JP2554677B2 - 複合サイクル発電プラント - Google Patents
複合サイクル発電プラントInfo
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は再熱システムを有する複合サイクル発電プラ
ントに関する。
ントに関する。
(従来の技術) 第3図は従来の複合サイクル発電プラントの構成を示
す図であって、図中符号1はガスタービン装置である。
す図であって、図中符号1はガスタービン装置である。
このガスタービン装置1は空気を加圧する圧縮機2
と、この圧縮機2で加圧された空気を燃焼させる燃焼器
3と、この燃焼によって発生した高温ガスを膨張させて
仕事をさせるガスタービン4とから構成されており、こ
のガスタービン4で仕事を行なった排ガスはガスダクト
5を経て、排熱回収ボイラ6に導かれ、蒸気発電用の熱
源として利用される。一方、蒸気タービン7に接続され
た復水器8で複水せしめられた水は、給水管9を介して
給水ポンプ10によって排熱回収ボイラ6内に設置された
低圧節炭器11に導入され、加熱された後低圧ドラム12内
に導かれる。低圧ドラム12内に導かれた給水の一部は低
圧循環ポンプ13によって排熱回収ボイラ6内の低圧蒸発
器14に供給され、そこで加熱されて低圧ドラム12内に戻
る。また、低圧ドラム12内の給水の一部は移送ポンプ17
を介して排熱回収ボイラ6内の高圧節炭器18で加熱され
た後、高圧ドラム19に導かれる。この給水は高圧循環ポ
ンプ20によって排熱回収ボイラ6内の高圧蒸発器21に供
給され、そこで過熱される高圧ドラム19に戻る。上記高
圧蒸発器21で発生した蒸気は排熱回収ボイラ6内に設け
られている高圧加熱器22で過熱された後、高圧主蒸気管
23、高圧蒸気弁24を通って、蒸気タービン7の高圧部に
導入される。一方、前記低圧ドラム12で発生した蒸気は
低圧蒸気管15を通り、低圧蒸気弁16を介して蒸気タービ
ン7の低圧段落部に供給される。ここで、蒸気タービン
7に導かれた蒸気はそこで膨張して仕事を行ない、ガス
タービン4と共に発電機27を駆動する。また、低圧主蒸
気管15および高圧主蒸気管23にはそれぞれ低圧タービン
バイパス弁25、高圧タービンバイパス弁26を有するバイ
パス管路15aおよびバイパス管路23aがそれぞれ分岐導出
され、その先端部が復水器8に接続されている。この低
圧タービンバイパス弁25、高圧タービンバイパス弁26は
低圧主蒸気管15内および高圧主蒸気管23内の圧力に従が
って開閉制御され、蒸気を復水器8に流すことにより、
低圧主蒸気および高圧主蒸気の圧力が御される。
と、この圧縮機2で加圧された空気を燃焼させる燃焼器
3と、この燃焼によって発生した高温ガスを膨張させて
仕事をさせるガスタービン4とから構成されており、こ
のガスタービン4で仕事を行なった排ガスはガスダクト
5を経て、排熱回収ボイラ6に導かれ、蒸気発電用の熱
源として利用される。一方、蒸気タービン7に接続され
た復水器8で複水せしめられた水は、給水管9を介して
給水ポンプ10によって排熱回収ボイラ6内に設置された
低圧節炭器11に導入され、加熱された後低圧ドラム12内
に導かれる。低圧ドラム12内に導かれた給水の一部は低
圧循環ポンプ13によって排熱回収ボイラ6内の低圧蒸発
器14に供給され、そこで加熱されて低圧ドラム12内に戻
る。また、低圧ドラム12内の給水の一部は移送ポンプ17
を介して排熱回収ボイラ6内の高圧節炭器18で加熱され
た後、高圧ドラム19に導かれる。この給水は高圧循環ポ
ンプ20によって排熱回収ボイラ6内の高圧蒸発器21に供
給され、そこで過熱される高圧ドラム19に戻る。上記高
圧蒸発器21で発生した蒸気は排熱回収ボイラ6内に設け
られている高圧加熱器22で過熱された後、高圧主蒸気管
23、高圧蒸気弁24を通って、蒸気タービン7の高圧部に
導入される。一方、前記低圧ドラム12で発生した蒸気は
低圧蒸気管15を通り、低圧蒸気弁16を介して蒸気タービ
ン7の低圧段落部に供給される。ここで、蒸気タービン
7に導かれた蒸気はそこで膨張して仕事を行ない、ガス
タービン4と共に発電機27を駆動する。また、低圧主蒸
気管15および高圧主蒸気管23にはそれぞれ低圧タービン
バイパス弁25、高圧タービンバイパス弁26を有するバイ
パス管路15aおよびバイパス管路23aがそれぞれ分岐導出
され、その先端部が復水器8に接続されている。この低
圧タービンバイパス弁25、高圧タービンバイパス弁26は
低圧主蒸気管15内および高圧主蒸気管23内の圧力に従が
って開閉制御され、蒸気を復水器8に流すことにより、
低圧主蒸気および高圧主蒸気の圧力が御される。
ところで、このような複合サイクル発電プラントは、
従来の蒸気タービンプラントに対して熱効率の向上、高
効率化を目指したものであるが、このプラントのさらに
高効率化を図るため、蒸気サイクル内に再熱システムを
組み込むことが提案されている。
従来の蒸気タービンプラントに対して熱効率の向上、高
効率化を目指したものであるが、このプラントのさらに
高効率化を図るため、蒸気サイクル内に再熱システムを
組み込むことが提案されている。
すなわち、第4図に示すように低圧ドラム12内で発生
した蒸気を、一旦排熱回収ボイラ6内の低圧加熱器28で
過熱した後、高圧タービン7aの排気と合流して、低温再
熱管29を経て蒸気排熱回収ボイラ6内に設けられた再熱
器30に導き、この再熱器30で加熱された後高温再熱管3
1、低圧蒸気弁16を順次通して低圧タービン7bに導くも
のである。このような再熱システムを組み込んだ複合サ
イクル発電プラントにおけるガスタービン排気ガス温度
特性を第5図に示す。図中曲線TCはガスタービン排気ガ
ス温度設定曲線、曲線TBはガスタービン排気ガス温度ベ
ース設定曲線を示す。ガスタービン装置1の始動時にお
いてはガスタービン4の入口案内静翼は低位置に保持さ
れており、圧縮機2の吐出圧力の上昇と共に、排気ガス
温度も上昇する。しかる後、排気ガス温度制御制定曲線
TCに達した運転タイミングAでガスタービン4の入口案
内静翼の開度を上げて、空気流量を増加させて、負荷の
上昇が行なわれる。この時、排気ガス温度は温度制御設
定曲線TCで制御されながら運転タイミングBまで移行す
る。そのガスタービン入口温度を設定値とする運転タイ
ミングCでのガスタービンベース運転となる。
した蒸気を、一旦排熱回収ボイラ6内の低圧加熱器28で
過熱した後、高圧タービン7aの排気と合流して、低温再
熱管29を経て蒸気排熱回収ボイラ6内に設けられた再熱
器30に導き、この再熱器30で加熱された後高温再熱管3
1、低圧蒸気弁16を順次通して低圧タービン7bに導くも
のである。このような再熱システムを組み込んだ複合サ
イクル発電プラントにおけるガスタービン排気ガス温度
特性を第5図に示す。図中曲線TCはガスタービン排気ガ
ス温度設定曲線、曲線TBはガスタービン排気ガス温度ベ
ース設定曲線を示す。ガスタービン装置1の始動時にお
いてはガスタービン4の入口案内静翼は低位置に保持さ
れており、圧縮機2の吐出圧力の上昇と共に、排気ガス
温度も上昇する。しかる後、排気ガス温度制御制定曲線
TCに達した運転タイミングAでガスタービン4の入口案
内静翼の開度を上げて、空気流量を増加させて、負荷の
上昇が行なわれる。この時、排気ガス温度は温度制御設
定曲線TCで制御されながら運転タイミングBまで移行す
る。そのガスタービン入口温度を設定値とする運転タイ
ミングCでのガスタービンベース運転となる。
第6図は再熱器蒸気条件を示したものである。ここ
で、部分負荷運転時の運転タイミングAではガスタービ
ン排気ガス温度T1が定常運転時(運転タイミングC)で
のガスタービン排気ガス温度T2よりも高いため、再熱器
出口主蒸気温度TRも運転タイミングAでの温度TRAが定
常運転時(運転タイミングC)でのTRCよりも高くな
る。また、発生蒸気量は少ないため、再熱出口主蒸気圧
力PRは運転タイミングAでの圧力PRAが定常運転時(運
転タイミングC)での圧力PRCよりも低くなる。このよ
うな状況下での低圧蒸気タービンの膨張線図を第7図に
示す。運転タイミングB,Cでは復水器設計圧力で蒸気タ
ービンの最終段落においては、適度な湿り域となるよう
な再熱器出口蒸気条件となっている。しかし、運転タイ
ミングAにおいては運転タイミングB,Cに比べて、再熱
器出口主蒸気温度は高く、再熱器出口主蒸気圧力は低い
ために、最終段落においては飽和蒸気線TSよりも上方の
過熱域となってしまう。
で、部分負荷運転時の運転タイミングAではガスタービ
ン排気ガス温度T1が定常運転時(運転タイミングC)で
のガスタービン排気ガス温度T2よりも高いため、再熱器
出口主蒸気温度TRも運転タイミングAでの温度TRAが定
常運転時(運転タイミングC)でのTRCよりも高くな
る。また、発生蒸気量は少ないため、再熱出口主蒸気圧
力PRは運転タイミングAでの圧力PRAが定常運転時(運
転タイミングC)での圧力PRCよりも低くなる。このよ
うな状況下での低圧蒸気タービンの膨張線図を第7図に
示す。運転タイミングB,Cでは復水器設計圧力で蒸気タ
ービンの最終段落においては、適度な湿り域となるよう
な再熱器出口蒸気条件となっている。しかし、運転タイ
ミングAにおいては運転タイミングB,Cに比べて、再熱
器出口主蒸気温度は高く、再熱器出口主蒸気圧力は低い
ために、最終段落においては飽和蒸気線TSよりも上方の
過熱域となってしまう。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上述の如く運転タイミングAにおいては、
最終段落で過熱域となってしまうため、一般的に使用さ
れているゴム製の蒸気タービンのエキスパンションジョ
イントの材質からくる温度制限、蒸気タービン排気ケー
シングの熱膨張による変形、復水器の熱膨張による変
形、復水器冷却水細管の過熱、蒸気タービン最終段の過
熱等の問題が生じる。
最終段落で過熱域となってしまうため、一般的に使用さ
れているゴム製の蒸気タービンのエキスパンションジョ
イントの材質からくる温度制限、蒸気タービン排気ケー
シングの熱膨張による変形、復水器の熱膨張による変
形、復水器冷却水細管の過熱、蒸気タービン最終段の過
熱等の問題が生じる。
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたもの
で、システムの機器の安全と信頼性を向上させる複合サ
イクル発電プラントを提供することを目的とする。
で、システムの機器の安全と信頼性を向上させる複合サ
イクル発電プラントを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ガスタービン装置と、このガスタービン装
置の排ガスを熱源として蒸気を発生させる溌熱回収ボイ
ラと、この排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動さ
れる蒸気タービン装置とを有する複合サイクル発電プラ
ントにおいて、高圧タービンからの排気を再熱し、その
再熱蒸気を低圧タービンに送給する再熱器を蒸気排熱回
収ボイラに設けるとともに、その再熱器に接続された再
熱管に減温装置を設け、部分負荷時に給水管から分岐さ
れたバイパス管路を介して上記減温装置に冷却水を供給
し、低圧タービンの最終段落を湿り域になるようにした
ことを特徴とする複合サイクル発電プラントに関する。
置の排ガスを熱源として蒸気を発生させる溌熱回収ボイ
ラと、この排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動さ
れる蒸気タービン装置とを有する複合サイクル発電プラ
ントにおいて、高圧タービンからの排気を再熱し、その
再熱蒸気を低圧タービンに送給する再熱器を蒸気排熱回
収ボイラに設けるとともに、その再熱器に接続された再
熱管に減温装置を設け、部分負荷時に給水管から分岐さ
れたバイパス管路を介して上記減温装置に冷却水を供給
し、低圧タービンの最終段落を湿り域になるようにした
ことを特徴とする複合サイクル発電プラントに関する。
(作 用) 複合サイクル発電プラントの部分負荷運転時で、定常
運転時での排気ガス温度よりも排気ガス温度が高い場合
においては、給水管から分岐された復水の一部が冷却水
流量調節弁によって制御されながら、再熱管に接続され
た減温装置により噴霧せしめられる。したがって、低圧
蒸気タービンの流入蒸気温度を低くすることができ、低
圧蒸気タービンのエンドポイントを湿り域とすることが
できる。
運転時での排気ガス温度よりも排気ガス温度が高い場合
においては、給水管から分岐された復水の一部が冷却水
流量調節弁によって制御されながら、再熱管に接続され
た減温装置により噴霧せしめられる。したがって、低圧
蒸気タービンの流入蒸気温度を低くすることができ、低
圧蒸気タービンのエンドポイントを湿り域とすることが
できる。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す系統図であって、図
中第5図と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
中第5図と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説
明は省略する。
すなわち、再熱器30の吸込側に接続された低温再熱管
29に減温装置33を設け、この減温装置33には給水管9か
ら分岐されたバイパス管路9aが冷却水流量調節弁32を介
して接続されている。
29に減温装置33を設け、この減温装置33には給水管9か
ら分岐されたバイパス管路9aが冷却水流量調節弁32を介
して接続されている。
しかして、定常運転時での排気ガス温度よりも高い排
気ガス温度での部分負荷運転時においては、給水管9か
ら分流した冷却水が冷却水流量調節弁32で流量を制御し
て減温装置33によって再熱器30の上流側の蒸気に噴霧さ
れる。したがって、低圧蒸気タービン7bの入口蒸気温度
を下げることができ、第2図に示すように低圧蒸気ター
ビン膨張線図をA′とすることができ、最終段落におい
て飽和蒸気線TSよりも下方の湿り域とすることができ
る。
気ガス温度での部分負荷運転時においては、給水管9か
ら分流した冷却水が冷却水流量調節弁32で流量を制御し
て減温装置33によって再熱器30の上流側の蒸気に噴霧さ
れる。したがって、低圧蒸気タービン7bの入口蒸気温度
を下げることができ、第2図に示すように低圧蒸気ター
ビン膨張線図をA′とすることができ、最終段落におい
て飽和蒸気線TSよりも下方の湿り域とすることができ
る。
本発明は、ガスタービン装置と、このガスタービン装
置の排ガスを熱源として蒸気を発生させる排熱回収ボイ
ラと、この排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動さ
れる蒸気タービン装置とを有する複合サイクル発電プラ
ントにおいて、高圧タービンからの排気を再熱し、その
再熱蒸気を低圧タービンに送給する再熱器を蒸気排熱回
収ボイラに設けるとともに、その再熱器に接続された再
熱管に減温装置を設け、部分負荷時に給水管から分岐さ
れたバイパス管路を介して上記減温装置に冷却水を供給
し、低圧タービンの最終段落を湿り域になるようにした
ので、蒸気タービン排気ケーシングの熱膨張による変
形、復水器の熱膨張による変形、復水器冷却水管の過
熱、蒸気タービン最終段落の過熱を確実に防止でき、プ
ラント機器の安全と信頼性を向上させるとともにガスタ
ービンの排ガス温度の高温化にも十分対処でき、プラン
トの高効率化を図ることができる等の効果を奏する。
置の排ガスを熱源として蒸気を発生させる排熱回収ボイ
ラと、この排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動さ
れる蒸気タービン装置とを有する複合サイクル発電プラ
ントにおいて、高圧タービンからの排気を再熱し、その
再熱蒸気を低圧タービンに送給する再熱器を蒸気排熱回
収ボイラに設けるとともに、その再熱器に接続された再
熱管に減温装置を設け、部分負荷時に給水管から分岐さ
れたバイパス管路を介して上記減温装置に冷却水を供給
し、低圧タービンの最終段落を湿り域になるようにした
ので、蒸気タービン排気ケーシングの熱膨張による変
形、復水器の熱膨張による変形、復水器冷却水管の過
熱、蒸気タービン最終段落の過熱を確実に防止でき、プ
ラント機器の安全と信頼性を向上させるとともにガスタ
ービンの排ガス温度の高温化にも十分対処でき、プラン
トの高効率化を図ることができる等の効果を奏する。
第1図は本発明における一実施例の説明図、第2図は本
発明における低圧蒸気タービンの膨張線図、第3図は従
来技術の説明図、第4図は再熱システムを組み込んだ複
合サイクル発電プラントの構成図、第5図はガスタービ
ン排気ガス温度特性を示した図、第6図は再熱蒸気条件
を示した図、第7図は従来技術における低圧タービンの
膨張線図を示したものである。 1……ガスタービン装置、6……排熱回収ボイラ、7…
…蒸気タービン装置、7a……高圧タービン、7b……低圧
タービン、8……復水器、9……給水管、9a……バイパ
ス管路、29……低温再熱器、30……再熱器、31……高温
再熱管、32……冷却水流量調節弁、33……減温度装置。
発明における低圧蒸気タービンの膨張線図、第3図は従
来技術の説明図、第4図は再熱システムを組み込んだ複
合サイクル発電プラントの構成図、第5図はガスタービ
ン排気ガス温度特性を示した図、第6図は再熱蒸気条件
を示した図、第7図は従来技術における低圧タービンの
膨張線図を示したものである。 1……ガスタービン装置、6……排熱回収ボイラ、7…
…蒸気タービン装置、7a……高圧タービン、7b……低圧
タービン、8……復水器、9……給水管、9a……バイパ
ス管路、29……低温再熱器、30……再熱器、31……高温
再熱管、32……冷却水流量調節弁、33……減温度装置。
Claims (1)
- 【請求項1】ガスタービン装置と、このガスタービン装
置の排ガスを熱源として蒸気を発生させる排熱回収ボイ
ラと、この排熱回収ボイラで発生した蒸気により駆動さ
れる蒸気タービン装置とを有する複合サイクル発電プラ
ントにおいて、高圧タービンからの排気を再熱し、その
再熱蒸気を低圧タービンに送給する再熱器を上記排熱回
収ボイラに設けるとともに、その再熱器に接続され蒸気
を再熱器に導びく低温再熱管に減温装置を設け、部分負
荷時に給水管から分岐されたバイパス管路から上記減温
装置を介して低温再熱管内に冷却水を供給し、低圧ター
ビンの最終段階を湿り域になるようにしたことを特徴と
する複合サイクル発電プラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289988A JP2554677B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 複合サイクル発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62289988A JP2554677B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 複合サイクル発電プラント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01130006A JPH01130006A (ja) | 1989-05-23 |
JP2554677B2 true JP2554677B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17750325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62289988A Expired - Fee Related JP2554677B2 (ja) | 1987-11-17 | 1987-11-17 | 複合サイクル発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554677B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160242203A1 (en) * | 2013-11-22 | 2016-08-18 | Lg Electronics Inc. | Method for receiving bundle of pdcch, and mtc device |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57168707U (ja) * | 1981-04-20 | 1982-10-23 | ||
JPS5836163A (ja) * | 1981-08-27 | 1983-03-03 | Japan Servo Co Ltd | リニアステツピングモ−タの移動子の製造方法 |
JPS6217081A (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-26 | 積水化学工業株式会社 | 無機断熱発泡材の製造方法 |
-
1987
- 1987-11-17 JP JP62289988A patent/JP2554677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01130006A (ja) | 1989-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |