JP2556529Y2 - エアバッグ作動用の補助装置 - Google Patents
エアバッグ作動用の補助装置Info
- Publication number
- JP2556529Y2 JP2556529Y2 JP1514792U JP1514792U JP2556529Y2 JP 2556529 Y2 JP2556529 Y2 JP 2556529Y2 JP 1514792 U JP1514792 U JP 1514792U JP 1514792 U JP1514792 U JP 1514792U JP 2556529 Y2 JP2556529 Y2 JP 2556529Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support plate
- bag
- occupant
- vehicle
- airbag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air Bags (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両急減速時にバッグが
膨張して乗員を保護するエアバッグ装置に用いられバッ
グの膨張を補助するエアバッグ作動用の補助装置に関す
る。
膨張して乗員を保護するエアバッグ装置に用いられバッ
グの膨張を補助するエアバッグ作動用の補助装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両急減速時に膨張したバッグが車体と
乗員との間に介在して乗員を保護するエアバッグ装置の
うち、助手席用に設けられたエアバッグ装置がある。
乗員との間に介在して乗員を保護するエアバッグ装置の
うち、助手席用に設けられたエアバッグ装置がある。
【0003】この種の助手席用エアバッグ装置では、バ
ッグは助手席乗員の直前のインパネ部分に収納されてお
り、車両急減速時にはバッグが瞬時に膨張して車体(イ
ンパネやウインドシールドガラス等)と乗員との間に介
在して乗員を保護する。
ッグは助手席乗員の直前のインパネ部分に収納されてお
り、車両急減速時にはバッグが瞬時に膨張して車体(イ
ンパネやウインドシールドガラス等)と乗員との間に介
在して乗員を保護する。
【0004】ところで、このような従来の助手席用エア
バッグ装置では、運転席用すなわちステアリングホイー
ルに設けられたエアバッグ装置に比べて、車体と乗員と
の間すなわち乗員の前方側の空間が広いため、バッグの
サイズを大型(大容量)に構成し、膨張したバッグが確
実に車体と乗員との間に介在して乗員を保護できるよう
にしている。
バッグ装置では、運転席用すなわちステアリングホイー
ルに設けられたエアバッグ装置に比べて、車体と乗員と
の間すなわち乗員の前方側の空間が広いため、バッグの
サイズを大型(大容量)に構成し、膨張したバッグが確
実に車体と乗員との間に介在して乗員を保護できるよう
にしている。
【0005】しかしながら、このような大型のバッグを
用いると、当然ながら広いバッグ収納スペースが必要と
なると共にバッグ膨張用のインフレータも大容量のもの
が必要となり、このため、全体として大型でコスト高の
原因であった。
用いると、当然ながら広いバッグ収納スペースが必要と
なると共にバッグ膨張用のインフレータも大容量のもの
が必要となり、このため、全体として大型でコスト高の
原因であった。
【0006】さらに、この大型のバッグが完全に膨張し
て車体と乗員との間に介在するまでの時間的な遅れをな
くするための対策も必要であり、これによってもコスト
高の原因であった。
て車体と乗員との間に介在するまでの時間的な遅れをな
くするための対策も必要であり、これによってもコスト
高の原因であった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記事実を考
慮し、膨張したバッグが確実に車体と乗員との間に介在
して乗員を保護できるのみならず、簡単な構造でエアバ
ッグ装置の小型化及び低コスト化を図ることができるエ
アバッグ作動用の補助装置を得ることが目的である。
慮し、膨張したバッグが確実に車体と乗員との間に介在
して乗員を保護できるのみならず、簡単な構造でエアバ
ッグ装置の小型化及び低コスト化を図ることができるエ
アバッグ作動用の補助装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係るエアバッグ
作動用の補助装置は、車両急減速時にバッグが膨張して
乗員を保護するエアバッグ装置に用いられるエアバッグ
作動用の補助装置であって、乗員の前方側の車両天井部
分に格納されると共に膨張した前記バッグの前方側に展
開移動可能に配置され、展開移動した状態では膨張状態
の前記バッグに当接して支持する支持プレートと、前記
支持プレートに連結され前記支持プレートの展開移動時
にこの展開状態で支持プレートを保持するロック手段
と、前記支持プレートを展開移動方向へ常に付勢する付
勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記支持プレ
ートを格納位置に保持すると共に、車両急減速状態を慣
性力によって検知することにより前記保持を解除して支
持プレートの展開移動を可能にするトリガ手段と、を備
えたことを特徴としている。
作動用の補助装置は、車両急減速時にバッグが膨張して
乗員を保護するエアバッグ装置に用いられるエアバッグ
作動用の補助装置であって、乗員の前方側の車両天井部
分に格納されると共に膨張した前記バッグの前方側に展
開移動可能に配置され、展開移動した状態では膨張状態
の前記バッグに当接して支持する支持プレートと、前記
支持プレートに連結され前記支持プレートの展開移動時
にこの展開状態で支持プレートを保持するロック手段
と、前記支持プレートを展開移動方向へ常に付勢する付
勢部材と、前記付勢部材の付勢力に抗して前記支持プレ
ートを格納位置に保持すると共に、車両急減速状態を慣
性力によって検知することにより前記保持を解除して支
持プレートの展開移動を可能にするトリガ手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成のエアバッグ作動用の補助装置では、
通常の状態においては、支持プレートはトリガ手段によ
って保持されて乗員の前方側の車両天井部分に格納され
ている。
通常の状態においては、支持プレートはトリガ手段によ
って保持されて乗員の前方側の車両天井部分に格納され
ている。
【0010】車両が急減速状態に至ると、エアバッグ装
置が作動してバッグが膨張する。さらにこれと共に、車
両が急減速状態に至ると、トリガ手段が慣性力によって
これを検知し、支持プレートの保持を解除して支持プレ
ートの展開移動が可能になる。このため、付勢部材の付
勢力によって支持プレートが展開移動し、膨張したバッ
グの前方側に位置し、さらにロック手段によってこの展
開状態で保持される。これにより、膨張したバッグが支
持プレートと乗員との間に介在して乗員を保護する。
置が作動してバッグが膨張する。さらにこれと共に、車
両が急減速状態に至ると、トリガ手段が慣性力によって
これを検知し、支持プレートの保持を解除して支持プレ
ートの展開移動が可能になる。このため、付勢部材の付
勢力によって支持プレートが展開移動し、膨張したバッ
グの前方側に位置し、さらにロック手段によってこの展
開状態で保持される。これにより、膨張したバッグが支
持プレートと乗員との間に介在して乗員を保護する。
【0011】このように、車体(インパネやウインドシ
ールドガラス等)と乗員との間すなわち乗員の前方側の
空間が広い場合であっても、バッグが膨張する空間は支
持プレートによって制限され、膨張したバッグは支持プ
レートに当接してこの支持プレートと乗員との間に介在
して確実に乗員を保護できる。
ールドガラス等)と乗員との間すなわち乗員の前方側の
空間が広い場合であっても、バッグが膨張する空間は支
持プレートによって制限され、膨張したバッグは支持プ
レートに当接してこの支持プレートと乗員との間に介在
して確実に乗員を保護できる。
【0012】したがって、バッグのサイズを小型(小容
量)に構成しても、確実に乗員を保護することができ
る。また、このような小型のバッグを用いることができ
るため、広いバッグ収納スペースが不要であり、またバ
ッグ膨張用のインフレータも小容量のものでよく、この
ため、全体としても小型で低コストになる。
量)に構成しても、確実に乗員を保護することができ
る。また、このような小型のバッグを用いることができ
るため、広いバッグ収納スペースが不要であり、またバ
ッグ膨張用のインフレータも小容量のものでよく、この
ため、全体としても小型で低コストになる。
【0013】さらに、バッグが膨張する空間が狭くバッ
グ自体が小型のものでよいため、バッグが完全に膨張し
て支持プレートと乗員との間に介在するまでの時間的な
遅れが発生することがなく、瞬時に支持プレートと乗員
との間に介在させて乗員を保護することができる。
グ自体が小型のものでよいため、バッグが完全に膨張し
て支持プレートと乗員との間に介在するまでの時間的な
遅れが発生することがなく、瞬時に支持プレートと乗員
との間に介在させて乗員を保護することができる。
【0014】
【実施例】図1には本考案に係るエアバッグ作動用の補
助装置10及びこの補助装置10が適用された車両の助
手席が示されている。また、図2乃至図4には補助装置
10の詳細が示されている。
助装置10及びこの補助装置10が適用された車両の助
手席が示されている。また、図2乃至図4には補助装置
10の詳細が示されている。
【0015】助手席シート40に着座した乗員42の直
前のインパネ44には、エアバッグ装置46が配置され
ている。このエアバッグ装置46には、車両急減速状態
を検知することにより膨張するバッグ48(図5に図
示)が収容されており、車両急減速時にはバッグ48が
乗員42の前方側に瞬時に膨張する。なお、このエアバ
ッグ装置46は、従来知られているものと基本的に同じ
構成である。
前のインパネ44には、エアバッグ装置46が配置され
ている。このエアバッグ装置46には、車両急減速状態
を検知することにより膨張するバッグ48(図5に図
示)が収容されており、車両急減速時にはバッグ48が
乗員42の前方側に瞬時に膨張する。なお、このエアバ
ッグ装置46は、従来知られているものと基本的に同じ
構成である。
【0016】一方、乗員の前方側の車両天井部分には、
補助装置10が格納されている。この補助装置10は、
支持プレート12を備えている。支持プレート12は、
車両の内側天井壁14に形成された収容口16内に収容
されると共に、その後方側の端部を収容口16の車両後
方側端部に支軸18によって回動自在に支持されてい
る。したがって、支持プレート12は支軸18周りに回
転することにより乗員の前方側へ展開移動可能となって
おり、展開移動した状態では膨張状態の前記バッグ48
が当接する。
補助装置10が格納されている。この補助装置10は、
支持プレート12を備えている。支持プレート12は、
車両の内側天井壁14に形成された収容口16内に収容
されると共に、その後方側の端部を収容口16の車両後
方側端部に支軸18によって回動自在に支持されてい
る。したがって、支持プレート12は支軸18周りに回
転することにより乗員の前方側へ展開移動可能となって
おり、展開移動した状態では膨張状態の前記バッグ48
が当接する。
【0017】この支持プレート12には、ロック手段と
してのロックアーム20が連結されている。ロックアー
ム20は、長手中間部が屈曲可能に連結されたアーム材
で、一端部が支持プレート12に連結されており、他端
部が車両の外側天井壁22に連結されている。このロッ
クアーム20は、支持プレート12の展開移動に追従し
て屈曲すると共に、支持プレート12が展開した状態で
は伸長状態となって支持プレート12を展開状態に保持
できる。したがって、この状態では、支持プレート12
は展開状態で保持されて支軸18周りの回動が阻止され
る。
してのロックアーム20が連結されている。ロックアー
ム20は、長手中間部が屈曲可能に連結されたアーム材
で、一端部が支持プレート12に連結されており、他端
部が車両の外側天井壁22に連結されている。このロッ
クアーム20は、支持プレート12の展開移動に追従し
て屈曲すると共に、支持プレート12が展開した状態で
は伸長状態となって支持プレート12を展開状態に保持
できる。したがって、この状態では、支持プレート12
は展開状態で保持されて支軸18周りの回動が阻止され
る。
【0018】また、支持プレート12と外側天井壁22
との間には付勢部材としての圧縮スプリング24が配置
されており、常に支持プレート12を展開する方向(収
納口16から展開移動する方向)へ付勢している。
との間には付勢部材としての圧縮スプリング24が配置
されており、常に支持プレート12を展開する方向(収
納口16から展開移動する方向)へ付勢している。
【0019】収納口16の車両前方側の端部にはトリガ
手段が配置されている。トリガ手段は、係止爪26及び
慣性質量部28から構成されている。係止爪26は、軸
30によって回動自在に内側天井壁14の下面側に支持
されており、支持プレート12の先端部下面側(支軸1
8と反対側の車両前方側の端部下面側)に対応してい
る。すなわち、この係止爪26が車両前後方向に沿って
位置した状態では、係止爪26の先端部が収納口16内
に位置して支持プレート12の先端部下面側に係合し、
前記圧縮スプリング24の付勢力に抗して支持プレート
12を収納口16内に保持し格納状態とすることがで
き、一方、係止爪26が軸30周りに回動してその先端
部が収納口16から離脱すると、支持プレート12の先
端部下面側からも離脱してその保持を解除し、支持プレ
ート12の収納口16からの展開移動を可能とする構成
である。
手段が配置されている。トリガ手段は、係止爪26及び
慣性質量部28から構成されている。係止爪26は、軸
30によって回動自在に内側天井壁14の下面側に支持
されており、支持プレート12の先端部下面側(支軸1
8と反対側の車両前方側の端部下面側)に対応してい
る。すなわち、この係止爪26が車両前後方向に沿って
位置した状態では、係止爪26の先端部が収納口16内
に位置して支持プレート12の先端部下面側に係合し、
前記圧縮スプリング24の付勢力に抗して支持プレート
12を収納口16内に保持し格納状態とすることがで
き、一方、係止爪26が軸30周りに回動してその先端
部が収納口16から離脱すると、支持プレート12の先
端部下面側からも離脱してその保持を解除し、支持プレ
ート12の収納口16からの展開移動を可能とする構成
である。
【0020】一方、慣性質量部28は、慣性力の大きい
慣性体で内側天井壁14の上面側に位置しており、前記
係止爪26を支持する軸30に一体的に固着されてい
る。したがって、慣性質量部28が慣性力によって軸3
0周りに移動すると、これと一体的に係止爪26が軸3
0周りに回動される構成である。なお、この慣性質量部
28は、支持プレート12の先端部上面側に対応してお
り、通常は収納口16内に位置して支持プレート12の
先端部上面側に係合し、前記係止爪26とによって支持
プレート12を挟持して保持している。
慣性体で内側天井壁14の上面側に位置しており、前記
係止爪26を支持する軸30に一体的に固着されてい
る。したがって、慣性質量部28が慣性力によって軸3
0周りに移動すると、これと一体的に係止爪26が軸3
0周りに回動される構成である。なお、この慣性質量部
28は、支持プレート12の先端部上面側に対応してお
り、通常は収納口16内に位置して支持プレート12の
先端部上面側に係合し、前記係止爪26とによって支持
プレート12を挟持して保持している。
【0021】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
のエアバッグ作動用の補助装置10では、通常の状態に
おいては、支持プレート12はその車両前方側の端部が
係止爪26によって保持されて収納口16内に格納され
ている(図1、図2及び図3図示状態)。
のエアバッグ作動用の補助装置10では、通常の状態に
おいては、支持プレート12はその車両前方側の端部が
係止爪26によって保持されて収納口16内に格納され
ている(図1、図2及び図3図示状態)。
【0022】車両が急減速状態に至ると、エアバッグ装
置46が作動してバッグ48が膨張する。さらにこれと
共に、車両が急減速状態に至ると、補助装置10の慣性
質量部28が自身の慣性力によって軸30周りに車両前
方側へ(図3の矢印A方向へ)移動する。このため、軸
30を介してこれと一体的に固着された係止爪26が同
様に軸30周りに回転し、収納口16すなわち支持プレ
ート12の先端部下面側から離脱する(図3に二点鎖線
にて示す状態)。これにより、係止爪26による支持プ
レート12の保持が解除され、支持プレート12は収納
口16からの展開移動が可能となる。
置46が作動してバッグ48が膨張する。さらにこれと
共に、車両が急減速状態に至ると、補助装置10の慣性
質量部28が自身の慣性力によって軸30周りに車両前
方側へ(図3の矢印A方向へ)移動する。このため、軸
30を介してこれと一体的に固着された係止爪26が同
様に軸30周りに回転し、収納口16すなわち支持プレ
ート12の先端部下面側から離脱する(図3に二点鎖線
にて示す状態)。これにより、係止爪26による支持プ
レート12の保持が解除され、支持プレート12は収納
口16からの展開移動が可能となる。
【0023】このため、図4に示す如く、圧縮スプリン
グ24の付勢力によって支持プレート12が支軸18周
りに回転して収納口16から下方へ展開移動し、前述の
膨張したバッグ48の前方側に位置し、さらにロックア
ーム20によってこの展開状態で保持される。これによ
り、膨張したバッグ48が支持プレート12と乗員42
との間に介在して乗員42を保護する(図5図示状
態)。
グ24の付勢力によって支持プレート12が支軸18周
りに回転して収納口16から下方へ展開移動し、前述の
膨張したバッグ48の前方側に位置し、さらにロックア
ーム20によってこの展開状態で保持される。これによ
り、膨張したバッグ48が支持プレート12と乗員42
との間に介在して乗員42を保護する(図5図示状
態)。
【0024】このように、車体(インパネ44やウイン
ドシールドガラス50等)と乗員42との間すなわち乗
員42の前方側の空間が広い場合であっても、バッグ4
8が膨張する空間は支持プレート12によって制限さ
れ、膨張したバッグ48は支持プレート12に当接して
この支持プレート12と乗員42との間に介在して確実
に乗員42を保護できる。
ドシールドガラス50等)と乗員42との間すなわち乗
員42の前方側の空間が広い場合であっても、バッグ4
8が膨張する空間は支持プレート12によって制限さ
れ、膨張したバッグ48は支持プレート12に当接して
この支持プレート12と乗員42との間に介在して確実
に乗員42を保護できる。
【0025】したがって、エアバッグ装置46のバッグ
48のサイズを小型(小容量)に構成しても、確実に乗
員42を保護することができる。また、このような小型
のバッグ48を用いることができるため、エアバッグ装
置46は、広いバッグ収納スペースが不要であり、また
バッグ膨張用のインフレータも小容量のものでよく、こ
のため、エアバッグ装置46は全体としても小型で低コ
ストになる。
48のサイズを小型(小容量)に構成しても、確実に乗
員42を保護することができる。また、このような小型
のバッグ48を用いることができるため、エアバッグ装
置46は、広いバッグ収納スペースが不要であり、また
バッグ膨張用のインフレータも小容量のものでよく、こ
のため、エアバッグ装置46は全体としても小型で低コ
ストになる。
【0026】さらに、バッグ48が膨張する空間が狭く
バッグ48自体が小型のものでよいため、バッグ48が
完全に膨張して支持プレート12と乗員42との間に介
在するまでの時間的な遅れが発生することがなく、瞬時
に支持プレート12と乗員42との間に介在させて乗員
42を保護することができる。
バッグ48自体が小型のものでよいため、バッグ48が
完全に膨張して支持プレート12と乗員42との間に介
在するまでの時間的な遅れが発生することがなく、瞬時
に支持プレート12と乗員42との間に介在させて乗員
42を保護することができる。
【0027】なお、本実施例においては、支持プレート
12は単に支軸18周りに回転して展開移動する構成と
したが、これに限らず、例えば、この支持プレート12
が展開移動すると当時に軸線方向(車両前方側)へ伸長
する構成としてもよい。この場合には、膨張したバッグ
48の支持面積が拡大し、より一層確実にバッグ48を
支持することができる。
12は単に支軸18周りに回転して展開移動する構成と
したが、これに限らず、例えば、この支持プレート12
が展開移動すると当時に軸線方向(車両前方側)へ伸長
する構成としてもよい。この場合には、膨張したバッグ
48の支持面積が拡大し、より一層確実にバッグ48を
支持することができる。
【0028】また、本実施例においては、ロック手段と
して、長手中間部が屈曲可能なロックアーム20を用い
た構成としたが、これに限らず、例えば、支軸18付近
にラチェット機構を配置しこれにより支持プレート12
を展開状態で保持する構成としてもよい。この場合であ
っても、前記実施例と同様に支持プレート12を展開状
態で保持してバッグ48を介在させることができる。
して、長手中間部が屈曲可能なロックアーム20を用い
た構成としたが、これに限らず、例えば、支軸18付近
にラチェット機構を配置しこれにより支持プレート12
を展開状態で保持する構成としてもよい。この場合であ
っても、前記実施例と同様に支持プレート12を展開状
態で保持してバッグ48を介在させることができる。
【0029】さらに、本実施例においては、付勢部材と
して圧縮スプリング24を用いた構成としたが、支軸1
8周りに配置された捩じりスプリング等の他の付勢部材
であっても当然に適用可能である。
して圧縮スプリング24を用いた構成としたが、支軸1
8周りに配置された捩じりスプリング等の他の付勢部材
であっても当然に適用可能である。
【0030】
【考案の効果】以上説明した如く考案に係るエアバッグ
作動用の補助装置は、膨張したバッグが確実に車体と乗
員との間に介在して乗員を保護できるのみならず、簡単
な構造でエアバッグ装置の小型化及び低コスト化を図る
ことができるという優れた効果を有している。
作動用の補助装置は、膨張したバッグが確実に車体と乗
員との間に介在して乗員を保護できるのみならず、簡単
な構造でエアバッグ装置の小型化及び低コスト化を図る
ことができるという優れた効果を有している。
【図1】本考案に係るエアバッグ作動用の補助装置の全
体構成を示す車両助手席側の断面図である。
体構成を示す車両助手席側の断面図である。
【図2】本考案に係るエアバッグ作動用の補助装置の詳
細を示す断面図である。
細を示す断面図である。
【図3】本考案に係るエアバッグ作動用の補助装置のト
リガ手段を示す平面図である。
リガ手段を示す平面図である。
【図4】本考案に係るエアバッグ作動用の補助装置の展
開状態を示す図2に対応した断面図である。
開状態を示す図2に対応した断面図である。
【図5】本考案に係るエアバッグ作動用の補助装置の作
動状態を示す図1に対応した断面図である。
動状態を示す図1に対応した断面図である。
10 補助装置 12 支持プレート 20 ロックアーム(ロック手段) 24 圧縮スプリング(付勢部材) 26 係止爪(トリガ手段) 28 慣性質量部(トリガ手段) 46 エアバッグ装置 48 バッグ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両急減速時にバッグが膨張して乗員を
保護するエアバッグ装置に用いられるエアバッグ作動用
の補助装置であって、 乗員の前方側の車両天井部分に格納されると共に膨張し
た前記バッグの前方側に展開移動可能に配置され、展開
移動した状態では膨張状態の前記バッグに当接して支持
する支持プレートと、 前記支持プレートに連結され前記支持プレートの展開移
動時にこの展開状態で支持プレートを保持するロック手
段と、 前記支持プレートを展開移動方向へ常に付勢する付勢部
材と、 前記付勢部材の付勢力に抗して前記支持プレートを格納
位置に保持すると共に、車両急減速状態を慣性力によっ
て検知することにより前記保持を解除して支持プレート
の展開移動を可能にするトリガ手段と、 を備えたことを特徴とするエアバッグ作動用の補助装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1514792U JP2556529Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | エアバッグ作動用の補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1514792U JP2556529Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | エアバッグ作動用の補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0575020U JPH0575020U (ja) | 1993-10-12 |
JP2556529Y2 true JP2556529Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=11880695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1514792U Expired - Lifetime JP2556529Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | エアバッグ作動用の補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556529Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220203923A1 (en) * | 2020-12-29 | 2022-06-30 | Ford Global Technologies, Llc | Airbag assembly |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP1514792U patent/JP2556529Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220203923A1 (en) * | 2020-12-29 | 2022-06-30 | Ford Global Technologies, Llc | Airbag assembly |
US11535186B2 (en) * | 2020-12-29 | 2022-12-27 | Ford Global Technologies, Llc | Airbag assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0575020U (ja) | 1993-10-12 |
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