JP2552945Y2 - Rds受信器 - Google Patents

Rds受信器

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JP2552945Y2
JP2552945Y2 JP9756790U JP9756790U JP2552945Y2 JP 2552945 Y2 JP2552945 Y2 JP 2552945Y2 JP 9756790 U JP9756790 U JP 9756790U JP 9756790 U JP9756790 U JP 9756790U JP 2552945 Y2 JP2552945 Y2 JP 2552945Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はRDS受信機に関し、特に総合的ミュート時
間を短縮化した高速AFサーチを可能とするRDS受信機に
関する。
(従来の技術) FMラジオ信号に選曲や番組識別データをデジタル多重
してオーナードライバーのユーザに対して多種サービス
を提供するRDS(Radio Data System)がヨーロッパ各国
で実施されており、今後ヨーロッパに限らず世界的な普
及が期待されている。
放送局から発信されるRDSの電波は車載チューナーで
受信され、上記サービスが受けられる。例えば、運転中
に受信局電波が弱くなった場合は同一放送エリアの同じ
局の電波を次々と受信できるため、逐次的なチューニン
グ動作が不要となる。RDSサービスの代表的な種類とし
ては、次のようなものがある。
(1)PI(番組識別):国や受信地域、放送局の番組名
を識別する。
(2)PS(受信局名表示):受信している放送局名をチ
ューナーのディスプレイに表示する。
(3)AF(類似番組放送周波数リスト):同じ内容の番
組を放送している他の放送局の周波数も表示する。
(4)TP(交通情報を放送する局の識別) 上記のサービスのうちAFサービスは、前述のように車
の移動に伴い受信放送局からの受信電波の電界強度が低
下したときに自動的に他の類似番組放送局周波数を選択
受信するのでオーナードライバーにとってチューニング
操作が省けて効率的である。
このAFサービスによって他局を選択する際には、選択
までの時間はミュート(MUTE)がかけられている。ユー
ザにとっては、このミュート時間はできるだけ短い方が
好ましい。そのため、従来のRDS受信機においては、例
えば第4図に示すような構成によりミュート時間の短縮
化を図っている。
第3図には、従来のRDS受信機におけるAFサーチの処
理手順のフローチャートが示されている。
先ず、受信中の放送局周波数電波の電界強度が予め定
めた値Vaよりも小さいか否かが継続的にチェックされ
(ステップS21)、Vaよりも小さくなった時点でミュー
ト動作(先出しMUTE)を行わせる(ステップS22)。そ
の後、PLL回路系のLPF(低域通過フィルタ)の時定数を
変化させて(時定数を小さくして)高速モードに設定し
(ステップS23)、AFサービスによりリストアップされ
ている他の放送局を選択チューニングするためのN値
(チューニング周波数設定のための分周器の分周比に対
応する)を設定する(ステップS24)。
設定されたN値の受信電波電界強度が予め定めた値Vb
(通常Vb>Vaとされる)よりも大きいか否かが判断され
(ステップS25)、大きくなければ元のN値に設定し
(ステップS26)、大きければ、RDS受信機のPLL回路のL
PFを低速モードとし(ステップS27)、ミュート時間を
所定時間taに設定した後(ステップS28)、ステップS21
の処理に戻る。以上において、低速モードとはLPFのカ
ットオフ周波数を低めに設定し、S/N重視のモードであ
り、高速モードとはLPFのカットオフ周波数を高めに設
定し、ロックアップタイムを短縮するモードである。
上記処理におけるLPFの高速モードと低速モードへの
切り換えのための従来の回路構成が第4図である。
第4図において、PLL回路の位相比較器からのエラー
信号EOが、MOS−FET(増幅器)に接続されているコンデ
ンサC2,C3、抵抗R2から成る回路の時定数と、この回路
にスイッチSWのONによって接続されるコンデンサC1
C2、抵抗R1が並列接続されて全体の時定数を大きくし、
低速モードとする。
通常の受信状態では、スイッチSWはONとされており、
a点とb点は同電位である。
AFサーチを行う場合には、まずスイッチSWをOFFにし
てコンデンサC1,C2、抵抗R1の接続状態を外し、LPFの
高速モードとする(ステップS23)。このとき、コンデ
ンサC1とC2によってa点にはAFサーチ前の電圧Vt1が保
持されている。
次に、AFリストに従ってN値が変更される(ステップ
S24)と、b点の電圧は設定N値に対応する放送局周波
数に対応するチューニング電圧Vt2となる。
ここで、ステップS25における電界強度のVbとの比較
の結果、サーチ先が切替条件を満たさなければステップ
S26で元のN値が設定されるので、b点の電圧はVt1とな
る。その後、スイッチSWをONとしてLPFの低速モードと
し(ステップS27)、ミュート時間を一律の時間長taに
設定している(ステップS28)。
(考案が解決しようとする課題) 上述のように従来のRDS受信機においては、高速サー
チを行う場合には一律のミュート時間taで行っている。
したがって、より短いミュート時間で対応できる場合で
あっても一律の時間ミュートがかかっているためAFサー
チに伴う音ギレがユーザにとって耳障りであるという問
題があった。
そこで、この考案の目的はAFサーチに伴う音ギレを最
短時間とし、音ギレ感を改善するRDS受信機を提供する
ことにある。
(課題を解決するための手段) 前述の課題を解決するため、この考案によるRDS受信
機は、 ラジオデータシステム(RDS)データを受信し、類似
番組放送局周波数リスト(AFリスト)を作成し、前記AF
リストに従って代替の他局周波数をサーチするAFサーチ
動作を行い、サーチ時にミュートをかけるように構成さ
れたRDS受信機において、 前記AFサーチによって代替局の存在を判断する第1の
手段と、 前記第1の手段により代替局が存在する場合のミュー
ト時間を、存在しない場合のミュート時間よりも長く設
定する第2の手段と、 を備えて構成されている。
また、AFサーチする他局へのチューニング設定する前
にフロントエンド部のLPFを高速モードとしたり、AFサ
ーチによって代替局が存在しなかったとき、元の局周波
数ロック後、フロントエンド部のLPFを低速モードとす
る手段を設けることもできる。
(作用) この考案では、類似番組放送局周波数リスト(AFリス
ト)に従って代替の他局周波数をサーチするAFサーチ動
作を行い、サーチ時にミュートをかけるとき、AFサーチ
による代替局の存在の判断結果に応じてミュートの時間
を可変とし、最適設定することによって、AFサーチに伴
う音ギレを最短時間とし、音ギレ感を改善している。
(実施例) 次に、この考案について図面を参照しながら説明す
る。
この考案はAFサーチ動作における必要なミュート時間
はサーチ種類によって異なることを利用し、AFサーチを
行う際、ミュート時間をサーチによる切替条件に応じて
適宜設定するものである。
例えば、第4図において、サーチ先が切替条件を満足
していなければ元のN値が設定され、スイッチSWをONと
してLPFは低速モードとされるが、このとき、a点とb
点の電位は等しいので、スイッチSWがONとされてもVtは
変化せず、したがって、この場合のミュート時間が短く
て良い。
第3図のステップS25での判断で、切替条件を満たし
ているとされると、b点はVt2のまま、スイッチSWをON
として低速モードにする。すると、a点の電圧Vt1とb
点の電圧Vt2はスイッチSWによりショートされ、Vt1とVt
2の電位差により一時的にPLLがロックはずれ状態になる
ので、ロック安定までミュート時間を長く設定する必要
がある。
第1図は、この考案によるRDS受信機の一実施例を示
す構成ブロック図である。
アンテナ1を介して受信した受信信号は、デジタルチ
ューニング部2のフロントエンド(F/E)21で増幅、チ
ューニング等の処理が施されてIF段3に送出される。デ
ジタルチューニング部2のフロントエンド21の基準発振
器からの発振信号は、PLL回路23に送出され、CPU9から
の受信データとの位相比較結果信号(エラー信号)EOが
LPF22に供給されてチューニング電圧Vtがフロントエン
ド21に供給される。
IF段3はデジタルチューニング部2からの受信信号を
増幅するとともに受信信号の電界強度(シグナルメータ
強度)レベルを検出して出力する。
IF検波部4により検波された信号は、ノイズキャンセ
ラ(NC)部5でノイズ成分が除去され、マルチプレクサ
(MPX)6でステレオ復調され、L信号とR信号とが分
離出力される。
IF検波部4からの音声信号は、RDS復調部7で、復調
され、RDS同期部8で同期をとられた後、CPU9に送出さ
れる。
CPU9は、IF段3からの電界強度信号(シグナルメー
タ)とRDS同期部8からのRDSデータとを受け、第2図に
示すような手順処理を行ってデジタルチューニング部2
のPLL回路23にRDSデータのAF周波数に相当するシリアル
データを送出して、フロントエンド21のVCOの発振出力
と上記設定AF周波数との位相差であるEO信号をLPF22に
送出せしめる。CPU9は、また、以下に説明するように、
受信電波の電界強度と設定モードに応じたLPFコントロ
ール信号を、LPF22に送出して、適切なミュート時間を
設定する。
第2図を参照して、この考案の一実施例の動作を説明
すると、先ず受信電波の電界強度が所定値Vaより小さい
か否かを継続的にチェックし(ステップS1)、Vaよりも
小さくなった時点でAFサーチを開始する。
最初に、第4図のステップS22と同様に、Vaよりも小
さくなった時点でミュートをかけ(先出しミュート、ス
テップS2)、LPFを高速モードとする(ステップS3)。
次に、AFリストに従って、従来と同様にN値を変更、設
定し(ステップS4)、ロック後に、サーチ先の電界強度
が所定値Vbより小さいか否かを判断する(ステップS
5)。そして、Vbより小さければ元のN値に設定し(ス
テップS6)、LPFを低速モードとした(ステップS7)
後、ミュート時間をtbに設定する(ステップS8)。すな
わち、ステップS2でかけられた先出しミュートからミュ
ート終了時点を規定するステップS8に至るまで継続され
る。ここで、所定値Vbは、ヒステリシスをもたせるため
Vb>Vaとなるように選定され、ミュート時間tbは前述の
理由から従来からのミュート時間taよりも短い時間に設
定されている。ステップS8におけるミュート時間設定後
はステップS1の処理に戻る。
一方、ステップS5において、電界強度がVbよりも大き
いと判断されたときには、AFサーチ先のN値のままLPF
を低速モードとし(ステップS9)、ミュート時間ta(従
来のミュート時間taと同じ)を設定し(ステップS1
0)、ステップS1の処理に戻る。
前述と同様に、この場合も、ステップS2でかけられた
先出しミュートからミュート終了時点を規定するステッ
プS10に至るまで継続される。
ここで、ステップS1の処理の開始はステップS8やS10
等の後、所定時間間隔にて行うように設定されている。
(考案の効果) 以上、説明したように、この考案によるRDS受信機で
は、サーチ時の受信電波電界強度に基づいて適切なミュ
ート時間を設定しているので、AFサーチ時、本質的に必
要なミュート時間だけミュートをかけることが可能とな
り、AFサーチに伴う音ギレ感が改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案によるRDS受信機の一実施例を示す
構成ブロック図、第2図は、この考案の実施例における
処理手順を示すフローチャート、第3図は、従来のAFサ
ーチの動作手順を示すフローチャート、第4図は従来の
AFサーチにおけるLPFモード設定のための構成を示す回
路図である。 1…アンテナ、2…デジタルチューニング部、3…IF
段、4…IF検波部、5…ノイズキャンセラー、6…マル
チプレクサ、7…RDS復調部、8…RDS同期部、9…CP
U、21…フロントエンド(F/E)、22…LPF、23…PLL部。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジオデータシステム(RDS)データを受
    信し、類似番組放送局周波数リスト(AFリスト)を作成
    し、前記AFリストに従って代替の他局周波数をサーチす
    るAFサーチ動作を行い、サーチ時にミュートをかけるよ
    うに構成された RDS受信機において、 前記AFサーチによって代替局の存在を判断する第1の手
    段と、 前記第1の手段により代替局が存在する場合のミュート
    時間を、存在しない場合のミュート時間よりも長く設定
    する第2の手段と、 を備えて成ることを特徴とするRDS受信機。
  2. 【請求項2】前記AFサーチする他局へのチューニング設
    定する前にフロントエンド部のLPFを高速モードとする
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載のRDS受
    信機。
  3. 【請求項3】前記AFサーチによって代替局が存在しなか
    ったとき、元の局周波数ロック後、フロントエンド部の
    LPFを低速モードとする手段を有することを特徴とする
    請求項1に記載のRDS受信機。
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