JP2554912Y2 - エバポレータ収納ケースの出入口パイプ引出孔のシール構造 - Google Patents

エバポレータ収納ケースの出入口パイプ引出孔のシール構造

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JP2554912Y2
JP2554912Y2 JP1468493U JP1468493U JP2554912Y2 JP 2554912 Y2 JP2554912 Y2 JP 2554912Y2 JP 1468493 U JP1468493 U JP 1468493U JP 1468493 U JP1468493 U JP 1468493U JP 2554912 Y2 JP2554912 Y2 JP 2554912Y2
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evaporator
storage case
hole
outlet pipe
case
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JP1468493U
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輝昭 石川
勉 須長
健次 飯島
明利 野口
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Bosch Corp
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Bosch Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エバポレータの出入
口パイプをエバポレータ収納ケース外に引き出すために
設けられた引出孔をシールする構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エバポレータから例えば上方向に延出す
る出入口パイプとこの出入口パイプを引き出す引出孔と
の隙間のシールは、従来において図5に示すような構造
によりなされていた。即ち、エバポレータ1の上面に出
入口パイプ2,3の引出孔9を穿ち、この引出孔9から
前記出入口パイプ2,3を突出させてエバポレータ1に
エバポレータ収納ケース5を外嵌し、しかる後に出入口
パイプ2,3にプレート6の切欠部7,8をあてがうよ
うにして隙間をシールしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
引出孔のシール構造では、別体のプレートを不可欠とす
るので部品点数が多くなるため、製造コストが高くつく
という問題があった。
【0004】また、出入口パイプ引出孔をシールする作
業を空調装置の組付け作業と別個の作業として行わなけ
ればならないので、作業工数が増加し作業が煩雑化する
という問題点もあった。
【0005】そこで、この考案は、上記問題点に鑑み、
引出孔をシールする部品の点数を削減することにより製
造コストの減少を図り、また空調装置の組付作業の一環
として前記引出孔のシール作業を同時に行えるエバポレ
ータ収納ケースの出入口パイプ引出孔のシール構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、上記目的を達
成するために、この考案に係るエバポレータ収納ケース
の出入口パイプ引出孔のシール構造は、エバポレータを
収納するエバポレータ収納ケースに前記エバポレータの
出入口パイプを引き出す引出孔が形成され、前記エバポ
レータ収納ケースと接合するブロワケースの接合縁部
に、前記引出孔から突出した出入口パイプにあてがわれ
て該引出孔をシールするシール部が一体形成されたもの
となっている。
【0007】
【作用】従って、引出孔をシールするシール部がブロワ
ケースと一体形成となっているので該引出孔をシールす
る別体の部品を必要とせず、またエバポレータユニット
にブロワユニットを組付けると同時にブロワユニットの
エバポレータ収納ケースと接合する接合縁部に形成され
たシール部が出入口パイプにあてがわれて引出孔をシー
ルする。これにより上記課題を解決することができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0009】図1乃至図3において、ブロワユニット1
6とエバポレータユニット4とヒータユニット25とに
より成る空調装置15の構造が示されており、このうち
ブロワユニット16とエバポレータユニット4はファイ
ヤーボード30の外側(エンジンルーム側)に設けられ
ている。
【0010】ブロワユニット16は、内気導入口19と
外気導入口18とが形成された内外気切換ボックス20
を上部に配置しており、かかる内外気切換ボックス20
には、図示しないが導入する空気を内気と外気とに適宜
選択するための内外気切換ドアが収納されている。そし
て、内外気切換ボックス20と一体にその下部に形成さ
れたブロワケース17内には図示しないが前記内外気導
入口18,19から導入した空気を下流側に送るための
送風機が配されている。
【0011】前記ブロワユニット16の下流側にはエバ
ポレータユニット4がブロワケース17の接合縁部22
とエバポレータ収納ケース5の接合縁部10とを接合し
て配置されている。そしてかかるエバポレータ収納ケー
ス5内にはエバポレータ1が収納されており、このエバ
ポレータ1は図示しないコンデンサ、コンプレッサ、リ
キッドタンク及びエクスパンションバルブと少なくとも
配管結合されて冷媒循環サイクルを構成している。ま
た、前記エバポレータ1には、冷媒を流出入する出入口
パイプ2,3がエバポレータ1のブロワケース17側の
端面に添って上方向に延出している。
【0012】前記エバポレータユニット4の下流側には
ヒータユニット25がエバポレータ収納ケース5の接合
縁部11とヒータケース26の接合縁部27とを接合し
て配置されている。そして、このヒータユニット25の
ヒータケース26には図示しないが空気を加熱するヒー
タコアが収納されると共にその前方にエアミックスドア
が収納されており、該エアミックスドアの開度を調整す
ることで前記ヒータコアを通過する空気とヒータコアを
バイパスする空気との量が変えられて吹出空気の温度が
制御される。
【0013】前記ヒータケース26の接合縁部27の反
対側、即ち最下流側は、デフロスト吹出口28a、ベン
ト吹出口28b及びフット吹出口28cに分かれて開口
しており、そして各々のデフロスト吹出口28a、ベン
ト吹出口28b及びフット吹出口28cから図示しない
ダクトが延設されており、吹出空気がこのダクトを通っ
て車室内に送られるようになっている。
【0014】かかる構成の空調装置15において、前述
したエバポレータ収納ケース5は、例えば上下に分割可
能であって、ケースの略中央から送風機20側に向かう
につれて、下記するブロワケース17の接合縁部22の
大きさに接合縁部10を合わせるために口細状となって
おり、これによってエバポレータ収納ケース5の送風機
20側にテーパー部5bが形成されている。
【0015】そして、ケース5の上面5aに続いて形成
されるテーパ部5bの中央には、水平面5dと垂直面5
eとを有する引出部5cが膨張形成されている。この引
出部5cは、前記水平面5dがエバポレータ収納ケース
5の上面5aから延設されてこの上面5aと同一平面上
に形成され、垂直面5cが接合縁部10から延設されて
この接合縁部10と同一平面上に形成されている。
【0016】また、引出部5cの水平面5dには、前記
出入口パイプ2,3をエバポレータ収納ケース5外に引
出すための引出孔9が穿たれている。この前記引出孔9
は、出入口パイプ2先端近傍のナットの径より大きな孔
部分と出入口パイプ3先端近傍のナットの径より大きな
孔部分とを連通させたものとなっている。
【0017】他方、前述の接合縁部22はブロワケース
17の開口部21の周縁に全周にわたって突設されてい
る。そして、接合縁部22の上部中央には、エバポレー
タ5の上面5aと同じ高さまで延出した垂直部23a
と、その垂直部23a上から出入口パイプ引出孔9を塞
ぐ位置まで水平に延出した水平部23bとにより成る断
面がL字状のシール部23が、前記シール部23の水平
部23bの下面とエバポレータ収納ケース5の引出部5
cの水平面5dと同じ高さになるように、一体に形成さ
れている。該シール部23の水平部23aの先端には出
入口パイプ2,3と略同径の円弧状の切り欠き24,2
4が形成されている。
【0018】上記構成において、エバポレータユニット
4とブロワユニット15とを組付けるために、エバポレ
ータ収納ケース5の接合縁部10にブロワケース17の
接合縁部22を接近させてゆくと、前記シール部23の
水平部23bの下面が引出部5cの水平面5d上を摺動
してゆき、エバポレータ収納ケース5の接合縁部10に
ブロワケース17の接合縁部22の接合が完了すると同
時にシール部23の水平部23aに形成された切り欠き
24,24が出入口パイプ2,3にあてがわれ、この水
平部23aにより引出孔9がシールされる。
【0019】尚、前述のシール部23をエバポレータ収
納ケース5に固定する方法としてクリップで係止した
り、ネジ止めするものも考えられるが、図4に示す様に
エバポレータ収納ケース5の出入口パイプ引出孔9の後
方にアーチ状の係止部31を設け、シール部23のうち
水平部23bを更に延出させて先端部32を鍵爪状に形
成し、かかる先端部32を前記係止部31に挿嵌するこ
とにより固定するものであっても良いものである。
【0020】上記構成において、エバポレータユニット
4とブロワユニット15とを組付けるだけで出入口パイ
プ引出孔9のシールの他、シール部23のエバポレータ
収納ケース5への固定も行えるので、更に作業を簡易化
できる。
【0021】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、出入
口パイプ引出孔をシールするシール部がブロワケースと
一体形成となっているので出入口パイプ引出孔をシール
する部品点数を削減でき、製造コストの減少を図ること
ができる。
【0022】また、エバポレータユニットにブロワユニ
ットを組付けると同時にブロワユニットのエバポレータ
収納ケースと連接する接合縁部に形成されたシール部が
出入口パイプと嵌合して出入口パイプ引出孔をシールで
きるので、エバポレータユニットとブロワユニットとを
組付ける際に、同時に出入口パイプ引出孔をシールする
ことができるので、作業工数を減少でき作業の簡易化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る空調装置の全体構造を上から見
た説明図である。
【図2】同上の空調装置の全体構造を横から見た説明図
である。
【図3】同上の出入口パイプ引出孔をシールするための
ブロワケースに形成されたシール部の形状を示した説明
図である。
【図4】同上のシール部をエバポレータ収納ケースに固
定するための構造を示した説明図である。
【図5】従来技術における出入口パイプ引出孔をシール
するためのプレートの形状を示した説明図である。
【符号の説明】
1 エバポレータ 2,3 出入口パイプ 4 エバポレータユニット 5 エバポレータ収納ケース 9 出入口パイプ引出孔 10 接合縁部 15 空調装置 16 ブロワユニット 17 ブロワケース 22 接合縁部 23 シール部 25 ヒータユニット 26 ヒータケース

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータを収納するエバポレータ収
    納ケースに前記エバポレータの出入口パイプを引き出す
    引出孔が形成され、前記エバポレータ収納ケースと接合
    するブロワケースの接合縁部に、前記引出孔から突出し
    た出入口パイプにあてがわれて該引出孔をシールするシ
    ール部が一体形成されていることを特徴とするエバポレ
    ータ収納ケースの出入口パイプ引出孔のシール構造。
JP1468493U 1993-03-04 1993-03-04 エバポレータ収納ケースの出入口パイプ引出孔のシール構造 Expired - Lifetime JP2554912Y2 (ja)

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JPH0667125U JPH0667125U (ja) 1994-09-20
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