JP2555064B2 - 写真現像装置 - Google Patents
写真現像装置Info
- Publication number
- JP2555064B2 JP2555064B2 JP62094945A JP9494587A JP2555064B2 JP 2555064 B2 JP2555064 B2 JP 2555064B2 JP 62094945 A JP62094945 A JP 62094945A JP 9494587 A JP9494587 A JP 9494587A JP 2555064 B2 JP2555064 B2 JP 2555064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leader
- film
- sprocket wheel
- guide
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は現像用フイルムを処理槽内へ自動的に案内搬
送して現像処理を行う写真現像装置に関する。
送して現像処理を行う写真現像装置に関する。
[従来の技術] 現像用フイルムの一端をリーダに取付け、リーダに駆
動力を与えて自動的にフイルムを搬送させる写真現像装
置が用いられている。
動力を与えて自動的にフイルムを搬送させる写真現像装
置が用いられている。
この種の写真現像装置では、スプロケツトホイールに
搬送用の無端ベルトが巻掛けられている。無端ベルトの
内側には係合突起が形成されており、スプロケツトホイ
ールに噛み合って駆動されている。また無端ベルトの外
側には搬送突起が形成されており、リーダに形成された
パーフオレーシヨンに係合できるようになっている。こ
のパーフオレーシヨンが無端ベルトの搬送突起に噛み合
って駆動力を受け、これによってリーダに取付けられた
フイルムが自動的に搬送されるようになっている。
搬送用の無端ベルトが巻掛けられている。無端ベルトの
内側には係合突起が形成されており、スプロケツトホイ
ールに噛み合って駆動されている。また無端ベルトの外
側には搬送突起が形成されており、リーダに形成された
パーフオレーシヨンに係合できるようになっている。こ
のパーフオレーシヨンが無端ベルトの搬送突起に噛み合
って駆動力を受け、これによってリーダに取付けられた
フイルムが自動的に搬送されるようになっている。
ところで、スプロケツトホイールに巻掛けられた無端
ベルトはスプロケツトホイールの外径に応じて湾曲する
ため、この部分では各搬送突起の間隔が広がりピツチが
実質的に大きくなる。このため無端ベルトの巻掛け部分
における搬送突起がリーダのパーフオレーシヨンに噛み
合わなくなり、これによってリーダへ駆動力が充分に伝
達されなくなるという不具合があった。
ベルトはスプロケツトホイールの外径に応じて湾曲する
ため、この部分では各搬送突起の間隔が広がりピツチが
実質的に大きくなる。このため無端ベルトの巻掛け部分
における搬送突起がリーダのパーフオレーシヨンに噛み
合わなくなり、これによってリーダへ駆動力が充分に伝
達されなくなるという不具合があった。
このため、スプロケツトホイールの近傍に別の新たな
フリーガイドローラを設け、リーダを一時的にスプロケ
ツトホイールの湾曲部から離間させた後にフリーガイド
ローラに巻掛けて案内する構造の写真現像装置が提案さ
れている(一例として特開昭60−191257号)。
フリーガイドローラを設け、リーダを一時的にスプロケ
ツトホイールの湾曲部から離間させた後にフリーガイド
ローラに巻掛けて案内する構造の写真現像装置が提案さ
れている(一例として特開昭60−191257号)。
この種の写真現像装置では、リーダは無端ベルトの湾
曲部分すなわち拡大したピツチ部分の搬送突起から一時
的に離間して係合せず、無端ベルトの直線部分すなわち
定ピツチ部分の搬送突起のみと噛み合う。したがってリ
ーダへ常に確実に駆動力が伝達される利点がある。
曲部分すなわち拡大したピツチ部分の搬送突起から一時
的に離間して係合せず、無端ベルトの直線部分すなわち
定ピツチ部分の搬送突起のみと噛み合う。したがってリ
ーダへ常に確実に駆動力が伝達される利点がある。
しかしながら、この新たに設けたフリーガイドローラ
は現像処理作業に伴なう汚れ等により拘束されて次第に
回転し難くなり、リーダやフイルムの搬送がスムーズに
行われず、更にこれに起因して現像処理中のフイルムに
傷がつく可能性もあった。
は現像処理作業に伴なう汚れ等により拘束されて次第に
回転し難くなり、リーダやフイルムの搬送がスムーズに
行われず、更にこれに起因して現像処理中のフイルムに
傷がつく可能性もあった。
また更に、フリーガイドローラは現像処理槽の下部に
あるためこれに駆動力を与えて駆動ガイドローラとする
と構造が複雑となる。
あるためこれに駆動力を与えて駆動ガイドローラとする
と構造が複雑となる。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記事実を考慮し、現像用フイルムの一端が
取付けられたリーダを無端ベルトによって搬送する際に
この無端ベルトから一時的にリーダを離間させて搬送す
る場合であってもフイルムに傷をつけることなく確実に
案内搬送することができる写真現像装置を得ることが目
的である。
取付けられたリーダを無端ベルトによって搬送する際に
この無端ベルトから一時的にリーダを離間させて搬送す
る場合であってもフイルムに傷をつけることなく確実に
案内搬送することができる写真現像装置を得ることが目
的である。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る写真現像装置は、対向配置された一対の
スプロケットホイール間に無端搬送ベルトを巻き掛ける
と共に前記無端搬送ベルトの内側に形成された係合突起
を前記スプロケットホイールに噛み合わせて駆動させ、
現像用フィルムの一端が取付けられたリーダに前記無端
搬送ベルトの外側に形成された搬送突起によって駆動力
を与えフィルムを自動的に搬送させる写真現像装置であ
って、前記スプロケットホイールへ同軸的にフィルム案
内用のガイドローラを固定し、前記スプロケットホイー
ルに巻き掛けられて反転する無端搬送ベルトの前記巻き
掛け反転部分における搬送突起の移動軌跡よりも更に外
側に、前記リーダを案内するガイド部材を設け、前記ガ
イド部材によって、スプロケットホイールに巻き掛けら
れて反転する無端搬送ベルトの前記巻き掛け反転部分か
ら、前記リーダを一時的に離間させ反転させながら搬送
する、ことを特徴としている。
スプロケットホイール間に無端搬送ベルトを巻き掛ける
と共に前記無端搬送ベルトの内側に形成された係合突起
を前記スプロケットホイールに噛み合わせて駆動させ、
現像用フィルムの一端が取付けられたリーダに前記無端
搬送ベルトの外側に形成された搬送突起によって駆動力
を与えフィルムを自動的に搬送させる写真現像装置であ
って、前記スプロケットホイールへ同軸的にフィルム案
内用のガイドローラを固定し、前記スプロケットホイー
ルに巻き掛けられて反転する無端搬送ベルトの前記巻き
掛け反転部分における搬送突起の移動軌跡よりも更に外
側に、前記リーダを案内するガイド部材を設け、前記ガ
イド部材によって、スプロケットホイールに巻き掛けら
れて反転する無端搬送ベルトの前記巻き掛け反転部分か
ら、前記リーダを一時的に離間させ反転させながら搬送
する、ことを特徴としている。
[作用] 上記構成の写真現像装置では、リーダは無端搬送ベル
トによって駆動力を受けて搬送される。無端搬送ベルト
の巻掛け反転部分ではリーダはガイド部材によって一時
的に無端搬送ベルトから離間しガイド部材に沿って移動
すると共に、フイルムがガイドローラへ巻掛けられて反
転する。ガイドローラはスプロケツトホイールと共に駆
動力を受けているため回転が拘束されずフイルムに傷が
つくことがない。またリーダは無端搬送ベルトの直線部
分によって確実に駆動力が伝達される。
トによって駆動力を受けて搬送される。無端搬送ベルト
の巻掛け反転部分ではリーダはガイド部材によって一時
的に無端搬送ベルトから離間しガイド部材に沿って移動
すると共に、フイルムがガイドローラへ巻掛けられて反
転する。ガイドローラはスプロケツトホイールと共に駆
動力を受けているため回転が拘束されずフイルムに傷が
つくことがない。またリーダは無端搬送ベルトの直線部
分によって確実に駆動力が伝達される。
[発明の実施例] 第1図には本発明が適用された写真現像装置10の側断
面図が示されている。この写真現像装置10には上下方向
に延びる現像槽12、漂白槽14、定着槽16、水洗槽18及び
安定槽20の各処理槽が並設されている。これらの処理槽
には現像液が漂白液などの各処理液が充填されており、
フイルム22の処理浴となっている。安定槽20の側方には
乾燥室24が配置されており、前記各処理後のフイルム22
を乾燥するようになっている。
面図が示されている。この写真現像装置10には上下方向
に延びる現像槽12、漂白槽14、定着槽16、水洗槽18及び
安定槽20の各処理槽が並設されている。これらの処理槽
には現像液が漂白液などの各処理液が充填されており、
フイルム22の処理浴となっている。安定槽20の側方には
乾燥室24が配置されており、前記各処理後のフイルム22
を乾燥するようになっている。
現像槽12の片側には供給装置26が配置され、フイルム
22をパトローネ28から引出して現像槽12へ送るようにな
っている。また乾燥室24の片側には集積装置30が配置さ
れ、処理後のフイルム22を集積するようになっている。
22をパトローネ28から引出して現像槽12へ送るようにな
っている。また乾燥室24の片側には集積装置30が配置さ
れ、処理後のフイルム22を集積するようになっている。
第7図に示す如く、フイルム22はスプール32に巻取ら
れた状態でパトローネ28へ収容されている。この実施例
では各々スプール32から引出された二本のフイルム22の
先端が一枚のリーダ34へ接着テープ36により固着されて
いる。リーダ34はフイルム22よりも若干量だけ剛性の高
い可撓性合成樹脂シートであり、中央には長手方向に沿
って定間隔で四角形状の係合孔38が穿設されている。フ
イルム22はリーダ34に先導され各処理槽内を搬送される
ようになっている。
れた状態でパトローネ28へ収容されている。この実施例
では各々スプール32から引出された二本のフイルム22の
先端が一枚のリーダ34へ接着テープ36により固着されて
いる。リーダ34はフイルム22よりも若干量だけ剛性の高
い可撓性合成樹脂シートであり、中央には長手方向に沿
って定間隔で四角形状の係合孔38が穿設されている。フ
イルム22はリーダ34に先導され各処理槽内を搬送される
ようになっている。
各処理槽内にはフィルム転送ユニツト100が載置され
ており、槽内へフィルム38を浸漬して反転させた後に取
出すようになっている。このフイルム転送ユニツト100
について第2図から第5図に従い詳細に説明する。
ており、槽内へフィルム38を浸漬して反転させた後に取
出すようになっている。このフイルム転送ユニツト100
について第2図から第5図に従い詳細に説明する。
このフイルム転送ユニツト100では両側部に折曲部101
を有する一対のサイドプレート102が対向して配置され
ており、これらのサイドプレート102間へ複数の支持棒1
04が掛け渡され、この支持棒104の両端部がビス106でサ
イドプレート102へ固着されることにより一対のサイド
プレート102の間隔が定められている。
を有する一対のサイドプレート102が対向して配置され
ており、これらのサイドプレート102間へ複数の支持棒1
04が掛け渡され、この支持棒104の両端部がビス106でサ
イドプレート102へ固着されることにより一対のサイド
プレート102の間隔が定められている。
またサイドプレート102の両端部付近、即ち取付状態
における上下端部付近には回転軸108、回転軸110がそれ
ぞれ軸受112、114でサイドプレート102へ軸支されてい
る。回転軸108及び回転軸110にはそれぞれ中央部に巻掛
ホイールとしてのスプロケツトホイール116、118が固着
されており、更に回転軸110にはスプロケツトホイール1
18の両側に一対のガイドローラ119が固着されている。
このためこれらのスプロケツトホイール116、118及びガ
イドローラ119は回転軸108、110と共に回転するように
なっている。回転軸108の一端はサイドプレート102から
突出し、その先端部にスプロケツトホイール120が固着
されている。このスプロケツトホイール120へはチェン1
22が巻き掛けられており、図示しないモーターの駆動力
で回転力を受け、これによって回転軸108及びスプロケ
ツトホイール116が回転出来るようになっている。
における上下端部付近には回転軸108、回転軸110がそれ
ぞれ軸受112、114でサイドプレート102へ軸支されてい
る。回転軸108及び回転軸110にはそれぞれ中央部に巻掛
ホイールとしてのスプロケツトホイール116、118が固着
されており、更に回転軸110にはスプロケツトホイール1
18の両側に一対のガイドローラ119が固着されている。
このためこれらのスプロケツトホイール116、118及びガ
イドローラ119は回転軸108、110と共に回転するように
なっている。回転軸108の一端はサイドプレート102から
突出し、その先端部にスプロケツトホイール120が固着
されている。このスプロケツトホイール120へはチェン1
22が巻き掛けられており、図示しないモーターの駆動力
で回転力を受け、これによって回転軸108及びスプロケ
ツトホイール116が回転出来るようになっている。
ガイドローラ119はその外径が軸方向中間部において
最も小さく、軸方向両端部にかけて次第に増大する円弧
形状となっている。
最も小さく、軸方向両端部にかけて次第に増大する円弧
形状となっている。
スプロケツトホイール116、118にはタイミングベルト
124が巻掛けられている。このタイミングベルト124は合
成樹脂で一体成形されており、細幅で薄肉のベルト基部
126の内側には等間隔でタイミング突起である係合突起1
28複数個突出されており、また外側にはこれらの係合突
起128に対応した位置に係合突起128の幅寸法より小さな
幅寸法おされた搬送突起130が等間隔で突出されてい
る。これらの搬送突起130はリーダ34の係合孔38へ係合
し、これによってリーダ34をタイミングベルト124に沿
って駆動する用になっている。
124が巻掛けられている。このタイミングベルト124は合
成樹脂で一体成形されており、細幅で薄肉のベルト基部
126の内側には等間隔でタイミング突起である係合突起1
28複数個突出されており、また外側にはこれらの係合突
起128に対応した位置に係合突起128の幅寸法より小さな
幅寸法おされた搬送突起130が等間隔で突出されてい
る。これらの搬送突起130はリーダ34の係合孔38へ係合
し、これによってリーダ34をタイミングベルト124に沿
って駆動する用になっている。
サイドプレート102間にはスプロケツトホイール116、
118の間へ支持プレート140が配置されてタイミングベル
ト124の内周面に対応している。この支持プレート140は
中間部へ支持棒104が貫通することにより支持棒104を介
してサイドプレート102へ支持されている。
118の間へ支持プレート140が配置されてタイミングベル
ト124の内周面に対応している。この支持プレート140は
中間部へ支持棒104が貫通することにより支持棒104を介
してサイドプレート102へ支持されている。
この支持プレート140の長手方向上端部には円弧状切
欠142が形成されてスプロケツトホイール116の一部を収
容するようになっている。また支持プレート140の長手
方向下端部はスプロケツトホイール118の両側へ延長さ
れた薄肉板とされ、スプロケツトホイール118の下端部
よりも更に下方へ突出しその先端はスプロケツトホイー
ル118の外径よりも若干大きな外径の円弧形状とされた
リーダガイド部140Aとなっている。更に支持プレート14
0の側面にはコ字状溝144が長手方向全域に亘って穿設さ
れている。このコ字状溝144はタイミングベルト124の係
合突起128を収容し、タイミングベルト124が幅方向に移
動しない用に案内している。
欠142が形成されてスプロケツトホイール116の一部を収
容するようになっている。また支持プレート140の長手
方向下端部はスプロケツトホイール118の両側へ延長さ
れた薄肉板とされ、スプロケツトホイール118の下端部
よりも更に下方へ突出しその先端はスプロケツトホイー
ル118の外径よりも若干大きな外径の円弧形状とされた
リーダガイド部140Aとなっている。更に支持プレート14
0の側面にはコ字状溝144が長手方向全域に亘って穿設さ
れている。このコ字状溝144はタイミングベルト124の係
合突起128を収容し、タイミングベルト124が幅方向に移
動しない用に案内している。
一方タイミングベルト124を挟んで支持プレート140の
反対側、すなわちタイミングベルト124の外周に対応し
てガイドバー146が各々タイミングベルト124の直線部分
に対応して一対設けられている。これ等のガイトバー14
6はサイドプレート102間へ掛け渡される一対のカバープ
レート148へ固着されている。
反対側、すなわちタイミングベルト124の外周に対応し
てガイドバー146が各々タイミングベルト124の直線部分
に対応して一対設けられている。これ等のガイトバー14
6はサイドプレート102間へ掛け渡される一対のカバープ
レート148へ固着されている。
このガイトバー146はタイミングベルト124に対向した
表面へコ字状溝150が穿設されている。このコ字状溝150
はタイミングベルト124から突出した搬送突起130の幅寸
法よりも若干量だけ大きな幅寸法を有してタイミングベ
ルト124の移動時に搬送突起130を通過させる役目を有し
ている。
表面へコ字状溝150が穿設されている。このコ字状溝150
はタイミングベルト124から突出した搬送突起130の幅寸
法よりも若干量だけ大きな幅寸法を有してタイミングベ
ルト124の移動時に搬送突起130を通過させる役目を有し
ている。
またガイドバー146はベルト基部126の表面との間に若
干量の隙間を形成する配置となっている。すなわちこの
隙間はタイミングベルト124へ引張られて移動するリー
ダ34の通過空間であり、ガイドバー146はタイミングベ
ルト124との間にリーダ34を挟持し、搬送突起130と係合
孔38との係合状態が離脱しない様にする役目を有してい
る。
干量の隙間を形成する配置となっている。すなわちこの
隙間はタイミングベルト124へ引張られて移動するリー
ダ34の通過空間であり、ガイドバー146はタイミングベ
ルト124との間にリーダ34を挟持し、搬送突起130と係合
孔38との係合状態が離脱しない様にする役目を有してい
る。
このガイドバー146は、タイミングベルト124の湾曲部
から直線部へ至る部分でリーダ34を円滑にガイドバー14
6とタイミングベルト124の間へ案内するべく、第2図及
び第5図に示される如く一方の下端部が次第に肉厚を減
少する円弧状案内部146Aとなっている。
から直線部へ至る部分でリーダ34を円滑にガイドバー14
6とタイミングベルト124の間へ案内するべく、第2図及
び第5図に示される如く一方の下端部が次第に肉厚を減
少する円弧状案内部146Aとなっている。
カバープレート148の外側、すなわちタイミングベル
ト124と反対側にはフイルム蛇行防止機構としての可撓
板152がそれぞれ上下に3個取付けられている。この可
撓板152は第5図に示される如く薄肉板状で合成樹脂か
ら製作されている。この可撓板152はその一端がビス154
によりカバープレート148へ固着されている。このビス1
54は前記ガイドバー146をも同時にカバープレート148へ
固定する様になっている。
ト124と反対側にはフイルム蛇行防止機構としての可撓
板152がそれぞれ上下に3個取付けられている。この可
撓板152は第5図に示される如く薄肉板状で合成樹脂か
ら製作されている。この可撓板152はその一端がビス154
によりカバープレート148へ固着されている。このビス1
54は前記ガイドバー146をも同時にカバープレート148へ
固定する様になっている。
可撓板152の他の一端には一体成型で三角形状の蛇行
防止爪156が一対設けられている。これ等の爪156はそれ
ぞれカバープレート148の上方、下方及びカバープレー
ト148に穿設された矩形貫通孔158を通ってタイミングベ
ルト124方向へ突出している。これ等の爪156は第4図に
示される如く搬送されるフイルム22の一側面と対応して
突出され、フイルム22が蛇行して移動しないような規制
手段となっている。
防止爪156が一対設けられている。これ等の爪156はそれ
ぞれカバープレート148の上方、下方及びカバープレー
ト148に穿設された矩形貫通孔158を通ってタイミングベ
ルト124方向へ突出している。これ等の爪156は第4図に
示される如く搬送されるフイルム22の一側面と対応して
突出され、フイルム22が蛇行して移動しないような規制
手段となっている。
しかし、これ等の爪156の傾斜面160はタイミングベル
ト124によって送られるリーダ34の移動方向と傾斜して
配置されており、これによって移動するリーダ34は傾斜
面160と当接し可撓板152を撓ませて爪156をリーダ34の
移動軌跡から押し出す様になっている。従ってリーダ34
はその移動時に爪156を移動軌跡外へ排除し、リーダ34
が通過すると爪156は再びカバープレート148の内側へ突
出し、リーダ34に引張られて移動するフイルム22の側面
を規制できる。この結果、第7図に示される如く、リー
ダ34に案内されるフイルム22が複数ある場合にも、これ
らのフイルム22間の側面へそれぞれ爪156を対応させる
ことが可能となっている。
ト124によって送られるリーダ34の移動方向と傾斜して
配置されており、これによって移動するリーダ34は傾斜
面160と当接し可撓板152を撓ませて爪156をリーダ34の
移動軌跡から押し出す様になっている。従ってリーダ34
はその移動時に爪156を移動軌跡外へ排除し、リーダ34
が通過すると爪156は再びカバープレート148の内側へ突
出し、リーダ34に引張られて移動するフイルム22の側面
を規制できる。この結果、第7図に示される如く、リー
ダ34に案内されるフイルム22が複数ある場合にも、これ
らのフイルム22間の側面へそれぞれ爪156を対応させる
ことが可能となっている。
またカバープレート148の両側付近にはこれ等の可撓
板152に対応して規制ブロツク162が固着されており、移
動するフイルム22の他の一側面へ対応し、これによって
もフイルム22の蛇行を防止出来る様になっている。この
規制ブロツク162には進行して来るリーダ34に面して傾
斜面163が形成されリーダ34をこの規制ブロツク162と可
撓板152との間へ円滑に案内するようになっている。
板152に対応して規制ブロツク162が固着されており、移
動するフイルム22の他の一側面へ対応し、これによって
もフイルム22の蛇行を防止出来る様になっている。この
規制ブロツク162には進行して来るリーダ34に面して傾
斜面163が形成されリーダ34をこの規制ブロツク162と可
撓板152との間へ円滑に案内するようになっている。
なおカバープレート148には複数個の貫通孔165が穿設
されており、処理液を流通させる役目を有している。こ
れ等の貫通孔165はフイルム22の進行方向に向けてV字
形状となっており、これによってフイルム22がこれ等の
貫通孔165へ接触して不用意に移動を妨げることがない
様になっている。
されており、処理液を流通させる役目を有している。こ
れ等の貫通孔165はフイルム22の進行方向に向けてV字
形状となっており、これによってフイルム22がこれ等の
貫通孔165へ接触して不用意に移動を妨げることがない
様になっている。
タイミングベルト124の内側に配置された支持プレー
ト140の両側には支持棒104へ支持ブラケツト166が固着
されており、この支持ブラケツト166の両側には各々円
弧形状の規制板168が固着されている。これ等の規制板1
68は移動されるフイルム22が不必要に波打ち屈曲するの
を防止しており、且つ複数個の円孔169を有し処理液の
流通を促進する様になっている。
ト140の両側には支持棒104へ支持ブラケツト166が固着
されており、この支持ブラケツト166の両側には各々円
弧形状の規制板168が固着されている。これ等の規制板1
68は移動されるフイルム22が不必要に波打ち屈曲するの
を防止しており、且つ複数個の円孔169を有し処理液の
流通を促進する様になっている。
支持プレート140及びブラケツト166の下方のサイドプ
レート102間には反転用ブラケツト176が掛け渡されてい
る。この反転用ブラケツト176からはガイドローラ119の
軸方向両端部に対応して立壁178、179がそれぞれ立設さ
れており、立壁178には第2図に示される如く支持プレ
ート140のリーダガイド部140Aの外径よりも若干大きな
内径を有する円弧案内部180が形成されている。この円
弧案内部180はU字形とされてスプロケツトホイール118
へ向けて開放されており、リーダガイド部140Aとの間の
隙間がリーダ34の折返しガイド部となっている。このU
字形の折返しガイド部は一端がタイミングベルト124の
一方の直線部延長上に配置されてリーダ入口を、他端が
タイミングベルト124の他方の直線部延長上に配置され
てリーダ出口を形成している。
レート102間には反転用ブラケツト176が掛け渡されてい
る。この反転用ブラケツト176からはガイドローラ119の
軸方向両端部に対応して立壁178、179がそれぞれ立設さ
れており、立壁178には第2図に示される如く支持プレ
ート140のリーダガイド部140Aの外径よりも若干大きな
内径を有する円弧案内部180が形成されている。この円
弧案内部180はU字形とされてスプロケツトホイール118
へ向けて開放されており、リーダガイド部140Aとの間の
隙間がリーダ34の折返しガイド部となっている。このU
字形の折返しガイド部は一端がタイミングベルト124の
一方の直線部延長上に配置されてリーダ入口を、他端が
タイミングベルト124の他方の直線部延長上に配置され
てリーダ出口を形成している。
従ってタイミングベルト124の搬送突起130に掛け止め
されて下方に案内されるリーダ34は、スプロケツトホイ
ール118へ巻き掛けられるタイミングベルト124の反転部
で支持プレート140のリーダガイド部140Aに案内されて
ガイドバー146とタイミングベルト124の間から解放され
るので、タイミングベルト124の屈曲反転に拘わらず、
そのまま下方へ直進し円弧案内部180とリーダガイド部1
40Aとの間へ侵入する様になっている。この侵入したリ
ーダ34は円弧案内部180に沿ってリーダガイド部140Aの
周りを反転し、スプロケツトホイール118で折返された
タイミングベルト124の搬送突起130へ再び係合して上昇
されるようになっている。この場合上昇されるリーダ34
はガイドバー146の円弧状案内部146Aによって円滑にタ
イミングベルト124の搬送突起130へ係合される。
されて下方に案内されるリーダ34は、スプロケツトホイ
ール118へ巻き掛けられるタイミングベルト124の反転部
で支持プレート140のリーダガイド部140Aに案内されて
ガイドバー146とタイミングベルト124の間から解放され
るので、タイミングベルト124の屈曲反転に拘わらず、
そのまま下方へ直進し円弧案内部180とリーダガイド部1
40Aとの間へ侵入する様になっている。この侵入したリ
ーダ34は円弧案内部180に沿ってリーダガイド部140Aの
周りを反転し、スプロケツトホイール118で折返された
タイミングベルト124の搬送突起130へ再び係合して上昇
されるようになっている。この場合上昇されるリーダ34
はガイドバー146の円弧状案内部146Aによって円滑にタ
イミングベルト124の搬送突起130へ係合される。
この結果、タイミングベルト124の搬送突起130はスプ
ロケツトホイール118の反転部で搬送突起130のピツチ増
大に対処している。この点を更に詳しく説明すると、タ
イミングベルト124は複数個の係合突起128スプロケツト
ホイール116、118へ正確にかみ合うように設計されてお
り、このため直進部では複数個の係合突起128間のピツ
チと複数個の搬送突起130の間のピツチとは等しいが、
タイミングベルト124の屈曲部ではベルト基部126の肉厚
相当分だけ搬送突起130間のピツチが係合突起128間のピ
ツチよりも増大され、リーダ34の係合孔38が搬送突起13
0へ係合できなくなる。本実施例ではこの寸法変化に対
処するため、リーダ34をタイミングベルト124の屈曲部
ではタイミングベルト124から一時的に離間し、反転後
に再びタイミングベルト124と係合させる様になってい
る。
ロケツトホイール118の反転部で搬送突起130のピツチ増
大に対処している。この点を更に詳しく説明すると、タ
イミングベルト124は複数個の係合突起128スプロケツト
ホイール116、118へ正確にかみ合うように設計されてお
り、このため直進部では複数個の係合突起128間のピツ
チと複数個の搬送突起130の間のピツチとは等しいが、
タイミングベルト124の屈曲部ではベルト基部126の肉厚
相当分だけ搬送突起130間のピツチが係合突起128間のピ
ツチよりも増大され、リーダ34の係合孔38が搬送突起13
0へ係合できなくなる。本実施例ではこの寸法変化に対
処するため、リーダ34をタイミングベルト124の屈曲部
ではタイミングベルト124から一時的に離間し、反転後
に再びタイミングベルト124と係合させる様になってい
る。
なお立壁178には円弧案内部180の入口部分に於いて導
入円弧部182が形成され、リーダ34が円弧案内部180とリ
ーダガイド部140Aとの間へ入り易い様になっている。
入円弧部182が形成され、リーダ34が円弧案内部180とリ
ーダガイド部140Aとの間へ入り易い様になっている。
第1図に示される如く、複数個のフイルム搬送ユニツ
ト100の上端部間には第6図にも示される支持ブラケツ
ト184が取り付けられる様になっている。この支持ブラ
ケツト184は薄板材がコ字状に屈曲されており、この両
脚部間に支軸186が掛け渡されてビス188により固定され
ている。この支軸186にはフイルム転送ユニツト100の下
部へ取り付けられたガイドローラ119と同様形状のガイ
ドローラ190が軸支されて回転自在となっている。
ト100の上端部間には第6図にも示される支持ブラケツ
ト184が取り付けられる様になっている。この支持ブラ
ケツト184は薄板材がコ字状に屈曲されており、この両
脚部間に支軸186が掛け渡されてビス188により固定され
ている。この支軸186にはフイルム転送ユニツト100の下
部へ取り付けられたガイドローラ119と同様形状のガイ
ドローラ190が軸支されて回転自在となっている。
また支持ブラケツト184の中間部には適宜間隔で一対
の反転用立壁192が突出されており、フイルム転送ユニ
ツト100の下部へ取り付けられた立壁178と同様に円弧案
内部191を有している。この立壁192の一端は傾斜案内部
193とされている。またこの支持ブラケツト184には両端
部へ支軸186を挟む状態で一対の平行なスリツト状切欠1
94が形成されている。
の反転用立壁192が突出されており、フイルム転送ユニ
ツト100の下部へ取り付けられた立壁178と同様に円弧案
内部191を有している。この立壁192の一端は傾斜案内部
193とされている。またこの支持ブラケツト184には両端
部へ支軸186を挟む状態で一対の平行なスリツト状切欠1
94が形成されている。
従ってこの支持ブラケツト184は切欠194が第1図に示
される如く隣接するフイルム搬送ユニツト100のサイド
プレート102へ係合すると、ガイドローラ190が隣接する
フイルム搬送ユニツト100の上部間へ配置されフイルム
搬送ユニツト100の下方に取り付けられた折返しガイド
部すなわちリーダガイド部140A及び立壁178の作用と同
様に、リーダ34をタイミングベルト124から離してガイ
ドローラ190に沿って反転し、隣接するフイルム搬送ユ
ニツト100へ受け渡すようになっている。このため、こ
の部分の折返しガイド部は、リーダ入口と出口がそれぞ
れ隣接する処理槽のタイミングベルト直線部延長上へ配
置されることになる。特に立壁192の傾斜案内部193は第
2図に示される如くタイミングベルト124の移動軌跡内
へ入り込んでタイミングベルト124の直線延長上へ対応
し、リーダ34を円弧案内部191へ円滑に受け渡すことが
できる。
される如く隣接するフイルム搬送ユニツト100のサイド
プレート102へ係合すると、ガイドローラ190が隣接する
フイルム搬送ユニツト100の上部間へ配置されフイルム
搬送ユニツト100の下方に取り付けられた折返しガイド
部すなわちリーダガイド部140A及び立壁178の作用と同
様に、リーダ34をタイミングベルト124から離してガイ
ドローラ190に沿って反転し、隣接するフイルム搬送ユ
ニツト100へ受け渡すようになっている。このため、こ
の部分の折返しガイド部は、リーダ入口と出口がそれぞ
れ隣接する処理槽のタイミングベルト直線部延長上へ配
置されることになる。特に立壁192の傾斜案内部193は第
2図に示される如くタイミングベルト124の移動軌跡内
へ入り込んでタイミングベルト124の直線延長上へ対応
し、リーダ34を円弧案内部191へ円滑に受け渡すことが
できる。
現像槽12の上端部と供給装置26との間には支持ブラケ
ツト184と同様構造であるが、水平に送られたリーダ34
及びフイルム22を現像槽12内へ配置されるフイルム搬送
ユニツト100へ案内し、リーダ34をスプロケツトホイー
ル116へ係合させるための支持ブラケツト196が配置さ
れ、同様にガイドローラ198が軸支されている。
ツト184と同様構造であるが、水平に送られたリーダ34
及びフイルム22を現像槽12内へ配置されるフイルム搬送
ユニツト100へ案内し、リーダ34をスプロケツトホイー
ル116へ係合させるための支持ブラケツト196が配置さ
れ、同様にガイドローラ198が軸支されている。
安定槽20と乾燥室24との間にも同様な支持ブラツケト
200が取り付けられ、リーダ34及びフイルム22を安定槽2
0から乾燥室24へ反転移動させる様になっている。しか
し、安定槽20と乾燥室24は他の処理槽間の間隔よりも若
干量だけ広くなっているので、この支持ブラツケト200
には第1図に示される如く側面形状で適当長さ離れた一
対の反転ローラ202が軸支されている。
200が取り付けられ、リーダ34及びフイルム22を安定槽2
0から乾燥室24へ反転移動させる様になっている。しか
し、安定槽20と乾燥室24は他の処理槽間の間隔よりも若
干量だけ広くなっているので、この支持ブラツケト200
には第1図に示される如く側面形状で適当長さ離れた一
対の反転ローラ202が軸支されている。
また水洗槽18、安定槽20及び乾燥室24内へ配置される
フイルム搬送ユニツト100は他の処理槽内のフイルム搬
送ユニツト100よりも上下寸法が短かく製作されてい
る。
フイルム搬送ユニツト100は他の処理槽内のフイルム搬
送ユニツト100よりも上下寸法が短かく製作されてい
る。
次に本実施例の作用を説明する。
最初に二本のフイルム22の先端をパトローネ28から引
出し、第7図に示す如くリーダ34の後端へ接着テープ36
によって固着する。次にこれらを供給装置26にセツトし
た後、作業員が所定のスタートボタンを押すと、リーダ
34がフイルム22と共に搬送され始める。
出し、第7図に示す如くリーダ34の後端へ接着テープ36
によって固着する。次にこれらを供給装置26にセツトし
た後、作業員が所定のスタートボタンを押すと、リーダ
34がフイルム22と共に搬送され始める。
供給装置26から送り出されて支持ブラケツト196及び
ガイドローラ198により下方へ屈曲されたリーダ34は現
像槽12内のタイミングベルト124に係合される。すなわ
ちリーダ34の係合孔38内へタイミングベルト124の搬送
突起130が入り込み、タイミングベルト124とガイドバー
146に挟持されてリーダ34が現像槽12の下方へと浸漬さ
れる この現像槽12の下端部付近に於いてリーダ34はタイミ
ングベルト124の反転に伴ない、スプロケツトホイール1
18の下端よりも更に下方へ突出する支持プレート140の
リーダガイド部140Aに案内されて一時的にタイミングベ
ルト124の搬送突起130から離間し、リーダガイド部140A
と反転用ブラケツト176の円弧案内部180とによって形成
される折返しガイド部を通って反転し上方へ移動され
る。この反転されたリーダ34は上方向へ移動しているタ
イミングベルト124の搬送突起130と再び係合し上端部へ
と移動する。
ガイドローラ198により下方へ屈曲されたリーダ34は現
像槽12内のタイミングベルト124に係合される。すなわ
ちリーダ34の係合孔38内へタイミングベルト124の搬送
突起130が入り込み、タイミングベルト124とガイドバー
146に挟持されてリーダ34が現像槽12の下方へと浸漬さ
れる この現像槽12の下端部付近に於いてリーダ34はタイミ
ングベルト124の反転に伴ない、スプロケツトホイール1
18の下端よりも更に下方へ突出する支持プレート140の
リーダガイド部140Aに案内されて一時的にタイミングベ
ルト124の搬送突起130から離間し、リーダガイド部140A
と反転用ブラケツト176の円弧案内部180とによって形成
される折返しガイド部を通って反転し上方へ移動され
る。この反転されたリーダ34は上方向へ移動しているタ
イミングベルト124の搬送突起130と再び係合し上端部へ
と移動する。
このようなリーダ34の移動に先導されて移動するフイ
ルム22は、リーダ34の移動後ガイドローラ119に巻掛け
られ反転して上方へ移動する。この場合ガイドローラ11
9はスプロケツトホイール118と同軸的に固着されタイミ
ングベルト124によって駆動力を受けて回転しているた
め、現像処理に伴なう汚れで回転が拘束されることがな
く、フイルム22にすり傷等が発生することがない。また
ガイドローラ119は現像槽12の下端部に位置しているに
も拘らずタイミングベルト124によってスプロケツトホ
イール118と共に駆動力を得ているため、別の新たな駆
動手段を設ける必要がなく、構造が簡単となる。更にフ
イルム22はカバープレート148の内側へ突出する爪156及
び規制ブロツク162によってその蛇行が防止されるの
で、適正な張力状態で且つ処理槽内の他の部品に接触す
ることなく現像処理される。特に蛇行防止爪は一対のフ
イルム22の対向側面に対応してフイルムの幅方向移動を
規制するので、蛇行防止が確実である。
ルム22は、リーダ34の移動後ガイドローラ119に巻掛け
られ反転して上方へ移動する。この場合ガイドローラ11
9はスプロケツトホイール118と同軸的に固着されタイミ
ングベルト124によって駆動力を受けて回転しているた
め、現像処理に伴なう汚れで回転が拘束されることがな
く、フイルム22にすり傷等が発生することがない。また
ガイドローラ119は現像槽12の下端部に位置しているに
も拘らずタイミングベルト124によってスプロケツトホ
イール118と共に駆動力を得ているため、別の新たな駆
動手段を設ける必要がなく、構造が簡単となる。更にフ
イルム22はカバープレート148の内側へ突出する爪156及
び規制ブロツク162によってその蛇行が防止されるの
で、適正な張力状態で且つ処理槽内の他の部品に接触す
ることなく現像処理される。特に蛇行防止爪は一対のフ
イルム22の対向側面に対応してフイルムの幅方向移動を
規制するので、蛇行防止が確実である。
また現像槽12内のガイドローラ119はその外周形状が
鼓形状とされているのでこのガイドローラ119で折返さ
れるフイルム22はこのガイドローラ119との接触面積が
著しく小さく、処理面に不必要な傷が発生することはな
い。
鼓形状とされているのでこのガイドローラ119で折返さ
れるフイルム22はこのガイドローラ119との接触面積が
著しく小さく、処理面に不必要な傷が発生することはな
い。
現像槽12内で現像処理がなされ上端部へ移動したリー
ダ34は、スプロケツトホイール116によってタイミング
ベルト124が反転されるために再びタイミングベルト124
から離間し、支持ブラケツト184とガイドローラ190によ
って形成される折返しガイド部の間へ挿入され、下方向
へと反転されて漂白槽14内のフイルム搬送ユニツト100
へと受渡される。
ダ34は、スプロケツトホイール116によってタイミング
ベルト124が反転されるために再びタイミングベルト124
から離間し、支持ブラケツト184とガイドローラ190によ
って形成される折返しガイド部の間へ挿入され、下方向
へと反転されて漂白槽14内のフイルム搬送ユニツト100
へと受渡される。
この場合にもフイルム22はガイドローラ190と少ない
面積で接触するので傷発生はない。
面積で接触するので傷発生はない。
この様にリーダ34の移動に先導されてフイルム22は順
次、各漂白槽14、定着槽16、水洗槽18、安定槽20での浸
漬、反転、取出、受渡しにより、漂白、定着、水洗、安
定化処理が行なわれ乾燥室24へ送られる。更にこの乾燥
室24で乾燥処理が行なわれた後フイルム集積装置30へと
送り出されて取出される。
次、各漂白槽14、定着槽16、水洗槽18、安定槽20での浸
漬、反転、取出、受渡しにより、漂白、定着、水洗、安
定化処理が行なわれ乾燥室24へ送られる。更にこの乾燥
室24で乾燥処理が行なわれた後フイルム集積装置30へと
送り出されて取出される。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明に係る写真現像装置は、対向
配置された一対のスプロケットホイール間に無端搬送ベ
ルトを巻き掛けると共に前記無端搬送ベルトの内側に形
成された係合突起を前記スプロケットホイールに噛み合
わせて駆動させ、現像用フィルムの一端が取付けられた
リーダに前記無端搬送ベルトの外側に形成された搬送突
起によって駆動力を与えフィルムを自動的に搬送させる
写真現像装置であって、前記スプロケットホイールへ同
軸的にフィルム案内用のガイドローラを固定し、前記ス
プロケットホイールに巻き掛けられて反転する無端搬送
ベルトの前記巻き掛け反転部分における搬送突起の移動
軌跡よりも更に外側に、前記リーダを案内するガイド部
材を設け、前記ガイド部材によって、スプロケットホイ
ールに巻き掛けられて反転する無端搬送ベルトの前記巻
き掛け反転部分から、前記リーダを一時的に離間させ反
転させながら搬送する、ことを特徴としているので、簡
単な構造で無端ベルトの駆動力を確実にリーダへ伝達す
ることができ、かつフイルムに傷をつけることなく案内
搬送することができるという優れた効果を有する。
配置された一対のスプロケットホイール間に無端搬送ベ
ルトを巻き掛けると共に前記無端搬送ベルトの内側に形
成された係合突起を前記スプロケットホイールに噛み合
わせて駆動させ、現像用フィルムの一端が取付けられた
リーダに前記無端搬送ベルトの外側に形成された搬送突
起によって駆動力を与えフィルムを自動的に搬送させる
写真現像装置であって、前記スプロケットホイールへ同
軸的にフィルム案内用のガイドローラを固定し、前記ス
プロケットホイールに巻き掛けられて反転する無端搬送
ベルトの前記巻き掛け反転部分における搬送突起の移動
軌跡よりも更に外側に、前記リーダを案内するガイド部
材を設け、前記ガイド部材によって、スプロケットホイ
ールに巻き掛けられて反転する無端搬送ベルトの前記巻
き掛け反転部分から、前記リーダを一時的に離間させ反
転させながら搬送する、ことを特徴としているので、簡
単な構造で無端ベルトの駆動力を確実にリーダへ伝達す
ることができ、かつフイルムに傷をつけることなく案内
搬送することができるという優れた効果を有する。
第1図は本発明に係る写真現像装置の全体側断面図、第
2図はフイルム転送ユニツトの拡大断面図、第3図は第
2図III−III線に沿った断面図、第4図はフイルム転送
ユニツトの平面図、第5図はフイルム転送ユニツトの分
解斜視図、第6図は支持ブラケツト及びガイドローラを
示す分解斜視図、第7図はリーダへのフイルム取付状態
を示す平面図である。 10……写真現像装置、 22……フイルム、 34……リーダ、 38……係合孔、 100……フイルム転送ユニツト、 116、118……スプロケツトホイール、 119……ガイドローラ、 124……タイミングベルト、 128……係合突起、 130……搬送突起、 140……支持プレート、 140A……リーダガイド部、 176……反転用ブラケツト、 178……立壁、 180……円弧案内部。
2図はフイルム転送ユニツトの拡大断面図、第3図は第
2図III−III線に沿った断面図、第4図はフイルム転送
ユニツトの平面図、第5図はフイルム転送ユニツトの分
解斜視図、第6図は支持ブラケツト及びガイドローラを
示す分解斜視図、第7図はリーダへのフイルム取付状態
を示す平面図である。 10……写真現像装置、 22……フイルム、 34……リーダ、 38……係合孔、 100……フイルム転送ユニツト、 116、118……スプロケツトホイール、 119……ガイドローラ、 124……タイミングベルト、 128……係合突起、 130……搬送突起、 140……支持プレート、 140A……リーダガイド部、 176……反転用ブラケツト、 178……立壁、 180……円弧案内部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−191257(JP,A) 特開 昭63−259665(JP,A) 特開 昭54−61530(JP,A) 特開 昭61−185748(JP,A) 実開 昭63−20148(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】対向配置された一対のスプロケットホイー
ル間に無端搬送ベルトを巻き掛けると共に前記無端搬送
ベルトの内側に形成された係合突起を前記スプロケット
ホイールに噛み合わせて駆動させ、現像用フィルムの一
端が取付けられたリーダに前記無端搬送ベルトの外側に
形成された搬送突起によって駆動力を与えフィルムを自
動的に搬送させる写真現像装置であって、 前記スプロケットホイールへ同軸的にフィルム案内用の
ガイドローラを固定し、 前記スプロケットホイールに巻き掛けられて反転する無
端搬送ベルトの前記巻き掛け反転部分における搬送突起
の移動軌跡よりも更に外側に、前記リーダを案内するガ
イド部材を設け、 前記ガイド部材によって、スプロケットホイールに巻き
掛けられて反転する無端搬送ベルトの前記巻き掛け反転
部分から、前記リーダを一時的に離間させ反転させなが
ら搬送する、 ことを特徴とした写真現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094945A JP2555064B2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 写真現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62094945A JP2555064B2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 写真現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63259665A JPS63259665A (ja) | 1988-10-26 |
JP2555064B2 true JP2555064B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=14124082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62094945A Expired - Lifetime JP2555064B2 (ja) | 1987-04-17 | 1987-04-17 | 写真現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555064B2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-17 JP JP62094945A patent/JP2555064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63259665A (ja) | 1988-10-26 |
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