JP2556146Y2 - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents
車載用ディスプレイ装置Info
- Publication number
- JP2556146Y2 JP2556146Y2 JP4791892U JP4791892U JP2556146Y2 JP 2556146 Y2 JP2556146 Y2 JP 2556146Y2 JP 4791892 U JP4791892 U JP 4791892U JP 4791892 U JP4791892 U JP 4791892U JP 2556146 Y2 JP2556146 Y2 JP 2556146Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- remote control
- slide body
- signal
- microcomputer
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- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車室内においてTV、
VTRあるいは走行情報の表示などに使用される車載用
ディスプレイ装置に関し、さらに詳細には、リモコン使
用時のトラブルを防止する装置に関する。
VTRあるいは走行情報の表示などに使用される車載用
ディスプレイ装置に関し、さらに詳細には、リモコン使
用時のトラブルを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公知のように、ディスプレイを自
動車のダッシュボード内に収容し、しかも車室内で目視
可能な姿勢に設置することのできる装置が提案あるいは
実用されている。この車載用ディスプレイ装置は、ダッ
シュボードに内蔵される筐体と、この筐体に対して出入
自在なスライド体と、このスライド体に対し回動可能に
取り付けられたディスプレイ等から構成されている。そ
して、前記ディスプレイは、収納時には表示を下向き
に、かつ、水平に、前記スライド体と平行に前記筐体内
に格納され、セッティング時にはオープン釦を操作する
か、またはリモコンによってオープン信号が送り込まれ
ることによって、モータの駆動力により前記スライド体
が前方に突き出した後、前記ディスプレイの下方側面に
設けられたギア部材が、前記とは別のモータによって回
転駆動されて目視可能な姿勢にたちあげられ、所定の角
度で自動的に停止する。ディスプレイ格納時には、クロ
ーズ釦が操作されるか、あるいはリモコンによりクロー
ズ信号が送り込まれると、上記とは逆の順序での動作が
行われることにより、格納が実行させる。
動車のダッシュボード内に収容し、しかも車室内で目視
可能な姿勢に設置することのできる装置が提案あるいは
実用されている。この車載用ディスプレイ装置は、ダッ
シュボードに内蔵される筐体と、この筐体に対して出入
自在なスライド体と、このスライド体に対し回動可能に
取り付けられたディスプレイ等から構成されている。そ
して、前記ディスプレイは、収納時には表示を下向き
に、かつ、水平に、前記スライド体と平行に前記筐体内
に格納され、セッティング時にはオープン釦を操作する
か、またはリモコンによってオープン信号が送り込まれ
ることによって、モータの駆動力により前記スライド体
が前方に突き出した後、前記ディスプレイの下方側面に
設けられたギア部材が、前記とは別のモータによって回
転駆動されて目視可能な姿勢にたちあげられ、所定の角
度で自動的に停止する。ディスプレイ格納時には、クロ
ーズ釦が操作されるか、あるいはリモコンによりクロー
ズ信号が送り込まれると、上記とは逆の順序での動作が
行われることにより、格納が実行させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような装置にあっ
ては、ディスプレイの引き出し及び格納に連動して、デ
ィスプレイの電源をオン及びオフするように構成されて
いるのが一般であるが、リモコンからの送信信号に対す
る受光部は、自動車からの電源が供給されていれば、常
に稼働状態にあるため、リモコンの電源釦を、誤って押
したり、子供がいたずらをしたりすると、ディスプレイ
が立ち上がってセッティングされても、ディスプレイの
電源が切られていて何も表示させていないとか、ディス
プレイが格納されているにもかかわらず、ディスプレイ
の電源が入りっぱなしであるという状態が生じる可能性
が充分にある。とくに、ディスプレイ格納状態での電源
オンは消費電力が増大しディスプレイを構成しているデ
バイスのLCDモニタが熱によって故障する恐れもある
欠点を持つものであった。
ては、ディスプレイの引き出し及び格納に連動して、デ
ィスプレイの電源をオン及びオフするように構成されて
いるのが一般であるが、リモコンからの送信信号に対す
る受光部は、自動車からの電源が供給されていれば、常
に稼働状態にあるため、リモコンの電源釦を、誤って押
したり、子供がいたずらをしたりすると、ディスプレイ
が立ち上がってセッティングされても、ディスプレイの
電源が切られていて何も表示させていないとか、ディス
プレイが格納されているにもかかわらず、ディスプレイ
の電源が入りっぱなしであるという状態が生じる可能性
が充分にある。とくに、ディスプレイ格納状態での電源
オンは消費電力が増大しディスプレイを構成しているデ
バイスのLCDモニタが熱によって故障する恐れもある
欠点を持つものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本考案にお
いては、車両の設置母材に取り付けられる筐体と、この
筐体に出入自在なスライド体と、このスライド体に対し
回動可能に取り付けられたディスプレイとを備え、前記
ディスプレイ使用時には前記スライド体を前記筐体より
前方に引き出し、前記ディスプレイを前記スライド体に
対して回動させて所要の角度に起立させてセッティング
を行い、不使用時格納する際には前記ディスプレイを前
記スライド体に平行に倒した後、前記スライド体を前記
筐体内に引き込むように構成し、かつ、前記ディスプレ
イを制御するリモコン信号を受信するリモコン受光部を
設けた車載用ディスプレイ装置において、前記ディスプ
レイのセッティング及び格納を制御するマイコンにリモ
コン信号を出力するポートを設け、このマイコンによ
り、前記ディスプレイのセッティング及び格納の両動作
中にはディスプレイの電源をオフするとともに切り換え
スイッチを制御して前記リモコン受光部からの信号経路
を断って前記のマイコン出力ポート側に切り換え、前記
マイコンにより、前記セッティングあるいは格納完了時
にはリモコン信号が出力されて前記ディスプレイの電源
をオンあるいはオフするとともに前記切り換えスイッチ
を切り換えて前記リモコン受光部からの信号経路を導通
させることによって解決される。
いては、車両の設置母材に取り付けられる筐体と、この
筐体に出入自在なスライド体と、このスライド体に対し
回動可能に取り付けられたディスプレイとを備え、前記
ディスプレイ使用時には前記スライド体を前記筐体より
前方に引き出し、前記ディスプレイを前記スライド体に
対して回動させて所要の角度に起立させてセッティング
を行い、不使用時格納する際には前記ディスプレイを前
記スライド体に平行に倒した後、前記スライド体を前記
筐体内に引き込むように構成し、かつ、前記ディスプレ
イを制御するリモコン信号を受信するリモコン受光部を
設けた車載用ディスプレイ装置において、前記ディスプ
レイのセッティング及び格納を制御するマイコンにリモ
コン信号を出力するポートを設け、このマイコンによ
り、前記ディスプレイのセッティング及び格納の両動作
中にはディスプレイの電源をオフするとともに切り換え
スイッチを制御して前記リモコン受光部からの信号経路
を断って前記のマイコン出力ポート側に切り換え、前記
マイコンにより、前記セッティングあるいは格納完了時
にはリモコン信号が出力されて前記ディスプレイの電源
をオンあるいはオフするとともに前記切り換えスイッチ
を切り換えて前記リモコン受光部からの信号経路を導通
させることによって解決される。
【0005】
【作用】以上のように構成された車載用ディスプレイ装
置においては、リモコンからの操作信号が、セッティン
グあるいは格納動作中に誤って発信されるようなことが
あっても、マイコンによりリモコン受光部からの信号経
路がマイコン側に切り換えられているので誤動作するこ
とがなく、セッティングあるいは格納動作終了時には、
これを検出して前記のマイコンに設けたポートから直接
リモコン信号が出されるのでディスプレイが格納中にオ
ンされていたり、セッティングされてもオフされていた
りすることがない。
置においては、リモコンからの操作信号が、セッティン
グあるいは格納動作中に誤って発信されるようなことが
あっても、マイコンによりリモコン受光部からの信号経
路がマイコン側に切り換えられているので誤動作するこ
とがなく、セッティングあるいは格納動作終了時には、
これを検出して前記のマイコンに設けたポートから直接
リモコン信号が出されるのでディスプレイが格納中にオ
ンされていたり、セッティングされてもオフされていた
りすることがない。
【0006】
【実施例】図2はこのような車載用ディスプレイ装置の
外観斜視図である。図中、1は図示しない車両のダッシ
ュボード内に取り付けられる筐体、2は筐体1の開口部
1aに出入自在に収容されるスライド体である。3はデ
ィスプレイ面3aを備えたテレビモニタ等のディスプレ
イで、スライド体2の前端部に回動可能に軸支されてい
る。筐体1内には、スライド体2の前後出入動を駆動す
る図示省略の第一のモータ及び歯車伝動装置が設けら
れ、また、スライド体2内には、ディスプレイ3の回動
を駆動する図示省略の第二のモータ及び歯車伝動装置が
設けられている。ディスプレイ3のディスプレイ面3a
の下方の7はリモコン信号受信のための受光窓で、クロ
ーズ信号を、押し釦操作によらないでリモコン操作によ
って送るためのものである。図2は第一のモータの駆動
によりスライド体2を筐体1から前方に引き出し、第二
のモータの駆動によりディスプレイ3を起立させた状態
を示している。従って、ディスプレイ3を格納させた状
態(図示省略)では、図2の上面部3bが正面になり、
この面3bにはオープン釦4、クローズ釦5、そして、
ディスプレイ3の格納時に使用されるリモコン信号の受
光窓6が設けられている。
外観斜視図である。図中、1は図示しない車両のダッシ
ュボード内に取り付けられる筐体、2は筐体1の開口部
1aに出入自在に収容されるスライド体である。3はデ
ィスプレイ面3aを備えたテレビモニタ等のディスプレ
イで、スライド体2の前端部に回動可能に軸支されてい
る。筐体1内には、スライド体2の前後出入動を駆動す
る図示省略の第一のモータ及び歯車伝動装置が設けら
れ、また、スライド体2内には、ディスプレイ3の回動
を駆動する図示省略の第二のモータ及び歯車伝動装置が
設けられている。ディスプレイ3のディスプレイ面3a
の下方の7はリモコン信号受信のための受光窓で、クロ
ーズ信号を、押し釦操作によらないでリモコン操作によ
って送るためのものである。図2は第一のモータの駆動
によりスライド体2を筐体1から前方に引き出し、第二
のモータの駆動によりディスプレイ3を起立させた状態
を示している。従って、ディスプレイ3を格納させた状
態(図示省略)では、図2の上面部3bが正面になり、
この面3bにはオープン釦4、クローズ釦5、そして、
ディスプレイ3の格納時に使用されるリモコン信号の受
光窓6が設けられている。
【0007】図1は、本考案の一実施例の回路のブロッ
ク構成図である。前述のような車載用ディスプレイ装置
は可動モニタ部11とTVチューナ12とからなり、可
動モニタ部11は次のブロックから構成されている。す
なわち、リモコン信号を受光してREM信号を出力する
受光部13(図2のリモコン受光窓6及び7に相当)、
REM信号の経路を切り換えるアナログスイッチ14、
図示省略のディスプレイ3のセッティング及び格納のメ
カニズムに係わり両動作の開始、作動中そして終了を検
出し検出信号を出力するフォトセンサ16、この検出信
号を入力されてセッティング及び格納のメカニズムを制
御する駆動系マイコン15、後述のTVチューナ部12
からのチューナ電源オンオフ状態を検出するチューナ電
源検出部17、そしてLCDモニタにより構成されてい
るモニタ部18である。
ク構成図である。前述のような車載用ディスプレイ装置
は可動モニタ部11とTVチューナ12とからなり、可
動モニタ部11は次のブロックから構成されている。す
なわち、リモコン信号を受光してREM信号を出力する
受光部13(図2のリモコン受光窓6及び7に相当)、
REM信号の経路を切り換えるアナログスイッチ14、
図示省略のディスプレイ3のセッティング及び格納のメ
カニズムに係わり両動作の開始、作動中そして終了を検
出し検出信号を出力するフォトセンサ16、この検出信
号を入力されてセッティング及び格納のメカニズムを制
御する駆動系マイコン15、後述のTVチューナ部12
からのチューナ電源オンオフ状態を検出するチューナ電
源検出部17、そしてLCDモニタにより構成されてい
るモニタ部18である。
【0008】一方、TVチューナ部12には、REM信
号を入力されてモニタ電源及びTVチューナ回路を制御
するチューナ、マイコン19、前記の可動モニタ部11
のモニタ部18に給電するモニタ用電源回路20、そし
てTV放送を受信し映像及び音声信号を出力するための
TVチューナ回路21がある。
号を入力されてモニタ電源及びTVチューナ回路を制御
するチューナ、マイコン19、前記の可動モニタ部11
のモニタ部18に給電するモニタ用電源回路20、そし
てTV放送を受信し映像及び音声信号を出力するための
TVチューナ回路21がある。
【0009】図3及び図4は上記の本考案についての動
作のフローチャートである。このうち、図3はセッティ
ング動作に関するもので、いま、ディスプレイ3は格納
状態にあるとする(ステップ101)。この状態では、
可動モニタ部11のアナログスイッチ14は駆動系マイ
コン15によりその接点を14b側に切り換えられてい
るので、接点14aで受光部13からの信号経路は断た
れている。そして、ディスプレイ3をセッティング状態
とするために、オープン釦が押されるか、または、リモ
コンによってオープン信号が発せられて受光窓6からこ
の信号が入力されると(スイッチ102)、筐体1から
図示しない第一のモータの駆動力によりスライド体2が
前方に突き出した後、ディスプレイ3の下方側面に設け
られたギア部材が、前記とは別の第二のモータによって
回転駆動された目視可能な姿勢にたちあげられ、所定の
角度で自動的に停止し、この状態をギア部材の適当な位
置に設けられたフォトセンサ16が検出し、動作完了を
検出信号として出力するが、この出力の有無をマイコン
15は監視して(ステップ103)、一定時間経過して
も動作完了が検出信号として出力されない場合は引き込
み動作を実行して格納状態に戻す(ステップ104)。
動作完了が検出信号として出力されれば、マイコン15
はディスプレイ3をオンさせる信号をREM信号として
出力し(ステップ105)、この信号はアナログスイッ
チ14の接点14bを経由してチューナマイコン19に
入力され、該チューナマイコン19はモニタ用電源回路
20をオンとしてモニタ部18に給電しディスプレイ3
を作動させる。
作のフローチャートである。このうち、図3はセッティ
ング動作に関するもので、いま、ディスプレイ3は格納
状態にあるとする(ステップ101)。この状態では、
可動モニタ部11のアナログスイッチ14は駆動系マイ
コン15によりその接点を14b側に切り換えられてい
るので、接点14aで受光部13からの信号経路は断た
れている。そして、ディスプレイ3をセッティング状態
とするために、オープン釦が押されるか、または、リモ
コンによってオープン信号が発せられて受光窓6からこ
の信号が入力されると(スイッチ102)、筐体1から
図示しない第一のモータの駆動力によりスライド体2が
前方に突き出した後、ディスプレイ3の下方側面に設け
られたギア部材が、前記とは別の第二のモータによって
回転駆動された目視可能な姿勢にたちあげられ、所定の
角度で自動的に停止し、この状態をギア部材の適当な位
置に設けられたフォトセンサ16が検出し、動作完了を
検出信号として出力するが、この出力の有無をマイコン
15は監視して(ステップ103)、一定時間経過して
も動作完了が検出信号として出力されない場合は引き込
み動作を実行して格納状態に戻す(ステップ104)。
動作完了が検出信号として出力されれば、マイコン15
はディスプレイ3をオンさせる信号をREM信号として
出力し(ステップ105)、この信号はアナログスイッ
チ14の接点14bを経由してチューナマイコン19に
入力され、該チューナマイコン19はモニタ用電源回路
20をオンとしてモニタ部18に給電しディスプレイ3
を作動させる。
【0010】前記チューナマイコン19は、同時にTV
チューナ回路21を作動させてTV放送を受信し映像信
号をモニタ部18に送る。その一方、可動モニタ部11
内のチューナ電源検出部17はモニタ部18への給電状
態を常に監視しており(ステップ106)、給電が開始
されたことを検出したら、駆動系マイコン15にその情
報を入力し、該駆動系マイコン15はアナログスイッチ
14を接点14bから14aへと切り換えて(ステップ
107)、受光部13からのREM信号がアナログスイ
ッチ14の接点14aを経由して受信できるようにす
る。従って、立ち上げセッティングされたディスプレイ
3は、各種のリモコン信号をリモコン窓7を経由して受
信し、所定の機能を行う。
チューナ回路21を作動させてTV放送を受信し映像信
号をモニタ部18に送る。その一方、可動モニタ部11
内のチューナ電源検出部17はモニタ部18への給電状
態を常に監視しており(ステップ106)、給電が開始
されたことを検出したら、駆動系マイコン15にその情
報を入力し、該駆動系マイコン15はアナログスイッチ
14を接点14bから14aへと切り換えて(ステップ
107)、受光部13からのREM信号がアナログスイ
ッチ14の接点14aを経由して受信できるようにす
る。従って、立ち上げセッティングされたディスプレイ
3は、各種のリモコン信号をリモコン窓7を経由して受
信し、所定の機能を行う。
【0011】次に、図4のフローチャートは格納動作に
関するもので、いま、ディスプレイ3はセッティングさ
れて使用状態にあるとする(ステップ201)。そし
て、ディスプレイ3を格納状態とするために、クローズ
釦が押されるか、または、リモコンによってクローズ信
号が発せられて受光窓7からこの信号が入力させると
(ステップ202)、駆動系マイコン15はアナログス
イッチ14を接点14aから接点14bに切り換えて受
光部13からの信号経路を断ち、ディスプレイ3は第二
のモータにより回動してスライド体2と平行な角度に至
り回動を停止し、スライド体2が第一のモータにより筐
体1内に引き込まれて格納される。この動作の終了をフ
ォトセンサ16が監視しており(ステップ203)、一
定時間経過しても動作完了が検出信号として出力されな
い場合は引き出し動作を実行してセッティング状態に戻
す(ステップ204)。動作完了が検出信号として出力
されれば、マイコン15はディスプレイ3をオフさせる
信号をREM信号として出力し(ステップ205)、こ
の信号はアナログスイッチ14の接点14bを経由して
チューナマイコン19に入力され、該チューナマイコン
19はモニタ用電源回路20をオフとしモニタ部18へ
の給電を停止しディスプレイ3の電源を断つ。
関するもので、いま、ディスプレイ3はセッティングさ
れて使用状態にあるとする(ステップ201)。そし
て、ディスプレイ3を格納状態とするために、クローズ
釦が押されるか、または、リモコンによってクローズ信
号が発せられて受光窓7からこの信号が入力させると
(ステップ202)、駆動系マイコン15はアナログス
イッチ14を接点14aから接点14bに切り換えて受
光部13からの信号経路を断ち、ディスプレイ3は第二
のモータにより回動してスライド体2と平行な角度に至
り回動を停止し、スライド体2が第一のモータにより筐
体1内に引き込まれて格納される。この動作の終了をフ
ォトセンサ16が監視しており(ステップ203)、一
定時間経過しても動作完了が検出信号として出力されな
い場合は引き出し動作を実行してセッティング状態に戻
す(ステップ204)。動作完了が検出信号として出力
されれば、マイコン15はディスプレイ3をオフさせる
信号をREM信号として出力し(ステップ205)、こ
の信号はアナログスイッチ14の接点14bを経由して
チューナマイコン19に入力され、該チューナマイコン
19はモニタ用電源回路20をオフとしモニタ部18へ
の給電を停止しディスプレイ3の電源を断つ。
【0012】前記チューナマイコン19は、同時にTV
チューナ21の動作を停止せしめ、TV放送受信、映像
信号送出を中止する。また、可動モニタ部11内のチュ
ーナ電源検出部17はモニタ部18への給電状態を常に
監視しているので、給電が停止されたことを検出した
ら、駆動系マイコン15にその情報を入力し、該駆動系
マイコン15はアナログスイッチ14を接点14bから
14aへと切り換えて(ステップ206)、受光部13
からのREM信号がアナログスイッチ14の接点14a
を経由して受信できるようにする。従って、格納された
ディスプレイ3は、リモコン信号をリモコン窓6を経由
して受信可能で、次のオープン信号に備えることができ
る。
チューナ21の動作を停止せしめ、TV放送受信、映像
信号送出を中止する。また、可動モニタ部11内のチュ
ーナ電源検出部17はモニタ部18への給電状態を常に
監視しているので、給電が停止されたことを検出した
ら、駆動系マイコン15にその情報を入力し、該駆動系
マイコン15はアナログスイッチ14を接点14bから
14aへと切り換えて(ステップ206)、受光部13
からのREM信号がアナログスイッチ14の接点14a
を経由して受信できるようにする。従って、格納された
ディスプレイ3は、リモコン信号をリモコン窓6を経由
して受信可能で、次のオープン信号に備えることができ
る。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案の車載用ディスプレ
イ装置は、リモコンからの送信信号に対する受光部をマ
イコンによって制御される切り換えスイッチで切り換え
るようにしたので、リモコンの電源釦を誤って押した
り、子供がいたずらをしたりすると、ディスプレイが立
ち上がってセッティングされても、ディスプレイの電源
が切られていて何も表示されていないとか、ディスプレ
イが格納されているにもかかわらず、ディスプレイの電
源が入りっぱなしであるという状態が生じる可能性が全
くない。とくに、ディスプレイ格納状態での電源オンに
よってディスプレイを構成しているデバイスのLCDモ
ニタが熱によって破壊される懸念がなくなり、その効果
は大きい。
イ装置は、リモコンからの送信信号に対する受光部をマ
イコンによって制御される切り換えスイッチで切り換え
るようにしたので、リモコンの電源釦を誤って押した
り、子供がいたずらをしたりすると、ディスプレイが立
ち上がってセッティングされても、ディスプレイの電源
が切られていて何も表示されていないとか、ディスプレ
イが格納されているにもかかわらず、ディスプレイの電
源が入りっぱなしであるという状態が生じる可能性が全
くない。とくに、ディスプレイ格納状態での電源オンに
よってディスプレイを構成しているデバイスのLCDモ
ニタが熱によって破壊される懸念がなくなり、その効果
は大きい。
【図1】本考案の一実施例の回路のブロック構成図であ
る。
る。
【図2】車載用ディスプレイ装置の外観斜視図である。
【図3】本考案の一実施例の動作のフローチャートであ
る。
る。
【図4】本考案の一実施例の動作のフローチャートであ
る。
る。
1 筐体 2 スライド体 3 ディスプレイ 6 リモコン信号受光窓 7 リモコン信号受光窓 11 可動モニタ部 12 TVチューナ部 13 受光部 14 アナログスイッチ 15 駆動系マイコン 16 フォトセンサ 17 チューナ電源検出部 18 モニタ部 19 チューナマイコン 20 モニタ用電源回路 21 TVチューナ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の設置母材に取り付けられる筐体
と、この筐体に出入自在なスライド体と、このスライド
体に対し回動可能に取り付けられたディスプレイとを備
え、前記ディスプレイ使用時には前記スライド体を前記
筐体より前方に引き出し、前記ディスプレイを前記スラ
イド体に対して回動させて所要の角度に起立させてセッ
ティングを行い、不使用時格納する際には前記ディスプ
レイを前記スライド体に平行に倒した後、前記スライド
体を前記筐体内に引き込むように構成し、かつ、前記デ
ィスプレイを制御するリモコン信号を受信するリモコン
受光部を設けた車載用ディスプレイ装置において、前記
ディスプレイのセッティング及び格納を制御するマイコ
ンにリモコン信号を出力するポートを設け、このマイコ
ンより、前記ディスプレイのセッティング及び格納の両
動作中にはディスプレイの電源をオフするとともに切り
換えスイッチを制御して前記リモコン受光部からの信号
経路を断って前記マイコン出力ポート側に切り換え、前
記マイコンにより、前記セッチングあるいは格納完了時
にはリモコン信号が出力されて前記ディスプレイの電源
をオンあるいはオフするとともに前記切り換えスイッチ
を切り換えて前記リモコン受光部からの信号経路を導通
させることを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4791892U JP2556146Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車載用ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4791892U JP2556146Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車載用ディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06978U JPH06978U (ja) | 1994-01-11 |
JP2556146Y2 true JP2556146Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=12788751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4791892U Expired - Lifetime JP2556146Y2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車載用ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556146Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009119916A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Clarion Co Ltd | 画面部収納型機器及び車載用情報機器 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP4791892U patent/JP2556146Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06978U (ja) | 1994-01-11 |
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