JP2554616B2 - 音声合成用全極型ディジタルフィルタ - Google Patents

音声合成用全極型ディジタルフィルタ

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JP2554616B2
JP2554616B2 JP60145714A JP14571485A JP2554616B2 JP 2554616 B2 JP2554616 B2 JP 2554616B2 JP 60145714 A JP60145714 A JP 60145714A JP 14571485 A JP14571485 A JP 14571485A JP 2554616 B2 JP2554616 B2 JP 2554616B2
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照親 関
清志 印藤
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NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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ENU TEI TEI DEETA TSUSHIN KK
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音声合成器の回路構成に関し,特にライン・
スペクトラム・ペア(Line Spectyum Pair:LSP)音声合
成器をシグナルプロセッサを用いて構成する方法に関す
る。
〔従来技術〕
音源情報を入力とし,周波数分析パラメータを乗数と
するLSP音声合成器がある。
第2図は従来のこの種のLSP音声合成器の一例を示す
図であり,1は入力u(t)を受けるための入力端子,2は
加算器,3は端子,4は遅延回路,5は1/2乗算器,6は8ステ
ップの2次の反共振回路,7は6の反共振回路のうち,2個
の遅延回路2個の加算器,及び周波数分析パラメータCi
(i=1〜8)を乗算係数とする1個の乗算器からなる
最終段のステップ,8はレベル調整増幅器,9は出力端子を
示している(日経エレクトロニクス1918-2-2,No.257,14
8頁)。なお4,5及び6は帰還回路を形成している。また
出力v(t)はv(t)+{x10(t)-x9(t)-s8(t)}であらわさ
れる。しかしながらこの回路は図から分るように全極形
回路であり,極がすべて単位円上にあるため一時的に発
振状態となり,不安定である。その結果ディジタルフィ
ルタの出力雑音が大きくなり,合成音声の品質を低下さ
せるという問題がある。そのため,入力レベルが非零の
ときは信号成分と混合されて直流雑音が増幅されること
はないものの,入力レベルが零,すなわち無音のときは
内部の雑音成分が増幅されて出力に直流オフセットとな
ってあらわれる。従って従来この問題は,フィルタの内
部変数のビット語長を大きくして出力雑音を低減するこ
とにより解決していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の解決法は,専用ハードウ
ェアの回路規模,または16ビットのシグナルプロセッサ
では倍精度演算のためステップ数が増加するという欠点
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
回路規模またはステップ数を増加させることなくディ
ジタルフィルタの出力雑音の問題を解決するために,本
発明は内部の演算ビット数を増加させないで以下の処理
を行なうようにしたものである。すなわち,入力=0す
なわち無音区間でフィルタ出力を強制的に零とし,また
有音区間と無音区間(入力=0)の間を滑らかに接続す
るために,語尾においてスムージングを行なうようにし
たものである。
すなわち本発明によれば,遅延器、加算器、およびフ
レーム単位に変化する乗算器から構成される帰還路と,
フレーム単位に変化する入力データの一部及び前記帰還
路の出力を入力し、前記入力データが非零のフレームの
ときは前記入力した帰還路出力を出力し、前記入力デー
タが零のフレームの時は前記帰還路の出力を出力しない
スイッチ手段と、前記入力データの主部と前記スイッチ
手段の出力を加算し、この加算出力の主部を出力とし、
一部を前記帰還路への入力として供給する加算器と、前
記加算出力の主部を、前記入力データが非零のフレーム
と零のフレームの間で補間を行ってスムージングされた
信号を出力する補間値乗算器と、この補間値乗算器の出
力のレベル調整を行うレベル調整増幅器とを備えたこと
を特徴とする音声合成用全極型ディジタルフィルタが得
られる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図はLSP音声合成器のディジタルフィルタの回路
構成を示す図である。この第1図の本発明の回路が第2
図の従来の回路と異なるのは,入力u(t)の有音区間
(u(t)≠0)ではオンとなり,無音区間(u(t)
=0)でオフとなるスイッチ11を,帰還路(4+5+
6)と加算器2の接続部に設け,語尾のスムージングを
行うために1〜0で補間した値を掛ける補間値乗算器12
を,端子3とレベル調整増幅器8の間に設けたものであ
る。
第1図の回路において,入力u(t)が零でないとき
即ち有音区間では,スイッチ11が導通状態であり,又補
間値乗算器12は1で補間した値を掛け続けるので,この
回路の動作は第2図の従来の回路の動作と全く同じであ
る。
次に入力u(t)が零になると即ち無音区間になる
と,スイッチ11が非導通状態になるので,加算器2は入
力レベルと負帰還路パスとの加算は行わず,補間値乗算
器12が動作して語尾のスムージングが行われる。
第3図はこの語尾のスムージングの動作を説明する図
あって,tm〜tn+N間のサンプル数をN,あるサンプル時の
端子3における出力をviとすると(0iN),スム
ージングによる出力vi′は となる。よって語尾においてはあるレベルから次第に零
に下がる。すなわちスムージングが行われる。
一方スイッチ11がオフになって,帰還路の遅延回路4
の入力が零になると,反共振回路6における内部変数
(x110,y18)は帰還路が構成されないた順次零にな
る。従って次に入力u(t)が零でなくなったとき即ち
有音区間になったとき,その時点では内部変数が零であ
るから,フィルタ出力の雑音が増大することはない。
従って有音区間が無音区間になるときは語尾のスムー
ジングが行われ,再び有音区間になるときに雑音が生じ
ない。
なお上の実施例ではスイッチ11としてハードとしての
スイッチ回路を用いているが,その代りにソフトウェア
により前述のような動作を行わせることもできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から分るように,シグナルプロセッサにお
ける倍精度演算は単精度演算に比べて約3倍のステップ
数を必要とするが,本発明の音声合成用ディジタルフィ
ルタでは,単精度演算によって雑音問題を解決すること
により,ステップ数を増加させない効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるLSP音声合成器のディ
ジタルフィルタの回路構成図,第2図は従来のディジタ
ルフィルタの回路構成図,第3図は語尾のスムージング
方法を説明するための図である。 記号の説明:2は加算器,4は遅延回路,5は1/2乗算器,6は
反共振回路,8はレベル調整増幅器,11はスイッチ,12は補
間値乗算器をそれぞれあらわしている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 山下 剛史 (56)参考文献 特開 昭57−97595(JP,A) 特開 昭59−93498(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遅延器、加算器、およびフレーム単位に変
    化する乗算器から構成される帰還路と、フレーム単位に
    変化する入力データの一部及び前記帰還路の出力を入力
    し、前記入力データが非零のフレームのときは前記入力
    した帰還路出力を出力し、前記入力データが零のフレー
    ムの時は前記帰還路出力を出力しないスイッチ手段と、
    前記入力データの主部と前記スイッチ手段の出力を加算
    し、この加算出力の主部を出力とし一部を前記帰還路へ
    の入力として供給する加算器と、前記加算出力の主部
    を、前記入力データが非零のフレームと零のフレームの
    間で補間を行ってスムージングされた信号を出力する補
    間値乗算器と、この補間値乗算器の出力のレベル調整を
    行うレベル調整増幅器とを備えたことを特徴とする音声
    合成用全極型ディジタルフィルタ。
JP60145714A 1985-07-04 1985-07-04 音声合成用全極型ディジタルフィルタ Expired - Lifetime JP2554616B2 (ja)

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JPS627096A JPS627096A (ja) 1987-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5797595A (en) * 1980-12-10 1982-06-17 Casio Computer Co Ltd Silent sections processing system of voice synthesizer
JPS5993498A (ja) * 1982-11-19 1984-05-29 株式会社日立製作所 音声合成装置

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