JP2555039B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JP2555039B2
JP2555039B2 JP61267656A JP26765686A JP2555039B2 JP 2555039 B2 JP2555039 B2 JP 2555039B2 JP 61267656 A JP61267656 A JP 61267656A JP 26765686 A JP26765686 A JP 26765686A JP 2555039 B2 JP2555039 B2 JP 2555039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit line
current
memory cell
circuit
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61267656A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63122090A (ja
Inventor
勝博 則末
誠 林
知行 渡部
誠 降籏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP61267656A priority Critical patent/JP2555039B2/ja
Publication of JPS63122090A publication Critical patent/JPS63122090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555039B2 publication Critical patent/JP2555039B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、I2L(インテグレーテツド インジエクシ
ヨン ロジツク:Integrated Injection Logic)を用い
た集積回路に係り、特に設計性、拡張性に優れたRAM
(ランダム アクセス メモリRandom Access Memory)
の周辺回路に関する。
〔従来の技術〕
従来のアナログ・デイジタル供存LSIにおける内蔵I2L
RAMについては、電子通信学会論文誌VOL.J66−C No.9
における金子らによる「高耐圧アナログ回路共存256ビ
ツトI2L RAM」と題する文献において論じられている。
第2図は、従来のI2L素子によるメモリセルの回路図
である。このメモリセルは、2コレクタのI2L2素子を用
い、それぞれのI2Lのベースと、それぞれの2コレクタ
のうち1コレクタを相互に交差接続し、残りの1コレク
タをそれぞれビツト線B,に接続している。また、I2L
のインジエクタをワード線W+、I2Lのエミツタをワー
ド線W-としている。
それぞれ、Q21,Q22はpnpトランジスタ、Q23,Q24は2
コレクタの逆方向動作するnpnトランジスタである。
第3図は、第2図の動作を説明するための周辺回路も
含めた等価回路である。第2図の2コレクタ逆npnトラ
ンジスタQ23,Q24は等価的にベースとコレクタを相互に
交差接続した逆npnトランジスタQ33,Q34と読み出し、書
き出込みを行う際の外部との結合素子として働く逆npn
トランジスタQ35,Q36とに分離して表わしてあり、Q33
Q35はQ23に、Q34とQ36はQ24に相当する。
ワード線W+には定電流源Iinj接続され、pnpトラン
ジスタQ31,Q32はそれぞれ逆npnトランジスタQ33,Q34
負荷として働く。また逆npnトランジスタQ35,Q36のコレ
クタはそれぞれビツト線B,に接続され、B,は負荷抵
抗RBを通して電源VBBら接続されている。
トランジスタQ39,Q310,Q311,Q312,Q313,G31,VCCは本
メモリセルのセンスアンプである。
npnトランジスタQ39,Q310はビツト線B,の電位差を
検出する差動対として動作し、G31は差動対の定電流源
として働く。
npnトランジスタQ39のコレクタは電源VCCに接続され
ているが、これと対をなすnpnトランジスタQ310のコレ
クタは、pnpトランジスタQ311,Q312に接続され、Q310
コレクタ電流とほぼ同じ大きさの電流が出力トランジス
タQ313のベース電流となる回路となつている。
以下、第3図の等価回路図を用いて、読み出し動作
と、その条件について述べる。
いま、逆npnトランジスタQ33,Q35が導通状態であれ
ば、Q34,Q36は非導通である。Q35には、pnpトランジス
タQ32を通じて供給されるベース電流に応じたコレクタ
電流が流れ、逆方向動作する。この場合のコレクタ電流
は、負荷抵抗RBを通じて電源VBBより供給され、ビツト
線Bの電位VBは、負荷抵抗RBの電圧降下による分だけV
BBより低くなる。
一方、ビツト線の電位はQ36がオフ(OFF)であるた
めVBBと同電位であり、ビツト線B,には電位差が生じ
る。このビツト線の電位差のため、センスアンプのnpn
トランジスタQ39はOFF,Q310はオン(ON)となる。Q310
がONとなつたことにより、npnトランジスタQ313のベー
スにはQ310のコレクタ電流とほぼ同じ大きさの電流が流
れ、Q313はONとなり、本センスアンプの出力端子である
Q313のコレクタ電位はほぼOV程度の電位となる。
次に、上記の場合とは反対にnpnトランジスタQ34,Q36
がONしている場合には、ビツト線の電位は、ビツト線
Bより、RBによる電圧降下の分だけ低くなる。この電位
差によりnpnトランジスタQ39がON、Q310がOFFとなり、Q
313にはベース電流が供給されず、Q313はOFFとなつて出
力はハイインピーダンスとなる。
以上のように、本方式のメモリセルは、内部に蓄えた
情報をnpnトランジスQ35,Q36のONまたは、OFFによつて
生じるビツト線電位差となし、この電位差をセンスアン
プにより検出して読み出しを行なう。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上、1ビツトのみ読み出し動作について述べたが、
実際のRAMでは、ビツト線B,を共用する複数個のメモ
リーセルが存在する。
したがつて、この従来方式メモリーセルでは選択,非
選択のメモリーセルが電気的に分離できないため非選択
のメモリセルもビツト線よりコレクタ電流を吸い込むこ
とになる。
そこで、メモリセルの選択,非選択を行なう方法とし
て、選択したセルのインジエクタ電流IinJを増やし、非
選択のセルが吸い込む電流との差をつけるという手段が
取られる。この場合、ビツト線間の電位差が最も少なく
なる最悪条件は、すべての非選択のメモリセルが、選択
されたメモリと反対の情報を保持している場合である。
選択されたメモリセルのインジエクタ電流をIS,非選択
のメモリセルのインジエクタ電流をIuSとすると、選択
されたセルの吸い込み電流IB、及び非選択セルの全吸い
込み電流IuST となる。
ここで、αpはそれぞれ、pnpトランジスタQ31,Q
32のベース接地電流増幅率、逆npnトランジスQ35,Q36
電流増巾率である。またNは、ビツト線B,に接続され
るメモリセルの個数である。選択されたメモリセルの情
報が読み出し可能な条件は IB>IuST ……(3) であるから、インジエクタ電流、IuSTIS間の関係は、 IS>IuS(N−1) ……(4) とならなければならない。
例えば、1KビツトのRAMを1ワード8ビツトの構成で
作つたとすると、ビツトを共有するメモリセルは128個
となり、ISはIuSの127倍以上としなければならない。こ
のことにより、RAMの規模、構成が異なると、ビツト線
を共有するメモリセルの数が異なつてくるので、周辺回
路をその都度設計し、ISとIuSの比を変えなければなら
ないことがわかる。また、安定動作のためにはIS/IuS
102以下にするのが望ましい。
さらに、上記の最悪条件において、メモリセルのnpn
トランジスタQ35、又はQ36が常に逆方向動作をしている
ためには、ビツト線電位が下側のワード線W_の電位より
高い必要がある。従つて、 となる。ここでVBEはダイオードQ37,Q38の順方向電圧で
ある。
前出の式(4)の動作条件より、従来方式のメモリセ
ルでは同一ビツト線に接続するメモリセル数が変化する
と、ISを変化させなければならない。このことを式
(5)の動作条件にあてはめると、例えばISが大きくな
つた場合、RBを小さくするか、またはVBBを高くする必
要がある。ところがVBBは、npnトランジスタQ35,Q36
エミツタ−コレクタ間耐圧BVCEOの制限から、 VBB<BVCEO+2VBE ……(6) の条件を満たさねばならず、式(5),(6)がISの上
限を規定し、この上限が同一ビツト線のセル数Nを制限
することになる。
また、前式の式(4)の条件を満足するため、ISを大
きくしたとすると、npnトランジスタQ35、またはQ36
コレクタ電流IBが増加し、ビツト線B,間の電位差が大
きくなる。このため、ビツト線の寄生容量の充放電時間
が大きくなり、同一ビツト線メモリセル数が増えると情
報の読み出しに要する時間が大きくなることがわかる。
以上のべてきたように、従来のI2L素子によるメモリ
セルと、そのセンスアンプは、ビツト線を共有するメモ
リセル数を変化させると、周辺回路をその部度設計しな
おさなければならず、設計性に問題があつた。また、ト
ランジスタの耐圧の制限から同一ビツト線に接続できる
メモリセル数には上限があり、拡張性に問題があつた。
さらに同一ビツト線のセル数が変化すると、情報の読み
出し遅延時間が変化するという問題があつた。
本発明の目的は、設計性,拡張性に優れたI2LRAMセル
において、書き込み時の誤書き込みを防止し、同一ビツ
ト線のセル数が変化しても読み出し遅延時間が一定で、
かつ設計変更の不要なセンスアンプと、これに付随し
て、製造ばらつきや、温度変化に対し、常に最適な電流
を供給し、動作マージンを拡大するビツト線電源回路を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、従来のI2LRAM結合トランジスタをnpnト
ランジスタに置き換え、メモリセルの接地端子と、結合
トランジスタのエミツタ端子を分離することにより、設
計性、拡張性に優れた特性を持たせたI2LRAMセルのセン
スアンプとして、ビツト線にエミツタを接続し、ベース
を一定電位としたpnpのペアトランジスタと、このpnpト
ランジスタのコレクタ側に接続するnpnトランジスタ3
素子によつて構成した電流差動回路を用い、本センスア
ンプ及びビツト線の電流源として働く、pnpのペアトラ
ンジスタと、本電流源の基準電流源として働く、上記メ
モリセルと同一回路のダミーセルを用いることによつて
達成できる。
〔作用〕
ビツト線にエミツタを接続したベース接地のpnpのペ
アトランジスタはビツト線の電位をほぼ一定に保ちなが
ら、ビツト線の電流を電流差動回路側に出力する。この
ため書き込み時の誤書込みを防止し、ビツト線電位は読
み出し時も変動しないため、同一ビツト線に接続される
メモリセル数が変化し、ビツト線の寄生容量が変化して
も容量の充放電による読み出し遅延を生じない。上記pn
pトランジスタのコレクタ側に接続したnpnトランジスタ
の電流差動回路はビツト線に流れる電流を比較し、これ
を“0"または“1"の信号に変換する機能を持つ。
また、ビツト線にコレクタを接続し、エミツタを電源
電圧としたpnpトランジスタはビツト線電流源として働
く。この電流源の基準電流としてメモリセルと同一のダ
ミーセルを用いることにより、メモリセルの特性が変動
しても常に動作条件を満足するビツト線電流が供給さ
れ、誤動作を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の対象としている第1のメモリセルにつ
いて、第4図を用いて説明する。第4図は、本発明が対
象としているI2Lメモリセル1ビツト分の等価回路であ
る。
第4図において、相互に交差接続されたnpnトランジ
スタQ43,Q44と、負荷として働くpnpトランジスタQ41,Q
42は、I2L2ゲート分を相互配線することにより構成され
ている。それぞれ、Q41とQ44およびQ42とQ43でI2L1ゲー
トに対応する。
また、Q45,Q46は通常のnpnトランジスタすなわち、順
方向動作のnpnトランジスタである。また、Q43とQ44はI
2Lゲート内の逆方向動作トランジスタである。
したがつてQ45,Q46はQ43,Q44とは逆方向に動作するも
のである。またセル電源線WIはI2Lのインジエクタライ
ンである。
動作時、セル電源線WI及びビツト線B,には、定電流
源が接続される。
次に、本メモリセルの動作を説明する。
第5図は、第4図のメモリセルの第1,第2のワード
線、WC,WSと、ビツト線B,の電位変化を表わしてお
り、本メモリセルの動作を明らかにしたタイミングチヤ
ート図である。第5図のa点では、ワード線WCの電位VW
Cは0.4〜1.0Vの範囲のある電位VT以下の“L"レベル、WS
の電位VWSは前記VT以上の“H"レベル、また、ビツト線
B,の電位VB,Vは共に“H"レベルとなつており、メモ
リセルのスイツチトランジスタQ45,Q46はオフ状態にあ
る。このため、メモリセル内部の情報は保たれ、待機状
態となつている。b点では、ワード線WC,WSは共に“H"
レベル、又ビツト線Bは“L"レベル、は“H"レベルに
ある。このため、スイツチトランジスタQ45のベースコ
レクタ間は順バイアスとなり逆方向動作し、Q45のベー
ス電位はワード線WCの電位VWCとほぼ同じとなる。よつ
てQ44のベース・エミツタ間は順バイアスされなくな
り、強制的に非導通状態となり書き込みが行われる。c
点では、ワード線WC,WSは共に“L"レベルとなつてい
る。この状態では、b点で行われた書き込みによりスイ
ツチトランジスタQ46のベース電位が“H"レベルとなつ
ているので、Q46は順方向動作しに流れる電流を吸い
込む。このときのビツト線B,の電流差を検出すること
により読み出しが可能となる。
d点では、ワード線の状態はb点と同じで書き込み状
態となつているが、ビツト線はb点と反対にが“L"レ
ベルとなつている。このことによりQ46が順方向動作しQ
43が非導通状態となる。b点において行われた書き込み
を“1"とすると、d点では“0"を書き込んでいることに
なる。また、e点では、c点と同じく、ワード線を読み
出し状態として読み出しを行つており、この場合Q45
導通状態となり、ビツト線の電流を吸い込んでいるた
め、読み出されている情報は、c点とは逆であり、c点
で読み出された情報を“1"とすると、e点で読み出され
た情報は“0"に相当する。
第6図は、第4図に示したメモリセルとセンスアンプ
S.Aの接続を示す図である。第6図ではメモリセルMC
ワード線WIには定電流源Iinjが接続されている。ワード
線WC,WSは、上記したように待機状態、書き込み状態、
読み出し状態に応じてそれぞれの電位が変化されるもの
であるが、第6図では便宜上、ともに接地電位にあるよ
うに表示されている。よって第6図は、メモリセルが読
み出し状態にあるときの状態を示している。ビツト線B,
にはセンスアンプS.Aが接続され、センスアンプS.Aに
は電源VCCが接続され、S.Aからは出力端子Doutより読み
出したデータが出力される。
第1図(a)は第6図内に示したセンスアンプS.Aの
一実施例である。本センスアンプはpnpトランジスタ
Q11,Q12,Q13によつて構成されたカレントミラー回路と
本カレントミラー回路の基準電流源として働く回路IRef
を持つ。本カレントミラー回路の出力は、ビツト線B,
に接続される。ビツト線B,には、ベースを一定電位と
したpnpトランジスQ14,Q15のエミツタが接続される。pn
pトランジスタQ14,Q15のベースには定電圧回路VRefが接
続されている。定電圧回路VRefは、本実施例では、npn
トランジスタQ16、抵抗R11,R12,R13及びダイオードD11
より成るエミツタフオロア回路としている。pnpトラン
ジスタQ14,Q15のコレクタ側にはnpnトランジスタQ17,Q
19,Q110より成る電流差動対が接続されている。
次に、第1図(a)のセンスアンプ各部の動作につい
て説明する。
本発明の対象とするメモリセルの読み出し動作はすで
に説明したとうりであるが、この読み出し時の動作条件
として、以下に述べるものがある。本メモリセルは、読
み出し時、スイツチトランジスタを飽和させると情報の
反転が起こる可能性がある。このためビツト線B,に
は、スイツチトランジスタが飽和しない程度の電流をビ
ツト線に供給する必要がある。このビツト線電流を決定
する回路が第1図(a)中のIRefで示す回路であり、I
Refで定まつた電流と同じ大きさの電流をビツト線に供
給する回路がQ11,Q12,Q13より成るカレントミラー回路
である。定電流回路IRefの一実施例を第1図(b)に示
す。本実施例では、本発明の対象とするメモリセルと同
じ回路をダミーセル、MC1,MC2として用い、これをメモ
リーセルの読み出し状態として用いる。ダミーセルMC1,
MC2のスイツチトランジスタQ116,Q122のコレクタはオー
プンであり、Q115,Q121のコクレタは結線し、出力端子R
efとしている。スイツチトランジスタQ116,Q122のコレ
クタがオープンであることからダミーセルMC1,MC2内部
の状態に不平衡を生じ、必ずスイツチトランジスタ
Q115,Q121が導通状態となる。このことにより、この基
準電流回路はRef端子よりメモリセルが吸い込める電流
の2倍の電流を吸い込み、これをQ11,Q12,Q13よりなる
カレントミラー回路を介し、ビツト線に供給することと
なる。
このように、本実施例のpnpトランジスタQ11,Q12,Q13
及び基準電流回路IRefはビツト線にメモリセルが吸い込
める電流の2倍の電流を供給し、メモリセルのスイツチ
トランジスタを読み出し時に飽和させない回路となつて
いる。また、基準電流回路IRefとしてダミーセルを用い
ることで、製造ばらつきや、温度変化によりメモリセル
の吸い込み電流が変化してもビツト線の電流と、セルの
吸い込み電流の比は変わらず、常にメモリセルの動作条
件を満足するため、動作マージンが大きい。
次にpnpトランジスタQ14,Q15と定電圧回路VRefの動作
について説明する。
本発明の対象とするメモリセルの書き込み方法は前述
のとうりであるが、メモリの大規模化等の際、周辺回路
の共用等を行なうと、メモリセルを書き込み状態にして
おきながら書き込みを行なわないという動作モードが生
じる。この時もメモリセルの内の情報は保持されなけれ
ばならない。
このためには、メモリセルのGND電位、即ち、ワード
線WCの電位より、ビツト線の電位を高く保ち、スイツチ
トランジスタの逆方向動作による情報破壊を防止しなけ
ればならない。この目的のために、ベースを一定電位と
したpnpトランジスタQ14,Q15を用いる。このpnpトラン
ジスタQ14,Q15のエミツタをビツト線に接続することに
より、ビツト線B,の電位はQ14,Q15のベース電位よ
り、Q14,Q15のベース,エミツタ間の順方向電圧だけ高
く保たれ、書き込み時の誤動作を防止することができ
る。また、本回路の他の効果として、読み出し時もビツ
ト線の電位がほぼ一定に保たれるため、ビツト線寄生容
量の充放電による読み出し遅延を生じない。このビツト
線寄生容量の主たるものはメモリセルのスイツチトラン
ジスタのコレクタの接合容量であり、同一ビツト線に接
続されるメモリセル数が増えた時、その数に比例して寄
生容量も増加するが、上記本回路の効果により、その遅
延時間に対する影響は無視できる。本実施例では、pnp
トランジスタQ14,Q15のベース電位制定回路は、npnトラ
ンジスタQ16、抵抗R11,R12,R13及びダイオードD11によ
つて構式したエミツタフオロア回路である。
次に、npnトランジスタQ17,Q19,Q110の動作を説明す
る。Q17,Q19,Q110はpnpトランジスタQ14,Q15のコレクタ
から流れ出すビツト線電流を比較しこれを“0"又は“1"
の信号に変換し出力する電流差動回路として働く。この
電流差動回路は動作のための専用電源を必要とせず、ビ
ツト線に流れる電流のみによつて動作するため、低消費
電力である。
〔発明の効果〕
本発明によるセンスアンプはビツト線電位を常に一定
電位に保つ機能を有するため、書き込み時の情報破壊を
防止し、読み出し時のビツト線寄生容量による遅延時間
をなくすことができる。さらに、本センスアンプは同一
ビツト線に接続するメモリセル数が変化しても、回路定
数の変更等、再設計の必要がない。従つて本センスアン
プは、メモリの大規模化に対して設計性,拡張性に優れ
ている。
さらに本発明によるセンスアンプは、常にメモリセル
の動作条件を満たすようビツト線電流を自己補正する機
能を有するため、メモリセルの特性が製造ばらつきや、
温度変化等により変動してもメモリセルの誤動作を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明によるセンスアンプの一
実施例を示す回路図、第2図は従来のI2LRAMセルの回路
図、第3図は従来のRAMセルとセンスアンプの接続を示
す回路図、第4図は、本発明が対象とするRAMセルの回
路図、第5図は本発明が対象とするRAMセルの動作を示
すタイミングチヤート、第6図はRAMセルと本発明によ
るセンスアンプとの接続を示す図である。 B,……ビツト線、Q11,Q12,Q13,Q14,Q15,Q111,Q112,Q
117,Q118……pnpトランジスタ、Q16,Q17,Q19,Q110,
Q113,Q114,Q115,Q116,Q119,Q120,Q121,Q122……npnトラ
ンジスタ、R11,R12,R13……抵抗、D11……ダイオード、
VCC……電源端子、Ref……基準電流端子、IRef……基準
電流源、VRef……基準電圧源、DOut……データ出力端
子、MC1,MC2……メモリセル、Iinj……インジエクタ電
流源、W+,W-……ワード線、Q21,Q22……pnpトランジ
スタ、Q23,Q24……マルチコレクタnpnトランジスタ、V
BB……ビツト線電源、RB……ビツト線負荷抵抗、VB,V
……ビツト線電位、Q37,Q38……ダイオード、Q311,Q312
……pnpトランジスタ,Q39,Q310,Q313……npnトランジス
タ、G31……I2Lゲート、DOut……データ出力端子、WI…
…インジエクタライン、WC,WS……ワード線、Q41,Q42
…pnpトランジスタ、Q43,Q44,Q45,Q46……npnトランジ
スタ、VWC,VWS……ワード線電位、VB,V ……ビツト線
電位、Q61,Q62……pnpトランジスタ、Q63,Q64,Q65,Q66
……npnトランジスタ、S.A……センスアンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/102 (72)発明者 林 誠 小平市上水本町1448番地 日立超エル・ エス・アイ・エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 渡部 知行 国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式 会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 降籏 誠 高崎市西横手町111番地 株式会社日立 製作所高崎工場内 (56)参考文献 特開 昭59−56290(JP,A) 特開 昭58−159294(JP,A) 特開 昭56−94577(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビット線対と、 上記ビット線対に接続され、上記ビット線対に電流を供
    給する定電流回路と、 セル電源線と 第1ワード線と、 第2ワード線と、 上記ビット線対、上記セル電源線、上記第1ワード線及
    び上記第2ワード線に結合され、上記第1ワード線が所
    定電位以下の電位とされるとともに上記第2ワード線を
    上記所定電位以上の電位とされることにより情報保持の
    待機状態にされ、上記第1及び第2ワード線がともに上
    記所定電位以上の電位とされることにより上記ビット線
    対からの情報が書き込まれる書き込み状態にされ、かつ
    上記第1及び第2ワード線がともに上記所定電位以下の
    電位とされることにより読み出し状態にされ、かかる読
    み出し状態において保持情報に応じた読み出し電流を上
    記ビット線対から吸い込むメモリセルと、 上記ビット線対に流れる上記定電流回路からの電流と上
    記メモリセルに流れる読み出し電流との電流差を検出す
    るセンスアンプ回路と、 を具備してなり、 上記メモリセルは、ベースとコレクタとが相互に交差接
    続されてなりかつエミッタが上記第1ワード線に共通接
    続されてなる第1、第2の逆npnトランジスタと、コレ
    クタが上記第1の逆npnトランジスタのコレクタに接続
    され上記第1の逆npnトランジスタの負荷となる第1のp
    npトランジスタと、エミツタが上記第1のpnpトランジ
    スタのエミッタとともに上記セル電源線に共通接続され
    ベースが上記第1のpnpトランジスタのベースとともに
    上記第1ワード線に共通接続されかつコレクタが上記第
    2の逆npnトランジスタのコレクタに接続され上記第2
    の逆npnトランジスタの負荷となる第2のpnpトランジス
    タと、コレクタが上記ビット線対の一方に接続されベー
    スが上記第1の逆npnトランジスタのコレクタに接続さ
    れてなる第1のnpnトランジスタと、コレクタが上記ビ
    ット線対の他方に接続されベースが上記第2の逆npnト
    ランジスタのコレクタに接続されエミッタが上記第1の
    npnトランジスタのエミッタとともに上記第2ワード線
    に接続されてなる第2のnpnトランジスタとから構成さ
    れてなり、 上記定電流回路は、上記メモリセルと同一の回路からな
    るダミーメモリセルを含んで構成され、上記ダミーメモ
    リセルの吸い込み電流により上記ビット線に供給する電
    流を決定し上記メモリセルが吸い込む電流量に対応した
    電流をビット線対に供給するように構成されてなること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】上記定電流回路は、上記メモリセルが吸い
    込む電流の他上記ビット線対を介して上記センスアンプ
    回路に流れる電流を供給するように構成され、かつ、上
    記メモリセルと同一の回路からなるダミーメモリセルを
    2組有し、上記メモリセルが吸い込む電流の2倍の電流
    を上記ビット線対に供給するように構成されてなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の半導体集積回
    路装置。
JP61267656A 1986-11-12 1986-11-12 半導体集積回路装置 Expired - Lifetime JP2555039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61267656A JP2555039B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 半導体集積回路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61267656A JP2555039B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 半導体集積回路装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63122090A JPS63122090A (ja) 1988-05-26
JP2555039B2 true JP2555039B2 (ja) 1996-11-20

Family

ID=17447710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61267656A Expired - Lifetime JP2555039B2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12 半導体集積回路装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555039B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694577A (en) * 1979-12-28 1981-07-31 Fujitsu Ltd Semiconductor storage device
JPS58159294A (ja) * 1982-03-17 1983-09-21 Hitachi Ltd 半導体記憶装置
JPS5956290A (ja) * 1982-09-27 1984-03-31 Fujitsu Ltd 半導体メモリ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63122090A (ja) 1988-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930007284B1 (ko) 공통 데이타선 바이어스 구성을 갖는 기억장치
US3983412A (en) Differential sense amplifier
US3973246A (en) Sense-write circuit for bipolar integrated circuit ram
EP0023792B1 (en) Semiconductor memory device including integrated injection logic memory cells
US3969707A (en) Content-Addressable Memory capable of a high speed search
US4665505A (en) Write circuit for use in semiconductor storage device
EP0028157A1 (en) Semiconductor integrated circuit memory device with integrated injection logic
US5172340A (en) Double stage bipolar sense amplifier for BICMOS SRAMS with a common base amplifier in the final stage
JPS582437B2 (ja) スリ−ステイト出力回路
US4910711A (en) Bicmos read/write control and sensing circuit
JP2555039B2 (ja) 半導体集積回路装置
US4627034A (en) Memory cell power scavenging apparatus and method
JPS5855597B2 (ja) 双安定半導体メモリセル
EP0031009A1 (en) Multiple access memory cell and its use in a memory array
JPH0636570A (ja) 半導体記憶装置のセンスアンプ回路
EP0023408B1 (en) Semiconductor memory device including integrated injection logic memory cells
EP0252780B1 (en) Variable clamped memory cell
US4922411A (en) Memory cell circuit with supplemental current
JP2548737B2 (ja) ドライバ回路
JPH0777075B2 (ja) デコーダ−ドライバ回路
US3529294A (en) Information switching and storage circuitry
US5301148A (en) Semiconductor memory device with bipolar-FET sense amp
US3686515A (en) Semiconductor memory
EP0092062B1 (en) Voltage balancing circuit for memory systems
JP2556014B2 (ja) 半導体集積回路装置