JP3328507B2 - 送信装置、受信装置及び通信システム - Google Patents
送信装置、受信装置及び通信システムInfo
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Description
テム及びCATVシステムなどのデジタル映像通信シス
テムにおいて、視聴チャンネルを選局する選局方法に関
した受信装置と通信システムに関するものである。
の映像信号を変調して伝送する。図4はアナログ衛星通
信における伝送形態を示す図である。横軸が周波数、縦
軸が電力を示し、一つの山61が1チャンネルの信号を
送っている様子を示す。横軸の区切り62はトランスポ
ンダ(衛星中継器)を示し、トランスポンダごとに周波
数の範囲が分割されている様子を示す。アナログ衛星通
信では、1トランスポンダにつき1チャンネルの信号を
伝送しており、トランスポンダの番号がわかれば、その
トランスポンダの中心周波数60が一意的に決まり、そ
の周波数をチューニングすることで映像信号を復調する
ことができた。従って選局操作に必要となるパラメータ
はトランスポンダ番号だけであり、選局の度にパラメー
タ(トランスポンダ番号)を直接入力するのは容易であ
った。
ログの映像信号や音声信号をMPEG標準(ISO11
172,13818)に従ってデジタル信号に変換し、
さらにMPEGシステムズの標準(ISO13818−
1)に従って複数の信号チャンネルを多重して一本のト
ランスポートストリーム(以下TSストリーム)とし、
そのストリームを変調して伝送する。画像符号化技術の
発達により、アナログ映像信号とデジタル映像信号で
は、デジタル映像信号の方が小さな周波数帯域で効率よ
く伝送でき、1つのトランスポンダの中で複数のチャン
ネルを送ることが出来る。
ccess方式)には、TDM(時分割多重:Time Division
Multiplex)とFDM(周波数多重:Frequency Divisi
onMultiplex)の2つの方式があり、通信システムによ
って自由に選択することが出来る。
伝送形態例を示す図である。図5では4チャンネルの映
像信号71,72,73,74が時分割多重されて一本
のTSストリーム75に入り、そのTSストリーム75
が変調されて1つの電波76として送出されている様子
を示す。この例では1つの電波で1トランスポンダ分の
帯域62を占めている。TSストリームの中では、各チ
ャンネルはプログラム番号と呼ばれる番号(1)(2)(3)(4)
によって間接的に識別される(MPEGシステムズ)。
なお、1つの電波に収容出来るチャンネル数は、1チャ
ンネルあたりの信号容量(画像品質によって異なる)や
1トランスポンダあたりの伝送容量(衛星の種類によっ
て異なる)などによって異なる。
伝送形態例を示す図である。図6では1チャンネルの映
像信号で一本のTSストリーム80を構成し、そのTS
ストリームが変調されて1つの電波82として送出され
ている様子を示す。さらに1トランスポンダ分の帯域
で、例えば周波数が異なる4つの電波を送っている様子
を示している。4カ所の異なる送信局から電波を送出す
ることも可能である。それらの電波をチューニングする
ためには、各電波の中心周波数81(Ch1の場合は図
のfo)を判別する必要があり、各電波の中心周波数間
隔(またはキャリア周波数間隔)やトランスポンダ内で
前から何番目の電波かといったパラメータの指定が必要
となる。また図6において、プログラム番号はTSスト
リームの中で一意であればよいので、全て(1)でも構わ
ないが、わかりやすくするため(1)(2)(3)(4)の異なる番
号としている。
ば2チャンネルの信号をTDMで多重している電波を、
周波数を変えて2波送出し(FDM)、合計4チャンネ
ルの映像信号を送るような構成も可能である。
チャンネルの信号が様々な形で多重化されて送られるた
め、受信装置において視聴したいチャンネルを1つ選局
するためには、トランスポンダ番号、TDM/FDMな
どのモード、FDMの場合には各電波の中心周波数間隔
(またはキャリア周波数間隔)やトランスポンダ内の順
番など中心周波数を算出するためのパラメータ、プログ
ラム番号など多くのパラメータの組を指定する必要があ
る。
一例を示す。受信装置3には、選局用に、トランスポン
ダ番号13、TDM/FDMなどのモード14、FDM
の場合に中心周波数を算出するためのパラメータ15、
プログラム番号16などの管理エリア17が一つあり、
視聴者が選局の度にリモコン26または受信装置上の操
作ボタン22を手動操作してそれらの値を直接入力指定
し、選局動作を指示すると選局動作部21がそれらの値
を参照して選局を実行していた。
タル通信システムならびにその受信装置では、選局の度
に多くの選局パラメータの組を入力する必要があり、選
局しづらいという問題点を有していた。
慮し、MPEG標準に準拠したデジタル映像信号を送受
信する通信システムにおいて、選局のために必要となる
多くの選局パラメータを視聴者自身が毎回手動入力する
必要性をなくし、選局操作を容易にできる受信装置と通
信システムを提供することを目的とする。
に、本発明は、デジタル通信システムの送信装置であっ
て、受信装置を特定する個別IDと、視聴チャンネルを
選局するために必要となる選局パラメータの組とを含む
EMMを生成して送出することを特徴とする送信装置、
あるいは、デジタル通信システムの受信装置であって、
請求項1記載の送信装置から送出されてきた前記個別I
Dと前記選局パラメータの組を含む前記EMMを受信し
て、選局パラメータを書き換え可能なプリセットメモリ
に格納しておき、選局時に当該メモリに格納された選局
パラメータに基づいて信号を受信することを特徴とする
受信装置である。また、本発明は、上記送信装置と、上
記受信装置とを備えたデジタル通信システムである。
行う手間を最小化するため、送信装置から映像信号に多
重して送る制御信号によってもプリセットの内容を設定
したり変更出来るようにしたことを特徴とする発明であ
る。
て図面を参照して説明する。図1は受信装置の構成と選
局方法の例を示した図である。本発明の一実施の形態の
構成をその動作とともに説明する。受信装置3には、ト
ランスポンダ番号13、TDM/FDMなどのモード1
4、FDMの場合に中心周波数を算出するためのパラメ
ータ15、プログラム番号16など選局に必要となる選
局パラメータの組11を記憶しておく記憶メモリ10が
あり、複数組の選局パラメータをプリセット出来る。各
組の選局パラメータは、記憶メモリ10の固定領域に対
応した組番号12で識別される。
操作ボタン22を操作して、自分が視聴する可能性のあ
るチャンネルについて、そのチャンネルを選局するため
の選局パラメータの組を記憶メモリ10に一度だけ設定
しておく(プリセット)。そのとき、記憶メモリ10の
どこに設定するかを組番号12で指定する。以後、選局
の際には、組番号12だけを指示すると、選局動作部2
1が記憶メモリ10の中から対応する組番号の選局パラ
メータを参照して選局を実行する。最初に手動でプリセ
ットする手間は従来と同様であるが、選局時には組番号
だけを指定すればよいので、従来に比べて入力操作は大
幅に少なくなり簡単化される。
り少なくするため、さらに改善を加える。
送る様子を示した図である。図2において、1は送信装
置、2は衛星回線などの信号伝送路、3は受信装置、4
は伝送されている信号の内容、44は制御信号の一つで
あるEMMの内容を示す。受信装置3には、各受信装置
ごとに値が異なる固有の識別ID25が存在する。MP
EGシステムズの標準に従えば、送信装置1から、映像
信号41や音声信号42と多重して、限定受信制御に使
用するすることを主目的としてECM(Entitlement Co
ntrol Message)やEMM(Entitlement Management Me
ssage)などの制御信号43を受信装置に送ることが出
来る。EMMは受信装置の識別ID25を指定し、特定
の受信装置だけに送られる制御信号である。
ラメータの組11とその組番号12を記入しておくこと
により、図1に示すように受信装置3のEMM受信部2
4がこのEMMを受信して、記憶メモリ10の中にその
組を自動的に設定(プリセット)出来る。指定された組
番号12の領域がブランクの状態にだけ設定するのか
(設定のみ可能)、既に何らかのパラメータが書き込ま
れていても強制的に上書き設定するのか(設定と変更が
可能)もEMMの中で指定出来る。
のプリセットだけは最初に視聴者が手動で設定しておく
必要があるが、2組目以上のパラメータの組については
送信局装置からリモート制御で自動設定出来る。
使用する場合を説明したが、その他のECMなどを使用
する場合でも同様である。ECMを使用すると、そのチ
ャンネルを選局している全ての受信装置に選局パラメー
タを自動設定出来る。
使われるICカードを示す。郵政省の電気通信技術審議
会答申諮問第74号にあるように、デジタル衛星通信シ
ステムなどの受信装置においては、限定受信制御を主要
な目的として、ICカードなどのセキュリティモジュー
ルが受信装置に挿入されてペアで使用される。ICカー
ド50の中にはICカード固有の識別ID51が記入さ
れており、この値が受信装置3にコピーされて受信装置
固有の識別ID25となる。このICカード50の中
に、選局に必要となる選局パラメータの組11とその組
番号12を記入しておくことにより、図1に示すように
受信装置3のICカード結合部23にそのICカードが
挿入されると、ICカード結合部23が記憶メモリ10
の中にその組を自動的に設定(プリセット)する。IC
カードの中には、複数組のパラメータを記入しておくこ
とも可能である。また、指定された組番号の領域がブラ
ンクの状態にだけ設定するのか(設定のみ可能)、既に
何らかのパラメータが書き込まれていても強制的に上書
き設定するのか(設定と変更が可能)という設定方法も
いっしょに記入しておける。
による自動設定を並行して運用することも可能である。
ICカードに記入されているパラメータから自動的にプ
リセットする場合には、EMMを受信するためのチャン
ネルのプリセットも含めて自動設定出来るため、視聴者
が手動で設定しておく手間は一切不要となる。プリセッ
ト自体も完全に自動化されるため、視聴者は選局時にパ
ラメータの組番号だけを指定すればよく、従来に比べて
選局操作を非常に簡単に出来る。
てICカードを使用した構成例で説明したが、その他の
PCMCIA規格のカードなどでも同様である。
システムの例として衛星通信システムの場合を説明した
が、その他のCATVシステムなどでも同様である。ま
た通信システムだけでなく、放送システムにも適用可能
である。
通信システムならびにその受信装置において、選局の度
に多くのパラメータの組を入力する必要がなくなり、選
局操作が非常に簡単になるという顕著な効果が得られ
る。
選局方法を示す図である。
制御信号を送る様子を示した図である。
るICカードを示す図である。
す図である。
形態を示す図である。
形態を示す図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタル通信システムの送信装置であっ
て、受信装置を特定する個別IDと、視聴チャンネルを
選局するために必要となる選局パラメータの組とを含む
EMMを生成して送出することを特徴とする送信装置。 - 【請求項2】 デジタル通信システムの受信装置であっ
て、請求項1記載の送信装置から送出されてきた前記個
別IDと前記選局パラメータの組を含む前記EMMを受
信して、選局パラメータを書き換え可能なプリセットメ
モリに格納しておき、選局時に当該メモリに格納された
選局パラメータに基づいて信号を受信することを特徴と
する受信装置。 - 【請求項3】請求項1記載の送信装置と、請求項2記載
の受信装置とを備えたデジタル通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12715496A JP3328507B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 送信装置、受信装置及び通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12715496A JP3328507B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 送信装置、受信装置及び通信システム |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09312550A JPH09312550A (ja) | 1997-12-02 |
JP3328507B2 true JP3328507B2 (ja) | 2002-09-24 |
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JP12715496A Expired - Fee Related JP3328507B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | 送信装置、受信装置及び通信システム |
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- 1996-05-22 JP JP12715496A patent/JP3328507B2/ja not_active Expired - Fee Related
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