JP2556535Y2 - 軽量c形鋼の先端部及び後端部の変形防止装置 - Google Patents

軽量c形鋼の先端部及び後端部の変形防止装置

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JP2556535Y2 JP3595792U JP3595792U JP2556535Y2 JP 2556535 Y2 JP2556535 Y2 JP 2556535Y2 JP 3595792 U JP3595792 U JP 3595792U JP 3595792 U JP3595792 U JP 3595792U JP 2556535 Y2 JP2556535 Y2 JP 2556535Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軽量C形鋼の先端部及び
後端部の変形防止に関するものであり、特に、前記軽量
C形鋼のリップ部に変形方向と逆方向の曲げ応力を付与
することにより、成形後の変形を防止することができる
ようにした軽量C形鋼の先端部の変形防止装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、此種軽量C形鋼はローラー成形装
置にて成形され、そして、該ローラー成形装置にて外部
に押し出されるのであるが、このとき、特に該軽量C形
鋼のリップ部に変形が生じるので之を次の手順によって
矯正している。即ち、この矯正手順を図5に従って説明
する。図5(a)に示すように、前記軽量C形鋼1のフ
ランジ2の先端部2a,2a及び後端部2b,2bに力
1 ,F1 を加えて過大曲げ加工を為し、更に図5
(b)に示すように前記軽量C形鋼1のフランジ2の先
端部2a,2a及び後端部2b,2bに反対方向の力F
2 ,F2 を加えて曲げ戻しを行う。斯くして、前記軽量
C形鋼1の先端部及び後端部の変形方向と逆方向の曲げ
応力を与えることにより成形後の変形を防止する。斯く
して、図5(c)に示すように、該軽量C形鋼1の必要
とされる許容差の範囲内に収まるようにフランジ2の先
端部2a,2a及び後端部2b,2bを矯正している。
又、図6に示すように他の矯正法として該軽量C形鋼3
のリップ4,4の先端部4a,4a及び後端部4b,4
bに力F3 ,F3 を加えて、前記軽量C形鋼3の必要と
される許容差の範囲内に収まるように矯正している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来、上記ローラー成
形装置によって成形される軽量C形鋼は、その先端部及
び後端部に於て必要とされる許容差の範囲外の変形が生
じた儘成形されることが多いので、前記の矯正方法によ
って該軽量C形鋼を矯正している。然るに、上記矯正手
段は熟練を要し、且つ多大な時間を要する。
【0004】そこで、特殊の技能を要せず容易迅速、且
つ正確に軽量C形鋼の前記変形を防止するために解決せ
らるべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該
課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために提案されたものであり、軽量C形鋼を成形す
るためのローラー成形装置にて成形される該軽量C形鋼
の両側フランジの内側面に圧接する内側ローラーを夫々
対設し、更に、該軽量C形鋼の前記内側ローラーの前後
にて、前記フランジの外側面を圧接する外案内ローラー
を夫々対設すると共に、該軽量C形鋼の上面ウエブ部と
下面のリップ部を圧接する上案内ローラーと下側ローラ
ーとを夫々対接してなる変形防止装置を設け、該変形防
止装置を前記軽量C形鋼のローラー成形装置に連設し、
該ローラー成形装置にて成形されて押し出される該軽量
C形鋼を前記変形防止装置を通過させることにより、該
軽量C形鋼のリップ先端部及び後端部に変形方向と逆方
向の曲げ応力を付与することができるように構成された
ことを特徴とする軽量C形鋼の先端部及び後端部の変形
防止装置を提供するものである。
【0006】
【作用】軽量C形鋼を成形するためのローラー成形装置
によって成形され、そして、該ローラー成形装置より押
し出されてくる該軽量C形鋼は、本考案の変形防止装置
に入ってくる。そこで、該変形防止装置の始端部に於
て、該軽量C形鋼のフランジ部分の外側面が該変形防止
装置の始端部に対峙して設けられている外側ローラーに
よって内側方向に押圧され乍ら後方へ押し進められる。
そして、該変形防止装置の略中間部に対峙して配設され
ている内側ローラーにて、前記軽量C形鋼のフランジ部
分の内側面が外側方向に押圧され乍ら該軽量C形鋼は該
変形防止装置の終端部まで進む。このとき、該変形防止
装置の終端部近傍に対峙して設けられている外側ローラ
ーによって該進行してくる軽量C形鋼の外側部のフラン
ジ面を、再び内側方向に向って押圧する。
【0007】斯くの如く該軽量C形鋼は、前後の外側ロ
ーラーと、該双方の外側ローラー間に配設した内側ロー
ラーとの間に於て、内外両側面を千鳥状に押圧される。
依って、前記軽量C形鋼のローラー成形装置にて成形さ
れる軽量C形鋼のリップ部は、前記フランジ部の外側方
向及び内側方向の双方の応力の付与によって該リップ部
の変形は矯正される。
【0008】このとき、前記外側ローラー及び内側ロー
ラー並びに上下のローラーとが相俟って前記軽量C形鋼
は該変形防止装置内に於て揺動することなく、一定の軌
道を通過することになる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図4に従
って詳述する。図に於て20は変形防止装置を示す。該
変形防止装置20は、前後両端部に対峙して配設された
二組の外側ローラー21a,21a及び21b,21b
と、該両端部の前記二組の外側ローラー21a,21a
及び21b,21bの中間部に対峙して配設された一組
の内側ローラー22a,22aによって構成されてい
る。
【0010】而して、該外側ローラー21a,21a及
び21b,21bは、軽量C形鋼23を成形するための
ローラー成形装置(図示せず)によって成形されて押し
出されてくる該軽量C形鋼23の両側のフランジ部23
a,23aを、その外側より内側に向って押圧して、該
軽量C形鋼23のリップ部23b,23bに口開きと称
する変形防止方向の応力を付与するものであり、そし
て、該内側ローラー22a,22aは該軽量C形鋼23
のフランジ部23a,23aを内側より外側へ向って押
圧して、該軽量C形鋼23のリップ部23b,23bに
前記変形と逆方向の応力を付与できるように形成され
る。
【0011】一方、該軽量C形鋼23のウエブ部23c
の長手方向両側縁部を上面から当圧する上案内ローラー
24a,24aを配設し、更に、該軽量C形鋼23の長
手方向左右の前記リップ部23b,23bを下面から当
圧する下案内ローラー24b,24bを配設し、前記二
組の外側ローラー21a,21a及び21b,21b並
びにその中間部の内側ローラー22a,22aと相俟っ
て、ローラー成形装置にて成形された軽量C形鋼23が
該ローラー成形装置から押し出され、そして、該ローラ
ー成形装置に連設されている本考案の変形防止装置20
に誘導されて始端部より終端部に向って押し進められる
とき、該変形防止装置20内を上下左右に揺動させるこ
となく、円滑に押し進められることができるようにす
る。
【0012】而して、この実施例に於ては、前記外側ロ
ーラー21a,21a及び21b,21bは基台25の
上面の左右前後に夫々二組のブラケット26,26,2
6,26を夫々対峙して設け、該ブラケット26,2
6,26,26に夫々設けた軸26a,26a,26
a,26aに枢着している。又、該ブラケット26,2
6,26,26は前記基台25に設けたガイド溝25
a,25a,25a,25aに沿って夫々左右に摺動自
在に構成され、そして、該外側ローラー21a,21
a,21b,21bの夫々の間隔を調整してボルト2
7,27…にて固定できるように形成され、更に、該ブ
ラケット26,26,26,26にも微調整用の遊孔2
6b,26b,26b,26bを設け、そして、該外側
ローラー21a,21a及び21b,21bの夫々の間
隔を微調整して該ボルト27,27…にて固定すること
ができるように構成されている。
【0013】又、前記二組のブラケット26,26,2
6,26の前後の中間部であって、且つ、左右間の中心
部前後に柱状体28,28を立設し、そして、該柱状体
28,28の上端部に矩形状の案内片28aを設け、該
案内片28aの左右に夫々軸28b,28bを下設し、
該軸28b,28bに前記内側ローラー22a,22a
を夫々対峙して枢着している。
【0014】又、前記上下の案内ローラー24a,24
a及び24b,24bは該基台25上に対峙して配設し
たブラケット29,29に夫々設けた軸29a,29
a,29a,29aに枢着している。更に、該ブラケッ
ト29,29は基台25上に設けたガイド溝25b,2
5bに沿って左右摺動自在に配設されて、上下案内ロー
ラー24a,24a及び24b,24b間の間隔を調整
し、且つ、該ブラケット29,29にも遊孔29a,2
9aを設けて該上下案内ローラー24a,24a及び2
4b,24b間の間隔の微調整を為して、ボルト27,
27…にて固定できるように構成されている。
【0015】尚、この考案は、この考案の精神を逸脱し
ない限り種々の改変を為すことができ、そして、この考
案が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上記一実施例にて詳述せる如
く、軽量C形鋼をローラー成形装置にて成形し、そし
て、該ローラー成形装置の出口側に本考案の変形防止装
置を連設して該軽量C形鋼を変形防止装置内に誘導す
る。このとき、該軽量C形鋼は、前後の外側ローラー
と、その中間部に配設した内側ローラーの3点支持によ
ってリップ部に曲げ応力を付与し、そして、該ローラー
成形装置にて成形される軽量C形鋼の口開きと称する変
形を矯正すると共に、該曲げ応力は調整可能であるた
め、軽量C形鋼の種類に対応し、特にリップ部の先端部
及び後端部の巾と角度を適切に矯正することが可能とな
り、且つ、該矯正のための特殊の技能を必要とせず、極
めて容易迅速且つ、正確に該リップ部の変形を防止でき
ると共に、コストダウンにも寄与することができる等、
正に諸種の実用的価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す軽量C形鋼の変形防止
装置の正面図。
【図2】該変形防止装置の平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】従来の軽量C形鋼の矯正状況を示す解説図。
【図6】従来の他の矯正状況を示す解説図。
【符号の説明】
20 変形防止装置 21a,21b 外側ローラー 22a 内側ローラー 23 軽量C形鋼 23a フランジ部 23b リップ部 23c ウエブ部 24a 上案内ローラー 24b 下案内ローラー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽量C形鋼を成形するためのローラー成
    形装置にて成形される該軽量C形鋼の両側フランジの内
    側面に圧接する内側ローラーを夫々対設し、更に、該軽
    量C形鋼の前記内側ローラーの前後にて、前記フランジ
    の外側面を圧接する外側ローラーを夫々対設すると共
    に、該軽量C形鋼の上面ウエブ部と下面のリップ部を圧
    接する上案内ローラーと下案内ローラーとを夫々対接し
    てなる変形防止装置を設け、該変形防止装置を前記軽量
    C形鋼のローラー成形装置に連設し、該ローラー成形装
    置にて成形されて押し出される該軽量C形鋼を前記変形
    防止装置を通過させることにより、該軽量C形鋼のリッ
    プ先端部及び後端部に変形方向と逆方向の曲げ応力を付
    与することができるように構成されたことを特徴とする
    軽量C形鋼の先端部及び後端部の変形防止装置。
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