JP2552526Y2 - 衛星受信装置 - Google Patents

衛星受信装置

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JP2552526Y2
JP2552526Y2 JP1992012342U JP1234292U JP2552526Y2 JP 2552526 Y2 JP2552526 Y2 JP 2552526Y2 JP 1992012342 U JP1992012342 U JP 1992012342U JP 1234292 U JP1234292 U JP 1234292U JP 2552526 Y2 JP2552526 Y2 JP 2552526Y2
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直来 前川
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、衛星チャンネルの多
チャンネル同時受信を可能にした衛星受信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、放送衛星(BS)はBS−3aと
BS−3bの2基で運用され、NHK2チャンネル,日
本衛星放送(JSB)1チャンネル,HDTV試験放送
1チャンネルの受信が可能である。一方、通信衛星(C
S)の分野では、既に平成元年に全国各地のCATVに
番組を配信する「スペース・ケーブルネット」が誕生
し、現在、日本通信衛星(JCSAT)のJCSAT−
1,JCSAT−2の2基が運用されている。そして、
既に打ち上げに成功した宇宙通信(SCC)のスーパー
バードBと今秋打ち上げ予定のスーパーバードAが加わ
ることで、衛星放送も衛星通信もともに多局化の時代を
迎えようとしている。CSから番組配信用として送信さ
れる電波の周波数は、図4に示したように、Kuバンド
の12.25GHz〜12.75GHzであり、同じく
Kuバンドを使用するBSの11.7GHz〜12.2
GHzに比べると少し高い周波数帯域が使用される。ま
た、BS−IF帯域として既に1,035〜1,335
MHzの帯域が利用されているため、スペース・ケーブ
ルネットでは、図5に示したように、CS−IF帯域と
して1,335〜1,770MHzを使用している。C
S−IFの周波数配列は、JCSAT利用時とスーパー
バード利用時とで異なり、JCSATでは1,380〜
1,770MHzが、またスーパーバードでは1,36
0〜1,770MHzが使用され、これらの帯域は互い
に重なり合うため、全チャンネルを同時に1本のケーブ
ルでもってIF伝送することはできない。
【0003】従って、衛星放送や衛星通信を複合受信す
る場合、これまでVHFやUHFの地上波を受信してい
たときのように、VHFとUHFの両アンテナ出力をU
/V混合器にて混合し、1本のケーブルを使って屋内に
引き込むといった単線引き込み方式は採用できず、図6
に示した衛星受信装置1のように、運用中のすべての衛
星に対して専用の衛星アンテナ21〜24を用意し、衛
星アンテナ21〜24ごとに衛星チューナ31〜34と
デスクランブラ41〜44を縦列接続し、デスクランブ
ラ41〜44の出力をテレビジョン受像機やビデオテー
プレコーダといったAV機器51〜54に供給する装置
が必要になる。そこで、例えば特開平2−309782
号に開示されたごとく、複数のBSアンテナとCSアン
テナで受信した衛星信号を、コンバータにて1GHz帯
の中間周波に周波数変換したのち、衛星信号用チャンネ
ル配列装置で周波数偏移の小さい狭帯域のFM信号に圧
縮し、各チャンネルの周波数帯域が重複しないようにし
て1本のケーブルで多チャンネル伝送する方法が提案さ
れた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の狭帯域FM信号
による多チャンネル伝送は、構成が複雑でしかも高価な
衛星信号用チャンネル配列装置が必要であり、従って一
般家庭への普及は難しく、また伝送信号が圧縮されてい
るために、衛星信号本来の高い品位を受信に活かすこと
ができないといった課題を抱えていた。
【0005】一方また、現時点では、スーパーバードを
使ってCATV局などに番組を配給していたスカイポー
トセンタは、郵政省からの放送事業認可が得られないま
ま、これまで通りCATV局に番組を配給しているが、
近い将来に番組配給会社が一般家庭と個別受信契約を結
ぶことができるようになれば、スカイポート方式のスク
ランブル処理を施した番組について一般家庭でも有料で
受信できるようになることが予想される。ただし、CS
からの個別受信が認可されたとしても、受信にさいして
は、スカイポート受信申し込み書に希望する衛星チャン
ネルなど必要な事項を記入してスカイポートセンタに送
付し、指定された金融機関に受信料を支払うといった手
続きが必要であり、しかも受信契約した番組以外の番組
を視聴したい場合には、まず契約内容を変更するための
受信内容変更申し込み手続きをとり、さらに正規の受信
料を支払った時点ではじめてスクランブルが解除される
ため、見たいと思った衛星チャンネルが実際に視聴でき
るようになるまでにかなりの時間がかかってしまい、タ
イムリーに企画された番組などは視聴する機会を逸する
ことがあるといった課題を抱えていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記課題を
解決したものであり、放送衛星や通信衛星に向けて設置
された複数の衛星アンテナと、これら複数の衛星アンテ
ナのなかから同一衛星アンテナの重複選択を含め任意に
入力源を選択する多入力多出力型の入力セレクタと、こ
の入力セレクタに接続され、選局指定された衛星チャン
ネルを復調し、必要に応じてスクランブル解除する複数
の選局復調手段と、これら複数の選局復調手段のなかか
ら同一選局復調手段の重複選択を含め任意に選択する多
入力多出力型の出力セレクタと、前記衛星チャンネルと
出力先が指定されたときに、前記入力セレクタと出力セ
レクタを切り替え制御する制御手段を具備することを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】この考案は、放送衛星や通信衛星に向けて設置
された複数の衛星アンテナに、入力セレクタを介して複
数の選局復調手段を接続し、選局指定された衛星チャン
ネルを復調し、必要に応じてスクランブル解除するとと
もに、これら複数の選局復調手段の出力先を出力セレク
タを介して任意のAV機器に振り分けることにより、衛
星チャンネルの多チャンネル同時受信を可能にする。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例について、図1ない
し図3を参照して説明する。図1は、この考案の衛星受
信機の一実施例を示す概略回路構成図、図2は、図1に
示したディスプレイの予約表示画面を示す図、図3は、
図1に示したディスプレイの予約設定画面を示す図であ
る。
【0009】図1に示す衛星受信装置11は、4個の衛
星アンテナ21〜24に4入力4出力型の入力セレクタ
12を介して接続した4個の衛星チューナ31〜34
と、これら4個の衛星チューナ31〜34に接続した4
個のデスクランブラ41〜44と、これら4個のデスク
ランブラ41〜44の出力を任意にAV機器51〜54
に振り分ける4入力4出力型の出力セレクタ13、そし
て衛星チューナ31〜34と入力セレクタ12及び出力
セレクタ13を制御するCPU14等が主要部を構成し
ている。入力セレクタ12は、入力源である4個の衛星
アンテナ21〜24のなかから、同一衛星アンテナの重
複選択を含め任意に選択した衛星アンテナ21〜24
を、衛星チューナ31〜34に対して接続することがで
きる。また、出力セレクタ13は、出力先である4個の
AV機器51〜54のなかから、同一AV機器の重複選
択を含め任意選択したAV機器51〜54に対しデスク
ランブラ41〜44を接続することができる。制御手段
であるCPU14には、選局に必要な指令を入力するた
めのキーボード15と、選局予約に関する入力結果を表
示するディスプレイ16と、選局予約に関する入力を記
憶するメモリ17及び電話回線インタフェース18等が
接続してある。電話回線インタフェース18は、電話回
線を介してCPU14と番組配給会社19を接続するモ
デム内蔵インタフェースであり、番組配給会社が指定す
る金融機関20に受信料の自動払いのための口座を開設
しておくことで、有料チャンネルを選局予約したときに
その場で当該有料チャンネルに関するスクランブルの解
除を電話回線を使って自動的に番組配給会社19に申し
込むことができる。
【0010】4個の衛星アンテナ21〜24は、従来と
同様、BSとJCSAT−1とJCSAT−2及びスー
パーバードの計4個の衛星に向けて設置してある。衛星
チューナ31〜34は、4個の衛星アンテナ21〜24
からコンバータ経由で供給される中間周波を選局復調す
るものであり、ここではBSとCSの両方を受信するこ
とのできるBS・CSチューナが用いられる。デスクラ
ンブラ41〜44は、スクランブル処理の施された有料
の衛星チャンネルを受信したときに、あらかじめ受信契
約時に料金を支払ってある有料チャンネルについてスク
ランブル解除する働きをする。ただし、BSのJSBが
コアテック方式、CSのSCCがスカイポート方式、そ
してJCSATがコアテック方式というように、衛星ご
とに固有のスクランブル方式を採用しているため、例え
ばJSBの有料放送を受信するときは衛星アンテナが2
1でデスクランブラが41というように限定され、使用
できる衛星チューナもおのずと31に限定されてしまう
が、非有料放送に関してはデスクランブラはスルーモー
ドで使用されるため、衛星アンテナ21〜24と衛星チ
ューナ31〜34の接続関係は自由に選択することがで
きる。なお、実施例では、衛星チューナ31〜34とデ
スクランブラ41〜44が選局復調手段を構成する。
【0011】入力セレクタ12は、CPU14から指令
を受けて複数の衛星アンテナ21〜24のなかから入力
源を選択するアンテナセレクタが用いられる。また、出
力セレクタ13は、CPU14からの指令を受けてデス
クランブラ41〜44の出力先を複数のAV機器51〜
54に対して任意に振り分けるAVセレクタが用いられ
る。AV機器51〜54としては、テレビジョン受像機
やビデオテープレコーダ或はオーディオテープレコーダ
などを想定しており、出力セレクタ13の出力端子に対
するAV機器51〜54の接続はユーザの選択に委ねら
れる。
【0012】ところで、受信予約を行う場合、まず視聴
したい番組について放送日と時刻と衛星名そしてチャン
ネルを調べ、これらを所定の手順を踏みつつキーボード
15から入力する。まず、予約キーを押し、ディスプレ
イ16の画面上に図2に示す予約表示画面を呼び出す
と、その時点での番組予約状況が概略表示される。予約
表示画面には、現在の曜日が属する日曜から土曜までの
今週1週間の予約状況が表示される。すなわち、縦軸に
日曜から土曜までの各曜日が示され、横軸には3時間ご
とに区分された0時から24時までの8ブロックが示さ
れ、呼び出し時点でこれから消化すべき予約に関しての
み、放送曜日と該当する時間帯に背景色と異なるスポッ
ト表示がなされる。なお、画面上部には、その週の始め
と終わりの日付例えば「10月20日−10月26日」
と画面が今週分であることを示す「今週」なる表示がな
され、画面下部には、予約未設定の空きプログラムを示
すプログラム番号例えば「P15」と、その空きプログ
ラム番号に設定すべき日付が空白であることを点滅して
示すブランク及び現在の日付例えば10月21(月)が
表示される。なお、翌週以降の予約状況を確認する場合
は、アップキーを押せばよく、アップキーを押した回数
に応じて予約週を翌週,翌翌週のごとく順次繰り上げる
ことができ、右上の表示も「1週」「2週」のごとく変
わる。また、アップキー釦を一定回数を押した時点で、
画面は今週に戻る。
【0013】次に予約日と予約時間の入力を行うのであ
るが、予約日の入力には、曜日指定による方法と日付指
定による方法の2通りが可能である。例えば曜日指定に
よる方法は、上記したように予約週を設定したあとに、
日曜から土曜に対応する1から7までの数字キーのどれ
かを押すことで行われ、予約表示画面上で指定された曜
日に関する予約状況を示すスポット表示が、例えば緑色
から赤色のごとく色変わりし、同時にまた指定された曜
日に関する日付が前記点滅表示箇所に代替表示される。
一方また、日付指定による方法では、予約週を設定する
ことなく、直接数字キーを使って4桁の数字を入力すれ
ばよく、点滅表示箇所への日付表示と並行して予約状況
を示すスポット表示が、例えば緑色から赤色のごとく色
変わりする。
【0014】こうして、予約希望日の指定が完了する
が、毎日或は毎週同一時間帯に放送される番組について
は個々に予約する手間を省くため、毎日或は毎週といっ
た繰り返し周期を指定した一括入力が可能である。例え
ば毎日を指定する場合、まず数字キーの8を押して毎日
予約である旨を入力する。次に、すべての曜日を網羅す
る完全な毎日予約である場合は、続けて数字キー1を押
す。ただし、日曜を除く月曜から土曜までの毎日の場合
は、数字キー1ではなく数字キー2を押し、土曜と日曜
を除く月曜から金曜までの毎日の場合には、数字キー3
を押せばよい。一方また、毎週を指定する場合は、数字
キー8ではなく数字キー9を押して毎週予約である旨を
入力する。次に、毎週のうちどの曜日が毎週予約である
かを指定するため、日曜から土曜に対応する数字キーの
1から7までのいずれかを押して曜日指定を行う。な
お、毎日予約或は毎週予約である旨を入力した場合は、
予約表示画面には、図2(B)に示したように、指定対
象となるすべての予約プログラムが一画面に一括表示さ
れる。また、画面上部には、1週間単位の予約ではな
く、「毎日」或いは「毎週」の表示により毎日或いは毎
週の予約であることを示す表示がなされる。
【0015】こうして、予約表示画面上で1週間単位或
は毎日或いは毎週のそれぞれの予約状況を確認したなら
ば、次はいよいよ予約時間帯の入力を行う。まず、数字
キーを押して、予約開始時刻と予約終了時刻をそれぞれ
4桁の数値として入力する。まず、予約の開始時刻とし
て4桁の数値例えば「1100」が入力された時点で、
予約表示画面は図3(A)に示した予約設定画面に切り
替わる。図3(A)に示す予約設定画面では、予約開始
時刻例えば11:00の表示を含む前後の予約状況が、
縦軸に時刻をとり、横軸にデスクランブラ番号をとった
時刻表形式で表示される。次に、予約開始時刻の数値例
えば「1427」が入力された時点で、予約表示画面
は、図3(B)に示した予約設定画面に切り替わる。次
に、予約時間帯の入力に続き、1から4までの数字キー
のどれかを押し、4個の衛星BS,JCSAT−1,J
CSAT−2,スーパーバードのなかから希望する衛星
を、例えば「3」のごとく指定すると、衛星番号が画面
の右端部分に「3」と表示される。
【0016】衛星番号の指定を終えた時点で、残るはチ
ャンネル番号と出力対象がある。そこで、まずチャンネ
ル番号について数字キーを使って2桁の数値例えば「1
0」を入力すると、衛星チャンネル10チャンネルの指
定とともに、指定した衛星の指定したチャンネルに対応
したデスクランブラとして例えば番号3が付されたスカ
イポート方式のデスクランブラ43が指定される。そし
て、図3(C)に示したように、画面右端の表示に「チ
ャンネル;10」が加わる。そして、チャンネル番号が
付加されてから数秒が経過すると、画面上部の「デスク
ランブラ」の表示が、図3(D)の破線の囲み部分の表
示されない出力予約画面に切り替わり、AV機器を51
〜54のなかから出力セレクタ13が出力を振り分ける
対象を指定するための入力が要求される。そこで、AV
出力端子番号として例えば番号「3」を指定すると、A
V機器53が選択され、図3(D)に示したように、画
面右端の表示に「出力;3」と破線の囲み部分の表示が
付加される。さらに、画面下部に例えば10月23日
(水) 11:00−14:27 衛星3 チャンネル
10 出力3のごとく、一連の操作により入力された予
約結果が表示される。すなわち、ここでは10月23日
の午前11時から2時27分の間にJCSAT−2から
チャンネル10を使って送信される番組を、衛星アンテ
ナ22と衛星チューナ33及びデスクランブラ43を経
由してAV機器53に送り込むよう、受信予約が行われ
たことを意味する。そして、この予約表示が意図通りで
あることを確認したならば、最後に予約キーを押して予
約を完了する。
【0017】なお、予約途中の段階でダウンキーを押せ
ば、予約設定画面或は予約表示画面において入力ステッ
プを後戻りさせることができ、反対にアップキーを押せ
ばすでに予約されている先の入力ステップに進めること
ができる。また、表示時刻に関しては、シフトキーとア
ップキー又はダウンキーを同時操作することで、時刻を
進めたり或は遅らせたりすることができる。また、コー
ルキーに続けてプログラム番号を押すことで、そのプロ
グラムに関する設定内容が、例えば11月16日(土)
15:00−17:27 衛星1 チャンネル3 出
力1のごとく、予約内容を随時確認することができる。
また、コールキーに続けて「00」を入力することで、
現在の設定内容を示す表示に切り替えることができる。
【0018】また、同一時間帯に異なる衛星チャンネル
の受信予約してたとしても、衛星チューナ31〜34や
デスクランブラ41〜44といった機材のうち同じ機材
が二重に指定されることはなく、2チャンネル間での競
合は自動的に回避される。また、受信予約の完了ととも
に、電話回線インタフェース18を介してCPU14が
番組配給会社19にアクセスし、予約された番組に関す
るスクランブル解除を要求する。このとき、番組配給会
社19は、指定の金融機関に開設された視聴者の口座に
料金の支払い余裕があることを確認した上で、受信予約
された番組に関するスクランブル解除を予定する。そし
て、予約された番組の開始時刻の数秒前になると、CP
U14は、衛星アンテナ22から入力セレクタ12を経
由して衛星チューナ33に至る信号経路と、衛星チュー
ナ33からデスクランブラ43と出力セレクタ13を経
由してAV機器53に至る信号経路が、実際に接続され
ているかを確認し、受信に備える。
【0019】このように、上記衛星受信装置11は、複
数の衛星に対し、それぞれ専用の衛星アンテナ21〜2
4をもって電波を捕捉し、捕捉した電波を互いに混合す
ることなく入力セレクタ12を介して別個に衛星チュー
ナ31〜34に導くことができ、従って占有帯域の重複
による混信が生ずることはなく、またいずれの衛星チュ
ーナ31〜34も入力セレクタ12の接続状態に応じて
すべての衛星からの電波を受信選局することができ、従
って一つの衛星から一つのチャンネルを受信するといっ
た衛星を単位とする受信態様だけでなく、一つの衛星に
2以上の衛星チューナを振り当てることで、同一衛星が
送信する複数のチャンネルを同時受信することができ、
これにより同じ衛星から同時間帯に流される番組を視聴
しつつ裏番組を録画することもできる。また、スクラン
ブル処理解除のためのデスクランブラ41〜44を必要
とする有料放送については、BSとCSではスクランブ
ル方式が異なるため、衛星チューナ31〜34に接続さ
れるデスクランブラ41〜44によって衛星アンテナ2
1〜24と衛星チューナ31〜34の接続関係は一義的
に固定されてしまうが、こうした制約のなかでも視聴し
たいと思う有料放送を指定することで可能な範囲で入力
セレクタ12や出力セレクタ13の選択態様が自動的に
切り替えられるので、多局化時代に対応した適切な衛星
受信が可能である。さらにまた、衛星チューナ31〜3
4と入力セレクタ12或は出力セレクタ13を制御する
CPU14を、電話回線をもって番組配給会社19と接
続したので、受信を希望する有料放送が最初の受信契約
に含まれていない場合でも、受信を希望した時点で電話
回線による受信の自動申し込みが可能であり、これによ
りタイムリーに企画された番組を機会を逸することな
く、確実に視聴することができ、また番組配給会社19
を介してターミナルや銀行等を結ぶことにより、衛星を
利用したテレビショッピングや乗車券の在宅購入或は自
動支払いなども可能である。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように、この考案は、放送
衛星や通信衛星に向けて設置された複数の衛星アンテナ
に、入力セレクタを介して複数の選局復調手段を接続
し、選局指定された衛星チャンネルを復調し、必要に応
じてスクランブル解除するとともに、これら複数の選局
復調手段の出力先を出力セレクタを介して任意のAV機
器に振り分ける構成としたから、複数の衛星に対し、そ
れぞれ専用の衛星アンテナをもって電波を捕捉し、捕捉
した電波を互いに混合することなく入力セレクタを介し
て別個に衛星チューナに導くことができ、従って占有帯
域の重複による混信が生ずることはなく、またいずれの
衛星チューナも入力セレクタの接続状態に応じてすべて
の衛星からの電波を受信選局することができ、従って一
つの衛星から一つのチャンネルを受信するといった衛星
を単位とする受信態様だけでなく、一つの衛星に2以上
の衛星チューナを振り当てることで、同一衛星が送信す
る複数のチャンネルを同時受信することができ、これに
より同じ衛星から同時間帯に流される番組を視聴しつつ
裏番組を録画するといったことも可能であり、またスク
ランブル処理解除のためのデスクランブラを必要とする
有料放送については、放送衛星と通信衛星ではスクラン
ブル方式が異なるため、衛星チューナに接続されるデス
クランブラによって衛星アンテナと衛星チューナの接続
関係がある程度制約を受けるが、一定の制約のなかでも
視聴したいと思う有料放送を指定することで入力セレク
タや出力セレクタの選択態様が自動的に切り替えられる
ので、多局化時代に対応した適切な衛星受信が可能であ
り、さらにまた衛星チューナと入力セレクタ或は出力セ
レクタを制御する制御手段を、電話回線をもって番組配
給会社と接続することにより、受信を希望する有料放送
が最初の受信契約に含まれていない場合でも、受信を希
望した時点で電話回線による受信の自動申し込みが可能
であり、タイムリーに企画された番組を機会を逸するこ
となく確実に視聴することができ、また番組配給会社を
介してターミナルや銀行等を結ぶことにより、衛星を利
用したテレビショッピングや乗車券の在宅購入或は自動
支払いなども可能である等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の衛星受信装置の一実施例を示す概略
回路構成図である。
【図2】図1に示したディスプレイに表示される予約表
示画面を示す図である。
【図3】図1に示したディスプレイに表示される予約設
定画面を示す図である。
【図4】BSとCSのチャンネル配置を示す図である。
【図5】BSとCSのIF周波数配置を示す図である。
【図6】従来の衛星受信装置の一例を示す概略回路構成
図である。
【符号の説明】
21〜24 衛星アンテナ 31〜34 選局復調手段(衛星チューナ) 41〜44 選局復調手段(デスクランブラ) 11 衛星受信装置 12 入力セレクタ 13 出力セレクタ 14 制御手段(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/268 H04N 5/44 Z 5/44 H04B 7/15 Z

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送衛星や通信衛星に向けて設置された
    複数の衛星アンテナと、これら複数の衛星アンテナのな
    かから同一衛星アンテナの重複選択を含め任意に入力源
    を選択する多入力多出力型の入力セレクタと、この入力
    セレクタに接続され、選局指定された衛星チャンネルを
    復調し、必要に応じてスクランブル解除する複数の選局
    復調手段と、これら複数の選局復調手段のなかから同一
    選局復調手段の重複選択を含め任意に選択する多入力多
    出力型の出力セレクタと、前記衛星チャンネルと出力先
    が指定されたときに、前記入力セレクタと出力セレクタ
    を切り替え制御する制御手段を具備することを特徴とす
    る衛星受信装置。
JP1992012342U 1992-03-12 1992-03-12 衛星受信装置 Expired - Lifetime JP2552526Y2 (ja)

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