JP2553453B2 - 金属除去装置 - Google Patents
金属除去装置Info
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Description
(カレット)等の、主として粒状若しくは粉状の被検出
物中に金属が含有されているか否かを検出し、被検出物
を、金属が検出された部分の近傍のみを除去する金属除
去装置に関するものである。
発生させる送信コイルと、当該送信コイルに対向し前記
交番磁界を受けるように配置されている一対の受信コイ
ルとが備えられ、送信コイルと受信コイルとの間を通過
する金属片によって前記一対の受信コイルに生じる誘起
電圧の変動を差動的に検出して得られる不平衡信号に基
づいて金属検出信号を出力する検出ように構成されてい
る。
に逆巻きの一対のものが使用され、その巻数は1ターン
ないし数十ターンであって、数十ターンの場合でも環状
に形成されていた。
ように、従来の受信コイル1はその巻数は1ターンない
し数十ターンであり、その受信コイル1を通る磁力線の
状態は図3および図4に示すとおりとなる。
力線を表しており、例えば金属が通過しない場合には、
磁力線は図3のような状態となっており受信コイル1を
横切る磁力線に変化は生ぜず、受信コイル1からは検出
信号は出力されない。
が受信コイル1の上部を水平方向に通過すると、磁力線
は前記金属片18に集中し、金属片18の移動に伴って
磁力線の集中部分も右方向に移動し、磁力線の集中部分
が受信コイル1を横切取ることによって、受信コイル1
を横切る磁力線が変化し、検出信号が出力される。
動的に結合されているので、検出信号はより増幅されて
出力される。
ることができるので(高感度の部分は強磁界で表現され
る)、受信コイル1からの距離と感度との関係を測定す
るため、当該受信コイル1に電圧を印加し、受信コイル
1から所定の距離だけ離間した場所(10mm、20m
m、40mm)での磁界強度を測定すると、図5に示す
グラフの通りとなる。
ル1から10mm離間した所の最高磁界強度は「28」
程度で、40mm離間した所の最高磁界強度は「8」程
度となっている。
にカレット中に含まれている、微細なアルミ箔等を検出
することは困難であった。
粉状の被検出物を搬送する第1搬送手段および第2搬送
手段と、前記第1搬送手段の搬送方向と交差する方向に
延在する送信コイルと、当該送信コイルと対向し前記搬
送手段の搬送方向と交差する方向に配列されている複数
の受信コイルと、前記第1搬送手段と第2搬送手段との
間に設けられ前記各受信コイルに対応する位置と数のエ
アジェットノズルが備えられ、当該被検出物中の金属を
前記受信コイルに生じる誘起電圧の変化によって検出
し、金属を検出した受信コイルに対応するエアジェット
ノズルのみが動作するように構成され、前記受信コイル
は、円形若しくは矩形の偏平渦巻状に形成されているこ
とを特徴とする金属除去装置である。
第1搬送手段および第2搬送手段と、前記第1搬送手段
の搬送方向と交差する方向に延在する送信コイルと、当
該送信コイルと対向し前記搬送手段の搬送方向と交差す
る方向に配列されている複数の受信コイルと、前記第1
搬送手段と第2搬送手段との間に設けられ前記各受信コ
イルに対応する位置と数の金属排出手段が備えられ、当
該被検出物中の金属を前記受信コイルに生じる誘起電圧
の変化によって検出し、金属を検出した受信コイルに対
応する金属排出手段のみが動作するように構成されてい
る金属除去装置において、前記受信コイルは、円形若し
くは矩形の扁平渦巻状に形成されていることを特徴とす
るものである。
各受信コイル2は円形(楕円形を含む)若しくは矩形
で、プリント基板上には渦巻状に印刷されるか、偏平渦
巻状に巻回形成され、当該受信コイル2は中央部分まで
電線が巻回されている。
図4に対応しているもので、本発明の受信コイル2の断
面と磁力線を表している。この場合、金属が通過しない
ときは、磁力線は図8のような状態となっており、従来
と同様に受信コイル2を横切る磁力線に変化は生ぜず、
受信コイル2からは検出信号は出力されない。
信コイル2の上部を水平方向に通過すると、磁力線は前
記金属片18に集中し、金属片18の移動に伴って磁力
線の集中部分も右方向に移動し、磁力線の集中部分が受
信コイル2の複数の電線を順次横切取ることによって、
受信コイル2を横切る磁力線が順次変化し、結果として
従来の受信コイル1からの検出信号よりも強力な検出信
号が出力される。
イル1の感度を測定する方法と同様の方法で測定する
と、図10に示すグラフの通りとなる。
ル2から10mm離間した所の最高磁界強度は「40」
程度で、40mm離間した所の最高磁界強度は「10」
程度となり、従来の受信コイル1の感度よりも高感度に
なることが判る。従って、各受信コイル2にて極めて高
感度に金属が検出されることになる。
の長手方向の中心線(図10の測定方向と直交方向)に
沿った磁界強度は、当該受信コイル2の近傍では、両端
部を除き略フラットとなる。即ち、図10において、測
定値の曲線の尖頭部分は紙面に対して直交する方向(前
後方向)にフラットになる。
ェットにより、その周囲の僅かな被検出物と共にピンポ
イント的に排出される。
の実施例の外観斜視図で、図12は金属検出装置の断面
図、図13は図12に対応する平面図、そして図14は
エアジェットノズルの正面図である。
しての水平移動する第1ベルトコンベアで、4は当該第
1ベルトコンベア3の下流側に段差を設けて配置されて
いる第2搬送手段としての第2ベルトコンベアである。
第2ベルトコンベアも水平移動するように構成されてい
る。5は前記第1ベルトコンベア3の駆動ローラで、6
は前記第2ベルトコンベア4の従動ローラである。
等の粒状体の被検出物7(図12参照)が載置され、矢
印方向に搬送される。第1ベルトコンベア3の、前記被
検出物7が載置される部分の下方には、送信コイル8と
複数の受信コイル2が設けられている。前記各受信コイ
ル2は、図6若しくは図7に示すように、楕円形若しく
は矩形で扁平渦巻状に形成され中央部近傍にまで、電線
が巻回されている。
すように、基台9の下面に第1ベルトコンベア3搬送方
向と直交する方向に延在しており、受信コイル2・・・
は、前記基台9の上面に、前記送信コイル8の延在と平
行する方向に複数個配列されている。
ンベア4との段差部分には、若干の間隙10が形成され
ており、当該間隙10の下流側斜め上方には、各受信コ
イル2・・・に対応する位置(搬送方向と直交する方
向)に、夫々電磁バルブ(図示せず)に接続されたエア
ジェットノズル11・・・が設けられている。
その支持体12に、空気噴射口が前記間隙10方向を向
くように固設されている。
・に対向する部分には、排除された被検出物7や混入金
属が収納される収納箱13が設けられている。なお、収
納箱13の代わりに第3のコンベアが設けられていても
よい。
る方向の2箇所に金属片が混入しており、受信コイル2
・・・のうち、2a、2bが金属片を検出した場合、所
定時間経過後(被検出物7が、受信コイル2・・・の上
部から前記エアジェットノズル11・・・に到来するま
での時間経過後)に、受信コイル2a、2bに対応する
エアジェットノズル11a、11bの電磁バルブが動作
し、検出された金属片はその近傍の少量の被検出物7と
共に、収納箱13に排出除去される。
トコンベア3から第2ベルトコンベア4上に落下移載さ
れる間に除去され、第2ベルトコンベア4によって更に
搬送されることはない。
使用した場合に、直径が0.5mm、1.0mm、1.
5mmの金属片は検出できず、直径が2.0mm以上の
金属片しか検出できないという条件下で、受信コイル1
を本実施例の受信コイル2に変更するだけで、直径が
0.5mm以上の金属片を検出し除去することが可能と
なった。
・と送信コイル8が、夫々プリント基板16、17上に
印刷配線されたものの実施例を示す平面図と側面図であ
る。
物7の搬送方向に沿って上流側に外形が「く字状」の上
流側コイル2Xが印刷配線され、下流側に前記上流側コ
イル2Xと同形の下流側コイル2Yが印刷配線されてお
り、両コイル2X、2Yが差動的に結合配置されて1個
の受信コイル2が形成されている。印刷配線の厚さは2
0μないし100μ程度が適当である。
のプリント基板16が相互に嵌合するような、前記コイ
ル2X、2Yの外形と合致する「く字状」の凹凸部が形
成され、複数のプリント基板16を左右方向に連続的に
配置すれば、検出幅が広くなる。
イル2X、2Yの外形が、相互に嵌合するように構成さ
れていると、プリント基板16の接続部にも不感帯が生
ぜず検出ミスがなくなる。
個の受信コイル2が並列に印刷配線されているが、1枚
のプリント基板16に1個の受信コイル2が印刷配線さ
れてもよく、また1枚のプリント基板16に3個以上の
受信コイル2が並列に印刷配線されていてもよい。
に印刷配線されておらず、前述の実施例と同様に電線に
よって形成されていてもよい。さらに、上流側コイル2
Xと下流側コイル2Yとの間に、変成器が接続されてい
てもよい。
・の他の実施例の外形を示す平面図で、いずれも上流側
コイル2X・・・と下流側コイル2Y・・・は単純な平
行四辺形状に形成されている。
の一方の面に印刷配線し、送信コイル3を当該プリント
基板の他方の面に印刷配線して形成することも可能であ
る。
ル3をプリント基板に印刷配線するとコストダウンと、
品質の安定化を図ることができる。なお、本実施例では
被検出物7はカレットなどの粒状体であるが、必ずしも
粒状体や粉体でなくとも、複数列で搬送されてくる単体
製品の検査等にも利用できる。
2の実施例の外観斜視図である。この金属除去装置の第
2の実施例が前記第1の実施例と異なる点は、搬送手段
が傾斜シュートであることである。
段としての第1傾斜シュートで、15は当該第1傾斜シ
ュート14の下流側に若干段差を設けて配置されている
第2搬送手段としての第2傾斜シュートである。両傾斜
シュート14、15共、その斜度は45度である。
(図19参照)が矢印方向に滑落搬送される。第1傾斜
シュート14の、前記被検出物7が滑落搬送される部分
の下面には、前記第1の実施例と同様に、送信コイル8
と複数の受信コイル2・・・が設けられている。
ート15との段差部分には、若干の間隙10が形成され
ており、当該間隙10の下流側斜め上方には、これも前
記第1の実施例と同様のエアジェットノズル11・・・
が設けられている。前記各エアジェットノズル11・・
・は、その支持体12に、空気噴射口が前記間隙10方
向を向くように固設されている。
複数の受信コイル2・・・が両方共も第1傾斜シュート
14の下側にある場合には、被検出物7が受信コイルに
ひっかかることはない。
にあると、当該受信コイルに被検出物7がひっかかり、
被検出物7が受信コイルと第1傾斜シュート14との間
で詰まってしまうおそれがある。送信コイルが第1傾斜
シュート14の上方にあっても同様である。
出物7に金属片が混入しており、受信コイル2・・・が
金属片を検出した場合、所定時間経過後(被検出物7
が、受信コイル2・・・の上部から前記エアジェットノ
ズル11・・・に到来するまでの時間経過後)に、エア
ジェットノズル11の電磁バルブが動作し、検出された
金属片はその近傍の僅かな量の被検出物7と共に、ピン
ポイント的に収納箱13内に排出除去される。
空気吸引装置を使用し、検出された金属片はその近傍の
僅かな量の被検出物7と共に吸引排出するように構成し
てもよい。
度で金属が検出され、微細な金属をも検出することが可
能となる。
基板に印刷配線すると、コストダウンと品質の安定化を
図ることができる。
イルを印刷配線し、前記プリント基板を、送信コイルの
延在方向と平行する方向に連続的に複数枚配列させる
と、用途に応じて検出幅を自在に調節することが可能と
なる。
る。
る。
る。
る。
模式図である。
模式図である。
を示すグラフである。
図である。
ある。
対応する平面図である。
面図である。
図である。
図である。
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 粒状若しくは粉状の被検出物を搬送する
第1搬送手段および第2搬送手段と、前記第1搬送手段
の搬送方向と交差する方向に延在する送信コイルと、当
該送信コイルと対向し前記搬送手段の搬送方向と交差す
る方向に配列されている複数の受信コイルと、前記第1
搬送手段と第2搬送手段との間に設けられ前記各受信コ
イルに対応する位置と数のエアジェットノズルが備えら
れ、当該被検出物中の金属を前記受信コイルに生じる誘
起電圧の変化によって検出し、金属を検出した受信コイ
ルに対応するエアジェットノズルのみが動作するように
構成され、前記受信コイルは、円形若しくは矩形の偏平
渦巻状に形成されていることを特徴とする金属除去装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20354893A JP2553453B2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-06-25 | 金属除去装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP4168193 | 1993-01-21 | ||
JP20354893A JP2553453B2 (ja) | 1993-01-21 | 1993-06-25 | 金属除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2553453B2 true JP2553453B2 (ja) | 1996-11-13 |
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Family Applications (1)
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-
1993
- 1993-06-25 JP JP20354893A patent/JP2553453B2/ja not_active Expired - Fee Related
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