JP2555416B2 - 制動油圧制御装置用故障診断方法 - Google Patents
制動油圧制御装置用故障診断方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 （１） 産業上の利用分野 本発明は、自動車に搭載される制動油圧制御装置の故
障診断方法に関する。
障診断方法に関する。
（２） 従来の技術 従来、自動車の制動油圧制御装置の故障診断を行なう
にあたって、二輪駆動車と四輪駆動車とでは、二輪駆動
車および四輪駆動車にそれぞれ個別に対応した故障診断
回路を設けるのが一般的である。
にあたって、二輪駆動車と四輪駆動車とでは、二輪駆動
車および四輪駆動車にそれぞれ個別に対応した故障診断
回路を設けるのが一般的である。
（３） 発明が解決しようとする課題 ところで、四輪駆動車用制動油圧制御装置は、四輪駆
動車に特有の装置部分を二輪駆動車用制動油圧制御装置
に対応する制動油圧制御装置に付加して構成されるもの
であり、したがって四輪駆動車用制動油圧制御装置の作
動制御に必要な制御パラメータは、二輪駆動車用制動油
圧制御装置に必要な制御パラメータに、さらにいくつか
の制御パラメータを加えたものであり、制御パラメータ
のいくつかは両制動油圧制御装置で重なるものである。
したがって相互に重ならない制御パラメータを利用し
て、四輪駆動車用であるか二輪駆動車用であるかを判断
することが可能であり、それにより四輪駆動車用制動油
圧制御装置および二輪駆動車用制動油圧制御装置で共通
に用いられ得る故障診断回路を形成することが可能であ
ろう。
動車に特有の装置部分を二輪駆動車用制動油圧制御装置
に対応する制動油圧制御装置に付加して構成されるもの
であり、したがって四輪駆動車用制動油圧制御装置の作
動制御に必要な制御パラメータは、二輪駆動車用制動油
圧制御装置に必要な制御パラメータに、さらにいくつか
の制御パラメータを加えたものであり、制御パラメータ
のいくつかは両制動油圧制御装置で重なるものである。
したがって相互に重ならない制御パラメータを利用し
て、四輪駆動車用であるか二輪駆動車用であるかを判断
することが可能であり、それにより四輪駆動車用制動油
圧制御装置および二輪駆動車用制動油圧制御装置で共通
に用いられ得る故障診断回路を形成することが可能であ
ろう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
四輪駆動車用制動油圧制御装置および二輪駆動車用制動
油圧制御装置のいずれにも用いられ得る故障診断回路を
可能にした制動油圧制御装置用故障診断方法を提供する
ことを目的とする。
四輪駆動車用制動油圧制御装置および二輪駆動車用制動
油圧制御装置のいずれにも用いられ得る故障診断回路を
可能にした制動油圧制御装置用故障診断方法を提供する
ことを目的とする。
B.発明の構成 （１） 課題を解決するための手段 本発明方法によれば、二輪駆動車用制動油圧制御装置
と、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に対応する制動油
圧制御装置に四輪駆動車に特有の四輪駆動車用付加装置
を付加して成る四輪駆動車用制動油圧制御装置との作動
制御に必要な複数の制御パラメータのうち、四輪駆動車
用付加装置にのみ必要である制御パラメータを特定して
おき、故障診断を行なうにあたっては、二輪駆動車用制
動油圧制御装置および四輪駆動車用制動油圧制御装置に
共通の部分の故障診断を行なうとともに、前記特定制御
パラメータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装置の故障
診断を行なう。
と、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に対応する制動油
圧制御装置に四輪駆動車に特有の四輪駆動車用付加装置
を付加して成る四輪駆動車用制動油圧制御装置との作動
制御に必要な複数の制御パラメータのうち、四輪駆動車
用付加装置にのみ必要である制御パラメータを特定して
おき、故障診断を行なうにあたっては、二輪駆動車用制
動油圧制御装置および四輪駆動車用制動油圧制御装置に
共通の部分の故障診断を行なうとともに、前記特定制御
パラメータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装置の故障
診断を行なう。
（２） 作用 上記方法によると、特定制御パラメータが入力しない
ときには、二輪駆動車用制動油圧制御装置および四輪駆
動車用制動油圧制御装置に共通な部分の故障診断を行な
うので、四輪駆動車用制動油圧制御装置に対応した故障
診断回路を二輪駆動車用制動油圧制御装置にも利用可能
となる。
ときには、二輪駆動車用制動油圧制御装置および四輪駆
動車用制動油圧制御装置に共通な部分の故障診断を行な
うので、四輪駆動車用制動油圧制御装置に対応した故障
診断回路を二輪駆動車用制動油圧制御装置にも利用可能
となる。
（３） 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する
と、先ず第１図において、四輪駆動車用制動油圧制御装
置１は、二輪駆動車用制動油圧制御装置２に対応する制
動油圧制御装置すなわちアンチロックブレーキ装置ALB
に、四輪駆動車に特有の四輪駆動車用付加装置３を付加
して構成される。この四輪駆動車用付加装置３は、たと
えばアンチロックブレーキ作動時に四輪駆動状態から二
輪駆動状態に切換えるための装置である。而して四輪駆
動車用制動油圧制御装置１の作動を制御すべく構成され
る制御回路４を、二輪駆動車用制動油圧制御装置２にも
用いることが可能であり、この制御回路４は、両制動油
圧制御装置1,2に共通な部分すなわちアンチロックブレ
ーキ装置ALBの故障を診断して警報器５の作動を制御す
るとともに、四輪駆動車に特有の部分すなわち四輪駆動
車用付加装置３の故障を診断して警報器６の作動を制御
すべく構成される。
と、先ず第１図において、四輪駆動車用制動油圧制御装
置１は、二輪駆動車用制動油圧制御装置２に対応する制
動油圧制御装置すなわちアンチロックブレーキ装置ALB
に、四輪駆動車に特有の四輪駆動車用付加装置３を付加
して構成される。この四輪駆動車用付加装置３は、たと
えばアンチロックブレーキ作動時に四輪駆動状態から二
輪駆動状態に切換えるための装置である。而して四輪駆
動車用制動油圧制御装置１の作動を制御すべく構成され
る制御回路４を、二輪駆動車用制動油圧制御装置２にも
用いることが可能であり、この制御回路４は、両制動油
圧制御装置1,2に共通な部分すなわちアンチロックブレ
ーキ装置ALBの故障を診断して警報器５の作動を制御す
るとともに、四輪駆動車に特有の部分すなわち四輪駆動
車用付加装置３の故障を診断して警報器６の作動を制御
すべく構成される。
制御回路４では、両制動油圧制御装置1,2の作動制御
に必要な複数の制御パラメータのうち、四輪駆動車用付
加装置３にのみ必要である制御パラメータたとえばスト
ップランプ点灯信号あるいはアクセルOFF信号を特定し
ておき、故障診断を行なうにあたっては、両制動油圧制
御装置1,2に共通の部分すなわちアンチロックブレーキ
装置ALBの故障診断を行なうとともに、該特定制御パラ
メータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装置３の故障診
断を行なうべく第２図で示す制御手順が設定される。
に必要な複数の制御パラメータのうち、四輪駆動車用付
加装置３にのみ必要である制御パラメータたとえばスト
ップランプ点灯信号あるいはアクセルOFF信号を特定し
ておき、故障診断を行なうにあたっては、両制動油圧制
御装置1,2に共通の部分すなわちアンチロックブレーキ
装置ALBの故障診断を行なうとともに、該特定制御パラ
メータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装置３の故障診
断を行なうべく第２図で示す制御手順が設定される。
第２図において、第１ステップS1では、両制動油圧制
御装置1,2に共通なアンチロックブレーキ装置ALBの故障
診断を行ない、第２ステップS2でその故障診断の結果を
判断し、故障であるときには第３ステップS3で警報器５
を作動せしめ、正常であるときには第４ステップS4に進
む。
御装置1,2に共通なアンチロックブレーキ装置ALBの故障
診断を行ない、第２ステップS2でその故障診断の結果を
判断し、故障であるときには第３ステップS3で警報器５
を作動せしめ、正常であるときには第４ステップS4に進
む。
第４ステップS4では、特定制御パラメータたとえばス
トップランプ点灯信号あるいはアクセルOFF信号が入力
されているか否かが判断され、入力されているときには
第５ステップS5に、また入力されていないときには第５
ないし第８ステップS5〜S8を迂回して第９ステップS9に
進む。
トップランプ点灯信号あるいはアクセルOFF信号が入力
されているか否かが判断され、入力されているときには
第５ステップS5に、また入力されていないときには第５
ないし第８ステップS5〜S8を迂回して第９ステップS9に
進む。
第５ステップS5では、四輪駆動車用付加装置３の故障
診断が行なわれ、第６ステップS6ではその故障診断の結
果を判断し、正常であるときには第７ステップS7に、ま
た故障であるときには第８ステップS8に進んで警報器６
を作動せしめる。
診断が行なわれ、第６ステップS6ではその故障診断の結
果を判断し、正常であるときには第７ステップS7に、ま
た故障であるときには第８ステップS8に進んで警報器６
を作動せしめる。
第７ステップS7では、四輪駆動車用付加装置３の作動
制御を行なうべくメインルーチンが実行され、次の第９
ステップS9ではアンチロックブレーキ装置ALBの作動制
御を行なうべくメインルーチンが実行される。
制御を行なうべくメインルーチンが実行され、次の第９
ステップS9ではアンチロックブレーキ装置ALBの作動制
御を行なうべくメインルーチンが実行される。
すなわち第５ないし第８ステップS5〜S8は四輪駆動車
に特有のものであり、二輪駆動車では第５ないし第８ス
テップS5〜S8を迂回した手順による制御が行なわれるこ
とになる。この結果、四輪駆動車用制動油圧制御装置１
と二輪駆動車用制動油圧制御２とで制御回路４を共通化
することが可能となる。
に特有のものであり、二輪駆動車では第５ないし第８ス
テップS5〜S8を迂回した手順による制御が行なわれるこ
とになる。この結果、四輪駆動車用制動油圧制御装置１
と二輪駆動車用制動油圧制御２とで制御回路４を共通化
することが可能となる。
本発明の外の実施例として、第２図で示したフローチ
ャートにおける第２ステップS2および第４ステップS4間
で、アンチロックブレーキ装置ALBの作動を制御するた
めのメインルーチンを実行するようにしてもよい。
ャートにおける第２ステップS2および第４ステップS4間
で、アンチロックブレーキ装置ALBの作動を制御するた
めのメインルーチンを実行するようにしてもよい。
なお、二輪駆動車用制動油圧制御装置たとえばアンチ
ロックブレーキと、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に
対応して四輪駆動車用制動油圧制御装置に設けられる制
動油圧制御装置たとえばアンチロックブレーキとが全く
同一の構成を有していなくても、故障診断の手順が同一
であれば、本発明を適用することが可能であることは言
うまでもない。
ロックブレーキと、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に
対応して四輪駆動車用制動油圧制御装置に設けられる制
動油圧制御装置たとえばアンチロックブレーキとが全く
同一の構成を有していなくても、故障診断の手順が同一
であれば、本発明を適用することが可能であることは言
うまでもない。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、二輪駆動車用制動油圧
制御装置と、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に対応す
る制動油圧制御装置に四輪駆動車に特有の四輪駆動車用
付加装置を付加して成る四輪駆動車用制動油圧制御装置
との作動制御に必要な複数の制御パラメータのうち、四
輪駆動車用付加装置にのみ必要である制御パラメータを
特定しておき、故障診断を行なうにあたっては、二輪駆
動車用制動油圧制御装置および四輪駆動車用制動油圧制
御装置に共通の部分の故障診断を行なうとともに、前記
特定制御パラメータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装
置の故障診断を行なうので、四輪駆動車用制動油圧制御
装置と二輪駆動車用制動油圧制御装置とで、制御回路を
共通化することができる。
制御装置と、該二輪駆動車用制動油圧制御装置に対応す
る制動油圧制御装置に四輪駆動車に特有の四輪駆動車用
付加装置を付加して成る四輪駆動車用制動油圧制御装置
との作動制御に必要な複数の制御パラメータのうち、四
輪駆動車用付加装置にのみ必要である制御パラメータを
特定しておき、故障診断を行なうにあたっては、二輪駆
動車用制動油圧制御装置および四輪駆動車用制動油圧制
御装置に共通の部分の故障診断を行なうとともに、前記
特定制御パラメータの入力時にのみ四輪駆動車用付加装
置の故障診断を行なうので、四輪駆動車用制動油圧制御
装置と二輪駆動車用制動油圧制御装置とで、制御回路を
共通化することができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はブロッ
ク図、第２図は制御回路の制御手順を示すフローチャー
トである。 １……四輪駆動車用制動油圧制御装置、２……二輪駆動
車用制動油圧制御装置、３……四輪駆動車用付加装置
ク図、第２図は制御回路の制御手順を示すフローチャー
トである。 １……四輪駆動車用制動油圧制御装置、２……二輪駆動
車用制動油圧制御装置、３……四輪駆動車用付加装置
Claims (1)
- 【請求項１】二輪駆動車用制動油圧制御装置と、該二輪
駆動車用制動油圧制御装置に対応する制動油圧制御装置
に四輪駆動車に特有の四輪駆動車用付加装置を付加して
成る四輪駆動車用制動油圧制御装置との作動制御に必要
な複数の制御パラメータのうち、四輪駆動車用付加装置
にのみ必要である制御パラメータを特定しておき、故障
診断を行なうにあたっては、二輪駆動車用制動油圧制御
装置および四輪駆動車用制動油圧制御装置に共通の部分
の故障診断を行なうとともに、前記特定制御パラメータ
の入力時にのみ四輪駆動車用付加装置の故障診断を行な
うことを特徴とする制動油圧制御装置用故障診断方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63143866A JP2555416B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 制動油圧制御装置用故障診断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63143866A JP2555416B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 制動油圧制御装置用故障診断方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01311948A JPH01311948A (ja) | 1989-12-15 |
| JP2555416B2 true JP2555416B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=15348813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63143866A Expired - Fee Related JP2555416B2 (ja) | 1988-06-10 | 1988-06-10 | 制動油圧制御装置用故障診断方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555416B2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-10 JP JP63143866A patent/JP2555416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01311948A (ja) | 1989-12-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |