JP2557186B2 - 内視鏡システム - Google Patents
内視鏡システムInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡システムに係り、
特に、面順次方式でカラ−画像を撮像する内視鏡システ
ムに関する。
特に、面順次方式でカラ−画像を撮像する内視鏡システ
ムに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、内視鏡の先端にＣＣＤ等の固体撮
像素子を設けカラ−撮像を行なう内視鏡装置が開発され
ている。撮像素子は内視鏡先端という狭い場所に設けら
れる関係上、画素数を多くとれない。そのため、カラ−
撮像は全画素を有効に使える面順次方式により行なわれ
る。このような装置の一例が特開昭５３−９０６８５号
に記載されている。すなわち、光源ランプからの照明光
に順次赤、緑、青のフィルタをかけて、３色の照明光の
下で順次撮影を行ない、赤、緑、青の３色の成分画像を
求め、各画素毎に３色の成分信号を合成してカラ−画像
信号を生成するものである。
像素子を設けカラ−撮像を行なう内視鏡装置が開発され
ている。撮像素子は内視鏡先端という狭い場所に設けら
れる関係上、画素数を多くとれない。そのため、カラ−
撮像は全画素を有効に使える面順次方式により行なわれ
る。このような装置の一例が特開昭５３−９０６８５号
に記載されている。すなわち、光源ランプからの照明光
に順次赤、緑、青のフィルタをかけて、３色の照明光の
下で順次撮影を行ない、赤、緑、青の３色の成分画像を
求め、各画素毎に３色の成分信号を合成してカラ−画像
信号を生成するものである。
【０００３】ここで、親内視鏡の内部、例えば、鉗子チ
ャンネル内に子内視鏡を挿入する親子式内視鏡のように
複数の内視鏡を同時に使う場合に、面順次撮像方式では
次のような問題が生じる。面順次撮像方式では照明光を
順次赤、緑、青に切り替えるが、複数の内視鏡の間で何
ら同期がとられていないので、複数の光源間で照明光の
色切り替えタイミングがずれることがある。このため、
複数の光源から同時に異なる色の照明光が照射されるこ
とになり、照明光の色が混ざってしまい撮像しようとす
る色成分とは異なる成分で、実際の撮像が行なわれるこ
とになる。これでは忠実な色で撮像することが不可能で
ある。
ャンネル内に子内視鏡を挿入する親子式内視鏡のように
複数の内視鏡を同時に使う場合に、面順次撮像方式では
次のような問題が生じる。面順次撮像方式では照明光を
順次赤、緑、青に切り替えるが、複数の内視鏡の間で何
ら同期がとられていないので、複数の光源間で照明光の
色切り替えタイミングがずれることがある。このため、
複数の光源から同時に異なる色の照明光が照射されるこ
とになり、照明光の色が混ざってしまい撮像しようとす
る色成分とは異なる成分で、実際の撮像が行なわれるこ
とになる。これでは忠実な色で撮像することが不可能で
ある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の内視
鏡システムは光源ユニットの駆動を外部から制御するこ
とができない欠点があった。本発明は上述した事情に対
処すべくなされたもので、外部から供給される制御信号
に応じて駆動される光源ユニットを有する内視鏡システ
ムを提供することにある。
鏡システムは光源ユニットの駆動を外部から制御するこ
とができない欠点があった。本発明は上述した事情に対
処すべくなされたもので、外部から供給される制御信号
に応じて駆動される光源ユニットを有する内視鏡システ
ムを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡シス
テムは、内視鏡先端部に固体撮像素子を有する電子内視
鏡と、電子内視鏡に接続され白色光を出射する光源手段
と、電子内視鏡に接続され固体撮像素子から出力された
映像信号を処理する映像信号処理手段と、外部から供給
される同期信号を入力するための手段と、入力手段によ
り入力された同期信号に基づいて前記光源手段を制御す
る手段とを具備することを特徴とする。
テムは、内視鏡先端部に固体撮像素子を有する電子内視
鏡と、電子内視鏡に接続され白色光を出射する光源手段
と、電子内視鏡に接続され固体撮像素子から出力された
映像信号を処理する映像信号処理手段と、外部から供給
される同期信号を入力するための手段と、入力手段によ
り入力された同期信号に基づいて前記光源手段を制御す
る手段とを具備することを特徴とする。
【０００６】
【作用】本発明による内視鏡システムによれば、光源手
段は外部から供給される同期信号に基づいて制御される
ので、複数の光源手段を使う場合でも全ての光源手段の
動作を同期させることができ、従来の不具合が解消され
る。
段は外部から供給される同期信号に基づいて制御される
ので、複数の光源手段を使う場合でも全ての光源手段の
動作を同期させることができ、従来の不具合が解消され
る。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照して本発明による内視鏡シス
テムの実施例を説明する。図１は第１実施例のシステム
を構成する内視鏡装置単体を示すブロック図である。こ
の内視鏡装置単体は内視鏡本体１０、光源ユニット１
２、ビデオプロセッサ１４からなる。内視鏡本体１０は
先端に設けられ体腔内、または空胴内を撮像する固体撮
像素子（例えばＣＣＤ）１６と、光源ユニット１２から
の照明光を先端まで導き先端から体腔内、または空胴内
へ照射する光ファイバ束からなるライトガイド２０を有
する。内視鏡先端は狭いので、固体撮像素子１６はシャ
ッタとして機能する遮光蓄積部は有さず、シャッタ機構
は後述するように光源ユニット１２内に設けられる。固
体撮像素子１６の出力信号がプリアンプ１８を介して２
相の信号としてビデオプロセッサ１４内のＣＭＲアンプ
２２に供給される。
テムの実施例を説明する。図１は第１実施例のシステム
を構成する内視鏡装置単体を示すブロック図である。こ
の内視鏡装置単体は内視鏡本体１０、光源ユニット１
２、ビデオプロセッサ１４からなる。内視鏡本体１０は
先端に設けられ体腔内、または空胴内を撮像する固体撮
像素子（例えばＣＣＤ）１６と、光源ユニット１２から
の照明光を先端まで導き先端から体腔内、または空胴内
へ照射する光ファイバ束からなるライトガイド２０を有
する。内視鏡先端は狭いので、固体撮像素子１６はシャ
ッタとして機能する遮光蓄積部は有さず、シャッタ機構
は後述するように光源ユニット１２内に設けられる。固
体撮像素子１６の出力信号がプリアンプ１８を介して２
相の信号としてビデオプロセッサ１４内のＣＭＲアンプ
２２に供給される。
【０００８】ビデオプロセッサ１４の詳細を図２に示
す。ＣＭＲアンプ２２の出力信号がサンプル／ホ−ルド
回路２４、Ａ／Ｄ変換器２６、セレクタ２８を介してフ
レ−ムメモリ３０−１，３０−２，３０−３のいずれか
に書込まれる。各フレ−ムメモリ３０−１，３０−２，
３０−３には赤（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）の色成分の
画像信号が書込まれる。フレ−ムメモリ３０−１，３０
−２，３０−３の出力がそれぞれＤ／Ａ変換器３２−
１，３２−２，３２−３、ロ−パスフィルタ３４−１，
３４−２，３４−３を介してＲ，Ｇ，Ｂ信号出力端子３
５−１，３５−２，３５−３から出力される。これらの
信号出力端子３５−１，３５−２，３５−３は例えば、
カラ−モニタ装置、磁気ディスク記録装置等に供給され
る。
す。ＣＭＲアンプ２２の出力信号がサンプル／ホ−ルド
回路２４、Ａ／Ｄ変換器２６、セレクタ２８を介してフ
レ−ムメモリ３０−１，３０−２，３０−３のいずれか
に書込まれる。各フレ−ムメモリ３０−１，３０−２，
３０−３には赤（Ｒ），緑（Ｇ），青（Ｂ）の色成分の
画像信号が書込まれる。フレ−ムメモリ３０−１，３０
−２，３０−３の出力がそれぞれＤ／Ａ変換器３２−
１，３２−２，３２−３、ロ−パスフィルタ３４−１，
３４−２，３４−３を介してＲ，Ｇ，Ｂ信号出力端子３
５−１，３５−２，３５−３から出力される。これらの
信号出力端子３５−１，３５−２，３５−３は例えば、
カラ−モニタ装置、磁気ディスク記録装置等に供給され
る。
【０００９】ビデオプロセッサ１４内には固体撮像素子
１６の駆動のためのクロックパルスを発生するドライバ
３６も設けられる。ビデオプロセッサ１４内の各回路は
タイミングジュネレ−タ３８，４０によりタイミング制
御される。なお、フレ−ムメモリ３０への書込み速度と
フレ−ムメモリ３０からの読出し速度は異なっていて、
タイミングジェネレ−タ３８によりフレ−ムメモリ３０
−１，３０−２，３０−３への書込みが制御され、タイ
ミングジェネレ−タ４０によりフレ−ムメモリ３０−
１，３０−２，３０−３からの読出しが制御される。
１６の駆動のためのクロックパルスを発生するドライバ
３６も設けられる。ビデオプロセッサ１４内の各回路は
タイミングジュネレ−タ３８，４０によりタイミング制
御される。なお、フレ−ムメモリ３０への書込み速度と
フレ−ムメモリ３０からの読出し速度は異なっていて、
タイミングジェネレ−タ３８によりフレ−ムメモリ３０
−１，３０−２，３０−３への書込みが制御され、タイ
ミングジェネレ−タ４０によりフレ−ムメモリ３０−
１，３０−２，３０−３からの読出しが制御される。
【００１０】図３は光源ユニット１２の詳細を示すブロ
ック図である。光源ユニット１２はライトガイド２０に
照明光を入射するランプ４２を有する。ライトガイド２
０とランプ４２の間には、シャッタ機能および照明光を
Ｒ，Ｇ，Ｂに着色する機能を有する回転フィルタ４４が
設けられる。
ック図である。光源ユニット１２はライトガイド２０に
照明光を入射するランプ４２を有する。ライトガイド２
０とランプ４２の間には、シャッタ機能および照明光を
Ｒ，Ｇ，Ｂに着色する機能を有する回転フィルタ４４が
設けられる。
【００１１】回転フィルタ４４は、図４に示すように同
心円環上にＲ，Ｇ，Ｂのカラ−フィルタ７０，７２，７
４が非連続的に配設された円板からなる。各カラ−フィ
ルタの間の非連続部は固体撮像素子１６からの信号読出
しのために、照明光、すなわち、固体撮像素子１６への
光を遮光するシャッタとして働く。各カラ−フィルタ７
０，７２，７４の回転方向における最後部の外側にはリ
−ドパルス発生用の透孔７６，７８，８０が設けられ、
Ｒフィルタ７０の透孔７６の外側にはスタ−トパルス発
生用の透孔８２が設けられる。回転フィルタ４４は速度
制御回路４８によりＰＬＬ制御されるステップモ−タ４
６により駆動される。
心円環上にＲ，Ｇ，Ｂのカラ−フィルタ７０，７２，７
４が非連続的に配設された円板からなる。各カラ−フィ
ルタの間の非連続部は固体撮像素子１６からの信号読出
しのために、照明光、すなわち、固体撮像素子１６への
光を遮光するシャッタとして働く。各カラ−フィルタ７
０，７２，７４の回転方向における最後部の外側にはリ
−ドパルス発生用の透孔７６，７８，８０が設けられ、
Ｒフィルタ７０の透孔７６の外側にはスタ−トパルス発
生用の透孔８２が設けられる。回転フィルタ４４は速度
制御回路４８によりＰＬＬ制御されるステップモ−タ４
６により駆動される。
【００１２】回転フィルタ４４の縁部には発光素子と光
検出器からなり透孔７６，７８，８０，８２を介した光
を受光することによりリ−ドパルス、スタ−トパルスを
発生する光検出器５０が設けられる。光検出器５０から
出力されるスタ−トパルス、リ−ドパルスが、それぞれ
アンプ５２，５４を介してビデオプロセッサ１４内のタ
イミングジェネレ−タ３８に供給される。
検出器からなり透孔７６，７８，８０，８２を介した光
を受光することによりリ−ドパルス、スタ−トパルスを
発生する光検出器５０が設けられる。光検出器５０から
出力されるスタ−トパルス、リ−ドパルスが、それぞれ
アンプ５２，５４を介してビデオプロセッサ１４内のタ
イミングジェネレ−タ３８に供給される。
【００１３】光源ユニット１２内には速度制御回路４８
の基準信号としての同期信号を発生する同期信号発生器
５６が設けられる。同期信号発生器５６からの信号がセ
レクタ５８の第１入力端子、同期信号出力端子６２に供
給される。外部から同期信号が供給される同期信号入力
端子６０がセレクタ５８の第２入力端子に接続される。
セレクタ５８の出力信号がＰＬＬ制御の同期信号として
速度制御回路４８に供給される。
の基準信号としての同期信号を発生する同期信号発生器
５６が設けられる。同期信号発生器５６からの信号がセ
レクタ５８の第１入力端子、同期信号出力端子６２に供
給される。外部から同期信号が供給される同期信号入力
端子６０がセレクタ５８の第２入力端子に接続される。
セレクタ５８の出力信号がＰＬＬ制御の同期信号として
速度制御回路４８に供給される。
【００１４】この実施例の動作を説明する。まず、図５
（ａ）〜（ｅ）を参照して面順次撮像方式の原理を説明
する。速度制御回路４８には図５（ａ）に示すような同
期信号がセレクタ５８を介して供給される。速度制御回
路４８はステップモ−タ４６をこの同期信号に応じた速
度で回転制御する。その結果、この同期信号と同じ周期
で回転フィルタ４４が回転され、図５（ｂ）に示すよう
に同期信号と同じ周期でスタ−トパルスが発生される。
回転フィルタ４４の回転に伴なって、ランプ４２からラ
イトガイド２０への光路中に順次Ｒ，Ｇ，Ｂのカラ−フ
ィルタ７０，７２，７４が介挿され、照明光は図５
（ｄ）に示すように、遮光期間をはさんで所定期間毎に
Ｒ，Ｇ，Ｂに順次着色される。照明光がこれらの各色に
着色される間に各色の成分画像の撮像が行なわれる。一
般に、固体撮像素子１６の感度は色によって異なり、
Ｒ，Ｇ，Ｂに対する順に悪くなっているので、カラ−フ
ィルタ７０，７２，７４の大きさはＲ，Ｇ，Ｂの順に大
きくなっているのが好ましい。しかしながら、ここで
は、説明の便宜上、各カラ−フィルタ７０，７２，７４
は同じ大きさであり、各成分光の照明時間は均一とす
る。
（ａ）〜（ｅ）を参照して面順次撮像方式の原理を説明
する。速度制御回路４８には図５（ａ）に示すような同
期信号がセレクタ５８を介して供給される。速度制御回
路４８はステップモ−タ４６をこの同期信号に応じた速
度で回転制御する。その結果、この同期信号と同じ周期
で回転フィルタ４４が回転され、図５（ｂ）に示すよう
に同期信号と同じ周期でスタ−トパルスが発生される。
回転フィルタ４４の回転に伴なって、ランプ４２からラ
イトガイド２０への光路中に順次Ｒ，Ｇ，Ｂのカラ−フ
ィルタ７０，７２，７４が介挿され、照明光は図５
（ｄ）に示すように、遮光期間をはさんで所定期間毎に
Ｒ，Ｇ，Ｂに順次着色される。照明光がこれらの各色に
着色される間に各色の成分画像の撮像が行なわれる。一
般に、固体撮像素子１６の感度は色によって異なり、
Ｒ，Ｇ，Ｂに対する順に悪くなっているので、カラ−フ
ィルタ７０，７２，７４の大きさはＲ，Ｇ，Ｂの順に大
きくなっているのが好ましい。しかしながら、ここで
は、説明の便宜上、各カラ−フィルタ７０，７２，７４
は同じ大きさであり、各成分光の照明時間は均一とす
る。
【００１５】回転フィルタ４４の１回転毎（Ｒ照明の終
了時）に、図５（ｂ）に示すようにスタ−トパルスが発
生され、各成分光の照明の終了時に図５（ｃ）に示すよ
うにリ−ドパルスが発生される。すなわち、リ−ドパル
スの周期はスタ−トパルスの周期の１／３である。リ−
ドパルスの発生から次の色成分の照明が行なわれるまで
の遮光期間に、図５（ｅ）に示すように、各色成分光の
下で撮影された成分画像がフレ−ムメモリ３０に書込ま
れる。これにより、面順次カラ−撮像が実行される。
了時）に、図５（ｂ）に示すようにスタ−トパルスが発
生され、各成分光の照明の終了時に図５（ｃ）に示すよ
うにリ−ドパルスが発生される。すなわち、リ−ドパル
スの周期はスタ−トパルスの周期の１／３である。リ−
ドパルスの発生から次の色成分の照明が行なわれるまで
の遮光期間に、図５（ｅ）に示すように、各色成分光の
下で撮影された成分画像がフレ−ムメモリ３０に書込ま
れる。これにより、面順次カラ−撮像が実行される。
【００１６】次に、図６を参照して第１実施例による内
視鏡システム全体を説明する。図６は親子式の内視鏡シ
ステムの全体のブロック図であり、図７は光源ユニット
の詳細なブロック図である。ここで、図１乃至図３と同
一部分は同一参照数字を使い、親内視鏡の構成要素は添
字１を、子内視鏡の構成要素は添字２を付す。内視鏡本
体は図１に示したものと同じであり図示は省略する。
視鏡システム全体を説明する。図６は親子式の内視鏡シ
ステムの全体のブロック図であり、図７は光源ユニット
の詳細なブロック図である。ここで、図１乃至図３と同
一部分は同一参照数字を使い、親内視鏡の構成要素は添
字１を、子内視鏡の構成要素は添字２を付す。内視鏡本
体は図１に示したものと同じであり図示は省略する。
【００１７】親内視鏡の光源ユニット１２−１と子内視
鏡の光源ユニット１２−２は、同期信号出力端子６２−
１と同期信号入力端子６０−２とにより接続される。親
内視鏡の光源ユニット１２−１内のセレクタ５８−１は
第１入力側に切り替えられ、第１入力端子に接続された
同期信号発生器５６−１の出力端子を速度制御回路４８
−１に接続する。子内視鏡の光源ユニット１２−２内の
セレクタ５８−２は第２入力側に切り替えられ、第２入
力端子に接続された同期信号入力端子６０−２を速度制
御回路４８−２に接続する。これにより、親内視鏡の光
源ユニット１２−１内の同期信号発生器５６−１から出
力された同期信号がセレクタ５８−１を介して親内視鏡
の光源ユニット１２−１内の速度制御回路４８−１に供
給されるとともに、同期信号出力端子６２−１、同期信
号入力端子６０−２、セレクタ５８−２を介して子内視
鏡用の光源ユニット１２−２内の速度制御回路４８−２
にも供給される。すなわち、２つの光源ユニット１２−
１，１２−２の回転フィルタ４４−１，４４−２の回転
は同一の同期信号を基準としてＰＬＬ制御される。この
ため、ライトガイド２０−１，２０−２から照射される
照明光の色切り替えは同期して行なわれ、必ず同一の照
明光が体腔内、または空胴内に照射され、面順次撮像方
式の固体撮像素子を複数個同時に使っても忠実な色で撮
像が行なわれる。
鏡の光源ユニット１２−２は、同期信号出力端子６２−
１と同期信号入力端子６０−２とにより接続される。親
内視鏡の光源ユニット１２−１内のセレクタ５８−１は
第１入力側に切り替えられ、第１入力端子に接続された
同期信号発生器５６−１の出力端子を速度制御回路４８
−１に接続する。子内視鏡の光源ユニット１２−２内の
セレクタ５８−２は第２入力側に切り替えられ、第２入
力端子に接続された同期信号入力端子６０−２を速度制
御回路４８−２に接続する。これにより、親内視鏡の光
源ユニット１２−１内の同期信号発生器５６−１から出
力された同期信号がセレクタ５８−１を介して親内視鏡
の光源ユニット１２−１内の速度制御回路４８−１に供
給されるとともに、同期信号出力端子６２−１、同期信
号入力端子６０−２、セレクタ５８−２を介して子内視
鏡用の光源ユニット１２−２内の速度制御回路４８−２
にも供給される。すなわち、２つの光源ユニット１２−
１，１２−２の回転フィルタ４４−１，４４−２の回転
は同一の同期信号を基準としてＰＬＬ制御される。この
ため、ライトガイド２０−１，２０−２から照射される
照明光の色切り替えは同期して行なわれ、必ず同一の照
明光が体腔内、または空胴内に照射され、面順次撮像方
式の固体撮像素子を複数個同時に使っても忠実な色で撮
像が行なわれる。
【００１８】次に図８，図９を参照して、本発明の第２
実施例を説明する。第１実施例ではリ−ドパネル発生用
と同様な透孔８２によりスタ−トパルスを発生したの
で、スタ−トパルスのデュ−ティ比は数パ−セントと低
い。一般に、ＰＬＬ制御の基準パルスのデュ−テイ比は
高い方が好ましい。そのため、第２実施例では図８に示
すように、回転フィルタ４４に１８０°にわたる円弧状
のスリット９０を設け、このスリット９０によってディ
ユ−ティ比５０パ−セントのスタ−トパルスを発生させ
ている。
実施例を説明する。第１実施例ではリ−ドパネル発生用
と同様な透孔８２によりスタ−トパルスを発生したの
で、スタ−トパルスのデュ−ティ比は数パ−セントと低
い。一般に、ＰＬＬ制御の基準パルスのデュ−テイ比は
高い方が好ましい。そのため、第２実施例では図８に示
すように、回転フィルタ４４に１８０°にわたる円弧状
のスリット９０を設け、このスリット９０によってディ
ユ−ティ比５０パ−セントのスタ−トパルスを発生させ
ている。
【００１９】すなわち、第２実施例の同期信号発生器５
６は図９（ａ）に示すようなデュ−ティ比５０パ−セン
トの同期信号を発生する。速度制御回路４８はステップ
モ−タ４６をこの同期信号に応じた速度で回転制御す
る。その結果、ステップモ−タ４６の回転が同期信号と
同期しているときは光検出器５０からは図９（ｂ）に示
すように同期信号と同期したデュ−ティ比５０パ−セン
トのスタ−トパルスが発生される。その他の動作は第１
実施例と同様である。
６は図９（ａ）に示すようなデュ−ティ比５０パ−セン
トの同期信号を発生する。速度制御回路４８はステップ
モ−タ４６をこの同期信号に応じた速度で回転制御す
る。その結果、ステップモ−タ４６の回転が同期信号と
同期しているときは光検出器５０からは図９（ｂ）に示
すように同期信号と同期したデュ−ティ比５０パ−セン
トのスタ−トパルスが発生される。その他の動作は第１
実施例と同様である。
【００２０】このような第２実施例によれば、ＰＬＬ制
御がより正確に行なわれ、正確な色で撮像が行なわれ
る。本発明は上述の実施例に限定されず、種々変形して
実施可能である。上述の説明では複数の内視鏡としては
ともに先端に固体撮像素子が内蔵された内視鏡とした
が、一方が固体撮像素子を内蔵したもので、他方は従来
からあるイメ−ジガイド付きの内視鏡の接眼部に撮像カ
メラを取り付けたものでも良い。さらに、複数の内視鏡
の関係は親子式に限らず、複数が並列的に使用される場
合でもよい。さらに、光源ユニット１２内の同期信号発
生器５６からの信号を外部に出力する信号出力端子６２
は設けずに、複数の内視鏡を使う場合は別に設けた外部
同期信号発生器の出力をＰＬＬ制御の基準にしてもよ
い。すなわち、この場合は、この外部同期信号発生器の
出力を全部の光源ユニットの同期信号入力端子６０に接
続し、光源ユニット内のセレクタ５８を第２入力側に切
り替え、この同期信号入力端子６０を介して供給された
外部同期信号発生器の出力を速度制御回路４８に基準信
号として供給すればよい。
御がより正確に行なわれ、正確な色で撮像が行なわれ
る。本発明は上述の実施例に限定されず、種々変形して
実施可能である。上述の説明では複数の内視鏡としては
ともに先端に固体撮像素子が内蔵された内視鏡とした
が、一方が固体撮像素子を内蔵したもので、他方は従来
からあるイメ−ジガイド付きの内視鏡の接眼部に撮像カ
メラを取り付けたものでも良い。さらに、複数の内視鏡
の関係は親子式に限らず、複数が並列的に使用される場
合でもよい。さらに、光源ユニット１２内の同期信号発
生器５６からの信号を外部に出力する信号出力端子６２
は設けずに、複数の内視鏡を使う場合は別に設けた外部
同期信号発生器の出力をＰＬＬ制御の基準にしてもよ
い。すなわち、この場合は、この外部同期信号発生器の
出力を全部の光源ユニットの同期信号入力端子６０に接
続し、光源ユニット内のセレクタ５８を第２入力側に切
り替え、この同期信号入力端子６０を介して供給された
外部同期信号発生器の出力を速度制御回路４８に基準信
号として供給すればよい。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の内視鏡を同時に使って面順次方式でカラ−撮像する
際に、複数の光源から照射される照明光の色切り替えが
同期して行なわれるので、忠実な色で撮像ができる内視
鏡システムが提供される。
数の内視鏡を同時に使って面順次方式でカラ−撮像する
際に、複数の光源から照射される照明光の色切り替えが
同期して行なわれるので、忠実な色で撮像ができる内視
鏡システムが提供される。
【図１】本発明による内視鏡システムの第１実施例を構
成する内視鏡単体の全体構成を示すブロック図。
成する内視鏡単体の全体構成を示すブロック図。
【図２】第１実施例のビデオプロセッサの詳細なブロッ
ク図。
ク図。
【図３】第１実施例の光源ユニットの詳細なブロック
図。
図。
【図４】第１実施例の光源ユニット内の回転フィルタを
示す図
示す図
【図５】第１実施例における面順次撮像方式の原理を示
すタイミングチャ−ト
すタイミングチャ−ト
【図６】第１実施例に係る内視鏡システム全体のブロッ
ク図
ク図
【図７】図６の光源ユニットの詳細なブロック図。
【図８】第２実施例における光源ユニット内の回転フィ
ルタを示す図
ルタを示す図
【図９】第２実施例における面順次撮像方式の原理を示
すタイミングチャ−ト
すタイミングチャ−ト
１０…内視鏡本体、１２…光源ユニット、１４…ビデオ
プロセッサ、１６…固体撮像素子、２０…ライトガイ
ド、３０−１，３０−２，３０−３…フレ−ムメモリ、
３８，４０…タイミングジェネレ−タ、４２…ランプ、
４４…回転フィルタ、４６…ステップモ−タ、４８…速
度制御回路、５６…同期信号発生器、５８…セレクタ、
６０…同期信号入力端子、６２…同期信号出力端子。
プロセッサ、１６…固体撮像素子、２０…ライトガイ
ド、３０−１，３０−２，３０−３…フレ−ムメモリ、
３８，４０…タイミングジェネレ−タ、４２…ランプ、
４４…回転フィルタ、４６…ステップモ−タ、４８…速
度制御回路、５６…同期信号発生器、５８…セレクタ、
６０…同期信号入力端子、６２…同期信号出力端子。
Claims (1)
- 【請求項１】 第１の内視鏡と、 第２の内視鏡と、 前記第１の内視鏡に接続され、第１の光源からの照明光
を異なる波長領域の照明に順次切り替えて前記第１の内
視鏡に出射し、前記切り替えのタイミングを制御するた
めの基準信号を発生する基準信号発生手段と前記基準信
号発生手段から発生された基準信号を出力する第１の端
子とを有する第１の光源装置と、 前記第１の光源装置と前記第２の内視鏡に接続され、前
記第１の光源装置の第１の端子から出力される基準信号
を入力する第２の端子を有し、前記第２の端子から入力
された基準信号に基づいて第２の光源からの照明光を異
なる波長領域の照明に順次切り替えて前記第２の内視鏡
に出射する第２の光源装置とを具 備することを特徴とす
る内視鏡システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310050A JP2557186B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 内視鏡システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5310050A JP2557186B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 内視鏡システム |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59213097A Division JPH0741020B2 (ja) | 1984-10-11 | 1984-10-11 | 内視鏡システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06304136A JPH06304136A (ja) | 1994-11-01 |
| JP2557186B2 true JP2557186B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=18000567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5310050A Expired - Fee Related JP2557186B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 内視鏡システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2557186B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58103432A (ja) * | 1981-12-14 | 1983-06-20 | 富士写真フイルム株式会社 | 固体撮像素子を用いた内視鏡装置 |
| JPS5969741A (ja) * | 1982-10-15 | 1984-04-20 | Olympus Optical Co Ltd | 内視鏡のストロボ光源装置 |
| JPS59103646A (ja) * | 1982-12-07 | 1984-06-15 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡撮像装置 |
| US4523224A (en) * | 1982-12-27 | 1985-06-11 | Welch Allyn Inc. | Color filter wheel synchronizer |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5310050A patent/JP2557186B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06304136A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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