JP2552448B2 - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

テ−プカ−トリツジ

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JP2552448B2
JP2552448B2 JP61057295A JP5729586A JP2552448B2 JP 2552448 B2 JP2552448 B2 JP 2552448B2 JP 61057295 A JP61057295 A JP 61057295A JP 5729586 A JP5729586 A JP 5729586A JP 2552448 B2 JP2552448 B2 JP 2552448B2
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JP
Japan
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prevention valve
erasure prevention
wall
erroneous erasure
positioning
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光 水谷
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Hitachi Maxell Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,記録可能か否かを識別するためのスライ
ド式の誤消去防止弁を備えたテープカートリッジに関す
る。
〔従来の技術〕
第6図ないし第9図は従来例である8ミリビデオ用の
テープカートリッジを示してお,そこでは本体ケース1
の内部左右にテープ2が巻かれたリール3・3を回転自
在に内蔵してあり,テープ2は一方のリール3から繰り
出して本体ケース1の前面のテープローディング用ポケ
ット4を通したうえで,他方のリール3に巻き取られ
る。本体ケース1のテープローディング用ポケット4に
導出されたテープ2は,不使用時に,本体ケース1の前
面側に開閉自在に装着された前後蓋5・6でその前後面
がはさまれる形で被覆保護されるものとなっている。
そして,この本体ケース1の後側壁7にはラベル貼付
領域面8と,表示窓孔9とを左右に並べて設けている。
表示窓孔9の内部には本体ケース1の色彩(例えば,黒
色)とは異なる色彩(例えば,赤色)の施された後消去
防止弁10が左右方向にスライド自在に組み込まれる。
本体ケース1の表示窓孔9内の誤消去防止弁10より内
方に記録可能表示壁11が,誤消去防止弁10の下方のケー
ス底壁12にレコーダ側の記録可能検知部材が出入りする
検知孔13がそれぞれ設けられている。
誤消去防止弁10は,プラスチック成形品で,記録可能
表示切欠き14および再記録不能表示壁15を同一垂直面上
に左右に並べた形で形成する垂直壁と,垂直壁16の下端
に水平に連設した検知孔開閉壁17とを有する断面L形状
に形成し,垂直壁16の記録可能表示切欠き14と記録不能
表示壁15間にはつまり18aを有する操作片18を形成して
なる。
この誤消去防止弁10は,記録可能表示切欠き14が本体
ケース1側の表示窓孔9に合致して記録可能表示壁11を
表示窓孔9に露出すると同時に検知孔開口壁17で検知孔
18を閉じる記録可能位置Aと,記録不能表示壁15が記録
可能表示壁11を覆って表示窓孔9に露出すると同時に検
出孔開閉壁17が検知孔13上からその側方へ移り去って該
検知孔13を開ける再記録不能位置B(消去防止位置)と
にわたって,本体ケース1内を左右方向にスライド自在
としてある。その誤消去防止弁10のスライド操作は表示
窓孔9に臨む操作つまみ18aをつまんで行われる。
また,誤消去防止弁10と本体ケース1間には,誤消去
防止弁10を前記位置A・Bにそれぞれ停止保持するため
の節度手段が設けられる。その節度手段は,誤消去防止
弁10の垂直壁16の上部に上下方向に弾性変形自在に一体
に形成したアーム19の先端に位置決め凸部を上向きに突
設する一方,第9図に示すごとくアーム19の上方に対応
する本体ケース1のケース上壁21の内面に左右2個の位
置決め凹部22を設けてこのいずれかひとつの凹部22に前
記位置決め凸部20が係合することにより誤消去防止弁10
が位置A又は位置Bに停止保持されるようになってい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに,上記誤消去防止弁10の節度の目的は,外部
の振動,落下衝撃等の外力により誤消去防止弁10が不測
に位置ずれするのを防止することにある。したがって,
誤消去防止弁10側の位置決め凸部20と本体ケース1側の
位置決め凹部とは前記外力に耐えうる嵌合強さが要求さ
れるが,この嵌合強度を強くし過ぎると,操作つまみ18
aを以て誤消去防止弁10をスライド操作させる操作性が
重くなる。とくに,表示窓孔9の開口大きさが小さいた
め,操作片18をつまみにくくし,その操作が困難極まり
ない。逆に操作を軽くするために前記凹凸部22・20の嵌
合強度を弱くすれば,不測に位置ずれを起こしやいとい
う相反する関係にある。
この発明は,かかる事実に着目して,誤消去防止弁の
スライド操作性の向上と,所定位置への停止保持力の確
保とを両立できるテープカートリッジを提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は,上記の目的を達成するために,次のよう
な手段をとった。すなわち,この発明は第1図に示すよ
うに,本体ケース1の一部に開口した表示窓孔9内に,
誤消去防止弁10を記録可能表示位置Aと再記録不能表示
位置Bとにわたってスライド自在に組み込み,誤消去防
止弁10に表示窓孔9に臨む操作片18を設け,誤消去防止
弁10または本体ケース1の一方に位置決め凸部20を,他
方に誤消去防止弁10のスライド動作に伴い前記位置決め
凸部20と係脱する位置決め凹部22をそれぞれ設けてなる
テープカートリッジを前提する。もっとも,ビデオ用の
テープカートリッジのほかに,例えばディジタルオーデ
ィオ用テープカートリッジなどにも同様に適用できる。
そのうえで,この発明は,上記操作片18を誤消去防止
弁10の上部に片持ち状に連出形成することによりケース
内外方向に弾性変形可能に構成し,誤消去防止弁10側の
位置決め凸部20または位置決め凹部22は前記操作片18に
設け,位置決め凸部20の位置決め凹部22との係脱動作方
向と操作片18のケース内外方向の弾性変形方向とは同じ
にし,操作片18をケース内部方向に押圧して弾性変形さ
せることによりこの操作片18上の位置決め凸部20または
位置決め凹部22が本体ケース1側の位置決め凹部22また
は位置決め凸部20から外れる方向に変位するようにした
ものである。
〔作用〕
しかるときには,位置決め凸部20と位置決め凹部22と
の嵌合強度を強くしていても,誤消去防止弁10をスライ
ド操作するさいその操作片18をケース内部方向に押圧
し,その押圧による操作片18の弾性変形を利用して前記
位置決め凸部20と位置決め凹部22の嵌合規制が弱めら
れ,従い誤消去防止弁10のスライド操作が容易かつ円滑
に行えることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように,この発明のテープカートリッジ
によれば,誤消去防止弁10の操作片18および本体ケース
1のいずれか一方に設けられた位置決め凸部20を,他方
に設けられた位置決め凹部22から離脱する方向が操作片
18のケース内部方向への弾性変形方向と一致せしめてな
るものであるから,誤消去防止弁10のスライド操作は,
その操作片18をケース内部方向へ押圧して位置決め凸部
20と位置決め凹部22の嵌合規制を弱めることにより,容
易にスムーズに行える。また,操作片18を押圧しない常
態時においては位置決め凸部20と位置決め凹部22の嵌合
強度を高めることができるため,誤消去防止弁10は記録
可能表示位置A,または再記録不能表示位置Bへの停止保
持力を確実にし不測の位置ずれ防止を全うすることがで
きる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図に基づき本発明の一実施例を説明
する。
テープカートリッジの全体的構成については前述した
従来のものとほぼ同様であるので,それと同一符号を付
するをもってその説明を省略し,従来の誤消去防止弁10
およびその節度手段と相違する点についてのみ説明す
る。
本体ケース1の後側壁7に四角形の表示窓孔9が開口
される。
この本体ケース1の表示窓孔9内に組み込まれる誤消
去防止弁10はL形状のプラスチック成形品であって,本
体ケース1の後側壁7の内面に平行に対向する垂直壁16
と,検知孔13を有するケース底壁12の上面に重なる水平
な検知孔開閉壁17とを有する。その垂直壁16は表示窓孔
9内に臨んでケース内外方向に弾性変形可能な操作片18
と,再記録不能表示壁15とを上下にして同一垂直面上に
形成し,再記録不能表示壁15に並べて記録可能表示切欠
き14を形成している。
操作片18はこれをつまみ易くするためのつまみ18aを
一体に突設してなり,また操作片18はこれ単独でケース
内外方向に弾性変形しやすいように再記録不能表示壁15
との間にスリット23を入れてある。更に操作片18の垂直
壁16との連接部に溝24を入れて該連接部を薄肉にするこ
とにより操作片18が該薄肉連接部を支点にしてより弾性
変形しやすいようにしてある。
このようにケース内外方向に弾性変形可能とする操作
片18の後側壁7に対向する面側には位置決め凸部20が一
体に突設される一方,後側壁7の表示窓孔9の上方の内
面側には前記位置決め凸部20に対応する左右2個の位置
決め凹部22が左右方向に所定間隔をおいて並べて設けら
れる。この位置決め凹部22・22間の間隔は後述の記録可
能表示位置Aと再記録不能表示位置Bとの間隔と等しく
設定する。
而して,誤消去防止弁10の検知孔開閉壁17が検知孔13
を閉じるとともに記録可能表示切欠き14が表示窓孔9に
合致し,操作片18のつまみ18aが表示窓孔9の開口一側
縁9aに寄せられた状態としてこの位置を記録可能表示位
置Aに設定する。この記録可能表示位置Aでは位置決め
凸部20が位置決め凹部22に落ち込み係合して当該位置A
での停止保持をなす。
誤消去防止弁10をスライドさせて検知開閉壁17が検知
孔13を開放するととも再記録不能表示壁15が表示窓孔9
に合致してそれを塞ぎ,操作片18のつまみ18aが表示窓
孔9の前記開口側縁9aとは反対側の開口側縁9b側に寄せ
られる状態を再記録不能表位置Bに設定し,この位置で
は位置決め凸部20がもうひとつの位置決め凹部22に係合
することでもって停止保持される。
なお,表示窓孔9の開口側縁9aには外拡き状のテーパ
をつけて操作片18のつまみ18aをつまみ易くするが,そ
れと反対側の開口側縁9bはストレートにしてつまみ18a
をつまみにくくして誤消去防止弁10を,不用意に再記録
不能表示位置Bから記録可能表示位置Aに戻されること
のないようにしてある。また,本体ケース1のケース上
側内面から規制リブ25を下向きに突設して誤消去防止弁
10の浮き上がりを防止している。
いま,誤消去防止弁10を記録可能表示位置Aから再記
録不能表示位置Bにスライド移動させるとき,つまみ18
aをもって操作片18をケース内部方向に押圧して弾性変
形させれば,位置決め凸部20が位置決め凹部22から離脱
する方向に変位するため,そのまま誤消去防止弁10を再
記録不能表示位置Bの方向へ容易にかつ円滑にスライド
させることが可能である。そして,再記録不能表示位置
Bに移動すると,位置決め凸部20が弾性復元力でもうひ
とつの位置決め凹部22に係合し,当該位置Bでの停止保
持が行われる。
〔別実施例〕
上記実施例では位置決め凸部20の断面形状を半円形に
形成し,位置決め凹部22をU字形断面に形成するが,こ
れに代えて第4図に示すように位置決め凹凸部22・20を
角形断面に形成するもよい。
また,操作片18にはつまみ18aを突設するに代えて,
第5図に示すように爪掛け凹部18bを設けるようにして
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係るテープカートリッジ
の一実施例を示しており,第1図は第3図におけるI−
I線断面図,第2図は第3図におけるII−II線断面図,
第3図は要部の破断斜視図である。 第4図は本発明の別実施例を示す位置決め凹凸部の断面
図である。 第5図は本発明の更に別実施例を示す操作片の断面図で
ある。 第6図ないし第9図は従来例のテープカートリッジを示
しており,第6図はテープカートリッジ全体を一部切欠
き状態で示す平面図,第7図は誤消去防止弁および表示
窓部の斜視図,第8図はテープカートリッジを底側から
みた斜視図,第9図は第6図におけるIII−III線拡大断
面図である。 1……本体ケース, 2……テープ, 7……後側壁, 9……表示窓孔, 10……誤消去防止弁, 11……記録可能表示壁, 12……ケース底壁, 13……検出孔, 14……記録可能表示切欠き, 15……再記録不能表示壁, 16……垂直壁, 17……検知孔開閉壁, 18……操作片, 20……位置決め凸部, 21……ケース上壁, 22……位置決め凹部, 23……スリット, 24……溝。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1の側壁4に開口した表示窓孔
    9内に、誤消去防止弁10が記録可能表示位置Aと再記録
    不能表示位置Bとにわたってスライド自在に組み込まれ
    ており、 誤消去防止弁10は、前記側壁7の内面に対して平行に対
    向する垂直壁16と、垂直壁16の下端に連設されて本体ケ
    ース1の底壁12に設けた検知孔13を開閉する検知孔開閉
    壁17とを有するプラスチック成形品であり、 誤消去防止弁10には、これの上部にケース内外方向に弾
    性変形可能な操作片18を片持ち状に連出形成してあり、 操作片18の連出端側の一部(18a又は18b)が表示窓孔9
    に臨んでおり、 操作片18の連出端側と前記側壁7の内面とには、一方に
    位置決め凸部20を、他方に該凸部20が係脱する位置決め
    凹部22をそれぞれ設けてあり、 表示窓孔9に臨む操作片18の一部(18a又は18b)を押圧
    操作して該操作片18をケース内部方向に弾性変形させる
    ことにより、位置決め凸部20が位置決め凹部22から離脱
    するようにしてあることを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
JP61057295A 1986-03-14 1986-03-14 テ−プカ−トリツジ Expired - Lifetime JP2552448B2 (ja)

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