JP2556812B2 - テント - Google Patents

テント

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JP2556812B2
JP2556812B2 JP5184416A JP18441693A JP2556812B2 JP 2556812 B2 JP2556812 B2 JP 2556812B2 JP 5184416 A JP5184416 A JP 5184416A JP 18441693 A JP18441693 A JP 18441693A JP 2556812 B2 JP2556812 B2 JP 2556812B2
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JP
Japan
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beam member
tent
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members
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JP5184416A
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JPH07102828A (ja
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清嗣 前岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Kk
YAMAZAKI TENTO KK
Original Assignee
Fujita Kk
YAMAZAKI TENTO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主として土木・建築
工事現場などにおける養生用として好適な大型のテント
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば神社仏閣における屋根の葺
き替え工事、あるいは降雪地域における土木・建築の基
礎工事などの工事現場においては、雨や雪からの養生の
ために上屋を仮設する必要がある。このため、従来は、
足場用の木材や鉄骨材を組み、これらの上にテント布を
張設して上屋を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の上屋では、足場材の組立ておよび解体作業が
非常に面倒で手間がかかるばかりか、上屋の全体重量が
大きいものとなり、特に広大な建築工事現場において
は、クレーン車などの重機を使用する必要があるため、
仮設の上屋をかけるにも工程上無理なケースが生じやす
く、ひいては、工期に遅れを生じるという問題があっ
た。そこで、本出願人は先に、一対のビームフレーム間
に、空気を圧入した側面よりみてアーチ形のチューブ製
ビーム部材(エアービーム)を架設して、隣り合うビー
ム部材同志の間にテント布を張設した養生用の大型テン
トを提案した(実開平3−37154号公報参照)。こ
のようなチューブ製ビーム部材の特徴は、大スパンに梁
を架けるのに、自重が軽い故に有利であるが、曲げや圧
縮に対しては、内部圧力をあげることによって対応して
いた。上記先提案による大型テントによれば、部品点数
が非常に少なく、軽量であり、しかも組立ておよび解体
作業を簡単に行なうことができ、また構成材としては、
空気と膜材で出来ているため、やわらかく柔軟性に富ん
でいるが、反面、構造が不安定になりやすく、また先提
案による大型テントは、すべてのチューブ製ビーム部材
が並列状とされていたので、横風に対する強度が若干弱
いという問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の問題を解決し、
横風に対する抵抗が非常に強く、多方向からの風圧にも
充分耐えることができて、安定支持することができる大
型のテントを提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、頂部に交差部Pを有する平面よりみ
て略X形状とされた所要数のチューブ製主ビーム部材
並列状に並べられ、左右両外側の主ビーム部材の交差部
Pの外側の側面に、主ビーム部材の4つの脚部と略同大
の脚部を構成する側部ビーム部材がそれぞれ接続される
とともに、隣り合う主ビーム部材の交差部Pの対向面同
志にチューブ製の連結ビーム部材が渡されて接続され、
かつ、各ビーム部材の少くとも上部にはテント布が着脱
自在に張設されてなることを特徴とするテントを要旨と
している。
【0006】上記において、テントの主ビーム部材は、
平面よりみて略X形であると共に、側面よりみてアーチ
形であり、従って主ビーム部材は、頂部の交差部より前
後にそれぞれ略Y形にのびる2つずつ合計4つの脚部を
有している。この主ビーム部材の交差部の側面に接続さ
れるチューブ製側部ビーム部材は、主ビーム部材の4つ
の脚部と略同大に構成され、また、連結ビーム部材は
略X形の主ビーム部材が並列状に並べられたさいに、隣
り合う主ビーム部材の交差部同志を連結すべく略直線状
に構成されている。この発明によるテントは、例えば
2つの略X形の主ビーム部材が並列状に並べられたさい
には、各主ビーム部材の交差部の左右両外側の側面に、
主ビーム部材の4つの脚部と略同大の脚部を構成する側
部ビーム部材が1つずつ接続されると共に、隣り合う主
ビーム部材の交差部の対向面同志に、略直線状の連結ビ
ーム部材が渡されて接続されるものである。3つ以上の
略X形の主ビーム部材が並列状に並べられたさいには、
左右両外側の主ビーム部材の頂部の交差部の外側の側面
に、それぞれ脚部構成用側部ビーム部材が接続されるだ
けで、隣り合う主ビーム部材の交差部の対向面同志に
は、略直線状の連結ビーム部材が渡されて接続される。
従って中間の主ビーム部材の交差部の左右両側面には、
いずれも略直線状の連結ビーム部材が渡されて接続され
ることになる。
【0007】なお通常、チューブ製の主ビーム部材の4
つの脚部の下端部、あるいはこれらの脚部と略同大の脚
部構成側部ビーム部材の下端部には、多数のボルト孔を
有する固定兼用閉鎖板が気密状に取り付けられており、
この閉鎖板を工事現場において、所定個所にボルト・ナ
ットで固定することにより、チューブ製主ビーム部材と
側部ビーム部材を自立した状態に立設することができ
る。また、上記いずれの場合にも、テント布は、大型テ
ントを構成する全てのビーム部材の少なくとも上部を覆
うように着脱自在に被せ止められる。なお、主ビーム部
材および側部ビーム部材のその他の部分には、側面シー
トが適宜被せられることもある。
【0008】
【作用】上記テントによれば、その組立て時において
は、チューブ製の主ビーム部材、側部ビーム部材、およ
び連結ビーム部材に空気を圧入して膨張せしめ、これら
のビーム部材をクレーン等により吊り上げて設置すべき
所要位置に移動させた後、主ビーム部材の4つの脚部
の下端部の閉鎖板、および脚部構成側部ビーム部材の下
端部の閉鎖板をボルト・ナット等により固定して、チュ
ーブ製の主ビーム部材と側部ビーム部材とを自立させ、
最後に、これらのビーム部材の上部にテント布を適正に
緊張支持せしめる。こうして空気の圧入により膨張形成
されたチューブ製の主ビーム部材は、平面よりみて略X
形に、いわばクロスさせられていると共に、主ビーム部
材の頂部の交差部の左右両側面および中間に脚部構成側
部ビーム部材略直線状の連結ビーム部材が接続されて
いるため、横風に対する抵抗が非常に強く、多方向から
の風圧にも充分耐えることができ、安定支持することが
できるものである。また、上記テントを解体するさいに
は、チューブ製の各ビーム部材より空気を抜いて収縮せ
しめ、コンパクトにまとめることができる。
【0009】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1〜図3において、この発明によるテント
10は、頂部に交差部Pを有する平面よりみて略X形で
かつ並列状に配置された左右一対のフレキシブルな湾曲
状のチューブ製主ビーム部材1と、左右両主ビーム部材
1の交差部Pの両外側の側面に接続されかつ各主ビーム
部材1の4つの脚部1aと略同大の脚部を構成する側部
ビーム部材2と、隣り合う主ビーム部材1の交差部Pの
対向面同志に渡されて接続されたチューブ製の連結ビー
ム部材3と、主ビーム部材1側部ビーム部材2・連結
ビーム部材3の上部を覆うテント布4とよりなるもので
ある。上記テント10の主ビーム部材1は、平面よりみ
て略X形であると共に、側面よりみてアーチ形であり、
従って主ビーム部材1は、頂部の交差部Pより前後にそ
れぞれ略Y形にのびる2つずつ合計4つの脚部1aを有
している。そして、左右両主ビーム部材1のそれぞれ4
つの脚部1a、およびこれらの脚部1aと略同大の脚部
構成側部ビーム部材2のそれぞれ下端部には、多数のボ
ルト孔6を有する固定兼用閉鎖板5が気密状に取り付け
られている。また、主ビーム部材1の脚部1a並びに脚
部構成側部ビーム部材2は、それらの下端部よりテント
10頂部の交差部Pに向けて漸次大径に形成されてい
る。その他、同図において、7はテント10左側の脚部
構成側部ビーム部材2の下端寄り部分に設けられた空気
注入弁付き空気注入口、8は送風機で、該送風機8によ
り気密開閉ダンパー付き送風ダクト(図示略)を介して
脚部構成側部ビーム部材2より主ビーム部材1を含む全
てのビーム部材に空気が圧入自在とされている。また、
上記テント布4の取付けは、図4に示されている。同図
において、主ビーム部材1の脚部1a、並びに側部ビー
ム部材の高さの中間部に、テント布固定用三角リング
11がテープ布12により取り付けられ、これに対し、
テント布4側の所要の端部に、フック13がテープ布1
4により取り付けられている。従って、テント10の2
つの主ビーム部材1、側部ビーム部材2、及び連結ビー
ム部材3の上部をテント布4で積った後、テント布4側
の所要端部のフック13を対応する個所の三角リング1
1に適宜掛け止めればよいものである。
【0010】上述のように構成されたテント10を組立
てるさいには、まず送風機8を作動し、該送風機8によ
り気密開閉ダンパー付き送風ダクト(図示略)を介して
脚部構成側部ビーム部材2の空気注入口7より2つの主
ビーム部材1側部ビーム部材2、及び連結ビーム部材
の全てのビーム部材に空気圧入して膨張せしめる。し
かるのち、これらのビーム部材1・2・3の所要個所
を、クレーンなどにより吊設ロープ(図示略)を介して
吊り上げ、予め所定の位置に配設されたボルト部分に移
動させた後、主ビーム部材1の4つの脚部1aの下端部
の閉鎖板5、および脚部構成側部ビーム部材2の下端部
の閉鎖板5をボルト・ナット(図示略)により固定し
て、チューブ製の主ビーム部材1および側部ビーム部材
とを自立させる。最後に、これらのビーム部材1・2
・3の上部にテント布4を適正に緊張保持せしめる(図
1〜図3参照)。なお、各ビーム部材1・2・3への空
気の圧入のさい、主ビーム部材1の脚部1a並びに脚部
構成側部ビーム部材2は、それらの下端部よりテント1
0頂部の交差部Pに向けて漸次大径に形成されているか
ら、空気を圧入したさいにおける立上がりをスムーズに
行なうことができるのみならず、主ビーム部材1は、頂
部で交差部Pを有する平面よりみて略X形となされてい
るため、テントとしての安定性が極めてよい。
【0011】組立てたテント10を解体するさいには、
テント布4を取り外し、ついで、主ビーム部材1側部
ビーム部材2、及び連結ビーム部材3より空気を抜いて
収縮せしめ、最後に、各ビーム部材1・2の下端部の閉
鎖板5の固定ボルト・ナットを緩めて、閉鎖板5を取り
外せば良い。
【0012】なお、この発明によるテント10は、固定
することなく、吊設ロープを介して直接クレーンなどに
吊設支持せしめ、養生テントとして使用に供してもよ
い。また、養生のみならず、テントとして他の用途に使
用する事ができるものであること、勿論である。また、
上記実施例のテント10は、自立可能とされているが、
相互に所定間隔おきに設置されたビームフレーム(図示
略)に渡して取り付けることもある。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、以上の次第で、頂部
に交差部Pを有する平面よりみて略X形状とされた所要
数のチューブ製主ビーム部材が並列状に並べられ、左右
両外側の主ビーム部材の交差部Pの外側の側面に、主ビ
ーム部材の4つの脚部と略同大の脚部を構成する側部ビ
ーム部材がそれぞれ接続されるとともに、隣り合う主ビ
ーム部材の交差部Pの対向面同志にチューブ製の連結ビ
ーム部材が渡されて接続され、かつ、各ビーム部材の少
くとも上部にはテント布が着脱自在に張設されているか
ら、空気の圧入により膨張形成されたチューブ製の主ビ
ーム部材が平面よりみて略X形に、いわばクロスさせら
れていると共に、主ビーム部材の頂部の交差部の左右両
側、及び隣り合う主ビーム部材間に脚部構成側部ビーム
部材と略直線状の連結ビーム部材が接続されているた
め、横風に対する抵抗が非常に強く、多方向からの風圧
にも充分耐えることができて、安定支持することができ
るという効果を奏する。そして、テントを組立てるさい
には、チューブ製ビーム部材に空気を圧入して膨張せし
め、テント布を適正に緊張保持せしめることができ、ま
た、解体時には、ビーム部材より空気を抜いて収縮せし
めることができるものであって、組立て・解体作業をき
わめて迅速に、しかも簡便に行なうことができる。更に
テントのビームとしてチューブ製ビーム部材を使用する
ものであるから、非常に軽量であり、しかも、解体時に
は、収縮せしめてコンパクトにまとめることができるも
のであって、取扱いをきわめて至便に行なうことができ
る。しかも、構造が簡単であり、少ない構成部材でもっ
てテントを構成することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す組立て状態の平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の本発明品の組立て状態の斜視図である。
【図4】図3の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 平面よりみて略X形のチューブ製主ビーム部材 1a 主ビーム部材の脚部 P 交差部 2 脚部状のチューブ製側部ビーム部材 3 直線状のチューブ製連結ビーム部材 4 テント布 10 テント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂部に交差部Pを有する平面よりみて略
    X形状とされた所要数のチューブ製主ビーム部材1が並
    列状に並べられ、左右両外側の主ビーム部材1の交差部
    Pの外側の側面に、主ビーム部材1の4つの脚部1aと
    略同大の脚部を構成する側部ビーム部材2がそれぞれ接
    続されるとともに、隣り合う主ビーム部材1の交差部P
    の対向面同志にチューブ製の連結ビーム部材3が渡され
    て接続され、かつ、各ビーム部材1・2・3の少くとも
    上部にはテント布4が着脱自在に張設されてなることを
    特徴とするテント。
JP5184416A 1993-06-28 1993-06-28 テント Expired - Lifetime JP2556812B2 (ja)

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JPH07102828A JPH07102828A (ja) 1995-04-18
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JP2006223536A (ja) * 2005-02-17 2006-08-31 Achilles Corp 可搬型エアチャンバ用エアフレーム
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