JP2555410B2 - デュアルモード車両のステアリング装置 - Google Patents

デュアルモード車両のステアリング装置

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JP2555410B2
JP2555410B2 JP7974688A JP7974688A JP2555410B2 JP 2555410 B2 JP2555410 B2 JP 2555410B2 JP 7974688 A JP7974688 A JP 7974688A JP 7974688 A JP7974688 A JP 7974688A JP 2555410 B2 JP2555410 B2 JP 2555410B2
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紘郎 神崎
万寿雄 川名
陽三 福本
勝郎 福元
昌二 尾之内
正照 石岡
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KENSETSUSHO DOBOKU KENKYU SHOCHO
NIIGATA TETSUKOSHO KK
Nippon Sharyo Ltd
Kobe Steel Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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KENSETSUSHO DOBOKU KENKYU SHOCHO
NIIGATA TETSUKOSHO KK
Nippon Sharyo Ltd
Kobe Steel Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は専用ガイドウェイと一般道路の双方を走行し
うるデュアルモード車両のステアリング装置に関するも
のである。
(従来技術) デュアルモード車両においては、一般車両と同様の、
ステアリングホイール(以下、ハンドルという)によっ
て操作される手動ステアリング系のほかに、車体側方に
張出されてガイドウェイ側方のガイドレールに接触する
左右のガイドローラと、このガイドローラの横変位をナ
ックルに伝えるアーム機構とからなる自動ステアリング
系が設けられてステアリング装置が構成され、ガイドウ
ェイ走行時には自動ステアリング系によって操舵(誘
導)されるようになっている。したがって、この誘導走
行時に、ハンドルは手放しの自由回転状態となる。
ところが、このようなステアリング装置を備えたデュ
アルモード車両においては、自動ステアリング系による
誘導走行時に、誘導力、およびガイドレールの凹凸等に
よる衝撃力がナックルアームを介して手動ステアリング
系に伝えられてハンドルが回転し、このハンドル回転時
の慣性力がパワーステアリング機構等により増幅されて
自動ステアリング系に逆伝達され、これにより自動ステ
アリング系に異常な振動が発生して車両がふらつく等、
走行安定性が悪くなるという問題があった。
従来、この点の対策とし、特公昭53−32127号公報に
示されているように、誘導走行時に、手動ステアリング
系を自動ステアリング系から機構的に切離し、ハンドル
の回転が車輪および自動ステアリング系に伝わらない構
成としたものが公知となっている。ところが、この構成
によると、誘導走行時に、手動操舵が一切無効となるた
め、ガイドウェイの分岐部で進路を変更する場合等、一
時的に手動操舵したい場合に対応できなかった。このた
め、上記分岐部に自動分岐装置が必要となる等余分な設
備付加が必要となり、ガイドウェイ建設コストが高くな
る等の欠点があった。
(発明の目的) そこで本発明は、誘導走行時に、手動操舵が可能で、
しかもハンドル回転慣性力の自動ステアリング系への影
響を抑えることができるデュアルモード車両のステアリ
ング装置を提供するものである。
(発明の構成) 本発明は、ガイドウェイのガイドレールに接触するガ
イドローラの横変位力を操舵力として車輪に伝える自動
ステアリング系と、ステアリングホイールの回転力を操
舵力として車輪に伝える手動ステアリング系とを具備
し、上記手動ステアリング系におけるステアリングホイ
ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
との間に、ステアリングホイールに対する回転抵抗とし
ての摩擦力を付与する摩擦部材が設けられてなるもので
ある。
この構成により、誘導走行時におけるハンドルの自由
回転が摩擦部材によって抑えられるため、このハンドル
の回転慣性力の自動ステアリング系への影響が抑制され
る。しかも、ハンドル操作そのものは有効であるため、
誘導走行時の手動操舵が可能となる。
(実施例) 本発明の実施例を図によって説明する。
第1図および第2図に本発明の第1実施例、第3図に
同第2実施例、第4図に同第3実施例、第5図に同第4
実施例をそれぞれ示している。
第1実施例 第1,2図は手動ステアリング系の一部を示している。
両図において、1はハンドル、2はステアリングシャフ
ト(以下、ハンドルシャフトという)、3はこのハンド
ルシャフト2を回転自在に支持するステアリングコラム
(以下、ハンドルコラムという)、4はステアリングギ
ヤ(図ではギヤケースのみを示す)、5はピットマンア
ームで、ハンドル1の回転力は、上記ハンドルシャフト
2、ステアリングギヤ4、ピットマンアーム5、それに
図示しないドラッグリンク、パワーステアリング機構を
介してナックルアームに伝えられる。
なお、自動ステアリング系は、公知のように、誘導走
行時に車体側方に張出されてガイドウェイのガイドレー
ルに接触するガイドローラと、このガイドローラの横変
位力をナックルアームに伝えるアーム機構(いずれも図
示せず)とによって構成される。
上記手動ステアリング系において、ハンドル1と、ハ
ンドルコラム3の上端との間、より具体的には、ハンド
ル中央のセンターボス1aと、ハンドルコラム3の上端に
装着されたブッシュ3aとの間に摩擦機構6が設けられて
いる。この摩擦機構6は、円板状のバネ受け7と、この
バネ受け7を挟んで対向配置された一対の皿バネ8,8
と、この両皿バネ8,8のバネ力を受ける摩擦部材として
の上下一対の摩擦板9,10とからなり、皿バネ8,8が圧縮
状態で、かつそのバネ力により上部摩擦板9がセンター
ボス1aに、下部摩擦板10がブッシュ3aの上面にそれぞれ
押付けられた状態で、センターボス1aとブッシュ3aとの
間に介装されている。
こうして、この摩擦機構6により、ハンドル1に摩擦
力が回転抵抗として加えられるため、誘導走行時にハン
ドル1の自由回転が抑えられる。これにより、ハンドル
1の回転慣性力の発生が抑制されるため、このハンドル
慣性力による自動ステアリング系での振動の発生が防止
され、誘導走行の安定性が良いものとなる。また、ハン
ドル1は、抵抗を受けながらもこの抵抗を超える操作力
によって回転可能であるため、前記したガイドウェイ分
岐部等での手動操舵が十分可能となる。
第2実施例 第3図に示す第2実施例においては、ハンドルセンタ
ーボス1aとブッシュ3aとの間に、摩擦部材としてのゴム
リング11がやや圧縮状態で設けられ、このゴムリング11
の摩擦力によってハンドル1に回転抵抗が加えられてい
る。
第3実施例 第4図に示す第3実施例においては、ゴムリング12が
ハンドルシャフト2に圧嵌された状態で、リング受け13
を介してブッシュ3aに固定され、このゴムリング12の摩
擦力がハンドルシャフト2に拘束力として加えられ、こ
のハンドルシャフト2を介してハンドル1に回転抵抗が
作用するように構成されている。
これら第2、第3両実施例によっても、上記第1実施
例と基本的に同様の作用効果を得ることができる。
第4実施例 第5図に示す第4実施例においては、上記第3実施例
同様、ハンドルシャフト2に摩擦力を加えてハンドル1
に回転抵抗を与える構成として、ゴムまたはプラスチッ
ク製の膨脹、収縮自在なリング状チューブ14がハンドル
シャフト2に周方向複数の摩擦板15を介して外嵌された
状態で、チューブ受け16を介してブッシュ3aに固定され
ている。このチューブ14は、図示しない管路およびこの
管路中に設けられた電磁弁を介してコンプレッサ等の圧
縮空気源(油圧源等の液圧源でも可)または大気に連通
され、このチューブ14が空気圧(または液圧)により膨
脹した状態で摩擦板15がハンドルシャフト2に押付けら
れてハンドルシャフト2に摩擦力が作用し、空気圧が抜
かれてチューブ14が収縮した状態で上記摩擦力が解除さ
れるように構成されている。
こうして、ハンドル1に回転抵抗が加えられたハンド
ル拘束状態と、この回転抵抗が解除されてハンドル1が
自由回転しうるハンドル解放状態とに切換可能となって
いる。したがって、ガイドウェイ走行時には上記ハンド
ル拘束状態とすることにより、ハンドルの自由回転が抑
えられて走行安定性が確保され、一般道路走行時には、
上記ハンドル解放状態とすることにより、一般車両と同
様の操舵感覚を維持することができる。
なお、上記チューブ14に対する圧縮空気の給排を行な
う電磁弁の制御手段としては、たとえば、電磁弁の電磁
操作部(ソレノイド)に対する通電回路に、運転者によ
ってオン、オフ操作されるマニュアルスイッチ、または
自動ステアリング系におけるガイドローラの張出し、格
納操作に連動して、もしくは張出し、格納を検出してオ
ン、オフ作動するスイッチを設け、このスイッチの作動
によって、電磁弁を、誘導走行時には圧縮空気供給位置
に切換える構成をとることができる。あるいは、ハンド
ル操舵角を、ハンドル、もしくはピットマンアーム等の
手動ステアリング系のリング部材、または車輪の動きに
よって検出し、このハンドル操舵角が一定角度以上とな
ったときに、手動操舵が求められているとして、電磁弁
を圧縮空気排出位置に切換える構成としてもよいし、ハ
ンドルにタッチセンサを設け、運転者がハンドルに手を
触れたときにこのタッチセンサのオンにより電磁弁を圧
縮空気排出位置にセットする構成としてもよい。あるい
はまた、電磁弁を流量制御可能な構成とし、車両の速度
を検出する速度センサからの信号によって、高速となる
ほどチューブ14に対する供給空気量が増加してチューブ
内圧が大となるように電磁弁を制御するようにしてもよ
い。こうすれば、車両速度に応じて最適なハンドル抵抗
が作用し、とくに高速での走行安定性が一層良いものと
なる。
(発明の効果) 上記のように本発明によるときは、ステアリングホイ
ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
と間に摩擦部材を設け、この摩擦部材により、ステアリ
ングホイールに回転抵抗としての摩擦力を付与する構成
としたから、誘導走行時におけるステアリングホイール
の自由回転を抑えて、その回転慣性力の自動ステアリン
グ系への影響を抑制することができ、これにより誘導走
行の安定性を高めることができる。また、ステアリング
ホイールは、上記摩擦部材による抵抗を受けながらも回
転可能であるため、ガイドウェイ分岐部等における手動
操舵が可能となる。したがって、上記ガイドウェイ分岐
部に自動分岐装置を設ける等余分な設備付加が不要とな
り、ガイドウェイ建設コストが安くてすむ。
さらに、走行安定性低下の原因であるステアリングホ
イールの回転慣性力をステアリングホイール部分で直接
食止める構成としたから、たとえば、手動ステアリング
系の、車輪に近いリンク部分でステアリングホイールの
回転慣性力を抑えるように構成した場合等と比較して、
慣性力に対する抑制力が最小限に小さくてすみ、構造が
簡単かつ小形、軽量で、コストが安くてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す手動ステアリング系
の一部の側面図、第2図はさらにその一部の拡大断面
図、第3図は第2実施例、第4図は第3実施例、第5図
は第4実施例をそれぞれ示す第2図相当図である。 1……ハンドル(ステアリングホイール)、2……ハン
ドルシャフト(ステアリングシャフト)、3……ハンド
ルコラム(ステアリングコラム)、9,10……摩擦部材と
しての摩擦板、11,12……同ゴムリング、14……同チュ
ーブ、15……同摩擦板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 株式会社新潟鐵工所 東京都大田区蒲田本町1丁目10番1号 (72)発明者 神崎 紘郎 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土 木研究所内 (72)発明者 川名 万寿雄 茨城県つくば市大字旭1番地 建設省土 木研究所内 (72)発明者 福本 陽三 兵庫県神戸市北区泉台2丁目7―2 (72)発明者 福元 勝郎 広島県三原市沼田東町末広315番地の31 (72)発明者 尾之内 昌二 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 (72)発明者 石岡 正照 神奈川県横須賀市鴨居3―68―14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドウェイのガイドレールに接触するガ
    イドローラの横変位力を操舵力として車輪に伝える自動
    ステアリング系と、ステアリングホイールの回転力を操
    舵力として車輪に伝える手動ステアリング系とを具備
    し、上記手動ステアリング系におけるステアリングホイ
    ールまたはステアリングシャフトとステアリングコラム
    との間に、ステアリングホイールに対する回転抵抗とし
    ての摩擦力を付与する摩擦部材が設けられてなることを
    特徴とするデュアルモード車両のステアリング装置。
JP7974688A 1988-03-30 1988-03-30 デュアルモード車両のステアリング装置 Expired - Lifetime JP2555410B2 (ja)

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FR2810088B1 (fr) * 2000-06-07 2004-06-04 Skf France Palier a roulement freine
JP4853412B2 (ja) * 2007-07-11 2012-01-11 トヨタ自動車株式会社 操舵反力付加装置

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