JP2555869Y2 - 配管用ダクトのエンドキャップ - Google Patents

配管用ダクトのエンドキャップ

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JP2555869Y2
JP2555869Y2 JP1990401225U JP40122590U JP2555869Y2 JP 2555869 Y2 JP2555869 Y2 JP 2555869Y2 JP 1990401225 U JP1990401225 U JP 1990401225U JP 40122590 U JP40122590 U JP 40122590U JP 2555869 Y2 JP2555869 Y2 JP 2555869Y2
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pipe
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piping
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JP1990401225U
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Inventor
仁志 安田
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桃陽電線株式会社
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、空調用その他の配管を
覆う配管用ダクトの端末部分に装着されるエンドキャッ
プに関するものである。
【0002】
【従来の技術】空調配管用のダクトに使用されるエンド
キャップを例にとって従来技術を説明する。
【0003】図5および図6において、1は空調機の室
内機、2は同室外機で、これらの間で熱媒を循環させる
ための主配管としての空調主管(通常は二本でそれぞれ
断熱被覆管)3、および室内機1に発生するドレン水を
外部に排出するための補助配管としてのドレン管4、な
らびに連絡電線(図示せず)がダクト5内に収容され保
護された状態で壁面W沿いに配設される。
【0004】ダクト5は、樋状のベース枠5aと、この
ベース枠5aの開口部を覆う状態で装着されたカバー枠
5bとにより、内部に上記配管3,4を収容しうる筒状
に構成される。
【0005】エンドキャップ6は、このダクト5の下端
部に継手7を介して装着され、ダクト端末の体裁を整え
て美観を高めるとともに、ダクト5のカバー枠5bが経
年変化によりゆるんでずれ下がることを防止する。
【0006】このエンドキャップ6は、ダクト5(継手
7)に接続されるジョイント部6aと配管取出し部6b
とからなる筒状に形成され、配管取出し部6bから導出
された空調主管3が室外機2に接続される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来のエンドキャップ
6によると次のような欠点があった。
【0008】空調主管3は、できるだけ長い範囲で保護
されるように床面近くまでダクト5でカバーされ、図示
のようにエンドキャップ6の出口部分でほぼ90°折り
曲げられて室外機2に接続される。
【0009】この場合、従来のエンドキャップ6では、
次のような欠点があった。
【0010】 配管取出し部5bに可撓性が殆どない
ため、空調主管3の折り曲げ部分が配管取出し部5bの
出口端に押しつけられて圧迫される。このため、この折
り曲げ作業が面倒となるとともに、折り曲げ部分に無理
な力が作用することとなっていた。
【0011】 配管取出し部6bの出口部分は、異物
の侵入を防止するために余分な隙間ができないような寸
法とするのが望ましい。
【0012】このため、通常、配管取出し部6bは先す
ぼまりに形成されて出口部分が空調主管3のみを取り出
しうる寸法とされ、この配管取出し部6bからドレン管
4を取出そうとする場合には、施工時に配管取出し部6
bの出口側をカットして出口を広げ、ドレン管4を空調
主管3とともに取出すようにしている。
【0013】このため、このドレン管4の取出しのため
の作業が面倒となるとともに、配管取出し部6bの出口
部分に大きな隙間が生じ、この隙間から異物や水分等が
侵入し、あるいは隙間を埋めるためのコーキング作業が
面倒となる等の問題があった。 なお、配管取出し部6
bに予めドレン管取出し口を開口状態で設けておくこと
が考えられるが、こうするとドレン管を使用しない場合
にドレン管取出し口から異物等が侵入する弊害が生じ
る。
【0014】そこで本考案は、 (i)配管取出し部が配管の折り曲げに追従しておよび
伸縮自在に屈曲し、配管を無理なく容易に折り曲げるこ
とができ、 (ii)ドレン管等の補助配管を簡単に、そして配管取出
し部の出口側に余分な隙間が生じない状態で取出すこと
ができる、 (iii)しかも、補助配管取出し部を施工時に必要に応
じて開口させ、不使用時(補助配管を同取出し部から取
出さない場合)には閉塞した状態のままとして異物等の
侵入を防止できる配管用ダクトのエンドキャップを提供
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案は、配管を覆う配
管用ダクトの端部に装着される配管用ダクトのエンドキ
ャップであって、上記配管用ダクトに接続されるジョイ
ント部と、配管が取出される配管取出し部とを具備し、
上記配管取出し部を屈曲および伸縮自在な蛇腹状に形成
するとともに、この配管取出し部の周壁に、ドレン管等
の補助配管が取り出される補助配管取出し部を、配管取
出し部の周壁から外向きに突出する状態で、かつ、取出
し口となる先端側が閉塞した非開口状態で設けてなるも
のである。
【0016】
【作用】上記構成によると、配管取出し部が配管の折り
曲げに追従して自在に屈曲変形するため、配管折り曲げ
作業を無理なく容易に行うことができる。
【0017】一方、ドレン管等の補助配管を補助配管取
出し部から単独で取出すことができるため、従来のよう
に補助配管を配管取出し部から主配管とともに取出す場
合と比較して、補助配管取出し作業が簡単となるととも
に、配管取出し部の出口側に余分な隙間が生じるおそれ
がない。
【0018】しかも、施工時に必要に応じて補助配管取
出し部をナイフ等でカットして開口させればよいため、
補助配管をこの補助配管取出し部から取出さない場合に
は閉塞した状態のままとしておくことにより、補助配管
取出し部から異物等が侵入するおそれがない。
【0019】また、補助配管取出し部を配管取出し部の
周壁に外向きに突出して設けているため、カッティング
作業がやり易く、かつ、カッティングによって配管取出
し部の周壁に亀裂が生じたり、内部配管を傷付けたりす
るおそれがない。
【0020】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図4によって説明す
る。
【0021】このエンドキャップ11は、軟質ポリエチ
レン等の軟質プラスチックのブロー成形により、継手7
を介して図5のダクト5に接続されるジョイント部12
と、配管類が取出される配管取出し部13とが一体に連
続する筒状に形成されている。
【0022】ジョイント部12は、大小二種類の口径部
12a,12bが連続形成されてなり、ダクトサイズ
(たとえば最も一般的な80mm口径と70mm口径)に応
じていずれかの口径部12aまたは12bが使用され
る。図3,4では、小口径のダクト(継手7)に対応し
て小口径部12bが使用された場合を例示している。
【0023】一方、配管取出し部13は、ジョイント部
12側では空調主管3,3とドレン管4の双方を収容す
るに足る径寸法を有し、ここから先すぼまりに形成され
て出口側では空調主管3,3のみを取出しうる寸法とな
っている。
【0024】この配管取出し部13は、全体が屈曲およ
び伸縮自在な蛇腹状に形成され、かつ、周壁前面側にド
レン管4を取出すドレン管取出し部(補助配管取出し
部)14が短円筒状に突出して設けられている。
【0025】このドレン管取出し部14は、使用前に異
物や水分等が侵入しないように取出し口側の端部が閉塞
された非開口状態で形成され、施工時に、必要に応じて
図3に示すようにこの端部がナイフ等でカットされて取
出し口15が開口形成される。
【0026】一方、継手7は、図3,4に示すように壁
面に取付けられる固定部7aと、この固定部7aに嵌着
されてねじ止めされるカバー部7bとによって構成さ
れ、この固定部7aおよびカバー部7bがエンドキャッ
プ11のジョイント部12(小口径部12aまたは大口
径部12b)に外嵌して連結される。図中、16,1
7,18,19はこの継手7に対してジョイント部12
を上下方向に位置固定するために大小両口径部12a,
12bに設けられた凹部である。
【0027】このエンドキャップ11は上記のように構
成したから、使用時において、図3,4に示すように空
調主管3,3を折り曲げて配管取出し部13から取出す
場合に、配管取出し部13が同主管3,3の折り曲げに
追従して自在に屈曲する。このため、主管3,3をどの
方向にも無理なく容易に折り曲げることができる。
【0028】また、ジョイント部12が大口径部12a
と小口径部12bを備えているため、ダクトサイズ(継
手7のサイズ)に応じてこれらを選択して使用するこ
と、すなわち大小二種類のダクト5に共用することが可
能となる。
【0029】なお、図3の仮想線で示すように大口径部
12aを使用する場合に、小口径部12bが配管通し作
業の邪魔になるときはこの小口径部12bをナイフ等で
切除すればよい。
【0030】さらに、このエンドキャップ11によると
きは、ドレン管取出し部14の端部をカットして取出し
口15を開口させ、このドレン管取出し部14からドレ
ン管4を単独で取出すことができるため、図5,6に示
す従来のエンドキャップ6のように配管取出し部6bの
出口側を全周に亘ってカットし、ここからドレン管4を
空調主管3とともに取出す場合と比較して、カッティン
グ作業が簡単となる。また、配管取出し部6bの出口部
分に大きな隙間が生じて異物等が侵入し、あるいはこの
隙間を埋めるためのコーキング作業が面倒となる等の問
題が一切生じない。
【0031】また、このドレン管取出し部14を短円筒
状に突出して設けているため、配管取出し部13の周壁
一部を円形にカットする場合と比較して、カッティング
作業がやり易いとともに、誤って必要以上に大きくカッ
トしたり、カッティングによって配管取出し部13の周
壁に亀裂が生じたりするおそれがない。
【0032】なお、このカッティング作業を一層容易に
するために、ドレン管取出し部14の付け根部分に段部
14aが形成され、この段部14aに沿ってカッティン
グしうるようになっている。
【0033】ところで、上記実施例ではジョイント部1
2を大小二種類の口径部12a,12bによって構成し
たが、この口径部を三種類以上設けてもよい。
【0034】さらに、本考案は上記実施例で例示した空
調配管用ダクトのエンドキャップに好適なものである
が、各種配管用ダクトのエンドキャップとして広汎に適
用することができる。
【0035】
【考案の効果】上記のように本考案によるときは、配管
取出し部を屈曲および伸縮自在な蛇腹状に形成したか
ら、この配管取出し部が配管の折り曲げに追従して自在
に屈曲することにより、配管折り曲げ作業を無理なく容
易に行うことができる。
【0036】一方、配管取出し部の周壁にドレン管等の
補助配管を取出す補助配管取出し部を設けているため、
補助配管を補助配管取出し部から単独で取出すことがで
きる。
【0037】このため、従来のように補助配管を配管取
出し部から主配管とともに取出す場合と比較して、補助
配管取出し作業が簡単となるとともに、配管取出し部の
出口側に余分な隙間が生じるおそれがない。
【0038】しかも、施工時に必要に応じて補助配管取
出し部をナイフ等でカットして開口させればよいため、
補助配管をこの補助配管取出し部から取出さない場合に
は閉塞した状態のままとしておくことにより、補助配管
取出し部から異物等が侵入するおそれがない。
【0039】また、補助配管取出し部を外向きに突出し
て設けているため、同取出し部を平坦面として、あるい
は凹部状に形成した場合と比較して、カッティング時に
次のような効果を奏する。
【0040】 ナイフの刃を凸壁の付け根にあてが
い、凸壁沿いに一方向に押し引きすればよく、平坦面ま
たは凹部状とした場合のようなナイフで抉り抜く操作が
不要となる。
【0041】 配管取出し部全体が屈曲自在な蛇腹状
であるため、補助配管取出し部をカットし易い自由な形
に変形させることができる。
【0042】 物理的に、突出した部分以外の範囲は
カットし難いため、誤って補助配管取出し部を超える必
要以上に広い範囲にナイフが及んで取出し部周辺に亀裂
が生じたり、補助配管取出し状態で余分な隙間が生じる
おそれがない。
【0043】 主配管をカバーした状態で上記カッテ
ィング作業を行う場合に、刃先が内部に入らないため、
内部配管を傷付けるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるエンドキャップの正面
図である。
【図2】図1のイ−イ線断面図である。
【図3】同エンドキャップの使用状態を示す図2相当図
である。
【図4】図3のロ−ロ線断面図である。
【図5】従来のエンドキャップの使用状態を示す概略側
面図である。
【図6】同一部断面拡大図である。
【符号の説明】
3 空調主管 4 ドレン管(補助配管) 5 配管用ダクト 11 エンドキャップ 12 ジョイント部 12a ジョイント部の大口径部 12b 同小口径部 13 蛇腹状の配管取出し部 14 ドレン管取出し部(補助配管取出し部)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管を覆う配管用ダクトの端部に装着さ
    れる配管用ダクトのエンドキャップであって、上記配管
    用ダクトに接続されるジョイント部と、配管が取出され
    る配管取出し部とを具備し、上記配管取出し部を屈曲お
    よび伸縮自在な蛇腹状に形成するとともに、この配管取
    出し部の周壁に、ドレン管等の補助配管が取り出される
    補助配管取出し部を、配管取出し部の周壁から外向きに
    突出する状態で、かつ、取出し口となる先端側が閉塞し
    た非開口状態で設けてなることを特徴とする配管用ダク
    トのエンドキャップ。
JP1990401225U 1990-12-20 1990-12-20 配管用ダクトのエンドキャップ Expired - Lifetime JP2555869Y2 (ja)

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JPH0559134U JPH0559134U (ja) 1993-08-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009150433A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Mirai Ind Co Ltd 配線・配管材の保護カバー

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