JP2552602B2 - 光ファイバジャイロ - Google Patents
光ファイバジャイロInfo
- Publication number
- JP2552602B2 JP2552602B2 JP4005272A JP527292A JP2552602B2 JP 2552602 B2 JP2552602 B2 JP 2552602B2 JP 4005272 A JP4005272 A JP 4005272A JP 527292 A JP527292 A JP 527292A JP 2552602 B2 JP2552602 B2 JP 2552602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical fiber
- optical
- fiber coil
- counterclockwise
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ファイバコイルに右
回り光と左回り光とを伝搬させ、これら右回り光と左回
り光との位相差を検出して光ファイバコイルに印加され
るその中心回りの角速度を検出する光ファイバジャイロ
に関する。
回り光と左回り光とを伝搬させ、これら右回り光と左回
り光との位相差を検出して光ファイバコイルに印加され
るその中心回りの角速度を検出する光ファイバジャイロ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の光ファイバジャイロを示
す。光源11からの光はレンズ10、光ファイバカプラ
などの光分岐器12を通り、更に偏光子13を通って所
定の偏光方向の成分のみが取り出され、その偏光子13
からの光は光ファイバカプラなどの光分岐器14で2分
配され、その一方の光は光ファイバコイル16の一端に
右回り光として入射され、他方の光は光位相変調機17
を通って光ファイバコイル16の他端に左回り光として
入射される。
す。光源11からの光はレンズ10、光ファイバカプラ
などの光分岐器12を通り、更に偏光子13を通って所
定の偏光方向の成分のみが取り出され、その偏光子13
からの光は光ファイバカプラなどの光分岐器14で2分
配され、その一方の光は光ファイバコイル16の一端に
右回り光として入射され、他方の光は光位相変調機17
を通って光ファイバコイル16の他端に左回り光として
入射される。
【0003】光ファイバコイル16を伝搬した右回り光
と左回り光とは光分岐器14に戻って合成されて干渉
し、その干渉光は偏光子13で所定の偏光方向の成分の
みが取り出され、その偏光子13を通過した光は光分岐
器12で分岐されて光検出器18に入射され、その光の
強度に応じた電気信号に変換される。変調信号発生器1
9からの周期関数、例えば正弦波信号により光位相変調
器17が駆動され、これを通過する光が位相変調され
る。光検出器18の出力は同期検波回路21で変調信号
発生器19からの基準信号により同期検波され、その検
波出力は出力端子22に出力される。
と左回り光とは光分岐器14に戻って合成されて干渉
し、その干渉光は偏光子13で所定の偏光方向の成分の
みが取り出され、その偏光子13を通過した光は光分岐
器12で分岐されて光検出器18に入射され、その光の
強度に応じた電気信号に変換される。変調信号発生器1
9からの周期関数、例えば正弦波信号により光位相変調
器17が駆動され、これを通過する光が位相変調され
る。光検出器18の出力は同期検波回路21で変調信号
発生器19からの基準信号により同期検波され、その検
波出力は出力端子22に出力される。
【0004】光ファイバコイル16に、その軸心回りの
角速度が印加されていない状態では、光ファイバコイル
16を伝搬した右回り光と、左回り光との位相差はゼロ
であり、同期検波回路21の出力もゼロであるが、光フ
ァイバコイル16に、その軸心回りの角速度が印加され
ると、これに応じて右回り光と左回り光とに位相差が生
じ、同期検波回路21から、前記印加角速度の方向およ
び大きさに応じた極性およびレベルの出力が生じ、印加
角速度を検出することができる。
角速度が印加されていない状態では、光ファイバコイル
16を伝搬した右回り光と、左回り光との位相差はゼロ
であり、同期検波回路21の出力もゼロであるが、光フ
ァイバコイル16に、その軸心回りの角速度が印加され
ると、これに応じて右回り光と左回り光とに位相差が生
じ、同期検波回路21から、前記印加角速度の方向およ
び大きさに応じた極性およびレベルの出力が生じ、印加
角速度を検出することができる。
【0005】光源11の出射光のレベルが変動しないよ
うに、光源11からの光を受光素子23で受光し、その
受光出力を光量安定化回路24に供給し、光量安定化回
路24は受光素子23が常に一定レベルになるように光
源11を制御している。光源11としては通常半導体レ
ーザやスーパールミネッセントダイオードなどが用いら
れるが、このような半導体発光素子は、図1Bに示すよ
うに一端面から前方出射光を放射し、その反対の端面か
ら後方出射光を放射する。これら前方出射光と後方出射
光とはレベル(光量)が互いに比例している。よって前
方出射光をレンズ10で光分岐器12の入射端に入射
し、後方出射光を受光素子23に入射させている。
うに、光源11からの光を受光素子23で受光し、その
受光出力を光量安定化回路24に供給し、光量安定化回
路24は受光素子23が常に一定レベルになるように光
源11を制御している。光源11としては通常半導体レ
ーザやスーパールミネッセントダイオードなどが用いら
れるが、このような半導体発光素子は、図1Bに示すよ
うに一端面から前方出射光を放射し、その反対の端面か
ら後方出射光を放射する。これら前方出射光と後方出射
光とはレベル(光量)が互いに比例している。よって前
方出射光をレンズ10で光分岐器12の入射端に入射
し、後方出射光を受光素子23に入射させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光ファイバジャ
イロは2個の光分岐器12,14を用いているため、そ
れだけ部品点数が多く、かつ高価になるのみならず、光
学通路の接続部分が多くなり、この点でも製造コストが
高くなる問題がある。
イロは2個の光分岐器12,14を用いているため、そ
れだけ部品点数が多く、かつ高価になるのみならず、光
学通路の接続部分が多くなり、この点でも製造コストが
高くなる問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、光源
として前方および後方に光を出射する半導体発光素子が
用いられ、その前方出射光が光分岐手段へ入射され、後
方出射光を光検出器で受光するようにされ、その光検出
器の出力が同期検波されて角速度の検出に利用される。
として前方および後方に光を出射する半導体発光素子が
用いられ、その前方出射光が光分岐手段へ入射され、後
方出射光を光検出器で受光するようにされ、その光検出
器の出力が同期検波されて角速度の検出に利用される。
【0008】
【作 用】光ファイバコイルを通り、光分岐手段で干渉
した干渉光は光源側に戻り、半導体発光素子に入射す
る。半導体発光素子の前方出射端と後方出射端の間は光
導波路が構成されており、従って入射された干渉光は後
方出射光と共に光検出器に受光され、この受光出力から
角速度が検出される。
した干渉光は光源側に戻り、半導体発光素子に入射す
る。半導体発光素子の前方出射端と後方出射端の間は光
導波路が構成されており、従って入射された干渉光は後
方出射光と共に光検出器に受光され、この受光出力から
角速度が検出される。
【0009】
【実施例】図1Aにこの発明の実施例を示し、図2と対
応する部分に同一符号を付けてある。この実施例におい
ては光源11として前方および後方に光を出射する半導
体発光素子が用いられ、その前方出射光がレンズ10に
より偏光子13に直接入射される。つまり図2における
光分岐器12は省略される。半導体発光素子11の後方
出射光を受光する受光素子23は光検出器18として兼
用され、受光素子23の出力は光量安定化回路24へ供
給されると共に必要に応じてコンデンサ25で直流分が
遮断され、更に増幅器26で増幅されて同期検波回路2
1へ供給される。
応する部分に同一符号を付けてある。この実施例におい
ては光源11として前方および後方に光を出射する半導
体発光素子が用いられ、その前方出射光がレンズ10に
より偏光子13に直接入射される。つまり図2における
光分岐器12は省略される。半導体発光素子11の後方
出射光を受光する受光素子23は光検出器18として兼
用され、受光素子23の出力は光量安定化回路24へ供
給されると共に必要に応じてコンデンサ25で直流分が
遮断され、更に増幅器26で増幅されて同期検波回路2
1へ供給される。
【0010】半導体発光素子11からの光は光分岐器1
4で光ファイバコイル16の両端に右回り光および左回
り光として入射され、その右回り光の出射光と、左回り
光の入射光とがそれぞれ光位相変調器17で位相変調さ
れる。光ファイバコイル16の両出射光は光分岐器14
で干渉し、その干渉光は偏光子13を通り、更にレンズ
10を通って半導体発光素子11の前方出射端に入射す
る。その入射した干渉光は半導体発光素子11内を通っ
て後方出射光と共に出射されて受光素子23で電気信号
に変換され、その直流成分は従来と同様に光量安定化回
路24に入力され、前方出射光の光量を一定に保持する
ために利用され、受光素子11の出力中の交流成分が同
期検波回路21へ同期検波されて、光ファイバコイル1
6に入力されるその軸心回りの角速度が検出される。
4で光ファイバコイル16の両端に右回り光および左回
り光として入射され、その右回り光の出射光と、左回り
光の入射光とがそれぞれ光位相変調器17で位相変調さ
れる。光ファイバコイル16の両出射光は光分岐器14
で干渉し、その干渉光は偏光子13を通り、更にレンズ
10を通って半導体発光素子11の前方出射端に入射す
る。その入射した干渉光は半導体発光素子11内を通っ
て後方出射光と共に出射されて受光素子23で電気信号
に変換され、その直流成分は従来と同様に光量安定化回
路24に入力され、前方出射光の光量を一定に保持する
ために利用され、受光素子11の出力中の交流成分が同
期検波回路21へ同期検波されて、光ファイバコイル1
6に入力されるその軸心回りの角速度が検出される。
【0011】上述において、光分岐器14は光ICで構
成してもよい。また、この発明は開ループ方式のみなら
ず、閉ループ方式の光ファイバジャイロにも適用でき
る。
成してもよい。また、この発明は開ループ方式のみなら
ず、閉ループ方式の光ファイバジャイロにも適用でき
る。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば干
渉光を半導体発光素子11を通じて受光するようにして
いるため、図2に示した従来のものに対し、光分岐器を
1個省略でき、部品点数が少なくなり、また光学通路の
接続部分の数も少なくなり、製造もし易くなり、安価に
構成することができる。
渉光を半導体発光素子11を通じて受光するようにして
いるため、図2に示した従来のものに対し、光分岐器を
1個省略でき、部品点数が少なくなり、また光学通路の
接続部分の数も少なくなり、製造もし易くなり、安価に
構成することができる。
【図1】Aはこの発明の実施例を示すブロック図。Bは
半導体発光素子11の例を示す斜視図である。
半導体発光素子11の例を示す斜視図である。
【図2】従来の光ファイバジャイロを示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】 光源よりの光を光分岐手段により光ファ
イバコイルの両端に右回り光、左回り光として入射し、
上記光分岐手段と上記光ファイバコイルの一端との間に
挿入された光位相変調器で、その通過光を交番信号で位
相変調し、上記右回り光および左回り光の上記光ファイ
バコイルを伝搬した光を上記光分岐手段で干渉させ、そ
の干渉光を光検出器で受光して電気信号に変換し、その
電気信号を上記交番信号で同期検波して、その検波出力
から上記光ファイバコイルにその中心回りに印加される
角速度を検出する光ファイバジャイロにおいて、 上記光源として前方および後方に光を出射し、その前方
出射光を上記光分岐手段へ供給する半導体発光素子が用
いられ、 その半導体発光素子の後方光を受光するように、上記光
検出器が配されていることを特徴とする光ファイバジャ
イロ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005272A JP2552602B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 光ファイバジャイロ |
EP19930100385 EP0551874A3 (en) | 1992-01-16 | 1993-01-13 | Fiber optic gyro |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4005272A JP2552602B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 光ファイバジャイロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187877A JPH05187877A (ja) | 1993-07-27 |
JP2552602B2 true JP2552602B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=11606599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4005272A Expired - Lifetime JP2552602B2 (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 光ファイバジャイロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552602B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07113647A (ja) * | 1993-08-23 | 1995-05-02 | Hitachi Cable Ltd | 光ファイバジャイロ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3428147A1 (de) * | 1984-07-31 | 1986-02-13 | Teldix Gmbh, 6900 Heidelberg | Verfahren zur signalauswertung bei einem faseroptischen rotationssensor |
JPS61122516A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光フアイバジヤイロ |
FR2582800B1 (fr) * | 1985-05-30 | 1987-07-17 | Thomson Csf | Dispositif interferometrique en anneau a fibre optique monomode |
FR2616538B1 (fr) * | 1987-06-11 | 1989-09-01 | Alsthom | Systeme interferometrique a fibre optique de type sagnac |
JPH02236113A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-19 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 位相変調方式光フアイバジヤイロ |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP4005272A patent/JP2552602B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05187877A (ja) | 1993-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960521 |