JP2555634B2 - 密閉形鉛蓄電池の製造法 - Google Patents
密閉形鉛蓄電池の製造法Info
- Publication number
- JP2555634B2 JP2555634B2 JP62249410A JP24941087A JP2555634B2 JP 2555634 B2 JP2555634 B2 JP 2555634B2 JP 62249410 A JP62249410 A JP 62249410A JP 24941087 A JP24941087 A JP 24941087A JP 2555634 B2 JP2555634 B2 JP 2555634B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealed lead
- acid battery
- battery
- manufacturing
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/34—Gastight accumulators
- H01M10/342—Gastight lead accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/42—Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、陰極ガス吸収方式の充電済の密閉形鉛蓄電
池の電池特性、特に寿命性能および過充電性能の改良が
できる密閉形鉛蓄電池の製造法に関するものである。
池の電池特性、特に寿命性能および過充電性能の改良が
できる密閉形鉛蓄電池の製造法に関するものである。
従来の技術および発明が解決しようとする問題点 上記の特性を向上させるためには集電体である基板と
活物質との密着性が十分であることが必要となってく
る。この密着性が十分でないと充放電サイクル中に活物
質が基板から剥離し早期に容量低下してしまう。一方密
着が不十分な電池を過充電すると基板から発生するガス
により物理的な作用で活物質が剥離し易く、また、基板
と活物質の密着が不十分なため、流れている電流は基板
から活物質へと伝わり難くし、ガス発生に使われ易い。
密閉形蓄電池の場合、定電圧の過充電をしているとき陽
極からの酸素発生量が多いとそれが陰極で吸収されたと
きの発熱が大きくなり、電池温度が上がる。また温度上
昇と陰極での酸素吸収により、極板を一定電位に上げる
には大きな電流を必要とする。それゆえまた電池温度が
上昇し、これの繰り返しにより電池温度が常に上昇傾向
をたどる。いわゆる熱逸走を起こす。
活物質との密着性が十分であることが必要となってく
る。この密着性が十分でないと充放電サイクル中に活物
質が基板から剥離し早期に容量低下してしまう。一方密
着が不十分な電池を過充電すると基板から発生するガス
により物理的な作用で活物質が剥離し易く、また、基板
と活物質の密着が不十分なため、流れている電流は基板
から活物質へと伝わり難くし、ガス発生に使われ易い。
密閉形蓄電池の場合、定電圧の過充電をしているとき陽
極からの酸素発生量が多いとそれが陰極で吸収されたと
きの発熱が大きくなり、電池温度が上がる。また温度上
昇と陰極での酸素吸収により、極板を一定電位に上げる
には大きな電流を必要とする。それゆえまた電池温度が
上昇し、これの繰り返しにより電池温度が常に上昇傾向
をたどる。いわゆる熱逸走を起こす。
そこで基板と活物質との密着性を向上させる手段とし
てペーストを基板に充填した後の熟成という工程が挙げ
られる。この工程では通常高温、高湿度の炉内にペース
ト充填後の未化成極板を放置し、主に基板であるPbの溶
解によるペーストとの密着性向上やペースト中のPbの酸
化を起すことを目的とする。熟成炉内には多数枚の極板
が置かれているので、極板の置かれている位置や枚数の
違いにより、温度分布などが異り、極板それぞれで熟成
反応の進み方が変わってきて均一な極板が作れないこと
になり、それらを使い組み立てられた密閉形鉛蓄電池は
性能が不均一となる。それに熟成工程の中で基板とペー
ストとの密着が十分な極板を作るには限界がある。
てペーストを基板に充填した後の熟成という工程が挙げ
られる。この工程では通常高温、高湿度の炉内にペース
ト充填後の未化成極板を放置し、主に基板であるPbの溶
解によるペーストとの密着性向上やペースト中のPbの酸
化を起すことを目的とする。熟成炉内には多数枚の極板
が置かれているので、極板の置かれている位置や枚数の
違いにより、温度分布などが異り、極板それぞれで熟成
反応の進み方が変わってきて均一な極板が作れないこと
になり、それらを使い組み立てられた密閉形鉛蓄電池は
性能が不均一となる。それに熟成工程の中で基板とペー
ストとの密着が十分な極板を作るには限界がある。
本発明は、充電済の密閉形鉛蓄電池の基体と活物質と
の密着性が十分で性能改良ができる密閉形鉛蓄電池の製
造法を提供することを目的とする。
の密着性が十分で性能改良ができる密閉形鉛蓄電池の製
造法を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記の目的を達成するためになされたもの
で、陰極ガス吸収方式の充電済の密閉形鉛蓄電池の製造
法であって、密閉形鉛蓄電池を組立てた後に充電し、次
いで公称容量の100%以上放電し、次いで負荷をかけな
い状態で放置し、次いで放電方向の電位を一旦印加した
後再充電して充電済とすることを特徴とするものであ
る。
で、陰極ガス吸収方式の充電済の密閉形鉛蓄電池の製造
法であって、密閉形鉛蓄電池を組立てた後に充電し、次
いで公称容量の100%以上放電し、次いで負荷をかけな
い状態で放置し、次いで放電方向の電位を一旦印加した
後再充電して充電済とすることを特徴とするものであ
る。
作用 陰極ガス吸収方式の充電済の密閉形鉛蓄電池は液量が
制限されているため、公称容量の100%以上放電すると
電解液のpHは中性領域に近くなる。この状態で電池を放
置すると基板であるPbの溶解により腐食反応が進み、放
置期間が長くなるほど腐食層が厚くなる。このように過
放電した状態で放置された密閉形鉛蓄電池は再充電が入
りにくいが、この原因は陽極板の基板表面に高抵抗物質
が生成することにあることがわかっている。この高抵抗
物質には整流性があり、放電方向には電流が流れやすい
特性をもっている。そこで過放電放置した密閉形鉛蓄電
池に放電方向の電位を一旦かけ、この高抵抗物質を破壊
して充電方向に電流が流れやすくし、そして通常の充電
を行う処理を施こすことにより、たとえ極板を製造する
過程で基板と活物質の密着が十分でないものができて
も、それを電池の状態で解消し、密着が不十分なときに
生じる充放電サイクルでの早期の劣化や充電時に発生ガ
ス量が多くなることを抑制できる。
制限されているため、公称容量の100%以上放電すると
電解液のpHは中性領域に近くなる。この状態で電池を放
置すると基板であるPbの溶解により腐食反応が進み、放
置期間が長くなるほど腐食層が厚くなる。このように過
放電した状態で放置された密閉形鉛蓄電池は再充電が入
りにくいが、この原因は陽極板の基板表面に高抵抗物質
が生成することにあることがわかっている。この高抵抗
物質には整流性があり、放電方向には電流が流れやすい
特性をもっている。そこで過放電放置した密閉形鉛蓄電
池に放電方向の電位を一旦かけ、この高抵抗物質を破壊
して充電方向に電流が流れやすくし、そして通常の充電
を行う処理を施こすことにより、たとえ極板を製造する
過程で基板と活物質の密着が十分でないものができて
も、それを電池の状態で解消し、密着が不十分なときに
生じる充放電サイクルでの早期の劣化や充電時に発生ガ
ス量が多くなることを抑制できる。
実施例 本発明の一実施例を説明する。
2V−4Ah型の陰極ガス吸収方式の充電済の密閉鉛蓄電
池を1.5Ωの抵抗につないで24時間放電し、その後抵抗
をはずし、50℃の雰囲気に2日間放置した後、2.45V/セ
ルで0.3CA制限で放電方向の電位を印加する。そしてこ
の電池を2.45V/セルで0.3CA制限の定電圧充電により16
時間通常の充電を行ない本発明密閉形鉛地電池を得た。
これを従来品と比較し、サイクル寿命試験を行なった結
果を第1図に、高温で過充電試験を行なった結果を第2
図に示す。第1図に示すように、本発明品はサイクル寿
命特性が向上している。一方、第2図に示すように、従
来品は時間とともに電流が増加し、電池温度が上昇する
いわゆる熱逸走現象を起こしている。このとき試験前後
で5時間率容量を比較すると従来品は3.2%容量が低下
しており、本発明品は逆に3.8%容量が増加していた。
これらの理由は前述したとおりである。
池を1.5Ωの抵抗につないで24時間放電し、その後抵抗
をはずし、50℃の雰囲気に2日間放置した後、2.45V/セ
ルで0.3CA制限で放電方向の電位を印加する。そしてこ
の電池を2.45V/セルで0.3CA制限の定電圧充電により16
時間通常の充電を行ない本発明密閉形鉛地電池を得た。
これを従来品と比較し、サイクル寿命試験を行なった結
果を第1図に、高温で過充電試験を行なった結果を第2
図に示す。第1図に示すように、本発明品はサイクル寿
命特性が向上している。一方、第2図に示すように、従
来品は時間とともに電流が増加し、電池温度が上昇する
いわゆる熱逸走現象を起こしている。このとき試験前後
で5時間率容量を比較すると従来品は3.2%容量が低下
しており、本発明品は逆に3.8%容量が増加していた。
これらの理由は前述したとおりである。
発明の効果 上述したように、本発明によれば、電池の状態で基板
と活物質との密着性を十分にすることにより、極板の製
造の際の不具合を解消し、電池性能上特に寿命性能およ
び過充電性能に優れた密閉形鉛蓄電池を提供することが
できた。
と活物質との密着性を十分にすることにより、極板の製
造の際の不具合を解消し、電池性能上特に寿命性能およ
び過充電性能に優れた密閉形鉛蓄電池を提供することが
できた。
第1図は本発明品と従来品のサイクル寿命特性を示す比
較曲線図、第2図は本発明品と従来品の過充電試験を行
なった結果を示す比較曲線図である。
較曲線図、第2図は本発明品と従来品の過充電試験を行
なった結果を示す比較曲線図である。
フロントページの続き (72)発明者 工藤 彰彦 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 新 神戸電機株式会社内 審査官 酒井 美知子 (56)参考文献 特開 昭60−7059(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】陰極ガス吸収方式の充電済の密閉形鉛蓄電
池の製造法であって、密閉形鉛蓄電池を組立てた後に充
電し、次いで公称容量の100%以上放電し、次いで負荷
をかけない状態で放置し、次いで放電方向の電位を一旦
印加した後再充電して充電済とすることを特徴とする密
閉形鉛蓄電池の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249410A JP2555634B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 密閉形鉛蓄電池の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62249410A JP2555634B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 密閉形鉛蓄電池の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0193070A JPH0193070A (ja) | 1989-04-12 |
JP2555634B2 true JP2555634B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=17192559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62249410A Expired - Lifetime JP2555634B2 (ja) | 1987-10-02 | 1987-10-02 | 密閉形鉛蓄電池の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555634B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5385697A (en) * | 1993-10-18 | 1995-01-31 | Jenson; Randy P. | Carburetor float and method of forming same |
-
1987
- 1987-10-02 JP JP62249410A patent/JP2555634B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0193070A (ja) | 1989-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Wagner | Failure modes of valve-regulated lead/acid batteries in different applications | |
JP4233073B2 (ja) | 非水電解液電池の不良選別方法 | |
JPH0467306B2 (ja) | ||
JP2555634B2 (ja) | 密閉形鉛蓄電池の製造法 | |
JP2556056B2 (ja) | 密閉形鉛蓄電池の製造法 | |
JPS5894770A (ja) | 無漏液密閉形鉛蓄電池 | |
US2317759A (en) | Lead storage battery | |
JP4081698B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
JPS62103976A (ja) | 密閉型鉛蓄電池用陽極板 | |
JP2720689B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
KR20170024176A (ko) | 레독스 흐름 전지의 충방전 제어 방법 | |
JP4120084B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
JP3374462B2 (ja) | シール形鉛蓄電池 | |
JP3642212B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
JP2929902B2 (ja) | 密閉形鉛蓄電池 | |
JPS6228545B2 (ja) | ||
JPS6138584B2 (ja) | ||
JPH1140186A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP3838298B2 (ja) | アンチモン合金格子を使用した密閉形鉛蓄電池の充電方法 | |
JP3102000B2 (ja) | 鉛蓄電池 | |
JP3577709B2 (ja) | 密閉型鉛蓄電池 | |
JP2002260671A (ja) | 鉛蓄電池 | |
JPH01195667A (ja) | 鉛畜電池用電極の製造法 | |
JPH01143150A (ja) | 鉛蓄電池用極板の製造法 | |
CN116391287A (zh) | 电化学装置及控制方法、电化学装置管理系统、电子设备和介质 |