JP2555410B2 - デュアルモード車両のステアリング装置 - Google Patents
デュアルモード車両のステアリング装置Info
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- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
Description
うるデュアルモード車両のステアリング装置に関するも
のである。
ステアリングホイール(以下、ハンドルという)によっ
て操作される手動ステアリング系のほかに、車体側方に
張出されてガイドウェイ側方のガイドレールに接触する
左右のガイドローラと、このガイドローラの横変位をナ
ックルに伝えるアーム機構とからなる自動ステアリング
系が設けられてステアリング装置が構成され、ガイドウ
ェイ走行時には自動ステアリング系によって操舵(誘
導)されるようになっている。したがって、この誘導走
行時に、ハンドルは手放しの自由回転状態となる。
アルモード車両においては、自動ステアリング系による
誘導走行時に、誘導力、およびガイドレールの凹凸等に
よる衝撃力がナックルアームを介して手動ステアリング
系に伝えられてハンドルが回転し、このハンドル回転時
の慣性力がパワーステアリング機構等により増幅されて
自動ステアリング系に逆伝達され、これにより自動ステ
アリング系に異常な振動が発生して車両がふらつく等、
走行安定性が悪くなるという問題があった。
示されているように、誘導走行時に、手動ステアリング
系を自動ステアリング系から機構的に切離し、ハンドル
の回転が車輪および自動ステアリング系に伝わらない構
成としたものが公知となっている。ところが、この構成
によると、誘導走行時に、手動操舵が一切無効となるた
め、ガイドウェイの分岐部で進路を変更する場合等、一
時的に手動操舵したい場合に対応できなかった。このた
め、上記分岐部に自動分岐装置が必要となる等余分な設
備付加が必要となり、ガイドウェイ建設コストが高くな
る等の欠点があった。
しかもハンドル回転慣性力の自動ステアリング系への影
響を抑えることができるデュアルモード車両のステアリ
ング装置を提供するものである。
イドローラの横変位力を操舵力として車輪に伝える自動
ステアリング系と、ステアリングホイールの回転力を操
舵力として車輪に伝える手動ステアリング系とを具備
し、上記手動ステアリング系におけるステアリングホイ
ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
との間に、ステアリングホイールに対する回転抵抗とし
ての摩擦力を付与する摩擦部材が設けられてなるもので
ある。
回転が摩擦部材によって抑えられるため、このハンドル
の回転慣性力の自動ステアリング系への影響が抑制され
る。しかも、ハンドル操作そのものは有効であるため、
誘導走行時の手動操舵が可能となる。
同第2実施例、第4図に同第3実施例、第5図に同第4
実施例をそれぞれ示している。
両図において、1はハンドル、2はステアリングシャフ
ト(以下、ハンドルシャフトという)、3はこのハンド
ルシャフト2を回転自在に支持するステアリングコラム
(以下、ハンドルコラムという)、4はステアリングギ
ヤ(図ではギヤケースのみを示す)、5はピットマンア
ームで、ハンドル1の回転力は、上記ハンドルシャフト
2、ステアリングギヤ4、ピットマンアーム5、それに
図示しないドラッグリンク、パワーステアリング機構を
介してナックルアームに伝えられる。
行時に車体側方に張出されてガイドウェイのガイドレー
ルに接触するガイドローラと、このガイドローラの横変
位力をナックルアームに伝えるアーム機構(いずれも図
示せず)とによって構成される。
ンドルコラム3の上端との間、より具体的には、ハンド
ル中央のセンターボス1aと、ハンドルコラム3の上端に
装着されたブッシュ3aとの間に摩擦機構6が設けられて
いる。この摩擦機構6は、円板状のバネ受け7と、この
バネ受け7を挟んで対向配置された一対の皿バネ8,8
と、この両皿バネ8,8のバネ力を受ける摩擦部材として
の上下一対の摩擦板9,10とからなり、皿バネ8,8が圧縮
状態で、かつそのバネ力により上部摩擦板9がセンター
ボス1aに、下部摩擦板10がブッシュ3aの上面にそれぞれ
押付けられた状態で、センターボス1aとブッシュ3aとの
間に介装されている。
力が回転抵抗として加えられるため、誘導走行時にハン
ドル1の自由回転が抑えられる。これにより、ハンドル
1の回転慣性力の発生が抑制されるため、このハンドル
慣性力による自動ステアリング系での振動の発生が防止
され、誘導走行の安定性が良いものとなる。また、ハン
ドル1は、抵抗を受けながらもこの抵抗を超える操作力
によって回転可能であるため、前記したガイドウェイ分
岐部等での手動操舵が十分可能となる。
ーボス1aとブッシュ3aとの間に、摩擦部材としてのゴム
リング11がやや圧縮状態で設けられ、このゴムリング11
の摩擦力によってハンドル1に回転抵抗が加えられてい
る。
ハンドルシャフト2に圧嵌された状態で、リング受け13
を介してブッシュ3aに固定され、このゴムリング12の摩
擦力がハンドルシャフト2に拘束力として加えられ、こ
のハンドルシャフト2を介してハンドル1に回転抵抗が
作用するように構成されている。
例と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
同様、ハンドルシャフト2に摩擦力を加えてハンドル1
に回転抵抗を与える構成として、ゴムまたはプラスチッ
ク製の膨脹、収縮自在なリング状チューブ14がハンドル
シャフト2に周方向複数の摩擦板15を介して外嵌された
状態で、チューブ受け16を介してブッシュ3aに固定され
ている。このチューブ14は、図示しない管路およびこの
管路中に設けられた電磁弁を介してコンプレッサ等の圧
縮空気源(油圧源等の液圧源でも可)または大気に連通
され、このチューブ14が空気圧(または液圧)により膨
脹した状態で摩擦板15がハンドルシャフト2に押付けら
れてハンドルシャフト2に摩擦力が作用し、空気圧が抜
かれてチューブ14が収縮した状態で上記摩擦力が解除さ
れるように構成されている。
ル拘束状態と、この回転抵抗が解除されてハンドル1が
自由回転しうるハンドル解放状態とに切換可能となって
いる。したがって、ガイドウェイ走行時には上記ハンド
ル拘束状態とすることにより、ハンドルの自由回転が抑
えられて走行安定性が確保され、一般道路走行時には、
上記ハンドル解放状態とすることにより、一般車両と同
様の操舵感覚を維持することができる。
う電磁弁の制御手段としては、たとえば、電磁弁の電磁
操作部(ソレノイド)に対する通電回路に、運転者によ
ってオン、オフ操作されるマニュアルスイッチ、または
自動ステアリング系におけるガイドローラの張出し、格
納操作に連動して、もしくは張出し、格納を検出してオ
ン、オフ作動するスイッチを設け、このスイッチの作動
によって、電磁弁を、誘導走行時には圧縮空気供給位置
に切換える構成をとることができる。あるいは、ハンド
ル操舵角を、ハンドル、もしくはピットマンアーム等の
手動ステアリング系のリング部材、または車輪の動きに
よって検出し、このハンドル操舵角が一定角度以上とな
ったときに、手動操舵が求められているとして、電磁弁
を圧縮空気排出位置に切換える構成としてもよいし、ハ
ンドルにタッチセンサを設け、運転者がハンドルに手を
触れたときにこのタッチセンサのオンにより電磁弁を圧
縮空気排出位置にセットする構成としてもよい。あるい
はまた、電磁弁を流量制御可能な構成とし、車両の速度
を検出する速度センサからの信号によって、高速となる
ほどチューブ14に対する供給空気量が増加してチューブ
内圧が大となるように電磁弁を制御するようにしてもよ
い。こうすれば、車両速度に応じて最適なハンドル抵抗
が作用し、とくに高速での走行安定性が一層良いものと
なる。
ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
と間に摩擦部材を設け、この摩擦部材により、ステアリ
ングホイールに回転抵抗としての摩擦力を付与する構成
としたから、誘導走行時におけるステアリングホイール
の自由回転を抑えて、その回転慣性力の自動ステアリン
グ系への影響を抑制することができ、これにより誘導走
行の安定性を高めることができる。また、ステアリング
ホイールは、上記摩擦部材による抵抗を受けながらも回
転可能であるため、ガイドウェイ分岐部等における手動
操舵が可能となる。したがって、上記ガイドウェイ分岐
部に自動分岐装置を設ける等余分な設備付加が不要とな
り、ガイドウェイ建設コストが安くてすむ。
イールの回転慣性力をステアリングホイール部分で直接
食止める構成としたから、たとえば、手動ステアリング
系の、車輪に近いリンク部分でステアリングホイールの
回転慣性力を抑えるように構成した場合等と比較して、
慣性力に対する抑制力が最小限に小さくてすみ、構造が
簡単かつ小形、軽量で、コストが安くてすむ。
の一部の側面図、第2図はさらにその一部の拡大断面
図、第3図は第2実施例、第4図は第3実施例、第5図
は第4実施例をそれぞれ示す第2図相当図である。 1……ハンドル(ステアリングホイール)、2……ハン
ドルシャフト(ステアリングシャフト)、3……ハンド
ルコラム(ステアリングコラム)、9,10……摩擦部材と
しての摩擦板、11,12……同ゴムリング、14……同チュ
ーブ、15……同摩擦板。
Claims (1)
- 【請求項1】ガイドウェイのガイドレールに接触するガ
イドローラの横変位力を操舵力として車輪に伝える自動
ステアリング系と、ステアリングホイールの回転力を操
舵力として車輪に伝える手動ステアリング系とを具備
し、上記手動ステアリング系におけるステアリングホイ
ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
との間に、ステアリングホイールに対する回転抵抗とし
ての摩擦力を付与する摩擦部材が設けられてなることを
特徴とするデュアルモード車両のステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7974688A JP2555410B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7974688A JP2555410B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01249574A JPH01249574A (ja) | 1989-10-04 |
JP2555410B2 true JP2555410B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=13698792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7974688A Expired - Lifetime JP2555410B2 (ja) | 1988-03-30 | 1988-03-30 | デュアルモード車両のステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555410B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2810088B1 (fr) * | 2000-06-07 | 2004-06-04 | Skf France | Palier a roulement freine |
JP4853412B2 (ja) * | 2007-07-11 | 2012-01-11 | トヨタ自動車株式会社 | 操舵反力付加装置 |
-
1988
- 1988-03-30 JP JP7974688A patent/JP2555410B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01249574A (ja) | 1989-10-04 |
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