JP2552935Y2 - リ−ル脚固定装置 - Google Patents
リ−ル脚固定装置Info
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- JP2552935Y2 JP2552935Y2 JP3550893U JP3550893U JP2552935Y2 JP 2552935 Y2 JP2552935 Y2 JP 2552935Y2 JP 3550893 U JP3550893 U JP 3550893U JP 3550893 U JP3550893 U JP 3550893U JP 2552935 Y2 JP2552935 Y2 JP 2552935Y2
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- tightening
- tightening cylinder
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- reel leg
- cylinder
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、本体外周の雄螺子に
螺嵌した緊締筒と移動フ−ドの連結構造を改良したリ−
ル脚固定装置に関する。
螺嵌した緊締筒と移動フ−ドの連結構造を改良したリ−
ル脚固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来筒状本体の一端に固定フ−ドを設
け、筒状本体の他端に形成した雄螺子に螺嵌した緊締筒
と移動フ−ドからなるリ−ル脚固定装置において、緊締
筒と移動フ−ドの連結構造としては、例えば図8及び
実公昭59−21662 号公報の構造が知られている。前記構
造では、図8のように摺動スリ−ブ4″と螺環3″の係
合は、摺動スリ−ブの連結側外周と螺環の連結側内周
に、夫々係合突縁4p、3pと係合凹溝4q、3qを形成し、両
者を互いに回転自在に組付け、かつ係合突縁と係合凹溝
は夫々両側壁が傾斜した面4r、3rで形成されていた。
け、筒状本体の他端に形成した雄螺子に螺嵌した緊締筒
と移動フ−ドからなるリ−ル脚固定装置において、緊締
筒と移動フ−ドの連結構造としては、例えば図8及び
実公昭59−21662 号公報の構造が知られている。前記構
造では、図8のように摺動スリ−ブ4″と螺環3″の係
合は、摺動スリ−ブの連結側外周と螺環の連結側内周
に、夫々係合突縁4p、3pと係合凹溝4q、3qを形成し、両
者を互いに回転自在に組付け、かつ係合突縁と係合凹溝
は夫々両側壁が傾斜した面4r、3rで形成されていた。
【0003】前記リ−ル脚固定装置でリ−ル脚が取り付
けられる時は、摺動スリ−ブにリ−ル脚が挿入されて摺
動スリ−ブ側の係合突縁に螺環側の係合凹溝が当接さ
れ、螺環の回動により摺動スリ−ブを締付方向に押圧前
進させてリ−ル脚を固定する。この時、リ−ル脚が摺動
スリ−ブと筒状本体との間に入るため、摺動スリ−ブは
長手方向に対して傾斜、偏位するようになるが、螺環は
長手方向に前進し、前記係合突縁と係合凹溝との当接部
分は傾斜による摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)に
よる作動不良が発生したり、ひどい場合には破損して長
期間使用できなくなる欠点があった。
けられる時は、摺動スリ−ブにリ−ル脚が挿入されて摺
動スリ−ブ側の係合突縁に螺環側の係合凹溝が当接さ
れ、螺環の回動により摺動スリ−ブを締付方向に押圧前
進させてリ−ル脚を固定する。この時、リ−ル脚が摺動
スリ−ブと筒状本体との間に入るため、摺動スリ−ブは
長手方向に対して傾斜、偏位するようになるが、螺環は
長手方向に前進し、前記係合突縁と係合凹溝との当接部
分は傾斜による摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)に
よる作動不良が発生したり、ひどい場合には破損して長
期間使用できなくなる欠点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、摺動スリ−ブ側の係合突縁と螺環側の係合凹溝と
の当接部分は傾斜による摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い
込み)による作動不良が発生したり、ひどい場合には破
損して長期間使用できなくなることである。
点は、摺動スリ−ブ側の係合突縁と螺環側の係合凹溝と
の当接部分は傾斜による摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い
込み)による作動不良が発生したり、ひどい場合には破
損して長期間使用できなくなることである。
【0005】本考案の目的は前記欠点に鑑み、大きな緊
締力が作用して移動フ−ドが傾斜、偏位しても、これを
緩和でき、直接緊締筒の回動に影響を及ぼし難くし、摩
擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)による作動不良の発
生を防止出来る。又、偏摩耗や破損し難い長期間使用で
きるリ−ル脚固定装置を提供することである。
締力が作用して移動フ−ドが傾斜、偏位しても、これを
緩和でき、直接緊締筒の回動に影響を及ぼし難くし、摩
擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)による作動不良の発
生を防止出来る。又、偏摩耗や破損し難い長期間使用で
きるリ−ル脚固定装置を提供することである。
【0006】
【問題を解決するための手段】本考案は、本体のリ−ル
脚載置部の前後に少なくとも一方を移動フ−ドとした一
対のフ−ドを対向配置すると共に、前記本体に設けた雄
螺子に緊締筒を螺嵌し、該緊締筒の一端に前記移動フ−
ドを前後動自在に連結したリ−ル脚固定装置において、
前記移動フ−ドと前記緊締筒とを抜け止め連結し、該連
結部の外側に補強リングを配設すると共に、前記移動フ
−ドと前記緊締筒との間に緊締筒締付時の力を摺動状態
で受ける受け面を複数ケ所に形成したことを要旨とする
ものである。
脚載置部の前後に少なくとも一方を移動フ−ドとした一
対のフ−ドを対向配置すると共に、前記本体に設けた雄
螺子に緊締筒を螺嵌し、該緊締筒の一端に前記移動フ−
ドを前後動自在に連結したリ−ル脚固定装置において、
前記移動フ−ドと前記緊締筒とを抜け止め連結し、該連
結部の外側に補強リングを配設すると共に、前記移動フ
−ドと前記緊締筒との間に緊締筒締付時の力を摺動状態
で受ける受け面を複数ケ所に形成したことを要旨とする
ものである。
【0007】
【作用】緊締筒3と移動フ−ド4が連結されると、緊締
筒3の凹部3d位置の端面3eと補強リング5の一方の端面
5aが回動自在に当接され、移動フ−ド4の凹部4e位置の
端面4fと補強リング5の他方の端面5bが回動自在に当接
される。リ−ル脚載置部2c上に魚釣用リ−ル6のリ−ル
脚が載せられ、一方のリ−ル脚10と他方のリ−ル脚11が
夫々固定フ−ド2bと移動フ−ド4で装着される時は、緊
締筒3が本体2に対して回動されて緊締される。この時
緊締筒3が締め付けられると、緊締筒3の端面3eで補強
リング5の一方の端面5aを押圧し、補強リング5の端面
5bで移動フ−ド4の端面4fが押圧される。即ち、端面3
e、4f、5a、5bを受け面とし、緊締筒3締付時の力は、
金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が摺動状
態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受けることになる。緊
締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの間には隙間αが
設けられ、かつ鈎部4cの基部の端面4dと鈎部3bの間には
隙間βが設けられているので、連結部3a、4aに力が掛か
らない。緊締筒3が緩められる時、緊締筒3の鈎部3bと
移動フ−ド4の鈎部4cが長手方向で係合されているので
移動フ−ド4が後退される。大きな緊締力が作用して
も、緊締筒3締付時の力は、金属補強リング5から緊締
筒3と移動フ−ド4が摺動状態で力を受け面3e、4f、5
a、5bで受け、大きな緊締力は補強リング5を介して緊
締筒3から移動フ−ド4に伝達される。緊締筒3が緩め
られる時、緊締力に対して極めて小さな力しか作用しな
いので、緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの鈎部
3bと鈎部4cの係合で緩められる。
筒3の凹部3d位置の端面3eと補強リング5の一方の端面
5aが回動自在に当接され、移動フ−ド4の凹部4e位置の
端面4fと補強リング5の他方の端面5bが回動自在に当接
される。リ−ル脚載置部2c上に魚釣用リ−ル6のリ−ル
脚が載せられ、一方のリ−ル脚10と他方のリ−ル脚11が
夫々固定フ−ド2bと移動フ−ド4で装着される時は、緊
締筒3が本体2に対して回動されて緊締される。この時
緊締筒3が締め付けられると、緊締筒3の端面3eで補強
リング5の一方の端面5aを押圧し、補強リング5の端面
5bで移動フ−ド4の端面4fが押圧される。即ち、端面3
e、4f、5a、5bを受け面とし、緊締筒3締付時の力は、
金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が摺動状
態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受けることになる。緊
締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの間には隙間αが
設けられ、かつ鈎部4cの基部の端面4dと鈎部3bの間には
隙間βが設けられているので、連結部3a、4aに力が掛か
らない。緊締筒3が緩められる時、緊締筒3の鈎部3bと
移動フ−ド4の鈎部4cが長手方向で係合されているので
移動フ−ド4が後退される。大きな緊締力が作用して
も、緊締筒3締付時の力は、金属補強リング5から緊締
筒3と移動フ−ド4が摺動状態で力を受け面3e、4f、5
a、5bで受け、大きな緊締力は補強リング5を介して緊
締筒3から移動フ−ド4に伝達される。緊締筒3が緩め
られる時、緊締力に対して極めて小さな力しか作用しな
いので、緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの鈎部
3bと鈎部4cの係合で緩められる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
ると、図1から図4は第1実施例で、図1はリ−ル脚固
定装置に魚釣用リ−ルを装着した釣竿の要部側面図、図
2は本体とリ−ル脚固定装置の拡大要部断面側面図と一
部拡大要部断面側面図、図3は緊締筒と移動フ−ドの要
部拡大断面側面図である。
ると、図1から図4は第1実施例で、図1はリ−ル脚固
定装置に魚釣用リ−ルを装着した釣竿の要部側面図、図
2は本体とリ−ル脚固定装置の拡大要部断面側面図と一
部拡大要部断面側面図、図3は緊締筒と移動フ−ドの要
部拡大断面側面図である。
【0009】図1、図2でリ−ル脚固定装置1は、繊維
強化合成樹脂製竿管で形成された本体2と、本体2の一
側に設けた雄螺子2aに螺嵌された合成樹脂製緊締筒3
と、本体2の外周に嵌合された合成樹脂製移動フ−ド4
と、緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの外側に回
動自在に嵌合された金属補強リング5と、本体2の他側
に形成された固定フ−ド2bと、雄螺子2aと固定フ−ド2b
の中間の本体2上面に形成されたリ−ル脚載置部2cで構
成されている。緊締筒3と移動フ−ド4と補強リング5
の外側面は略面一に形成されている。図では本体2が元
竿に一体に形成されている。リ−ル脚載置部2c上には魚
釣用リ−ル6のリ−ル脚が載せられ、一方のリ−ル脚10
は固定フ−ド2bの凹部2dに挿入され、他方のリ−ル脚11
は移動フ−ド4の凹部4bに挿入されている。
強化合成樹脂製竿管で形成された本体2と、本体2の一
側に設けた雄螺子2aに螺嵌された合成樹脂製緊締筒3
と、本体2の外周に嵌合された合成樹脂製移動フ−ド4
と、緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの外側に回
動自在に嵌合された金属補強リング5と、本体2の他側
に形成された固定フ−ド2bと、雄螺子2aと固定フ−ド2b
の中間の本体2上面に形成されたリ−ル脚載置部2cで構
成されている。緊締筒3と移動フ−ド4と補強リング5
の外側面は略面一に形成されている。図では本体2が元
竿に一体に形成されている。リ−ル脚載置部2c上には魚
釣用リ−ル6のリ−ル脚が載せられ、一方のリ−ル脚10
は固定フ−ド2bの凹部2dに挿入され、他方のリ−ル脚11
は移動フ−ド4の凹部4bに挿入されている。
【0010】緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aに
夫々鈎部3b、4cが形成されて長手方向に余裕を持って係
合されている。鈎部3bの基部の端面3cと鈎部4cの間には
隙間αが設けられている。鈎部4cの基部の端面4dと鈎部
3bの間には隙間βが設けられている。連結部3a、4aの外
側には凹部3d、4eが形成されて板状の金属補強リング5
が回動自在に嵌合され、緊締筒3と移動フ−ド4が連結
されると、緊締筒3の凹部3d位置の端面3eと補強リング
5の一方の端面5aが回動自在に当接され、移動フ−ド4
の凹部4e位置の端面4fと補強リング5の他方の端面5bが
回動自在に当接される。
夫々鈎部3b、4cが形成されて長手方向に余裕を持って係
合されている。鈎部3bの基部の端面3cと鈎部4cの間には
隙間αが設けられている。鈎部4cの基部の端面4dと鈎部
3bの間には隙間βが設けられている。連結部3a、4aの外
側には凹部3d、4eが形成されて板状の金属補強リング5
が回動自在に嵌合され、緊締筒3と移動フ−ド4が連結
されると、緊締筒3の凹部3d位置の端面3eと補強リング
5の一方の端面5aが回動自在に当接され、移動フ−ド4
の凹部4e位置の端面4fと補強リング5の他方の端面5bが
回動自在に当接される。
【0011】緊締筒3と移動フ−ド4の凹部3dの端面3e
と凹部4eの端面4fの周方向の面と、これらの端面と回動
自在に当接される補強リング5の一方の端面5aと他方の
端面5bで、緊締筒3締付時の金属補強リング5から緊締
筒3と移動フ−ド4が摺動状態で力を受ける受け面3e、
4f、5a、5bが形成されている。
と凹部4eの端面4fの周方向の面と、これらの端面と回動
自在に当接される補強リング5の一方の端面5aと他方の
端面5bで、緊締筒3締付時の金属補強リング5から緊締
筒3と移動フ−ド4が摺動状態で力を受ける受け面3e、
4f、5a、5bが形成されている。
【0012】リ−ル脚載置部2c上に魚釣用リ−ル6のリ
−ル脚が載せられ、一方のリ−ル脚10と他方のリ−ル脚
11が夫々固定フ−ド2bと移動フ−ド4で装着される時
は、緊締筒3が本体2に対して回動されて緊締される。
この時緊締筒3が締め付けられると、緊締筒3の端面3e
で補強リング5の一方の端面5aを押圧し、補強リング5
の端面5bで移動フ−ド4の端面4fが押圧される。即ち、
端面3e、4f、5a、5bを受け面とし、緊締筒3締付時の力
は、金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が摺
動状態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受けることにな
る。緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの間には隙
間αが設けられ、かつ鈎部4cの基部の端面4dと鈎部3bの
間には隙間βが設けられているので、連結部3a、4aに力
が掛からない。緊締筒3が緩められる時、緊締筒3の鈎
部3bと移動フ−ド4の鈎部4cが係合されているので移動
フ−ド4が後退される。
−ル脚が載せられ、一方のリ−ル脚10と他方のリ−ル脚
11が夫々固定フ−ド2bと移動フ−ド4で装着される時
は、緊締筒3が本体2に対して回動されて緊締される。
この時緊締筒3が締め付けられると、緊締筒3の端面3e
で補強リング5の一方の端面5aを押圧し、補強リング5
の端面5bで移動フ−ド4の端面4fが押圧される。即ち、
端面3e、4f、5a、5bを受け面とし、緊締筒3締付時の力
は、金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が摺
動状態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受けることにな
る。緊締筒3と移動フ−ド4の連結部3a、4aの間には隙
間αが設けられ、かつ鈎部4cの基部の端面4dと鈎部3bの
間には隙間βが設けられているので、連結部3a、4aに力
が掛からない。緊締筒3が緩められる時、緊締筒3の鈎
部3bと移動フ−ド4の鈎部4cが係合されているので移動
フ−ド4が後退される。
【0013】前記のようにリ−ル脚固定装置1が構成さ
れると、大きな緊締力が作用しても、緊締筒3締付時の
力は、金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が
摺動状態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受け、大きな緊
締力は補強リング5を介して緊締筒3から移動フ−ド4
に伝達される。従って移動フ−ド4が傾斜、偏位して
も、受け面3e、4f、5a、5bで受けてこれを緩和でき、直
接緊締筒3の回動に影響を及ぼし難く、摩擦抵抗の増大
やカジリ(喰い込み)による作動不良の発生を防止出来
ると共に、連結部3a、4aに力が掛からず、連結部3a、4a
が破損することがなく、偏摩耗や破損し難いから長期間
使用できる。
れると、大きな緊締力が作用しても、緊締筒3締付時の
力は、金属補強リング5から緊締筒3と移動フ−ド4が
摺動状態で力を受け面3e、4f、5a、5bで受け、大きな緊
締力は補強リング5を介して緊締筒3から移動フ−ド4
に伝達される。従って移動フ−ド4が傾斜、偏位して
も、受け面3e、4f、5a、5bで受けてこれを緩和でき、直
接緊締筒3の回動に影響を及ぼし難く、摩擦抵抗の増大
やカジリ(喰い込み)による作動不良の発生を防止出来
ると共に、連結部3a、4aに力が掛からず、連結部3a、4a
が破損することがなく、偏摩耗や破損し難いから長期間
使用できる。
【0014】緊締筒3が緩められる時、緊締力に対して
極めて小さな力しか作用しないので、緊締筒3と移動フ
−ド4の連結部3a、4aの鈎部3bと鈎部4cの係合で緩めら
れる。凹部3dと凹部4eに嵌合された補強リング5で鈎部
3bと鈎部4cの簡易な抜け止めとなる。更に連結部3a、4a
の厚さを薄くでき、しかも強度の優れたリ−ル脚固定装
置とすることが出来る。又、補強リング5の外側は緊締
筒3と移動フ−ド4と略面一にしたので、握り易く、操
作し易いリ−ル脚固定装置になる。
極めて小さな力しか作用しないので、緊締筒3と移動フ
−ド4の連結部3a、4aの鈎部3bと鈎部4cの係合で緩めら
れる。凹部3dと凹部4eに嵌合された補強リング5で鈎部
3bと鈎部4cの簡易な抜け止めとなる。更に連結部3a、4a
の厚さを薄くでき、しかも強度の優れたリ−ル脚固定装
置とすることが出来る。又、補強リング5の外側は緊締
筒3と移動フ−ド4と略面一にしたので、握り易く、操
作し易いリ−ル脚固定装置になる。
【0015】図4、図5は第2実施例で、図4は緊締筒
と移動フ−ドの要部拡大断面側面図、図5は図4の一部
拡大断面側面図である。
と移動フ−ドの要部拡大断面側面図、図5は図4の一部
拡大断面側面図である。
【0016】第2実施例では、補強リング5′が一方の
リング7と他方のリング8と複数個のボ−ル12で構成さ
れて一方のリング7に対して他方のリング8が複数個の
ボ−ル12を挟んで回動自在に構成されている。一方のリ
ング7は連結部3aの外側の凹部3dに載せられている。他
方のリング8は連結部4aの外側の凹部4eに載せられてい
る。一方のリング7と他方のリング8には夫々本体7a、
8aと複数個のボ−ル12が嵌まる曲面7b、8bと舌片7c、8c
とで形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
リング7と他方のリング8と複数個のボ−ル12で構成さ
れて一方のリング7に対して他方のリング8が複数個の
ボ−ル12を挟んで回動自在に構成されている。一方のリ
ング7は連結部3aの外側の凹部3dに載せられている。他
方のリング8は連結部4aの外側の凹部4eに載せられてい
る。一方のリング7と他方のリング8には夫々本体7a、
8aと複数個のボ−ル12が嵌まる曲面7b、8bと舌片7c、8c
とで形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0017】第2実施例では、曲面7b、8bとボ−ル12の
球面と、凹部3dの端面3eとリング7の端面7dと、凹部4e
の端面4fとリング8の端面8dとを受け面とし、緊締筒3
締付時の力は、補強リング5′から緊締筒3と移動フ−
ド4が摺動状態で力を受け面7b、8b、ボ−ル12の球面、
3e、7d、4f、8dで受けることになる。作用及び効果は前
記第1実施例と略同一である。
球面と、凹部3dの端面3eとリング7の端面7dと、凹部4e
の端面4fとリング8の端面8dとを受け面とし、緊締筒3
締付時の力は、補強リング5′から緊締筒3と移動フ−
ド4が摺動状態で力を受け面7b、8b、ボ−ル12の球面、
3e、7d、4f、8dで受けることになる。作用及び効果は前
記第1実施例と略同一である。
【0018】図6、図7は第3実施例で、図6は緊締筒
と移動フ−ドの要部拡大断面側面図、図7は図6の一部
拡大断面側面図である。
と移動フ−ドの要部拡大断面側面図、図7は図6の一部
拡大断面側面図である。
【0019】第3実施例では、緊締筒3の連結部3a位置
の外周に凹部3fと鈎部3gが形成されている。移動フ−ド
4には連結部4a位置の外周に凹部4gと鈎部4hが形成され
ている。合成樹脂製補強リング5″には、緊締筒3の鈎
部3gに係合される鈎部5cと、移動フ−ド4の鈎部4hに係
合される鈎部5dが形成されて補強リング5″が緊締筒3
と移動フ−ド4に回動自在に嵌合されている。合成樹脂
製補強リング5″で連結された緊締筒3と移動フ−ド4
の連結部3a、4aの間には隙間γが設けられている。補強
リング5″の外側が金属カバ−9で覆われている。補強
リング5″で緊締筒3と移動フ−ド4が連結されると、
緊締筒3の凹部3f位置の端面3hと金属カバ−9の一方の
端面9aが当接され、移動フ−ド4の凹部4g位置の端面4i
と金属カバ−9の他方の端面9bが当接される。他の構成
は前記第1実施例と略同一である。
の外周に凹部3fと鈎部3gが形成されている。移動フ−ド
4には連結部4a位置の外周に凹部4gと鈎部4hが形成され
ている。合成樹脂製補強リング5″には、緊締筒3の鈎
部3gに係合される鈎部5cと、移動フ−ド4の鈎部4hに係
合される鈎部5dが形成されて補強リング5″が緊締筒3
と移動フ−ド4に回動自在に嵌合されている。合成樹脂
製補強リング5″で連結された緊締筒3と移動フ−ド4
の連結部3a、4aの間には隙間γが設けられている。補強
リング5″の外側が金属カバ−9で覆われている。補強
リング5″で緊締筒3と移動フ−ド4が連結されると、
緊締筒3の凹部3f位置の端面3hと金属カバ−9の一方の
端面9aが当接され、移動フ−ド4の凹部4g位置の端面4i
と金属カバ−9の他方の端面9bが当接される。他の構成
は前記第1実施例と略同一である。
【0020】第3実施例では、緊締筒3の端面3hと金属
カバ−9の端面9aと、移動フ−ド4の端面4iと金属カバ
−9の端面9bとを受け面とし、緊締筒3締付時の力は、
金属カバ−9と補強リング5″から緊締筒3と移動フ−
ド4が摺動状態で力を受け面3h、9a、4i、9bで受けるこ
とになる。作用及び効果は前記第1実施例と略同一であ
る。
カバ−9の端面9aと、移動フ−ド4の端面4iと金属カバ
−9の端面9bとを受け面とし、緊締筒3締付時の力は、
金属カバ−9と補強リング5″から緊締筒3と移動フ−
ド4が摺動状態で力を受け面3h、9a、4i、9bで受けるこ
とになる。作用及び効果は前記第1実施例と略同一であ
る。
【0021】前記説明では、補強リング5″の外側を金
属カバ−9で覆ったが、補強リングを補強リング5″と
金属カバ−9が一体の大きさとしてもよい。
属カバ−9で覆ったが、補強リングを補強リング5″と
金属カバ−9が一体の大きさとしてもよい。
【0022】前記説明では、本体2が元竿に一体に形成
された例で述べたが、元竿の外周に別体のリ−ルシ−ト
本体を嵌合固定してもよい。更に前記説明では、合成樹
脂製の緊締筒3と移動フ−ド4と補強リング5、5′
5″で述べたが、夫々金属製であってもよい。金属製の
場合は補強リング5、5′5″の強度が最強になるよう
に材料を選定することが好ましい。又、受け面が滑り性
が良い金属、セラミック、シリコン樹脂等となるように
材料を選択することが好ましい。
された例で述べたが、元竿の外周に別体のリ−ルシ−ト
本体を嵌合固定してもよい。更に前記説明では、合成樹
脂製の緊締筒3と移動フ−ド4と補強リング5、5′
5″で述べたが、夫々金属製であってもよい。金属製の
場合は補強リング5、5′5″の強度が最強になるよう
に材料を選定することが好ましい。又、受け面が滑り性
が良い金属、セラミック、シリコン樹脂等となるように
材料を選択することが好ましい。
【0023】
【考案の効果】本考案は前述のように構成されたから、
大きな緊締力が作用して移動フ−ドが傾斜、偏位して
も、移動フ−ドと補強リングと緊締筒の各受け面で受け
てこれを緩和でき、直接緊締筒の回動に影響を及ぼし難
く、摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)による作動不
良の発生を防止出来ると共に、連結部に力が掛からず、
連結部が破損することがなく、偏摩耗や破損し難いから
長期間使用できる等実用上優れた効果を奏するリ−ル脚
固定装置を提供することが出来る。
大きな緊締力が作用して移動フ−ドが傾斜、偏位して
も、移動フ−ドと補強リングと緊締筒の各受け面で受け
てこれを緩和でき、直接緊締筒の回動に影響を及ぼし難
く、摩擦抵抗の増大やカジリ(喰い込み)による作動不
良の発生を防止出来ると共に、連結部に力が掛からず、
連結部が破損することがなく、偏摩耗や破損し難いから
長期間使用できる等実用上優れた効果を奏するリ−ル脚
固定装置を提供することが出来る。
【図1】第1実施例で、リ−ル脚固定装置に魚釣用リ−
ルを装着した釣竿の要部側面図である。
ルを装着した釣竿の要部側面図である。
【図2】同本体とリ−ル脚固定装置の拡大要部断面側面
図と一部拡大要部断面側面図である。
図と一部拡大要部断面側面図である。
【図3】同緊締筒と移動フ−ドの要部拡大断面側面図で
ある。
ある。
【図4】第2実施例で、緊締筒と移動フ−ドの要部拡大
断面側面図である。
断面側面図である。
【図5】同図4の一部拡大断面側面図である。
【図6】第3実施例で、緊締筒と移動フ−ドの要部拡大
断面側面図である。
断面側面図である。
【図7】同図6の一部拡大断面側面図である。
【図8】従来の摺動スリ−ブ4と螺環の断面側面図であ
る。
る。
2 本体 2a 雄螺子 2b 固定フ−ド 2c リ−ル脚載置部 3 緊締筒 3a、4a 連結部 3e、4f、5a、5b、7b、8b、12、3e、7d、4f、8d、3h、9
a、4i、9b 受け面 4 移動フード 5、5′、5″ 補強リング
a、4i、9b 受け面 4 移動フード 5、5′、5″ 補強リング
Claims (1)
- 【請求項1】 本体のリ−ル脚載置部の前後に少なくと
も一方を移動フ−ドとした一対のフ−ドを対向配置する
と共に、前記本体に設けた雄螺子に緊締筒を螺嵌し、該
緊締筒の一端に前記移動フ−ドを前後動自在に連結した
リ−ル脚固定装置において、前記移動フ−ドと前記緊締
筒とを抜け止め連結し、該連結部の外側に補強リングを
配設すると共に、前記移動フ−ドと前記緊締筒との間に
緊締筒締付時の力を摺動状態で受ける受け面を複数ケ所
に形成したことを特徴とするリ−ル脚固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3550893U JP2552935Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | リ−ル脚固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3550893U JP2552935Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | リ−ル脚固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681262U JPH0681262U (ja) | 1994-11-22 |
JP2552935Y2 true JP2552935Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=12443710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3550893U Expired - Lifetime JP2552935Y2 (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | リ−ル脚固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552935Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5517413B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2014-06-11 | 株式会社シマノ | 釣り竿のリールシート及び釣り竿 |
TW201114552A (en) * | 2009-10-30 | 2011-05-01 | ren-ju Cai | Sleeve |
JP6639984B2 (ja) * | 2016-03-28 | 2020-02-05 | グローブライド株式会社 | リールシート及び当該リールシートを備える釣竿 |
CN113631792A (zh) * | 2019-04-12 | 2021-11-09 | 立川窗饰工业株式会社 | 珠链及遮蔽装置 |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP3550893U patent/JP2552935Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681262U (ja) | 1994-11-22 |
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Legal Events
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