JP2557049Y2 - 鋼心アルミ撚線の接続用圧縮スリーブ - Google Patents

鋼心アルミ撚線の接続用圧縮スリーブ

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JP2557049Y2
JP2557049Y2 JP9507591U JP9507591U JP2557049Y2 JP 2557049 Y2 JP2557049 Y2 JP 2557049Y2 JP 9507591 U JP9507591 U JP 9507591U JP 9507591 U JP9507591 U JP 9507591U JP 2557049 Y2 JP2557049 Y2 JP 2557049Y2
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hole
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steel core
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博 米子
和行 赤津
博之 須田
恵一郎 高橋
澄夫 雲井
清三 野村
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Tokyo Electric Power Co Inc
Sanwa Tekki Corp
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Tokyo Electric Power Co Inc
Sanwa Tekki Corp
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼心アルミ撚線に圧縮
接続される引留クランプのジャンパソケット、圧縮端
子、T型スリーブの分岐側等の圧縮スリーブに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線接続用の圧縮式スリーブとし
て、例えば実公昭57−39878号の公報に記載され
たものが知られている。このスリーブは、電線挿入孔の
終端部に外周から挿入孔に至るねじ孔を設け、このねじ
孔にねじ栓を螺合して挿入孔内の電線を押圧するように
したものである。そして、ねじ栓の捩じ込み長さを目視
などで点検することにより、挿入孔への電線の十分な挿
入を確認すると共に、ねじ栓の押圧力で電線の抜け出し
を防止するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の電線接続用
スリーブにおいては、スリーブの圧縮後、ねじ栓を抜き
取ることができないので、電線の挿入状態を確認するこ
とができない。挿入孔を深く形成してねじ孔を深部に設
け、ねじ栓部分を圧縮しないようにすれば、圧縮後にね
じ栓を抜いて電線の挿入状態を点検することができる
が、そのためにスリーブが長大化し、また強度が低下す
る。また、圧縮によるスリーブの伸びで挿入孔の先端と
電線の先端との間に隙間ができるが、ここに雨水等が溜
って、凍結破壊を引き起こすおそれもある。ねじ孔と別
に排水孔を設ければ、さらにスリーブの断面積が減少
し、強度が低下してしまうという問題点がある。従っ
て、本考案は、スリーブの圧縮部分の断面積を極端に減
少させることなく、圧縮後における電線挿入状態の確認
ができ、また水抜き作用により凍結破壊をも防止するこ
とができる鋼心アルミ撚線専用の圧縮スリーブを提供す
ることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案においては、上記
課題を解決するため、スリーブ3の端部側から、軸線方
向に順次大径孔4と小径孔5を設け、圧縮前に小径孔5
へは露出した鋼心線sを挿入し、大径孔4と小径孔5と
の間の段部6へはアルミ撚線aの切断端部を当接させ、
大径孔4へはアルミ撚線aの非切断部を挿入するように
し、またスリーブ3の外周から段部6に接して大径孔4
に達する排水兼用の確認孔7を半径方向に設けると共
に、スリーブ3の外周から小径孔5に達するねじ孔8を
半径方向に設け、このねじ孔8には、軸線方向に貫通孔
10を有するねじ9を螺合して鋼心線sを押圧するよう
にし、スリーブ3の大径孔4に対応する部分を圧縮する
ようにして鋼心アルミ撚線の接続用圧縮スリーブを構成
した。
【0005】
【作用】本考案のスリーブにおいては、鋼心アルミ撚線
(以下電線という)の端部のアルミ撚線を段剥きして挿
入、圧着するようになっている。即ち、スリーブの大径
孔と小径孔との間の段部へアルミ撚線の切断端部が当接
するまで電線を大径孔内に挿入すれば、露出した鋼心線
部分が小径孔内に挿入される。確認孔及びねじ孔を通し
てスリーブ内の電線の挿入状態を点検し、適正であれば
ねじ孔にねじを螺合してその先端で鋼心線を押圧し、こ
れを抜け止めする。次いで、圧縮器によりスリーブの大
径孔対応部分を電線もろとも圧縮し、電線とスリーブと
を接続する。圧縮によりスリーブは電線の先端方向に伸
び、大径孔の先端、即ち段部とアルミ線の切断端部との
間に隙間が生じる。しかし、段部に接するように設けら
れた確認孔が必ずこの隙間に連通し、従って、隙間は確
認孔を介して外部に開放することになるので、ここに雨
水が溜ることはなく、スリーブの凍結破壊が回避され
る。確認孔及びねじ孔に螺合されたねじの貫通孔を介し
て圧縮後においていつでも電線の挿入状態を点検するこ
とができる。ねじ孔はスリーブの肉厚が大きく強度の高
い小径孔の位置に設けられるので、スリーブの強度を極
端に低下させることがない。
【0006】
【実施例】図について本考案の一実施例を説明する。図
1は本考案を適用したジャンパソケットの斜視図、図2
は本考案を適用したジャンパソケットの断面図、図3は
ねじの断面図、図4はねじの平面図である。ジャンパソ
ケット1は、引留クランプへ接続するための接続部2
と、ジャンパ線Wを圧着するためのスリーブ3とを備え
ている。ジャンパ線Wは鋼心アルミ撚線であり、圧着す
る一端側のアルミ撚線aを段剥きして鋼心線sを露出さ
せてある。
【0007】スリーブ3には、その端部側から、順次軸
線方向に大径孔4と小径孔5が設けられ大径孔4と小径
孔5との間には段部6が設けられている。圧縮前に、小
径孔5へは鋼心線sを挿入し、段部6へはアルミ撚線a
の切断端部を当接させ、大径孔4へはアルミ撚線aの非
切断部を挿入することができるようになっている。スリ
ーブ3には、その外周から段部6に接して大径孔4の端
部に達する排水兼用の確認孔7が半径方向に設けられ、
また外周から小径孔5に達するねじ孔8が半径方向に設
けられている。このねじ孔8には、ねじ9が螺合され、
その先端で鋼心線sを押圧することができるようになっ
ている。ねじ9は、軸線方向に貫通孔10を有すると共
に、一端側に六角孔11を備えている。
【0008】しかして、この実施例のスリーブにジャン
パ線Wを接続する場合には、スリーブの大径孔4と小径
孔5との間の段部6へアルミ撚線aの切断端部が当接す
るまでジャンパ線Wを大径孔4内に挿入し、露出した鋼
心線sを小径孔5内に挿入する。そして、確認孔7及び
ねじ孔8を通してスリーブ3内のジャンパ線Wの挿入状
態を点検し、適正であればねじ孔8にねじ9を螺合し、
その先端で鋼心線sを押圧する。これで、ジャンパ線W
が抜け止めされる。次いで、圧縮器によりスリーブ3の
大径孔4に対応する部分をジャンパ線Wもろとも圧縮
し、ジャンパ線Wとスリーブ3とを一体に接続する。圧
縮によりスリーブ3はジャンパ線の先端方向に伸び、大
径孔4の先端、即ち段部6とアルミ線aの切断端部との
間に隙間が生じる。しかし、段部6に接するように設け
られた確認孔7が必ずこの隙間に連通し、従って、隙間
は確認孔7を介して外部に開放することになるので、こ
こに雨水が溜ることはなく、スリーブの凍結破壊が回避
される。確認孔7及びねじ孔8に螺合されたねじ9の貫
通孔10を介して圧縮後においていつでもジャンパ線W
の挿入状態を点検することができる。ねじ孔8はスリー
ブ3の肉厚が大きく強度の高い小径孔5の位置に設けら
れるので、スリーブ3の強度を極端に低下させることが
ない。
【0009】
【考案の効果】以上のように、本考案においては、スリ
ーブ3の端部側から、軸線方向に順次大径孔4と小径孔
5を設け、圧縮前に小径孔5へは露出した鋼心線sを挿
入し、大径孔4と小径孔5との間の段部6へはアルミ撚
線aの切断端部を当接させ、大径孔4へはアルミ撚線a
の非切断部を挿入するようにし、またスリーブ3の外周
から段部6に接して大径孔4に達する排水兼用の確認孔
7を半径方向に設けると共に、スリーブ3の外周から小
径孔5に達するねじ孔8を半径方向に設け、このねじ孔
8には、軸線方向に貫通孔10を有するねじ9を螺合し
て鋼心線sを押圧するようにし、スリーブ3の大径孔4
に対応する部分を圧縮するようにして鋼心アルミ撚線の
接続用圧縮スリーブを構成したため、スリーブの圧縮部
分の断面積を極端に減少させることなく強度を維持する
ことができ、圧縮後においても電線の挿入状態の確認が
でき、また水抜き作用により凍結破壊をも防止すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したジャンパソケットの斜視図で
ある。
【図2】本考案を適用したジャンパソケットの断面図で
ある。
【図3】ねじの断面図である。
【図4】ねじの平面図である。
【符号の説明】
3 スリーブ 4 大径孔 5 小径孔 6 段部 7 確認孔 8 ねじ孔 9 ねじ 10 貫通孔 W ジャンパ線(鋼心アルミ撚線) a アルミ撚線 s 鋼心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須田 博之 水戸市東原2丁目8番17号 東京電力株 式会社茨城支店水戸西工事事務所内 (72)考案者 高橋 恵一郎 栃木県河内郡河内町中岡本2703 三和テ ッキ株式会社宇都宮工場内 (72)考案者 雲井 澄夫 栃木県河内郡河内町中岡本2703 三和テ ッキ株式会社宇都宮工場内 (72)考案者 野村 清三 東京都品川区南品川6丁目5番19号 三 和テッキ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−97789(JP,U) 実開 昭64−37327(JP,U) 実開 昭56−30522(JP,U) 特公 昭51−30676(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリーブの端部側から、軸線方向に順次
    大径孔と小径孔を設け、圧縮前に小径孔へはアルミ撚線
    の端部を段剥きして露出させた鋼心線を挿入し、大径孔
    と小径孔との間の段部へはアルミ撚線の切断端部を当接
    させ、大径孔へはアルミ撚線の非切断部を挿入するよう
    にし、スリーブの外周から前記段部に接して前記大径孔
    に達する排水兼用の確認孔を半径方向に設け、またスリ
    ーブの外周から小径孔に達するねじ孔を半径方向に設
    け、このねじ孔には、軸線方向に貫通孔を有するねじを
    螺合して鋼心線を押圧するようにし、スリーブの大径孔
    対応部分を圧縮するようにしたことを特徴とする鋼心ア
    ルミ撚線の接続用圧縮スリーブ。
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