JP2554003B2 - リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーン - Google Patents
リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーンInfo
- Publication number
- JP2554003B2 JP2554003B2 JP4361027A JP36102792A JP2554003B2 JP 2554003 B2 JP2554003 B2 JP 2554003B2 JP 4361027 A JP4361027 A JP 4361027A JP 36102792 A JP36102792 A JP 36102792A JP 2554003 B2 JP2554003 B2 JP 2554003B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- projector screen
- lens
- rear type
- liquid crystal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リアタイプ液晶プロジ
ェクタ用スクリーンに関するものである。
ェクタ用スクリーンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら提案されているブラウン管式プロジェクタ（以下ＣＲ
Ｔという。）用スクリーンには２種類あって、フロント
タイプスクリーンとリアタイプスクリーンとが存在する
（前者の方が大画面用のスクリーンとなる。)。
ら提案されているブラウン管式プロジェクタ（以下ＣＲ
Ｔという。）用スクリーンには２種類あって、フロント
タイプスクリーンとリアタイプスクリーンとが存在する
（前者の方が大画面用のスクリーンとなる。)。
【０００３】前者はＣＲＴからの光を直接投射する為の
スクリーンであって、単に反射材で形成され、また、後
者は、ＣＲＴからの光を反射板を介して間接的に拡大照
射する為のスクリーンであって、図１に図示したような
光を拡散せしめる為の押し出し成型で形成したレンチキ
ュラーレンズ11の背面に、光を集束せしめる為の押し出
し成型で形成したフレネルレンズ12を接着層13を介して
貼り合わせた構造である（図１中右側から光が照射さ
れ、左側から観察する。)。
スクリーンであって、単に反射材で形成され、また、後
者は、ＣＲＴからの光を反射板を介して間接的に拡大照
射する為のスクリーンであって、図１に図示したような
光を拡散せしめる為の押し出し成型で形成したレンチキ
ュラーレンズ11の背面に、光を集束せしめる為の押し出
し成型で形成したフレネルレンズ12を接着層13を介して
貼り合わせた構造である（図１中右側から光が照射さ
れ、左側から観察する。)。
【０００４】ところで、近年、フロントタイプスクリー
ンを使用した液晶プロジェクタ（以下、ＬＣＤとい
う。）が提案されている。このＬＣＤは薄い、軽量であ
る、屋外でも使用可能という長所があり、近年目覚まし
い発展を遂げている。
ンを使用した液晶プロジェクタ（以下、ＬＣＤとい
う。）が提案されている。このＬＣＤは薄い、軽量であ
る、屋外でも使用可能という長所があり、近年目覚まし
い発展を遂げている。
【０００５】出願人が種々検討したところによれば、押
し出し成型は使用樹脂に押し出し力が作用する為、成型
された樹脂に歪みが生じ、この歪みでレンズに異方性
（複屈折性）が生じてしまう（ｘ，ｙ，ｚ方向の屈折率
の等しいレンズを異方性のないレンズという。)。
し出し成型は使用樹脂に押し出し力が作用する為、成型
された樹脂に歪みが生じ、この歪みでレンズに異方性
（複屈折性）が生じてしまう（ｘ，ｙ，ｚ方向の屈折率
の等しいレンズを異方性のないレンズという。)。
【０００６】ＬＣＤの場合には、使用スクリーンに異方
性が存することは好ましくないということは周知に事実
である。
性が存することは好ましくないということは周知に事実
である。
【０００７】従って、該スクリーンに偏光板を付設し
（ＬＣＤ用のスクリーンの場合には液晶部材が光の振動
方向を一方向にしてしまうことから良好なコントラスト
を得る為偏光板が必須である。)、リアタイプＬＣＤ用の
スクリーンとして使用しても、結局スクリーンとして非
常に不良なスクリーンになるということが判明した。
（ＬＣＤ用のスクリーンの場合には液晶部材が光の振動
方向を一方向にしてしまうことから良好なコントラスト
を得る為偏光板が必須である。)、リアタイプＬＣＤ用の
スクリーンとして使用しても、結局スクリーンとして非
常に不良なスクリーンになるということが判明した。
【０００８】本発明はこのような欠点を解決したリアタ
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンを提供するものであ
る。
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンを提供するものであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【００１０】反射板４を介して照射される光を受光する
リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーンａであって、
押し出し力の作用しないキャスティングにより一体的に
形成される表面偏光板１及び中間レンチキュラーレンズ
２に、押し出し力の作用しないキャスティングにより形
成される裏面フレネルレンズ３を積層した構成のリアタ
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンに係るものである。
リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーンａであって、
押し出し力の作用しないキャスティングにより一体的に
形成される表面偏光板１及び中間レンチキュラーレンズ
２に、押し出し力の作用しないキャスティングにより形
成される裏面フレネルレンズ３を積層した構成のリアタ
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンに係るものである。
【００１１】
【作用】キャスティングにより形成される部材で構成さ
れたスクリーンの為、異方性の存しないスクリーンとな
る。
れたスクリーンの為、異方性の存しないスクリーンとな
る。
【００１２】
【実施例】図２，３は、本発明の一実施例を図示したも
ので、以下に説明する。
ので、以下に説明する。
【００１３】本実施例に係るスクリーンａは、ＵＶ樹脂
を使用し、キャスティング（モールド成型）により偏光
板１，レンチキュラーレンズ２を同時に一体成型し、且
つ同様にキャスティングにより成型したフレネルレンズ
３を接着層６を介して合わせることで形成されるもの
で、異方性（複屈折性）がなく（ｘ，ｙ，ｚ方向の屈折
率の等しいレンズを異方性のないレンズという。）且つ
量産性に秀れたスクリーンとなる。
を使用し、キャスティング（モールド成型）により偏光
板１，レンチキュラーレンズ２を同時に一体成型し、且
つ同様にキャスティングにより成型したフレネルレンズ
３を接着層６を介して合わせることで形成されるもの
で、異方性（複屈折性）がなく（ｘ，ｙ，ｚ方向の屈折
率の等しいレンズを異方性のないレンズという。）且つ
量産性に秀れたスクリーンとなる。
【００１４】本実施例は、以上のように押し出し力が作
用する押し出し成型により形成したレンズではなく、キ
ャスティングにより形成したレンズを採用する為、異方
性のないＬＣＤにとって最適のスクリーンとなる。
用する押し出し成型により形成したレンズではなく、キ
ャスティングにより形成したレンズを採用する為、異方
性のないＬＣＤにとって最適のスクリーンとなる。
【００１５】本実施例は３管式のＣＲＴ用のスクリーン
ではなく、ＬＣＤ用のスクリーンである為、レンチキュ
ラーレンズは片側面の凹凸で何ら支障は生じない。
ではなく、ＬＣＤ用のスクリーンである為、レンチキュ
ラーレンズは片側面の凹凸で何ら支障は生じない。
【００１６】尚、表面反射を減少させるべく、本実施例
に係る偏光板の表面には、ブラックストライプを付設し
たり、また、無反射コートを付設したりしても良く、更
に、レンチキュラーレンズに拡散剤を混入せしめて指向
性（水平方向，垂直方向の指向性）を具備せしめても良
い。
に係る偏光板の表面には、ブラックストライプを付設し
たり、また、無反射コートを付設したりしても良く、更
に、レンチキュラーレンズに拡散剤を混入せしめて指向
性（水平方向，垂直方向の指向性）を具備せしめても良
い。
【００１７】以上のような本実施例に係るスクリーンａ
は図３のようにして使用される（本実施例に係るスクリ
ーンａは、フレネルレンズ３が反射板４側に位置する状
態で配設される。)。図３中符号５はＬＣＤである。
は図３のようにして使用される（本実施例に係るスクリ
ーンａは、フレネルレンズ３が反射板４側に位置する状
態で配設される。)。図３中符号５はＬＣＤである。
【００１８】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから非常
にコントラストが良く、且つ光学的特性に秀れたリアタ
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンとなる。
にコントラストが良く、且つ光学的特性に秀れたリアタ
イプ液晶プロジェクタ用スクリーンとなる。
【図１】従来例に係るスクリーンの説明図である。
【図２】本実施例に係るスクリーンの説明図である。
【図３】本実施例の使用状態を示す説明図である。
ａ スクリーン １ 偏光板 ２ レンチキュラーレンズ ３ フレネルレンズ ４ 反射板
Claims (1)
- 【請求項１】 反射板４を介して照射される光を受光す
るリアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーンａであっ
て、押し出し力の作用しないキャスティングにより一体
的に形成される表面偏光板１及び中間レンチキュラーレ
ンズ２に、押し出し力の作用しないキャスティングによ
り形成される裏面フレネルレンズ３を積層した構成のリ
アタイプ液晶プロジェクタ用スクリーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4361027A JP2554003B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4361027A JP2554003B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06230477A JPH06230477A (ja) | 1994-08-19 |
| JP2554003B2 true JP2554003B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=18471888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4361027A Expired - Lifetime JP2554003B2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | リアタイプ液晶プロジェクタ用スクリーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2554003B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619478A1 (de) * | 1996-05-14 | 1997-11-20 | Sick Ag | Optische Anordnung mit diffraktivem optischem Element |
| TW452658B (en) * | 2000-10-24 | 2001-09-01 | Ind Tech Res Inst | Thin infrared lens |
| JP6146636B2 (ja) * | 2012-10-04 | 2017-06-14 | 大日本印刷株式会社 | 透過型スクリーン及び透過型表示装置 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6290634A (ja) * | 1985-10-17 | 1987-04-25 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 透過形投射スクリ−ンの製造方法 |
| JPS6438886U (ja) * | 1987-09-02 | 1989-03-08 | ||
| JP2602555B2 (ja) * | 1989-08-16 | 1997-04-23 | 株式会社日立製作所 | 背面投射形立体映像プロジェクションテレビ |
| JP2907491B2 (ja) * | 1990-05-24 | 1999-06-21 | 大日本印刷株式会社 | 透過型スクリーンおよび透過型スクリーンアセンブリー |
| JPH0473637A (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-09 | Sumitomo Chem Co Ltd | プロジェクションスクリーン |
| JP2957652B2 (ja) * | 1990-07-20 | 1999-10-06 | 大日本印刷株式会社 | 背面投影透過型スクリーンの製造方法 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP4361027A patent/JP2554003B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06230477A (ja) | 1994-08-19 |
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