JP2556506Y2 - ピストンモータ - Google Patents

ピストンモータ

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Publication number
JP2556506Y2
JP2556506Y2 JP4905891U JP4905891U JP2556506Y2 JP 2556506 Y2 JP2556506 Y2 JP 2556506Y2 JP 4905891 U JP4905891 U JP 4905891U JP 4905891 U JP4905891 U JP 4905891U JP 2556506 Y2 JP2556506 Y2 JP 2556506Y2
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JP
Japan
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bearing
output shaft
motor
shaft
piston
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Expired - Lifetime
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JP4905891U
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JPH04132465U (ja
Inventor
繁孝 小西
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KYB Corp
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KYB Corp
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はピストンモータの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】ピストンモータは周知のように、シリン
ダに供給される油圧によりピストンが往復動して出力軸
を回転させるもので、モータの構成によっては軸周りに
オイルシールの背面側で軸受ベアリングとの間に環状の
密閉空間が形成されるものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
ピストンモータでは出力軸の組付時、軸外周に軸受ベア
リングをはめ付け、これをケース外部から挿入すること
が多く、その場合ケース側のオイルシールのリップ部に
軸のシール径部が接触する位置から、軸受ベアリングの
ケース内への圧入に伴ってオイルシールとベアリングと
の間に生じる環状の密閉空間が圧縮され、組立状態で残
圧が発生する。軸受ベアリングには潤滑グリスを隙間な
く詰めてあるので、空間内の残圧は抜けにくい。
【0004】このため、モータ運転時に環状の密閉空間
内の圧力が温度の上昇に伴って高まり、軸受ベアリング
の潤滑グリスを外部に押し出すように作用するので、ベ
アリングが潤滑不良を起こして損傷するという心配があ
った。
【0005】この考案はこのような問題点を解決するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案はシ
リンダに供給される油圧によりピストンが往復動して出
力軸を回転させるピストンモータにおいて、出力軸周り
にオイルシールの背面側で軸受ベアリングとの間に形成
される環状の密閉空間を外部に開放する圧抜き孔を出力
に設ける。
【0007】
【作用】出力軸周りのオイルシールとベアリングで封じ
込められる環状の空間は、圧抜き孔を介して大気開放さ
れるので、モータ組立時に残圧を発生することがなく、
また温度の上昇に対してもほぼ一定の圧力に保たれるた
め、ベアリングの潤滑グリスの外部への流出を防止する
ことができる。
【0008】
【実施例】図1において、1はシリンダブロックで、そ
の軸穴には回転軸2がスプライン結合される。シリンダ
ブロック1の各シリンダ内にはピストン3が挿入され、
ピストン3頭部は押さえ板4によって常に斜板5と接触
するようになっている。斜板5はモータケース6前部に
固定され、ピストンに作用する供給油圧を受けてシリン
ダブロック1に回転力を付与する。7は作動油の入口8
を備えるカバーで、作動油の出口9はモータケース6前
部に形成される。10a,10bは回転軸2の両端を支
持する軸受ベアリングを示す。
【0009】回転軸2は遊星歯車式の減速機11を介し
てモータの出力軸12に連結され、シリンダブロック1
の回転に伴って出力軸12を一体に回転させる。減速機
11は回転軸2側のサンギヤ13と、モータケース6後
部の内周に形成するリングギヤ14と、これらの間に介
装されるプラネタリギヤ15とからなり、プラネタリギ
ヤ15は出力軸12側のキャリヤ16に支持される。
力軸12はモータケー 6後部の軸穴に大小2つの軸受
ベアリング17a,17bを介して支持され、その中間
に位置して軸12外周のシール径部18に圧接するオイ
ルシール19が設けられる。そして、出力軸12の内部
には軸12周りのオイルシール19とベアリング17b
との間に生じる環状の空間20を外部に開放する圧抜き
孔21が形成される。
【0010】したがって、シリンダに油圧が供給される
と、ピストンの往復動に伴ってシリンダブロック1が回
転し、その回転力は回転軸2から減速機11を介して出
力軸12に伝えられる。つまり、出力軸12は低速高ト
ルクで回転することになる
【0011】ところでこの場合、出力軸12をモータケ
ース6後部に組み付けるに際して、従前と同じくケース
6側にあらかじめ軸受ベアリング17aとオイルシール
19を装着し、この状態で出力軸12の外周に軸受ベア
リング17aはめ付けてこれをケース6の軸穴に挿入す
ることになるが、このときオイルシール19のリップ部
19aが軸12のシール径部18と接触する位置からベ
アリング17aの圧入に伴って封じ込められる空間20
は圧抜き孔21を介して大気開放されるので、組付状態
で残圧が発生することがない。
【0012】また、モータ運転時の温度上昇に対しても
圧抜き孔21を介して空間20内の圧力はほぼ一定に保
たれるため、ベアリング17bの潤滑グリスが空間20
の内圧によって外部に流出することが防止でき、良好な
潤滑性の維持が図れる。因に、このピストンモータは旋
回用モータとして設計したもので、出力軸12を下向き
にして縦置きに据え付けることが多く、そのため外部か
らの水や泥などの侵入を防ぐうえで、あえて圧抜き孔2
1を盲栓で閉じる必要性は少ない。
【0013】なお、この実施例では減速機付きのピスト
ンモータへの適用について説明したが、圧抜き孔21は
必要に応じて通常のピストンモータの出力軸にも採用可
能である。
【0014】
【考案の効果】以上要するにこの考案によれば、シリン
ダに供給される油圧によりピストンが往復動して出力軸
を回転させるピストンモータにおいて、出力軸周りにオ
イルシールの背面側で軸受ベアリングとの間に形成され
る環状の密閉空間を外部に開放する圧抜き孔を出力軸に
設けたので、モータ内圧による軸受ベアリングから外部
への潤滑グリスの流出を未然に防止でき、ベアリングの
良好な潤滑性の維持が図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】減速機付きピストンモータの断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 回転軸 3 ピストン 5 斜板 6 モータケース作動油入口作動油出口 12 出力軸 17b 軸受ベアリング 19 オイルシール 20 環状空間 21 圧抜き孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに供給される油圧によりピスト
    ンが往復動して出力軸を回転させるピストンモータにお
    いて、出力軸周りにオイルシールの背面側で軸受ベアリ
    ングとの間に形成される環状の密閉空間を外部に開放す
    る圧抜き孔を出力軸に設けたことを特徴とするピストン
    モータ
JP4905891U 1991-05-30 1991-05-30 ピストンモータ Expired - Lifetime JP2556506Y2 (ja)

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JP4905891U JP2556506Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 ピストンモータ

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JPH04132465U JPH04132465U (ja) 1992-12-08
JP2556506Y2 true JP2556506Y2 (ja) 1997-12-03

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