JP2556595Y2 - カレンダロール駆動装置 - Google Patents

カレンダロール駆動装置

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JP2556595Y2
JP2556595Y2 JP167793U JP167793U JP2556595Y2 JP 2556595 Y2 JP2556595 Y2 JP 2556595Y2 JP 167793 U JP167793 U JP 167793U JP 167793 U JP167793 U JP 167793U JP 2556595 Y2 JP2556595 Y2 JP 2556595Y2
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JP
Japan
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roll
calendar
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calendar roll
rolls
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JP167793U
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JPH0657618U (ja
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敏雄 氏原
博美 中野
敏男 柳原
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴム等の高分子材料
(以下単に材料という)をシート状に押出すカレンダロ
ール装置(ローラダイともいう)を具備したローラヘッ
ド押出機におけるカレンダロール駆動装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ローラヘッド押出機としては、図
2に例示するものが知られている。図2において、21は
押出機本体で、チャンバー22と、該チャンバー22内に回
転自在に嵌装された2本1組のスクリュー23とを備え、
スクリュー23は、減速機24及びカップリング25等を介し
て駆動モータ26により駆動されるようになっており、材
料供給口27から材料が投入される。
【0003】28はカレンダロール装置で、図3にも示し
ているように押出機本体21の材料出口の前方近傍に立設
された一対のロールスタンド29と、該ロールスタンド29
に水平状に軸架された上下一対のカレンダロール30,31
と、減速機32と、駆動モータ33と、減速機32の出力軸34
と下部カレンダロール31とを接続するギヤカップリング
35 (伝動手段) と、上下カレンダロール30,31 を連動回
転させるコネクチングギヤ36,37 と、前記スタンド29上
に設けた上部カレンダロール昇降手段38とから成ってい
る。
【0004】そして、押出機本体21の出口から押出され
た材料は、前記カレンダロール30,31 との間すなわちバ
ンク部39を経て上下カレンダロール30,31 間に導びか
れ、上下カレンダロール30,31 により圧延されてシート
状製品とされる。なお、前記バンク部39の清掃及びメン
テナンス時に、上部カレンダロール30は、その昇降手段
38により 200〜300mm 上昇され、コネクチングギヤ36,3
7 は相互に離れるようになっている。また、コネクチン
グギヤ36,37 はギヤカバー40で囲まれ、油浴構造となっ
ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、上部カレンダロール30を上昇させるとき、コネ
クチングギヤの噛合が外れるため、上部カレンダロール
30の下降の際に上下コネクチングギヤ36,37 の噛合に時
間を要し、機械に損傷を与える恐れがあり、ギヤカバー
40から油漏れが発生するなどの問題がある。また、カレ
ンダロール30,31の交換には、ギヤ36,37 及びカップリ
ング35を取外さなければならないという問題がある。
【0006】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、上部カレンダロ
ール下降時間の短縮、機械の損傷防止、油漏れの防止及
びメンテナンス性の向上、並びにカレンダロール交換作
業性の向上を図ることができるカレンダロール駆動装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、ゴム等の高分子材料を押出すスクリューを備えた
押出機の前方近傍に立設された一対のロールスタンド
と、該ロールスタンドに水平状に軸架された上下一対の
カレンダロールと、減速機及び駆動モータと、前記カレ
ンダロールと減速機出力軸とを接続する伝動手段とから
なるカレンダロール装置において、前記減速機出力軸を
2軸とし、該両出力軸を夫々の伝動手段を介して上下カ
レンダロールに接続し、少なくとも上部カレンダロール
の伝動手段をユニバーサルジョイントとしたことを特徴
としている。
【0008】
【作用】本考案によれば、上下カレンダロールは、夫々
が個別の伝動手段を介して駆動されるので、コネクチン
グギヤ及びそのカバーが不要であり、油漏れの恐れがな
い。また、上部カレンダロールの上昇・下降時の伝動手
段であるユニバーサルジョイントの変位に伴う長さは、
該ユニバーサルジョイントの軸方向摺動によって吸収さ
れる。
【0009】そして、上下カレンダロールの交換の際
は、各伝動手段のカレンダロール側カンプリング部を、
上下カレンダロール軸から抜き出すことにより、容易に
上下カレンダロールと伝動手段の連結を外すことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本考案に係るカレンダロール装置1 を示し、
押出機の前方近傍にその材料出口に対応して設置され、
押出機本体等は図2に示す従来例と同じであるから説明
を省略し、本考案部分について詳述する。
【0011】図1において、カレンダロール装置1 は、
押出機前方近傍に設置された基台2と、基台2 上に軸線
が押出機と直交するように間隔をもって立設された左右
一対のロールスタンド3,3 と、該両スタンド3 上端部間
を接続する水平な接続部材4と、上部カレンダロール5
及び下部カレンダロール6 と、ロール軸部7,8 の軸受9,
10と、上部ロール昇降手段11と、ロール駆動モータ12
と、減速機13と、減速機13の出力軸14,15 と上下カレン
ダロール軸部7,8 とを接続する伝動手段16,17 とから成
っている。
【0012】前記両カレンダロール5,6 は、夫々の両端
ロール軸部7,8 が前記軸受9,10を介して、押出機軸線と
直交状でかつ水平でしかも互いに平行に、前記スタンド
3,3に回転自在に軸架されており、上部カレンダロール5
の軸受9 が、スタンド3 に前記昇降手段11により上下
動自在に設けられ、スクリュースピンドル18、回転ナッ
ト (図示省略) 及び減速機付モータ19等からなる前記昇
降手段11により、所定量昇降されるようになっている。
【0013】カレンダロール駆動装置20は、前記ロール
駆動モータ12と、減速機13と、伝動手段16,17 とから成
り、減速機13には上下2本の出力軸14,15 が水平状にか
つ平行に設けられ、上側の出力軸14には上部カレンダロ
ール5 の一方のロール軸部7に動力を伝達するユニバー
サルジョイントからなる伝動手段16のカップリング部16
A が接続され、下側の出力軸15には下部カレンダロール
6 の一方のロール軸部8 に動力を伝達するギヤカップリ
ングからなる伝動手段17のカップリング部17Aが接続さ
れている。
【0014】そして、上下カレンダロール5,6 の一方の
軸部7,8 には、両伝動手段16,17 の他方のカップリング
部16B,17B が取外し自在に接続されており、上下カレン
ダロール5,6 が夫々個別に回転駆動されるようになって
いる。なお、伝動手段16のユニバーサルジョイントは、
その軸方向に所定量摺動して伸縮可能になっており、上
部カレンダロール5 の昇降 (200 〜300mm)時即ち、バン
ク部の清掃及びメンテナンス時において、ユニバーサル
ジョイントの変位に追従して伸縮し、該変位に伴う長さ
が軸方向摺動により吸収される。
【0015】また、上記実施例では、下部カレンダロー
ル6 の伝動手段17として、ギヤカップリングを採用して
いるが、ユニバーサルジョイントを採用することがで
き、上下カレンダロール5,6 の伝動手段16,17 にユニバ
ーサルジョイントを採用する場合は、上下カレンダロー
ル5,6 を押出機の材料押出方向に移動させて、バンク部
の清掃及びメンテナンスを行なうことができる。
【0016】前記上下カレンダロール5,6 を交換する場
合は、上下両伝動手段16,17 のカレンダロール5,6 側カ
ップリング部16B,17B を、各ロール軸部7,8 から取外す
だけで、至極容易にかつ短時間で行なうことができる。
本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
設計変更することができる。
【0017】
【考案の効果】本考案は、上述のように、減速出力軸を
2軸とし、該両出力軸を夫々の伝動手段を介して上下カ
レンダロールの軸部に接続し、少なくとも上部カレンダ
ロールの伝動手段をユニバーサルジョイントとしたの
で、従来のコネクチングギヤ及びその油浴ギヤカバーが
不要となり、油漏れ等の恐れがなく、メンテナンス性が
向上すると共に、上部カレンダロールの下降時における
ギヤ噛合の必要性がなくかつ下降時間を短縮でき、下降
時のロール保護用安全皿等の損傷を減少することができ
るほか、上下カレンダロールの交換が容易で作業性の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部破断正面図である。
【図2】従来例を示す全体平面図である。
【図3】図2のA−A線矢視図である。
【符号の説明】
1 カレンダロール装置 3 ロールスタンド 5 上部カレンダロール 6 下部カレンダロール 7 ロール軸部 8 ロール軸部 12 ロール駆動モータ 13 減速機 14 出力軸 15 出力軸 16 伝動手段 17 伝動手段 20 カレンダロール駆動装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム等の高分子材料を押出すスクリュー
    を備えた押出機の前方近傍に立設された一対のロールス
    タンドと、該ロールスタンドに水平状に軸架された上下
    一対のカレンダロールと、減速機及び駆動モータと、前
    記カレンダロールと減速機出力軸とを接続する伝動手段
    とからなるカレンダロール装置において、前記減速機出
    力軸を2軸とし、該両出力軸を夫々の伝動手段を介して
    上下カレンダロールに接続し、少なくとも上部カレンダ
    ロールの伝動手段をユニバーサルジョイントとしたこと
    を特徴とするカレンダロール駆動装置。
JP167793U 1993-01-26 1993-01-26 カレンダロール駆動装置 Expired - Lifetime JP2556595Y2 (ja)

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JP167793U JP2556595Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 カレンダロール駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0657618U JPH0657618U (ja) 1994-08-09
JP2556595Y2 true JP2556595Y2 (ja) 1997-12-03

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