JP2554682Y2 - ユニット住宅の小屋裏間仕切り構造 - Google Patents
ユニット住宅の小屋裏間仕切り構造Info
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- JP2554682Y2 JP2554682Y2 JP1991073808U JP7380891U JP2554682Y2 JP 2554682 Y2 JP2554682 Y2 JP 2554682Y2 JP 1991073808 U JP1991073808 U JP 1991073808U JP 7380891 U JP7380891 U JP 7380891U JP 2554682 Y2 JP2554682 Y2 JP 2554682Y2
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- Japan
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- hut
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はユニット住宅の小屋裏間
仕切り構造に関し、天井が通常より高い小屋裏部屋の間
仕切り壁に利用できる。
仕切り構造に関し、天井が通常より高い小屋裏部屋の間
仕切り壁に利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、プレハブ式の住宅として、箱型ユニ
ットを用いたユニット住宅が用いられている。このよう
なユニット住宅は、予め工場で居室ユニットや屋根ユニ
ット等の住宅ユニットを製造しておき、これらの住宅ユ
ニットを建築現場で接合して建築される。このような住
宅ユニットには、天井が通常より高く形成される居室や
屋根内空間を利用した小屋裏部屋が利用され、このよう
な部屋の間仕切り壁を形成するにあたっては、天井高さ
の増加に対応して通常より大判の間仕切り材が用いられ
ている。
ットを用いたユニット住宅が用いられている。このよう
なユニット住宅は、予め工場で居室ユニットや屋根ユニ
ット等の住宅ユニットを製造しておき、これらの住宅ユ
ニットを建築現場で接合して建築される。このような住
宅ユニットには、天井が通常より高く形成される居室や
屋根内空間を利用した小屋裏部屋が利用され、このよう
な部屋の間仕切り壁を形成するにあたっては、天井高さ
の増加に対応して通常より大判の間仕切り材が用いられ
ている。
【0003】例えば、図6に示されるように、ユニット
住宅40の屋根部41の内部には小屋裏部屋42が形成され、
この小屋裏部屋42の形成のために屋根部41の内部空間を
仕切る大判の間仕切り材43が設けられている。間仕切り
材43は屋根ユニット44,45の高さ寸法h0より大きい高さ
寸法h3を有する五角形状のものであり、楔状の屋根ユニ
ット44,45の間に一対対向配置され、その上に山型状の
屋根ユニット46が載置され、これにより小屋裏部屋42が
形成されている。
住宅40の屋根部41の内部には小屋裏部屋42が形成され、
この小屋裏部屋42の形成のために屋根部41の内部空間を
仕切る大判の間仕切り材43が設けられている。間仕切り
材43は屋根ユニット44,45の高さ寸法h0より大きい高さ
寸法h3を有する五角形状のものであり、楔状の屋根ユニ
ット44,45の間に一対対向配置され、その上に山型状の
屋根ユニット46が載置され、これにより小屋裏部屋42が
形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような大判の間仕切り材では、それ自体の高さ寸法が通
常の住宅ユニットの高さ寸法より大きいため取扱いが面
倒となる。さらに、建築現場での作業工程を減らすため
に予め工場で住宅ユニットに組み込むと、当該住宅ユニ
ットの高さ寸法が通常の住宅ユニットの高さ寸法より大
きくなり、貨物自動車への積載にあたり荷台上で嵩張
り、場合によっては大きすぎて通常の貨物自動車に積載
して輸送できなかったりする等の問題がある。また、高
さ寸法が高い壁でなくとも分割できた方が便利な場合が
あり、分割式の間仕切り材の要望はあったが、従来では
分割するとかえって組立が面倒になり、このような要望
に対応できるものがない。
ような大判の間仕切り材では、それ自体の高さ寸法が通
常の住宅ユニットの高さ寸法より大きいため取扱いが面
倒となる。さらに、建築現場での作業工程を減らすため
に予め工場で住宅ユニットに組み込むと、当該住宅ユニ
ットの高さ寸法が通常の住宅ユニットの高さ寸法より大
きくなり、貨物自動車への積載にあたり荷台上で嵩張
り、場合によっては大きすぎて通常の貨物自動車に積載
して輸送できなかったりする等の問題がある。また、高
さ寸法が高い壁でなくとも分割できた方が便利な場合が
あり、分割式の間仕切り材の要望はあったが、従来では
分割するとかえって組立が面倒になり、このような要望
に対応できるものがない。
【0005】本考案の目的は、輸送時の取扱い等を容易
にできかつ設置を容易にできるユニット住宅の小屋裏間
仕切り構造を提供することにある。
にできかつ設置を容易にできるユニット住宅の小屋裏間
仕切り構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、直方体状に形
成された住宅ユニットの上に傾斜屋根面を有する屋根ユ
ニットを設けることにより、前記屋根ユニットの下方に
形成される小屋裏空間を仕切るためのユニット住宅の小
屋裏間仕切り構造であって、長方形状に形成された第1
の間仕切り材が前記住宅ユニットの上面に立設され、三
角形状に形成されるとともに、前記屋根ユニットの内部
を仕切る第2の間仕切り材が前記屋根ユニットに設けら
れ、かつ、前記住宅ユニットの上に前記屋根ユニットを
設けることにより、前記第1の間仕切り材の上端縁と第
2の間仕切り材の下端縁とが相互に連結され、これらの
第1の間仕切り材および第2の間仕切り材が前記小屋裏
空間の間仕切り壁を形成していることを特徴とする。
成された住宅ユニットの上に傾斜屋根面を有する屋根ユ
ニットを設けることにより、前記屋根ユニットの下方に
形成される小屋裏空間を仕切るためのユニット住宅の小
屋裏間仕切り構造であって、長方形状に形成された第1
の間仕切り材が前記住宅ユニットの上面に立設され、三
角形状に形成されるとともに、前記屋根ユニットの内部
を仕切る第2の間仕切り材が前記屋根ユニットに設けら
れ、かつ、前記住宅ユニットの上に前記屋根ユニットを
設けることにより、前記第1の間仕切り材の上端縁と第
2の間仕切り材の下端縁とが相互に連結され、これらの
第1の間仕切り材および第2の間仕切り材が前記小屋裏
空間の間仕切り壁を形成していることを特徴とする。
【0007】ここで、前記第1および第2の間仕切り材
の連結は、長押材等の化粧材を兼用した接続部材を介し
て行うことが好ましい。
の連結は、長押材等の化粧材を兼用した接続部材を介し
て行うことが好ましい。
【0008】
【作用】このような本考案では、住宅ユニットの上に屋
根ユニットを設けることで第1および第2の間仕切り材
が連結され、小屋裏空間を仕切る間仕切り壁が形成され
るので、住宅ユニットおよび屋根ユニットの組立てに伴
って、間仕切り壁が容易に形成される。この際、間仕切
り壁は第1および第2の間仕切り材の二つに分割され、
第1の間仕切り材は、住宅ユニットの高さ寸法以下に設
定可能となり、第2の間仕切り材は、屋根ユニットの内
部に収まる高さ寸法に設定される。このため、間仕切り
壁が大きくとも第1および第2の間仕切り材の各々は高
さを通常の住宅ユニット以下に小さくでき、通常ユニッ
トと同様の搬送が可能になり、これにより前記目的が達
成される。
根ユニットを設けることで第1および第2の間仕切り材
が連結され、小屋裏空間を仕切る間仕切り壁が形成され
るので、住宅ユニットおよび屋根ユニットの組立てに伴
って、間仕切り壁が容易に形成される。この際、間仕切
り壁は第1および第2の間仕切り材の二つに分割され、
第1の間仕切り材は、住宅ユニットの高さ寸法以下に設
定可能となり、第2の間仕切り材は、屋根ユニットの内
部に収まる高さ寸法に設定される。このため、間仕切り
壁が大きくとも第1および第2の間仕切り材の各々は高
さを通常の住宅ユニット以下に小さくでき、通常ユニッ
トと同様の搬送が可能になり、これにより前記目的が達
成される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1および図2には本実施例のユニット住宅1
の屋根部2が示されている。屋根部2は住宅ユニットで
ある箱状居室ユニット3を複数接合したものの上に、同
じく住宅ユニットである屋根ユニット4,5を接合して
形成される切妻式のものである。居室ユニット3は、直
方体状に形成されたものであり、内部に居室が形成され
るようになっている。屋根ユニット4は、その一対が所
定間隔をおいて左右対象に配置されるとともに、傾斜屋
根面を有する楔形状のユニットであり、屋根ユニット5
は、一対の屋根ユニット4にまたがって配置されるとと
もに、傾斜屋根面を有する山型状のユニットである。
明する。図1および図2には本実施例のユニット住宅1
の屋根部2が示されている。屋根部2は住宅ユニットで
ある箱状居室ユニット3を複数接合したものの上に、同
じく住宅ユニットである屋根ユニット4,5を接合して
形成される切妻式のものである。居室ユニット3は、直
方体状に形成されたものであり、内部に居室が形成され
るようになっている。屋根ユニット4は、その一対が所
定間隔をおいて左右対象に配置されるとともに、傾斜屋
根面を有する楔形状のユニットであり、屋根ユニット5
は、一対の屋根ユニット4にまたがって配置されるとと
もに、傾斜屋根面を有する山型状のユニットである。
【0010】上下に配置された屋根ユニット5および居
室ユニット3の間には室内空間としての小屋裏部屋6が
形成される。小屋裏部屋6は、上側および下側が屋根ユ
ニット5の下面および居室ユニット3の上面で仕切られ
るとともに、両側が一対の屋根ユニット4の対向する側
面で仕切られている。そして、小屋裏部屋6の前後は、
本考案に基づくユニット住宅の室内間仕切り構造で形成
した一対の間仕切り壁10で仕切られている。
室ユニット3の間には室内空間としての小屋裏部屋6が
形成される。小屋裏部屋6は、上側および下側が屋根ユ
ニット5の下面および居室ユニット3の上面で仕切られ
るとともに、両側が一対の屋根ユニット4の対向する側
面で仕切られている。そして、小屋裏部屋6の前後は、
本考案に基づくユニット住宅の室内間仕切り構造で形成
した一対の間仕切り壁10で仕切られている。
【0011】各間仕切り壁10は、居室ユニット3の上面
に設けられた第1の間仕切り材11と、上方の屋根ユニッ
ト5の下面から吊り下げられるように設けられる第2の
間仕切り材12とから形成されている。これらの間仕切り
材11, 12は接続部材20を介して連結される。第1の間仕
切り材11は、長方形状に形成された面材であり、住宅ユ
ニット3の上面に立設されている。第2の間仕切り材12
は、三角形状に形成された面材であり、屋根ユニット5
の内部を仕切るように設けられている。これらの第1お
よび第2の間仕切り材11, 12は、住宅ユニット3の上に
屋根ユニット5を設けることにより、第1の間仕切り材
11の上端縁と第2の間仕切り材12の下端縁とが相互に連
結されるようになっている。
に設けられた第1の間仕切り材11と、上方の屋根ユニッ
ト5の下面から吊り下げられるように設けられる第2の
間仕切り材12とから形成されている。これらの間仕切り
材11, 12は接続部材20を介して連結される。第1の間仕
切り材11は、長方形状に形成された面材であり、住宅ユ
ニット3の上面に立設されている。第2の間仕切り材12
は、三角形状に形成された面材であり、屋根ユニット5
の内部を仕切るように設けられている。これらの第1お
よび第2の間仕切り材11, 12は、住宅ユニット3の上に
屋根ユニット5を設けることにより、第1の間仕切り材
11の上端縁と第2の間仕切り材12の下端縁とが相互に連
結されるようになっている。
【0012】間仕切り材11, 12は、図3〜図5に示され
るように、木製等の角材で芯となる枠体13を形成し、枠
体13の両面に石膏ボード等の面材14を張り付けたもので
ある。このうち間仕切り材12には、下端縁に沿ってプラ
スチック製等の連結部材15が設置されている。連結部材
15には下向きに突出した複数の接合突起16が所定間隔毎
に一体的に設けられれている。接合突起16は、先端部分
の断面が鋸状となるように複数の係止片17が重なるよう
にして成形されたものである。鋸状を形成する各係止片
17は、下側面が先細りとなるように傾斜面にされるとと
もに、上側面が突起16の周面に対し直交面とされてい
る。
るように、木製等の角材で芯となる枠体13を形成し、枠
体13の両面に石膏ボード等の面材14を張り付けたもので
ある。このうち間仕切り材12には、下端縁に沿ってプラ
スチック製等の連結部材15が設置されている。連結部材
15には下向きに突出した複数の接合突起16が所定間隔毎
に一体的に設けられれている。接合突起16は、先端部分
の断面が鋸状となるように複数の係止片17が重なるよう
にして成形されたものである。鋸状を形成する各係止片
17は、下側面が先細りとなるように傾斜面にされるとと
もに、上側面が突起16の周面に対し直交面とされてい
る。
【0013】ここで、間仕切り材11, 12の寸法h1, h2
は、それぞれ屋根ユニット4,5の高さ寸法とほぼ等し
くされている。
は、それぞれ屋根ユニット4,5の高さ寸法とほぼ等し
くされている。
【0014】接続部材20は、上下に開口部21, 22を有す
る断面略H形状の細長い部材である。接続部材20の室内
側の表面は化粧仕上げが施されており、これにより接続
部材20が間仕切り材11,12の継ぎ目に沿って設置される
化粧板としての長押材を兼用するようになっている。接
続部材20の開口部21, 22には間仕切り材11,12の上下端
縁が収納され、この状態で接続部材20が設置されてい
る。接続部材20の上側の開口部21の上面には、間仕切り
材12の接合突起16の設置位置に応じて接合穴23が設けら
れている。接合穴23の断面形状は、一旦接合突起16が挿
入されると接合突起16を抜け止めするように接合突起16
の断面形状と相互に嵌合しあう鋸状の断面となってい
る。
る断面略H形状の細長い部材である。接続部材20の室内
側の表面は化粧仕上げが施されており、これにより接続
部材20が間仕切り材11,12の継ぎ目に沿って設置される
化粧板としての長押材を兼用するようになっている。接
続部材20の開口部21, 22には間仕切り材11,12の上下端
縁が収納され、この状態で接続部材20が設置されてい
る。接続部材20の上側の開口部21の上面には、間仕切り
材12の接合突起16の設置位置に応じて接合穴23が設けら
れている。接合穴23の断面形状は、一旦接合突起16が挿
入されると接合突起16を抜け止めするように接合突起16
の断面形状と相互に嵌合しあう鋸状の断面となってい
る。
【0015】接続部材20の下側の開口部22には、間仕切
り材12の上端縁が嵌合されて釘や接着剤で相互接合され
る。接続部材20の上側の開口部21には、間仕切り材11の
下端縁および連結部材15が嵌合されるとともに、連結部
材15の接合突起16が接続部材20の接合穴23に挿入されて
相互接合される。従って、間仕切り材11, 12は、各々の
上下端縁を接続部材20の開口部21, 22に接合することに
より、接続部材20を介して相互連結されるようになって
いる。
り材12の上端縁が嵌合されて釘や接着剤で相互接合され
る。接続部材20の上側の開口部21には、間仕切り材11の
下端縁および連結部材15が嵌合されるとともに、連結部
材15の接合突起16が接続部材20の接合穴23に挿入されて
相互接合される。従って、間仕切り材11, 12は、各々の
上下端縁を接続部材20の開口部21, 22に接合することに
より、接続部材20を介して相互連結されるようになって
いる。
【0016】このような本実施例においては、次のよう
な組立手順で間仕切り壁10を形成する。まず、間仕切り
壁10を形成するにあたり、予め工場等で接続部材20を間
仕切り材11に、間仕切り材12を屋根ユニット5に取付け
ておく。そして、これらを建築現場に運び、そこで組み
立てておいた居室ユニット3の上に屋根ユニット4を載
置するとともに、間仕切り材11を立設する。この後、屋
根ユニット5を屋根ユニット4の間にまたがるように載
置し、屋根ユニット4,5を組立てるとともに、屋根ユ
ニット5の間仕切り材12を間仕切り材11の接続部材20に
向かって押し込み、これにより間仕切り材11, 12を相互
連結して間仕切り壁10を形成する。
な組立手順で間仕切り壁10を形成する。まず、間仕切り
壁10を形成するにあたり、予め工場等で接続部材20を間
仕切り材11に、間仕切り材12を屋根ユニット5に取付け
ておく。そして、これらを建築現場に運び、そこで組み
立てておいた居室ユニット3の上に屋根ユニット4を載
置するとともに、間仕切り材11を立設する。この後、屋
根ユニット5を屋根ユニット4の間にまたがるように載
置し、屋根ユニット4,5を組立てるとともに、屋根ユ
ニット5の間仕切り材12を間仕切り材11の接続部材20に
向かって押し込み、これにより間仕切り材11, 12を相互
連結して間仕切り壁10を形成する。
【0017】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、間仕切り材11, 12を連結する
ことにより、複数の住宅ユニット間に形成される室内空
間を仕切る間仕切り壁10を形成するようにし、間仕切り
材11,12の高さ寸法h1, h2をそれぞれ屋根ユニット4,
5の高さ寸法とほぼ同じに設定したので、間仕切り材1
1, 12が従来のように屋根ユニット4,5等の住宅ユニ
ットより大きくなることがなく、輸送時の取扱いを容易
にできる。
な効果がある。すなわち、間仕切り材11, 12を連結する
ことにより、複数の住宅ユニット間に形成される室内空
間を仕切る間仕切り壁10を形成するようにし、間仕切り
材11,12の高さ寸法h1, h2をそれぞれ屋根ユニット4,
5の高さ寸法とほぼ同じに設定したので、間仕切り材1
1, 12が従来のように屋根ユニット4,5等の住宅ユニ
ットより大きくなることがなく、輸送時の取扱いを容易
にできる。
【0018】また、間仕切り材12側に断面鋸状の接合突
起16を設け、接合突起16が挿入される接合穴23の断面形
状を接合突起16と相互に嵌合しあう鋸状とし、一旦接合
突起16が挿入されると接合突起16を抜け止めするように
接合穴23を形成するとともに、予め工場等で接続部材20
を間仕切り材11に取付けておくようにしたので、建築現
場では屋根ユニット3,4を組立る際に、間仕切り材11
を間仕切り材12の接続部材20に向かって押し込むだけで
よく、建築現場での間仕切り材11, 12の連結を容易にで
き、間仕切り壁10を容易に設置できる。
起16を設け、接合突起16が挿入される接合穴23の断面形
状を接合突起16と相互に嵌合しあう鋸状とし、一旦接合
突起16が挿入されると接合突起16を抜け止めするように
接合穴23を形成するとともに、予め工場等で接続部材20
を間仕切り材11に取付けておくようにしたので、建築現
場では屋根ユニット3,4を組立る際に、間仕切り材11
を間仕切り材12の接続部材20に向かって押し込むだけで
よく、建築現場での間仕切り材11, 12の連結を容易にで
き、間仕切り壁10を容易に設置できる。
【0019】さらに、接続部材20に長押材を兼用させる
ようにしたので、間仕切り材11, 12の継ぎ目を隠すこと
ができるとともに、間仕切り壁10の表面の仕上げを良好
にできる。
ようにしたので、間仕切り材11, 12の継ぎ目を隠すこと
ができるとともに、間仕切り壁10の表面の仕上げを良好
にできる。
【0020】
【0021】なお、本考案は前述の一実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、前記実施例では、間仕切り材11側の
接合突起16と接続部材20の接合穴23とを凹凸嵌合させた
が、この凹凸嵌合の凹凸は逆でもよく、例えば、接合突
起16を接続部材20に、接合穴23を間仕切り材11に設けて
もよい。さらに、凹凸嵌合の凸部分は棒状の接合突起16
を配列した断続的なものに限らず、例えば、連続した壁
状の凸部分でもよい。ここで、連続した壁状凸部分をH
形の上下開口部の両方に立設して断面「王」字形に形成
した接続部材を用いてもよく、この接続部材の「王」字
の中央の凸部分を、各間仕切り材11, 12の端縁に沿って
連続的に設けたスリットに挿入して間仕切り材を相互に
連結してもよい。
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、前記実施例では、間仕切り材11側の
接合突起16と接続部材20の接合穴23とを凹凸嵌合させた
が、この凹凸嵌合の凹凸は逆でもよく、例えば、接合突
起16を接続部材20に、接合穴23を間仕切り材11に設けて
もよい。さらに、凹凸嵌合の凸部分は棒状の接合突起16
を配列した断続的なものに限らず、例えば、連続した壁
状の凸部分でもよい。ここで、連続した壁状凸部分をH
形の上下開口部の両方に立設して断面「王」字形に形成
した接続部材を用いてもよく、この接続部材の「王」字
の中央の凸部分を、各間仕切り材11, 12の端縁に沿って
連続的に設けたスリットに挿入して間仕切り材を相互に
連結してもよい。
【0022】また、接続部材は間仕切り材と凹凸嵌合す
るものに限らず、例えば、化粧板の裏面に略L字形状の
挟持クリップを複数設置した簡単な構造を有し、各挟持
クリップの底辺が一方の間仕切り材の端面に釘で固定さ
れ、化粧板の裏面と挟持クリップとで他方の間仕切り材
の端部を両側から挟持することにより間仕切り材の相互
接続を行うものでもよい。
るものに限らず、例えば、化粧板の裏面に略L字形状の
挟持クリップを複数設置した簡単な構造を有し、各挟持
クリップの底辺が一方の間仕切り材の端面に釘で固定さ
れ、化粧板の裏面と挟持クリップとで他方の間仕切り材
の端部を両側から挟持することにより間仕切り材の相互
接続を行うものでもよい。
【0023】さらに、接続部材はH形や「王」字形の断
面形状により、間仕切り材の継ぎ目を隠す化粧材を兼用
するものに限らず、例えば、十字形やI字形等の断面形
状を有し、連結後にも間仕切り材の継ぎ目を露出させる
化粧材を兼用しないものでもよい。
面形状により、間仕切り材の継ぎ目を隠す化粧材を兼用
するものに限らず、例えば、十字形やI字形等の断面形
状を有し、連結後にも間仕切り材の継ぎ目を露出させる
化粧材を兼用しないものでもよい。
【0024】また、間仕切り材の連結には接続部材がな
くてもよく、例えば、間仕切り材の端縁を直接相互に突
き合わせて釘等で接合してもよく、要するに、間仕切り
材の具体的な連結構造は実施にあたり適宜選択できる。
くてもよく、例えば、間仕切り材の端縁を直接相互に突
き合わせて釘等で接合してもよく、要するに、間仕切り
材の具体的な連結構造は実施にあたり適宜選択できる。
【0025】
【考案の効果】前述のように本考案によれば、間仕切り
材が住宅ユニットより大きくなることがなく、輸送時の
取扱い等を容易にすることができるうえ、住宅ユニット
の組立てにより間仕切り壁を容易に設置することができ
る。
材が住宅ユニットより大きくなることがなく、輸送時の
取扱い等を容易にすることができるうえ、住宅ユニット
の組立てにより間仕切り壁を容易に設置することができ
る。
【図1】本考案の一実施例のユニット住宅を示す正面図
である。
である。
【図2】同実施例のユニット住宅を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】同実施例の要部を示す拡大された分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】同実施例の要部の分解状態を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図5】同実施例の要部の連結状態を示す拡大断面図で
ある。
ある。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】3 住宅ユニットである居室ユニット5 屋根ユニット6 小屋裏 空間としての小屋裏部屋10 間仕切り壁11 第1の間仕切り材12 第2の間仕切り材 20 接続部材
Claims (2)
- 【請求項1】 直方体状に形成された住宅ユニットの上
に傾斜屋根面を有する屋根ユニットを設けることによ
り、前記屋根ユニットの下方に形成される小屋裏空間を
仕切るためのユニット住宅の小屋裏間仕切り構造であっ
て、長方形状に形成された 第1の間仕切り材が前記住宅ユニ
ットの上面に立設され、三角形状に形成されるととも
に、前記屋根ユニットの内部を仕切る第2の間仕切り材
が前記屋根ユニットに設けられ、かつ、前記住宅ユニッ
トの上に前記屋根ユニットを設けることにより、前記第
1の間仕切り材の上端縁と第2の間仕切り材の下端縁と
が相互に連結され、これらの第1の間仕切り材および第
2の間仕切り材が前記小屋裏空間の間仕切り壁を形成し
ていることを特徴とするユニット住宅の小屋裏間仕切り
構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のユニット住宅の小屋裏
間仕切り構造において、前記第1および第2の間仕切り
材は、化粧材を兼用した接続部材を介して連結されるこ
とを特徴とするユニット住宅の小屋裏間仕切り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073808U JP2554682Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | ユニット住宅の小屋裏間仕切り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073808U JP2554682Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | ユニット住宅の小屋裏間仕切り構造 |
Publications (2)
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---|---|
JPH0516917U JPH0516917U (ja) | 1993-03-02 |
JP2554682Y2 true JP2554682Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=13528838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1991073808U Expired - Lifetime JP2554682Y2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | ユニット住宅の小屋裏間仕切り構造 |
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JP (1) | JP2554682Y2 (ja) |
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JPS62187007U (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-28 |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP1991073808U patent/JP2554682Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0516917U (ja) | 1993-03-02 |
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