JP2552940Y2 - 微粒子測定装置 - Google Patents

微粒子測定装置

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JP2552940Y2
JP2552940Y2 JP5638792U JP5638792U JP2552940Y2 JP 2552940 Y2 JP2552940 Y2 JP 2552940Y2 JP 5638792 U JP5638792 U JP 5638792U JP 5638792 U JP5638792 U JP 5638792U JP 2552940 Y2 JP2552940 Y2 JP 2552940Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば半導体の製造工
程におけるウエハの洗浄などに使用される超純水や、ク
リーンルームなどで使用される清浄空気などの流体に含
まれた微粒子の測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の微粒子測定装置として、図5に示
すように、互いに平行平板のセル窓21,22を備えた
フローセル23と、このセル23内の観測領域Rに照射
光を入射させる照射光学系24と、前記照射光がセル2
3内の試料流体中の微粒子に照射されて生じる散乱光の
検出光学系(図示せず)とを備えると共に、前記照射光
学系24を、光源25から照射された光を平行光にする
コリメータレンズ26と、この平行光を前記観測領域R
において集光させる集光レンズ27とから構成し、か
つ、前記フローセル23のセル窓21,22を照射光学
系24の光軸Qに対して傾斜させたものが知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かゝる構成の微粒子測
定装置は、前記フローセル23のセル窓21,22を照
射光学系24の光軸Qに対して傾斜させて、セル窓2
1,22で反射した光の光源25側への戻り光を少なく
し、もって光源ノイズを低減させてS/N比を改善させ
るように考慮されたものであるが、戻り光の影響を完全
になくすためにはセル窓21,22の傾斜角を大きくす
るか、あるいは、フローセル23を照射光学系24と光
源25とから大きく離して設置するかの何れかを選択せ
ざるを得ず、而して、傾斜角を大きくすると大面積のセ
ル窓21,22を要することから装置コストが高くつ
き、あるいは、フローセル23を照射光学系24と光源
25とから大きく離すと装置が大型化する点で問題があ
った。
【0004】本考案は、かゝる実情に鑑みて成されたも
のであって、極めて簡単な改良によって上記の不都合を
伴わせずに、光源ノイズの低減ひいてはS/N比の改善
が達成されるに至った微粒子測定装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、平行平板のセル窓を備えたフローセル
と、このセル内の観測領域に照射光を入射させる照射光
学系と、前記照射光がセル内の試料流体中の微粒子に照
射されて生じる散乱光の検出光学系とを備えると共に、
前記照射光学系を、光源から照射された光を平行光にす
るコリメータレンズと、この平行光を前記観測領域にお
いて集光させる集光レンズとから構成し、かつ、前記フ
ローセルのセル窓を照射光学系の光軸に対して傾斜させ
て成る微粒子測定装置において、前記照射光の一部を割
円状に遮光するスリットを光源からフローセルに至る前
記照射光学系の光路内に挿入して、当該遮光スリットに
よってセル窓からの戻り光を遮光させるようにした点に
特徴がある。
【0006】
【作用】即ち、断面強度がガウシャン分布を呈する照射
光の裾の一部を遮光させて、その遮光部分に戻り光を照
射させるものであって、これによって照射光学系の光軸
に対するセル窓の緩傾斜化が達成され、これによってセ
ル窓の小径化あるいは光源に対するフローセルの近接設
置が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1,2は微粒子測定装置の原理図を示し、1は
互いに平行平板のセル窓2,3を備えたフローセルで、
セル窓2,3が相対する方向と直交する方向の側部には
散乱光検出窓4が設けられている。5はフローセル1の
下部に形成された試料流体の導入口、6はフローセル1
の上部に形成された試料流体の導出口である。7はフロ
ーセル1内の観測領域Rに照射光を入射させる照射光学
系で、例えば半導体レーザーからなる光源8と、この光
源8から照射された光を平行光にするコリメータレンズ
9と、上記の平行光を前記観測領域Rにおいて集光させ
る集光レンズ10とから成る。11は前記散乱光検出窓
4と相対してフローセル1外に設けられた検出光学系
で、試料流体の微粒子から生じた散乱光を集光する集光
レンズ12と、散乱光を検出する光検出器13とから成
る。14は遮光スリットで、光源8からフローセル1に
至る照射光学系7の光路内に挿入されている。
【0008】 上記構成の微粒子測定装置においては、前
記導入口5を通してフローセル1内の観測領域Rに試料
流体を導入させると共に、集光レンズ10によって集光
させたレーザ光を、前記観測領域Rを流れる試料流体の
中心部に向けて照射させるのであり、このとき、試料流
体に微粒子が含まれていると、その微粒子によって散乱
された光が集光レンズ12で集光され、これが光検出器
13によって検出されるもので、この光検出器13から
の出力信号に基づいて微粒子数がカウントされ、かつ、
その粒度分布が測定されるのである。
【0009】 かゝる構成の微粒子測定装置において、図
3にも示すように、前記フローセル1のセル窓2,3を
例えば下向きに傾斜させる一方、光源8からフローセル
1に至る照射光学系7の光路途中、具体的にはコリメー
タレンズ9と集光レンズ10との間に、その間の平行光
の一部を割円状に遮光するスリット14をフローセル1
の傾斜方向とは逆方向から光路内に挿入している。尚、
上記の遮光スリット14は、受光面部分を斜めにカット
させたナイフエッジの形状を呈し、斜めの受光面14a
で反射した光を両レンズ9,10間から上方に逃がすよ
うにして、反射光を光源8側に戻させないようにしてい
る。
【0010】 かゝる構成によれば、図4に示すように、
集光レンズ10からの照射光の下部側aが一部カットさ
れて観測領域Rに照射されると共に、セル窓2,3の内
外面で反射して集光レンズ10側に戻ってくる光(便宜
上、入射側のセル窓2の外面で反射した光のみを図示す
る。)も一部(上部側)bがカットされた状態となる。
而して、照射光ならびに戻り光を重ならせない状態で、
カットされた遮光部分a,bを互いの光路内に入り込ま
せるように、前記フローセル1のセル窓2,3を照射光
学系7の光軸Qに対して傾斜させることによって、図
3,5に照らして明らかなように、光源8側への戻り光
の入り込みを確実に防止させた状態で、セル窓2,3の
緩傾斜化ならびに小径化が達成される。あるいは、セル
窓2,3の緩傾斜化だけを選択するならば、集光レンズ
10に対するフローセル1の近接設置ひいては装置の小
型化が達成されるのであり、勿論、セル窓2,3の適度
な緩傾斜化によって、セル窓2,3の小径化と装置の小
型化を図る折衷形態をとることも可能である。
【0011】 しかも、遮光スリット14によって照射光
の一部をカットさせる形態をとりながらも、その照射光
の断面強度がガウシャン分布を呈することから、その周
囲の裾の一部をカットしても光源光量の低下は極めて少
なく、光量面で微粒子測定に悪影響が及ぶことは殆どな
い。尚、上記の遮光スリット14を集光レンズ10の下
流側に設置させる形態とするもよく、かつ、当該遮光ス
リット14を光路への挿入方向に位置変更自在と成すも
よい。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、断面強度
がガウシャン分布を呈する照射光の裾の一部を遮光させ
て、その遮光部分に戻り光を照射させるようにした合理
的な改良によって、光源光量の低下を殆ど伴わせないで
戻り光を完全に遮光させて、光源ノイズの低減によるS
/N比の改善を図りながら、セル窓の緩傾斜化による小
径化あるいは光源に対するフローセルの近接設置が可能
となり、これによって装置のコストダウンまたは小型化
が達成されるに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】微粒子測定装置の原理的な平面図である。
【図2】微粒子測定装置の原理的な側面図である。
【図3】一部がカットされた照射光と戻り光の光学説明
図である。
【図4】図3におけるV−V線視の光学説明図である。
【図5】従来例の微粒子測定装置の照射光と戻り光の光
学説明図である。
【符号の説明】
1…フローセル、2,3…セル窓、7…照射光学系、8
…光源、9…コリメータレンズ、10…集光レンズ、1
1…検出光学系、14…遮光スリット、Q…光軸、R…
観測領域。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行平板のセル窓を備えたフローセル
    と、このセル内の観測領域に照射光を入射させる照射光
    学系と、前記照射光がセル内の試料流体中の微粒子に照
    射されて生じる散乱光の検出光学系とを備えると共に、
    前記照射光学系を、光源から照射された光を平行光にす
    るコリメータレンズと、この平行光を前記観測領域にお
    いて集光させる集光レンズとから構成し、かつ、前記フ
    ローセルのセル窓を照射光学系の光軸に対して傾斜させ
    て成る微粒子測定装置において、前記照射光の一部を割
    円状に遮光するスリットを光源からフローセルに至る前
    記照射光学系の光路内に挿入して、当該遮光スリットに
    よってセル窓からの戻り光を遮光させるように構成して
    あることを特徴とする微粒子測定装置。
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CN110064446B (zh) 2013-12-06 2022-02-01 Ip专家有限公司 用于对液体样品内粒子的特性进行光学测量的试管组件
JP7078115B2 (ja) * 2018-07-26 2022-05-31 株式会社島津製作所 光散乱検出装置
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