JP2554629Y2 - インクシートロール装置 - Google Patents

インクシートロール装置

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JP2554629Y2
JP2554629Y2 JP6235891U JP6235891U JP2554629Y2 JP 2554629 Y2 JP2554629 Y2 JP 2554629Y2 JP 6235891 U JP6235891 U JP 6235891U JP 6235891 U JP6235891 U JP 6235891U JP 2554629 Y2 JP2554629 Y2 JP 2554629Y2
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shaft
winding
supply
take
ink sheet
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庸祐 小林
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、インクシートをプリ
ンタに装着するためのインクシートロール装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開昭61−102551
号公報及び特開昭62−68773号公報などに示され
たものと同様の従来のプリンタの要部断面図、図5は図
4のインクシートロールを示す斜視図である。図におい
て、1はプラテンローラ、2はプラテンローラ1に接離
するサーマルヘッド、3はプラテンローラ1とサーマル
ヘッド2との間に供給されている記録紙、4は記録紙3
を搬送するためのフィードローラ、5はプラテンローラ
1とサーマルヘッド2との間に供給されているインクシ
ートであり、このインクシート5には、センサマーク5
aが設けられている。6はインクシート5が巻き付けら
れている供給側及び巻取側の紙管、7はセンサマーク5
aを検出するインクシートセンサである。
【0003】図6は図4の巻取側のインクシートロール
装置を示す正面図、図7は図6のインクシートロールの
装着方法を一部断面で示す正面図である。図において、
8はプリンタ本体のフレーム、9はブラケット10を介し
てフレーム8に取り付けられている第1のスピンドルで
あり、この第1のスピンドル9は、軸方向に往復動可能
になっており、その先端部には第1の凹部9aが設けら
れている。11は第1のスピンドル9に対向するようにブ
ラケット10を介してフレーム8に取り付けられている第
2のスピンドルであり、この第2のスピンドル11の先端
部には、第2の凹部11a及びピン11bが設けられてい
る。12は第2のスピンドル11に固着されているギヤであ
る。
【0004】13は紙管6の両端部に挿入されているフラ
ンジ部材であり、このフランジ部材13は、図8及び図9
に示すように、第1及び第2の凹部9a,11aに挿入さ
れる軸部13aと、軸部13aのまわりに設けられピン11b
が係合する係合部13bとを有している。
【0005】上記のような従来の巻取側のインクシート
ロールをプリンタ本体に装着する場合、まず図7のよう
に第1のスピンドル9を軸方向にずらした後、第1及び
第2のスピンドル9,11間にインクシートロールを入れ
る。そして、フランジ部材13を対向する第2のスピンド
ル11に装着する。このとき、軸部13aを第2の凹部11a
に挿入するとともに、ピン11bを係合部11bに係合させ
る。この後、第1のスピンドル9を軸方向に戻して、軸
部13aを対向する第1の凹部9aに挿入する。また、供
給側のインクシートロールについても、同様にしてプリ
ンタ本体に装着する。
【0006】このようにして、インクシートロールがプ
リンタ本体に装着されると、ギヤ12,第2のスピンドル
11及びフランジ部材13を介して回転が伝達され、巻取側
の紙管6が回転する。これにより、インクシート5が供
給側から巻取側に搬送され、記録紙3にインクシート5
上のインクが転写される。なお、上記のプリンタは、イ
ンクシートロールを交換することにより、モノクロ,カ
ラー3色及びカラー4色など、数種類のインクシート5
を切り換えて使用できるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来のプリンタにおいては、供給側のインクシートロ
ールを巻取側に、巻取側のインクシートロールを供給側
に装着することもできるため、インクシート5の最初の
装着時や交換時などに誤装着してしまうことがあり、例
えばカラーのインクシート5の場合、センサマーク5a
が検出できずに、インクシート5を逆に送り続けてしま
うなどの問題点があった。また、巻取側と供給側とを間
違えるだけでなく、インクシート5の表裏も間違えて装
着する虞れがあり、この場合、サーマルヘッド2にイン
ク面が接触して、サーマルヘッド2を汚損してしまうと
いう問題点もあった。
【0008】この考案は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、インクシート
の誤装着を防止することができ、これによりインクシー
トの無駄やヘッドの汚損を防止することができるインク
シートロール装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案に係るインクシ
ートロール装置は、インクシートが巻き付けられる供給
側及び巻取側巻付軸と、プリンタ本体に設けられ、供給
側及び巻取側巻付軸の一端側に係合して巻取搬送力を伝
達する供給側及び巻取側軸保持部と、これらの各軸保持
部に対向してプリンタ本体に設けられており、かつ軸方
向に往復動可能になっているとともに、各軸保持部側へ
それぞれ付勢されており、対向する軸保持部との間に供
給側及び巻取側巻付軸をそれぞれ回転可能に保持する供
給側及び巻取側可動軸保持部とを備えているものにおい
て、供給側及び巻取側巻付軸の他端側には、軸方向に突
出した円柱状の供給側及び巻取側軸部がそれぞれ設けら
れており、供給側及び巻取側可動軸保持部には、供給側
及び巻取側軸部が挿載される径方向に開口した供給側及
び巻取側軸受がそれぞれ設けられており、いずれか一方
の巻付軸の可動軸保持部との当接部に径方向の段部が形
成されており、正常装着時にこの一方の巻付軸が装着さ
れる可動軸保持部は、段部を逃がすようになっており、
他方の可動軸保持部は、反対方向に装着しようとしたと
きに段部が当接することにより、一方の巻付軸の装着を
阻止するようになっているものである。
【0010】
【作用】この考案においては、供給側及び巻取側のいず
れか一方の巻付軸の可動軸保持部との当接部に径方向の
段部を形成することにより、インクシートの誤装着を機
械的に防止する。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図について説明す
る。図1はこの考案の一実施例によるインクシートロー
ル装置の供給側の断面図である。図において、21はフレ
ーム8に固着されているパウダークラッチ軸、22はパウ
ダークラッチ軸21に回転自在に取り付けられていている
供給側軸保持部としてのパウダークラッチであり、この
パウダークラッチ22の先端部外周には、クラッチ凸部22
aが設けられている。
【0012】23はパウダークラッチ22に対向するように
フレーム8に設けられ、かつ軸方向に往復摺動自在にな
っている供給側可動軸保持部としての供給側軸受ハウジ
ングであり、この供給側軸受ハウジング23には供給側軸
受23aが形成されている。この供給側軸受23aの先端部
には、ハウジング凹部23bが形成されいる。また、供給
側軸受ハウジング23は、一体に形成された供給側爪23c
と供給側ストッパ23dとにより、往復動の幅が規制され
ている。24は供給側軸受ハウジング23とフレーム8との
間に設けられている供給側ばねである。
【0013】25はインクシート5が巻き付けられている
紙管であり、この紙管25の一端部には、紙管凹部25aが
設けられている。26は紙管25の一端部に挿入され、パウ
ダークラッチ22に保持されている第1のフランジ部材で
あり、この第1のフランジ部材26は、紙管凹部25aに係
合するフランジ凸部26aと、クラッチ凸部22aに係合す
るフランジ凹部26bとを有している。27は紙管25の他端
部に挿入され、供給側軸受ハウジング23に保持されてい
る第2のフランジ部材であり、この第2のフランジ部材
27は、供給側軸受23aに支持される供給側軸部27aと、
ハウジング凹部23bに当接する段部27bとを有してい
る。28は紙管25,第1及び第2のフランジ部材26,27か
らなる供給側巻付軸である。
【0014】次に、図2は図1のインクシートロール装
置の巻取側の断面図である。図において、29はフレーム
8のフレーム軸受部8aに回転自在に支持されている
軸、30は軸29の一端部に固着されているギヤ、31は軸29
の他端部に固着されている巻取側軸保持部としての軸保
持フランジであり、この軸保持フランジ31は、軸保持フ
ランジ凸部31aを有している。
【0015】32は軸保持フランジ31に対向するようにフ
レーム8に設けられ、かつ軸方向に往復摺動自在になっ
ている巻取側可動軸保持部としての巻取側軸受ハウジン
グであり、この巻取側軸受ハウジング32には巻取側軸受
32aが形成されている。また、巻取側軸受ハウジング32
は、一体に形成された巻取側爪32bと巻取側ストッパ32
cとにより、往復動の幅が規制されている。33は巻取側
軸受ハウジング32とフレーム8との間に設けられている
巻取側ばねである。
【0016】34は一端部に第1のフランジ部材26が挿入
された巻取側の紙管25の他端部に挿入され、巻取側軸受
ハウジング32に保持されている第3のフランジ部材であ
り、この第3のフランジ部材34は、巻取側軸受32aに支
持される巻取側軸部34aを有している。35は紙管25,第
1及び第3のフランジ部材26,34からなる巻取側巻付軸
である。
【0017】上記のように構成されたインクシートロー
ル装置においては、例えば供給側巻付軸28をプリンタ本
体に装着する場合、まず第2フランジ部材27を供給側軸
受ハウジング23に係合させ、供給側ばね24に逆らって供
給側軸受ハウジング23を押圧する。そして、この状態
で、第1のフランジ部材26をパウダークラッチ22に係合
させ、供給側ばね24を復元させればよい。また、巻取側
巻付軸35についても同様の手順でプリンタ本体に装着す
ればよい。
【0018】ここで、この実施例のインクシートロール
装置では、図3に示すように、供給側巻付軸28を巻取側
に装着しようとすると、段部27bが巻取側軸受ハウジン
グ32に当接して、供給側軸部27aを巻取側軸受32aに完
全に挿入することができない。しかも、軸保持フランジ
31及び巻取側軸受ハウジング32の最大間隔L1と、供給
側巻付軸28の一端部から段部27bの先端部までの長さL
2と、供給側巻付軸28の一端部から段部27bの基端部ま
での長さL3との関係が、L3<L1<L2となっている。
従って、供給側巻付軸28は、巻取側に装着することが不
可能である。これに対して、供給側軸受ハウジング23に
は、段部27bを逃がすハウジング凹部23bが形成されて
いるので、供給側には供給側巻付軸28を装着できる。
【0019】このように、上記実施例のインクシートロ
ール装置では、供給側巻付軸28を供給側にしか装着でき
ないようにしたので、インクシート5の誤装着が確実に
防止され、インクシート5の無駄やサーマルヘッド2の
汚損が防止される。
【0020】なお、第1及び第3のフランジ部材27,34
や供給側及び巻取側軸受ハウジング23,32を、供給側と
巻取側とで色分けして着色してもよく、これによりイン
クシート5の誤装着をさらに確実に防止できる。また、
上記実施例では供給側に段部27bを設けたが、反対に巻
取側に設けてもよい。さらに、各軸保持部,各可動軸保
持部及び各巻付軸端部の構造も上記実施例に限定される
ものではない。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のインク
シートロール装置は、供給側及び巻取側のいずれか一方
の巻付軸の可動軸保持部との当接部に径方向の段部を形
成し、この一方の巻付軸が装着される可動軸保持部は段
部を逃がすように、他方の可動軸保持部は、段部が当接
することにより一方の巻付軸の装着を阻止するようにし
たので、インクシートの誤装着を防止することができ、
これによりインクシートの無駄やヘッドの汚損を防止す
ることができるという効果を奏する。また、供給側及び
巻取側のいずれか一方に段部及びその逃がしを設けるだ
けでよいので、同じ型を利用して簡単に製造することが
でき経済的であるという効果も奏する。さらに、巻取搬
送力を伝える側とは反対側の可動軸保持部を開口構成と
したことにより、軸部を可動軸保持部に載せるだけで巻
付軸の装着を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるインクシートロール
装置の供給側の断面図である。
【図2】図1のインクシートロール装置の巻取側の断面
図である。
【図3】図1の供給側巻付軸を図2の巻取側に装着しよ
うとした状態を示す断面図である。
【図4】従来のプリンタの一例の要部断面図である。
【図5】図4のインクシートロールを示す斜視図であ
る。
【図6】図4の巻取側のインクシートロール装置を示す
正面図である。
【図7】図6のインクシートロールの装着方法を一部断
面で示す正面図である。
【図8】図6のフランジ部材を示す側面図である。
【図9】図8の正面図である。
【符号の説明】
5 インクシート 22 パウダークラッチ(供給側軸保持部) 23 供給側軸受ハウジング(供給側可動軸保持部) 27b 段部 28 供給側巻付軸 31 軸保持フランジ(巻取側軸保持部) 32 巻取側軸受ハウジング(巻取側可動軸保持部) 35 巻取側巻付軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートが巻き付けられる供給側及
    び巻取側巻付軸と、プリンタ本体に設けられ、前記供給
    側及び巻取側巻付軸の一端側に係合して巻取搬送力を伝
    達する供給側及び巻取側軸保持部と、 これらの各軸保持部に対向して前記プリンタ本体に設け
    られており、かつ軸方向に往復動可能になっているとと
    もに、前記各軸保持部側へそれぞれ付勢されており、対
    向する前記軸保持部との間に前記供給側及び巻取側巻付
    軸をそれぞれ回転可能に保持する供給側及び巻取側可動
    軸保持部 備えているインクシートロール装置におい
    て、前記供給側及び巻取側巻付軸の他端側には、軸方向に突
    出した円柱状の供給側及び巻取側軸部がそれぞれ設けら
    れており、 前記供給側及び巻取側可動軸保持部には、前記供給側及
    び巻取側軸部が挿載される径方向に開口した供給側及び
    巻取側軸受がそれぞれ設けられており、 いずれか一方の巻付軸の可動軸保持部との当接部に径方
    向の段部が形成されており、正常装着時にこの一方の巻
    付軸が装着される可動軸保持部は、前記段部を逃がすよ
    うになっており、他方の可動軸保持部は、反対方向に装
    着しようとしたときに前記段部が当接することにより、
    前記一方の巻付軸の装着を阻止するようになっているこ
    とを特徴とするインクシートロール装置。
JP6235891U 1991-08-07 1991-08-07 インクシートロール装置 Expired - Lifetime JP2554629Y2 (ja)

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JPH0513764U JPH0513764U (ja) 1993-02-23
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