JP2552817Y2 - 排水口トラップ装置 - Google Patents

排水口トラップ装置

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JP2552817Y2
JP2552817Y2 JP5886091U JP5886091U JP2552817Y2 JP 2552817 Y2 JP2552817 Y2 JP 2552817Y2 JP 5886091 U JP5886091 U JP 5886091U JP 5886091 U JP5886091 U JP 5886091U JP 2552817 Y2 JP2552817 Y2 JP 2552817Y2
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JP5886091U
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JPH053875U (ja
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博史 渡部
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、生鮮食料品等を冷蔵す
る貯蔵庫等の排水口トラップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水分の多い生鮮食料品等を大量に冷蔵す
る大型貯蔵庫等においては、貯蔵品から水が滴下して庫
内底面に溜まるので、これをスムースに排除する必要が
ある。また、貯蔵庫内を清潔に保つために庫内を水洗す
る必要もあり、これらの排水のために貯蔵庫の底部に排
水装置が設置される。
【0003】従来の排水装置は、図7に一例を示すよう
に、内箱1と外箱2との間にポリウレタンフォームの断
熱材3を充填して形成された貯蔵庫の底部4において、
外箱2から立ち上がった環状のリム5に排水管6下面の
環状溝7を嵌め合わせ、排水管6の上端に形成された環
状段付部8に内箱1から垂下した環状のリム9が嵌め込
まれ、環状段付部8の肩部10に円形の蓋11が置かれ
て、排水管6内の排水路12を閉じ、貯蔵庫内から排水
路12を通って冷気が流出したり、外方から排水路12
を通って貯蔵庫内へ臭気が侵入することを防止してい
る。
【0004】しかしながら、この場合には貯蔵庫内の水
が排出されずに底部4に滞留するため、衛生的に好まし
くないし、また、貯蔵庫内に水が溜まる度に蓋11を開
き、排水路12を通じて排水させることは実際上大変面
倒であった。上記不具合を回避するため、蓋11にいく
つかの小さな連通孔を設けたものにおいては、貯蔵庫内
から排水路12を通って冷気が流出して貯蔵庫内温度が
上昇し、冷凍機に余分の負担がかかると共に、外方から
排水路12を通って貯蔵庫内へ臭気が侵入することが避
けられない。
【0005】また、実開昭63−40783号公報に記
載されているように、排水管の上部と蓋の周縁とを入れ
子構造とし、この部分に水を滞留させて冷気の流出を防
止しているものがあるが、滞留する水が少ないときや、
貯蔵品からの水の滴下がなくて、庫底に水があまり滞留
しない貯蔵庫等においては、隙間ができて上記の目的を
達成することができず、また、継続的に新しく庫底に水
が貯留してこない貯蔵庫等においては、冷気の流出を防
止するため滞留させておく水が腐って不衛生となる等の
不具合があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、貯蔵庫等の
底部に排水が滞留しているとき及び排水が少ないとき
に、排水管を通る冷気の流出及び臭気の侵入を常に確実
に防止する排水口トラップ装置を提供しようとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案にかか
る排水口トラップ装置は、貯蔵庫等の底部に取り付けら
れた排水管及び同排水管の蓋部材を有し、上記排水管は
内周壁と、同内周壁から内方に延びる環状底壁と、同環
状底壁から立ち上がる筒壁と、同筒壁内に下方に延びる
排水路と、上記筒壁の上端に設けられた複数の突起をそ
なえ、上記蓋部材は上記排水管の内周壁と筒壁との間に
垂下する周壁と、下面に設けられて上記排水管の突起が
嵌入できる凹部とをそなえ、上記排水管の突起が上記蓋
部材の凹部に嵌入していないときは上記排水管の環状底
壁と上記蓋部材の周壁下端との間に隙間が形成され、上
記排水管の突起が上記蓋部材の凹部に嵌入しているとき
は上記蓋部材により上記排水管の排水路が閉じられるよ
うになっている。
【0008】
【作用】従って、排水管に蓋部材が載置されたとき、排
水管筒壁上端の突起が蓋部材下面の凹部に嵌入していな
いと、上記突起により蓋部材下面と排水管筒壁上端との
間に隙間が形成されると共に、排水管の環状底壁と蓋部
材の周壁下端との間に隙間が形成されるので、排水管に
流入する水は上記隙間から排水路を通って下方に排出さ
れ、また、排水管の内周壁と環状底壁と筒壁外周とで形
成する環状凹所に貯留した水の中へ蓋部材の周壁が没入
して、排水管を通る冷気の流出及び臭気の侵入が防止さ
れる。他方、排水管筒壁上端の突起が蓋部材下面の凹部
に嵌入しているときには、蓋部材によって排水管の排水
路が閉じられるので、やはり排水管を通る冷気の流出及
び臭気の侵入が防止される。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6に示す本考案の一実施例に
ついて具体的に説明する。図2及び図3に示されている
ように、内箱21と外箱22との間にポリウレタンフォ
ームの断熱材23を充填して形成された貯蔵庫の底部2
4において、外箱22から立ち上がった環状のリム25
と内箱21から垂下した環状のリム26とがそれぞれ排
水管27の内周壁28の上下端に係合して、排水管27
が固定されている。排水管27には、その内周壁28か
ら内方に向かってやや下方に傾く環状の底壁29が設け
られ、環状底壁29から筒壁30が立ち上がって、内周
壁28と環状底壁29と筒壁30外周とで環状凹所31
が形成されている。筒壁30の上端には、等間隔に4個
の突起32が設けられると共に、各突起32間における
筒壁30の外周面には環状底壁29にまで達する切り欠
き33が設けられて、薄肉部34が構成されている。ま
た、環状底壁29の内端部から導水管35が垂下して、
排水路36を構成している。
【0010】図4及び図5に示されているように、排水
管27の蓋部材40は、上面に把手41が設けられ、外
周に排水管筒壁30の高さよりわずかに短い外周壁42
が設けられ、下面には排水管筒壁上の各突起32に対応
する部分に突起32の高さよりも深い凹部43がそれぞ
れ設けられると共に、凹部43より内側の下面に多数の
円形凹み44が設けられて、薄肉部45が構成されてい
る。
【0011】図1において、排水管27に蓋部材40が
載置されたとき、排水管筒壁上の各突起32が蓋部材4
0の下面に当接して、蓋部材40の凹部43に嵌入して
いないと、突起32の高さだけ蓋部材40の下面と排水
管筒壁30の上面との間に隙間ができると共に、蓋部材
外周壁42の下端と排水管環状底壁29との間にも隙間
ができるので、貯蔵庫の底部24に溜まる水は、蓋部材
外周壁42内側における排水管環状凹所31内の水位が
排水管筒壁30の高さを越えると、排水管環状凹所31
から上記両隙間を通り、排水路36を経て下方へ流出す
ることができる。このとき、排水管環状凹所31内の貯
留水50に蓋部材外周壁42の下端が没入していること
により貯蔵庫の内外が遮断され、貯蔵庫内の冷気が排水
路36を通って外方へ流出したり、外方の臭気が排水路
36を通って貯蔵庫内へ侵入することが防止される。
【0012】次に、把手41をつまんで蓋部材40を排
水管筒壁30上で回し、図6に示されるように、蓋部材
40の凹部43に排水管筒壁上の各突起32を嵌入させ
ると、蓋部材40の下面が排水管筒壁30上面に密着す
ると同時に、蓋部材外周壁42の下端が排水管環状底壁
29上に当接して、蓋部材40が排水管27を完全に密
閉する。このため、排水管環状凹所31に水が貯留して
いるかどうかに関係なく、貯蔵庫の内外が常に遮断され
て、貯蔵庫内の冷気が排水路36を通って外方へ流出し
たり、外方の臭気が排水路36を通って貯蔵庫内へ侵入
することが確実に防止される。
【0013】また、冷気の流出や臭気の侵入に気を配る
必要がなく、大量の排水を処理しなければならない場合
等には、ドライバ等の工具で排水管筒壁30の薄肉部3
4と蓋部材40の薄肉部45との何れか一方、もしくは
双方を排水量に応じて適宜の大きさに切り破ることによ
り、所要の排水作用を容易に行わせることができる。さ
らに、単なる排水のみを行う排水口においては、排水管
27のみを設置して蓋部材40を除去し、排水管筒壁3
0の薄肉部34をドライバ等の工具で切り破っておけば
よい。従って、上記排水管27及び蓋部材40は多機種
の貯蔵庫、冷蔵庫、恒温高湿庫、冷蔵ショーケース、保
冷展示ケース、洗浄機等のいろいろな目的のため臨機応
変に使用することができるので、同一仕様の部品を多用
途に共通して用いることにより、それらの製作コストを
全体として容易に下げることができる。
【0014】上記実施例においては、蓋部材40の凹部
43に排水管筒壁上の各突起32を嵌入させたとき、蓋
部材外周壁42の下端が排水管環状底壁29上に当接し
ているが、蓋部材40の下面が排水管筒壁30上面に密
着していれば、必ずしも蓋部材外周壁42の下端が排水
管環状底壁29上に当接していなくともよく、また逆
に、排水管環状底壁29上に排水管筒壁30を取り巻く
環状の溝または段差を設け、あるいは、排水管環状底壁
29をほぼ水平に設け、蓋部材外周壁42の長さを排水
管筒壁30の高さより少し大きくして、蓋部材凹部43
に排水管筒壁上の各突起32が嵌入していないときは蓋
部材40の下面が排水管筒壁30上に当接していない
が、蓋部材凹部43に排水管筒壁上の各突起32が嵌入
したときは、蓋部材外周壁42の下端が上記環状の溝ま
たは段差内、あるいは、排水管環状底壁29に密着する
ように構成すれば、蓋部材40の下面が排水管筒壁30
上面に密着していなくとも、蓋部材40が排水管27を
密閉することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案にかかる排水口トラップ装置は、
排水管に蓋部材が載置されたとき、排水管の内周壁と環
状底壁と筒壁外周とで形成する環状凹所に貯留した水の
中へ蓋部材の周壁が没入して、排水管を通る冷気の流出
及び臭気の侵入を防止し、あるいは、蓋部材によって排
水管の排水路を直接閉じて、同様に排水管を通る冷気の
流出及び臭気の侵入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における縦断面図。
【図2】上記実施例の一部を破断した要部斜視図。
【図3】図2のA−A矢視縦断面図。
【図4】上記実施例の要部下面図。
【図5】図4のB−B線縦断面図。
【図6】上記実施例の作用説明図。
【図7】従来装置の縦断面図。
【符号の説明】
24 貯蔵庫等の底部 27 排水管 28 内周壁 29 環状底壁 30 筒壁 31 環状凹所 32 突起 34 薄肉部 36 排水路 40 蓋部材 42 外周壁 43 凹部 45 薄肉部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵庫等の底部に取り付けられた排水管
    及び同排水管の蓋部材を有し、上記排水管は内周壁と、
    同内周壁から内方に延びる環状底壁と、同環状底壁から
    立ち上がる筒壁と、同筒壁内に下方に延びる排水路と、
    上記筒壁の上端に設けられた複数の突起をそなえ、上記
    蓋部材は上記排水管の内周壁と筒壁との間に垂下する周
    壁と、下面に設けられて上記排水管の突起が嵌入できる
    凹部とをそなえ、上記排水管の突起が上記蓋部材の凹部
    に嵌入していないときは上記排水管の環状底壁と上記蓋
    部材の周壁下端との間に隙間が形成され、上記排水管の
    突起が上記蓋部材の凹部に嵌入しているときは上記蓋部
    材により上記排水管の排水路が閉じられるようになって
    いる排水口トラップ装置。
JP5886091U 1991-07-01 1991-07-01 排水口トラップ装置 Expired - Lifetime JP2552817Y2 (ja)

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JPH053875U JPH053875U (ja) 1993-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581341Y2 (ja) * 1993-06-28 1998-09-21 ホシザキ電機株式会社 冷却貯蔵庫の排水口トラップ構造
JP3667861B2 (ja) * 1996-02-09 2005-07-06 株式会社サヌキ 排水トラップ
JP2006037535A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Shimoda-Ecotech Co Ltd 排水桝トラップ
JP7117185B2 (ja) * 2018-07-25 2022-08-12 東芝キヤリア株式会社 排水部の防臭構造

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JPH053875U (ja) 1993-01-22

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