46 孔 17 係合面 18 ピン 43,45 支持部 81,85,90,97 キー 83 係止部材 84,91,98 ストッパ 87 キー孔 S ディスクアレイ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に配された蓋にキー孔を形成す
    ると共にこのキー孔と係合するキーにストッパを形成
    し、 上記キーが上記キー孔に常時取付けられる第1のモード
    と上記キー孔より取外された第2のモードとを有し、 上記キーのストッパが上記キー孔と係合する上記第1の
    モードより上記第2のモードに変更するときは、上記蓋
    を開けて上記ストッパと上記キー孔との係合を解除する
    ようにしたことを特徴とするキー装置。
  2. 【請求項2】 装置本体に配された蓋に第1のキー孔を
    形成すると共にこの第1のキー孔に係合する係止部材に
    ストッパと第2のキー孔とを形成し、 上記係止部材の第2のキー孔に保持されるキーが上記第
    1のキー孔に常時取付けられる第1のモードと上記第1
    のキー孔より取外された第2のモードとを有し、 上記係止部材のストッパが上記第1のキー孔と係合する
    上記第1のモードより上記第2のモードに変更するとき
    は、上記蓋を開けて上記ストッパと上記第1のキー孔と
    の係合を解除するようにしたことを特徴とするキー装
    置。
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