JP2555159Y2 - 面戸構造 - Google Patents

面戸構造

Info

Publication number
JP2555159Y2
JP2555159Y2 JP5111492U JP5111492U JP2555159Y2 JP 2555159 Y2 JP2555159 Y2 JP 2555159Y2 JP 5111492 U JP5111492 U JP 5111492U JP 5111492 U JP5111492 U JP 5111492U JP 2555159 Y2 JP2555159 Y2 JP 2555159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
door
face door
shape
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5111492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0610452U (ja
Inventor
満雄 門脇
英夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5111492U priority Critical patent/JP2555159Y2/ja
Publication of JPH0610452U publication Critical patent/JPH0610452U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555159Y2 publication Critical patent/JP2555159Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、家屋の屋根における棟
部分に用いられる面戸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家屋の屋根における棟部分に
用いられる面戸材が知られている。この面戸材1は発泡
ポリエチレンなどの弾性体で形成され、図3に示すよう
に、本体瓦2に略等しい長さを有し、その下面は本体瓦
2の上面に当接可能なように波型面に形成されている。
そして、面戸材1の上面には、図示しない軒瓦を固定す
るための笠木3を載せた後、これらの笠木3、面戸材1
および本体瓦2を野地板に対しスクリュー釘Nを用いて
固定するようにしている。すなわち、瓦葺き作業を終了
すれば、本体瓦2の上面が形成する屋根面形状に適合す
るように面戸材1を位置合わせした後、笠木3にステイ
プルにて仮止めし、笠木3とともにスクリュー釘Nを打
ち込んで固定するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、笠木3に対
し面戸材1を仮止めする際、屋根面形状に合わせるのが
困難であり、また、スクリュー釘Nを打ち込んだ際、そ
の衝撃によって面戸材1の仮止めが外れて下方にずり落
ちることがあり、作業性が悪いという問題があった。
【0004】本考案は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、面戸材を脱落することなく容易に位置合わ
せのできる面戸構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、本体瓦の上面
形状に合致する形状に下面が形成されるとともに、長手
方向に保持部を形成した面戸材と、この面戸材の保持部
に対応して長手方向に係合部を形成した笠木部材からな
り、面戸材を笠木部材に保持しつつその長手方向に摺動
できるように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】笠木部材に対し必要な本数の面戸材を挿入した
後、屋根面形状に適合するように各面戸材を笠木部材に
対し摺動させて位置合わせする。
【0007】この際、面戸材はその保持部が笠木部材の
係合部によって係合保持されることから、笠木部材から
の脱落が防止され、面戸を簡単に施工することができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1には、本考案の面戸10が示されてお
り、この面戸10は、面戸材11と、この面戸材11を
摺動自在に保持可能な笠木部材12から構成されてい
る。面戸材11は断面T字状に形成され、その垂直部1
1aの下面が本体瓦2の上面に当接可能なように波型面
に形成されている。一方、笠木部材12は薄い鋼板(板
厚0.4mm)によって断面略C字状に形成されたもの
で、木材で形成された笠木3に比べ耐久性に優れてい
る。なお、この笠木部材12は薄板で形成されているこ
とから、従来通りスクリュー釘Nを打ち込んで本体瓦2
を固定することができるものである。
【0010】したがって、笠木部材12が形成する空間
に面戸材11を嵌入すれば、係合部としてのリップ12
a,12aによって面戸材11の水平部11bが保持部
となって係合保持され、笠木部材12からの脱落が防止
されるとともに、面戸材11を笠木部材12の長手方向
に摺動させることができる。この結果、笠木部材12に
屋根に葺いた本体瓦2の枚数に相当する本数の面戸材1
1を嵌入し、本体瓦2の上面が形成する屋根面形状に適
合するように面戸材11を笠木部材12に対し摺動させ
て位置合わせすることができる。面戸材11の位置合わ
せが終了すれば、笠木部材12の上からスクリュー釘N
を打ち込んで固定することができる。この際、面戸材1
1は笠木部材12から脱落することなく保持されてい
る。
【0011】なお、面戸10を図2に示すように構成す
ることもできる。この実施例においては、面戸材11を
側面に保持部としての溝11cを形成した断面I字状に
形成し、一方、笠木部材12には、面戸材11の溝11
cに対応して係合部12bを形成したものである。この
実施例においても、面戸材11は、笠木部材12からの
脱落が防止されるとともに、その長手方向に摺動させる
ことができ、屋根面形状に適合するように位置合わせす
ることができる。
【0012】また、面戸材11の下面は、本体瓦2の上
面形状に適合する形状に形成されるもので、波型に限る
ものではない。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、本体瓦の
上面形状に合致する形状に下面が形成されるとともに、
長手方向に保持部を形成した面戸材と、この面戸材の保
持部に対応して長手方向に係合部を形成した笠木部材か
らなり、面戸材を笠木部材に保持しつつその長手方向に
摺動できるように構成したことにより、面戸材を屋根面
形状に合わせて位置合わせすることができる他、笠木部
材からの脱落が防止されることから、面戸の施工を簡単
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の面戸の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の面戸の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】従来の面戸を説明する分解斜視図である。
【符号の説明】
10 面戸 11 面戸材 11b,11c 保持部 12 笠木部材 12a,12b 係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体瓦の上面形状に合致する形状に下面
    が形成されるとともに、長手方向に保持部を形成した面
    戸材と、この面戸材の保持部に対応して長手方向に係合
    部を形成した笠木部材からなり、面戸材を笠木部材に保
    持しつつその長手方向に摺動できるように構成したこと
    を特徴とする面戸構造。
JP5111492U 1992-07-21 1992-07-21 面戸構造 Expired - Fee Related JP2555159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5111492U JP2555159Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 面戸構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5111492U JP2555159Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 面戸構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0610452U JPH0610452U (ja) 1994-02-10
JP2555159Y2 true JP2555159Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=12877784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5111492U Expired - Fee Related JP2555159Y2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 面戸構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555159Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0610452U (ja) 1994-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2269839A (en) Wooden frame building construction
US5577360A (en) Slate mounting system
JP2555159Y2 (ja) 面戸構造
JPH0743341Y2 (ja) 建築用笠木
JPH0425463Y2 (ja)
JPH0645528Y2 (ja) 家屋軒先の基部構造
JPH071398Y2 (ja) 外装材取付体
JPS6113636Y2 (ja)
JPS6024821Y2 (ja) 建築用化粧カバ−の連結構造
JPS61108716U (ja)
JPH043051Y2 (ja)
JP2843170B2 (ja) 屋根瓦の葺設構造
JPH0724498Y2 (ja) 瓦固定具
JPS6322259Y2 (ja)
JPH1030311A (ja) 棟瓦の取付構造
JPS5834176Y2 (ja) 付属屋根装置
JPH0214578Y2 (ja)
JPH04120821U (ja) 棟包の固定構造
JPS6322258Y2 (ja)
JP3727931B2 (ja) 瓦屋根における棟芯材の取付構造
JPS642895Y2 (ja)
JP2540552Y2 (ja) 棟部の構造
JPS6191917U (ja)
JPH055942U (ja) 屋根瓦の葺設構造
JPH0673857A (ja) 段葺屋根のけらば部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees