JP2553714B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機の工事性向上に関するものであ
る。

従来の技術 従来この種の電気接続の方法は、第４図のようになっ
ていた。すなわち内外接続電線を接続装置に接線する時
は、室内ユニットの前面グリル101を外し本体背面よ
り、内外接続電線を挿入し一担本体表面に出し、その後
接続装置102に接続する構成になっている。

発明が解決しようとする課題 しかしこのような構造のものでは、空気調和機の設置
工事の際に前面グリル101を取り外さなければならず、
工事時間の短縮が計れない。また前面グリルを取り外せ
ば、室内ユニットの内部に損傷を与える可能性がある等
の問題があった。

課題を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、
前面グリルを前記台枠に固定し、前面グリルには、開閉
可能な吸入グリルと、電装品収納部の前面に位置する開
閉可能な蓋とを設け、さらに台枠後方より挿入した接続
電線を電装品収納部に設けた電線接続装置付近に誘導す
る接続線誘導部を設けたものである。

作用 この技術的手段の作用は、次のようになる。すなわち
本体背面より挿入した接続電線が、誘導装置により、接
続装置付近まで誘導される事により、設置工事の際に前
面グリルを取り外さずに、接続電線の接続が行なえるも
のである。

実施例 以下本発明の一実施例を、添付図面にもとずいて説明
する。第１図、ないし第３図において、１は台枠、２は
外装を形成する前面グリル、３は前記前面グリル２に取
り付けた開閉可能な吸入グリル、４は前面グリル２の一
部に取り付けたネジ等で固定した蓋、８は電装品収納
箱、５は接続装置、６は円弧状に溝を形成した接続電線
誘導装置である。以上の構成により、前面グリル２に取
り付けた吸入グリル３を開の状態にし蓋４を外してお
き、この状態で本体背面より接続電線７を挿入してゆく
と、接続電線誘導装置の溝6aに沿って接続電線７を、接
続装置５の付近へ誘導する。

発明の効果 本発明は、電装品収納箱の側壁に、曲面形状をもった
接続電線誘導装置を備え、本体背面より挿入した接続電
線を、電装品収納箱に具備した接続装置付近に誘導する
ものであって、空気調和機設置時に吸入グリルを開き、
蓋を取り外すだけで、室内ユニットの電線接続が行なえ
るものであり、設置工事時間の短縮、前面グリルを取り
外さないため、室内ユニット内部の損傷を防ぐ等種々の
効果を、奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における空気調和機の要部
拡大側面図、第２図は、同一部切欠正面図、第３図
（ａ），（ｂ）は、空気調和機本体の正面図および側面
図、第４図は、従来例を示す空気調和機の分解斜視図で
ある。 １……台枠、２……前面グリル、３……吸入グリル、４
……蓋、５……電線接続装置、６……誘導装置、７……
接続電線、８……電装品収納箱。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 大意 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−3149（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−102919（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】熱交換器、送風装置、電装品収納部、吸入
   グリル等を固定する台枠を設け、さらに外装部分を形成
   する前面グリルを前記台枠に固定し、前記前面グリルに
   は、開閉可能な吸入グリルと、前記電装品収納部の前面
   に位置する開閉可能な蓋とを設け、さらに前記台枠後方
   より挿入した接続電線を前記電装品収納部に設けた電線
   接続装置付近に誘導する接続線誘導部を設けた空気調和
   機の室内ユニット。